JP5387691B2 - 電圧駆動型素子を駆動する駆動装置 - Google Patents

電圧駆動型素子を駆動する駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、電圧駆動型素子を駆動する駆動装置に関する。
電圧駆動型素子は、駆動電圧を用いて特定機能を発揮することが可能な素子であり、様々な用途で広く用いられている。電圧駆動型素子の一例には、絶縁ゲートを備える電圧駆動型スイッチング素子が知れられている。電圧駆動型スイッチング素子は、絶縁ゲートに供給されるゲート電圧(駆動電圧の一例)に基づいて電流値を制御するものであり、例えば直流電圧を交流電圧に変換するインバータ装置に用いられている。電圧駆動型スイッチング素子の一例には、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を含むパワー半導体スイッチング素子が挙げられる。
このような電圧駆動型素子を駆動するために、電圧駆動型素子には駆動装置が接続されている。駆動装置は、電圧駆動型素子に供給する駆動電圧を制御するように構成されている。例えば、駆動装置は、電圧駆動型素子のオン・オフを指示する制御信号に基づいて駆動電圧を制御することができる。駆動装置はまた、電圧駆動型素子の駆動状態を示す信号、又は外部環境の状態を示す信号に基づいて駆動電圧を制御することができる。
このような駆動装置の駆動方式として、アクティブゲート駆動方式と称される技術が開発されている。アクティブゲート駆動方式は、サージ電圧とスイッチング損失の双方を改善するために、電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、駆動電圧に関連する駆動条件を切換えることを特徴としている。例えば、アクティブ駆動方式の一例では、電圧駆動型素子をオフからオンに遷移させるときに、遷移期間の前半段階ではゲート抵抗を高く設定して駆動電圧の上昇速度を遅くし、遷移期間の後半段階ではゲート抵抗を低く設定して駆動電圧の上昇速度を速くすることが行われる。あるいは、アクティブゲート駆動方式の他の一例では、電圧駆動型素子をオフからオンに遷移させるときに、遷移期間の前半段階では駆動電圧を低く設定し、遷移期間の後半段階では駆動電圧を高く設定することが行われる。このようなアクティブゲート駆動方式の一例が、特開2010−022190号公報、特開2001−314075号公報、特開平10−23743号公報に開示されている。
このようなアクティブゲート駆動方式では、駆動条件を切換えるタイミングを正確に把握することが重要である。駆動条件を切換えるタイミングを正確に把握するためには、正確な時間計測が必要である。通常、駆動装置に内蔵される回路で正確な時間計測を行うことは困難であることから、外部に設けられた時間生成回路を利用して時間の計測が行われる。
しかしながら、外部の時間生成回路を利用すると、何らかの理由で駆動装置と時間生成回路の電気的な接続に支障が生じることが予想される。例えば、駆動装置と時間生成回路を電気的に接続する端子がオープンになることが予想される。このような場合、駆動条件を切換えるタイミングを正確に把握することができなくなり、電圧駆動型素子を適切に駆動できないという事態が生じてしまう。本明細書で開示される技術は、このような事態に対策が施された駆動装置を提供することを目的としている。
本明細書で開示される駆動装置は、駆動装置と時間生成回路の間の電気的な接続に支障が生じて時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号を生成するように構成されている異常信号生成回路が設けられていることを特徴としている。これにより、異常信号が生成されたときには、電圧駆動型素子の保護動作を実行することが可能となる。
図1は、インバータ装置の構成の一例を示す。 図2は、本実施例の駆動装置の概要の一例を示す。 図3は、遷移期間における駆動電圧の変移の一例を示す。 図4は、本実施例の駆動装置の構成の一例を示す。 図5は、本実施例の信号生成回路の構成の一例を示す。 図6は、本実施例の信号生成回路のタイミングチャートの一例を示す。
本明細書で開示される駆動装置は、電圧駆動型素子を駆動するために用いられる。ここで、電圧駆動型素子は、駆動電圧を用いて特定機能を発揮することが可能な素子である。電圧駆動型素子は、絶縁ゲートを有する電圧駆動型スイッチング素子であってもよく、特にパワー半導体スイッチング素子であってもよい。パワー半導体スイッチング素子には、IGBT、MOSFET、サイリスタが含まれる。
本明細書で開示される駆動装置の切換え回路は、外部の時間生成回路に接続可能に構成されており、時間生成回路を利用して計測された計測時間に基づいて電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、電圧駆動型素子の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成さていてもよい。例えば、切換え回路は、切換え実行回路と切換え信号生成回路を有していてもよい。この場合、切換え実行回路は、電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、切換え信号生成回路からの切換え信号に応答して、電圧駆動型素子の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成されていてもよい。切換え信号生成回路は、外部の時間生成回路に接続可能に構成されており、時間生成回路を利用して計測された計測時間に基づいて、切換え信号を切換え実行回路に提供するように構成されていてもよい。
遷移期間は、電圧駆動型素子が非駆動状態(オフ状態)から駆動状態(オン状態)に遷移するターンオン期間でもよく、電圧駆動型素子が駆動状態(オン状態)から非駆動状態(オフ状態)に遷移するターンオフ期間でもよい。駆動電圧に関連する駆動条件としては、例えば、ゲート抵抗、ゲート容量、あるいは駆動電圧自体が含まれる。外部の時間生成回路には、例えば、抵抗素子、コンデンサ、水晶発振子、又はセラミック発振子が含まれる。ここで、切換え回路が駆動条件を切換える態様には、様々な態様が含まれる。切換え回路は、計測時間のみを要件として駆動条件を切換えてもよく、計測時間を1つの要件とする論理によって駆動条件を切換えてもよい。計測時間以外の他の要件としては、電圧駆動型素子の閾値電圧、周囲温度、素子の温度、電圧駆動型素子の端子間電圧(コレクタ・エミッタ間電圧又はドレイン・ソース間電圧)が含まれる。また、計測時間の開始時は、例えば、遷移期間が開始する時でもよく、電圧駆動型素子の駆動状態が所定状態になった時でもよく、又は外部環境の状態が所定状態になった時でもよい。
本明細書で開示される駆動装置の異常信号生成回路は、時間生成回路を利用した切換え回路における時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号を生成するように構成されていてもよい。このように生成された異常信号は、様々な目的で用いることができる。一例では、異常信号は、電圧駆動型素子の保護動作の目的で用いられる。あるいは、異常信号は、電圧駆動型素子に接続される他の素子の保護動作の目的で用いられる。具体的には、異常信号が生成されたことを条件として、電圧型駆動素子が強制的にオフさせられてもよい。
本明細書で開示される切換え回路は、時間生成回路を利用して遷移期間が開始してからの時間を計測し、その計測時間が第1予定時間に達したときに駆動条件を切換えるように構成されていてもよい。
本明細書で開示される切換え回路は、基準電流源とコンパレータとを有していてもよい。この場合、基準電流源は、時間生成回路に設けられているキャパシタに接続可能に構成されており、遷移期間が開始してからキャパシタに基準電流を供給可能に構成されているのが望ましい。コンパレータは、時間生成回路のキャパシタに接続可能に構成されており、キャパシタに接続する接続線の電圧が第1閾値電圧に達したときに、計測時間が第1予定時間に達したと判断するように構成されていてもよい。この態様によると、外部に設けられた高品質なキャパシタに電荷を蓄積させることで、蓄積した電荷量に応じて正確な時間の計測をすることができる。
本明細書で開示される基準電流源の基準電流の大きさは、時間生成回路に設けられている抵抗素子を利用して調整されていてもよい。この場合、異常信号生成回路は、基準電流源の基準電流の大きさが、上側閾値以上と下側閾値以下の少なくともいずれか一方となったときに、異常信号を生成するように構成されているのが望ましい。この態様によると、切換え回路の基準電流源と時間生成回路の抵抗素子の間の電気的な接続に支障が生じるような異常事態を検出することができる。
本明細書で開示される異常信号生成回路は、遷移期間が開始してからの時間を計測し、第1予定時間よりも早い第2予定時間において、切換え回路のコンパレータと時間生成回路のキャパシタの接続線の電圧が第2閾値電圧に達していたときに、異常信号を生成するように構成されていてもよい。ここで、第1閾値電圧と第2閾値電圧が同一の大きさであってもよい。この態様によると、切換え回路のコンパレータと時間生成回路のキャパシタの間の電気的な接続に支障が生じ、コンパレータとキャパシタの接続線の電圧が予定よりも早く上昇するような異常事態を検出することができる。
本明細書で開示される異常信号生成回路は、遷移期間が開始してからの時間を計測し、第1所定時間よりも遅い第3予定時間において駆動条件が切換わっていないときに、異常信号を生成するように構成されていてもよい。この態様によると、切換え回路のコンパレータと時間生成回路のキャパシタの間の電気的な接続に支障が生じ、コンパレータとキャパシタの接続線の電圧が予定よりも遅く上昇する(又は、接続線の電圧が上昇しない)ような異常事態を検出することができる。
本明細書で開示される駆動装置は、第1接続端子と第2接続端子とスイッチング素子と制御回路とを備えていてもよい。第1接続端子は、電圧駆動型素子のゲート抵抗に接続可能に構成されている。第2接続端子は、駆動電源に接続可能に構成されている。スイッチング素子は、第1入出力電極が第1接続端子に接続されており、第2入出力電極が第2接続端子に接続されている。スイッチング素子の一例には、絶縁ゲートを有する電圧駆動型スイッチング素子が含まれる。制御回路は、スイッチング素子の制御電極に接続されており、スイッチング素子の制御電極に入力する電圧を制御する。制御回路は、誤差増幅器と参照電源を有していてもよい。誤差増幅器は、一方の入力端子が参照電源に接続されており、他方の入力端子が第1接続端子に接続されており、出力端子がスイッチング素子の制御電極に接続されている。誤差増幅器は、2つの入力端子間の誤差を増幅して出力するように構成されているのが望ましい。誤差増幅器には、一例としてオペアンプが含まれる。また、誤差増幅器には、他の一例としてA/Dコンバータとデジタル信号処理回路とD/Aコンバータで構成される回路が含まれる。
本願明細書で開示される駆動装置では、制御回路がスイッチをさらに有しているのが望ましい。スイッチは、一端が第2接続端子に接続されており、他端がスイッチング素子の制御電極に接続されている。この駆動装置では、スイッチが閉じると、スイッチング素子の第2入出力電極と制御電極が短絡するので、スイッチング素子がオフとなる。このため、スイッチが閉じたときは、電圧駆動型素子への駆動電圧の供給が停止する。一方、スイッチが開くと、スイッチング素子がオンとなり、電圧駆動型素子への駆動電圧の供給が行われる。この駆動装置では、制御回路のオン/オフを切換えるためのスイッチが、第2接続端子とスイッチング素子の制御端子の間に配置されており、フィードバック経路に設けられていないことを特徴としている。一般的に、スイッチは、その抵抗成分にばらつきがあることから、そのようなスイッチがフィードバック経路に設けられていると、駆動装置毎のフィードバック特性もばらつく可能性がある。本願明細書で開示される駆動装置では、制御回路のオン/オフを切換えるためのスイッチがフィードバック経路に設けられていないことから、電圧駆動型素子に供給される駆動電圧を高精度にフィードバック制御することが可能になる。
本願明細書で開示される駆動装置では、スイッチが電圧駆動型素子のターンオンに同期して開いてもよい。ここでいう「同期する」とは、典型的には、電圧駆動型素子又は駆動装置に求められる制御精度の範囲内で時間が完全に一致する場合を含む。また、共通の信号に基づいて動作する場合も、ここでいう「同期する」に含まれる。例えば、スイッチの開閉を指示する信号と電圧駆動型素子のターンオンを指示する信号が共通の場合は、ここでいう「同期する」に含まれており、信号が共通する限りにおいて、スイッチが開閉するタイミングと電圧駆動型素子がターンオンするタイミングが不一致であってもここでいう「同期する」に含まれる。電圧駆動型素子のサージ電圧及びスイッチング損失は、電圧駆動型素子のスイッチング速度に強く影響する。このため、電圧駆動型素子のサージ電圧及びスイッチング損失を改善するためには、電圧駆動型素子がターンオンするタイミングにおいて、高精度な駆動電圧を供給することが重要である。スイッチが電圧駆動型素子のターンオンに同期して開くことにより、駆動装置は、電圧駆動型素子のターンオンに同期して高精度な駆動電圧を供給することができる。この結果、電圧駆動型素子のサージ電圧及びスイッチング損失を改善することが可能となる。
以下、図面を参照して各実施例を説明する。なお、各実施例で共通する構成要素に関しては共通の符号を付し、その説明を省略する。
図1に、車両に搭載されるインバータ装置100の概要を示す。インバータ装置100は、直流電源11と、平滑コンデンサ12と、インバータ部13を備えている。インバータ部13は、6つの電圧駆動型素子2a〜2fと、各電圧駆動型素子2a〜2fを駆動する6つの駆動装置1a〜1fを備えている。電圧駆動型素子2a〜2fには、IGBTが用いられている。6つの電圧駆動型素子2a〜2fは、三相ブリッジ接続を構成している。電圧駆動型素子2a〜2fのそれぞれには、還流用のダイオードが逆並列に接続されている。インバータ部13は、直流電源11から平滑コンデンサ12を介して供給される直流電圧をスイッチングすることにより、その直流電圧を交流電圧に変換して交流モータ14に供給する。6つの駆動装置1a〜1fはいずれも等価な回路構成を有しているので、以下では、6つの駆動装置1a〜1fを特に区別せずに説明する。
まず、図2を参照して、電圧駆動型素子2を駆動する駆動装置1の概要を説明する。駆動装置1は、ゲート抵抗Rgと駆動IC3を備えている。駆動IC3は、1チップで構成されており、制御回路4と駆動信号生成回路6と切換え実行回路5と切換え信号生成回路7と異常信号生成回路8とを有している。切換え実行回路5と切換え信号生成回路7を合わせて切換え回路ともいう。駆動IC3の切換え信号生成回路7は、外部に設けられている時間生成回路9に接続可能に構成されている。
制御回路4は、駆動信号生成回路6から供給される駆動信号S1に応答して、電圧駆動型素子2のゲート抵抗Rgに印加される駆動電圧を制御し、電圧駆動型素子2の駆動状態(オン状態)と非駆動状態(オフ状態)を切換えるように構成されている。駆動信号生成回路6は、図示しない電子制御ユニット(ECU)から供給される制御信号に基づいて、制御回路4に駆動信号S1を提供する。
切換え実行回路5は、電圧駆動型素子2の駆動状態(オン状態)と非駆動状態(オフ状態)の間を遷移させるときの遷移期間において、切換え信号生成回路7から供給される切換え信号S2に応答して、電圧駆動型素子2の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成されている。本実施例の切換え実行回路5は、電圧駆動型素子2をターンオンさせるときの遷移期間において、電圧駆動型素子2のゲート抵抗Rgに供給される駆動電圧の大きさを切換えるように構成されている。図3に、このような場合の駆動電圧の変移の一例を例示する。タイミングT1からT3までがターンオンさせるときの遷移期間である。タイミングT1からT2までの前半段階では、駆動電圧が相対的に低いVaになるように設定されている。タイミングT2からT3までの後半段階では、駆動電圧が相対的に高いVbになるように設定されている。このように、切換え実行回路5は、タイミングT2において電圧駆動型素子2の駆動電圧の大きさを切換えるように構成されている。
図2に示されるように、切換え信号生成回路7は、駆動IC3の外部に設けられている時間生成回路9に接続可能に構成されている。切換え信号生成回路7は、遷移期間が開始してからの時間を計測し、その計測時間が予定時間(図3の例では、時間T2)に達したときに切換え信号S2を切換え実行回路5に提供するように構成されている。
異常信号生成回路8は、切換え信号生成回路7と時間生成回路9の間の電気的な接続に支障が生じて切換え信号生成回路7における時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号S3を生成するように構成されている。一例では、異常信号S3は、駆動信号生成回路6に入力するように構成されている。駆動信号生成回路6は、異常信号S3が入力すると、駆動信号S1の生成を停止して、電圧駆動型素子2の駆動を停止することで、電圧駆動型素子2を保護するように働く。
次に、図4を参照して、駆動装置1の構成の詳細を説明する。なお、図4には、電圧駆動型素子2をターンオンさせる遷移期間においてのみ駆動電圧の大きさを切換える構成が例示されているが、必要に応じて、電圧駆動型素子2をターンオフさせる遷移期間においても、駆動電圧の大きさを切換えるように構成されていてもよい。
図4に示されるように、駆動装置1は、一対のゲート抵抗Rg1,Rg2と駆動IC3を備えている。第1ゲート抵抗Rg1は、固定抵抗素子であり、電圧駆動型素子2のゲート電流の充電速度を決定している。第2ゲート抵抗Rg2は、固定抵抗素子であり、電圧駆動型素子2のゲート電流の放電速度を決定している。
駆動IC3は、トランス型の駆動電源Vccと接地電源GNDの間に接続されており、一対のゲート抵抗Rg1,Rg2に駆動電圧を供給するように構成されている。駆動IC3は、一対のトランジスタM1,M2と、第1トランジスタM1を制御する第1制御回路4Aと、第2トランジスタM2を制御する第2制御回路4Bと、第1制御回路4Aに接続されている切換え実行回路5と、第1制御回路4Aと第2制御回路4Bに駆動信号S1a,S1bを提供する駆動信号生成回路6と、切換え実行回路5に切換え信号S2を提供する切換え信号生成回路7と、駆動信号生成回路6に異常信号S3a,S3bを提供する異常信号生成回路8と、複数の端子T1〜T6を備えている。T1は電源端子であり、駆動電源Vccに接続可能に構成されている。T2は第1出力端子であり、第1ゲート抵抗Rg1に接続可能に構成されている。T3は第2出力端子であり、第2ゲート抵抗Rg2に接続可能に構成されている。T4は接地端子であり、接地電源GNDに接続可能に構成されている。T5はカウント端子であり、時間生成回路9のキャパシタC1に接続可能に構成されている。T6は外部抵抗端子であり、時間生成回路9の外部抵抗素子R3に接続可能に構成されている。
第1トランジスタM1は、p型のMOSFETであり、電源端子T1と第1出力端子T2の間に接続されている。より詳細には、第1トランジスタM1では、ソース電極が電源端子T1に接続されており、ドレイン電極が第1出力端子T2に接続されている。電圧駆動型素子2がターンオンするとき、第1トランジスタM1がターンオンすることによって、第1トランジスタM1を介して駆動電源Vccから正の駆動電圧が電圧駆動型素子2の第1ゲート抵抗Rg1に供給される。
第2トランジスタM2は、n型のMOSFETであり、第2出力端子T3と接地端子T4の間に接続されている。より詳細には、第2トランジスタM2では、ドレイン電極が第2出力端子T3に接続されており、ソース電極が接地端子T4に接続されている。電圧駆動型素子2がターンオフするとき、第2トランジスタM2がターンオンすることによって、第2トランジスタM2を介して電圧駆動型素子2の第2ゲート抵抗Rg2に接地電圧が供給される。
第1制御回路4Aは、オペアンプOP1と参照電源EREFとスイッチSW1を有している。なお、第2制御回路4Bの詳細な説明は省略するが、上記したように、必要に応じて、第1制御回路4と同様な構成を用いてもよい。
オペアンプOP1は、非反転入力端子が参照電源EREFに接続されており、反転入力端子が切換え実行回路5を介して第1出力端子T2に接続されており、出力端子が第1トランジスタM1の制御電極に接続されている。スイッチSW1は、一端が電源端子T1に接続されており、他端が第1トランジスタM1の制御電極に接続されている。
切換え実行回路5は、分圧調整用抵抗R2a,R2b,R2cとスイッチSW2を有している。分圧調整用抵抗R2a,R2b,R2cはいずれも、固定抵抗素子であり、第2分圧調整用抵抗R2bと第3分圧調整用抵抗R2cが異なる固定抵抗値を有している。スイッチSW2は、第1分圧調整用抵抗R2aと第2分圧調整用抵抗R2bが接続される状態と第1分圧調整用抵抗R2aと第3分圧調整用抵抗R2cが接続される状態とを切換える。分圧調整用抵抗R2a,R2b,R2cの共通接続点P1がオペアンプOP1の反転入力端子に接続されている。切換え実行回路5では、スイッチSW2を切換えることで分圧比を切換えることができる。これにより、後述するように、第1出力端子T2の目標電圧を切換えることができる。
駆動信号生成回路6は、図示しない電子制御ユニット(ECU)から供給される制御信号に基づいて、第1制御回路4Aに第1駆動信号S1aを出力するとともに、第2制御回路4Bに第2駆動信号S1bを出力する。駆動信号生成回路6は、保護回路6aを有している。保護回路6aは、異常信号生成回路8からの異常信号S3a,S3bを入力しており、その異常信号S3a,S3bに応答して、駆動信号S1a,S1bの生成を停止するように構成されている。
切換え信号生成回路7は、基準電流生成部7aとタイミング発生部7bを有している。基準電流生成部7aは、タイミング発生部7bと時間生成回路9の外部抵抗素子R3に接続可能に構成されており、外部抵抗素子R3の抵抗値によって調整される基準電流をタイミング発生部7bに提供する。タイミング発生部7bは、時間生成回路9のキャパシタC1に接続可能に構成されており、基準電流生成部7aからの基準電流をキャパシタC1に供給する。タイミング発生部7bは、キャパシタC1に蓄積した電荷に応じた電圧に基づいて、切換え信号S2を生成するように構成されている。すなわち、タイミング発生部7bは、キャパシタC1の電荷量の増加が時間の経過に対応することから、キャパシタC1の電荷量に基づいて時間を計測しており、予定時間が経過したときに切換え信号S2を生成する。
異常信号生成回路8は、基準電流監視部8aと時間監視部8bを有している。基準電流監視部8aは、基準電流生成部7aで生成される基準電流を監視しており、基準電流の大きさが予定よりも大きいときに異常信号S3aを駆動信号生成回路6の保護回路6aに供給する。時間監視部8bは、切換え信号生成回路7での時間計測が正確に実行されているか否かを監視しており、時間計測が正確に実行されていないときに異常信号S3bを駆動信号生成回路6の保護回路6aに供給する。
次に、電圧駆動型素子2がターンオンするときの動作の概要を説明する。駆動信号生成回路6から第1駆動信号S1aが入力してスイッチSW1が開くと、第1トランジスタM1がオンとなる。このとき、第2制御回路4Bでは、駆動信号生成回路6から出力される第2駆動信号S1bに基づいて第2トランジスタM2はオフとなっている。第1トランジスタM1がオンすると、駆動電源Vccから第1トランジスタM1を介して第1ゲート抵抗Rg1に正の電圧が供給される。オペアンプOP1の反転入力端子には、切換え実行回路5で分圧された第1出力端子T2の電圧(すなわち、切換え実行回路5で分圧された第1ゲート抵抗Rg1に供給される駆動電圧)が入力しており、非反転入力端子には参照電源EREFの参照電圧が入力している。このため、第1制御回路4Aは、切換え実行回路5で分圧された第1出力端子T2の電圧を参照電圧と比較し、その比較結果に基づいて第1トランジスタM1に入力するゲート電圧を制御する。この結果、第1出力端子T2の電圧は、参照電源EREFの参照電圧に対して分圧比に応じた一定値に制御される。
切換え信号生成回路7は、電圧駆動型素子2がターンオンを開始(図3のタイミングT1参照)してからの時間を計測しており、その計測時間が予定時間(図3のタイミングT2)に達したときに切換え信号S2を切換え実行回路5に提供する。切換え実行回路5は、切換え信号S2に応答して、スイッチSW2を切換える。切換え実行回路5では、高抵抗な第2分圧調整用抵抗R2bから低抵抗な第3分圧調整用抵抗R2cに切換えることで、分圧比が切換わる。この結果、オペアンプOP1の反転入力端子に入力する電圧が低下することから、第1出力端子T2の電圧は、低い目標電圧から高い目標電圧に切換わる(図3の駆動電圧Va,Vb参照)。
本実施例の駆動装置1では、ターンオンの遷移期間の前半段階で低い駆動電圧を用いることでサージ電圧を抑制するとともに、ターンオンの遷移期間の後半段階で高い駆動電圧を用いることでスイッチング損失を低減している。このように、本実施例では、ターンオンの遷移期間中に駆動電圧の大きさを切換えることで、サージ電圧とスイッチング損失の双方を改善することができる。
ここで、サージ電圧とスイッチング損失の双方を良好に改善するためには、ターンオンの遷移期間中に駆動電圧の大きさを切換えるタイミングを正確に把握する必要がある。例えば、切換えタイミングが早いと、遷移期間の早い段階において高い駆動電圧で電圧駆動型素子2を駆動することになり、サージ電圧が増大する。このような状態が続くと、電圧駆動型素子2の耐久性が低下する可能性がある。本実施例の駆動装置1では、外部に設けられている時間生成回路9の外部抵抗素子R3及びキャパシタC1を利用して時間計測をしており、極めて正確な時間計測が実現されている。
さらに、本実施例の駆動装置1では、駆動IC3と外部に設けられている時間生成回路9の間の電気的な接続に支障が生じて切換えタイミングの精度が落ちたときに、異常信号を生成することで電圧駆動型素子2を保護するように構成されている。以下、そのことを詳細する。
図5に、切換え信号生成回路7と異常信号生成回路8の詳細な構成の一例を示す。なお、図5に示される構成要素のいくつかは、切換え信号S2を生成するために用いられるとともに、異常信号S3bを生成するためにも用いられる。このため、これらの構成要素のいくつかは、切換え信号生成回路7と異常信号生成回路8の双方に属している。以下では、切換え信号生成回路7と異常信号生成回路8を特に区別せずに、信号生成回路7,8として説明する。
信号生成回路7,8は、基準電流源RC1とコンパレータCom1とトランジスタTr1とパルス発生器PG1とD型フリップフロップFF1とRS型フリップフロップFF2を有している。基準電流源RC1の基準電流値は、外部に設けられている外部抵抗素子R3によって調整されている。基準電流源RC1には、図示しない電流検出回路が接続されている。例えば、外部抵抗端子T6がショートすると、基準電流源RC1が生成する基準電流が大きくなる。電流検出回路は、基準電流を上側閾値と比較しており、基準電流がその上側閾値以上になると、外部抵抗端子T6がショートしたと判断し、異常信号S3aを生成する。
基準電流源RC1の一端は、キャパシタC1と、コンパレータCom1の反転入力端子と、トランジスタTr1のドレインに接続されている。コンパレータCom1の非反転入力端子には、切換え予定時間に対応した閾値電圧VrampHiが入力している。
第1駆動信号S1aは、パルス発生器PG1とD型フリップフロップFF1のクリア端子に入力している。パルス発生器PG1は、第1駆動信号S1aが立ち下がった後に、一定期間の間、出力V1をハイにする。一例では、パルス発生器PG1は、第1駆動信号S1aが立ち下がった後に、400ナノ秒の間、出力V1をハイにする。パルス発生器PG1の出力V1は、D型フリップフロップFF1のクロック端子に反転した後に入力するとともに、RS型フリップフロップFF2のR端子にも入力する。コンパレータCom1の出力V2は、D型フリップフロップFF1のD端子とRS型フリップフロップFF2のS端子に入力している。RS型フリップフロップFF2の出力は、トランジスタTr1の制御電極に入力している。
次に、図6を参照して、電圧駆動型素子2がターンオンする遷移期間の動作を説明する。まず、正常時の動作を説明する。図6に示されるように、タイミングt1において、第1駆動信号S1aがハイからローになる。第1駆動信号S1aはローアクティブである。第1駆動信号S1aがハイからローになると、パルス発生器PG1は、一定期間(400ナノ秒)の間、出力V1をハイにする。
第1駆動信号S1aがタイミングt1でローになると、基準電流源RC1からキャパシタC1に基準電流が流れ始め、キャパシタC1に電荷が蓄積する。キャパシタC1に電荷が蓄積するのに応じて、カウント端子T5の電圧が上昇する(正常時を実線で示す)。カウント端子T5の電圧が閾値電圧VrampHiに達すると、コンパレータCom1の出力V2がローからハイになる。このとき、RS型フリップフロップFF2のR端子に入力するパルス発生器PG1の出力V1は、一定期間(400ナノ秒)が十分に経過していることからローになっている。このため、コンパレータCom1の出力V2がローからハイになるのと同時に、RS型フリップフロップFF2の出力がハイになり、切換え信号S2が出力される。なお、切換え信号S2が出力されるのと同時に、トランジスタTr1がオンとなり、キャパシタC1に蓄積した電荷が放電される。このように、正常時には、基準電流源RC1からキャパシタC1に供給される電荷の供給速度が正確であり、また、キャパシタC1の電荷量に応じた電圧の上昇速度も正確であることから、予め設定された予定時間t5を正確に計測することが可能である。
次に、異常時の動作を説明する。以下では、カウント端子T5がオープンとなる異常、又は外部抵抗端子T6がショートとなる異常の例を説明する。図6に示されるように、タイミングt1において、第1駆動信号S1aがハイからローになると、パルス発生器PG1は、一定期間(400ナノ秒)の間、出力V1をハイにする。カウント端子T5がオープン又は外部抵抗端子T6がショートになる異常時では、カウント端子T5の電圧が急激に増加する(異常時を破線で示す)。このため、カウント端子T5の電圧は、タイミングt2において閾値電圧VrampHiに達し、コンパレータCom1の出力V2がローからハイになる。一定期間(400ナノ秒)が経過してパルス発生器PG1の出力V1がタイミングt3においてハイからローになるときに、コンパレータCom1の出力V2は既にハイである。このため、D型フリップフリップフロップFF1の出力は、タイミングt3においてハイになり、異常信号S3bが出力される。このように、カウント端子T5がオープンとなる異常時又は外部抵抗端子T6がショートになる異常時には、異常信号S3bが出力され、電圧駆動型素子2の保護動作が実行される。
また、カウント端子T5がショートとなる異常、又は外部抵抗端子T6がオープンとなる異常の場合、カウント端子T5の電圧がほとんど増加しない。このような異常時は、コンパレータCom1の出力がローを維持し、切換え信号S2もローを維持する。例えば、図6に示されるように、予定の切換えタイミングt5よりも遅いタイミングt6において、切換え信号S2がローのときは、カウント端子T5がショートとなる異常、又は外部抵抗端子T6がオープンとなる異常と判断してもよい。このような場合も異常信号が出力され、電圧駆動型素子2の保護動作を実行してもよい。なお、キャパシタC1のリセットを第1駆動信号S1aの立ち上がりに同期させると、カウント端子T5の電圧は、正常時は閾値電圧VrampHiよりも高く、異常時は閾値電圧VrampHiよりも低くなるので、この相違を利用してカウント端子T5がショートとなる異常、又は外部抵抗端子T6がオープンとなる異常を判断してもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (3)

  1. 電圧駆動型素子を駆動する駆動装置であって、
    切換え回路と異常信号生成回路と、を備えており、
    前記切換え回路は、外部の時間生成回路に接続可能に構成されており、前記時間生成回路を利用して計測された計測時間に基づいて、前記電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、前記電圧駆動型素子の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記異常信号生成回路は、前記時間生成回路を利用した前記切換え回路における時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号を生成するように構成されており、
    前記切換え回路は、前記時間生成回路を利用して前記遷移期間が開始してからの時間を計測し、その計測時間が第1予定時間に達したときに前記駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記切換え回路は、基準電流源とコンパレータと、を有しており、
    前記基準電流源は、前記時間生成回路に設けられているキャパシタに接続可能に構成されており、前記遷移期間が開始してから前記キャパシタに基準電流を供給するように構成されており、
    前記コンパレータは、前記時間生成回路の前記キャパシタに接続可能に構成されており、前記キャパシタに接続する接続線の電圧が第1閾値電圧に達したときに、前記計測時間が前記第1予定時間に達したと判断するように構成されており、
    前記基準電流源の前記基準電流の大きさは、前記時間生成回路に設けられている抵抗素子を利用して調整されており、
    前記異常信号生成回路は、前記基準電流源の前記基準電流の大きさが、上側閾値以上と下側閾値電圧以下の少なくともいずれか一方となったときに、前記異常信号を生成するように構成されており、
    前記駆動電圧に関連する駆動条件が、ゲート抵抗、ゲート容量及び駆動電圧自体の少なくとも1つを含む駆動装置。
  2. 電圧駆動型素子を駆動する駆動装置であって、
    切換え回路と異常信号生成回路と、を備えており、
    前記切換え回路は、外部の時間生成回路に接続可能に構成されており、前記時間生成回路を利用して計測された計測時間に基づいて、前記電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、前記電圧駆動型素子の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記異常信号生成回路は、前記時間生成回路を利用した前記切換え回路における時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号を生成するように構成されており、
    前記切換え回路は、前記時間生成回路を利用して前記遷移期間が開始してからの時間を計測し、その計測時間が第1予定時間に達したときに前記駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記切換え回路は、基準電流源とコンパレータと、を有しており、
    前記基準電流源は、前記時間生成回路に設けられているキャパシタに接続可能に構成されており、前記遷移期間が開始してから前記キャパシタに基準電流を供給するように構成されており、
    前記コンパレータは、前記時間生成回路の前記キャパシタに接続可能に構成されており、前記キャパシタに接続する接続線の電圧が第1閾値電圧に達したときに、前記計測時間が前記第1予定時間に達したと判断するように構成されており、
    前記異常信号生成回路は、前記遷移期間が開始してからの時間を計測し、前記第1予定時間よりも早い第2予定時間において、前記切換え回路の前記コンパレータと前記時間生成回路の前記キャパシタを接続する前記接続線の電圧が前記第1閾値電圧に達していたときに、前記異常信号を生成するように構成されており、
    前記駆動電圧に関連する駆動条件が、ゲート抵抗、ゲート容量及び駆動電圧自体の少なくとも1つを含む駆動装置。
  3. 電圧駆動型素子を駆動する駆動装置であって、
    切換え回路と異常信号生成回路と、を備えており、
    前記切換え回路は、外部の時間生成回路に接続可能に構成されており、前記時間生成回路を利用して計測された計測時間に基づいて、前記電圧駆動型素子の駆動状態と非駆動状態の間を遷移させるときの遷移期間において、前記電圧駆動型素子の駆動電圧に関連する駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記異常信号生成回路は、前記時間生成回路を利用した前記切換え回路における時間の計測が正確に実行できないときに、異常信号を生成するように構成されており、
    前記切換え回路は、前記時間生成回路を利用して前記遷移期間が開始してからの時間を計測し、その計測時間が第1予定時間に達したときに前記駆動条件を切換えるように構成されており、
    前記切換え回路は、基準電流源とコンパレータと、を有しており、
    前記基準電流源は、前記時間生成回路に設けられているキャパシタに接続可能に構成されており、前記遷移期間が開始してから前記キャパシタに基準電流を供給するように構成されており、
    前記コンパレータは、前記時間生成回路の前記キャパシタに接続可能に構成されており、前記キャパシタに接続する接続線の電圧が第1閾値電圧に達したときに、前記計測時間が前記第1予定時間に達したと判断するように構成されており、
    前記異常信号生成回路は、前記遷移期間が開始してからの時間を計測し、前記第1所定時間よりも遅い第3予定時間において前記駆動条件が切換っていないときに、前記異常信号を生成するように構成されており、
    前記駆動電圧に関連する駆動条件が、ゲート抵抗、ゲート容量及び駆動電圧自体の少なくとも1つを含む駆動装置。
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