JP5385476B1 - 仕切り体 - Google Patents

Abstract

【課題】 重ねた状態の書類、冊子の中から必要物件の採取において、その物件の識別確認を可能にし、取り出しを容易にする。
【解決手段】 収納機能を有する仕切り体はその利用方法によって重ねた状態の書類、冊子を２ｎ＋１の分割に仕切り、収納する書類、冊子の数量に即し底部、襠部の折り癖を介して厚み幅を自在にし、且つ該書類、冊子の定形の寸法の高さを超える識別カラーのある取り出し部は書類、冊子を容易に識別確認する。
【選択図】図５

Description

本発明は、机、キャビネット等の引き出し、カバンの中の書類、冊子の分別整理、採取に有効な仕切り体に関するものである。

書類、冊子等を重ねて狭い収納体に収納した中から必要なものを採取することは困難で、頻出の物はファイルホルダー等に入れ取り易くし、これらは実用に供されている。しかしファイルホルダーの使用数量が多くなると更に選び出すことが難しく、他に有低のホルダーの利用も有るが実用上書類、冊子等の数量以上のスペースを求められる欠点があった。

既製の机、キャビネットの引き出し、カバンの中の書類、冊子を分別整理し取り易くする為後付けの仕切りを考える時、特許文献２、特許文献３又は箱型ホルダーの利用があるが利用者の所持する収容体の組み入れにスペース、形状、価格等の面で問題があった。

第２９４９２５７号 特開２００５−１７７１８８ 特開２００４−１４１３２２

解決しようとする問題点は、重ねた状態の書類、冊子の中から必要な物の採取において識別確認が容易でない点である。

本発明は、重ねた書類、冊子を仕切り、識別カラーの付いた高く膨らみのある取り出し部は識別確認が容易で且つ取り出し易く、板状の仕切り体は袋状をなす収納機能を有するという構成を採っている。

前記目的を達成するため、本発明は、ロール４０から引き出される透明又は半透明のシート材４１を流れに沿って所定幅５０にし、図１、図２に示すようにシート材４１略中央部に未設の短冊状の幅中央に折り癖１Ａを付けた底部１（点線表示）を設け、次の（Ｉ）〜（ＩＩ）の一体的に形成する工程で、
（Ｉ）において、底部１の長さと同じ幅を有しこれに連なる下端が底部１の幅方向の左右一端に夫々接続された表仕切り面８０、裏仕切り面９０を設け、当該仕切り面を底部１の折り癖１Ａを下に折り畳み合わせ反底部を開口部７０とし、表仕切り面８０、裏仕切り面９０夫々に連なる開口部７０に帯状のカラー印刷２０を施し折り曲げ線２Ａをカラー印刷部２Ｃを内側に折り曲げ、開口部７０端をＡ超音波溶接機をもって溶着２Ｂ、識別用内面カラーの膨らみのある摘み取り出し部（以下カラー取り出し部という）を設けた矩形状の表仕切り面８０、裏仕切り面９０を形成し、該、短冊状の底部１は幅中央に同じ長さの折り癖１Ａを付けシート材４１の中心から外れた所に位置し、本発明の仕切り体１１の決定する収納幅によりその位置は変わり、図３に示す底部１の折り癖１Ａを下に表仕切り面８０と、裏仕切り面９０を合わせた時裏仕切り面９０のカラー取り出し部２が突出し、且つ当該表裏仕切り面は一枚の板状に形成される。

（ＩＩ）において図１に示すように一連の加工実施の成型切断５１を経た図２の切断片は、底部１の幅と同じ幅を有し、シート材４１の流れに沿った表仕切り面８０前後の幅方向の両端に夫々接続され、該、表仕切り面８０と接続されている底部１とは隙間を設け接続されていない短冊状の襠部３、前記襠部３幅中央に同じ長さの折り癖３Ａを付け幅方向の一端に接続されている襠部３の溶着帯３Ｂを上にし、図４に示すＢ超音波溶接機の楕円をなす成型受台６１両端の尖鋭部６２に夫々襠部３中央の折り癖３Ａを衝として付置し襠部３の溶着帯３Ｂに裏仕切り面９０を被せ、該、成型受台６１に対応するホーン・ツール６３を用い溶着、表仕切り面８０、裏仕切り面９０をもって底部１と襠部３は係合することの無い袋状の本発明の仕切り体１１を形成する。

底部１と両翼にある襠部３とは係合しないで、図４に示すＢ超音波溶接機の成型受台６１に表仕切り面８０の開口部７０を下に差込みの尖鋭部６２両端に襠部３中央の折り癖３Ａを付置し上向きの溶着帯３Ｂに、裏仕切り面９０を合わせ溶着、ホーン・ツール６３は成型受台６１のアールに直角に接し溶着する工程。

且つ本発明の仕切り体１１は、図５に示すように裏仕切り面９０のカラー取り出し部２が突出し、表仕切り面８０のカラー取り出し部２２は定形の書類、冊子の高さと同じくし、袋状をなす収納機能を有し収納幅の範囲において書類、冊子を収納する事を含むという構成である。

本発明の仕切り体１１の使用は、書類、冊子等を狭い収納体に収納する場合２ｎ＋１の分割数になり、例えば前記仕切り体１１を３個使用し夫々に書類、冊子を数部数冊ずつ入れ仕切りとして使用した時、収納体の中を７グループに分ける事が出来、前記仕切り体１１の素材はシート材４１で出来ている為重ねてある書類、冊子に使用しても重ね幅に変わりなく、且つ底部１の折り癖１Ａ、襠部３の折り癖３Ａを介して収納する書類、冊子の数量に即し厚み幅を自在にし且つカバンの中における出し入れは仕切り体１１の側辺にあたる襠部３と底部１とは接続されていないため角が無く引っ掛かる事が少ないという利点がある。

又、識別カラーを付け高く厚みのある前記カラー取り出し部２は、書類、冊子等を必要適宜に分け前記仕切り体１１に収納したものと、他の収納しないものからの選び出しは高さのある識別カラーにより見分けがつき、袋体をなす前記仕切り体１１の中の書類、冊子はカラー取り出し部２とカラー取り出し部２２を摘み持って取り出し、他の収納していないものも容易に識別確認が出来、選び取り出し自在である。

本発明に係わる実施手順の説明図である。（実施例１） 仕切り体の成形前のシート形状（切断片）を示す平面図である。 前記仕切り体の平面図である。 前記仕切り体の溶着実施手順の説明図である。（実施例２） 前記仕切り体の斜視図である

狭い収納体の中に重ねてある書類、冊子を仕切り識別確認を容易にするという目的を、既存のファイルホルダーの価格で、且つ分別し、取り出し容易にした。

図１は、本発明の一体的に形成する（Ｉ）工程におけるロール４０から引き出される透明又は半透明のシート材４１の所定幅切断５０、カラー塗装印刷２０、カラー取り出し部折り曲げ２Ａ、Ａ超音波溶接機を以ってカラー取り出し部溶着２Ｂ、成型切断５１と一連の実施手順の説明図であって、シート材４１を効率よく、無駄を少なくした連続加工工程である。

図２は、仕切り体１１の成形前のシート形状（切断片）を示す平面図である。図３は、仕切り体１１の平面図で、底部１の折り癖１Ａを下に表仕切り面８０、裏仕切り面９０を合わせた時裏仕切り面９０のカラー取り出し部２が突出した様子を示す図である。

図４は、（ＩＩ）工程におけるＢ超音波溶接機を用いた、仕切り体１１の袋状をなす製造実施手順で、側辺にあたる両襠部３の折り癖３Ａを成型受台６１両端の尖鋭部６２に夫々衝として付置し上にした溶着帯３Ｂに裏仕切り面９０を被せ溶着、表仕切り面８０、裏仕切り面９０をもって袋状の仕切り体１１を形成する。

図５は、仕切り体１１の斜視図で、表仕切り面８０、裏仕切り面９０を合わせ板状の仕切り体１１として、又は仕切り体１１収納部に書類、冊子を収納して使用する。

低廉な価格で利用範囲は広く、比較的薄い書類、冊子等を仕切り体１１に入れ机上の本立てに立て置くか、横にし積み重ねて置いた時裏面カラー取り出し部２が識別確認を早め分別整理に役立つ。

１ 底部
１Ａ 底部折り癖
１１ 仕切り体
２ 裏面カラー取り出し部
２２ 表面カラー取り出し部
２０ カラー印刷
２Ａ 折り曲げ線
２Ｂ 取り出し部溶着
２Ｃ カラー印刷部
３ 襠部
３Ａ 襠部折り癖
３Ｂ 襠部溶着帯
４１ シート材
５０ 所定幅切断
５１ 成型切断
６２ 尖鋭部
７０ 開口部
８０ 表仕切り面
９０ 裏仕切り面

Claims (1)

1. 透明又は半透明のシート材の略中央部に短冊状の幅中央に折り癖を付けた底部を設け、前記底部の長さと同じ幅を有しこれに連なる下端が前記底部の幅方向の左右対称一端に夫々接続された表仕切り面、裏仕切り面を設け、当該仕切り面を前記底部の折り癖を下に折り畳み合わせ、上に形成された部分を開口部とし、前記開口部を形成するシート材の両端に、帯状のカラー印刷を施し内側に折り曲げ前記開口部端を溶着、内面カラー印刷の膨らみのある取り出し部を、カラー取り出し部とし、且つ前記底部の幅と同じ幅を有し前記表仕切り面幅方向の両端に夫々接続され、該、前記底部とは隙間を設けて接続されていない短冊状の襠部、両前記襠部幅中央に同じ長さの折り癖を付け幅方向の一端に接続されている溶着帯を上にし超音波溶接機受台の楕円両端尖鋭部に前記襠部中央の折り癖を衝として付置し前記溶着帯に前記裏仕切り面を被せ溶着し袋状の仕切り体を形成、該前記仕切り体に設けた両側辺の前記襠部中央折り癖、底辺の前記底部中央の折り癖を介して前記表仕切り面、前記裏仕切り面を合わせると一枚の板状で、前記裏仕切り面の前記カラー取り出し部が突出し、且つ開き広げると前記底部と前記襠部は係合することなく袋状になり収納機能を有することを特徴とする仕切り体。

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