JP5380810B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
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図12に示すように、球状の導電材を用いた従来の導電性接着剤では、導電材24が太陽電池素子10上の集電極12およびタブ配線30の両方に接することにより電気的接続を行っているが、集電極12表面の凹凸の間隔や深さによっては導電材24が凹部に埋没し、タブ配線30には接着せず、電気の導通に寄与しない粒子が多数発生するため、結果として集電極12とタブ配線30の電気的接続が十分でなくなり太陽電池モジュールの出力が低下するという問題があった。
集電極12、14はスクリーン印刷のメッシュ等の影響から、平均間隔が20μmの凹凸が表面上に形成されている。
不純物が除去された約1Ω・cmの抵抗率と約300μmの厚みとを有するn型単結晶シリコン基板10aを準備する。RFプラズマCVD法を用いて、n型単結晶シリコン基板10aの上面上に約5nmの厚みを有するi型非晶質シリコン層10bと、約5nmの厚みを有するp型非晶質シリコン層10cをこの順番で形成した。なお、RFプラズマCVD法によるi型非晶質シリコン層10bとp型非晶質シリコン層10cの具体的な形成条件は、周波数約13.65MHz、形成温度約100〜250℃、反応応力約26.6〜80.0Pa、RFパワー約10〜100Wであった。
集電極12および14は、スクリーン印刷法にてITO膜10d、10g上に熱硬化型導電性ペーストを印刷し、熱硬化させることにより形成した。手順としては、まず受光面側に印刷し、150℃で10分間加熱し仮硬化させた後、裏面側に印刷し150℃で10分間加熱し、仮硬化させた後、200℃で1時間加熱することにより、銀ペーストを完全に硬化させた。これにより、所定間隔を隔てて互いに平行に伸びるように形成された複数のフィンガー部12a、14aおよびバスバー部12b、14bからなる集電極12、14を形成した。フィンガー部12a、14aとバスバー部12b、14bは一体に形成されてもよいし、フィンガー部12a、14aを形成したのちに、バスバー部12b、14bを形成してもよい。
導電性接着剤20は、エポキシ系樹脂をバインダ、ニッケル粒子を導電材として5vol.%含有させたもので、集電極12、14のバスバー部12b、14bに線幅1.3mm、厚さ約30μmとなるようにディスペンサを用いて塗布され、その上に幅1.5mmのタブ配線30が配置される。2MPaで加圧しながら200℃で1時間加熱することにより、複数の太陽電池素子が接続される。加圧しながら硬化させることにより、導電性接着剤中の導電材をタブ配線30と集電極12、14の間に挟むことができるので、良好な電気伝導性が得られる。また、導電性接着剤20は加熱圧着により押し伸ばされ、タブ配線30とほぼ同じ幅に広げられる。
表面保護材であるガラスの上に、EVAシートからなる封止材を載せた後、タブ配線30により接続した複数の太陽電池素子群を配置した。その上から更にEVAシートを載せた後、PET/アルミニウム箔/PETの3層構造を有する背面フィルムを配置した。これらを、真空にした後150℃で10分間加熱圧着することで仮圧着した後、150℃で1時間加熱することで完全に硬化させる。これに、端子ボックス、金属フレームを取り付け、太陽電池モジュールとした。
上記で説明した実施の形態において、集電極12、14はフィンガー部12a、14aおよびバスバー部12b、14bから構成されるとしたが、フィンガー部のみで構成されるバスバー部のない太陽電池素子に本発明を適用してもよい。
比較例にかかる太陽電池モジュールとして、バスバー部を有する太陽電池素子を用い、導電性接着剤に導電材として球状のニッケルを含有させ、導電材の直径を10μmとして作製した。
本発明の実施例にかかる太陽電池モジュールとして、バスバー部を有する太陽電池素子を用い、導電性接着剤に導電材として円柱状のニッケルを含有させ、導電材の短径を15μm、長径を30μmとして作製した。
本発明の実施例にかかる太陽電池モジュールとして、バスバーレスの太陽電池素子を用い、導電性接着剤に導電材として円柱状のニッケルを含有させ、導電材の短径を15μm、長径を30μmとして作製した。
比較例1および実施例1における太陽電池モジュールについて、それぞれ温度サイクル試験(JIS C8917)を400サイクル行い、試験前後の太陽電池モジュールの出力を測定し、出力低下率を比較した。太陽電池モジュールの出力は、AM1.5、100mW/cm2の光照射下で測定した。
表1に、各比較例および実施例における、規格化出力低下率を示す。出力低下率は、(1−試験後出力/試験前出力)の式より計算し、比較例1における出力低下率を1.00として相対出力低下率を表示する。また、変換光率については、初期値について比較例を1.000として規格化した値を示す。
実施例と比較例との対比により、以下のことが分かった。すなわち、集電極12、14とタブ配線30を接続する導電性接着剤20中の導電材に、集電極表面の凹凸の平均間隔よりも大きい長径を有する棒状のものを用いることで、従来の球状のものよりも出力低下が少なく、太陽電池モジュールとしての信頼性が向上できたことが分かった。また、本発明はバスバー部を有する太陽電池素子だけでなく、バスバーレスの太陽電池素子を用いた太陽電池モジュールにも有効であることが分かった。
10 光電変換層
12、14 集電極
20 導電性接着剤
22 接着性樹脂
24 球状導電材
26、28 棒状導電材
30 タブ配線
Claims (4)
- 複数の太陽電池素子の電極を接続体により互いに電気的に接続してなる太陽電池モジュールであって、
前記電極と前記接続体は複数の棒状導電材を含む樹脂からなる接着層により接続され、
前記複数の棒状導電材は、前記電極の表面に形成された凹凸の複数の凸部にまたがる長径を有することを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記複数の棒状導電材は、表面に凹凸を施されている請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- 前記接着層中の棒状導電材が、前記接着層中に2〜20vol.%含まれている請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
- 前記複数の太陽電池素子は、ガラスと裏面フィルムとの間の封止材により充填されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の太陽電池モジュール。
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