JP6281318B2 - ガラス板の製造方法及びガラス板の製造装置 - Google Patents
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Description
W:ガラス板の幅(m)
V:ガラス板の搬送速度(m/秒)
L:酸化硫黄ガス吹付機構15が設けられた領域の搬送方向Dに沿った長さ(m)
Vol:酸化硫黄ガス吹付機構15から単位時間当たりの放出された酸化硫黄ガスの体積(mL/秒)
である。
製造装置1と実質的に同様の構成を有する製造装置を用いて、以下の条件で厚みが1.8mmのガラス板を作製した。
ガラス板のガラス転移温度(Tg):660℃
酸化硫黄ガス吹付機構から放出するガス:チッ素ガスとSO2ガスとの混合ガス
酸化硫黄ガスの吹き付け期間:冷却工程において760℃〜710℃(ガラス板13のTg+100℃〜Tg+50℃)の温度領域の全域
酸化硫黄ガスの吹き付け量:122mL/m2
なお、ガラス板に対して吹き付けられる酸化硫黄ガスの単位面積あたりの吹き付け量は、上式Vol/(V×W)に基いて計算した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量を131mL/m2としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量を192mL/m2としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量を206mL/m2としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量を423mL/m2としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
以下の条件としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
ガラス板のガラス転移温度(Tg):640℃
酸化硫黄ガスの吹き付け量:22mL/m2
(比較例1)
以下の条件としたこと以外は、実施例1と同様にしてガラス板を作製した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量:392mL/m2
(比較例2)
酸化硫黄ガスの吹き付け量を431mL/m2としたこと以外は、比較例1と同様にしてガラス板を作製した。
酸化硫黄ガスの吹き付け量を610mL/m2としたこと以外は、比較例1と同様にしてガラス板を作製した。
実施例1〜6及び比較例1〜3のそれぞれにおいて作製したガラス板を、10質量%のシュウ酸水溶液に1分間浸漬した後に、ガラス板の表面にヤケ(曇り)が発生しているか否かを目視により確認した。結果を表1に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜3のそれぞれにおいて作製したガラス板の1000mm×1000mmの領域に存在する単位面積あたりの500μm以上の欠陥の数を、光学顕微鏡を用いてカウントした。結果を、表1に示す。
10 成形部
11 冷却室
12 溶融ガラス
13 ガラス板
15 酸化硫黄ガス吹付機構
Claims (9)
- アルカリ金属及びアルカリ土類金属のうちの少なくとも一方を含み、SiO2の含有量が60質量%以下であるガラス板を製造する方法であって、
溶融ガラスを板状に成形し、ガラス板を得る成形工程と、
前記ガラス板を冷却する冷却工程と、
を備え、
前記冷却工程において、(前記ガラス板のガラス転移温度+100℃)〜(前記ガラス板のガラス転移温度+50℃)の温度領域の全域にわたって、前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付ける、ガラス板の製造方法。 - アルカリ金属及びアルカリ土類金属のうちの少なくとも一方を含み、SiO 2 の含有量が55質量%以下であるガラス板を製造する方法であって、
溶融ガラスを板状に成形し、ガラス板を得る成形工程と、
前記ガラス板を冷却する冷却工程と、
を備え、
前記冷却工程において、前記ガラス板のガラス転移温度+50℃以上の温度領域の少なくとも一部で、前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付け、
前記冷却工程における酸化硫黄ガスの単位面積あたりに対する吹き付け量が100mL/m 2 以上である、ガラス板の製造方法。 - 前記冷却工程において、(前記ガラス板のガラス転移温度+100℃)〜(前記ガラス板のガラス転移温度+50℃)の温度領域の少なくとも一部で、前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付ける、請求項2に記載のガラス板の製造方法。
- 前記冷却工程において、(前記ガラス板のガラス転移温度+100℃)〜(前記ガラス板のガラス転移温度+50℃)の温度領域の全域にわたって、前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付ける、請求項3に記載のガラス板の製造方法。
- 前記冷却工程における酸化硫黄ガスの単位面積あたりに対する吹き付け量が200mL/m2以下である、請求項2〜4のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記酸化硫黄ガスが、SO2ガス及びSO3ガスの少なくとも一方である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
- 前記成形工程において、前記溶融ガラスをフロート法により板状に成形する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
- アルカリ金属及びアルカリ土類金属のうちの少なくとも一方を含み、SiO2の含有量が60質量%以下であるガラス板を製造するための装置であって、
溶融ガラスから成形されたガラス板を冷却する冷却室と、
前記冷却室に配されており、(前記ガラス板のガラス転移温度+100℃)〜(前記ガラス板のガラス転移温度+50℃)の温度領域の全域において、前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付ける酸化硫黄ガス吹付機構と、
を備える、ガラス板の製造装置。 - アルカリ金属及びアルカリ土類金属のうちの少なくとも一方を含み、SiO 2 の含有量が55質量%以下であるガラス板を製造するための装置であって、
溶融ガラスから成形されたガラス板を冷却する冷却室と、
前記冷却室に配されており、前記ガラス板のガラス転移温度+50℃以上の温度領域の少なくとも一部において、酸化硫黄ガスの単位面積あたりに対する吹き付け量が100mL/m 2 以上となるように前記ガラス板に酸化硫黄ガスを吹き付ける酸化硫黄ガス吹付機構と、
を備える、ガラス板の製造装置。
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