JP5380117B2 - 電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス - Google Patents
電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5380117B2 JP5380117B2 JP2009058717A JP2009058717A JP5380117B2 JP 5380117 B2 JP5380117 B2 JP 5380117B2 JP 2009058717 A JP2009058717 A JP 2009058717A JP 2009058717 A JP2009058717 A JP 2009058717A JP 5380117 B2 JP5380117 B2 JP 5380117B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- wire
- copper
- less
- wire conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
ワイヤーハーネス等を構成する絶縁電線に用いられる電線導体においては、一定の強度、耐屈曲性、導電率等を確保する必要がある。
これらタフピッチ銅やSn入り銅においては、耐屈曲性を確保するために、熱処理によって伸びを回復させた軟質材が用いられている。しかし、軟質材においては、熱処理によって引張強度が大幅に低下することになるため、銅素線の断面積を大きくするかあるいは銅素線の数を増加させ、電線導体の断面積を例えば0.3mm2以上とし、電線導体全体としての強度を確保していた。
さらに、タフピッチ銅やSn入り銅においては、引張強度と伸びとのバランスを考慮して熱処理条件を調整しようとしても、タフピッチ銅やSn入り銅は、軟化点で急激に引張強度、伸びが変化するため、熱処理条件の制御が非常に困難であった。このため、引張強度が高く伸びが少ないもの(硬質材)や、引張強度が低く伸びが大きいもの(軟質材)しか得ることができず、引張強度と伸びとのバランスに優れた銅素線を安定して得ることができなかった。
また、添加元素であるCoとPは、例えば600〜800℃といった高温に加熱した際の結晶粒の粗大化を抑制する作用を有する。
また、析出物粒子は主にCo2P金属間化合物で構成されているが、添加されたCoやPは、すべてが析出物粒子を構成することはなく、一部が銅の母相中に固溶することになる。よって、固溶量を考慮したCoとPとの配合比率を、3.0≦([Co]−0.007)/([P]−0.008)≦6.2とすることにより、強度向上に寄与する析出物粒子を十分に分散させることができる。また、余剰なCo,Pが存在せず、導電率の低下等を防止することができる。
を備えていることを特徴としている。
これらNi、Feは、Coと同様に、結晶粒の粗大化を抑制する効果を有する元素である。また、Coの固溶量を減少させることによって導電率の低下を確実に防止することが可能となる。これらの作用効果を確実に奏功せしめるために、Niを0.01mass%以上あるいはFeを0.005mass%以上含有させる必要がある。また、Ni及びFeを過剰に添加された場合には導電率の低下を招くため、Niの含有量は0.15mass%以下、Feの含有量は0.07mass%以下とする必要がある。
Zn、Mg、Ag、Zrの各元素は、硫黄(S)と化合物を形成し、銅の母相中へのSの固溶を防止し、Sによる性能低下を防止することができる。また、Zn、Mg、Agは銅の母相中に固溶することになり、Zrは析出物を分散させることになり、これらの元素によって電線導体のさらなる強度向上を図ることもできる。
なお、上述の作用効果を確実に奏功せしめるために、Znは0.01mass%以上、Mgは0.002mass%以上、Agは0.002mass%以上、Zrは0.001mass%以上を含有する必要がある。また、これらの各元素が過剰に添加された場合には、導電率の低下を招くことになる。このため、Znの含有量は0.5mass%以下、Mgの含有量は0.2mass%以下、Agの含有量は0.2mass%以下、Zrの含有量は0.1mass%以下、とする必要がある。
O(酸素)は、銅の母相中に固溶する不純物元素を除去して導電率を向上させる効果を有しているので、0.00005mass%以上含有することが好ましい。一方、過剰の酸素は、水素脆化を引き起こす原因となるとともに、添加元素であるPを消費するため、0.0050mass%以下に制限することが好ましい。
最終熱処理工程における保持時間を180分超500分以下とすることにより、例えば、線径0.12〜0.22mmといった比較的細径の銅素線を冷間加工工程によって形成し、冷間加工工程における加工度が高く銅素線が必要以上に加工硬化していても、この最終熱処理工程で、十分な伸びを得ることができ、耐屈曲性に優れた電線導体を確実に製出することができる。
この時効処理工程によって、銅の母相中に分散される析出物粒子の大きさ、密度が調整されることになる。ここで、時効処理工程における熱処理条件(温度、時間)は、冷間加工による加工度に応じて、適宜設定することになる。
例えば、時効処理工程における処理温度を375℃以上650℃以下、処理時間を30分以上960分以下とすることにより、例えば、平均析出物粒径が2〜20nmとされた微細な析出物粒子を均一に分散させることができ、強度の向上を図ることができる。
この場合、連続鋳造により銅鋳塊を連続的に製出し、この銅鋳塊を連続圧延することによって、効率良く銅線材を製出することができる。また、例えば800〜1000℃の高温状態で一定時間保持されることになるので、CoやP等を銅の母相中に固溶させる溶体化処理を、別途行う必要がない。
撚り線加工工程における撚りのピッチが4mmより短い場合には電線導体のねじれが生じるおそれがある。一方、撚りのピッチが24mmを超えると、撚り崩れが生じることになり断面形状の安定した電線導体を得ることができなくなるとともに、耐屈曲性が低下することになる。よって、撚り線加工工程における撚りのピッチは、4mm以上24mm以下に設定することが好ましい。
この場合、銅撚線に、圧縮比85%以上94%以下の圧縮加工を施すことにより、銅撚線の形状を安定させることが可能となる。また、この圧縮加工によって機械的性質が大幅に変化してしまうことを防止できる。
なお、本明細書における圧縮比Cとは、圧縮加工前の銅撚線の外径をD0、圧縮加工後の銅撚線の外径をD1とした場合において、C(%)=(D1/D0)×100で定義されるものである。
撚り線加工工程によって形成された銅撚線に対して最終熱処理を行うことにより、得られる電線導体の性能を安定させることが可能となる。
この場合、電線導体の断面積が0.3mm2未満とされているので、電線の軽量化及び省スペース化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る絶縁電線は、前述の電線導体に、絶縁被膜を被覆してなることを特徴としている。
さらに、本発明に係るワイヤーハーネスは、前述の絶縁電線を複数本有することを特徴としている。
この構成の電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネスによれば、例えば比較的細径に構成したとしても、強度と伸びとを確保できるので、軽量化及び省スペース化を図ることが可能となる。
図1に、本発明の第1の実施形態である電線導体を用いた絶縁電線の一例を示す。
この絶縁電線5は、複数(図1においては7本)の銅素線2が撚り合わせてなる電線導体1と、この電線導体1の外周部を被覆する絶縁被膜3と、を備えている。
また、銅素線2の外径が0.120mmから0.175mmとされている。
まず、上記銅合金からなる銅線材50を連続鋳造圧延法によって連続的に製出する(連続鋳造圧延工程S1)。この連続鋳造圧延工程S1においては、例えば図3に示す連続鋳造圧延設備が用いられる。
この連続圧延装置Eから製出された銅線材50は、洗浄冷却装置15及び探傷器16を介してコイラーFに巻き取られる。
ここで、上述の連続鋳造圧延設備によって製出される銅線材50の外径は、例えば8mm以上30mm以下とされる。なお、この連続鋳造圧延工程S1では、鋳造銅材21が、例えば800℃から1000℃の比較的高温で保持されることから、Co、Pといった元素が銅の母相中に多く固溶することになる。
ここで、冷間加工工程S3によって製出された銅素線2は、引張強度が460MPaから800MPa、伸びが1.0%から3.0%に設定される。
また、最終熱処理条件を200℃以上550℃以下で60分以上500分以下、より好ましくは、200℃以上550℃以下で180分超500分以下とすることにより、引張強度が460MPa以上、伸びが5%以上の、機械的性質の優れた電線導体1を安定して製出することが可能となる。
また、Snを0.005mass%以上0.70mass%以下を含有しているので、固溶硬化によって銅素線2の強度向上、CoとPとを主に含む化合物からなる析出物粒子の析出の促進、耐熱性及び耐食性の向上、を図ることもできる。
また、0.00005mass%以上0.0050mass%以下のOを含有しているので、銅の母相中に固溶する不純物元素を除去して導電率を向上させることができるとともに、水素脆化を引き起こすおそれがない。
また、撚り線加工工程S4及び圧縮工程S5の後に、最終熱処理工程S6を行う構成としているので、得られる電線導体1の機械的性質を安定させることが可能となる。
そして、電線導体1の引張強度が460MPa以上、伸びが5%以上とされているので、上述のように断面積を比較的小さくしても強度、伸び、屈曲性能が確保されることになり、絶縁電線5の軽量化及び省スペース化を図ることが可能となる。
Ni及びFeを添加することにより、析出物粒子を構成するCoとPの化合物のうちCoの一部がNi及びFeに置換され、析出物粒子がCoとPとNiまたはFeとの化合物によって構成されることになる。そこで、強度向上に寄与する析出物粒子を十分に分散させるために、かつ、余剰のCo、P、Ni,Feが導電率の低下等を起こすことがないように、Coの含有量[Co]mass%と、Niの含有量[Ni]mass%と、Feの含有量[Fe]mass%と、Pの含有量[P]mass%との間に、3.0≦([Co]+0.85×[Ni]+0.75×[Fe]−0.007)/([P]−0.008)≦6.2、及び、0.015≦1.5×[Ni]+3×[Fe]≦[Co]の関係を有するように、Ni及びFeの添加量を制御する必要がある。
まず、上記銅合金からなる銅線材を連続鋳造圧延法によって連続的に製出する(連続鋳造圧延工程S´1)。
次に、この銅線材に対して冷間伸線加工を施して、所定の外径の銅線を得る(第1冷間加工工程S´2)。
この銅線に対して、375℃以上650℃以下で30分以上960分以下の熱処理を施し、析出物粒子を析出させる(時効処理工程S´3)。
時効処理工程S´3を行った後に、さらに冷間伸線加工を施し、所望の外径(例えば 0.120mm以上0.175mm以下)の銅素線を製出する(第2冷間加工工程S´4)。
次に、最終熱処理工程S´5が施された銅素線を複数本(本実施形態では7本)準備し、撚り合わせて銅撚線を製出する(撚り線加工工程S´6)。
次に、銅撚線を径方向に押圧し、圧縮比85%以上94%以下となるように圧縮加工する(圧縮工程S´7)。この圧縮工程S´7により、電線導体の断面積が0.142mm2以上0.150mm2以下とされる。
このようにして本実施形態である電線導体が製出されることになる。
また、比較的高価なCoの使用量を低減し、汎用性の高いFe、Niを添加するので、この電線導体を低コストで製出することが可能となる。
例えば、7本の銅素線を撚り合わせて電線導体を製出するものとして説明したが、これに限定されることはなく、銅素線の本数は、銅素線の外径、電線導体の断面積等を考慮して適宜設計することが好ましい。例えば電線導体の断面積が0.3mm2未満である場合には、銅素線の本数は7本以上37本以下とすることが好ましい。
また、本実施形態では、銅撚線を径方向に圧縮する圧縮工程を行うものとして説明したが、これに限定されることはなく、例えば図10に示すように、複数本の銅素線102を撚り合わせた銅撚線を電線導体101とし、この電線導体101を絶縁被膜103で被覆したものであってもよい。
また、銅線材を連続鋳造圧延工程によって製出するものとして説明したが、これに限定されることはなく、円柱状の鋳塊(ビレット)を製出し、この鋳塊を押出・冷間加工することで銅線材を製出してもよい。但し、押出法によって銅線材を製出した場合には、別途溶体化処理を行う必要がある。
ベルト・ホイール式連続鋳造機を備えた連続鋳造圧延設備を用いて、表1に示す組成の銅合金からなる銅線材(外径8mm)を製出した。この銅線材に対して、500 ℃×240分の熱処理によって時効処理を行った。
次に、時効処理を施した銅線材に対して、引き抜きダイスによる冷間伸線加工を施して、外径0.175mmの銅素線を製出した。
この銅撚線の評価として、真空炉を用いて最終熱処理を行った。圧力を10−3Paとし、保持時間を240分と一定で焼鈍温度を変化させた。最終熱処理工程を施した銅撚線の引張強度、伸び、導体抵抗、耐屈曲性について評価した。評価結果を図8、図9に示す。なお、耐屈曲性の評価は、100gの荷重をかけて曲率半径R=5mmの曲げを繰り返し行い、破断までの屈曲回数とした。
また、表2記載の本発明例2、4、6、7、8、9、10及び比較例2、4、6、8では、まず、高周波溶解炉を用いて真空溶解し、外径95mm、長さ150mmの鋳塊を製造した。次に、この鋳塊を900℃で加熱し、熱間押出により、外径8mmの銅線材を製出した(熱間押出方式)。この銅線材に対して、850℃、10分の溶体化処理を行った後、500℃×240分の熱処理によって時効処理を行った。
次に、上記のとおり、連続鋳造圧延方式及び熱間押出方式で製造し、時効処理を施した銅線材に対して、引き抜きダイスによる冷間伸線加工を施して、外径0.175mmの銅素線を製出した。
一方、成分範囲が本発明の範囲から外れた比較例1−6においては、導電率の低下等の特性の低下が認められる。
2 銅素線
3 絶縁被膜
5 絶縁電線
50 銅線材
D ベルト・ホイール式連続鋳造機(連続鋳造装置)
E 連続圧延装置
Claims (14)
- 複数の銅素線を撚り合わせて形成される電線導体であって、
0.12mass%以上0.32mass%以下のCoと、0.042mass%以上0.095mass%以下のPと、0.005mass%以上0.70mass%以下のSnと、を含有し、Coの含有量[Co]mass%とPの含有量[P]mass%との間に、3.0≦([Co]−0.007)/([P]−0.008)≦6.2の関係を有し、残部がCuと不可避不純物とされた銅合金からなる銅線材を、冷間加工によって所望の線径の銅素線とする冷間加工工程と、
複数の前記銅素線を撚り合わせて銅撚線を形成する撚り線加工工程と、
前記銅素線又は前記銅撚線に対して、200℃以上550℃以下で60分以上500分以下の熱処理を行う最終熱処理工程と、
を備えていることを特徴とする電線導体の製造方法。 - 複数の銅素線を撚り合わせて形成される電線導体であって、
0.12mass%以上0.32mass%以下のCoと、0.042mass%以上0.095mass%以下のPと、0.005mass%以上0.70mass%以下のSnと、を含有し、かつ、0.01mass%以上0.15mass%以下のNi、又は、0.005mass%以上0.07mass%以下のFe、のいずれか1種以上を含有し、Coの含有量[Co]mass%と、Niの含有量[Ni]mass%と、Feの含有量[Fe]mass%と、Pの含有量[P]mass%との間に、3.0≦([Co]+0.85×[Ni]+0.75×[Fe]−0.007)/([P]−0.008)≦6.2、及び、0.015≦1.5×[Ni]+3×[Fe]≦[Co]の関係を有し、残部がCuと不可避不純物とされた銅合金からなる銅線材を、冷間加工によって所望の線径の銅素線とする冷間加工工程と、
複数の前記銅素線を撚り合わせて銅撚線を形成する撚り線加工工程と、
前記銅素線又は前記銅撚線に対して、200℃以上550℃以下で60分以上500分以下の熱処理を行う最終熱処理工程と、
を備えていることを特徴とする電線導体の製造方法。
- 前記銅線材を構成する銅合金が、さらに、0.01mass%以上0.5mass%以下のZn、0.002mass%以上0.2mass%以下のMg、0.002mass%以上0.2mass%以下のAg、0.001mass%以上0.1mass%以下のZr、のうち、いずれか1種以上を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線導体の製造方法。
- 前記銅線材を構成する銅合金が、さらに、0.00005mass%以上0.0050mass%以下のOを含有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記最終熱処理工程において、200℃以上550℃以下で180分超500分以下の熱処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記冷間加工工程の前、あるいは、前記冷間加工工程の途中に、熱処理によって析出物粒子を析出させる時効処理工程を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記銅線材を連続的に製出する連続鋳造圧延工程を、備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記撚り線加工工程における撚りのピッチが、4mm以上24mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記撚り線加工工程の後に、圧縮比85%以上94%以下の圧縮加工を行う圧縮加工工程を備えていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電線導体用導体の製造方法。
- 前記撚り線加工工程の後に、前記最終熱処理工程を行うことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 前記電線導体の断面積が、0.3mm2未満に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法。
- 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の電線導体の製造方法によって製造され、引張強度が450MPa以上、伸びが5%以上とされていることを特徴とする電線導体。
- 請求項12に記載の電線導体に、絶縁被膜を被覆してなることを特徴とする絶縁電線。
- 請求項13に記載の絶縁電線を複数本有することを特徴とするワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009058717A JP5380117B2 (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009058717A JP5380117B2 (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010212164A JP2010212164A (ja) | 2010-09-24 |
JP5380117B2 true JP5380117B2 (ja) | 2014-01-08 |
Family
ID=42972107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009058717A Active JP5380117B2 (ja) | 2009-03-11 | 2009-03-11 | 電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5380117B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3006582A4 (en) * | 2013-05-24 | 2017-03-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Copper alloy wire |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6002360B2 (ja) | 2010-07-21 | 2016-10-05 | 矢崎総業株式会社 | 端子付電線 |
KR101317566B1 (ko) | 2010-11-02 | 2013-10-11 | 미쓰비시 신도 가부시키가이샤 | 동합금 열간단조품 및 동합금 열간단조품의 제조 방법 |
JP6131542B2 (ja) * | 2012-07-30 | 2017-05-24 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金線及び銅合金線の製造方法、撚り線 |
JP6131543B2 (ja) * | 2012-07-30 | 2017-05-24 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金線及び銅合金線の製造方法、撚り線 |
KR20150035779A (ko) * | 2012-07-31 | 2015-04-07 | 미츠비시 덴센 고교 가부시키가이샤 | 구리 합금 트롤리선 및 구리 합금 트롤리선의 제조 방법 |
EP2881475A4 (en) * | 2012-07-31 | 2016-07-06 | Mitsubishi Materials Corp | COPPER ALLOY WIRE AND METHOD FOR MANUFACTURING COPPER ALLOY WIRE |
EP2881476A4 (en) * | 2012-07-31 | 2016-07-06 | Mitsubishi Materials Corp | COPPER ALLOY WIRE AND COPPER ALLOY WAXING PROCESSING |
JP2014127345A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Yazaki Corp | 絶縁電線 |
JP6063019B2 (ja) * | 2014-10-07 | 2017-01-18 | ジャパンファインスチール株式会社 | 音響用マグネシウムクラッドコード |
CN104867539B (zh) * | 2015-05-06 | 2017-01-25 | 太仓市林源电线电缆有限公司 | 一种包芯铜丝以及编织包芯铜丝的设备 |
CN112585698B (zh) * | 2018-08-21 | 2022-05-24 | 住友电气工业株式会社 | 包覆电线、带端子电线、铜合金线以及铜合金绞合线 |
JP2020111789A (ja) | 2019-01-11 | 2020-07-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金材 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03294461A (ja) * | 1990-04-10 | 1991-12-25 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 高力高導電性銅合金細線の製造方法 |
JPH11189834A (ja) * | 1997-10-23 | 1999-07-13 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 高強度トロリ線およびその製造方法 |
JP3729662B2 (ja) * | 1998-09-28 | 2005-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 高強度・高導電性銅合金板 |
JP2001214226A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-08-07 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 端子用銅基合金、該合金条および該合金条の製造方法 |
KR100576141B1 (ko) * | 2003-03-03 | 2006-05-03 | 삼보신도고교 가부기키가이샤 | 내열성 동합금재 및 그 제조방법 |
JP5050226B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-10-17 | Dowaメタルテック株式会社 | 銅合金材料の製造法 |
JP5138170B2 (ja) * | 2006-02-12 | 2013-02-06 | 三菱伸銅株式会社 | 銅合金製塑性加工材及びその製造方法 |
JP2008016284A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 自動車用電線導体 |
JP2009004256A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Hitachi Cable Ltd | 複合導体及びそれを用いた配線用ケーブル |
-
2009
- 2009-03-11 JP JP2009058717A patent/JP5380117B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3006582A4 (en) * | 2013-05-24 | 2017-03-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Copper alloy wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010212164A (ja) | 2010-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5380117B2 (ja) | 電線導体の製造方法、電線導体、絶縁電線及びワイヤーハーネス | |
JP5988067B2 (ja) | アルミニウム合金線 | |
JP5607853B1 (ja) | アルミニウム合金線材、アルミニウム合金撚線、被覆電線、ワイヤーハーネスおよびアルミニウム合金線材の製造方法 | |
JP6782168B2 (ja) | アルミニウム合金線材、アルミニウム合金撚線、被覆電線およびワイヤーハーネス、ならびにアルミニウム合金線材の製造方法 | |
EP3199654B1 (en) | Aluminum alloy conductor wire, aluminum alloy twisted wire, sheathed electrical cable, wire harness, and method for manufacturing aluminum alloy conductor wire | |
JP6462662B2 (ja) | アルミニウム合金線材、アルミニウム合金撚線、被覆電線、ワイヤーハーネス、およびアルミニウム合金線材の製造方法 | |
EP1973120B1 (en) | Electrical wire conductor for wiring, electrical wire for wiring, and their production methods | |
JP6534809B2 (ja) | アルミニウム合金線材、アルミニウム合金撚線、被覆電線、ワイヤーハーネス、並びにアルミニウム合金線材およびアルミニウム合金撚線の製造方法 | |
JP5589753B2 (ja) | 溶接部材、及びその製造方法 | |
CN104995322A (zh) | 铜合金线、铜合金绞合线、包覆电线和带端子电线 | |
EP2219193A1 (en) | Conductor material for electronic device and electric wire for wiring using the same | |
WO2016021547A1 (ja) | 銅合金線、銅合金撚線、被覆電線、及び端子付き電線 | |
WO2015182624A1 (ja) | アルミニウム合金導体線、アルミニウム合金撚線、被覆電線、ワイヤーハーネスおよびアルミニウム合金導体線の製造方法 | |
JP2007023305A (ja) | 自動車用電線のための導体素線およびその製造方法 | |
JP5589754B2 (ja) | 希薄銅合金材料、及び耐水素脆化特性に優れた希薄銅合金材料の製造方法 | |
JP5652741B2 (ja) | 銅線材及びその製造方法 | |
JP2006307307A (ja) | ロボット可動部用配線ケーブル | |
WO2014020701A1 (ja) | 銅合金線及び銅合金線の製造方法 | |
KR101939555B1 (ko) | 구리 합금선 및 구리 합금선의 제조 방법 | |
WO2011071097A1 (ja) | 送電体及びその製造方法 | |
JP6131543B2 (ja) | 銅合金線及び銅合金線の製造方法、撚り線 | |
JP5686084B2 (ja) | 絶縁電線の製造方法及びケーブルの製造方法 | |
JP6131542B2 (ja) | 銅合金線及び銅合金線の製造方法、撚り線 | |
JP6023901B2 (ja) | 電線又はケーブル、ワイヤーハーネス及びアルミニウム合金素線の製造方法 | |
JP6853872B2 (ja) | アルミニウム合金導電線の製造方法、アルミニウム合金導電線、これを用いた電線及びワイヤハーネス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130930 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5380117 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |