JP5379554B2 - 車両の動力伝達制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動力伝達制御装置に関し、特に、動力源として少なくとも電動機を備えた車両に適用されるものに係わる。
近年、動力源として内燃機関と電動機(電動モータ、電動発電機)とを備えた所謂ハイブリッド車両が開発されてきている(例えば、特許文献1を参照)。ハイブリッド車両では、電動機が、内燃機関と協働又は単独で、車両を駆動する駆動トルクを発生する動力源として、或いは、内燃機関を始動するための動力源として使用される。加えて、電動機が、車両を制動する回生トルクを発生する発電機として、或いは、車両のバッテリに供給・貯留される電気エネルギを発生する発電機として使用される。このように電動機を使用することで、車両全体としての総合的なエネルギ効率(燃費)を良くすることができる。
特開2000−224710号公報
ところで、ハイブリッド車両では、電動機の出力軸と変速機の入力軸との間で動力伝達系統が形成される接続状態(以下、「IN接続状態」と称呼する。)が採用される場合と、電動機の出力軸と変速機の出力軸(従って、駆動輪)との間で変速機を介することなく動力伝達系統が形成される接続状態(以下、「OUT接続状態」と称呼する。)が採用される場合と、がある。
IN接続状態では、変速機の変速段を変更することで、車両速度に対する電動機の出力軸の回転速度を変更することができる。従って、変速機の変速段を調整することで、電動機の出力軸の回転速度をエネルギ変換効率(より具体的には、駆動トルク、回生トルク等の発生効率)が良好となる範囲内に維持し易いというメリットがある。
一方、OUT接続状態では、動力伝達系統が複雑な機構を有する変速機を介さないことから、動力の伝達損失を小さくできるというメリットがある。また、変速機(特に、トルクコンバータを備えない形式の変速機)では、通常、変速作動中(変速段を切り替える作動中)において、変速機の入力軸から出力軸への動力の伝達が一時的に遮断される場合が多い。この結果、車両前後方向の加速度の急激な変化(所謂変速ショック)が発生し易い。このような変速作動中においても、OUT接続状態では、電動機の駆動トルクを変速機の出力軸(従って、駆動輪)へ連続して出力し続けることができ、変速ショックを低減できるというメリットもある。
以上のことに鑑み、本出願人は、特願2007−271556号において、電動機の出力軸の接続状態(以下、単に「電動機接続状態」とも称呼する。)をIN接続状態とOUT接続状態とに切り替え可能な切替機構について既に提案している。この切替機構では、電動機の出力軸と変速機の入力軸との間も電動機の出力軸と変速機の出力軸との間も動力伝達系統が形成されない接続状態(以下、「非接続状態」と称呼する。)も選択され得る。
上記先願に記載された切替機構は、具体的には、変速機の入力軸と連動して回転する第1噛合部材と、電動機の出力軸と連動して回転する第2噛合部材と、変速機の出力軸と連動して回転する第3噛合部材とを備える。第1、第2、第3噛合部材は、第1、第3噛合部材が第2噛合部材を挟むように同軸的に配置されている。第1、第3噛合部材は軸方向に移動不能に、第2噛合部材は軸方向に移動可能に配置されている。この第2噛合部材の軸線方向の位置はアクチュエータにより調整される。
第2噛合部材が中立位置にある場合、第1、第2噛合部材が軸線方向にて重なり合わずに互いに噛み合わず且つ第2、第3噛合部材が軸線方向にて重なり合わずに互いに噛み合わない。即ち、非接続状態が達成される。この非接続状態にて、第2噛合部材が中立位置から第1噛合部材側に移動して第1、第2噛合部材が軸線方向にて重なり合って互いに噛み合うと、IN接続状態が達成される。逆に、非接続状態にて、第2噛合部材が中立位置から第3噛合部材側に移動して第2、第3噛合部材が軸線方向にて重なり合って互いに噛み合うと、OUT接続状態が達成される。従って、上記先願に記載された切替機構では、IN接続状態⇔OUT接続状態の切り替え作動が行われる際、その切り替え作動の途中で非接続状態が必ず介在する。
以下、内燃機関の出力軸のトルクに基づく変速機の出力軸に伝達されるトルクを「内燃機関側駆動トルク」と呼び、電動機の出力軸のトルクに基づく変速機の出力軸に伝達されるトルクを「電動機側駆動トルク」と呼ぶ。内燃機関側駆動トルクと電動機側駆動トルクの和を「合計駆動トルク」と呼ぶ。
一般に、車両走行中では、合計駆動トルクが車両の運転者によるアクセルペダルの操作に基づく運転者が要求する駆動トルク(要求トルク)と一致するように、内燃機関側駆動トルク及び電動機側駆動トルクが調整される。車両走行中において切り替え作動がなされる場合、切り替え作動に伴って発生し得る車両前後方向の加速度の急激な変化(切り替え作動に伴うショック)の程度が抑制されることが望ましい。
切り替え作動に伴うショックの程度を抑制するためには、切り替え作動中においても合計駆動トルクが要求トルクになるべく近い値に調整されることが好適である。一方、上記先願に記載された切替機構が使用される場合、上述のように切り替え作動の途中で非接続状態が必ず介在する。非接続状態では、電動機側駆動トルクがゼロに維持される。即ち、切り替え作動中において最小値をゼロとする電動機側駆動トルクの谷が不可避的に形成される。
以上より、上記先願に記載された切替機構が使用される場合、切り替え作動に伴うショックの程度を抑制するためには、切り替え作動中に亘って内燃機関側駆動トルクを利用する必要がある。従って、例えば、内燃機関が停止した状態で動力源として電動機のみを用いて車両が走行する場合(所謂、EV走行)等、内燃機関側駆動トルクが利用できない場合、切り替え作動に伴うショックの程度を抑制することが困難となる。従って、内燃機関側駆動トルクを利用することなく切り替え作動に伴うショックの程度を抑制できる切替機構の到来が望まれている。
本発明の目的は、動力源として少なくとも電動機とを備えた車両に適用される車両の動力伝達制御装置であって、内燃機関側駆動トルク等の電動機側駆動トルク以外の駆動トルクを利用することなく切り替え作動に伴うショックの程度を抑制できるものを提供することにある。
本発明による車両の動力伝達制御装置は、変速機と、切替機構と、制御手段と、を備える。以下、順に説明していく。
前記変速機は、(内燃機関の出力軸との間で動力伝達系統が形成される)入力軸と、前記車両の駆動輪との間で動力伝達系統が形成される出力軸とを備えている。変速機は、変速機の出力軸の回転速度に対する変速機の入力軸の回転速度の割合(変速機減速比)を調整可能に構成されている。
前記変速機は、前記変速機減速比として予め定められた異なる複数の減速比を設定可能な多段変速機であっても、前記変速機減速比として減速比を連続的に(無段階に)調整可能な無段変速機であってもよい。
また、前記変速機は、トルクコンバータを備えるとともに車両の走行状態に応じて変速作動が自動的に実行される多段変速機又は無段変速機(所謂オートマチックトランスミッション(AT))であっても、トルクコンバータを備えない多段変速機(所謂マニュアルトランスミッション(MT))であってもよい。MTの場合、運転者により操作されるシフトレバーの位置を示す信号に基づいてアクチュエータの駆動力により変速作動が実行される形式であっても、運転者によるシフトレバー操作によらず車両の走行状態に応じてアクチュエータの駆動力により変速作動が自動的に実行され得る形式(所謂、オートメイティッド・マニュアル・トランスミッション)であってもよい。
前記切替機構は、入力側クラッチ機構と、出力側クラッチ機構とを有する。入力側クラッチ機構は、第1軸(前記変速機の入力軸及び前記変速機の入力軸と連動して回転する回転軸の何れか)と前記電動機の出力軸との間に介装されたクラッチ機構であって、前記第1軸と前記電動機の出力軸との間で動力を伝達する接合状態と前記動力を伝達しない遮断状態とに調整可能である。入力側クラッチ機構では、伝達し得るトルクの最大値(入力側クラッチトルク)が調整可能である。出力側クラッチ機構は、第2軸(前記変速機の出力軸及び前記変速機の出力軸と連動して回転する回転軸の何れか)と前記電動機の出力軸との間に介装されたクラッチ機構であって、前記第2軸と前記電動機の出力軸との間で動力を伝達する接合状態と前記動力を伝達しない遮断状態とに調整可能である。出力側クラッチ機構では、伝達し得るトルクの最大値(出力側クラッチトルク)が調整可能である。
前記制御手段は、前記電動機、及び前記切替機構を制御する。前記制御手段では、前記入力側クラッチ機構を前記接合状態に調整して前記入力側クラッチトルクがゼロより大きい値に調整され且つ前記出力側クラッチ機構を前記遮断状態に調整して前記出力側クラッチトルクがゼロに調整されることで、前記電動機の接続状態がIN接続状態に設定される。また、前記入力側クラッチ機構を前記遮断状態に調整して前記入力側クラッチトルクがゼロに調整され且つ前記出力側クラッチ機構を前記接合状態に調整して前記出力側クラッチトルクがゼロより大きい値に調整されることで、前記電動機の接続状態がOUT接続状態に設定される。
以下、前記入力側接続状態及び前記出力側接続状態のうちの一方及び他方をそれぞれ、「第1接続状態」、「第2接続状態」と呼び、前記入力側クラッチトルク及び前記出力側クラッチトルクのうち前記第1、第2接続状態において動力の伝達に係わるクラッチトルクをそれぞれ、「第1クラッチトルク」、「第2クラッチトルク」と呼ぶ。
前記制御手段は、前記第1接続状態にて前記車両が走行中において前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えを行う条件である切り換え条件が成立したことに基づいて、「切り替え作動」を行う。切り替え作動では、(ゼロよりも大きい値に調整されてきた)前記第1クラッチトルクがゼロまで減少するとともに前記第1クラッチトルクの減少中に(ゼロに維持されてきた)前記第2クラッチトルクがゼロから増大する。より具体的には、切り替え作動では、第1クラッチトルクが、「切り替え前の電動機接続状態において調整されてきた値(>0)」からゼロまで減少するとともに、第2クラッチトルクが、ゼロから「切り替え後の電動機接続状態において調整される値(>0)」まで増大する。この切り替え作動により、電動機の接続状態が前記第1接続状態から前記第2接続状態へ切り替えられる。
上記構成によれば、切り替え作動中において、第1クラッチトルクのゼロに向けた減少中に第2クラッチトルクがゼロから増大する。従って、電動機の出力軸の駆動トルクを適切に調整することで、切り替え作動中に亘って電動機側駆動トルクがゼロよりも大きい値で推移するように調整され得る。更には、切り替え作動中に亘って、電動機側駆動トルクが要求トルクに近い値で推移するようにも調整され得る。このように、切り替え作動中において電動機側駆動トルクが利用され得ることで、内燃機関側駆動トルク等の電動機側駆動トルク以外の駆動トルクを利用することなく切り替え作動に伴うショックの程度を抑制できる。
以下、前記変速機の入力軸の回転速度に対する前記第1軸の回転速度の割合に前記変速機減速比を乗じた値を「入力側減速比」と呼び、前記変速機の出力軸の回転速度に対する前記第2軸の回転速度の割合を「出力側減速比」と呼ぶ。前記入力側クラッチトルクに前記入力側減速比を乗じた値と前記出力側クラッチトルクに前記出力側減速比を乗じた値との和を「合計クラッチトルク」と呼ぶ。
上述した本発明に係る動力伝達制御装置では、前記切り替え作動中に亘って、前記合計クラッチトルクが前記要求トルクと一致するように前記第1、第2クラッチトルクが調整されることが好適である。この場合、前記切り替え作動中に亘って、前記電動機の出力軸の駆動トルクが前記第1、第2クラッチトルクの和よりも大きい値に調整されることで、前記電動機の出力軸の回転速度(以下、「電動機回転速度」と呼ぶ)が前記第2接続状態において前記車両の速度に対応する回転速度(以下、「切替後車速対応回転速度」と呼ぶ)以上の回転速度に調整されることが好ましい。
これによれば、(内燃機関側駆動トルクがゼロに維持された状態で)切り替え作動中に亘って、電動機側駆動トルク(=合計駆動トルク)が要求トルクと一致するように調整され得る。この結果、内燃機関側駆動トルク等の電動機側駆動トルク以外の駆動トルクを利用することなく切り替え作動に伴うショックの程度を極力抑制できる。
加えて、切り替え作動の終了時点にて電動機回転速度が切替後車速対応回転速度以上となっている。切り替え作動の終了時点にて電動機回転速度が切替後車速対応回転速度と一致している場合、切り替え作動の終了後にて電動機回転速度の調整に伴うショックが発生しない。また、切り替え作動の終了時点にて電動機回転速度が切替後車速対応回転速度よりも大きい場合、切り替え作動の終了後にて電動機回転速度が減少しながら切替後車速対応回転速度に近づく。このとき、電動機回転速度の減少に伴って電動機の出力軸側の慣性トルクが変速機の出力軸(従って、駆動輪)に対して加速方向に作用する。即ち、電動機回転速度の調整に伴うショックが加速方向に発生する。この結果、切り替え作動の終了後にて、電動機回転速度の調整に伴ってショックが減速方向に発生することが防止され得る。
以下、前記入力側減速比及び前記出力側減速比のうち前記第1、第2接続状態において動力の伝達に係わる減速比をそれぞれ、「第1減速比」、「第2減速比」と呼ぶ。先ず、電動機接続状態が第1接続状態から第2接続状態へ切り替えられる場合において、第2減速比が第1減速比よりも大きい場合を考える。この場合、電動機接続状態の切り替えにより、電動機回転速度が増大する。
この場合、前記切り替え条件の成立後且つ前記切り替え作動の開始前において、前記第1クラッチトルクが、前記第1クラッチトルクに前記第1減速比を乗じた値が前記要求トルクと一致するように調整されるとともに、前記電動機の出力軸の駆動トルクが前記第1クラッチトルクよりも大きい値に調整されることで、前記電動機回転速度が前記切替後車速対応回転速度以上の回転速度まで増大されることが好適である。
これによれば、(内燃機関側駆動トルクがゼロに維持された状態で)切り替え条件の成立後且つ切り替え作動の開始前に亘って、電動機側駆動トルク(=合計駆動トルク)が要求トルクと一致するように調整され得る。この結果、切り替え作動の開始前後に亘って合計駆動トルクが要求トルクに維持され得ることで、切り替え作動の開始前後におけるショックの発生を抑制できる。
加えて、切り替え作動の開始時点にて電動機回転速度が切替後車速対応回転速度以上となっている。従って、切り替え作動の開始前後において電動機回転速度を切替後車速対応回転速度以上の範囲でスムーズに推移させることができる。
次に、電動機接続状態が第1接続状態から第2接続状態へ切り替えられる場合において、第2減速比が第1減速比よりも小さい場合を考える。この場合、電動機接続状態の切り替えにより、電動機回転速度が減少する。
この場合、前記切り替え作動の終了後、前記第2クラッチトルクが、前記第2クラッチトルクに前記第2減速比を乗じた値が前記要求トルクと一致するように調整されるとともに、前記電動機の出力軸の駆動トルクが前記第2クラッチトルクよりも小さい値に調整されることで、前記電動機回転速度が前記切替後車速対応回転速度まで減少されることが好適である。
これによれば、(内燃機関側駆動トルクがゼロに維持された状態で)切り替え作動の終了後、電動機側駆動トルク(=合計駆動トルク)が要求トルクと一致するように調整され得る。この結果、切り替え作動の終了前後に亘って合計駆動トルクが要求トルクに維持され得ることで、切り替え作動の終了前後におけるショックの発生を抑制できる。
加えて、切り替え作動の終了後にて、電動機回転速度を切替後車速対応回転速度以上の回転速度から切替後車速対応回転速度までスムーズに推移させることができる。更には、上述と同様、電動機回転速度の減少に伴って電動機の出力軸側の慣性トルクに基づくショックが加速方向に発生する。この結果、切り替え作動の終了後にて、電動機回転速度の調整に伴ってショックが減速方向に発生することが防止され得る。
次に、動力源として、電動機のみならず内燃機関も使用される場合を考える。この場合、前記切り替え作動中に亘って、前記合計クラッチトルクと前記内燃機関側駆動トルクの和が前記要求トルクと一致するように、前記第1、第2クラッチトルク及び前記内燃機関側駆動トルクが調整されることが好適である。この場合も、前記切り替え作動中に亘って、前記電動機の出力軸の駆動トルクが前記第1、第2クラッチトルクの和よりも大きい値に調整されることで、前記電動機回転速度が前記切替後車速対応回転速度以上の回転速度に調整されることが好ましい。
これによれば、切り替え作動中に亘って、前記合計駆動トルク(電動機側駆動トルク+内燃機関側駆動トルク)が要求トルクと一致するように調整され得る。この結果、内燃機関側駆動トルクと電動機側駆動トルクとを併用しながら切り替え作動に伴うショックの程度を極力抑制できる。
本発明の実施形態に係る車両の動力伝達制御装置を搭載した車両の概略構成図である。 図1に示した切替機構において切り替え可能な3状態を示した図である。 図1に示した装置が適用される場合において、IN接続減速比がOUT接続減速比よりも大きい条件下においてOUT接続状態からIN接続状態への切り替え作動がなされる場合における作動の一例を示したタイムチャートである。 図1に示した装置が適用される場合において、OUT接続減速比がIN接続減速比よりも小さい条件下においてIN接続状態からOUT接続状態への切り替え作動がなされる場合における作動の一例を示したタイムチャートである。
以下、本発明による車両の動力伝達制御装置の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は、本発明の実施形態に係る動力伝達制御装置(以下、「本装置」と称呼する。)を搭載した車両の概略構成を示している。この車両は、動力源として内燃機関とモータジェネレータとを備え、且つ、トルクコンバータを備えない多段変速機を使用した所謂オートメイティッド・マニュアル・トランスミッションを備えた車両に適用されている。
この車両は、エンジン(E/G)10と、変速機(T/M)20と、クラッチ(C/T)30と、モータジェネレータ(M/G)40と、切替機構50とを備えている。E/G10は、周知の内燃機関の1つであり、例えば、ガソリンを燃料として使用するガソリンエンジン、軽油を燃料として使用するディーゼルエンジンである。E/G10の出力軸A1は、C/T30を介してT/M20の入力軸A2と接続されている。
T/M20は、前進用の複数(例えば、5つ)の変速段、後進用の1つの変速段、及びニュートラル段を有するトルクコンバータを備えない周知の多段変速機の1つである。以下、前進用の変速段及び後進用の変速段を「走行用変速段」と称呼する。走行用変速段では、T/M20の入出力軸A2,A3の間で動力伝達系統が形成される。ニュートラル段では、T/M20の入出力軸A2,A3の間で動力伝達系統が形成されない。走行用変速段において、T/M20は、出力軸A3の回転速度に対する入力軸A2の回転速度の割合である変速機減速比Gtmを複数の段階の何れかに任意に設定可能となっている。T/M20では、変速段の切り替えは、T/Mアクチュエータ21を制御することでのみ実行される。
C/T30は、周知の構成の1つ(例えば、クラッチストロークの調整により2枚のクラッチ板が当接・離間する構成)を備えていて、E/G10の出力軸A1とT/M20の入力軸A2との間で動力が伝達されない遮断状態、及び動力が伝達される接合状態に調整可能となっている。以下、説明の便宜上、接合状態において、両軸の回転が一致している状態を「完全接合状態」と呼び、一致していない状態を「半接合状態」と呼ぶ(後述するINクラッチ51及びOUTクラッチ52でも同様)。この車両では、クラッチペダルは設けられていない。C/T30の状態は、C/Tアクチュエータ31によりクラッチストロークを調整することで制御されるようになっている。
M/G40は、周知の構成(例えば、交流同期モータ)の1つを有していて、例えば、ロータ(図示せず)が出力軸A4と一体回転するようになっている。M/G40は、動力源としても発電機としても機能する。
切替機構50は、M/G40の出力軸A4の接続状態を切り替える機構である。切替機構50は、INクラッチ51と、OUTクラッチ52とを備える。INクラッチ51は、周知の構成の1つ(例えば、クラッチストロークの調整により2枚のクラッチ板が当接・離間する構成)を備えていて、M/G40の出力軸A4とギヤg1の回転軸A5(前記「第1軸」)との間で動力が伝達されない遮断状態、及び動力が伝達される接合状態に調整可能となっている。ギヤg1は、T/M20の入力軸A2と一体回転するギヤg2と常時歯合する。
INクラッチ51の状態は、INアクチュエータ53によりクラッチストロークを調整することで制御されるようになっている。加えて、INクラッチ51は、接合状態(特に、半接合状態)において、INアクチュエータ53により調整されるクラッチストロークに応じて、伝達し得るトルクの最大値(以下、「INクラッチトルクTci」と称呼する。)を調整可能となっている。INクラッチ51が遮断状態にある場合、INクラッチトルクTciはゼロに維持される。
OUTクラッチ52は、周知の構成の1つ(例えば、クラッチストロークの調整により2枚のクラッチ板が当接・離間する構成)を備えていて、M/G40の出力軸A4とギヤg3の回転軸A6(前記「第2軸」)との間で動力が伝達されない遮断状態、及び動力が伝達される接合状態に調整可能となっている。ギヤg3は、T/M20の出力軸A3と一体回転するギヤg4と常時歯合する。
OUTクラッチ52の状態は、OUTアクチュエータ54によりクラッチストロークを調整することで制御されるようになっている。加えて、OUTクラッチ52は、接合状態(特に、半接合状態)において、OUTアクチュエータ54により調整されるクラッチストロークに応じて、伝達し得るトルクの最大値(以下、「OUTクラッチトルクTco」と称呼する。)を調整可能となっている。OUTクラッチ52が遮断状態にある場合、OUTクラッチトルクTcoはゼロに維持される。
図2(a)に示すように、INクラッチ51を接合状態に調整してINクラッチトルクTciをゼロより大きい値に調整し且つOUTクラッチ52を遮断状態に調整してOUTクラッチトルクTcoをゼロに調整することで、ギヤg1,g2を介してT/M20の入力軸A2とM/G40の出力軸A4との間で動力伝達系統が形成される。この状態を「IN接続状態」と呼ぶ。
IN接続状態において、T/M20の入力軸A2の回転速度に対する回転軸A5の回転速度(=M/G40の出力軸A4の回転速度)の割合を「第1減速比G1」と呼び、第1減速比G1と変速機減速比Gtmとの積(G1・Gtm)を「IN接続減速比Gin」と呼ぶ。本例では、G1=(g2の歯数)/(g1の歯数)であるから、Gin=(g2の歯数)/(g1の歯数)・Gtmとなる。即ち、Ginは、T/M20の変速段の変化に応じて変化する。
また、図2(b)に示すように、INクラッチ51を遮断状態に調整してINクラッチトルクTciをゼロに調整し且つOUTクラッチ52を接合状態に調整してOUTクラッチトルクTcoをゼロより大きい値に調整することで、ギヤg3、g4を介してT/M20の出力軸A3とM/G40の出力軸A4との間でT/M20を介することなく動力伝達系統が形成される。この状態を「OUT接続状態」と呼ぶ。
OUT接続状態において、T/M20の出力軸A3の回転速度に対する回転軸A6の回転速度(=M/G40の出力軸A4の回転速度)の割合を「OUT接続減速比Gout」と呼ぶ。本例では、Goutは、(g4の歯数)/(g3の歯数)で一定となる。即ち、Goutは、T/M20の変速段の変化に応じて変化しない。
また、図2(c)に示すように、IN及びOUTクラッチ51,52を共に遮断状態に調整してIN及びOUTクラッチトルクTci,Tcoを共にゼロに調整することで、T/M20の出力軸A3とM/G40の出力軸A4との間でもT/M20の入力軸A2とM/G40の出力軸A4との間でも動力伝達系統が形成されない。この状態を「ニュートラル状態」と呼ぶ。
以上、切替機構50では、アクチュエータ53,54を制御する(従って、IN及びOUTクラッチトルクTci,Tcoを制御する)ことで、M/G40の出力軸A4の接続状態(以下、「M/G接続状態」とも称呼する。)を、「IN接続状態」、「OUT接続状態」、「ニュートラル状態」の何れかに選択的に切り替え可能となっている。
T/M20の出力軸A3は、作動機構D/Fと連結されていて、作動機構D/Fは、左右一対の駆動輪と連結されている。なお、T/M20の出力軸A3と作動機構D/Fとの間に、所謂最終減速機構が介装されていてもよい。
また、本装置は、駆動輪の車輪速度を検出する車輪速度センサ61と、アクセルペダルAPの操作量を検出するアクセル開度センサ62と、シフトレバーSFの位置を検出するシフト位置センサ63と、ブレーキペダルBPの操作の有無を検出するブレーキセンサ64と、を備えている。
更に、本装置は、電子制御ユニットECU70を備えている。ECU70は、上述のセンサ61〜64、並びにその他のセンサ等からの情報等に基づいて、上述のアクチュエータ21,31,55を制御することで、T/M20の変速段、C/T30の状態、及び切替機構50の状態を制御する。加えて、ECU70は、E/G10、及びM/G40のそれぞれの出力(駆動トルク)を制御するようになっている。
T/M20の変速段は、車輪速度センサ61から得られる車速Vと、アクセル開度センサ62から得られる運転者によるアクセルペダルAPの操作量に基づいて算出される要求トルクTr(T/M20の出力軸A3についてのトルク)と、シフト位置センサ63から得られるシフトレバーSFの位置に基づいて制御される。シフトレバーSFの位置が「手動モード」に対応する位置にある場合、T/M20の変速段が、シフトレバーSFの操作により運転者により選択された変速段に原則的に設定される。一方、シフトレバーSFの位置が「自動モード」に対応する位置にある場合、T/M20の変速段が、車速Vと要求トルクTrとの組み合わせに基づいて、シフトレバーSFが操作されることなく自動的に制御される。以下、T/M20の変速段が変更される際の作動を「変速作動」と称呼する。変速作動の開始は、変速段の変更に関連して移動する部材の移動の開始に対応し、変速作動の終了は、その部材の移動の終了に対応する。
C/T30は、通常、接合状態(特に、完全接合状態)に維持され、T/M20の変速作動中、及び、シフトレバーSFの位置が「ニュートラル」位置にある場合等において、遮断状態に維持される。また、C/T30は、接合状態(特に、半接合状態)において、C/Tアクチュエータ31により調整されるクラッチストロークに応じて、伝達し得るトルクの最大値(以下、「クラッチトルクTce」と称呼する。)を調整可能となっている。
E/G10の出力軸A1のトルクそのものよりもクラッチトルクTceの方がより緻密に調整され得る。従って、E/G10の出力軸A1の駆動トルクがクラッチトルクTceよりも大きい状態を維持しつつクラッチトルクTceを制御することで、E/G10の出力軸A1のトルクに基づくT/M20の入力軸A2(従って、出力軸A3)に伝達されるトルクをより緻密に調整できる。
M/G40は、E/G10と協働又は単独で、車両を駆動する駆動トルクを発生する動力源として、或いは、E/G10を始動するための動力源として使用される。また、M/G40は、車両を制動する回生トルクを発生する発電機として、或いは、車両のバッテリ(図示せず)に供給・貯留される電気エネルギを発生する発電機としても使用される。
切替機構50では、上述のように、IN及びOUTクラッチトルクTci,Tcoを調整することで、M/G接続状態が切り替えられる。以下、このTci,Tcoの調整を「切り替え作動」と称呼する。切り替え作動の開始は、Tci,Tcoの「切り替え前のM/G接続状態に対応する値」から「切り替え後のM/G接続状態に対応する値」への調整の開始に対応し、切り替え作動の終了は、Tci,Tcoの「切り替え前のM/G接続状態に対応する値」から「切り替え後のM/G接続状態に対応する値」への調整の終了に対応する。M/G接続状態の切り替えは、例えば、車速Vと要求トルクTrとの組み合わせに基づいてなされ得る。
以下、E/G10の出力軸A1の駆動トルクを「E/GトルクTe0」と、M/G40の出力軸A4の駆動トルクを「M/GトルクTm0」と称呼する。また、E/GトルクTe0に基づくT/M20の出力軸A3に伝達されるトルクを「E/G側駆動トルクTe」と称呼し、M/GトルクTm0に基づくT/M20の出力軸A3に伝達されるトルクを「M/G側駆動トルクTm」と称呼する。E/G側駆動トルクTeは、(C/T30が完全接合状態にある場合において)E/GトルクTe0に変速機減速比Gtmを乗じた値である(Te=Te0・Gtm)。M/G側駆動トルクTmは、IN接続状態では、M/GトルクTm0にIN接続減速比Ginを乗じた値であり(Tm=Tm0・Gin)、OUT接続状態では、M/GトルクTm0にOUT接続減速比Goutを乗じた値である(Tm=Tm0・Gout)。M/G側駆動トルクTmは、M/GトルクTm0の調整により調整され得、E/G側駆動トルクTeは、E/GトルクTe0、或いはクラッチトルクTceの調整により調整され得る。TmとTeとの和を「合計駆動トルクTs」と呼ぶ。
また、E/G10の出力軸A1の回転速度を「E/G回転速度Ne」と、M/G40の出力軸A4の回転速度を「M/G回転速度Nm」と称呼する。更に、合計クラッチトルクTcsを下記(1)式に従って定義する。
Tcs=Tci・Gin+Tco・Gout …(1)
本装置では、通常、周知の手法の1つに従って、E/G側駆動トルクTeとM/G側駆動トルクTmの和が要求トルクTrと一致するように、E/GトルクTe0とM/GトルクTm0との配分が調整される。具体的には、例えば、TeとTmとは予め作製された定常マップに基づいて調整される。定常マップとは、要求トルクTr及び車速V等(の組み合わせ)と、要求トルクTr及び車速V等が(その組み合わせで)一定の場合において適合されたE/G側駆動トルクの定常適合値及びM/G側駆動トルクの定常適合値と、の関係を規定するマップ(テーブル)である。この定常マップは、要求トルクTr及び車速V(の組み合わせ)が一定に維持された定常状態で車両全体としての総合的なエネルギ効率(燃費)を最適とする等の観点に基づいてE/G側駆動トルクTe及びM/G側駆動トルクTmを適合する(定常適合値を決定する)実験を、要求トルクTr及び車速Vの組み合わせを種々変更しながら繰り返し行うことで得られる。
この定常マップと、要求トルクTrの現在値及び車速Vの現在値とから(即ち、定常マップの検索結果から)、現在の走行状態(即ち、要求トルクTrの現在値及び車速Vの現在値)に対応するE/G側駆動トルクの定常適合値(E/G側適合値)、及びM/G側駆動トルクの定常適合値(M/G側適合値)が得られる。E/G側駆動トルクTe及びM/G側駆動トルクTmはそれぞれ、E/G側適合値及びM/G側適合値に一致するように調整される。この結果、E/G側駆動トルクTe及びM/G側駆動トルクTmが、車両全体としての総合的なエネルギ効率(燃費)を最適とする等の所望の目的が達成されるように、且つ合計トルクTsが要求トルクTrと一致するように、調整・配分される。
加えて、本装置では、IN接続状態で車両走行中では、通常、INクラッチトルクTciがM/GトルクTm0以上に調整される。これにより、INクラッチ51が完全接合状態に維持される。OUT接続状態で車両走行中では、通常、OUTクラッチトルクTcoがM/GトルクTm0以上に調整される。これにより、OUTクラッチ52が完全接合状態に維持される。
(クラッチトルクTci,Tcoの調整による切り替え作動)
次に、切替機構50をおいてクラッチトルクTci,Tcoを調整することにより、M/G接続状態をIN接続状態⇔OUT接続状態の間で切り替える制御手法について説明する。IN接続減速比GinとOUT接続減速比Goutとが異なる場合、M/G接続状態の切り替えにより減速比が増大する場合と減少する場合とで制御手法が異なる。従って、以下、これらを分けて説明する。
<切り替えにより減速比が増大する場合における切り替え作動>
先ず、M/G接続状態の切り替えにより減速比が増大する場合について図3を参照しながら説明する。図3に示す例では、IN接続減速比GinがOUT接続減速比Goutよりも大きく、且つ、OUT接続状態にて車両がEV走行している場合において、時刻t0(或いは、時刻t0以前の直前にて)OUT接続状態からIN接続状態への切り替え条件が成立した場合が想定されている。T/M20の変速段は、或る走行用変速段で固定されているものとする。
EV走行では、C/T30が遮断状態とされ、E/G10が停止(出力軸A1の回転が停止)している。この状態にて、M/G側駆動トルクTm(=Tm0・Gout)が要求トルクTrと一致するように調整されながら(Tm0=Tr/Gout)、車両がM/G側駆動トルクTmを利用して走行する。
以下、OUT接続状態において車速Vに対応するM/G回転速度を「OUT接続車速対応回転速度Nout」と呼び、IN接続状態において車速Vに対応するM/G回転速度を「IN接続車速対応回転速度Nin」と呼ぶ。図3に示す例では、GinがGoutよりも大きいことで、NinがNoutよりも大きい。
この例では、時刻t0以前にて、Tco・GoutがTm(=Tr)と一致するように(即ち、TcoがTm0(=Tr/Gout)と一致するように)調整されて、OUTクラッチ52が完全接合状態に維持されることで(且つ、INクラッチ51が遮断状態(Tci=0)に維持されて)、OUT接続状態にてM/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致している。M/G回転速度NmはNoutに一致している。なお、時刻t0以前にて、Tco・GoutがTm(=Tr)以上に(即ち、TcoがTm0(=Tr/Gout)以上に)調整されていてもよい。
切り替え条件が成立すると(時刻t0)、先ず、Tco・GoutがTrに維持された状態で(即ち、Tcoが(Tr/Gout)に維持された状態で)、M/GトルクTm0がTcoよりも大きい値に調整(増大)される。これにより、OUTクラッチ52が完全接合状態から反接合状態に移行して、M/G回転速度NmがNoutからNinに向けて増大されていく(時刻t0〜t1)。この時刻t0〜t1でも、Tco・GoutがTrに維持されることで、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致するように調整される。
この例では、M/G回転速度NmがNinに達すると(時刻t1)、切り替え作動そのものが開始される。なお、M/G回転速度NmがNinよりも所定値だけ大きいに達した時点で切り替え作動が開始されてもよい。この例では、この切り替え作動は時刻t2で終了している。切り替え作動中(時刻t1〜t2)では、合計クラッチトルクTcs(上記(1)式を参照)が要求トルクTrに維持されながら、Tco・GoutがTrからゼロまで減少する(即ち、Tcoが(Tr/Gout)からゼロまで減少する)とともに、Tci・GinがゼロからTrまで増大する(即ち、Tciがゼロから(Tr/Gin)まで増大する)。加えて、M/GトルクTm0が(Tco+Tci)よりも大きい値に維持される。
このように、切り替え作動中(時刻t1〜t2)では、Tm0が(Tco+Tci)よりも大きい値に維持されることで、IN及びOUTクラッチ51,52が共に反接合状態に維持されながら、この例では、M/G回転速度NmがNinに維持されている。なお、M/G回転速度NmがNinよりも大きい値で推移するように調整されてもよい。加えて、合計クラッチトルクTcsが要求トルクTrに維持されることで、切り替え作動中(時刻t1〜t2)でも、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致するように調整される。
即ち、切り替え作動中(時刻t1〜t2)において、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致しながら、且つ、M/G回転速度NmがNinに維持されながら、M/G接続状態がOUT接続状態からIN接続状態へと切り替えられる。
切り替え作動が終了すると(時刻t2)、以降、Tci・GinがTrと一致するように(即ち、Tciが(Tr/Gin)と一致するように)、且つ、M/GトルクTm0が(Tr/Gin)と一致するように調整されて、INクラッチ51が完全接合状態に維持されることで(且つ、OUTクラッチ52が遮断状態(Tco=0)に維持されて)、IN接続状態にてM/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致する。M/G回転速度NmはNinに維持されている。なお、時刻t2以降にて、Tci・GinがTm(=Tr)以上に(即ち、TciがTm0(=Tr/Gin)以上に)調整されていてもよい。
このように、上記実施形態(図3に示す例)では、EV走行中において、切り替え条件成立から切り替え作動の終了に亘って(時刻t0〜t2)、E/G側駆動トルクを利用することなく、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrに維持され得る。従って、E/G側駆動トルクを利用することなく、切り替え作動に伴うショックの程度を極力抑制できる。
また、切り替え作動の終了時点(時刻t2)にてM/G回転速度NmがNinと一致している。従って、切り替え作動の終了後にてM/G回転速度Nmの調整に伴うショックが発生しない。なお、切り替え作動の終了時点(時刻t2)にてM/G回転速度NmがNinよりも大きい場合では、切り替え作動の終了後にて(INクラッチ51がなおも半接合状態に維持されて)M/G回転速度Nmが減少しながらNinに近づく。このとき、M/G回転速度Nmの減少に伴ってM/G40の出力軸A4側の慣性トルクがT/M20の出力軸A3(従って、駆動輪)に対して加速方向に作用する。即ち、M/G回転速度Nmの調整に伴うショックが加速方向に発生する。この結果、切り替え作動の終了後にて、M/G回転速度Nmの調整に伴ってショックが減速方向に発生することが防止され得る。
加えて、切り替え作動の開始時点(時刻t1)にて、M/G回転速度がNinと一致している。従って、切り替え作動の開始前後においてM/G回転速度NmをNin以上の範囲でスムーズに推移させることができる。
<切り替えにより減速比が減少する場合における切り替え作動>
次に、M/G接続状態の切り替えにより減速比が減少する場合について図4を参照しながら説明する。図4に示す例では、IN接続減速比GinがOUT接続減速比Goutよりも大きく、且つ、IN接続状態にて車両がEV走行している場合において、時刻t1(或いは、時刻t1以前の直前にて)IN接続状態からOUT接続状態への切り替え条件が成立した場合が想定されている。T/M20の変速段は、或る走行用変速段で固定されているものとする。図4に示す例では、GinがGoutよりも大きいことで、IN接続車速対応回転速度NinがOUT接続車速対応回転速度Noutよりも大きい。
この例では、時刻t1以前にて、Tci・GinがTm(=Tr)と一致するように(即ち、TciがTm0(=Tr/Gin)と一致するように)調整されて、INクラッチ51が完全接合状態に維持されることで(且つ、OUTクラッチ52が遮断状態(Tco=0)に維持されて)、IN接続状態にてM/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致している。M/G回転速度NmはNinに一致している。なお、時刻t0以前にて、Tci・GinがTm(=Tr)以上に(即ち、TciがTm0(=Tr/Gin)以上に)調整されていてもよい。
この例では、切り替え条件が成立すると(時刻t1)、切り替え作動そのものが開始される。この切り替え作動は時刻t2で終了している。切り替え作動中(時刻t1〜t2)では、合計クラッチトルクTcs(上記(1)式を参照)が要求トルクTrに維持されながら、Tci・GinがTrからゼロまで減少する(即ち、Tciが(Tr/Gin)からゼロまで減少する)とともに、Tco・GoutがゼロからTrまで増大する(即ち、Tcoがゼロから(Tr/Gout)まで増大する)。加えて、M/GトルクTm0が(Tco+Tci)よりも大きい値に維持される。
このように、切り替え作動中(時刻t1〜t2)では、Tm0が(Tco+Tci)よりも大きい値に維持されることで、IN及びOUTクラッチ51,52が共に反接合状態に維持されながら、この例では、M/G回転速度Nmが時刻t1での値で一定に維持されている。即ち、M/G回転速度NmがNoutよりも大きい値で推移するように調整されている。加えて、合計クラッチトルクTcsが要求トルクTrに維持されることで、切り替え作動中(時刻t1〜t2)でも、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致するように調整される。
即ち、切り替え作動中(時刻t1〜t2)において、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致しながら、且つ、M/G回転速度NmがNoutよりも大きい値に維持されながら、M/G接続状態がIN接続状態からOUT接続状態へと切り替えられる。
切り替え作動が終了すると(時刻t2)、Tco・GoutがTrに維持された状態で(即ち、Tcoが(Tr/Gout)に維持された状態で)、M/GトルクTm0がTcoよりも小さい値に調整される。これにより、OUTクラッチ52が反接合状態に維持された状態で、M/G回転速度NmがNoutに向けて減少されていく(時刻t2〜t3)。この時刻t2〜t3でも、Tco・GoutがTrに維持されることで、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致するように調整され得る。
M/G回転速度NmがNoutに達すると(時刻t3)、以降、Tco・GoutがTrと一致するように(即ち、Tcoが(Tr/Gout)と一致するように)、且つ、M/GトルクTm0が(Tr/Gout)と一致するように調整されて、OUTクラッチ52が完全接合状態に維持されることで(且つ、INクラッチ51が遮断状態(Tco=0)に維持されて)、OUT接続状態にてM/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致する。M/G回転速度NmはNoutに維持されている。なお、時刻t3以降にて、Tco・GoutがTm(=Tr)以上に(即ち、TcoがTm0(=Tr/Gout)以上に)調整されていてもよい。
このように、上記実施形態(図4に示す例)では、EV走行中において、切り替え条件成立からM/G回転速度NmがNoutに達するまでに亘って(時刻t1〜t3)、E/G側駆動トルクを利用することなく、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrに維持され得る。従って、E/G側駆動トルクを利用することなく、切り替え作動に伴うショックの程度を極力抑制できる。加えて、切り替え作動の終了後、M/G回転速度NmをNout以上の回転速度からNoutまでスムーズに推移させることができる(時刻t2〜t3)。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態(図3、図4に示す例)では、IN接続減速比GinがOUT接続減速比Goutよりも大きいことで、IN接続車速対応回転速度NinがOUT接続車速対応回転速度Noutよりも大きい場合が想定されているが、GinがGoutよりも小さくてNinがNoutよりも小さい場合にも、本発明は適用され得る。
また、上記実施形態では、INクラッチ51が回転軸A5と接続され、且つ、OUTクラッチ52が回転軸A6と接続されているが(図1を参照)、INクラッチ51がT/M20の入力軸A2と直接接続され、且つ、OUTクラッチ52がT/M20の出力軸A3と直接接続されていてもよい。
加えて、上記実施形態では、切り替え作動中に亘って、合計クラッチトルクTcs(上記(1)を参照)が要求トルクTrに維持されることで、E/G側駆動トルクTeを利用することなく、M/G側駆動トルクTm(=合計駆動トルクTs)が要求トルクTrと一致するように調整されているが、E/G側駆動トルクTeを利用しながら、合計駆動トルクTs(=Tm+Te)が要求トルクTrと一致するように調整されることもできる。
この場合、切り替え作動中に亘って、下記(2)式が成立するように、IN及びOUTクラッチトルクTci,Tco、並びに、E/G側駆動トルクTeが調整されることで、合計駆動トルクTs(=Tm+Te)が要求トルクTrと一致するように調整される。この場合も、M/GトルクTm0が(Tco+Tci)よりも大きい値に維持されることで、IN及びOUTクラッチ51,52が共に反接合状態に維持されながら、M/G回転速度Nmが、切替後の車速対応回転速度以上の回転速度に調整される必要がある。
Tr=Tcs+Te …(2)
加えて、上記実施形態では、変速機としてトルクコンバータを備えない多段変速機を使用した所謂オートメイティッド・マニュアル・トランスミッションが使用されているが、変速機として、トルクコンバータを備えるとともに車両の走行状態に応じて変速作動が自動的に実行される多段変速機又は無段変速機(所謂オートマチックトランスミッション(AT))が使用されてもよい。この場合、C/T30が省略され得る。
10…エンジン、20…変速機、30…クラッチ、40…モータジェネレータ、50…切替機構、51…INクラッチ、52…OUTクラッチ、61…車輪速度センサ、62…アクセル開度センサ、63…シフト位置センサ、64…ブレーキセンサ、70…ECU、AP…アクセルペダル、BP…アクセルペダル、SF…シフトレバー

Claims (3)

  1. 動力源として少なくとも電動機を備えた車両に適用される車両の動力伝達制御装置であって、
    入力軸と、前記車両の駆動輪との間で動力伝達系統が形成される出力軸とを備え、前記出力軸の回転速度に対する前記入力軸の回転速度の割合である変速機減速比を調整可能な変速機と、
    前記変速機の入力軸及び前記変速機の入力軸と連動して回転する回転軸の何れかである第1軸と前記電動機の出力軸との間に介装された入力側クラッチ機構であって前記第1軸と前記電動機の出力軸との間で動力を伝達する接合状態と前記動力を伝達しない遮断状態とに調整可能であり且つ前記接合状態では伝達し得るトルクの最大値である入力側クラッチトルクが調整可能な入力側クラッチ機構と、前記変速機の出力軸及び前記変速機の出力軸と連動して回転する回転軸の何れかである第2軸と前記電動機の出力軸との間に介装された出力側クラッチ機構であって前記第2軸と前記電動機の出力軸との間で動力を伝達する接合状態と前記動力を伝達しない遮断状態とに調整可能であり且つ前記接合状態では伝達し得るトルクの最大値である出力側クラッチトルクが調整可能な出力側クラッチ機構と、を有する切替機構と、
    前記電動機、及び前記切替機構を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記入力側クラッチ機構を前記接合状態に調整して前記入力側クラッチトルクをゼロより大きい値に調整し且つ前記出力側クラッチ機構を前記遮断状態に調整して前記出力側クラッチトルクをゼロに調整することで、前記電動機の接続状態を前記電動機の出力軸と前記変速機の入力軸との間で動力伝達系統が形成される入力側接続状態に設定し、前記入力側クラッチ機構を前記遮断状態に調整して前記入力側クラッチトルクをゼロに調整し且つ前記出力側クラッチ機構を前記接合状態に調整して前記出力側クラッチトルクをゼロより大きい値に調整することで、前記電動機の接続状態を前記電動機の出力軸と前記変速機の出力軸との間で前記変速機を介することなく動力伝達系統が形成される出力側接続状態に設定するように構成され
    前記入力側クラッチトルク及び前記出力側クラッチトルクのうち前記入力側接続状態及び前記出力側接続状態のうちの一方である第1接続状態において動力の伝達に係わるクラッチトルクを第1クラッチトルクとし、前記入力側クラッチトルク及び前記出力側クラッチトルクのうち前記入力側接続状態及び前記出力側接続状態のうちの他方である第2接続状態において動力の伝達に係わるクラッチトルクを第2クラッチトルクとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記第1接続状態にて前記車両が走行中において前記第1接続状態から前記第2接続状態への切り替えを行う条件である切り換え条件が成立したことに基づいて、前記第1クラッチトルクをゼロまで減少するとともに前記第1クラッチトルクの減少中に前記第2クラッチトルクをゼロから増大する切り替え作動を行うことで、前記電動機の接続状態を前記第1接続状態から前記第2接続状態へ切り替えるように構成され、
    前記変速機の入力軸の回転速度に対する前記第1軸の回転速度の割合に前記変速機減速比を乗じた値を入力側減速比とし、前記変速機の出力軸の回転速度に対する前記第2軸の回転速度の割合を出力側減速比とし、前記入力側クラッチトルクに前記入力側減速比を乗じた値と前記出力側クラッチトルクに前記出力側減速比を乗じた値との和を合計クラッチトルクとしたとき、
    前記制御手段は、
    前記切り替え作動中に亘って、前記合計クラッチトルクが前記車両の運転者による加速操作部材の操作に基づいて得られる前記運転者が要求する駆動トルクである要求トルクと一致するように前記第1、第2クラッチトルクを調整するよう構成され、
    前記制御手段は、
    前記切り替え作動中に亘って、前記電動機の出力軸の駆動トルクを前記第1、第2クラッチトルクの和よりも大きい値に調整することで、前記電動機の出力軸の回転速度を前記第2接続状態において前記車両の速度に対応する回転速度より大きい回転速度に調整するように構成された車両の動力伝達制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の動力伝達制御装置において、
    前記入力側減速比及び前記出力側減速比のうち前記第1接続状態において動力の伝達に係わる減速比を第1減速比とし、前記入力側減速比及び前記出力側減速比のうち前記第2接続状態において動力の伝達に係わる減速比を第2減速比としたとき、
    前記制御手段は、
    前記第2減速比が前記第1減速比よりも大きい場合、前記切り替え条件の成立後且つ前記切り替え作動の開始前において、前記第1クラッチトルクを前記第1クラッチトルクに前記第1減速比を乗じた値が前記要求トルクと一致するように調整するとともに、前記電動機の出力軸の駆動トルクを前記第1クラッチトルクよりも大きい値に調整することで、前記電動機の出力軸の回転速度を前記第2接続状態において前記車両の速度に対応する回転速度以上の回転速度まで増大するように構成された車両の動力伝達制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両の動力伝達制御装置において、
    前記入力側減速比及び前記出力側減速比のうち前記第1接続状態において動力の伝達に係わる減速比を第1減速比とし、前記入力側減速比及び前記出力側減速比のうち前記第2接続状態において動力の伝達に係わる減速比を第2減速比としたとき、
    前記制御手段は、
    前記第2減速比が前記第1減速比よりも小さい場合、前記切り替え作動の終了後、前記第2クラッチトルクを前記第2クラッチトルクに前記第2減速比を乗じた値が前記要求トルクと一致するように調整するとともに、前記電動機の出力軸の駆動トルクを前記第2クラッチトルクよりも小さい値に調整することで、前記電動機の出力軸の回転速度を前記第2接続状態において前記車両の速度に対応する回転速度まで減少するように構成された車両の動力伝達制御装置。
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