JP5386493B2 - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、CQI報告に伴う伝送特性の劣化を抑制する技術に関する。
AMCについて
第三世代の通信方式には、3GPPによって策定された高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Down Link Packet Access)という方式がある。HSDPAでは、適応変調符号化(AMC:Aaptive Modulation and Coding)を用いて、高品質で高速な伝送を実現している(たとえば、非特許文献1参照)。HSDPAでは、基地局が端末から受け取った報告情報すなわちCQI(Channel Quality Indicator:チャネル品質指標)に基づいて、MCS(Modulation and Coding Scheme)すなわち変調方式と符号化率を適応的に制御している。このチャネル品質には、たとえばSNR(Signal to Noise power Ratio)やSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)が用いられる。
OFDMについて
また、有望視されている次世代の通信方式には、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交波分割多重)方式がある。OFDM方式は、複数の互いに直交するサブキャリアを用いて大量のデータを伝送する方式である。
CQI圧縮方法について
OFDM方式では、多数のサブキャリアが存在するため、チャネル品質に応じてサブキャリア毎にMCSを適応的に制御して伝送効率を向上させることが可能である。各々のサブキャリアに関する情報をすべての端末が基地局へ返すには上りリンクのリソースが不足する場合が多く、そのチャネル品質に関する情報をいかに圧縮してCQIとして送るかが、次世代の通信方式では検討事項となっている(下記特許文献1、2参照)。
その方法の一つとしては、サブキャリア一つ一つのチャネル品質を全て基地局へ返すのではなく、サブキャリアを複数本まとめたサブチャネルにおけるチャネル品質を返してもよい。
1つの基地局に対し複数の端末が通信を行うときには、各々の端末において良いチャネル品質を持つサブチャネルを優先的にその端末に割り当てる方法が考えられている。これはスケジューリングと呼ばれる。これにより、システム全体でのスループットを向上させることができる。
チャネル変動速度依存CQI送信間隔について
このように端末からのCQIに基づいてスケジューリングおよびAMCを行う通信システムにおいて、下りリンクのチャネルの変動の速度に応じて最適なCQIの送信間隔が存在する。この変動速度に応じてCQIの送信間隔を制御する技術が考えられている(下記特許文献3参照)。
Aggregationについて
また、次世代の通信方式では、高速度のデータ通信を実現するために広い帯域を用いて、通信を行うことが考えられる。しかし、既存業者が使用している帯域が存在するために連続で広い帯域を割り当てることが難しい。そのため不連続な帯域を集めて同時に一つの端末が基地局と通信する技術が必要となってきている(下記非特許文献2参照)。
特開2004−208234号公報 特開2006−50545号公報 特開2007−110529号公報 「CQI report and scheduling procedure」、3GPP、TSG−RAN WG1 Meeting #42bis、R1−051045、2005年10月 「Technical Proposals and Considerations for LTE−Advanced」、3GPP、Workshop、IMT−Advanced、REV−080007、2008年4月
しかしながら、不連続な複数の帯域を使い、スケジューリング及びAMCを用いて通信を行う場合、帯域によってチャネルの変動速度が異なるため、従来のCQI送信間隔制御技術をそのまま適用することは困難である。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、不連続な複数の帯域を用いるシステムについても、最適な間隔でCQIを送信できるようにする方法を提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、送信装置と受信装置とを備える無線通信システムにおける受信装置において、複数の帯域のいずれかに属するサブチャネルのうち、一つ以上のサブチャネルに割り当てられたデータを受信する受信装置であって、前記受信装置は、前記複数の帯域のそれぞれに基づいて異なるCQIを生成するCQI部を有し、前記帯域のそれぞれに基づくCQIのうちのいずれか二つを、異なる報告間隔で送信装置に対して報告するCQI報告部を有することを特徴とする受信装置が提供される。前記CQI報告部は、前記異なるCQI報告間隔を持つ二つの帯域のうち周波数の低い方の帯域に基づくCQIを、周波数の高い方の帯域に基づくCQIよりも長い間隔を空けて報告することが好ましい。前記受信装置は、前記各帯域に基づくCQIを報告する上りリンクリソース割り当てを示す制御情報を下り送信データから分離して前記制御情報を前記CQI部に入力する、制御情報分離部を有し、前記制御情報は、前記帯域のそれぞれに基づくCQI報告タイミングを示す情報を含むようにしても良い。この際、前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記帯域のそれぞれに基づくCQIを報告するタイミングを一回の報告ごとに指定する情報を含むことが好ましい。また、前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記帯域のそれぞれに基づくCQIを報告するタイミングを初回だけ指定するとともに、二回目以降の前記帯域にそれぞれに基づくCQIの報告周期を指定する情報を含むことが好ましい。また、前記CQI報告部は、前記送信装置と下りリンクで使用する送信帯域と前記CQI報告周期との対応関係を共有し、前記送信装置が送信する下りリンクで使用する送信帯域を示す情報から前記対応関係を参照して決定できる前記CQI報告周期に従って、前記帯域のそれぞれに基づくCQIを前記送信装置に報告することが好ましい。
また、前記CQI部は、前記帯域のそれぞれの帯域に基づくCQIのうち二つ以上を同じフレームで報告するときに、前記フレームでCQIを報告する帯域の全てに基づく一つのCQIを生成することが好ましい。この際、前記CQI部は、CQI制御部と、サブチャネル選択部と、CQI構成部とを有し、前記CQI制御部は、前記CQIを報告する帯域に属する全ての前記サブチャネルの品質を選択してサブチャネル選択部に入力し、前記サブチャネル選択部は、前記入力されたサブチャネルの品質の中から、所定数だけ選択し、選択したサブチャネルを示す情報と前記選択したサブチャネルのチャネル品質を示す情報をCQI構成部に入力し、前記CQI構成部は、入力された前記選択したサブチャネルを示す情報と前記選択したサブチャネルのチャネル品質を示す情報とに基づいてCQIを構成することが好ましい。
また、前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記各帯域に基づくCQIの報告周期をフレーム単位で指定する情報を含み、前記CQIは、前記帯域のそれぞれに基づくCQIのうちいずれか一つを含み、さらに、前記制御情報は、前記帯域のいずれか二つのうち、周波数が高い方の帯域の帯域に基づくCQIを周波数が低い方の帯域の帯域に基づくCQIよりも高い頻度で報告することを示す情報を含むことが好ましい。
また、前記制御情報のいずれかは、前記各帯域に基づくCQIの報告周期をフレーム単位で指定する周期的CQI制御情報を含み、前記制御情報のいずれかは、前記各帯域に基づくCQIを送るフレームを一回ごとに指定する非周期的CQI制御情報を含み、前記受信装置は、制御情報分離部と、非周期的CQI部と、周期的CQI部と、を具備し、前記制御情報分離部は、下り送信データから非周期的CQI制御情報と周期的CQI制御情報を分離し、非周期的CQI制御情報を非周期的CQI部に、周期的CQI制御情報を周期的CQI部に、それぞれ入力し、非周期的CQI部は、非周期的CQI制御情報に含まれるCQIを報告する前記帯域に基づくCQIを生成し、周期的CQI部は、周期的CQI制御情報に含まれるCQIを報告する前記帯域に基づくCQIを生成し、前記CQI報告部は、前記非周期的CQIおよび前記周期的CQIと前記CQI報告タイミングを示す情報に基づいて、送信装置に報告することが好ましい。前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つに基づくCQIを報告するフレームを同じ周期で割り当てる情報を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含むことが好ましい。
また、前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つの帯域において、周波数が低い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を指定する情報を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含み、前記周波数が高い方の帯域に基づくCQIの報告間隔を前記周波数が低い方の帯域に基づくCQIの報告間隔よりも短くすることが好ましい。前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つの帯域において、周波数が低い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を指定する情報と、周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を前記周波数が低い方の帯域に基づくCQIよりも長い周期で指定する情報を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含み、前記報告間隔は、前記周波数が高い方の帯域に基づく周期的CQIと非周期的CQIを合わせた報告間隔を、前記周波数が低い方の帯域に基づく周期的CQIの報告間隔よりも短くすることが好ましい。
本発明の他の観点によれば、送信装置と受信装置とを備える無線通信システムにおける送信装置において、複数の帯域のいずれかに属するサブチャネルのうち一つ以上のサブチャネルを受信装置に割り当ててデータを送信する送信装置であって、前記送信装置は、前記帯域のそれぞれに基づくCQIのいずれか二つを異なる報告間隔で受信装置から取得するCQI取得部を有することを特徴とする送信装置が提供される。前記CQI取得部は、前記異なるCQI報告間隔を持つ二つの帯域のうち、周波数の低い方の帯域に基づくCQIを、周波数の高い方の帯域に基づきCQIよりも長い間隔で取得することが好ましい。前記送信装置は、前記受信装置が各帯域に基づくCQIを報告することを要求する上りリンクリソース割り当てを示す制御情報を生成する制御情報生成部を有し、前記制御情報を送信する制御情報送信部を有し、前記制御情報は、前記帯域のそれぞれに基づくCQI報告タイミングを示す情報を含むことが好ましい。前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記帯域のそれぞれに基づくCQIを報告するタイミングを一回ごとに指定する情報を含むことが好ましい。前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記各帯域に基づくCQIを報告するタイミングを初回だけ指定するとともに、二回目以降の前記各帯域に基づくCQIの報告周期を指定する情報を含むことが好ましい。前記制御情報送信部は、前記受信装置と下りリンクで使用する送信帯域と前記CQI報告周期の対応関係を共有し、前記CQI報告タイミングを示す情報として、下りリンクで使用する送信帯域を示す情報を送信することが好ましい。
また、前記CQI取得部は、前記帯域のうちそれぞれの帯域に基づくCQIを二つ以上同じフレームで取得するときに、前記CQIを取得する帯域全てに基づく一つのCQIを取得するようにしても良い。或いは、前記CQI報告タイミングを示す情報は、前記各帯域に基づくCQIの報告周期をフレーム単位で指定する情報を含み、前記CQIは、前記帯域のそれぞれに基づくCQIのうちいずれか一つを含み、さらに、前記制御情報は、前記帯域のいずれか二つのうち、周波数が高い方の帯域の帯域に基づくCQIを、周波数が低い方の帯域の帯域に基づくCQIよりも高い頻度で報告することを示す情報を含むことが好ましい。
前記制御情報のいずれかは、前記各帯域に基づくCQIの報告周期をフレーム単位で指定する周期的CQI制御情報を含み、前記制御情報のいずれかは、前記各帯域に基づくCQIを送るフレームを一回ごとに指定する非周期的CQI制御情報を含むことが好ましい。
また、前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つに基づく同じ周期でCQIを報告するフレームを割り当てる情報を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含むことが好ましい。また、前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つの帯域において、周波数が低い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を指定する情報を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含み、前記周波数が高い方の帯域に基づくCQIの報告間隔を前記周波数が低い方の帯域に基づくCQIの報告間隔よりも短くすることが好ましい。
また、前記周期的CQI制御情報は、前記帯域のいずれか二つの帯域において、周波数が低い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を指定する情報と、周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームの周期を前記周波数が低い方の帯域に基づくCQIよりも長い周期で指定する情報と、を含み、前記非周期的CQI制御情報は、前記二つの帯域のうち周波数が高い方の帯域に基づくCQIを報告するフレームを一回の報告ごとに指定する情報を含み、前記報告間隔は、前記二つの帯域のうち、前記周波数が高い方の帯域に基づく周期的CQIと非周期的CQIを合わせた報告間隔を、前記周波数が低い方の帯域に基づく周期的CQIの報告間隔よりも短くすることが好ましい。
本発明の別の観点によれば、複数の帯域のいずれかに属するサブチャネルのうち、一つ以上のサブチャネルを受信装置に対して割り当ててデータを送信する送信装置と、前記データを受信する受信装置と、からなる無線通信システムであって、前記受信装置は、前記帯域に基づくCQIを生成するCQI部を有し、前記帯域のいずれか二つに基づくCQIを異なる報告間隔で送信装置に報告するCQI報告部を有し、前記送信装置は、前記二つの帯域のそれぞれに基づくCQIを前記報告間隔で前記受信装置から取得するCQI取得部を有すること、を特徴とする無線通信システムが提供される。
本発明のさらに別の観点によれば、送信装置と受信装置とを備える無線通信システムにおける受信装置において、複数の帯域のいずれかに属するサブチャネルのうち、一つ以上のサブチャネルに割り当てられたデータを受信する受信方法であって、前記複数の帯域のそれぞれに基づいて異なるCQIを生成するステップと、前記帯域のそれぞれに基づくCQIのうちのいずれか二つを、異なる報告間隔で送信装置に対して報告するステップと、有することを特徴とする受信方法が提供される。
本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっても良い。プログラムは、インターネットなどの伝送媒体によって取得されるものであっても良い。
本発明によれば、受信装置は両帯域のチャネルの変動に合った頻度でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。従って、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上する。
本明細書は本願の優先権の基礎である日本国特許出願2008−227164号の明細書および/または図面に記載される内容を包含する。
図1Aは、二つの異なる帯域で通信するときのチャネル変動の例を示した図である。 図1Bは、逆に、周波数の高い帯域に適した間隔で全帯域のCQIを送信した例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係る送信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 受信装置と送信装置との間における、情報のやり取りの例を示すシーケンス図である。 図4において、バンド(周波数帯)が3以上の場合のシーケンス図であり、CQIの送信間隔を示したシーケンス図である。 図2の受信装置におけるCQI部について示す図である。 図7Aは、適応変調によりチャネル品質情報に基づいて決定するMCSの一例を示す図である。 MCSを送信装置へ報告するための表である。 本発明の第2の実施の形態における、受信装置と送信装置における、フレーム単位での関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における送信タイミングを示すシーケンス図である。 図9の変形例であるシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態におけるCQIの送信タイミングをシーケンス図で示した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるCQIの送信タイミングをシーケンス図で示した図である。 本発明の第4の実施の形態における受信装置の構成例を示す図である。 図13における非周期的CQI部の構成について詳細に示した図である。 Sが1以上の場合で、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを周期的CQIでも報告する場合のシーケンス図である。 Kが0の場合で、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを周期的CQIでは報告しない場合のシーケンス図である。
受信装置200、アンテナ201、無線受信部202、GI(Guard Interval)除去部203、FFT(Fast Fourier Transform)部204、チャネル推定部205、チャネル補償部206、デマッピング部222、復号化部223、制御情報分離部221、CQI部209、符号化部210、マッピング部211、フレーム構成部212、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部213、GI挿入部214、無線送信部215。
送信装置300、アンテナ301、無線受信部302、GI除去部303、FFT部304、上りチャネル推定部305、上りチャネル補償部306、デマッピング部307、復号化部308、CQI分離部309、下りチャネル復元部310、スケジューリング部311、制御情報生成部351、符号化部312、マッピング部313、フレーム構成部314、帯域分離部352、IFFT部315、GI挿入部316、無線送信部317。
まず、本発明の各実施の形態について図面を参照しながら以下に説明を行う。
本明細書では、CQIを受信し、情報データを送信する通信機器を送信装置と呼び、情報データを受け取り、CQIを送信する通信機器を受信装置と呼ぶ。送信装置から受信装置への通信を下りリンクと呼び、受信装置から送信装置への通信を上りリンクと呼ぶ。
以下に、本発明の第1の実施の形態による無線通信装置について説明する。図1A及び図1Bを参照しながら、チャネル変動の違いについて説明を行う。
受信装置が送信装置に対して相対的に移動しているとき、その移動に伴うドップラー効果の影響等によりチャネルが変動する。そのチャネル変動速度(つまりドップラー周波数)は、受信装置の移動速度とチャネルの周波数とに比例する。このため、同じ受信装置においても、低周波数帯域のチャネルの変動速度よりも高周波数帯域のチャネルの変動速度の方が速くなる。
図1Aは、二つの異なる帯域で通信するときのチャネル変動の例を示した図である。図1Aでは、上の図のように、低周波数帯域に適した間隔で全帯域のCQIを送信した時の例を示している。図中の縦方向に延びる実線は、時間軸(横軸)上において、CQIを送信するタイミングを示したものである。このとき、低周波数帯域では、送信装置に報告したCQIによって、実際のチャネル変動を十分な精度で報告できることがわかる。
一方、図1Aの下図に示すように、高周波数帯域にとっては、チャネルの変動速度に対して図1に示すCQI送信間隔は広すぎる。そのため、送信装置に報告したCQIでは実際のチャネル変動を十分な精度で報告できてないことがわかる。
図1Bは、逆に、周波数の高い帯域に適した間隔で全帯域のCQIを送信した例を示す図である。図1Aの場合とは異なり、下図のように、高周波数帯域でも、十分な精度で実際のチャネル変動を報告できることがわかる。しかしながら、上図のように、低周波数帯域では、CQIの送信間隔が狭すぎて、低周波数帯域にとっては必要以上の回数のCQIを送っていることになる。つまり、チャネル品質の報告が非効率となっていることになる。
そこで、本実施の形態による無線通信技術においては、それぞれの帯域のチャネル品質に基づくCQIは、搬送波周波数が高くなるほど、送信間隔を短くし、逆に、搬送波周波数が低くなるほど送信間隔を長くすることを特徴とする。これにより、受信装置は各帯域のチャネルの変動に合った間隔でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。結果的に、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上する。
以下、一具体例として、下りリンクに周波数軸上で互いに直交するサブキャリアを用いたOFDM通信方式を用いて無線通信技術に本発明を適用した例について説明する。但し、複数キャリアを用いてデータを伝送する他の通信方式に対して本発明を適用することもでき、OFDM通信方式は一例として示すものである。また、上りリンクに関しては、一つの帯域のみをOFDM通信方式で通信する装置の構成を例として説明するが、上りリンクに関しては、シングルキャリアでも良いし、OFDM以外のマルチキャリアを用いる通信方式でも良い。さらに、上りリンクにも複数の帯域を用いる通信方式でも良い。
以下に、本発明の第1の実施の形態による無線通信技術における受信装置および送信装置の詳細な構成について説明を行う。
1)受信装置
a)受信装置受信部
図2は、本実施の形態による受信装置200の一構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、受信装置200は、アンテナ201、無線受信部202、GI(Guard Interval)除去部203、FFT(Fast Fourier Transform)部204、チャネル推定部205、チャネル補償部206、デマッピング部222、復号化部223、制御情報分離部221、CQI部209、符号化部210、マッピング部211、フレーム構成部212、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部213、GI挿入部214、および、無線送信部215を有している。図2では、無線受信部202、GI(Guard Interval)除去部203、FFT(Fast Fourier Transform)部204、チャネル推定部205、およびチャネル補償部206は、帯域毎に設けている例を示しているが、1組のみ設けておき、帯域毎に逐次的に処理を行うように構成しても良い。
図2に示すように、受信装置200は、送信装置300(図3)が送信した下りリンク信号をアンテナ201で受信し、受信した信号を無線受信部202に入力する。この無線受信部202は帯域毎に設けられている。無線受信部202は、それぞれ、対応する帯域の信号のみを受信信号から分離し、ベースバンドのデジタル信号へ変換しGI除去部203に入力する。GI除去部203は、ベースバンドデジタル信号からGIを除去して、FFT部204に入力する。
FFT部204は、GIが除去されたベースバンドデジタル信号に対してFFTを行って各サブキャリアの変調シンボルを分離し、チャネル推定部205とチャネル補償部206に入力する。チャネル推定部205は、サブキャリア毎にチャネル推定を行い、その推定値をサブキャリア毎にチャネル補償部206に入力する。チャネル補償部206は、サブキャリア毎のチャネル推定値に基づいて変調シンボルにチャネル補償を施し、デマッピング部222に入力する。
ここで、無線受信部202、GI除去部203、FFT部204、チャネル推定部205、および、チャネル補償部206は帯域毎に設けられ、帯域毎に処理が行われる。
デマッピング部222は、全帯域の各サブキャリアの変調方式に基づいて変調シンボルからデータの復調を行い、復調したデータを復号化部223に入力する。復号化部223は、符号化方式に基づいて復調したデータの復号を行い、制御情報分離部221に入力する。制御情報分離部221は、復号されたデータから制御情報を分離し、制御情報をCQI部209に入力する。また、制御情報以外のデータを情報データとして出力する。
CQI部209は、各帯域に対応するチャネル推定部205から受け取ったチャネル推定値に基づいてCQIを生成し、CQIを符号化部210に出力する。CQI部209の詳細については後述する。
b)受信装置送信部符号化部210は、情報データとCQIとを符号化し、符号化したデータをマッピング部211に入力する。マッピング部211は、符号化したデータとCQIをサブキャリア毎にマッピングして変調シンボルを生成し、サブキャリア毎にフレーム構成部212に送信データを入力する。
フレーム構成部212は、変調シンボルを用いてフレームを構成し、IFFT部213にフレームを入力する。IFFT部213は、フレーム構成された変調シンボルに対し、IFFTを行い、ベースバンドデジタル信号を生成して、GI挿入部214にベースバンドデジタル信号を入力する。GI挿入部214は、ベースバンドデジタル信号に対しGIを付加し、無線送信部215に入力する。無線送信部215は、GIが付加されたベースバンドデジタル信号を搬送波の周波数にアップコンバージョンし、上りリンク信号として、アンテナ201に入力する。アンテナ201は、上りリンク信号を送信装置300へ送信する。
尚、上述のCQI部209、符号化部210、マッピング部211、フレーム構成部212、IFFT部213、GI挿入部214、無線送信部215を、まとめてCQI報告部250と称する。
c)CQI部の詳細
以下において、CQI部209の詳細について説明する。図6は、図2の受信装置におけるCQI部209について示す図である。CQI制御部401は、制御情報分離部221から受け取った制御情報に基づく報告タイミングで、前記制御情報に基づく報告帯域におけるサブチャネル推定値を、サブチャネル選択部402に入力する。
サブチャネル選択部402は、受け取ったサブチャネル推定値に基づいて、所定の数(M個)のサブチャネルを選択し、選択したサブチャネルを示す情報と、選択したチャネルの品質と、をCQI構成部403に入力する。CQI構成部403は、所定のフォーマットに基づいて、選択したチャネルの品質と選択したチャネルを示す情報とを用いてCQIを構成し、符号化部210に入力する。ここで、チャネル品質として、前記サブチャネルに属するサブキャリアのSNR、SINR,CINRのそれぞれの平均値を用いる。また、その他にも前記サブチャネルに含まれるサブキャリアの中で最低の品質を、前記サブチャネルのチャネル品質として用いてもよいし、受信端末が要求するMCSを示す情報をチャネル品質として用いてもよい。
2)送信装置
a)送信装置受信部
図3は、本実施の形態に係る送信装置300の一構成例を示す機能ブロック図である。送信装置300は、アンテナ301、無線受信部302、GI除去部303、FFT部304、上りチャネル推定部305、上りチャネル補償部306、デマッピング部307、復号化部308、CQI分離部309、下りチャネル復元部310、スケジューリング部311、制御情報生成部351、符号化部312、マッピング部313、フレーム構成部314、帯域分離部352、IFFT部315、GI挿入部316、および、無線送信部317を有している。図3では、IFFT部315、GI挿入部316、および、無線送信部317は信号の通信帯域毎に設けられているが、1組のみ設けて帯域毎に逐次的に処理を行う構成としても良い。
図3に示すように、アンテナ301は、受信装置が送信した上りリンク信号を受信する。受信した信号を無線受信部302に入力する。無線受信部302は、受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換し、変換した信号をGI除去部303に入力する。
GI除去部303は、上記のベースバンドデジタル信号からGIを除去し、GIが除去されたベースバンドデジタル信号をFFT部304に入力する。FFT部304は、GIが除去されたベースバンドデジタル信号に対してFFTを行い、各サブキャリアの変調シンボルを分離し、上りチャネル推定部305と上りチャネル補償部306とにサブキャリア毎に入力する。上りチャネル推定部305は、チャネル推定を行い、その推定値を上りチャネル補償部306に入力する。上りチャネル補償部306は上りチャネル推定部305から受け取ったチャネル推定値に基づいて、FFT部から受け取ったサブキャリア毎の変調シンボルにチャネル補償を施し、デマッピング部307に入力する。デマッピング部307は、各サブキャリアの変調方式に基づいて変調シンボルの復調を行い、復調したデータを復号化部308に入力する。復号化部308は符号化方式に基づいて復調したデータの復号を行い、CQI分離部309に入力する。CQI分離部309は、復号化部308から受け取ったデータからCQIを分離して、下りチャネル復元部310に入力し、それ以外の信号を情報データとして出力する。下りチャネル復元部310は、CQI分離部309が分離したCQIに基づいて、下りのサブチャネル毎のチャネル品質を復元する。
尚、無線通信部302、GI除去部303、FFT部304、上りチャネル推定部305、上りチャネル補償部306、デマッピング部307、復号化部308、CQI分離部309、下りチャネル復元部310を、まとめてCQI取得部350と称する。
b)スケジューリング部の詳細
スケジューリング部311は、下りチャネル復元部310から受け取った各受信装置200の下りチャネル品質情報に基づいて、各受信装置200に対し、どの送信帯域の、どのサブチャネルを用いて、どのMCSを使用して送信するかを決定する。また、このときに、上記下りチャネル品質情報に加えて、各受信装置200が必要なデータ伝送レートや受信装置200に送信する必要のあるデータの量に基づいて、どのサブチャネルを用いて、どのMCSを使用して送信するかを決定するようにしてもよい。さらに、スケジューリング部311は、決定した結果を符号化部312とマッピング部313とフレーム構成部314に入力する。このとき、スケジューリング部311は、次に受信装置が返すCQIに対する制御情報を符号化部312に入力する。また、同時にどのサブチャネルにどのMCSで送信するかという割り当て結果を示す情報も符号化部312に入力する。
ここで、各受信装置200に対するサブチャネルの割り当て方には、それぞれのサブチャネルにおいて最も良いチャネル品質を示す受信装置200にそのサブチャネルを割り当てる方法(MAX−CIR)を用いることとする。尚、本実施の形態では、MAX−CIR法を用いた例について説明するが、その他の各受信装置200に対する割り当て方、例えばProportional Fairnessなどを用いてもよい。
また、この方法以外にも、チャネル品質情報に加えて送信装置300が持つ他の情報を用いて割り当て方を変えるようにしてもよい。例えば、スケジューリング部311は、チャネル品質情報に加え、各受信装置200で必要なデータの伝送レートによって割り当てるサブチャネルを制御してもよい。割り当てるサブチャネルのレートを制限しても十分要求する伝送レートを満たせる受信装置200に関しては、割り当てるサブチャネルを制限するという方法を用いてもよい。さらに、送る必要のあるデータの量が多い受信装置に対しては、他の受信装置よりも優先的にサブチャネルを割り当ててもよい。
次に、割り当てられたサブチャネルに対するMCSの決定方法の一例について説明する。図7Aは、適応変調によりチャネル品質情報に基づいて決定するMCSの一例を示す図である。チャネル品質が最も悪いときから良いときまで、図7Aに示すような順番で、MCSを変化させる。図7Aの最もSINRが低いときは何も送らないことを示している。つまり、「チャネル品質が悪すぎるため、最も低いレートのMCSでも要求する誤り率特性を満たせない」という状態を表している。このとき、二つのMCSを変える閾値は、たとえば以下のように決める。
送信装置と受信装置とが一対一で通信を行う伝搬路において、白色ガウス雑音だけが加わり、フェージングが起こらないという環境を考える。パケット誤り率をある所望の値以下に抑えながら通信を行うとする。SINRが変化すると、各々のMCSにおけるパケット誤り率が変化する。図7Aに示すチャネル品質の低い領域の方が、電力の大きい雑音に強い。その反面、雑音電力が小さいときは、図7Aに示すチャネル品質の高い領域のMCSもパケット誤り率が小さくなり、所望のパケット誤り率を満たす。従って、白色ガウス雑音がある電力に達したときに、チャネル品質の高い側のMCSが所望のパケット誤り率を満たす。このとき、低い側にあるMCSではなく、レートの高いMCSを選択する。そのときのチャネル品質が高い側のMCSが所望のパケット誤り率を満たすか満たさないかの境界の雑音電力に対応するチャネル品質を、MCSの閾値とする。パケット誤り率の他にスループットが最大になるような閾値を用いてMCSを切り替えてもよいし、その他の適応的にMCSを制御する方法を用いても良い。
またMCSを送信装置へ報告する方法には、例えば、図7Bに示すような表を、送信装置と受信装置とで共有しておき、MCSの一つずつに対応した「CQI index」(図7B右端の縦の列に対応)をフィードバックする方法がある。ここで、図7BのCQI index=0の場合の「out of range」は図7Aの一番下の段と同様に、「チャネル品質が悪すぎるため、最も低いレートのMCSでも要求する誤り率特性を満たせない」という状態を示している。
c)制御情報生成部概要
また、ここで、制御情報生成部351は、制御情報を生成して符号化部312に入力する。送信装置は、この制御情報生成部351において生成する制御情報を、受信装置に報告することで、CQI送信間隔の制御と報告帯域との切り替えを行う。詳細な動作については後述する。
d)送信装置送信部
図3の符号化部312は、各受信装置200の各サブキャリアに割り当てられたMCSに基づいて、情報データと割り当て情報と制御情報とを符号化し、マッピング部313に入力する。マッピング部313は、各受信装置200の各サブキャリアに割り当てられたMCSに基づいて、符号化されたデータをサブキャリア毎にマッピングして変調シンボルを生成し、フレーム構成部314にサブキャリア毎に入力する。フレーム構成部314は、スケジューリング部311が入力したMCS情報に基づいて、変調シンボルを用いてフレームを構成し、フレーム構成された変調シンボルを、帯域ごとにIFFT部315に入力する。IFFT部315は、フレーム構成された変調シンボルに対し、IFFTを行ってベースバンドデジタル信号を作成し、GI挿入部316にベースバンドデジタル信号を入力する。GI挿入部316は、ベースバンドデジタル信号に対し、GIを付加し、GIを付加したベースバンドデジタル信号を無線送信部317に入力する。無線送信部317は、GIが付加されたベースバンドデジタル信号を搬送波周波数にアップコンバージョンして、アンテナ301を用いて受信装置200へ、送信データを送信する。
このとき、IFFT部315、GI挿入部316、無線通信部317は、通信帯域毎に存在する。それぞれの無線送信部317は、アップコンバージョンした信号を合成した下りリンク信号をアンテナ201に入力する。アンテナ201は、下りリンク信号を送信装置200へ送信する。
尚、制御情報生成部351、スケジューリング部311、符号化部312、マッピング部313、フレーム構成部314、帯域分離部352、IFFT部315、GI挿入部316、無線送信部317、をまとめて制御情報送信部(360)と呼ぶ。
次いで、制御情報生成部351において行われるCQIの送信間隔と報告帯域の制御方法について説明する。
図4は、受信装置と送信装置との間における、情報のやり取りの例を示すシーケンス図である。点線軸の矢印は、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを送信することを、破線軸の矢印は、低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを送信することを、実線軸の矢印は、送信装置が受信装置からフィードバックされたCQIに基づいて、スケジューリング及び適応変調を行ったデータフレームの送信を示すものである。通信に用いる帯域が二つの場合は、送信間隔は図4に示すような送信間隔Tとなるように、送信間隔を制御する。ここで、間隔Tで高周波数帯域に基づくCQIを送信し、間隔Tで低周波数帯域に基づくCQIを送信する。TとTは、必ずしも一定でなくてもよいが、図4に示したように、常にT<Tが成立するようにすることが本発明の特徴である。また、TとTが一定でないとの意図は、CQI報告のタイミングが周期的である場合以外もこの実施例に含める趣旨である。
図5は、上記図4において、バンド(周波数帯)が3以上の場合のシーケンス図であり、CQIの送信間隔を示したシーケンス図である。すなわち、本実施の形態による通信技術は、帯域が3つ以上の場合にも適用できる。
図5において、Tは、高周波数帯域に基づくCQIを送信する間隔を示しており、Tは、低周波数帯域に基づくCQIを送信する間隔を示しており、Tは、高周波数帯域と低周波数帯域との間の周波数を持つ帯域に基づくCQIを送信する間隔を示している。
、TおよびTは、必ずしも一定でなくてもよいが、図5に示したように、常にTH<M<が成立するようにCQIを送信する。送信装置は、受信装置から前記間隔で送信したそれぞれの帯域に基づくCQIに基づいてスケジューリング及び適応変調を行う。
尚、上記のCQI送信間隔は、搬送波周波数に基づいて決定したが、さらに受信装置の移動速度にも基づいて、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIほど間隔を短く、低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIほど間隔が長くなるように決めてもよい。
e)CQI制御情報
送信装置は、制御情報生成部351で、受信装置に対して、図4、図5を参照して説明したようなタイミングでCQIを報告させるような制御情報を生成し、この制御情報を受信装置へと伝える。この制御情報としては、以下に説明するようなものが好ましい。
CQIを送る上りリンクのリソースを割り当てることは、つまり、送信タイミングと、送信に用いるサブチャネルと、の二つを指定することである。
以下の(A1)、(A2)、(A3)は、CQIの送信タイミングを指定する情報、(B1)、(B2)、(B3)は、CQIを送信するサブチャネルを指定する情報について説明するものである。(A1)、(A2)(A3)から一つと、(B1)、(B2)、(B3)から一つを選んだいかなる組み合わせを用いてCQI送信用リソースを割り当ててもよい。また、各帯域でCQI送信用のリソースの指定方法が異なっていてもよい。
(A1):CQIを送信するタイミングを所定のCQI送信回数毎に個別に指定する情報を含む制御情報である。
(A2):最初のCQIを送信するタイミングを指定し、同時に送信周期を指定する制御情報である。
(A3):どの下りリンク用サブチャネルでデータを通信するかを報告する情報を含む制御情報である。このとき、下りリンクに割り当てるサブチャネルと上りリンクでCQIを送信するタイミングを一対一に対応させる。その対応関係は、送受信装置で共有している。下りのサブチャネルの割り当て情報を見れば、受信装置はどのタイミングでCQIを送信すればいいか知ることができるようになっている。
(B1):CQIを送信するために用いるサブチャネルを指定する情報を含む制御情報である。
(B2):最初のCQIを送信するために用いる上りリンク用サブチャネルを指定する情報を含む制御情報である。受信装置はその後、同じサブチャネルを用いてCQIを送信する。
(B3):どの下りリンク用サブチャネルでデータを通信するかを報告する情報を含む制御情報である。このとき、下りリンクに割り当てるサブチャネルと上りリンクに割り当るCQIの送信用サブチャネルを一対一に対応させる。その対応関係は送受信装置で共有している。下りのサブチャネルの割り当て情報を見れば、受信装置はどのサブチャネルでCQIを送信すればいいか知ることができるようになっている。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、複数の帯域の中で、高い周波数を持つ帯域のチャネル品質に基づくCQIほど報告する頻度を上げて、低い周波数を持つ帯域のチャネル品質に基づくCQIほど報告する頻度を下げるようにしたことにより、各々の帯域の異なるチャネルの変動速度に則した報告間隔でCQIを報告することができる。
これにより、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができ、結果的に、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上するという利点がある。
f)CQIフォーマット
また、本実施の形態では、CQIのフォーマットとして、上記報告帯域に属するサブチャネル推定値からM個を選択して、選択したチャネルの品質と選択したチャネルを示す情報を報告する方法を例にして説明した。CQI部のブロック構成は、図6と異なるものであるが、それ以外にも例えば以下に挙げるようなものでも良いし、その他のCQIフォーマットでも良い。
(1)上記報告帯域に属するサブチャネル推定値からM個を選択して、選択したチャネルの品質の平均値と選択したチャネルを示す情報を報告する方法。
(2)上記報告帯域内の全サブチャネルについてのチャネル品質の平均値を報告する方法。
(3)上記報告帯域に含まれる全てのサブチャネルの品質を報告する方法。
(4)各サブチャネルのチャネル品質をDCT変換してそのうち低い次数の係数をM個報告する方法。
また図3は送信装置がOFDM方式でデータを送信する場合について書いたが、それ以外にもDFT−S−OFDM方式で送信を行っても良い。この場合、送信装置はマッピング部とフレーム構成部の間に、1つの受信装置へ送信する変調シンボルを複数個用いてDFT(Descrete Fourier Transform:離散フーリエ変換)するDFT部を挿入する。これに対応して、図2に示した受信装置にもチャネル補償部206のあとに帯域毎に、チャネル補償した変調シンボルをIDFT(Inverse Discrede Fourier Transform:逆離散フーリエ変換)するIDFT部を挿入する。これによりDFT−S−OFDMが実現出来る。
また、送信装置が、MC−CDMA方式で送信を行っても良い。この場合、送信装置はマッピング部とフレーム構成部の間に、1つの受信装置へ送信する変調シンボルを複数個用いてウォルシュ符号などで拡散する拡散部を挿入する。これに対応して、図2に示した受信装置にもチャネル補償部206のあとに帯域毎に、チャネル補償した変調シンボルを逆拡散する逆拡散部を挿入する。これによりMC−CDMAが実現出来る。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態による無線通信技術は、データを一定の時間長を持ったフレームで区切られた単位で送受信する通信システムにおいて、各々の帯域に基づくCQIを周期的に送信する場合に関するものである。
送信装置および受信装置のその他の構成は第1の実施の形態(図2、図3)と同様であり、その説明は省略する。以下に本実施の形態における特徴であるCQI送信タイミングに関する詳細な説明をする。
本実施の形態は、上りと下りとの両方で、一定のフレーム長を持つ場合の実施の形態である。本実施の形態において前提となるAMCおよびスケジューリングのための送受信フレームの関係について、説明する。図8は、受信装置と送信装置における、フレーム単位での関係を示す図である。
図8に示すように、まず、下りフレームAを、矢印に示すように、受信装置が受信する。その後、受信装置は前記下りフレームAを用いてチャネル推定を行い、その結果に基づいてCQIを生成して上りリンクのフレームBで送信装置に報告する。その後、送信装置は、受信したフレームBに含まれるCQIを用いて、スケジューリング及びAMCを行い、フレームCでデータを送信する。図8で示したように、フレームA、B、Cのタイミングは同時になることはなく、A、B、Cの順番に時間方向にずれていることがわかる。
また、このフレームA、B、Cの相対的な送信タイミングは固定されている。チャネル推定用フレームAがNフレーム長だけずれたとすると、フレームB、Cも、Nフレーム長だけ同じ方向にずれることになる。ここでNは整数である。この下りフレームと上りフレームとの関係は、本実施の形態以降の全ての実施の形態においても同様のものとする。
以下、CQIの報告周期がNフレームというのは、Nフレームに一回CQIを含むデータを送信するということを意味する。
本実施の形態においては、図9に示したような送信タイミングでCQIを送信する。図9では、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIをLフレームに一回を返す(点線軸の矢印)。そのうち、K回に一回、つまり、K×Lフレームに一回は、高周波数帯域と低 周波数帯域とのチャネル品質両方に基づくCQIを返す(一点鎖線軸の矢印)。ここで、K、Lは自然数である。
具体的なCQIフォーマットでは、以下のような例が挙げられる。高周波数帯域に基づくCQIのみを返す時は、第一の実施形態で説明したように図6のCQI部400において、高周波数帯域を選択して生成したCQIを返す。高周波数帯域と低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを返すフレームが重なった時は、図6のCQI部400において、両帯域の全てのサブチャネルの中から受信端末がM個のサブチャネルを選択して、そのM個のサブチャネルを示す情報と、M個のサブチャネルの品質を示す情報を示すCQIを返す。このとき、高周波数帯域に基づくCQIと低周波数帯域に基づくCQIとの二つを同時に返したと見なすことができる。
従って、両帯域のCQIの報告の周期性を崩さずに、低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIの長い報告周期、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIの短い報告周期を実現することができる。
尚、本実施の形態による送信タイミングを示すシーケンス図に関して、図9を参照しながら説明したが、以下の図10に示す方法であっても良い。図10に示すタイミングチャート図で示す送信周期となるように、点線軸の矢印に示す高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIをLフレームに一回返し、破線軸の矢印に示す低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIをPフレームに一回返す。ここで、L、PはL<Pを満たす自然数である。図では、2L=Pである。ここで、L、Pは自然数であるため、必ず、高周波数帯域と低周波数帯域との両方のCQIを同時に返すタイミングが存在し(一点鎖線軸の矢印)、そのときは、両方の帯域に基づくCQIを一つ返す。
a)CQI制御情報
送信装置は、制御情報生成部351で、受信装置に図10で説明したようなタイミングでCQIを報告させるような制御情報を生成して、受信装置へと伝える。送信装置は、本実施の形態においても第1の実施の形態で説明したものと同様の形式用いて制御情報を生成する。
b)CQIフォーマット
具体的なCQIフォーマットとしては以下に説明するものが挙げられる。高周波数帯域に基づくCQIのみを返す時は、図6のCQI制御部400によって、高周波数帯域を選択して生成したCQIを返す。低周波数帯域に基づくCQIのみを返す時は、図6のCQI制御部400によって、低周波数帯域を選択して生成したCQIを返す。高周波数帯域と低周波数帯域とのチャネル品質に基づくCQIを返すフレームが重なった時は、図6のCQI制御部400によって、両帯域の全てのサブチャネルの中から受信端末がM個のサブチャネルを選択し、そのM個のサブバンドを示す情報と、M個のサブバンドの品質を示す情報を示すCQIとを返す。このようにして、同一フレームで両周波数帯域に基づくCQIを返さなければならないフレームも含めて、両方の周波数帯域に関するCQIを周期的に返すことができる。
以上の方法を用いることにより、本実施の形態では、受信装置は両帯域のチャネルの変動に合った周期でCQIを報告することができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。その結果として、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上するという利点がある。
尚、本実施の形態では、通信する帯域が二つである場合について説明したが、3つ以上の帯域を有する場合についても同様に適応できる。
c)CQIフォーマット
本実施の形態では、CQIのフォーマットの一例として、上記報告帯域に属するサブチャネル推定値からM個を選択して、選択したチャネルの品質と選択したチャネルを示す情報を報告する方法を用いた例について説明した。
CQI部のブロック構成は図6と異なるものとなるが、上記以外にも、例えば以下に挙げるような方法でも良いし、その他のCQIフォーマットでも良い。
(1)上記報告帯域に属するサブチャネル推定値からM個を選択して、選択したチャネルの品質の平均値と選択したチャネルを示す情報を報告する方法である。同じフレームで二つ以上の帯域のCQIを返す時は、上記二つ以上の帯域に含まれるサブチャネル全てからM個を選択して、選択したチャネルの品質の平均値と選択したチャネルを示す情報とを報告する。
(2)上記報告帯域内の全サブチャネルについてのチャネル品質の平均値を報告する方法である。同じフレームで二つ以上の帯域のCQIを返す時は、二つ以上の帯域に含まれるサブチャネル全てのチャネル品質の平均値を報告する。
(3)上記報告帯域に含まれる全てのサブチャネルの品質を報告する方法である。同じフレームで二つ以上の帯域のCQIを返す時は、二つ以上の帯域に含まれるサブチャネル全てのチャネル品質を報告する。
(4)各サブチャネルのチャネル品質をDCT変換してそのうち低い次数の係数をM個報告する方法である。同じフレームで二つ以上の帯域のCQIを返す時は、二つ以上の帯域に含まれるチャネル品質を各帯域にDCT変換し、そのうちの低い次数の係数を各帯域毎に所定の数ずつ報告しても良い。或いは、二つ以上の帯域に含まれるチャネル品質を一回のDCT変換により変換し、そのうち低い次数の係数をM個報告してもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態について以下に説明する。上記の第2の実施の形態では、各々の帯域に基づくCQIを周期的に報告する場合における技術について説明した。本発明の第3の実施の形態は、CQIを含むフレーム(ここでのCQIは全ての帯域に関するCQIを含む。)が受信装置に周期的に割り当てられる場合における技術に関するものである。
送信装置および受信装置のその他の構成は、第1の実施の形態(図2、図3)と同様であるため、その説明は省略する。以下においては、本実施の形態のCQI送信タイミングに関する詳細な説明をする。また、本実施の形態においても、第2の実施の形態の記述の中で、図8を用いて説明したものと同様の送受信タイミングで通信を行うものとする。
図11は、本実施の形態におけるCQIの送信タイミングをシーケンス図で示した図である。図11においては、高/低周波数帯域にかかわらず、CQIをフレーム毎に返す(2フレームに一回など周期的に返せば毎フレームでなくてもよい)。このとき、N回にR回だけ低周波数帯域に関するCQIを返し、N回にN−R回だけ高周波数帯域に関するCQIを返す。ここで、RはN−Rよりも小さい数にする。すなわち、受信装置がN回CQIを返すうちに、R回だけ低周波数帯域に基づくCQIを返し、N−R回高周波数帯域に基づくCQIを返す(このとき、R<N−Rである。)。R<N−Rにすることにより、受信装置が高周波数帯域に基づくCQIを返す回数が、低周波数帯域に基づくCQIを返す回数よりも多くなる。
CQI制御情報送信装置は、制御情報生成部351で、受信装置に図11で説明したようなタイミングでCQIを報告させるような制御情報を生成して、受信装置へと伝える。送信装置は制御情報を第一の実施形態で説明したものと同様の形式で生成する。この実施例の他のパターンとしては、バンドが3以上のとき、複数のバンドに基づくCQIも返すとき(全バンドに基づくCQIや3つのバンドがあるときの二つのバンドに基づくCQIなどを返すものについても言及しておく)
本実施の形態は、1つの受信装置がCQIを返すフレームが(全ての帯域合わせて)周期的にしか割り当てられないときに適用する技術である。本実施の形態では、受信装置は高周波数領域に基づくCQIを低周波数領域に基づくCQIよりも多く送ることができる。
これにより、受信装置は両帯域のチャネルの変動に合った周期でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。従って、結果的に、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上するという利点がある。
尚、CQIフォーマットは、第1の実施の形態において挙げたものであれば全て用いることができる また、本実施の形態では、通信する帯域が二つの場合について説明したが、3つ以上の場合についても適応できるのは言うまでもない。
次に、本発明の第4の実施の形態について以下に説明する。本実施の形態では、送信装置が低周波数領域と高周波数領域との二つの帯域を用いて下りリンクのデータを送信し、受信装置が、周期的なCQIの報告と、送信装置からの通知があったときに行う非周期的CQI報告とを、両方行う場合に関する。本実施の形態においても、第2の実施の形態の説明の中で図8を参照して説明した場合と同様の送受信タイミングで通信を行うものとする。
a)送受信機の構成
本実施の形態で用いられる送信装置は、上記第1の実施の形態における送信装置のブロック図(図3)と同じ構成であるため、説明は省略する。一方、本実施の形態で用いられる受信装置800の構成は、図13に示すように第1の実施の形態における図2の構成の制御情報分離部221を制御情報分離部821に代えるとともに、CQI部209を周期的CQI部809と非周期的CQI部851とに代えた構成を有している。それ以外の構成については、図2と変更がないため説明は省略する。
ここで、制御情報分離部821では、送信装置が生成した周期的CQI制御情報と非周期的CQI制御情報とを分離し、各々を、周期的CQI部809と非周期的CQI部851とに入力する。周期的CQI部809は、後述するタイミングで周期的CQIを生成し、符号化部810に入力する。非周期的CQI部851は、後述するタイミングで非周期的CQIを生成し、符号化部810に入力する。
b)周期的CQI部の詳細
周期的CQI部809は、第1の実施の形態において説明した図6のCQI部と同様の構成を持っている。
c)非周期的CQI部の詳細
図14は、図13における非周期的CQI部851の構成について詳細に示した図である。図14において、サブチャネル選択部1401は、非周期的CQI送信命令を受け取ったとき、チャネル推定部805から受け取った高周波数領域の帯域に関するチャネル推定値に基づいて、所定の数(M個)のサブチャネルを選択し、選択したチャネルを示す情報と、選択したチャネルの品質をCQI構成部1402に入力する。CQI構成部1402は、所定のフォーマットに基づいて、選択したチャネルの品質と選択したチャネルを示す情報とを用いて非周期的CQIを構成し、符号化部に入力する。
d)シーケンス図
本実施の形態においては、図12に示すタイミングで、周期的CQIおよび非周期的CQIを送信する。LTEを考慮に入れて、preodicとaperiodicを取り入れた例である。preodicの場合には、それぞれの帯域のCQIを交互に返す。aperiodicのときは、高周波数帯域に関するCQIを返す。その結果として、高周波数の方が頻繁にCQIを返していることになる。
図12に示すように、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIと、低周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIとを、周期的(preodic)CQIを用いて交互に送信する。周期的CQIとは別に、制御情報に非周期的(aperiodic)CQI送信命令が含まれたとき、受信装置はその送信命令から所定の時間後のフレームで、非周期的CQIを送信する。つまり、周期的CQI、非周期的CQIの報告を合わせると、低周波数領域に基づくCQI報告よりも高周波数領域に基づくCQI報告が高い頻度で行われることになる。
e)CQI制御情報
送信装置は、制御情報生成部351で、受信装置に図12で説明したようなタイミングで周期的CQIを報告させるような制御情報を生成して、受信装置へと伝える。送信装置が周期的CQIを含む制御情報を、第1の実施の形態で説明したものと同様の形式で生成する。また、非周期的CQIに関しては、第1の実施の形態で説明した方法のうち、送信タイミングに関しては方法(A1)を用いて指定する。非周期的CQI送信に用いるサブチャネルに関しては、(B1)、(B2)、(B3)のいずれの方法を用いて指定もよい。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、受信装置は両帯域のチャネルの変動に合った頻度でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。従って、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上する。
尚、CQIフォーマットは、第1の実施の形態に挙げたものであれば全て用いることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について以下に説明する。本実施の形態は、低周波数領域と高周波数領域との二つの帯域を用いて、下りリンクのデータを送信する通信システムにおいて、受信装置が、周期的なCQIの報告と、送信装置からの通知があったときに行う非周期的CQI報告とを両方行う場合に関する。
本実施の形態における送受信機の構成は、第4の実施の形態の構成(図13、図2)と同じである。本実施の形態では、受信装置が、周期的なCQI報告用に割り当てられたフレームで、低周波数領域に基づくCQIを、高周波数領域に基づくCQIよりも高頻度で報告する。また、送信装置は、非周期的なCQI報告命令を受信装置に通知する。受信装置は非周期的なCQI報告命令を受け取ったとき、高周波数領域に基づくCQIを返す。このとき、非周期的CQI送信命令を送信装置が頻繁に送ることで、周期的、非周期的CQIの報告を合わせると、低周波数領域に基づくCQI報告よりも高周波数領域に基づくCQI報告の頻度の方が高くなるようにする。
これにより、受信装置は、両帯域のチャネルの変動に合った頻度でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。結果的に、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上する。
a)シーケンス図
本実施の形態においては、図15及び図16に示したような送信タイミングになる様に周期的CQIおよび非周期的CQIを送信する。その送信タイミングをシーケンス図で示したものである。
周期的CQIについては、N回CQIを返す中で、S回だけ高周波数帯域に基づくCQIを返し、N−S回低周波数帯域に基づくCQIを返す。このとき、S<N−Sである。S<N−Sにすることにより、高周波数帯域に基づくCQIを返す回数が、低周波数帯域に基づくCQIを返す回数よりも少なくなる。また、Nは自然数。Sは非負の整数である。
ここで、図15はSが1以上の場合で、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを周期的CQIでも報告する場合であり、LTEを考慮に入れて、preodicとaperiodicを取り入れた実施例である。Periodic CQIをN回返すうちに、低周波数帯域のCQIをN−S回返す。また、高周波数帯域のCQIをS回に返す。ここで、S<N/2である。ただし、aperiodicのときは、高周波数帯域に関するCQIを返す。aperiodicなCQIで高い周波数帯域のCQIを送信しているときはperiodicなCQIよりも狭い間隔で送る。
図16は、Sが0の場合で、高周波数帯域のチャネル品質に基づくCQIを周期的CQIでは報告しない場合のシーケンス図である。LTEを考慮に入れて、preodicとaperiodicを取り入れた実施例である。Periodic CQIでは低周波数帯域のCQIのみを返す。aperiodicのときは、高周波数帯域に関するCQIを返す。aperiodicなCQIでかたい周波数帯域のCQIを送信しているときはperiodicなCQIよりも狭い間隔で送る。図16は図15のS(=PeriodicCQIをN回送る中で高周波数帯域を送る回数)を0にした場合を示す図である。言い換えると、PreodicCQIは専ら低周波数帯域のCQIのみ送る。AperiodicCQIは専ら高周波数帯域のCQIを送る。AperiodicCQIを、間隔を狭くして送るようにするので、結果的に高周波数帯域のCQIが低周波数帯域のCQIよりも多くフィードバックされる。前記周期的CQIとは別に、非周期的CQI送信命令が制御情報に含まれていたとき、受信装置は、その送信命令から所定の時間後のフレームで、非周期的CQIを送信する。この非周期的CQI送信命令を、周期的CQIよりも高い頻度で送信装置が送る。すると、周期的、非周期的CQIの報告を合わせたとき、低周波数領域に基づくCQI報告よりも高周波数領域に基づくCQI報告が、高い頻度で送られる。
b)CQI制御情報
送信装置は、制御情報生成部351で、受信装置に図15,16で説明したようなタイミングで周期的および非周期的CQIを報告させるような制御情報を生成して、受信装置へと伝える。この制御情報は第4の実施の形態で説明したものと同様の方法を用いることができる。
以上のように、本実施の形態において、受信装置は両帯域のチャネルの変動に合った頻度でCQIを報告し続けることができ、通信帯域全体としてチャネル品質情報を効率よく報告することができる。従って、全部の帯域に関するCQIを報告して通信を行うときのスケジューリング及びAMCの効果が高くなりシステム全体の伝送効率が向上する。
尚、CQIフォーマットは、第1の実施の形態に挙げたものであれば、全て用いることができる。上記の各実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
本発明は通信装置に利用可能である。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許および特許出願をそのまま参考として本明細書にとり入れるものとする。

Claims (4)

  1. 搬送波周波数が異なる複数の周波数帯域を用いて送信装置と受信装置とが通信する無線通信システムにおける受信装置であって
    前記複数の周波数帯域を用いて送信されたデータを受信する受信部と、
    前記複数の周波数帯域のそれぞれについて周期的CQIを生成するCQI部
    前記周期的CQIを、前記周波数帯域毎に設定された報告周期前記送信装置報告するCQI報告部を有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信装置は、
    前記データから制御情報を分離する制御情報分離部を有し、
    前記制御情報は、前記報告周期を示す情報を含むことを特徴とする請求項に記載の受信装置。
  3. 搬送波周波数が異なる複数の周波数帯域を用いて送信装置と受信装置とが通信する無線通信システムにおける送信装置であって
    前記複数の帯域を用いてデータを送信する送信部と、
    前記送信装置は、前記複数の周波数帯域のそれぞれに対する周期的CQIを、前記周波数帯域毎に設定された報告周期で受信装置から取得するCQI取得部を有することを特徴とする送信装置。
  4. 前記送信装置は、
    前記報告周期を示す情報を含む制御情報を送信する制御情報送信部を有することを特徴とする請求項に記載の送信装置。
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