JP5199820B2 - 端末局装置および通信システム - Google Patents

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本発明は、受信信号から各チャネルの受信品質を測定し、その結果を基地局装置へ報告する端末局装置および通信システムに関する。
通信の効率(システムのトータルスループットや、受信エラーの発生を勘案した実質的な伝送速度)を改善する方法として、受信信号電力やSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio:受信信号電力対干渉および雑音電力比)等の伝搬路状態及び受信品質を示す指標を基に、変調方式や、チャネル符号化率、誤り訂正符号化方式、拡散率、コード多重数、送信電力等の通信パラメータを、適応的に選択する方式が提案されている(下記非特許文献1参照)。特に、変調方式やチャネル符号化率などの変調パラメータを適応的に選択する方式は適応変調方式と呼ばれている。
また、基地局装置と複数の端末局装置とから構成され、基地局装置から端末局装置への通信(下りリンク)においてマルチキャリア通信を用いる通信システムでは、以下の方式が検討されている(非特許文献2、非特許文献3)。
1)下りリンク信号の各端末局装置における各チャネルの受信品質に応じて、チャネルを各端末局装置に割り当てるスケジューリングを行う。
2)さらに下りリンクに対して、1つのサブキャリアまたは幾つかのサブキャリアからなるチャネル毎に、適応変調を行う。
尚、端末局装置の受信品質に基づいたスケジューリングや適応変調方式を採用した通信システムでは、割り当てや変調パラメータを決定するために、通信に使用するチャネルの受信信号電力やSINR等の伝搬路状態および受信品質を示す指標を通信相手に通知する必要がある。
上記のようなシステムでは、各端末局装置が各チャネルに関する受信品質情報を、上りリンクの制御チャネル等を用いて、基地局装置へ通知する必要がある。このため、端末局装置数およびチャネル数に比例して、上りリンクで伝送する受信品質情報の情報量が膨大になるという問題があった。
そこで、上記の問題を改善する為に、上りリンクで伝送する受信品質情報の情報量の削減を目的として、基地局装置が各端末局装置に通信用として割り当てた全チャネルのうち、受信品質の良好なチャネルを、受信品質の良好な方から所定の数だけ選び、それらのチャネルの受信品質だけを基地局装置へ通知する方法が提案されている(下記特許文献1、特許文献2、非特許文献3、非特許文献4参照)。
また、次世代の通信方式では、より高速な通信を実現するために、広い周波数帯域を用いて通信を行うことが考えられている。しかし、既存の他のシステムが使用している周波数帯域を避けなければならないため、連続で広い周波数帯域を割り当てることが難しい。そのため、不連続に配置された周波数帯域を集めて1つのシステムで利用する周波数アグリゲーション(Spectrum aggregation)技術が提案されている(下記非特許文献5参照)。
特開2004−208234号公報 特開2006−50545号公報 岸山他「下りリンクVSF−OFCDMブロードバンド無線アクセスにおける適応変復調・チャネル符号化のスループット特性の実験結果」、電子情報通信学会技術研究報告、2003年5月、RCS2003−25 前原他「サブキャリア適応変調を用いたOFDM/TDD伝送方式の検討」、2001年電子情報通信学会総合大会、2001年3月、B−5−100、p.498 「CQI report and scheduling procedure」、3GPP、TSG−RAN WG1 Meeting #42bis、R1−051045、2005年10月 Sensitivity of DL/UL Performance to CQI−Compression with Text Proposal」、3GPP、TSG−RAN WG1 ad hoc meeting on LTE、R1−060228、2006年1月 「LTE−Advanced − LTE evolution towards IMT−Advanced」、3GPP、Workshop、IMT−Advanced、REV−080030、2008年4月
しかしながら、複数の周波数帯域を集めて利用する場合、各周波数帯域における伝搬路の変動速度がそれぞれ異なるため、端末局装置がこれら複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置へ通知する際に、各周波数帯域に対して同一の基準を用いてチャネルの選択を行うことは適切ではなかった。
本発明は、端末局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置へ通知する際に、より適切なチャネルを選択することを目的とする。
本発明の一観点によれば、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中から基地局装置によって割り当てられたチャネルを介して基地局装置と通信を行う端末局装置であって、前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、各チャネルの周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果とに基づいて、前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、前記受信品質情報を送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする端末局装置が提供される。
前記チャネル選択部は、前記各チャネルの周波数に基づいて各チャネルの選択優先度を決定し、前記各チャネルの受信品質測定結果と前記選択優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択することが好ましい。各チャネルの受信品質測定結果と前記選択優先度とに基づいて、受信品質が良く、優先度の高いチャネルを選択する。前記チャネル選択部は、周波数の近接する複数のチャネルをグループ化し、前記グループ毎に前記選択優先度を決定することが好ましい。
前記チャネル選択部は、低い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記選択優先度を、高い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記選択優先度より高く設定することが好ましい。さらに、移動速度を測定する移動速度測定部を備え、前記チャネル選択部は、さらに前記移動速度測定結果に基づいて各チャネルの選択優先度を決定することが好ましい。
前記チャネル選択部は、前記移動速度測定結果が第1の閾値以下、または前記第1の閾値より大きな第2の閾値以上である場合、前記選択優先度を全チャネルで等しくすることが好ましい。前記チャネル選択部は、さらに自端末局装置が割り当てられたチャネルまたは前記割り当てられたチャネルの属するグループの前記選択優先度を高く設定することが好ましい。
前記チャネル選択部は、前記選択優先度に基づいて各チャネルの重み係数を算出して前記各チャネルの受信品質測定結果に乗算し、前記乗算結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択することが好ましい。前記受信品質情報生成部は、前記選択したチャネルにおける前記受信品質測定結果に前記重み係数を乗算した結果を表す情報をさらに含む受信品質情報を生成することが好ましい。
本発明の他の観点によれば、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中から基地局装置によって割り当てられたチャネルを介して複数の送信アンテナを備える基地局装置と通信を行う複数の受信アンテナを備える端末局装置であって、前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、前記複数の送信アンテナを用いた送信モードの種類、各チャネルの周波数、および前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、前記受信品質情報を送信する無線送信部と、を備えることを特徴とする端末局装置が提供される。前記チャネル選択部は、前記送信モードが送信ダイバーシチの場合、前記周波数の低いチャネルの中から選択するチャネルの数を多くすることが好ましい。
前記チャネル選択部は、前記送信モードがMIMOの場合、前記周波数の高いチャネルの中から選択するチャネルの数を多くすることが好ましい。
前記受信品質情報生成部は、前記選択したチャネルにおける前記受信品質測定結果を表す情報をさらに含む受信品質情報を生成することが好ましい。
また、複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信システムであって、前記端末局装置は、前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、各チャネルの周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、前記受信品質情報を送信する無線送信部とを備え、前記基地局装置は、前記端末局装置から送信された前記受信品質情報を受信する無線受信部と、前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルから前記端末局装置への通信に用いるチャネルの割り当てを決定するスケジューリング部と、を備えることを特徴とする通信システムが提供される。
本発明の別の観点によれば。複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信方法あって、前記端末局装置は、前記複数のチャネルの受信品質を測定するステップと、各チャネルの周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するステップと、前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成するステップと、前記受信品質情報を送信するステップとを有し、前記基地局装置は、前記端末局装置から送信された前記受信品質情報を受信するステップと、前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルから前記端末局装置への通信に用いるチャネルの割り当てを決定するスケジューリングステップとを有することを特徴とする通信方法が提供される。
本発明は、上記に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体であっても良い。プログラムは、インターネットなどの伝送媒体によって取得されるものであっても良い。
本発明によれば、端末局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置へ通知する際に、より適切なチャネルを選択することを可能とする端末局装置および通信システムを提供することができる。
以下に、基地局装置から端末局装置への下りリンクの通信に、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex、以下「OFDM」と記す。)を用いた多元接続方式である直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、以下「OFDMA」と記す。)システムを採用し、少なくとも1つのサブキャリアからなるチャネル毎に適応スケジューリング(各端末局装置に対するチャネルの割り当て)を行うセルラーシステムにおいて、複数のチャネルから構成される周波数帯域を複数個集めて通信を行う周波数アグリゲーション方式を適用したシステムについて、本発明を適用した例を挙げて説明する。
尚、以下の各実施の形態における説明では、受信品質情報としてパイロットシンボルに基づき算出した指標、例えば、SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio:受信信号電力対干渉および雑音電力比)を用いるものとして説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信技術における、下りリンクのチャネルの周波数配置の一例を示した図である。図1においては、周波数の離れた複数の搬送波で伝送される複数の周波数帯域を下りリンクの通信に使用し、各周波数帯域は複数のチャネルから構成されている。
図1は、チャネル1からチャネル16までの16個のチャネルが周波数の低い方から順に配置されている場合の例を示す図である。
また、図1(a)においては、各チャネルを伝送する搬送波(搬送波周波数fc、fc、fc:fc<fc<fc)毎に周波数帯域B1、B2、B3を定義した場合の例を示しており、周波数帯域B1にはチャネル1からチャネル4まで、周波数帯域B2にはチャネル5からチャネル8まで、周波数帯域B3にはチャネル9からチャネル16まで、が含まれている。
さらに、図1(b)においては、各周波数帯域が同じ帯域幅(チャネル数)となるように定義した場合の例を示しており、周波数帯域b1にはチャネル1からチャネル4まで、周波数帯域b2にはチャネル5からチャネル8まで、周波数帯域b3にはチャネル9からチャネル12まで、周波数帯域b4にはチャネル13からチャネル16まで、が含まれる。
尚、周波数帯域の定義としては、上記の例に限られるものではなく、周波数の近接するチャネルを含むように定義すれば、チャネルを伝送する搬送波や含まれるチャネル数が異なっている配置でも良い。
図2は、本実施の形態における基地局装置200の一構成例を示す概略ブロック図である。図3は、本実施の形態における端末局装置300の一構成例を示す概略ブロック図である。
基地局装置200は、制御情報を受ける第1の符号化部201、下りリンクデータを受ける第2の符号化部202、第1の変調部203、第2の変調部204、パイロット生成部205、マッピング部206、周波数時間変換部207、GI(Guard Interval:ガード期間)挿入部208、無線送信部209、アンテナ部210、無線受信部211、復調部212、復号化部213、受信品質情報記憶部214、スケジューリング部215、を有する。
端末局装置300は、アンテナ部301、無線受信部302、GI除去部303、時間周波数変換部304、デマッピング部305、第1の復調部306、第2の復調部307、受信品質測定部308、第1の復号化部309、第2の復号化部310、チャネル選択部311、受信品質情報生成部312、符号化部313、変調部314、無線送信部315、を有する。
基地局装置200での下りリンクの送信動作について図2を参照しながら説明する。第1の符号化部201は、端末局装置へ通知する制御情報、および、スケジューリング部215による下りリンクのスケジューリング結果であるスケジューリング情報を予め定めた符号化率によって誤り訂正符号化して符号化制御情報を生成し、出力する。
第1の変調部203は、第1の符号化部201で生成した符号化制御情報を予め定めた変調方式で変調して制御情報の変調シンボルを生成し、出力する。
第2の符号化部202は、下りリンクで送信する下りリンクデータに対してスケジューリング情報に基づいて誤り訂正符号化を行い、符号化データを出力する。
第2の変調部204は、第2の符号化部202で生成した符号化データをスケジューリング情報に基づいて変調し、下りリンクデータの変調シンボルを出力する。
パイロット生成部205は、端末局装置における受信品質測定のために送信信号へ挿入するパロットシンボルを生成し、出力する。
マッピング部206は、変調部203で生成した制御情報の変調シンボルおよびパイロット生成部205で生成したパイロットシンボルを予め定めたマッピング位置(各チャネルの各サブキャリア、およびOFDMシンボル)へ割り当て(マッピングし)、変調部204で生成した下りリンクデータの変調シンボルをスケジューリング情報に基づいて各チャネルの各サブキャリアへ割り当て、送信シンボルを出力する。
周波数時間変換部207は、マッピング部206が出力した送信シンボルを周波数時間変換、例えば高速逆フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)してOFDMの時間信号に変換し出力する。
GI挿入部208は、周波数時間変換部207で生成されたOFDMの時間信号にガード期間GIを付加する。
無線送信部209は、ガード期間を付加されたOFDMの時間信号をアナログ信号へ変換し、無線周波数へアップコンバートして、アンテナ部210より端末局装置300に送信する。
尚、本実施の形態では、第1の変調部203から無線送信部209まで(図2において一点鎖線で囲まれた部分)を各周波数帯域または各搬送波に対応してそれぞれ設けている場合の例を示しているが、一括して処理するように構成しても良い。
次に、端末局装置300での下りリンクの受信動作と、上りリンクでの受信品質情報の送信(通知)動作について図3を参照しながら説明する。
基地局装置200から送信された信号を、アンテナ部301を経て無線受信部302が受信し、無線周波数からダウンコンバートし、さらにデジタル信号へと変換し、OFDMの時間信号を出力する。
GI除去部303は、OFDMの時間信号からガード期間GIを除去し、ガード期間GIを除去したOFDMの時間信号を出力する。
時間周波数変換部304は、GI除去部303から出力されたOFDMの時間信号を時間周波数変換、例えば高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)することにより、変調シンボルを出力する。
デマッピング部305は、予め定めたマッピング位置から下りリンクの制御情報の変調シンボルとパイロットシンボルとを、その他から下りリンクデータの変調シンボルをそれぞれ分離し、出力する。
第1の復調部306は、デマッピング部305から出力された制御情報の変調シンボルを、予め定めた変調方式に基づいて復調し、符号化制御情報を出力する。
第1の復号化部309は、第1の復調部306で復調した符号化制御情報に対して、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正復号化を行い、下りリンクの制御情報およびスケジューリング情報を出力する。
第2の復調部307は、デマッピング部305から出力された下りリンクデータの変調シンボルを、第2の復号化部309から出力された下りリンクのスケジューリング情報に基づいて復調し、符号化データを出力する。
第2の復号化部310は、第2の復調部307で復調した符号化データに対して、第1の復号化部309から出力された下りリンクのスケジューリング情報に基づいて誤り訂正復号化を行い、下りリンクデータを出力する。
受信品質測定部308は、デマッピング部305から出力されたパイロットシンボルに基づいて各チャネルの受信品質(SINR)を測定し出力する。
チャネル選択部311は、各チャネルの属する周波数帯域に基づいて各チャネルの選択優先度を決定し、その優先度と受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質の測定結果(以下、単に「受信品質」と記す。)とに基づいて、基地局装置200に受信品質を通知するチャネルを選択し、選択したチャネルを示す選択チャネル情報と選択したチャネルの受信品質を出力する。尚、チャネル選択部311の詳細な動作については後述する。
受信品質情報生成部312は、チャネル選択部311が出力した選択チャネル情報と受信品質とを基地局装置200へ通知するための受信品質情報を生成し、出力する。
符号化部313は、受信品質情報生成部312の出力した受信品質情報に対して、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正符号化を行い、符号化受信品質情報を出力する。
変調部314は、符号化部313で生成した符号化受信品質情報を予め定めた変調方式に基づいて変調し、受信品質情報シンボルを出力する。
無線送信部315は、変調部314で生成した受信品質情報シンボルをアナログ信号へ変換し、無線周波数へアップコンバートして、アンテナ部301から基地局装置200へ送信する。
尚、本実施の形態では、無線受信部302から受信品質測定部308まで(図3の一点鎖線で囲まれた部分)を各周波数帯域または各搬送波に対応してそれぞれ設けている場合の例を示しているが、一括して処理するように構成しても良い。
また、本実施の形態では、受信品質情報を単独で基地局装置200へ通知する場合の例を説明したが、上りリンクデータに多重して、あるいは、上りリンクデータの一部として送信する構成としても良い。このとき、上りリンクデータの符号化率、変調方式に基づいて受信品質情報の誤り訂正符号化、変調を行っても良い。
基地局装置200での上りリンクでの受信品質情報の受信動作について図2を参照しながら説明する。
端末局装置300から送信された信号を、アンテナ部210を経て無線受信部211が受信し、無線周波数からダウンコンバートし、さらにデジタル信号へと変換し、受信品質情報シンボルを出力する。
復調部212は、受信品質情報シンボルを、予め定めた変調方式に基づいて復調し、符号化受信品質情報を出力する。
復号化部213は、復調部212の出力した符号化受信品質情報を、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正復号化を行い、受信品質情報を出力する。
受信品質情報記憶部214は、復号化部213の出力した受信品質情報を記憶する。
スケジューリング部215は、受信品質情報記憶部214に記憶された各端末局装置の受信品質情報に基づいて、各端末局装置宛の下りリンクデータのチャネルへの割り当て、変調方式、および符号化率などを決定し、スケジューリング情報として出力する。
尚、本実施の形態では、下りリンクの制御情報およびスケジューリング情報の誤り訂正符号化の符号化率、変調方式、およびマッピング位置と、パイロットシンボルのマッピング位置、および上りリンクの受信品質情報の誤り訂正符号化の符号化率、変調方式について、予め定めておく場合の例について説明した。しかし、別途、基地局装置から端末局装置へ通知される信号または情報などに基づいてこれらの情報が特定できるようにしても良い。
図4は、端末局装置300におけるチャネル選択部311の構成の一例を示すブロック図である。
受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部341と選択実行部342に入力される。
優先度決定部341は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて、各チャネルの選択優先度を決定し出力する。その際、該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定する。
或いは、優先度決定部341は、上記に加えて、下りリンクにおいて自端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、またはそのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの選択優先度が高くなるように決定しても良い。このようにすることで、すでに自端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられているチャネル、または、そのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属するチャネルが選択される確率が高くなり、基地局装置によって自端末局装置へ割り当てられるチャネルや周波数帯域、搬送波周波数の頻繁な切り替えが抑えられ、該切り替えに要する処理の低減や、周辺の他のシステムへ与える干渉の変動の低減が可能となる。
選択実行部342は、優先度決定部341が決定した選択優先度を考慮して受信品質の良好なチャネルから所定数のチャネルを選択し、選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、選択チャネルの受信品質を出力する。
図5は、N個のチャネルからM個のチャネルを選択する場合の一例として、N=16、M=4の例を示す図であり、各チャネルの属する搬送波周波数毎にチャネルをグループ化し、そのグループ毎に搬送波周波数に基づいて選択優先度を決定した場合の例である。
優先度決定部341は、最も低い搬送波周波数fcに属するチャネル1からチャネル4のグループの選択優先度を最も高い「1」に、次に低い搬送波周波数fcに属するチャネル5からチャネル8のグループの選択優先度を「2」に、最も高い搬送波周波数fcに属するチャネル9からチャネル16のグループの選択優先度を最も低い「3」に決定する。
選択優先度を考慮したチャネルの選択方法については、
選択優先度に応じて選択するチャネルの数を決定する(選択優先度の高いチャネルの中から選択するチャネル数を多くする)方法、
選択優先度の高いチャネルの中から順番にチャネルを選択する方法、
などがある。ここでは、選択優先度を考慮したチャネルの選択に以下のような手順を用いた場合を説明する。
最も選択優先度の高いチャネルの中から受信品質の良好なA個のチャネルを選択する。
同様に順次、i番目の選択優先度のチャネルの中から受信品質の良好なA個のチャネルを選択する。なお、iは2からKまでの自然数であり、KはAからAまでの総和がM以下となるように任意に定めた値とする。
最後に、残りの全てのチャネルから受信品質の良好な
Figure 0005199820
個のチャネルを選択する。
図5の例は、K=2、A=1、A=1の場合を示している。選択実行部342は、上記の手順に基づいて以下のようにチャネルを選択する。
最初に、選択優先度「1」のチャネル1からチャネル4の中から、最も受信品質の良いチャネル3を選択チャネルとして選択する(第1位)。
次に、選択優先度「2」のチャネル5からチャネル8の中から、最も受信品質の良いチャネル8を選択チャネルとして選択する(第2位)。
最後に、残った全てチャネルの中で受信品質の良い方から
Figure 0005199820
個のチャネル15(第3位)とチャネル9(第4位)とを、選択チャネルとして選択する。
このように、本実施の形態によれば、端末局装置300が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置200へ通知する際に、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定し、その選択優先度に基づいてチャネルを選択する。そのため、同じ受信品質のチャネルであっても、チャネルの変動速度がより小さくなり、周波数の低い方のチャネルを優先的に選択することが可能となり、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信が実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における基地局装置200の構成は図2と同じである。また、端末局装置300の構成は、図3のチャネル選択部311の構成が異なるが、その他の構成は同じである。
以下、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。図6は、本実施の形態における端末局装置300のチャネル選択部311の構成の一例を示すブロック図である。
受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部341と重み乗算部362とに入力される。
優先度決定部341は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは、各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて、各チャネルの選択優先度を決定し出力する。その際、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは、各チャネルの(中心)周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定する。さらに、下りリンクにおいて自端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、または、そのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの選択優先度が高くなるように決定しても良い。
重み算出部361は、優先度決定部341で決定した各チャネルの選択優先度に応じて、各チャネルの受信品質に乗算する重み係数を算出する。
重み乗算部362は、各チャネルの受信品質に対して、重み算出部361で算出した各チャネルの重み係数を乗算し、重み付け受信品質を出力する。
選択実行部363は、重み付け受信品質の良好なチャネルから所定数のチャネルを選択し、選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、選択チャネルの重み付け受信品質を出力する。
尚、上記の例では、選択チャネルの受信品質として、重み付け後の受信品質を基地局装置200へ通知する場合を例にして説明したが、重み付け前の受信品質を基地局装置200へ通知する構成としても良い。その場合には、受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質を選択実行部363にも入力するか、または、重み乗算部362において重み付け受信品質とともに受信品質を出力し、選択実行部363は選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、(重み付け前の)受信品質を出力する。
図7は、N個のチャネルからM個のチャネルを選択する場合の一例として、N=16、M=4の例を示す図である。この図においては、各チャネルの属する搬送波周波数毎にチャネルをグループ化し、そのグループ毎に搬送波周波数に基づいて、選択優先度を決定した場合の例である。
優先度決定部341は、最も低い搬送波周波数fcに属するチャネル1からチャネル4のグループの選択優先度を最も高い「1」に、次に低い搬送波周波数fcに属するチャネル5からチャネル8のグループの選択優先度を「2」に、最も高い搬送波周波数fcに属するチャネル9からチャネル16のグループの選択優先度を最も低い「3」に決定しているが、このところまでは図5の場合と同様である。
重み算出部361は、選択優先度に応じて図7(b)に示すように重み係数を算出する。
重み乗算部362は、図7(c)に示す各チャネルの受信品質に対して、図7(b)の重みを乗算し、図7(d)の重み付け受信品質を算出する。
選択実行部363は、図7(d)の重み付け受信品質に基づいて、その良好な方から4個のチャネル、チャネル3(第1位)、チャネル2(第2位)、チャネル8(第3位)、およびチャネル15(第4位)を、選択チャネルとして選択する。
このように、本実施の形態によれば、端末局装置300が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置200へ通知する際に、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは、各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定し、その選択優先度に基づいてチャネルを選択する。そのため、同じ受信品質のチャネルであっても、チャネルの変動速度がより小さくなる周波数の低い方のチャネルを優先的に選択することが可能となり、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信が実現できる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照しながら説明を行う。本実施の形態における基地局装置200の構成は図2と同じである。
図8は、本実施の形態における端末局装置300の一構成例を示す概略ブロック図である。以下、第1の実施の形態(図3)と異なる部分について説明する。
移動速度測定部382は、端末局装置300の移動速度を測定し、移動速度測定結果を出力する。移動速度vは、図示しない位置測定システム(Global Positioning System:GPSなど)や速度センサを用いる方法や、受信した下りリンクのパイロットシンボルの時間変動量からドップラー周波数fを推定し、推定したドップラー周波数と搬送波周波数fとから算出する方法(v=c・f/f、cは光速)などによって測定することができる。
チャネル選択部381は、各チャネルの属する周波数帯域と移動速度測定結果とに基づいて各チャネルの選択優先度を決定し、その優先度と受信品質測定部308とから出力された各チャネルの受信品質とに基づいて、基地局装置200に受信品質を通知するチャネルを選択し、選択したチャネルを示す選択チャネル情報と選択したチャネルの受信品質を出力する。
図9は、チャネル選択部381の構成の一例を示すブロック図である。受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部343と選択実行部342とに入力される。また、移動速度測定部382から出力された移動速度測定結果が優先度選択部343に入力される。
優先度決定部343は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは、各チャネルの(中心)周波数のいずれかと、移動速度測定結果とに基づいて、各チャネルの選択優先度を決定し出力する。その際、該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定する。さらに、下りリンクにおいて自端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、または、そのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの選択優先度が高くなるように決定しても良い。
選択実行部342は、優先度決定部343が決定した選択優先度を考慮して受信品質の良好なチャネルから所定数のチャネルを選択し、選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、選択チャネルの受信品質を出力する。
図10は、ある時刻tにおける伝搬路と時刻tから時間tが経過した後における伝搬路との相関(伝搬路相関)と、移動速度と、の関係を示したグラフである。
図10に示すように、移動速度が大きくなるにつれて、時刻tと時刻t+tにおける伝搬路の間の相関(以下、単に「伝搬路相関」と記す。)は低下し、ある移動速度以上となると無相関となる。さらに、伝搬路相関の低下は、搬送波周波数が高いほど急峻となる。尚、図10においてfc<fc<fcである。
ある移動速度vにおける各搬送波周波数fc,fc、fcに対応する伝搬路相関をr11、r12、r13とすると、図10に示すようにr11>r12>r13となる。また、v>vとなる移動速度vにおいては、同様に伝搬路相関をr21,r22、r23とするとr21>r22>r23となるが、それぞれの相関値の間の差(比)は異なってくる。
したがって、優先度決定部343では、上記の移動速度に対する各搬送波周波数における伝搬路相関の差に基づいて選択優先度を決定する。
また、移動速度が十分小さい場合は各搬送波周波数における伝搬路相関に差はなく、移動速度が非常に大きい場合はどの搬送波周波数における伝搬路相関も無相関となるため、これらの移動速度においては各チャネルの選択優先度は等しくなるように決定するのが好ましい。すなわち、伝搬路相関に差がないと見なせる十分小さな移動速度を第1の閾値として設定し、同様にどの搬送波周波数でも伝搬路相関が無相関となる大きな移動速度を第2の閾値として設定し、チャネル選択部は、移動速度の測定結果が第1の閾値以下、または第2の閾値以上である場合、選択優先度を全チャネルで等しくするようにする。
なお、上記では搬送波周波数を用いて説明したが、各周波数帯域の(中心)周波数または各チャネルの(中心周波数)で適用しても良い。
このように、本実施の形態によれば、端末局装置300が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置200へ通知する際に、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるようにし、さらに端末局装置の移動速度による伝搬路変動の影響を考慮して選択優先度を決定し、チャネルを選択する。そのため、同じ受信品質のチャネルであっても、チャネルの変動速度がより小さくなる、周波数の低い方のチャネルを優先的に選択し、かつ、端末局装置の移動速度による伝搬路変動の大きさの違いを考慮してチャネルを選択することが可能となり、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信が実現できる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態における基地局装置200の構成は図2と同じである。また、端末局装置300の構成は図8のチャネル選択部381の構成が異なり、その他の構成は同じである。
以下、第3の実施の形態と異なる部分について説明する。
図11は、本実施の形態における端末局装置300のチャネル選択部381の構成の一例を示すブロック図である。受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部343と重み乗算部362とに入力される。
優先度決定部343は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかと、移動速度測定結果とに基づいて、各チャネルの選択優先度を決定し出力する。その際、該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるように決定する。さらに、下りリンクにおいて自端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、またはそのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの選択優先度が高くなるように決定しても良い。
重み算出部361は、優先度決定部343で決定した各チャネルの選択優先度に応じて、各チャネルの受信品質に乗算する重み係数を算出する。
重み乗算部362は、各チャネルの受信品質に対して、重み算出部361で算出した各チャネルの重み係数を乗算し、重み付け受信品質を出力する。
選択実行部363は、重み付け受信品質の良好なチャネルから所定数のチャネルを選択し、選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、選択チャネルの重み付け受信品質を出力する。
尚、上記の例では、選択チャネルの受信品質として、重み付け後の受信品質を基地局装置200へ通知する場合について説明したが、重み付け前の受信品質を通知する構成としても良い。その場合には、受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質を選択実行部363にも入力するか、または重み乗算部362において重み付け受信品質とともに受信品質を出力し、選択実行部363は選択したチャネルを表す選択チャネル情報と、(重み付け前の)受信品質を出力するようにすれば良い。
本実施の形態におけるチャネル選択の例は、選択優先度を移動速度も考慮して決定する以外、図7の例と同様となる。
また、優先度決定部343における移動速度測定結果に基づく選択優先度の決定に関しては第3の実施の形態(図10)と同様である。
このように、本実施の形態によれば、端末局装置300が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置200へ通知する際に、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて該周波数が低い方のチャネルの選択優先度が高くなるようにし、さらに端末局装置の移動速度による伝搬路変動の影響を考慮して選択優先度を決定し、チャネルを選択する。そのため、同じ受信品質のチャネルであっても、チャネルの変動速度がより小さくなる、周波数の低い方のチャネルを優先的に選択し、かつ端末局装置の移動速度による伝搬路変動の大きさの違いを考慮してチャネルを選択することが可能となる。従って、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信が実現できる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基地局装置200と端末局装置300とが、それぞれアンテナを複数備え、下りリンクにおいて複数の送信モードを切り替えて通信を行うシステムについて説明する。上記送信モードとしては、
送信ダイバーシチ、
MIMO(Multiple Input Multiple Output:多入力多出力)伝送、
などがある。
基地局装置200はアンテナを複数備える点以外は、図2と基本的に同じである。また、端末局装置300の構成は、アンテナを複数備える以外は図3と基本的に同じであるが、チャネル選択部311に復号化部309が出力する下りリンクの制御情報またはスケジューリング情報に含まれる上記の送信モードを示す送信モード情報がさらに入力される。
本実施の形態におけるチャネル選択部311は、上記送信モード情報が送信ダイバーシチを示している場合、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて、該周波数が低い方のチャネルの中から受信品質の良好なチャネルをより多く選択チャネルとして選択する。
また、上記送信モード情報がMIMOを示している場合、上記周波数が高い方のチャネルの中から受信品質の良好なチャネルをより多く選択チャネルとして選択する。
尚、一般的に複数の送受信アンテナを用いて送信モードを切り替えて通信を行うシステムでは、端末局装置の移動速度が速い場合は伝搬路変動が激しいためアンテナ間でのダイバーシチ効果を狙って送信ダイバーシチを送信モードとして選択し、端末局装置の移動速度が遅い場合は高速伝送を狙ってMIMOを送信モードとして選択する。
このように、本実施の形態によれば、端末局装置300が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置200へ通知する際に、下りリンクの送信モードに応じて、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいてチャネルを選択する基準を変更する。これにより、送信モードに応じた適切なチャネルを優先的に選択することが可能となり、より効率的な(誤り率特性の良い、または伝送速度の高い)下りリンクのデータ通信が実現することができる。
以上のように上記各実施形態では、
下りリンクの伝送システム:マルチキャリア伝送システム(特にOFDMA伝送システム)、
チャネル構成:少なくとも1つのサブキャリアを備え、受信品質情報の単位:チャネル単位、
下りリンクの適応スケジューリング(チャネルの端末局装置への割り当て)および適応変調:チャネル毎またはチャネルをさらに時間方向に分割したリソースブロック毎、としたセルラーシステムに、
受信品質としてパイロットシンボルに基づき算出したSINRを用いた例について説明した。
しかしながら、本発明の適用できる、変調方式、チャネル構成、受信品質情報および適応変調の単位、適応スケジューリング、および受信品質は上記の例に限定されるものではない。
例えば、下りリンクの伝送システムとして拡散技術を用いたMC−CDMA(Multi Carrier-Code Division Multiple Access)システムを、適応変調および適応スケジューリングの単位は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)などのSDMA(Space Division Multiple Access:空間分割多元接続)において送信アンテナあるいは固有モードが示す複数のチャネル、CDMAにおける複数のコードチャネル、あるいはこれらの組み合わせとしてのチャネルなど、複数のチャネルを用いて通信を行なう他のシステムであっても、チャネル毎に受信品質が異なる可能性があるシステムにおいて、本発明を適用することができる。
また、受信品質としては、
RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SNR、SIR(Signal to Interference power Ratio:受信信号電力対干渉電力比)、CNR(Carrier to Noise power Ratio:搬送波電力対雑音電力比)、CIR(Carrier to Interference power Ratio:搬送波電力対干渉電力比)、CINR(Carrier to Interference plus Noise power Ratio:搬送波電力対干渉電力および雑音電力比)、など受信信号電力や搬送波電力に関連して受信品質を示す指標、
変調方式とチャネル符号化率の組み合わせであるMCS(Modulation and Coding Scheme)や伝送レートなどの変調パラメータ等の伝搬路状態に応じて選択された変調パラメータなどの伝送速度にかかわる指標、であれば何を用いても良い。
また、上記の各実施の形態では、基地局装置と端末局装置とから構成されるFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)を採用する通信システムであり、下りリンクの通信においてOFDMの適応変調システムを想定し、上りリンクの通信ではOFDMと適応変調は行わないシステムを想定しているが、これに限定されるものではない。
さらに、本発明は、複数の無線通信装置のいずれかがスケジューリング機能と適応変調を実施し、他の無線通信装置が受信品質情報送信機能を実施することができる関係にある無線通信装置同士へ適用することができる。
なお、2つの無線通信装置間で、チャネルの受信品質情報を通知する側(受信品質情報送信機能を有する側)を端末局装置、通知された受信品質情報に基づいて各端末局装置への送信データを各チャネルに割り当て適応変調を行う側(スケジューリング機能を行う側)を基地局装置として説明したが、1つの無線通信装置が両方の機能を有する場合もあり得る。
また、本明細書では、無線通信装置は、無線通信を行なう装置であり、基地局装置、端末局装置、無線機、携帯端末局装置、携帯電話等を含む。
本実施の形態によれば、端末局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから受信品質の良好なチャネルを所定の数だけ選んでその受信品質測定結果を基地局装置へ通知する際に、より適切なチャネルを選択することを可能とする端末局装置および通信システムを提供することができる。
本発明は、通信装置に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態における通信技術における、下りリンクのチャネルの周波数配置の一例を示した図である。 本実施の形態における基地局装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 本実施の形態における端末局装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 端末局装置におけるチャネル選択部の構成の一例を示すブロック図である。 N個のチャネルからM個のチャネルを選択する場合の一例として、N=16、M=4の例を示す図であり、各チャネルの属する搬送波周波数に基づいて選択優先度を決定した場合の例である。 本発明の第2の実施の形態における端末局装置のチャネル選択部の構成の一例を示すブロック図である。 N個のチャネルからM個のチャネルを選択する場合の一例として、N=16、M=4の例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における端末局装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 チャネル選択部の構成の一例を示すブロック図である。 ある時刻tにおける伝搬路と時刻tから時間tが経過した後における伝搬路との相関(伝搬路相関)と、移動速度と、の関係を示したグラフである。 本発明の第4の実施の形態における端末局装置のチャネル選択部の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
200…基地局装置、201…第1の符号化部、202…第2の符号化部、203…第1の変調部、204…第2の変調部、205…パイロット生成部、206…マッピング部、207…周波数時間変換部、208…GI(Guard Interval:ガード期間)挿入部、209…無線送信部、210…アンテナ部、211…無線受信部、212…復調部、213…復号化部、214…受信品質情報記憶部、215…スケジューリング部、300…端末局装置、301…アンテナ部、302…無線受信部、303…GI除去部、304…時間周波数変換部、305…デマッピング部、306…第1の復調部、307…第2の復調部、308…受信品質測定部、309…第1の復号化部、310…第2の復号化部、311…チャネル選択部、312…受信品質情報生成部、313…符号化部、314…変調部、315…無線送信部。

Claims (17)

  1. 異なる中心周波数または搬送波周波数をもつ複数の周波数帯域のそれぞれ複数配置された複数のチャネルの中から基地局装置によって割り当てられたチャネルを介して基地局装置と通信を行う端末局装置であって、
    前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    各チャネルの属する周波数帯域の中心周波数または搬送波周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果とに基づいて、前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、
    前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、
    前記受信品質情報を送信する無線送信部と
    を備えることを特徴とする端末局装置。
  2. 前記チャネル選択部は、
    前記各チャネルの属する周波数帯域の中心周波数または搬送波周波数に基づいて各チャネルの選択優先度を決定し、前記各チャネルの受信品質測定結果と前記選択優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択することを特徴とする請求項1に記載の端末局装置。
  3. 前記チャネル選択部は、
    周波数の近接する複数のチャネルをグループ化し、前記グループ毎に前記選択優先度を決定することを特徴とする請求項2に記載の端末局装置。
  4. 前記チャネル選択部は、
    中心周波数または搬送波周波数の低い方の周波数帯域に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記選択優先度を、中心周波数または搬送波周波数の高い方の周波数帯域に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記選択優先度より高く設定することを特徴とする請求項2または3に記載の端末局装置。
  5. さらに、移動速度を測定する移動速度測定部を備え、
    前記チャネル選択部は、さらに前記移動速度測定部における移動速度測定結果に基づいて各チャネルの選択優先度を決定することを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の端末局装置。
  6. 前記チャネル選択部は、
    前記移動速度測定結果が第1の閾値以下、または前記第1の閾値より大きな第2の閾値以上である場合、前記選択優先度を全チャネルで等しくすることを特徴とする請求項5に記載の端末局装置。
  7. 前記チャネル選択部は、
    さらに自端末局装置が割り当てられたチャネルまたは前記割り当てられたチャネルの属するグループの前記選択優先度を高く設定することを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項に記載の端末局装置。
  8. 前記チャネル選択部は、
    前記選択優先度に基づいて各チャネルの重み係数を算出して前記各チャネルの受信品質測定結果に乗算し、前記乗算の乗算結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択することを特徴とする請求項2から7までのいずれか1項に記載の端末局装置。
  9. 前記受信品質情報生成部は、
    前記選択したチャネルにおける前記受信品質測定結果に前記重み係数を乗算した結果を
    表す情報をさらに含む受信品質情報を生成することを特徴とする請求項8に記載の端末局装置。
  10. 異なる中心周波数または搬送波周波数をもつ複数の周波数帯域のそれぞれ複数配置された複数のチャネルの中から基地局装置によって割り当てられたチャネルを介して複数の送信アンテナを備える基地局装置と通信を行う複数の受信アンテナを備える端末局装置であって、
    前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    前記複数の送信アンテナを用いた送信モードの種類、各チャネルの属する周波数帯域の中心周波数または搬送波周波数、および前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、
    前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、
    前記受信品質情報を送信する無線送信部と
    を備えることを特徴とする端末局装置。
  11. 前記チャネル選択部は、
    前記送信モードが送信ダイバーシチの場合、前記中心周波数または搬送波周波数の低い方の前記周波数帯域に配置されたチャネルの中から選択するチャネルの数を多くすることを特徴とする請求項10に記載の端末局装置。
  12. 前記チャネル選択部は、
    前記送信モードがMIMOの場合、前記中心周波数または搬送波周波数の高い方の前記周波数帯域に配置されたチャネルの中から選択するチャネルの数を多くすることを特徴とする請求項10に記載の端末局装置。
  13. 前記受信品質情報生成部は、
    前記選択したチャネルにおける前記受信品質測定結果を表す情報をさらに含む受信品質情報を生成することを特徴とする請求項2から8、10、11のいずれか1項に記載の端末局装置。
  14. 異なる中心周波数または搬送波周波数をもつ複数の周波数帯域のそれぞれ複数配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信システムであって、
    前記端末局装置は、
    前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
    各チャネルの属する周波数帯域の中心周波数または搬送波周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するチャネル選択部と、
    前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、
    前記受信品質情報を送信する無線送信部とを備え、
    前記基地局装置は、
    前記端末局装置から送信された前記受信品質情報を受信する無線受信部と、
    前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルから前記端末局装置への通信に用いるチャネルの割り当てを決定するスケジューリング部とを備える
    ことを特徴とする通信システム。
  15. 異なる中心周波数または搬送波周波数をもつ複数の周波数帯域のそれぞれ複数配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信方法あって、
    前記端末局装置は、
    前記複数のチャネルの受信品質を測定するステップと、
    各チャネルの属する周波数帯域の中心周波数または搬送波周波数と前記各チャネルの受信品質測定結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記基地局装置へ割り当てを要求する1以上のチャネルを選択するステップと、
    前記選択したチャネルを表す情報を含む受信品質情報を生成するステップと、
    前記受信品質情報を送信するステップと、を有し、
    前記基地局装置は、
    前記端末局装置から送信された前記受信品質情報を受信するステップと、
    前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルから前記端末局装置への通信に用いるチャネルの割り当てを決定するスケジューリングステップと、を有することを特徴とする通信方法。
  16. 請求項15に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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