JP5382326B2 - ソケットコネクタ装置 - Google Patents

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Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、複数の太陽電池(ソーラー・セル)が装着されて、それらが直列接続された状態または並列接続された状態におかれるソケットコネクタ装置に関する。
近年、様々な環境問題に対処すべく自然エネルギーを積極的に利用することが注目されている。取り分け、極めてクリーンであって実質的に無尽蔵と言うことができる太陽光の利用が、これからの自然エネルギーの利用における主たる役割を果たすものとして期待されている。
エネルギー源としての太陽光の利用に際しては、太陽光エネルギーを直接的に電力に変換する太陽電池を用いて行う利用形態が、結果的に利用効率が比較的高いことになる。太陽電池は、半導体による光起電力効果によって電力を得るものであるが、現在実用化されている太陽電池は、単独で供給できる電力が比較的小なるものにとどめられている。それゆえ、複数の太陽電池を直列または並列に接続して全体としてパネル状を成すものとし、全体として所定以上の電力が得られるようにした太陽電池モジュール、さらには、複数の太陽電池モジュールを直列または並列に接続して、必要とされる電力が得られるように設置した太陽電池アレイ等が、広く実用に供されている。
複数の太陽電池を直列または並列に接続するにあたっては、最も基本的には、例えば、複数の太陽電池を基板上に配して、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とを、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士を、導電ワイヤーや導電リボン等を半田付けあるいは溶接することにより相互連結するようにされている。しかしながら、このような半田付けあるいは溶接を伴う複数の太陽電池の接続が行われる場合には、半田付けあるいは溶接のための特殊な工具や装置が必要とされるとともに、煩わしい半田付け作業あるいは溶接作業が要求されることになる。さらに、一旦半田付けあるいは溶接がなされた太陽電池は、基板から取り外すことが困難とされ、複数の太陽電池のうちの幾つかについての交換等は諦めざるを得ないこととされる。
それゆえ、従来においては、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とについての、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士についての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、複数の太陽電池を直列または並列に接続することができるようにした太陽電池アレイ構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上述の特許文献1に開示されている従来の太陽電池アレイ構造にあっては、基板(8) が用意され、その基板(8) の上面には、各々が基板(8) と一体形成された複数の係止ピン(11)が、太陽電池(4) の幅寸法に応じた間隔をおいて、マトリクス状に配列立設されている。また、複数の係止ピン(11)の夫々の上端部には、太陽電池(4) の高さ寸法に応じた高さをとる庇部(12a,12b) が設けられている。そして、複数の係止ピン(11)の夫々には、それを貫通する、金あるいは銀材によるインターコネクタ(9) が埋設されており、インターコネクタ(9) の一端(9a)は、庇部(12a) の下方において、太陽電池(4) が配されるべき空間(セル空間)の一つに臨むものとされ、また、インターコネクタ(9) の他端(9b)は、基板(8) の上面において、一端(9a)が臨むセル空間に隣接するセル空間に臨むものとされている。
このようなもとで、基板(8) の上面に配列立設された複数の係止ピン(11)のうちの隣り合う二つの間に形成されるセル空間の夫々に太陽電池(4) を配して、それが基板(8) の上面と庇部(12b) の下面とによって保持されるようにし、太陽電池(4) の上面電極(10a) をインターコネクタ(9) の一端(9a)に当接させるとともに、太陽電池(4) の下面電極(10b) をインターコネクタ(9) の他端(9b)に当接させると、複数の太陽電池(4) を直列接続された状態に置くことができる。
また、上述の構成に手を加えて、複数の係止ピン(11)に夫々埋設された複数のインターコネクタ(9) の各々の一端(9a)同士及び他端(9b)同士を夫々溶接あるいは半田付けによって連結したもとで、基板(8) の上面に配列立設された複数の係止ピン(11)のうちの隣り合う二つの間に形成されるセル空間の夫々に太陽電池(4) を配して、それが基板(8) の上面と庇部(12b) の下面とによって保持されるようにし、太陽電池(4) の上面電極(10a) をインターコネクタ(9) の一端(9a)に当接させるとともに、太陽電池(4) の下面電極(10b) をインターコネクタ(9) の他端(9b)に当接させると、複数の太陽電池(4) を並列接続された状態に置くことができる。
特開昭63−161682号公報(第2〜3頁、図1〜3)
上述のような、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とについての、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士についての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、複数の太陽電池を直列または並列に接続することができるものとされた、従来提案されている太陽電池アレイ構造にあっては、各々がそれを貫通する金もしくは銀材によるインターコネクタ(9) が埋設されたものとされる複数の係止ピン(11)がマトリクス状に配列立設されて一体形成された上面を有する、特殊な立体構造をとる基板(8) を備えることが必要とされる。このような、各々に金もしくは銀材によるインターコネクタ(9) が埋設された複数の係止ピン(11)が一体形成された特殊立体構造をとる基板(8) を得るには、特殊で大掛かりな製造装置と複雑な製造工程とが必要とされ、かつ、コストも嵩むことになってしまう。
また、上述の従来提案されている太陽電池アレイ構造は、基板(8) の上面に配列立設された複数の係止ピン(11)のうちの隣り合う二つの間に形成されるセル空間の夫々に配した太陽電池(4) を、基板(8) の上面と基板(8) から太陽電池(4) の上方に突出する庇部(12b) の下面とによって保持するものとされるので、基板(8) の下面から複数の係止ピン(11)の夫々の庇部(12a,12b) の上面までの、基板(8) の厚み及び太陽電池(4) の厚みを含めた全体の高さ寸法が、比較的大となってしまい、小型・薄型化に馴染まないという不都合も伴うことになる。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とについての、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士についての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、しかも、特殊な立体構造をとる基板等の特殊部材を備えることが不要とされたもとで、複数の太陽電池を、小型・薄型化に適した態様をもって位置決め保持して、直列または並列に接続することができるソケットコネクタ装置を提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項までのいずれかに記載された発明(以下、本願発明という。)に係るソケットコネクタ装置は、絶縁材料により形成されて、第1の面に受光部及び第1の端子部が配されるとともにその第1の面に対向する第2の面に第2の端子部が配された太陽電池を着脱可能に収容するセル収容部が複数個設けられたセル保持部と、セル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合する嵌合部が設けられた絶縁ハウジング,各々が嵌合部に配されて当該嵌合部が嵌合する一端部を有した太陽電池の第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接する第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトを含んで成る複数の導電コンタクトの組、及び、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクトを複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクトに連結する状態、または、複数の導電コンタクトの組の各々における第1の導電コンタクト同士及び複数の導電コンタクトの組の各々における第2の導電コンタクト同士を夫々連結する状態をとるコンタクト連結部材を含んで成るセル連結部とを備え、セル保持部に第1の係合部が設けられるとともにセル連結部の絶縁ハウジングに第2の係合部が設けられ、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部がセル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合するとき、第1の係合部と第2の係合部とが相互に係合して、嵌合部が太陽電池の一端部に嵌合した状態を維持することを特徴とするものとされる。
特に、本願発明に係るソケットコネクタ装置のうちの請求項3に記載されたものにあっては、セル連結部の第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトが、セル収容部に収容された太陽電池に配された第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接するとき、第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトのうちの一方が、第1の端子部または第2の端子部に弾性押圧力を作用させる。
上述のように構成される本願発明に係るソケットコネクタ装置は、相互対向する第1の面と第2の面とを有し、第1の面に受光部、及び、例えば、負極端子部とされる第1の端子部が配されるとともに、第2の面に、例えば、正極端子部とされる第2の端子部が配された太陽電池の複数個に、直列接続状態または並列接続状態をとらせるべく用いられる。
そして、本願発明に係るソケットコネクタ装置にあっては、絶縁材料により形成されるセル保持部に、上述の複数個の太陽電池を夫々収容する複数個のセル収容部が設けられる。また、セル保持部とは別体に形成されるセル連結部が、セル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合する嵌合部が設けられた絶縁ハウジングを備えていて、その絶縁ハウジングに、各々が嵌合部に配されて当該嵌合部が嵌合する一端部を有した太陽電池の第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接する第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトを含んで成る複数の導電コンタクトの組と、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクトを複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクトに連結する状態、または、複数の導電コンタクトの組の各々における第1の導電コンタクト同士及び複数の導電コンタクトの組の各々における第2の導電コンタクト同士を夫々連結する状態をとるコンタクト連結部材とが配される。斯かるもとで、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部がセル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合するとき、セル保持部に設けられた第1の係合部とセル連結部の絶縁ハウジングに設けられた第2の係合部とが相互に係合して、嵌合部が太陽電池の一端部に嵌合した状態を維持する。
セル連結部の第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトは、セル収容部に収容された太陽電池に配された第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接するとき、例えば、それらのうちの一方が、太陽電池に配された第1の端子部または第2の端子部に弾性押圧力を作用させる。
このようなもとで、セル保持部に設けられた複数個のセル収容部に収容される複数の太陽電池は、各々がその受光部を外光に晒す状態におかれる。そして、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が、セル保持部の複数個のセル収容部に夫々収容された複数個の太陽電池の一端部に嵌合するとき、各々が嵌合部に配されて当該嵌合部が嵌合する一端部を有した太陽電池の第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接する第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトを含んで成る複数の導電コンタクトの組と、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクトを複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクトに連結する状態、または、複数の導電コンタクトの組の各々における第1の導電コンタクト同士及び複数の導電コンタクトの組の各々における第2の導電コンタクト同士を夫々連結する状態をとるコンタクト連結部材とにより、各々の受光部を外光に晒す状態をもってセル保持部の複数個のセル収容部に収容された複数個の太陽電池が、直列接続された状態、または、並列接続された状態におかれる。
セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が、セル保持部の複数個のセル収容部に夫々収容された複数個の太陽電池の一端部に嵌合した状態は、セル保持部に設けられた第1の係合部とセル連結部の絶縁ハウジングに設けられた第2の係合部とが相互に係合することにより維持される。
上述のような本願発明に係るソケットコネクタ装置を用いることにより、セル保持部に設けられた複数個のセル収容部に複数個の太陽電池を着脱可能に装着し、セル保持部とは別体に形成されたセル連結部に、その絶縁ハウジングに設けられた嵌合部が複数個のセル収容部に収容された複数個の太陽電池の一端部に嵌合する状態をとらせるだけで、セル保持部に設けられた第1の係合部とセル連結部の絶縁ハウジングに設けられた第2の係合部とが相互に係合して、嵌合部が太陽電池の一端部に嵌合した状態を維持するもとで、当該複数個の太陽電池に、直列接続された状態または並列接続された状態を極めて容易にとらせることができる。そして、本願発明に係るソケットコネクタ装置は、太陽電池を着脱可能に収容するセル収容部が複数個設けられたセル保持部と、嵌合部が設けられた絶縁ハウジング,嵌合部に配された各々が第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトを含んで成る複数の導電コンタクトの組、及び、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクトを複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクトに連結する状態、または、複数の導電コンタクトの組の各々における第1の導電コンタクト同士及び複数の導電コンタクトの組の各々における第2の導電コンタクト同士を夫々連結する状態をとるコンタクト連結部材を備えて構成されるセル連結部と、を備えて構成されるので、特殊な立体構造をとる基板等の特殊な部材を必要とせず、全体を平板状に形成することができて、小型・薄型化に適している。
従って、本願発明に係るソケットコネクタ装置によれば、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とについての、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士についての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、しかも、特殊な立体構造をとる基板等の特殊部材を備えることが不要とされたもとで、複数の太陽電池を、極めて容易に、小型・薄型化に適した態様をもって位置決め保持して、直列または並列に接続することができることになる。
特に、本願発明に係るソケットコネクタ装置のうちの請求項3に記載されたものによれば、セル連結部の第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトが、セル収容部に収容された太陽電池に配された第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接するとき、第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトのうちの一方が、第1の端子部または第2の端子部に弾性押圧力を作用させるので、複数の太陽電池についての直列接続または並列接続がより一層確実に行われる。
本願発明に係るソケットコネクタ装置の一例を、それにより直列接続される状態がとられる複数の太陽電池の例と共に示す斜視図である。 図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル連結部についての分解斜視図である。 図2に示されるセル連結部が備える第1及び第2の導電コンタクト及び導電連結部材の一例の説明に供される分解斜視図である。 図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル保持部に、図1に示される複数の太陽電池の例が装着された状態を示す斜視図である。 図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル保持部に、図1に示される複数の太陽電池の例が装着された状態を示す断面図である。 図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル保持部に、図1に示される複数の太陽電池の例が装着されるとともに、図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル連結部が係合した状態を示す斜視図である。 図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル保持部に、図1に示される複数の太陽電池の例が装着されるとともに、図1に示されるソケットコネクタ装置の一例を構成するセル連結部が係合した状態を示す平面図である。 図7におけるVIII−VIII線断面を拡大して部分的に示す部分断面図である。 図7におけるIX−IX線断面を拡大して部分的に示す部分断面図である。 本願発明に係るソケットコネクタ装置の他の例を構成するセル連結部が備える第1及び第2の導電コンタクト及び導電連結部材の他の例を示す斜視図である。 本願発明に係るソケットコネクタ装置の他の例を構成するセル連結部が備える第1及び第2の導電コンタクト及び導電連結部材群の他の例の説明に供される分解斜視図である。 本願発明に係るソケットコネクタ装置に装着される太陽電池の一例を示す斜視図である。 本願発明に係るソケットコネクタ装置に装着される太陽電池の一例を示す斜視図である。
本願発明を実施するための形態は、以下に述べられる本願発明に係るソケットコネクタ装置に装着される太陽電池の一例と本願発明についての実施例1及び実施例2とをもって説明される。
図12及び図13は、本願発明に係るソケットコネクタ装置に装着される太陽電池の一例を成す太陽電池11を示す。
図12及び図13において、太陽電池11は、全体が矩形平板状を成すものとして形成されていて、相互に対向して、例えば、表面と裏面という関係を成す第1の面12と第2の面13とを有している。第1の面12から第2の面13までの厚みは、極めて小とされている。
第1の面12及び第2の面13の夫々は平面状とされていて、第1の面12には、受光部14と、例えば、負極端子部とされる第1の端子部15とが配されており、また、第2の面13には、例えば、正極端子部とされる第2の端子部16が配されている。第1の端子部15は、太陽電池11における相互対向する一端部17及び他端部18のうちの一端部17に設けられており、また、第2の端子部16も、一端部17に設けられていて、第1の端子部15と第2の端子部16とは、太陽電池11の厚み方向において相互対向している。
このような構成を有した太陽電池11は、受光部14が外光に晒されるとき、その外光に応じた光起電力効果を生じて、第1の端子部15と第2の端子部16との間に電圧を発生する。
図1は、本願発明に係るソケットコネクタ装置の一例を成すソケットコネクタ装置20を、それに装着される複数の太陽電池11と共に示す。
図1において、ソケットコネクタ装置20は、全体が矩形平板状を成すセル保持部21と、セル保持部21とは別体に形成されたセル連結部22と、を備えて構成されている。
セル保持部21は、例えば、合成樹脂とされる絶縁材料によって形成される。そして、セル保持部21には、各々の三方が枠状部23により包囲された底部24を有して全体が矩形状に形成された、例えば、3個とされる複数個のセル収容部25が、配列配置されて設けられている。枠状部23には、複数個のセル収容部25の夫々における底部24に対向する複数の係止部26が設けられている。
各セル収容部25は、その深さが比較的小とされたもとで、図12及び図13に示される太陽電池11を着脱可能に収容する。太陽電池11がセル収容部25に収容されるときには、太陽電池11が、その他端部18を先にして、セル収容部25に対し、それにおける枠状部23が設けられていない部分から底部24と係止部26との間に差し込まれる。その際、太陽電池11における第2の面13がセル収容部25における底部24に対面するようにされ、太陽電池11における第1の面12に配された受光部14が外光に晒される状態におかれる。
セル連結部22は、絶縁ハウジング30を備えており、絶縁ハウジング30には、太陽電池11における第1の端子部15及び第2の端子部16が配された一端部17に嵌合することができる嵌合部31が設けられている。図1に示されるセル連結部22における絶縁ハウジング30には、例えば、3個とされる複数の太陽電池11における一端部17に夫々嵌合することができる、例えば、3個とされる複数の嵌合部31が設けられているが、複数の嵌合部31に代えて、複数の太陽電池11における一端部17の全部に嵌合することができる一つの比較的大規模な嵌合部31が設けられてもよい。
セル連結部22の絶縁ハウジング30には、図2において説明のため絶縁ハウジング30から分離されて示されている、導電連結部材群32が配される。導電連結部材群32は、各々が絶縁ハウジング30に設けられた嵌合部31に配される第1の導電コンタクト33及び第2の導電コンタクト34を含んで成る複数の導電コンタクトの組と、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクト33を、その導電コンタクトの組の一つに隣接する、複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクト34に連結するコンタクト連結部材35と、複数の導電コンタクトの組の夫々における第1の導電コンタクト33のうちの一つから伸びて絶縁ハウジング30の外部に露出する第1の外部接続端子部36と、複数の導電コンタクトの組の夫々における第2の導電コンタクト34のうちの一つから伸びて絶縁ハウジング30の外部に露出する第2の外部接続端子部37とを含んでいる。
各々が第1の導電コンタクト33及び第2の導電コンタクト34を含んで成る複数の導電コンタクトの組の夫々における第1の導電コンタクト33は、絶縁ハウジング30に固定される。また、導電連結部材群32をさらに細かく分離して示す図3に示されるように、各々が第1の導電コンタクト33及び第2の導電コンタクト34を含んで成る複数の導電コンタクトの組の夫々における第2の導電コンタクト34は、絶縁ハウジング30に固定される固定部39と、固定部39から互いに逆方向に伸びる一対の腕状部40と、各腕状部40の解放端部分に形成されて固定部39から離隔した位置をとる接点部41とを備えて構成されている。絶縁ハウジング30に固定される第1の導電コンタクト33と第2の導電コンタクト34における固定部39とは、相互対向する位置をとるものとされる。
このような導電連結部材群32に含まれる第1の導電コンタクト33,第2の導電コンタクト34,コンタクト連結部材35,第1の外部接続端子部36及び第2の外部接続端子部37の夫々は、例えば、燐青銅板材とされる弾性金属材料によって形成される。
セル保持部21における配列配置された複数のセル収容部25を挟んで相互対向する一対の側部50に、係合凹部51(第1の係合部)が夫々形成されている(一対の係合凹部51のうちの一方は図に現れていない。)。また、セル連結部22の絶縁ハウジング30における複数の嵌合部31を挟んで相互対向する一対の側部52に、セル保持部21に形成された係合凹部51に係合することができる係合突出部53(第2の係合部)が夫々形成されている。
図4及び図5に示されるように、セル保持部21に配列配置されて設けられた複数のセル収容部25に、複数の太陽電池11が、各々の他端部18を先にしてセル収容部25における底部24と係止部26との間に差し込まれて、夫々装着されたもとにあっては、各太陽電池11における第1の端子部15及び第2の端子部16が設けられた一端部17が、セル収容部25からセル保持部21の外方に突出する状態に置かれる。
その後、図6及び図7に示されるように、セル保持部21における複数のセル収容部25に夫々収容された複数の太陽電池11に対して、セル連結部22が、その絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31をセル収容部25からセル保持部21の外方に突出する状態に置かれた複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合させる状態におかれる。その際、セル連結部22の絶縁ハウジング30に形成された一対の係合突出部53が、セル保持部21に形成された一対の係合凹部51に夫々係合し、それにより、セル連結部22における複数の嵌合部31が複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合した状態が安定に維持される。
セル連結部22の絶縁ハウジング30は、それに設けられた複数の嵌合部31が複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合した状態に置かれるときには、セル保持部21が成す矩形平板形状を拡張するものとなり、セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31が複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合したもとにおいては、セル保持部21とセル連結部22との両者が全体として矩形平板状を成すことになる。
このようにして、セル保持部21における複数のセル収容部25に収容された複数の太陽電池11の一端部17にセル連結部22における複数の嵌合部31が夫々嵌合した状態のもとにあっては、図7におけるVIII−VIII線断面を部分的に示す部分断面図である図8及び図7におけるIX−IX線断面を部分的に示す部分断面図である図9に示されるように、セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31の夫々において、セル連結部22に備えられた第1の導電コンタクト33が、太陽電池11の一端部17に配された、例えば、負極端子部とされる第1の端子部15に当接するとともに、セル連結部22に備えられた第2の導電コンタクト34が、それにおける接点部41を太陽電池11の一端部17に配された、例えば、正極端子部とされる第2の端子部16に接触させて、当該第2の端子部16に当接する。
太陽電池11の一端部17に配された第2の端子部16に接点部41を接触させて当接する第2の導電コンタクト34は、第2の端子部16に弾性押圧力を作用させる。斯かる押圧力は、弾性金属材料によって形成された第2の導電コンタクト34が有する、絶縁ハウジング30に固定される固定部39と、固定部39から互いに逆方向に伸びる一対の腕状部40と、各腕状部40の解放端部分に形成されて固定部39から離隔した位置をとる接点部41とを備えた構成により得られる。
セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31の夫々において、第2の導電コンタクト34が太陽電池11の一端部17に配された第2の端子部16に作用させる押圧力は、太陽電池11の一端部17及びそれに配された第1の端子部15を介して、第1の導電コンタクト33に伝達され、その反作用として、第1の導電コンタクト33が第1の端子部15に押圧力を作用させることになる。その結果、第1の導電コンタクト33の太陽電池11に配された第1の端子部15に対する当接及び第2の導電コンタクト34の太陽電池11に配された第2の端子部16に対する当接が、確実に行われて維持される状態とされる。
このように、セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31の夫々において、第1の導電コンタクト33が太陽電池11に配された第1の端子部15に当接するとともに、第2の導電コンタクト34が太陽電池11に配された第2の端子部16に当接するとき、セル連結部22に配された導電連結部材群32にあっては、複数のコンタクト連結部材35の夫々が、複数の導電コンタクトの組の一つにおける第1の導電コンタクト33を、その導電コンタクトの組の一つに隣接する、複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける第2の導電コンタクト34に連結しており、さらに、第1の外部接続端子部36が、複数の導電コンタクトの組の夫々における第1の導電コンタクト33のうちの一つから伸びて絶縁ハウジング30の外部に露出しており、また、第2の外部接続端子部37が、複数の導電コンタクトの組の夫々における第2の導電コンタクト34のうちの一つから伸びて絶縁ハウジング30の外部に露出している。
それにより、セル連結部22に配された導電連結部材群32においては、各々が第1の導電コンタクト33及び第2の導電コンタクト34を含んで成る複数の導電コンタクトの組と複数のコンタクト連結部材35とが、複数の太陽電池11を直列接続することになる。そして、セル連結部22にあっては、それに配された導電連結部材群32に含まれて絶縁ハウジング30の外部に露出する第1の外部接続端子部36及び第2の外部接続端子部37の両者の間に、複数の太陽電池11が直列に接続されることになる。
このように、全体が矩形平板状を成すセル保持部21及びセル保持部21とは別体に形成されたセル連結部22とを備えて構成されるソケットコネクタ装置20によれば、複数の太陽電池11をセル保持部21に配列配置されて設けられた複数のセル収容部25に夫々収容されるものとし、それによって各々がセル収容部25からセル保持部21の外方に突出する状態に置かれる複数の太陽電池11の一端部17に、セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31を夫々嵌合させることにより、セル連結部22に設けられた第1の外部接続端子部36と第2の外部接続端子部37との間に、複数の太陽電池11を直列に接続することができる。即ち、複数の太陽電池11のうちの一つの第1の端子部と複数の太陽電池11のうちの他の一つの第2の端子部とについての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、複数の太陽電池11を直列に接続することができるのである。
しかも、複数の太陽電池11を保持するセル保持部21が全体として矩形平板状を成すものとされ、かつ、セル連結部22の絶縁ハウジング30に設けられた複数の嵌合部31がセル保持部21により保持された複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合したもとにおいては、セル保持部21とセル連結部22との両者が全体として矩形平板状を成すことになるので、特殊な立体構造をとる基板等の特殊部材を備えることが不要とされたもとで、複数の太陽電池11を、小型・薄型化に適した態様をもって位置決め保持して、直列に接続することができることになる。
なお、セル連結部22の絶縁ハウジング30に、複数の嵌合部31に代えて、一つの嵌合部が設けられる場合には、斯かる一つの嵌合部は、上述の複数の嵌合部31における隣り合う二つの間の仕切り部分が取り去られて、全体として比較的大規模な一つの嵌合部が形成されるようになされるのがよい。
上述のソケットコネクタ装置20は、複数の太陽電池11を直列に接続するものとされているが、本発明に係るソケットコネクタ装置の他の例は、複数の太陽電池11を並列に接続するものとされる。
このような複数の太陽電池11を並列に接続する本発明に係るソケットコネクタ装置の他の例も、ソケットコネクタ装置20と同様に、上述のセル保持部21及びセル連結部22に夫々相当するセル保持部及びセル連結部を備えて構成され、セル保持部はセル保持部21と同様に構成されるが、セル連結部が、上述の複数の嵌合部31が設けられた絶縁ハウジング30と同様な、複数の嵌合部が設けられた絶縁ハウジングを備え、その絶縁ハウジングに、上述の導電連結部材群32に代えて、例えば、図10に示される導電連結部材群55が配されるものとされる。
図10に示される導電連結部材群55は、絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部に夫々配置される複数の第1の導電コンタクト56と、複数の第1の導電コンタクト56同士を連結するコンタクト連結部材56Aと,絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部において夫々第1の導電コンタクト56に対向する位置をとる複数の第2の導電コンタクト57と、複数の第2の導電コンタクト57同士を連結するコンタクト連結部材58と、複数の第1の導電コンタクト56のうちの一つから伸びて絶縁ハウジングの外部に露出する第1の外部接続端子部59と、複数の第2の導電コンタクト57のうちの一つから伸びて絶縁ハウジングの外部に露出する第2の外部接続端子部60とを含んでいる。複数の第1の導電コンタクト56とコンタクト連結部材56Aとは、一体的に形成されている。
複数の第1の導電コンタクト56の夫々は、絶縁ハウジングに固定される。また、導電連結部材群55をさらに分離して示す図11に示されるように、複数の第2の導電コンタクト57の夫々は、絶縁ハウジングに固定される固定部61と、固定部61から互いに逆方向に伸びる一対の腕状部62と、各腕状部62の解放端部分に形成されて固定部61から離隔した位置をとる接点部63とを備えて構成されている。そして、複数の第2の導電コンタクト57における固定部61が、コンタクト連結部材58によって共通接続されている。絶縁ハウジングに固定される第1の導電コンタクト56と第2の導電コンタクト57における固定部61とは、相互対向する位置をとるものとされる。
このような導電連結部材群55に含まれる第1の導電コンタクト56,コンタクト連結部材56A,第2の導電コンタクト57,コンタクト連結部材58,第1の外部接続端子部59及び第2の外部接続端子部60の夫々は、例えば、燐青銅板材とされる弾性金属材料によって形成される。
なお、斯かる本発明に係るソケットコネクタ装置の他の例にあっても、セル保持部及びセル連結部の絶縁ハウジングには、上述の一対の係合凹部51及び一対の係合突出部53と同様な一対の係合凹部及び一対の係合突出部が夫々形成されている。
そして、上述のソケットコネクタ装置20の場合と同様に、セル保持部における複数のセル収容部に夫々収容された複数の太陽電池11に対して、セル連結部が、その絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部をセル収容部からセル保持部の外方に突出する状態に置かれた複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合させる状態におかれる。その際、セル連結部の絶縁ハウジングに形成された一対の係合突出部が、セル保持部に形成された一対の係合凹部に夫々係合し、それにより、セル連結部における複数の嵌合部が複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合した状態が安定に維持される。
このようにして、セル保持部における複数のセル収容部に収容された複数の太陽電池11の一端部17にセル連結部における複数の嵌合部が夫々嵌合した状態のもとにあっては、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部の夫々において、セル連結部に備えられた第1の導電コンタクト56が、太陽電池11の一端部17に配された、例えば、負極端子部とされる第1の端子部15に当接するとともに、セル連結部に備えられた第2の導電コンタクト57が、それにおける接点部63を太陽電池11の一端部17に配された、例えば、正極端子部とされる第2の端子部16に接触させて、当該第2の端子部16に当接する。
太陽電池11の一端部17に配された第2の端子部16に接点部63を接触させて当接する第2の導電コンタクト57は、第2の端子部16に弾性押圧力を作用させる。斯かる押圧力は、弾性金属材料によって形成された第2の導電コンタクト57が有する、絶縁ハウジングに固定される固定部61と、固定部61から互いに逆方向に伸びる一対の腕状部62と、各腕状部62の解放端部分に形成されて固定部61から離隔した位置をとる接点部63とを備えた構成により得られる。
セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部の夫々において、第2の導電コンタクト57が太陽電池11の一端部17に配された第2の端子部16に作用させる押圧力は、太陽電池11の一端部17及びそれに配された第1の端子部15を介して、第1の導電コンタクト56に伝達され、その反作用として、第1の導電コンタクト56が第1の端子部15に押圧力を作用させることになる。その結果、第1の導電コンタクト56の太陽電池11に配された第1の端子部15に対する当接及び第2の導電コンタクト57の太陽電池11に配された第2の端子部16に対する当接が、確実に行われて維持される状態とされる。
このように、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部の夫々において、第1の導電コンタクト56が太陽電池11に配された第1の端子部15に当接するとともに、第2の導電コンタクト57が太陽電池11に配された第2の端子部16に当接するとき、セル連結部に配された導電連結部材群55にあっては、コンタクト連結部材56Aが、複数の第1の導電コンタクト56同士を連結しているとともに、コンタクト連結部材58が、複数の第2の導電コンタクト57同士を連結しており、さらに、第1の外部接続端子部59が、複数の第1の導電コンタクト56のうちの一つから伸びて絶縁ハウジングの外部に露出しており、また、第2の外部接続端子部60が、複数の第2の導電コンタクト57のうちの一つから伸びて絶縁ハウジングの外部に露出している。
それにより、セル連結部に配された導電連結部材群55においては、複数の第1の導電コンタクト56,コンタクト連結部材56A,複数の第2の導電コンタクト57及びコンタクト連結部材58が、複数の太陽電池11を並列接続することになる。そして、セル連結部にあっては、それに配された導電連結部材群55に含まれて絶縁ハウジングの外部に露出する第1の外部接続端子部59及び第2の外部接続端子部60の両者の間に、複数の太陽電池11が並列に接続されることになる。
このような本発明に係るソケットコネクタ装置の他の例によれば、複数の太陽電池11をセル保持部に配列配置されて設けられた複数のセル収容部に夫々収容されるものとし、それによって各々がセル収容部からセル保持部の外方に突出する状態に置かれる複数の太陽電池11の一端部17に、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部を夫々嵌合させることにより、セル連結部に設けられた第1の外部接続端子部59と第2の外部接続端子部60との間に、複数の太陽電池11を並列に接続することができる。即ち、複数の太陽電池11のうちの一つの第1の端子部と複数の太陽電池11のうちの他の一つの第2の端子部とについての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、複数の太陽電池11を並列に接続することができるのである。
しかも、複数の太陽電池11を保持するセル保持部を全体として矩形平板状を成すようにでき、かつ、セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた複数の嵌合部がセル保持部により保持された複数の太陽電池11の一端部17に夫々嵌合したもとにおいて、セル保持部とセル連結部との両者が全体として矩形平板状を成すようにできるので、特殊な立体構造をとる基板等の特殊部材を備えることが不要とされたもとで、複数の太陽電池11を、小型・薄型化に適した態様をもって位置決め保持して、並列に接続することができることになる。
なお、斯かる本発明に係るソケットコネクタ装置の他の例にあっても、セル連結部の絶縁ハウジングに、複数の嵌合部に代えて、一つの嵌合部が設けられる場合には、斯かる一つの嵌合部は、複数の嵌合部における隣り合う二つの間の仕切り部分が取り去られて、全体として比較的大規模な一つの嵌合部が形成されるようにされるのがよい。
以上のような本願発明に係るソケットコネクタ装置は、一つの太陽電池の正極端子部と他の太陽電池の負極端子部とについての、または、複数の太陽電池の正極端子部同士及び負極端子部同士についての、導電ワイヤーや導電リボン等を用いた半田付けあるいは溶接を伴うことなく、しかも、特殊な立体構造をとる基板等の特殊部材を備えることが不要とされたもとで、複数の太陽電池を、小型・薄型化に適した態様をもって位置決め保持して、直列または並列に接続することができるものとして、例えば、携帯電話機をはじめとする種々の電子機器等に広く適用され得るものである。
11・・・太陽電池, 12・・・第1の面, 13・・・第2の面, 14・・・受光部, 15・・・第1の端子部, 16・・・第2の端子部, 17・・・一端部, 18・・・他端部, 20・・・ソケットコネクタ装置, 21・・・セル保持部, 22・・・セル連結部, 23・・・枠状部, 24・・・底部, 25・・・セル収容部, 26・・・係止部, 30・・・絶縁ハウジング, 31・・・嵌合部, 32,55・・・導電連結部材群, 33,56・・・第1の導電コンタクト, 34,57・・・第2の導電コンタクト, 35,56A,58・・・コンタクト連結部材, 36,59・・・第1の外部接続端子部, 37,60・・・第2の外部接続端子部, 39,61・・・固定部, 40,62・・・腕状部, 41,63・・・接点部, 51・・・係合凹部, 53・・・係合突出部

Claims (8)

  1. 絶縁材料により形成されて、第1の面に受光部及び第1の端子部が配されるとともに該第1の面に対向する第2の面に第2の端子部が配された太陽電池を着脱可能に収容するセル収容部が複数個設けられたセル保持部と、
    該セル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合する嵌合部が設けられた絶縁ハウジング,各々が上記嵌合部に配されて該嵌合部が嵌合する一端部を有した太陽電池の第1の端子部及び第2の端子部に夫々当接する第1の導電コンタクト及び第2の導電コンタクトを含んで成る複数の導電コンタクトの組、及び、該複数の導電コンタクトの組の一つにおける上記第1の導電コンタクトを上記複数の導電コンタクトの組の他の一つにおける上記第2の導電コンタクトに連結する状態、または、上記複数の導電コンタクトの組の各々における上記第1の導電コンタクト同士及び上記複数の導電コンタクトの組の各々における上記第2の導電コンタクト同士を夫々連結する状態をとるコンタクト連結部材を含んで成るセル連結部と、
    を備え
    上記セル保持部に第1の係合部が設けられるとともに上記セル連結部の絶縁ハウジングに第2の係合部が設けられ、上記セル連結部の絶縁ハウジングに設けられた上記嵌合部が上記セル保持部のセル収容部に収容された太陽電池の一端部に嵌合するとき、上記第1の係合部と上記第2の係合部とが相互に係合して、上記嵌合部が上記太陽電池の一端部に嵌合した状態を維持することを特徴とするソケットコネクタ装置。
  2. 上記セル連結部が、複数の上記第1の導電コンタクトのうちの一つから伸びて上記絶縁ハウジングの外部に露出する第1の外部接続端子部と、複数の上記第2の導電コンタクトのうちの一つから伸びて上記絶縁ハウジングの外部に露出する第2の外部接続端子部と、を備えることを特徴とする請求1記載のソケットコネクタ装置。
  3. 上記セル連結部における上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトが、上記セル収容部に収容された太陽電池に配された上記第1の端子部及び上記第2の端子部に夫々当接するとき、上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトのうちの一方が、上記第1の端子部または上記第2の端子部に弾性押圧力を作用させることを特徴とする請求項1記載のソケットコネクタ装置。
  4. 上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトのうちの一方が、上記絶縁ハウジングに固定される固定部と、該固定部から伸びる腕状部に形成されて上記固定部から離隔した位置において上記第1の端子部または上記第2の端子部に接触する接点部とを備えて形成されることを特徴とする請求項3記載のソケットコネクタ装置。
  5. 上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトのうちの一方が、上記固定部から互いに逆方向に伸びる一対の腕状部を備え、該一対の腕状部の夫々の解放端部分に上記接点部が形成されていることを特徴とする請求項4記載のソケットコネクタ装置。
  6. 上記セル連結部の絶縁ハウジングにおける上記嵌合部において、上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトのうちの一方における上記固定部と、上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトのうちの他方における、上記セル収容部に収容された太陽電池に配された上記第2の端子部または上記第1の端子部に接触する接点部とが、相互対向して配されることを特徴とする請求項5記載のソケットコネクタ装置。
  7. 上記セル連結部における上記コンタクト連結部材によって連結される上記第1の導電コンタクト及び上記第2の導電コンタクトが夫々属する上記複数の導電コンタクトの組の一つ及び他の一つが、相互に隣接することを特徴とする請求項1記載のソケットコネクタ装置。
  8. 上記第1の係合部が、上記セル保持部における上記複数のセル収容部を挟んだ一対の対向側縁部の夫々に設けられ、上記第2の係合部が、上記セル連結部の絶縁ハウジングにおける上記嵌合部を挟んだ一対の対向端部の夫々に設けられることを特徴とする請求項1記載のソケットコネクタ装置。
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