JP5386785B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、厚いソースフィールドプレート(FP:Field Plate)電極による応力緩和機構に特徴を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
窒化物系化合物半導体を用いた半導体素子は高周波・高耐圧特性を有することから、近年注目されている。しかし、窒化物系化合物半導体を用いた半導体素子は高電圧動作時のドレイン電流の低下(いわゆる電流コラプス現象)やゲート漏れ電流の問題から、スイッチング素子などのパワーデバイスとしては実用化されていない。
その解決法の1つとして、ゲート電極の主部分(以下、ゲート電極)から延伸したフィールドプレート(FP)電極部分(以下、FP電極)をドレイン電極とゲート電極との間に設けた、窒化物系化合物半導体からなる半導体素子が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1では、ゲート電極を跨ぐように、ゲート電極と絶縁膜を介して、ソース電極と電気的に接続したソースFP電極をドレイン電極側まで延伸させたソースFP構造を備えている。しかし、ソースFP電極構造だけでは、ゲート電極端近傍に生じる電界集中を十分に緩和できず、高耐圧が得られない場合がある。その問題を解決する手法として、特許文献1によれば、ソースFP電極の下にドレイン電極・ゲート電極間のドレイン電極側に延伸するゲートFP構造を設ける構造を開示している。
特開2005−93864号公報(第8頁、第2図)
半導体装置に良好な耐湿性を持たせるため、保護膜としてシリコン酸化膜よりもシリコン窒化膜が利用されている。さらに、シリコン窒化膜の上にポリイミド樹脂からなる膜などからなり、半導体装置の表面を保護するパッシベーション膜も更に形成されている。このように形成すると、耐湿性が高く外部絶縁性も高い半導体装置が得られる。
しかし、シリコン窒化膜やポリイミド樹脂は形成時に引っ張り応力が生じるため、引っ張り応力の影響でショットキー障壁の高さが低下して、ゲート漏れ電流が増加してしまうという問題がある。
本発明の目的は、コプラス時オン抵抗を低減化し、かつゲート漏れ電流を低減化した半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の請求項1に記載の半導体装置は、電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触する第1の電極と、前記第1の電極上に形成され、電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜と、前記第1の電極から離間した前記窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触する第2の電極の第1の部分と、前記第1の電極と前記第1の絶縁膜を介して形成され、前記第2の電極の第1の部分と電気的に接続し、平面的に見て、前記第1の電極の上を跨ぐように延伸している第2の電極の第2の部分と、前記第2の電極の第2の部分の上に形成され、電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜とを有する半導体装置であって、前記第2の電極の第2の部分の厚みは、第2の絶縁膜による引っ張り応力を緩和するために第2の電極の第1の部分の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置において、前記第2の電極の第2の部分の厚みは第2の絶縁膜の厚みの5倍以上であることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の半導体装置は、電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触もしくは絶縁膜を介してMIS構造を備えるゲート電極と、前記ゲート電極上に形成され、電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜と、前記ゲート電極から離間した前記窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触するソース電極の第1の部分と、前記ゲート電極と前記第1の絶縁膜を介して形成され、前記ソース電極の第1の部分と電気的に接続し、平面的に見て、前記ゲート電極の上を跨ぐように延伸している前記ソース電極の第2の部分と、前記ソース電極の第2の部分の上に形成され、電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜とを有する半導体装置であって、前記ソース電極の第2の部分の厚みは、第2の絶縁膜による引っ張り応力を緩和するために前記ソース電極の第1の部分の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の半導体装置は、請求項3に記載の半導体装置において、前記ソース電極の第2の部分の厚みは第2の絶縁膜の厚みの5倍以上であることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の半導体装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置において、前記第1の絶縁膜はシリコン酸化膜で形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の半導体装置は、請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置において、前記第2の絶縁膜はシリコン窒化膜またはポリイミド樹脂膜のいずれかまたは両方が積層されて形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の半導体装置は、請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、前記窒化物系化合物半導体層はヘテロ接合を有し、ヘテロ接合面の近傍に2次元キャリアガス層が生じていることを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の半導体装置は、請求項3乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、前記ゲート電極は、前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触もしくは絶縁膜を介してMIS構造を備える前記ゲート電極の第1の部分と、前記窒化物系化合物半導体層上に第3の絶縁膜を介して設けられた前記ゲート電極の第2の部分とを有し、平面的に見て、前記第2の電極の第2の部分は前記第1の電極の第1の部分および第2の部分を跨るように形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の半導体装置の製造方法は、電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層の上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触する第2の電極の第1の部分を形成する工程と、窒化物系化合物半導体層の上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触する第1の電極を形成する工程と、第1の電極上に、電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の電極の第1の部分と電気的に接続し、上面側から見て前記第1の電極の上を跨ぐように前記第1の電極と前記第1の絶縁膜を介して配置され、前記第2の電極の第1の部分よりも厚く形成される前記第2の電極の第2の部分を形成する工程と、第2の電極の第2の部分上に、電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜を形成する工程とを有し、前記第2の絶縁膜による引っ張り応力を緩和するために第2の部分の厚みを第1の部分の厚みよりも厚く形成することを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の半導体装置の製造方法は、請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、前記窒化物系化合物半導体層はヘテロ接合を有しており、ヘテロ界面近傍に2次元電子ガス層を有することを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の半導体装置の製造方法は、請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法において、前記第1の絶縁膜はシリコン酸化膜で形成され、前記第2の絶縁膜は、シリコン窒化膜で形成されることを特徴とする。
本発明の半導体装置およびその製造方法によれば、コプラス時オン抵抗を低減化し、かつゲート漏れ電流を低減化することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造図を示す。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)上に窒化物系化合物半導体層(3,4)とショットキー接触する第1の電極7と、第1の電極7上に形成された第1の絶縁膜18と、第1の電極7から離間した窒化物系化合物半導体層(3,4)上に窒化物系化合物半導体層(3,4)と低抵抗接触する第2の電極(5,9)の第1の部分(5)と、第1の電極7と第1の絶縁膜18を介して形成され、平面的に見て、第2の電極(5,9)の第1の部分(5)側から、第1の電極7の上を跨ぐように延伸している第2の電極(5,9)の第2の部分(9)と、第2の電極(5,9)の第2の部分(9)の上に形成された第2の絶縁膜10とを有する。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1に示すように、第2の電極(5,9)の第2の部分(9)の厚みは第2の電極(5,9)の第1の部分(5)の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、図1に示すように、第2の電極(5,9)の第2の部分(9)の厚みは第2の絶縁膜10の厚みの約5倍以上であることを特徴とする。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、図1に示すように、第1の絶縁膜18はシリコン酸化膜で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、図1に示すように、第2の絶縁膜10はシリコン窒化膜またはポリイミド樹脂膜のいずれかまたは両方が積層されて形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、図1に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)はヘテロ接合を有し、ヘテロ接合面の近傍に2次元キャリアガス層が生じていることを特徴とする。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、単結晶シリコン(Si)やシリコンカーバイト(SiC)、セラミックなどの基板1の上に、後述する電子走行層3と基板1との格子定数差を緩和し、電子走行層3の結晶性を良好にするための周知の緩衝層(バッファ層)2を有する。
バッファ層2の上には第1の窒化物系化合物半導体からなる電子走行層3、第2の窒化物系化合物半導体からなる電子供給層4が順に積層されている。電子走行層3と電子供給層4との界面の電子走行層3側に2次元電子ガス層12が生じている。電子供給層4の上にはソース電極5、ドレイン電極6、ゲート電極7が設けられている。
電子供給層4の上に配置されるソース電極5、およびドレイン電極6は、例えば、厚さ約25nm程度のTi層と、厚さ約500nm程度のAl層からなる積層電極構造Ti/Alをスパッタまたは真空蒸着したのちにアニールを行って形成する。
また、ゲート電極7は、例えば、フォトリソグラフィー技術によって所望のパターン形状を得てから、所望のレジストパターンを形成後、厚さ約25nm程度のNi層と、厚さ約500nm程度のAl層と、厚さ約25nm程度のTi層からなる積層電極構造Ni/Al/Tiからなる積層構造をスパッタまたは真空蒸着した後にリフトオフによって形成する。
電流コラプス現象は、半導体装置のゲート・ドレイン間に高電圧を印加した時に、ゲート電極7からゲート・ドレイン間の表面に電子が注入されて結晶欠陥を有する窒化物系化合物半導体層(電子供給層4)の表面準位に捕獲・蓄積されて2次元電子ガス層12の電子濃度が減少し、ゲート電極7にデバイスがオン状態になる電圧を印加しても、表面準位からの電子放出が遅いために定常的なドレイン・ソース間電流Idsが減少する現象と考えられている。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成において、図1に示すように、ゲート電極7上にシリコン酸化膜18を配置した場合のNi(7)/AlGaN(4)/GaN(3)近傍のバンドダイヤグラム構造図であって、バリア高さVb1を有する例の模式図を示す。また、図3は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成において、ゲート電極7上にシリコン酸化膜18の代りに、シリコン窒化膜を直接配置した場合のNi(7)/AlGaN(4)/GaN(3)近傍のバンドダイヤグラム構造図であって、Vb2のバリア高さを有する例の模式図を示す。図2と図3の比較から明らかなように、Vb1>Vb2であり、ゲート電極7の上にシリコン窒化膜でなく、シリコン酸化膜18を配置した図2の例の方が、ショットキー障壁が高く、ゲート電極7の漏れ電流を低減化する。また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、上に電極が形成されていない窒化物系化合物半導体層(3,4)の露出部上に配置する絶縁膜はシリコン窒化膜に比べてシリコン酸化膜の方が好ましい。
シリコン窒化膜は電子供給層4に対して、電子走行層3と同様に、引っ張り応力を与えるので、電子走行層3の電子供給層4とのピエゾ分極が弱まり、電子濃度が低下して半導体装置のオン抵抗が高くなるからである。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、ゲート電極7を跨ぐようにシリコン酸化膜18を介してゲート電極7上を覆うようにソース電極5と電気的に接続されたソースフィールドプレート(FP)電極9がソース電極5側からドレイン電極6側へと形成されている。
ソース電極5およびソースFP電極9とゲート電極7との層間絶縁膜として機能するシリコン酸化膜18の厚さは、例えば、約300〜700nm程度であり、望ましくは、例えば500nm程度である。シリコン酸化膜18を形成した場合、シリコン窒化膜(引っ張り応力、−6.14×108 dyn/cm2 )と異なり、圧縮応力(4.00×109 dyn/cm2 )が生じる。
よって、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、ゲート電極7の上にソース電極5およびソースFP電極9との層間絶縁膜としてシリコン窒化膜を利用した場合、シリコン窒化膜の引っ張り応力がゲート電極7およびゲート電極7周囲に露出した電子供給層4に伝わり、それに伴いゲート電極7のショットキー障壁の高さが低下して、ゲート漏れ電流が増加してしまうという問題を抑制することができる。ソースFP電極9はAu、Cuを電解メッキ法またはAlをスパッタ法にて形成され、後述するポリイミド樹脂11の厚さの約1/10以上あることが望ましく、例えば3〜8μmの厚みを有する。
シリコン酸化膜18とソースFP電極9の上面および側面を覆うようにシリコン酸化膜よりも耐湿性に優れたシリコン窒化膜10が、例えば、約400〜800nm程度、望ましくは、約500nm程度の厚さに形成されている。
さらにシリコン窒化膜10を覆うようにシリコン窒化膜10の上には例えば、約5〜20μm程度、望ましくは約10μm程度の厚さを有するポリイミド樹脂11が形成されている。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、ソースFP電極9を備える場合(D2)とソースFP電極9を備えない場合(D1)におけるドレイン・ソース間電流Ids(A/mm)とドレイン・ソース間電圧Vds(V)の関係の比較図を示す。図4から明らかなように、ソースFP電極9を備える場合(D2)の方が、ドレイン・ソース間電流Ids(A/mm)とドレイン・ソース間電圧Vds(V)の特性上、漏れ電流が抑制されている。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、図1に示すように、窒化物半導体層(電子供給層4)に引っ張り応力を与えてショットキー障壁の低下を引き起こすシリコン窒化膜でなく、シリコン酸化膜18が配置され、シリコン酸化膜18の上にシリコン酸化膜18よりも耐湿性に優れたシリコン窒化膜10が設けられている。
ただし、厚いソースFP電極9が設けられている領域においては、厚いソースFP電極9とゲート電極7の層間絶縁膜がシリコン酸化膜18となり、シリコン窒化膜10はソースFP電極9の上に形成されている。よって、シリコン窒化膜10(シリコン窒化膜10上のポリイミド樹脂11も含む)の引っ張り応力をソースFP電極9が緩和し、ゲート電極7およびその端部近傍への影響を抑制することができる。
また、ゲート電極7とソースFP電極9との層間絶縁膜が圧縮応力を生じさせるシリコン酸化膜18であるため、ゲート電極7およびその端部近傍に引っ張り応力が生じたとしてもそれを緩和するように働く。
よって、図2に示すようにゲート電極7に生じる引っ張り応力によってショットキー障壁の高さが低下して、ゲート/ドレイン間あるいはゲート/ソース間の漏れ電流が1桁以上増加してしまうという問題を抑制することができる。さらに、シリコン酸化膜18の上にシリコン窒化膜10やポリイミド樹脂11が形成されているため、シリコン酸化膜18だけの場合に比べて耐湿性が高い。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、シリコン窒化膜10またはポリイミド樹脂11のどちらかはなくても良いが、耐湿性や絶縁性をより確保するため、両方とも形成されていることが望ましい。
さらに、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、バッファ層2は省略することもできる。
さらに、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、基板1が導電性基板の場合、基板1の裏面側に裏面電極を設け、ソース電極5と裏面電極を配線で電気的に接続することによって、ドレイン電極6近傍の電界集中を緩和することができる。
さらに、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、電子供給層4と電子走行層3との間にAlNバリア層などによるバリア層を設けても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置によれば、コプラス時オン抵抗を低減化し、かつゲート漏れ電流を低減化することができる。
[第2の実施形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造図を示す。本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、ソース電極5にソースFP電極9を配置する構造に加えて、ゲート電極7にもゲートフィールドプレート(FP)電極17を設けて、電界集中を緩和し、電流コラプス現象を低減化し、かつゲートリーク電流を低減化する。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、ドレイン電極6にもドレインフィールドプレート(FP)電極構造を設けて、電界集中を緩和し、電流コラプス現象を低減化し、かつゲートリーク電流を低減化することができる。例えば、図6において、さらにドレインメッキ電極60をゲート電極7もしくはゲートFP電極9側に延伸させることで、ドレイン電極6にもドレインフィールドプレート(FP)電極構造を設けることができる。
ゲート電極7がフィールドプレート(FP)構造となっている場合、少なくともゲート電極7上はソースFP電極9に覆われている。望ましくは、ゲートFP構造の端部よりもドレイン電極6側にまでソースFP電極9が延伸していることが望ましい。
ソースFP電極9はソース電極5と一体であっても良いが、図8に示すように、互いに分離して形成され、電気的に接続された構造でもよい。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)上に窒化物系化合物半導体層(3,4)とショットキー接触する第1の電極(7,17)と、第1の電極7上に形成された第1の絶縁膜(18)と、第1の電極(7,17)から離間した窒化物系化合物半導体層(3,4)上に窒化物系化合物半導体層(3,4)と低抵抗接触する第2の電極(5,50,9)の第1の部分(5)と、第1の電極(7,17)と前記第1の絶縁膜(18)を介して形成され、平面的に見て、第2の電極(5,50,9)の第1の部分(5)から、第1の電極(7,17)の上を跨ぐように延伸している第2の電極(5,50,9)の第2の部分(9)と、第2の電極(5,50,9)の第2の部分(9)の上に形成された第2の絶縁膜(10)とを有する半導体装置であって、第2の電極(5,50,9)の第2の部分の厚み(9)は第2の電極(5,50,9)の第1の部分(5)の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、第2の電極(5,50,9)の第2の部分(9)の厚みは第2の絶縁膜(10)の厚みの例えば、約5倍以上であることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、第1の絶縁膜はシリコン酸化膜18で形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、第2の絶縁膜はシリコン窒化膜10またはポリイミド樹脂膜(11)のいずれかまたは両方が積層されて形成されていることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)はヘテロ接合を有し、ヘテロ接合面の近傍に2次元キャリアガス層が生じていることを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図5に示すように、第1の電極(7,17)は、窒化物系化合物半導体層(3,4)とショットキー接触する第1の電極(7,17)の第1の部分(7)と、窒化物系化合物半導体層(3,4)上に第3の絶縁膜(8)を介して設けられた第1の電極(7,17)の第2の部分(17)とを有し、平面的に見て、第2の電極(5,50,9)の第2の部分(9)は第1の電極(7,17)の第1の部分(7)および第2の部分(17)を跨るように形成されていることを特徴とする。
図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、単結晶シリコン(Si)やシリコンカーバイト(SiC)、セラミックなどの基板1の上に、後述する電子走行層3と基板1との格子定数差を緩和し、電子走行層3の結晶性を良好にするための周知の緩衝層(バッファ層)2を有する。
バッファ層2の上には第1の窒化物系化合物半導体からなる電子走行層3、第1の窒化物系化合物半導体よりも格子定数が小さい第2の窒化物系化合物半導体からなる電子供給層4が順に積層されている。電子走行層3と電子供給層4との界面の電子走行層3側に2次元電子ガス層12が生じている。電子供給層4の上にはソース電極5、ドレイン電極6、ゲート電極7が設けられている。
電子供給層4の上に配置されるソース電極5、およびドレイン電極6は、例えば、厚さ約25nm程度のTi層と、厚さ約500nm程度のAl層からなる積層電極構造Ti/Alをスパッタまたは真空蒸着したのちにアニールを行って形成する。
フォトリソグラフィー技術によって所望のパターン形状を得た後、ソース電極5上にはソースメッキ電極50、ドレイン電極6上にはドレインメッキ電極60が、それぞれ例えば、Auメッキによって形成される。ソースFP電極9も、ソースメッキ電極50と同時に、Auメッキによって形成可能である。
また、ゲート電極7は、所望のレジストパターンを形成後、例えば、厚さ約25nm程度のNi層と、厚さ約500nm程度のAl層と、厚さ約25nm程度のTi層からなる積層電極構造Ni/Al/Tiからなる積層構造をスパッタまたは真空蒸着した後にリフトオフによって形成する。あるいはまた、ゲート電極7は、Ni/Auの積層構造によって形成されていてもよい。
電流コラプス現象は、半導体装置のゲート・ドレイン間に高電圧を印加した時に、ゲート電極7からゲート・ドレイン間の表面に電子が注入されて結晶欠陥を有する窒化物系化合物半導体層(電子供給層4)の表面準位に捕獲・蓄積されて2次元電子ガス層12の電子濃度が減少し、ゲート電極7にデバイスがオン状態となる電圧を印加しても、表面準位からの電子放出が遅いために定常的なドレイン・ソース間電流Idsが減少する現象と考えられている。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の構成においても、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置と同様の効果を得ることができる。すなわち、図2と図3の比較から明らかなように、Vb1>Vb2であり、ゲート電極7の上にシリコン窒化膜でなく、シリコン酸化膜18を配置した図2の例の方が、ショットキー障壁が高く、ゲート電極7の漏れ電流を低減化する。また、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、上に電極が形成されていない窒化物系化合物半導体層(3,4)の露出部上に配置する絶縁膜はシリコン窒化膜に比べてシリコン酸化膜の方が好ましい。
シリコン窒化膜は電子供給層4に対して、電子走行層3と同様に、引っ張り応力を与えるので、電子走行層3の電子供給層4とのピエゾ分極が弱まり、電子濃度が低下して半導体装置のオン抵抗が高くなるからである。
図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、ゲート電極7を跨ぐようにシリコン酸化膜18を介してゲート電極7上を覆うようにソース電極5と電気的に接続されたソースフィールドプレート(FP)電極9がソース電極5側からドレイン電極6側へと形成されている。
ソース電極5およびソースFP電極9とゲート電極7との層間絶縁膜として機能するシリコン酸化膜18の厚さは、例えば、約300〜700nm程度であり、望ましくは、例えば500nm程度である。シリコン酸化膜18を形成した場合、シリコン窒化膜(引っ張り応力、−6.14×108 dyn/cm2 )と異なり、圧縮応力(4.00×109 dyn/cm2 )が生じる。
よって、図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、ゲート電極7の上にソース電極5およびソースFP電極9との層間絶縁膜としてシリコン窒化膜を利用した場合、シリコン窒化膜の引っ張り応力がゲート電極7およびゲート電極7周囲に露出した電子供給層4に伝わり、それに伴いゲート電極7のショットキー障壁の高さが低下して、ゲート漏れ電流が増加してしまうという問題を抑制することができる。
図5に示すように、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、ドレイン電極6を跨ぐようにシリコン酸化膜18介してドレインメッキ電極60によって、ドレインFP電極構造がドレイン電極6側にも形成されていてもよい。ドレイン電極6にもドレインフィールドプレート(FP)電極構造を設けて、電界集中を緩和し、電流コラプス現象を低減化し、かつゲートリーク電流を低減化することができる。前述の如く、例えば、図5において、さらにドレインメッキ電極60をゲート電極7もしくはゲートFP電極9側に延伸させることで、ドレイン電極6にもドレインフィールドプレート(FP)電極構造を設けることができる。
ドレインFP電極構造によっても、ドレイン電極6近傍における電界集中が緩和され、ドレインメッキ電極60と窒化物系化合物半導体層(3,4)との間にシリコン酸化膜18を配置した構造によって、圧縮応力が加わり、2次元電子ガス層12の電子が増加し、オン抵抗を低減化することができる。
ゲート電極7との層間絶縁膜として機能するシリコン酸化膜18の厚さは、例えば、約300〜700nm程度であり、望ましくは、例えば500nm程度である。シリコン酸化膜18を形成した場合、シリコン窒化膜(引っ張り応力、−6.14×108 dyn/cm2 )と異なり、圧縮応力(4.00×109 dyn/cm2 )が生じる。
よって、第1の実施の形態と同様に、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、ショットキー障壁の高さが低下して、ゲート漏れ電流が増加してしまうという問題を抑制することができる。ソースFP電極9はAu、Cuを電解メッキ法またはAlをスパッタ法にて形成され、後述するポリイミド樹脂11の厚さの約1/10以上あることが望ましく、例えば3〜8μmの厚みを有する。
ソースFP電極9を覆うようにシリコン酸化膜よりも耐湿性に優れたシリコン窒化膜10が、例えば、約400〜800nm程度、望ましくは、約500nm程度の厚さに形成されている。
さらにシリコン窒化膜10を覆うようにシリコン窒化膜10の上には例えば、約5〜20μm程度、望ましくは約10μm程度の厚さを有するポリイミド樹脂11が形成されている(図示省略)。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においても、ソースFP電極9を備える場合(D2)とソースFP電極9を備えない場合(D1)におけるドレイン・ソース間電流Ids(A/mm)とドレイン・ソース間電圧Vds(V)の関係の比較は、図4と同様に表される。ソースFP電極9を備える場合(D2)の方が、ドレイン・ソース間電流Ids(A/mm)とドレイン・ソース間電圧Vds(V)の特性上、漏れ電流が抑制されている。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、図5に示すように、窒化物半導体層(電子供給層4)に引っ張り応力を与えてショットキー障壁の低下を引き起こすシリコン窒化膜でなく、シリコン酸化膜18が配置され、シリコン酸化膜18の上にシリコン酸化膜18よりも耐湿性に優れたシリコン窒化膜10が設けられている。
ただし、厚いソースFP電極9が設けられている領域においては、厚いソースFP電極9とゲート電極7の層間絶縁膜がシリコン酸化膜18となり、シリコン窒化膜10はソースFP電極9の上に形成されている。よって、シリコン窒化膜10(シリコン窒化膜10上のポリイミド樹脂11も含む)の引っ張り応力をソースFP電極9が緩和し、ゲート電極7およびその端部近傍への影響を抑制することができる。
また、ゲート電極7とソースFP電極9との層間絶縁膜が圧縮応力を生じさせるシリコン酸化膜18であるため、ゲート電極7およびその端部近傍に引っ張り応力が生じたとしてもそれを緩和するように働く。
よって、ゲート電極7に生じる引っ張り応力によってショットキー障壁の高さが低下して、ゲート・ドレイン間あるいはドレイン・ソース間あるいはゲート・ソース間の漏れ電流が1桁以上増加してしまうという問題を抑制することができる。さらに、シリコン酸化膜18の上にシリコン窒化膜10やポリイミド樹脂11が形成されているため、シリコン酸化膜18だけの場合に比べて耐湿性が高い。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、シリコン窒化膜10またはポリイミド樹脂11のどちらかはなくても良いが、耐湿性や絶縁性をより確保するため、両方とも形成されていることが望ましい。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置において、バッファ層2は省略することもできる。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置において、基板1が導電性基板の場合、基板1の裏面側に裏面電極を設け、ソース電極5と裏面電極を配線で電気的に接続することによって、ドレイン電極6近傍の電界集中を緩和することができる。
さらに、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置において、電子供給層4と電子走行層3との間にAlNバリア層などによるバリア層を設けても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の特性上、図5に示すゲート−ドレイン間距離LG-Dが一定の場合、ソースFP電極9が形成されていないシングルFP構造では、ゲートFP電極(17)−ドレイン電極(6)間距離LGF-Dに対して、コプラス時オン抵抗とパルス印加時の耐圧はトレードオフ関係にあった。一方、ゲートFP電極17の長さ(ゲートFP長)を一定とし、ソースFP電極9も形成されているダブルFP構造では、ソースFP電極9−ドレイン電極6間距離LSF-Dを短縮すると、コプラス時オン抵抗が低減した。一方、パルス印加時の耐圧はわずかに低下するだけであった。
(変形例1)
図6は、本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体装置の模式的断面構造図を示す。本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体装置は、図6に示すように、ゲート電極7上に配置されたシリコン酸化膜18を介して、ソースFP電極9をゲート電極7上に配置した構造に特徴を有する。他の構成は基本的に図5に示す第2の実施の形態に係る半導体装置と同様であるため、説明は省略する。
特性上は、ソースFP電極9が、ゲートFP電極17上まで延在していないため、ゲート電極(7,17)−ドレイン電極6間の電界集中の緩和効果は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置に比べて低いため、コプラス時オン抵抗の低減効果は低い。しかし、ゲート・ドレイン間あるいはドレイン・ソース間あるいはゲート・ソース間におけるゲート漏れ電流の抑制効果は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置と同様に高い。
一方、図6の構造において、ゲートFP電極17の長さを長くした場合の構造では、実質的に、ゲートFP電極(17)−ドレイン電極(6)間距離LGF-Dが減少するため、ゲート・ドレイン間のコプラス時オン抵抗の低減効果がある。
(変形例2)
図7は、本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体装置であって、図7(a)は模式的断面構造図、図7(b)は、図7(a)に対応する模式的平面パターン図を示す。本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体装置は、図7に示すように、ゲート電極7に対して長いゲートFP電極17を備え、ゲート電極7およびゲートFP電極17上に配置されたシリコン酸化膜18を介して、ソースFP電極9をゲート電極7およびゲートFP電極17上に配置した構造に特徴を有する。他の構成は基本的に図5に示す第2の実施の形態に係る半導体装置と同様であるため、説明は省略する。
特性上は、ソースFP電極9が、ゲートFP電極17上まで延在しているため、ゲート電極(7,17)−ドレイン電極6間の電界集中の緩和効果は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置に比べ、ゲートFP電極17が長い分だけ、さらに高い。このため、コプラス時オン抵抗の低減効果は高く、ゲート電極近傍の漏れ電流も低くなる。また、ゲート・ソース間におけるゲート漏れ電流の抑制効果は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置と同様に高い。
(変形例3)
図8は、本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体装置の模式的断面構造図を示す。
本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体装置は、図8に示すように、ゲート電極7に対して図7と同程度に長いゲートFP電極17を備え、ゲート電極7およびゲートFP電極17上に配置されたシリコン酸化膜18を介して、ソースFP電極9をソース電極5およびソースメッキ電極50ゲート電極7およびゲートFP電極17上に配置した構造に特徴を有する。しかも、ソースFP電極9は、図8の示すように、ソース電極5およびソースメッキ電極50と構造上分離して形成した点に特徴を有する。ここで、ソースFP電極9は、フローティング状態になされていてもよい。あるいは、ソースFP電極9は、一定電位が与えられていてもよい。あるいは、ソース電極5と配線その他のコンタクトを介して接続されていてもよい。
他の構成は基本的に図5に示す第2の実施の形態に係る半導体装置と同様であるため、説明は省略する。
特性上は、ソースFP電極9が、ゲートFP電極17上まで延在しているため、ゲート電極(7,17)−ドレイン電極6間の電界集中の緩和効果は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置に比べ、ゲートFP電極17が長い分だけ、さらに高い。このため、コプラス時オン抵抗の低減効果は高く、ゲート電極近傍の漏れ電流も低くなる。また、ゲート・ソース間におけるゲート漏れ電流の抑制効果は本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置と同様に高い。
ソースFP電極9をソース電極5と分離することによって、電気的にフローティング状態になされている場合には、ドレイン・ソース間のパルス耐圧を図5に示す第2の実施の形態に係る半導体装置に比べてさらに高くすることができる。パルス印加時における電圧がゲートFP電極9を介してドレイン電極6とソース電極5間で分圧されるためである。
(製造方法)
図9乃至図14は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図をそれぞれ示している。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、図9乃至図14に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)の上に窒化物系化合物半導体層(3,4)と低抵抗接触する第2の電極(5,9)の第1の部分(5)およびドレイン電極(6)を形成する工程(図9)と、窒化物系化合物半導体層(3,4)の上に窒化物系化合物半導体層(3,4)とショットキー接触する第1の電極(7)を形成する工程(図10,図11)と、上面から見てほぼ全面に形成されるシリコン酸化膜(18)を形成する工程(図12)と、第2の電極(5,9)の第1の部分(5)と電気的に接続し、上面側から見て第1の電極(7)の上を跨ぐように配置され、第2の電極(5,9)の第1の部分(5)よりも厚く形成される第2の電極(5,9)の第2の部分(9)を形成する工程(図13)と、上面から見てほぼ全面に形成されるシリコン窒化膜10またはさらにポリイミド樹脂11を形成する工程(図14)とを有することを特徴とする。
また、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、図9乃至図14に示すように、窒化物系化合物半導体層(3,4)はヘテロ接合を有しており、ヘテロ界面近傍に2次元電子ガス層12を有することを特徴とする。
図9乃至図14を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法をに説明する。
(a)まず、図9に示すように、例えばシリコンからなる基板1上にバッファ層2を介して、GaAlN層などからなる電子走行層3、GaN層などからなる電子供給層4を形成後、ソース電極5およびドレイン電極6をパターニングにより形成する。
(b)次に、図10に示すように、半導体ウェハ全面にシリコン酸化膜8を形成し、パターニングによりゲート電極の形成予定部分に対して窓開けする。
(c)次に、図11に示すように、ゲート電極7をパターニングにより形成する。
(d)次に、図12に示すように、半導体ウェハ全面にシリコン酸化膜18を形成し、パターニングによりソース電極5、およびドレイン電極6に対して窓開けする。
(e)次に、図13に示すように、ソース電極5およびドレイン電極6上にそれぞれソースメッキ電極50およびドレインメッキ電極60を形成し、同時にゲート電極7およびゲートFP電極を覆うように、シリコン酸化膜18を介して、ソースFP電極9を形成する。図13に示される構造は、図7に示す、本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体装置において、ゲートFP電極17を短く形成した構造に対応している。
(f)次に、図14に示すように、半導体ウェハ全面にシリコン窒化膜10を形成し、さらにポリイミド樹脂11を形成する。
(カスコード回路)
図15は、本発明の実施の形態に係る半導体装置である高耐圧GaNFETを低耐圧SiMOSFETとカスコード接続した回路構成図を示す。
(特性例)
図16は、図15に示す高耐圧GaNFETを低耐圧SiMOSFETとカスコード接続した回路構成において、ドレイン・ソース間電流Ids(A)とゲート・ソース間電圧Vgs(V)の伝達特性の比較図を示す。高耐圧GaNFET単体では、ノーマリオン特性であっても、低耐圧SiMOSFETとカスコード接続することによって、ノーマリオフ特性を得ることができる。
図17は、入力容量Ciss(pF)のドレイン・ソース間電圧Vds(V)特性の比較図を示す。GaNFET単体の場合に比べれば入力容量Ciss(pF)は大きくなるが、GaNFETをSiMOSFETとカスコード接続することによって、単体のSiMOSFETの場合よりも入力容量Ciss(pF)を低減化することができる。このため、高速スイッチング性能を得ることができる。
図18は、本発明の実施の形態に係る半導体装置である高耐圧GaNFETを低耐圧SiMOSFETとカスコード接続した回路をPFC(Power Factor Correction)回路に適用した場合のスイッチング波形例であって、(a)Vds=440(V)、Ids=6.2(A)の連続スイッチング波形、(b)ターン・オフ波形の拡大図、(c)ターン・オン波形の拡大図をそれぞれ示している。
SiMOSFET単体のみの場合に比較して、Vdsの立上り波形におけるターン・オフ時間は約40%改善されて高速化された。また、Idsの立上り波形におけるピーク電流値は、SiMOSFET単体のみの場合に比較して、約30%低減され、低ノイズ化された。PFC回路搭載時の電力変換効率は、SiMOSFET単体のみの場合に比較して上昇し、かつ低ノイズであることからノイズ抑制回路の削減、高周波化、小型化を実現することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置によれば、コプラス時オン抵抗を低減化し、かつゲート漏れ電流を低減化することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1乃至第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものでないと理解すべきである。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施の形態に係る半導体装置は、第1の実施の形態で示す高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)に限定されず、複数の素子が形成された複合半導体装置であってもよい。
また、デバイス形成層の構造を変更することにより、本発明の実施の形態に係る半導体基板は、発光ダイオード、半導体レーザーなどの発光素子、金属-半導体電界効果トランジスタ(MESFET:Metal Semiconductor Field Effect Transistor)、金属-酸化物-半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、金属-絶縁物-半導体電界効果トランジスタ(MISFET:Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)、ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT:Hetero-junction Bipolar Transistor)などにも適用可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置におけるシリコン酸化膜を適用した場合のNi/AlGaN/GaN近傍のバンドダイヤグラム構造図であって、バリア高さVb1を有する例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置におけるシリコン窒化膜を適用した場合のNi/AlGaN/GaN近傍のバンドダイヤグラム構造図であって、Vb2(>Vb1)のバリア高さを有する例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、ソースFP電極を備える場合(D2)とソースFP電極を備えない場合(D1)におけるドレイン・ソース間電流Ids(A/mm)とドレイン・ソース間電圧Vds(V)の関係の比較。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態の変形例1に係る半導体装置の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態の変形例2に係る半導体装置の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態の変形例3に係る半導体装置の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一工程の模式的断面構造図。 本発明の実施の形態に係る半導体装置である高耐圧GaNFETを低耐圧SiMOSFETとカスコード接続した回路構成図。 ドレイン・ソース間電流Ids(A)とゲート・ソース間電圧Vgs(V)の伝達特性の比較図。 入力容量Ciss(pF)のドレイン・ソース間電圧Vds(V)特性の比較図。 本発明の実施の形態に係る半導体装置である高耐圧GaNFETを低耐圧SiMOSFETとカスコード接続した回路構成例をPFC(Power Factor Correction)回路に適用した場合のスイッチング波形例であって、(a)Vds=440(V)、Ids=6.2(A)の連続スイッチング波形、(b)ターン・オフ波形の拡大図、(c)ターン・オン波形の拡大図。
符号の説明
1…基板
2…バッファ層
3…電子走行層
4…電子供給層
5…ソース電極
6…ドレイン電極
7…ゲート電極
8,18…シリコン酸化膜
9…ソースフィールドプレート(ソースFP)電極
10…シリコン窒化膜
11…ポリイミド樹脂
12…2次元電子ガス(2DEG)層
17…ゲートフィールドプレート(ゲートFP)電極
50…ソースメッキ電極
60…ドレインメッキ電極

Claims (11)

  1. 電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触する第1の電極と、
    前記第1の電極上に形成され、前記電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜と、
    前記第1の電極から離間した前記窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触する第2の電極の第1の部分と、
    前記第1の電極と前記第1の絶縁膜を介して形成され、前記第2の電極の第1の部分と電気的に接続し、平面的に見て、前記第1の電極の上を跨ぐように延伸している第2の電極の第2の部分と、
    前記第2の電極の第2の部分の上に形成され、前記電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜と
    を有する半導体装置であって、
    前記第2の電極の第2の部分の厚みは、前記第2の絶縁膜による前記引っ張り応力を緩和するために前記第2の電極の第1の部分の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第2の電極の第2の部分の厚みは第2の絶縁膜の厚みの5倍以上であることを特徴とする半導体装置。
  3. 電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触もしくは絶縁膜を介してMIS構造を備えるゲート電極と、
    前記ゲート電極上に形成され、前記電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜と、
    前記ゲート電極から離間した前記窒化物系化合物半導体層上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触するソース電極の第1の部分と、
    前記ゲート電極と前記第1の絶縁膜を介して形成され、前記ソース電極の第1の部分と電気的に接続し、平面的に見て、前記ゲート電極の上を跨ぐように延伸している前記ソース電極の第2の部分と、
    前記ソース電極の第2の部分の上に形成され、前記電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜と
    を有する半導体装置であって、
    前記ソース電極の第2の部分の厚みは、前記第2の絶縁膜による前記引っ張り応力を緩和するために前記ソース電極の第1の部分の厚みよりも厚く形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記ソース電極の第2の部分の厚みは第2の絶縁膜の厚みの5倍以上であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第1の絶縁膜はシリコン酸化膜で形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記第2の絶縁膜はシリコン窒化膜またはポリイミド樹脂膜のいずれかまたは両方が積層されて形成されていることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記窒化物系化合物半導体層はヘテロ接合を有し、ヘテロ接合面の近傍に2次元キャリアガス層が生じていることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項3乃至6のいずれかに記載の半導体装置において、
    前記ゲート電極は、
    前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触もしくは絶縁膜を介してMIS構造を備える前記ゲート電極の第1の部分と、
    前記窒化物系化合物半導体層上に第3の絶縁膜を介して設けられた前記ゲート電極の第2の部分と
    を有し、
    平面的に見て、前記第2の電極の第2の部分は前記第1の電極の第1の部分および第2の部分を跨るように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  9. 電子走行層及び該電子走行層上に配置された電子供給層を有する窒化物系化合物半導体層の上に前記窒化物系化合物半導体層と低抵抗接触する第2の電極の第1の部分を形成する工程と、
    窒化物系化合物半導体層の上に前記窒化物系化合物半導体層とショットキー接触する第1の電極を形成する工程と、
    前記第1の電極上に、前記電子供給層に圧縮応力を与える第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の電極の第1の部分と電気的に接続し、上面側から見て前記第1の電極の上を跨ぐように前記第1の電極と前記第1の絶縁膜を介して配置され、前記第2の電極の第1の部分よりも厚く形成される前記第2の電極の第2の部分を形成する工程と、
    前記第2の電極の第2の部分上に、前記電子供給層に引っ張り応力を与える第2の絶縁膜を形成する工程と を有し、前記第2の絶縁膜による前記引っ張り応力を緩和するために前記第2の部分の厚みを前記第1の部分の厚みよりも厚く形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記窒化物系化合物半導体層はヘテロ接合を有しており、ヘテロ界面近傍に2次元電子ガス層を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9または10に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の絶縁膜はシリコン酸化膜で形成され、前記第2の絶縁膜は、シリコン窒化膜で形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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