JP5381495B2 - 加湿装置 - Google Patents

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本発明は、給水した加湿フィルターに通風することにより、室内を加湿する加湿装置に関する。
従来のこの種の加湿装置の構成は以下のようになっていた。
すなわち、吸気口と排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に前記吸気口から前記排気口に送風する送風手段と、この送風手段の風上側風路に加湿手段と、前記本体ケースの側面に湿度測定手段とを設け、この湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設けた構成とした加湿装置。
実開平2−062335号公報
上記従来例における課題は、加湿装置の自動加湿運転での使用感が悪いということであった。
すなわち、従来の物においては、本体ケースの側面に湿度測定手段を設け、この湿度測定手段の湿度測定値に基づいて、自動加湿運転を行うものである。ここで、湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設けたので、湿度測定手段を内部に備えたケース部外面は、本体ケース内の空気と接触する為、本体ケース内の空気温度の影響を受ける。すなわち、ケース部内の温度が、本体ケース外の空気温度と異なるので、湿度測定手段である湿度測定基板部で測定する湿度測定値の精度が悪く、自動加湿運転での使用感が悪いものであった。
そこで本発明は、加湿装置の自動加湿運転での使用感の向上を目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸気口と排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に前記吸気口から前記排気口に送風する送風手段と、この送風手段の風上側風路の前記吸気口近傍に加湿手段と、前記本体ケースの側面に湿度測定手段とを設け、この湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設け、前記本体ケースは、前記本体ケースの一部が前記加湿手段から前記送風手段への風路の風下側である本体ケースの内方へ、へこんだ窪みである窪み部を有し、前記ケース部は、前記窪み部内に設けると共に、前記窪み部と前記ケース部との間に空間部を備え、この空間部を前記本体ケース外の空気が流れる構成としたものであり、これにより、初期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に前記吸気口から前記排気口に送風する送風手段と、この送風手段の風上側風路の前記吸気口近傍に加湿手段と、前記本体ケースの側面に湿度測定手段とを設け、この湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設け、前記本体ケースは、前記本体ケースの一部が前記加湿手段から前記送風手段への風路の風下側である本体ケースの内方へ、へこんだ窪みである窪み部を有し、前記ケース部は、前記窪み部内に設けると共に、前記窪み部と前記ケース部との間に空間部を備え、この空間部を前記本体ケース外の空気が流れる構成としたものであり、加湿装置の自動加湿運転での使用感の向上ができるものである。
すなわち、ケース部内と本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、ケース部内部に湿度測定基板部を設け、ケース部と本体ケースの側面との間に空間部を備え、この空間部を本体ケース外の空気が流れるので、本体ケース内の空気、つまり本体ケース内の部品である送風手段や加湿手段の温度影響を受けた空気が、湿度測定手段であるケース部の外周に接触することがなく、空間部を流れる本体ケース外の空気が、湿度測定手段であるケース部の外面に接触するので、ケース部の温度が本体ケース外の空気の温度に近い温度になり、加湿手段から送風手段への風路の風下側、つまり加湿手段から離れた位置にケース部が位置するので、加湿手段から送風手段への風路内での、加湿手段付近の空気の温度より、ケース部付近の空気の温度が高くなる。結果として、加湿手段から送風手段への風路を流れる空気の温度によるケース部への影響を抑制できる。結果として、ケース部内の温度も本体ケース外の空気の温度に近い温度となるので、第1のケース開口部からケース部内に入る本体ケース外の空気の湿度値の精度の向上を図ることができるものである。
これらの結果により、加湿装置の自動加湿運転での使用感を向上することができるものである。
本発明の実施の形態1の加湿装置の概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の送風手段の概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の断面概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の断面概略図 本発明の実施の形態1の加湿装置の断面概略図
以下、本実施形態を添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1から図7に示すように、本実施形態の加湿装置は、吸気口1と排気口2を有する本体ケース3と、この本体ケース3内に送風手段13を設けている。この送風手段13の風上側風路の吸気口1近傍に加湿手段4を備えている。
本体ケース3は略立方体形状で、背面側の側面に略横長四角形状の吸気口1を設け、天面の背面側に略横長四角形状の排気口2を備えている。
加湿手段4は、一定量の水が入った水槽5と、この水槽5の水に周縁の一部が浸漬された加湿部6である円筒形状の加湿フィルター6aと、この加湿フィルター6aを回転させる回転手段7と、水槽5に水を供給する給水部8である給水タンク8aとから形成されている。
水槽5は天面が開口した略箱形状で、本体ケース3の下部に本体ケース3の背面側から水平方向に引き出せるように摺動可能に設けられ、加湿フィルター6aを装着する加湿フィルター装着部9と、給水部8である給水タンク8aを装着する給水タンク装着部10とを備えている。加湿フィルター装着部9は水槽5の背面側に設けられ、給水タンク装着部10は水槽5の前面側に設けられている。給水タンク8aを覆うように前面カバー11が設けられている。
加湿フィルター6aは円筒形状で、水槽5の加湿フィルター装着部9に回転可能で、回転軸方向が水平方向となるように装着されている。加湿フィルター6aの円形状の側面部の片側に歯車12aを設け、この歯車12aに回転手段7である電動機12の回転力が伝わり、加湿フィルター6aが回転するものである。
加湿フィルター6aは、水槽の水に一部が浸漬した状態で回転するので、加湿フィルター6aが水を含み、この水を含んだ加湿フィルター6aへ本体ケース3の吸気口1から吸い込んだ空気を、送風手段13によって送風することにより、この空気を湿らせる。この湿った空気を排気口2から本体ケース3外へ送風し、加湿するものである。そして、本体ケース3の側面に設けた湿度測定手段14の湿度値に基づいて、制御手段14aによって送風手段13の風量を変化させ、自動加湿運転を行うものである。
本実施形態における特徴点は、本体ケース3の側面に設けた湿度測定手段14にある。
この湿度測定手段14は、略箱形状のケース部16と、湿度測定基板部15とから形成し、このケース部16は、ケース部16内と本体ケース3外とを連通する第1のケース開口部17を備えている。ケース部16内部には、湿度測定基板部15を設け、ケース部と本体ケース3の側面との間に空間部18を備え、この空間部18を本体ケース3外の空気が流れるものである。
具体的には、湿度測定手段14は、本体ケース3の一側面の上部の窪み部30内に設け、ケース部16と、湿度測定基板部15とから形成している。窪み部30は、本体ケース3の一側面の上部に位置し、本体ケース3の一側面の一部が、本体ケース3の内方へ、へこんだ略立方体形状の窪みである。ケース部16は、略縦長箱形状で、本体ケース3の一側面に対向し、本体ケース3の外方側の側面に、ケース部16内と本体ケース3外とを連通する、複数の略横長四角形状の孔である第1のケース開口部17を備えている。ケース部16内で、本体ケース3の一側面に対向し、本体ケース3の内方側の側面寄りに、略四角平板形状の湿度測定基板部15を設けている。ここで、この湿度測定手段14である略箱形状のケース部16が、本体ケース3の一側面の上部の略立方体形状の窪みである窪み部30内に、この窪み部30と所定の距離を有し設けられている。
つまり、ケース部16と本体ケース3の側面の窪み部30との間の空間、すなわち、ケース部16の第1のケース開口部17を有する面以外の5面を覆う空間が、空間部18である。
このように、ケース部16内と本体ケース3外とを連通する第1のケース開口部17を備え、ケース部16内部に湿度測定基板部15を設け、ケース部16と本体ケース3の側面との間に空間部18を備え、この空間部18を本体ケース3外の空気が流れるので、本体ケース3内の空気、つまり本体ケース3内の部品である送風手段13や加湿手段4の温度影響を受けた空気が、湿度測定手段14であるケース部16の外周に接触することがなく、空間部18を流れる本体ケース3外の空気が、湿度測定手段14であるケース部16の外面に接触するので、ケース部16の温度が本体ケース3外の空気の温度に近い温度になり、結果として、ケース部16内の温度も本体ケース3外の空気の温度に近づけることができるので、第1のケース開口部17からケース部16内に入る本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
これらの結果により、加湿装置の自動加湿運転での使用感を向上することができるものである。
また、送風手段13は、ケーシング19と、このケーシング19に配設した電動機20と、この電動機20により回転する羽根21とから形成し、ケーシング19は、吸込口22と吐出口23とを有している。空間部18は、第1の開口部24と第2の開口部25とを備え、第1の開口部24は、本体ケース3外と連通し、第2の開口部25と、ケーシング19の吸込口22とを連通する連通路26を設けたものである。
具体的には、送風手段13は、ケーシング19と、電動機20と、羽根21とから形成し、ケーシング19はスクロール形状で、側面には円形状の吸込口22を、天面には略四角形状の吐出口23を備えている。電動機20により回転する羽根21は、シロッコ型で、円板形状の主板27の中央部には、電動機20から延びた軸部20aと固定する略円筒形状の軸受部28を、周縁部には、断面形状が略円弧形状の複数の翼部29を設けている。
また、空間部18は、第1の開口部24と第2の開口部25とを備え、第1の開口部24は、略四角形状の開口で本体ケース3外と連通し、第2の開口部25は、略四角形状の開口で、ケーシング19の吸込口22と連通する連通路26に連通している。連通路26は、本体ケース3の一側面の上部に位置し、垂直上方に延びた垂直連通路部分26aと、この垂直連通路部分26aとケーシング19の吸込口22とを連通する水平開口部分26bとから形成している。
ここで、送風手段13が動作すると、吸気口1および第1の開口部24より本体ケース3外の空気が吸い込まれものである。まず、吸気口1から吸い込んだ空気は、加湿手段4である水を含んだ加湿フィルター6aで湿気を含み、送風手段13を介して排気口2から本体ケース3外へ送風される。また、第1の開口部24より吸い込んだ空気は、空間部18、第2の開口部25、連通路26、送風手段13を順次介して、排気口2から本体ケース3外へ送風される。
すなわち、送風手段13が動作すると、空間部18を本体ケース3外の空気が流れるので、本体ケース3内の空気、つまり本体ケース3内の部品である送風手段13や加湿手段4の温度影響を受けた空気が、湿度測定手段14であるケース部16の外周に接触することがなく、空間部18を流れる本体ケース3外の空気が、湿度測定手段14であるケース部16の外面に接触するので、ケース部16の温度が本体ケース3外の空気の温度に近い温度になり、結果として、ケース部16内の温度を本体ケース3外の空気の温度に近づけることができ、第1のケース開口部17からケース部16内に入る本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
また、空間部18の第1の開口部24は、空間部18の第2の開口部25より下部に位置する構成としたものである。すなわち、空間部18の一部である窪み部30の本体ケース3の内方は、送風手段13によって、本体ケース3の吸気口1から吸い込んだ空気が、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れており、この水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気は、水を含んだ加湿フィルター6aを通過するときに、加湿フィルター6aに含まれた水を気化させるので、気化熱が奪われ、湿度は高いが、温度が低下する。つまり、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気によって、窪み部30が冷やされるものである。
結果として、空間部18の窪み部30近傍の空気が冷やされるので、この空間部18の窪み部30近傍の空気より、本体ケース3外の空気の温度が高いので、空間部18の第1の開口部24から入った空気は、この空間部18の第1の開口部24より上部に位置する空間部18の第2の開口部25へ流れやすくなり、空間部18を流れる本体ケース3外の空気が増えるので、ケース部16内の温度も本体ケース3外の空気の温度により近づけることができる。
また、湿度測定手段14である湿度測定基板部15は、基板部品31と、この基板部品31に装着された湿度測定部品32とから形成し、基板部品31は、ケース部16と所定の距離を有した構成としたものである。具体的には、ケース部16内で、本体ケース3の一側面に対向し、本体ケース3の内方側の側面寄りに、略四角平板形状の湿度測定基板部15を設けている。この湿度測定手段14である湿度測定基板部15は、基板部品31と、この基板部品31に装着された湿度測定部品32とから形成し、基板部品31は、ケース部16の内面と、所定の距離を有した構成としたものである。これにより、ケース部16の温度影響を抑制することができる。
また、湿度測定手段14であるケース部16は、加湿手段4から送風手段13への風路の風下側に位置する構成としたものである。具体的には、湿度測定手段14であるケース部16は、加湿手段4から送風手段13への風路の風下側である送風手段13のケーシング19の吸込口22に対向した位置に構成するものである。すなわち、送風手段13によって、本体ケース3の吸気口1から吸い込んだ空気が、水を含んだ加湿フィルター6aを通過する、この水を含んだ加湿フィルター6aを通過するときに、加湿フィルター6aに含まれた水を気化させるので、気化熱が奪われ、湿度は高いが、温度が低下する。ここで加湿手段4から送風手段13への風路の風下側、つまり加湿手段4から離れた位置にケース部16が位置するので、加湿手段4から送風手段13への風路内での、加湿手段4付近の空気の温度より、ケース部16付近の空気の温度が高くなる。結果として、加湿手段4から送風手段13への風路を流れる空気の温度によるケース部16への影響を抑制できる。
また、ケース部16の周囲の空間部18の第1の開口部24は、吸気口1と隣接した構成としたものである。具体的には、吸気口1は、略立方体形状の本体ケース3背面側の側面に略横長四角形状で設けられ、この吸気口1の上部一側端部に略四角形状の第1の開口部24が、位置するものである。すなわち、送風手段13によって、吸気口1から本体ケース3内に吸い込まれる空気の一部は、第1の開口部24の近傍から流れるので、第1の開口部24にも流れ込み易くすることができる。
また、送風手段13は、ケーシング19と、このケーシング19内に配設した電動機20と、この電動機20により回転する羽根21とから形成し、ケーシング19は、吸込口22と吐出口23とを有し、湿度測定手段14であるケース部16は、第2のケース開口部33を備え、この第2のケース開口部33は、ケーシング19の吸込口22とを連通路26を介して連通したものである。具体的には、送風手段13が動作すると、吸気口1および第1の開口部24より本体ケース3外の空気が吸い込まれものである。まず、吸気口1から吸い込んだ空気は、加湿手段4である水を含んだ加湿フィルター6aで湿気を含み、送風手段13を介して排気口2から本体ケース3外へ送風される。また、第1の開口部24より吸い込んだ空気は、空間部18、第2の開口部25、連通路26、送風手段13を順次介して、排気口2から本体ケース3外へ送風される。また、第1のケース開口部17より吸い込んだ空気は、ケース部16内から第2のケース開口部33、連通路26、送風手段13を順次介して、排気口2から本体ケース3外へ送風される。
すなわち、送風手段13が動作すると、本体ケース3外の空気が、第1のケース開口部17より、ケース部16内の湿度測定手段14に流れるので、本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
また、湿度測定手段14であるケース部16の第1のケース開口部17は、湿度測定手段14であるケース部16の第2のケース開口部33より上部に位置する構成としたものである。具体的には、ケース部16の上部には、第1のケース開口部17を設け、ケース部16の下部には、第2のケース開口部33が位置するものである。
すなわち、空間部18の一部である窪み部30の内方は、送風手段13によって、本体ケース3の吸気口1から吸い込んだ空気が、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れており、この水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気は、水を含んだ加湿フィルター6aを通過するときに、加湿フィルター6aに含まれた水を気化させるので、気化熱が奪われ、湿度は高いが、温度が低下する。つまり、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気によって、窪み部30が冷やされるものである。この冷やされた窪み部30によって、ケース部16の内部の温度が低下する場合にも、ケース部16の内部の冷やされた空気は、ケース部16の下部に流れるので、ケース部16の第1のケース開口部17から入った空気は、ケース部16内を介して、ケース部16の第2のケース開口部33へ流れ易くなり、ケース部16内の湿度測定手段14に多くの本体ケース3外の空気が流れるので、本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
また、湿度測定基板部15である湿度測定部品32は、第1のケース開口部17に対向した位置に構成したものである。すなわち、送風手段13が動作すると、本体ケース3外の空気が、第1のケース開口部17より、ケース部16内の湿度測定手段14に流れる。ここで、湿度測定基板部15である湿度測定部品32は、第1のケース開口部17に対向した位置に構成したので、本体ケース3外の空気が、第1のケース開口部17より、ケース部16内の湿度測定手段14である湿度測定部品32に流れるので、本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
また、連通路26は、垂直連通路部分26aと水平開口部分26bとから形成し、空間部18の第2の開口部25と、ケース部16の第2のケース開口部33とは、連通路26の垂直連通路部分26aに開口したものである。具体的には、連通路26は、本体ケース3の一側面の上部に位置し、ケース部16の第2のケース開口部33から垂直上方に延びた垂直連通路部分26aと、この垂直連通路部分26aとケーシング19の吸込口22とを連通する水平開口部分26bとから形成している。この垂直連通路部分26aに空間部18の第2の開口部25が開口している。この垂直連通路部分26aの本体ケース3における内方部分は、送風手段13によって、本体ケース3の吸気口1から吸い込んだ空気が、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れており、この水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気は、水を含んだ加湿フィルター6aを通過するときに、加湿フィルター6aに含まれた水を気化させるので、気化熱が奪われ、湿度は高いが、温度が低下する。つまり、水を含んだ加湿フィルター6aを介し流れる空気によって、垂直連通路部分26aの本体ケース3における内方部分が冷やされるものである。
結果として、垂直連通路部分26aと水平開口部分26bの本体ケース3における内方部分近傍の空気が冷やされるので、この垂直連通路部分26aの本体ケース3における内方部分近傍の空気より、本体ケース3外の空気の温度が高いので、空間部18の第2の開口部25と、ケース部16の第2のケース開口部33から垂直連通路部分26aに入った空気は、この垂直連通路部分26aより上部に位置する水平開口部分26bへ流れやすくなり、空間部18、およびケース部16内を流れる本体ケース3外の空気が増えるので、ケース部16内の温度も本体ケース3外の空気の温度により近づけることができ、第1のケース開口部17からケース部16内に入る本体ケース3外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
以上のように本発明は、吸気口と排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に前記吸気口から前記排気口に送風する送風手段と、この送風手段の風上側風路の前記吸気口近傍に加湿手段と、前記本体ケースの側面に湿度測定手段とを設け、この湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設け、前記ケース部と前記本体ケースの側面との間に空間部を備え、この空間部を前記本体ケース外の空気が流れる構成としたものであり、加湿装置の自動加湿運転での使用感の向上ができるものである。
すなわち、ケース部内と本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、ケース部内部に湿度測定基板部を設け、ケース部と本体ケースの側面との間に空間部を備え、この空間部を本体ケース外の空気が流れるので、本体ケース内の空気、つまり本体ケース内の部品である送風手段や加湿手段の温度影響を受けた空気が、湿度測定手段であるケース部の外周に接触することがなく、空間部を流れる本体ケース外の空気が、湿度測定手段であるケース部の外面に接触するので、ケース部の温度が本体ケース外の空気の温度に近い温度になり、結果として、ケース部内の温度も本体ケース外の空気の温度に近い温度となるので、第1のケース開口部からケース部内に入る本体ケース外の空気の湿度値の精度の向上ができるものである。
これらの結果により、加湿装置の自動加湿運転での使用感を向上することができるものである。
従って、家庭用や事務所用などの、加湿装置として活用が期待されるものである。
1 吸気口
2 排気口
3 本体ケース
4 加湿手段
5 水槽
6 加湿部
6a 加湿フィルター
7 回転手段
8 給水部
8a 給水タンク
9 加湿フィルター装着部
10 給水タンク装着部
11 前面カバー
12 電動機
12a 歯車
13 送風手段
14 湿度測定手段
14a 制御手段
15 湿度測定基板部
16 ケース部
17 第1のケース開口部
18 空間部
19 ケーシング
20 電動機
20a 軸部
21 羽根
22 吸込口
23 吐出口
24 第1の開口部
25 第2の開口部
26 連通路
26a 垂直連通路部分
26b 水平開口部分
27 主板
28 軸受部
29 翼部
30 窪み部
31 基板部品
32 湿度測定部品
33 第2のケース開口部

Claims (9)

  1. 吸気口と排気口とを有する本体ケースと、この本体ケース内に前記吸気口から前記排気口に送風する送風手段と、この送風手段の風上側風路の前記吸気口近傍に加湿手段と、前記本体ケースの側面に湿度測定手段とを設け、この湿度測定手段は、湿度測定基板部と、略箱形状のケース部とから形成し、このケース部は、前記ケース部内と前記本体ケース外とを連通する第1のケース開口部を備え、前記ケース部内部に湿度測定基板部を設け、前記本体ケースは、前記本体ケースの一部が前記加湿手段から前記送風手段への風路の風下側である本体ケースの内方へ、へこんだ窪みである窪み部を有し、前記ケース部は、前記窪み部内に設けると共に、前記窪み部と前記ケース部との間に空間部を備え、この空間部を前記本体ケース外の空気が流れる加湿装置。
  2. 送風手段は、ケーシングと、このケーシングに配設した電動機と、この電動機により回転する羽根とから形成し、前記ケーシングは、吸込口と吐出口とを有し、前記空間部は、第1の開口部と第2の開口部とを備え、前記第1の開口部は、前記本体ケース外と連通し、前記第2の開口部と、前記ケーシングの前記吸込口とを連通する連通路を設けた請求項1に記載の加湿装置。
  3. 空間部の前記第1の開口部は、前記空間部の前記第2の開口部より上部に位置する構成とした請求項2に記載の加湿装置。
  4. 湿度測定手段である前記湿度測定基板部は、基板部品と、この基板部品に装着された湿度測定部品とから形成し、前記基板部品は、前記ケース部と所定の距離を有した構成とした請求項1〜3のいずれかに記載の加湿装置。
  5. ケース部の周囲の前記空間部の前記第1の開口部は、前記吸気口と隣接した構成とした請求項2〜のいずれかに記載の加湿装置。
  6. 湿度測定手段である前記ケース部は、第2のケース開口部を備え、この第2のケース開口部は、前記ケーシングの前記吸込口とを前記連通路を介して連通した請求項2〜のいずれかに記載の加湿装置。
  7. 湿度測定手段である前記ケース部の前記第1のケース開口部は、前記湿度測定手段である前記ケース部の前記第2のケース開口部より上部に位置する構成とした請求項に記載の加湿装置。
  8. 湿度測定基板部である前記湿度測定部品は、前記第1のケース開口部に対向した位置に構成した請求項4〜のいずれかに記載の加湿装置。
  9. 連通路は、垂直連通路部分と水平開口部分とから形成し、前記空間部の前記第2の開口部と、前記ケース部の前記第2のケース開口部とは、前記連通路の前記垂直連通路部分に開口した請求項のいずれかに記載の加湿装置。
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