JP5375441B2 - 半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、省電力モード時のメモリの利用効率を向上させた半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体に関する。
近年、複写装置、ファクシミリ装置、プリンタ装置、複合装置、スキャナ装置、コンピュータ等の画像処理装置は、画像処理を行うのに複数の機能モジュールを搭載した半導体集積回路、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を搭載してメインCPUの制御下で各種画像処理を行っており、また、近年、ネットワークに接続されてネットワーク上の端末との間でデータの送受信を行うネットワーク機能を備えた画像処理装置が出現している。
このようなASICは、種々の画像処理やネットワーク通信処理を行うために、ASIC内部にRAM(Random Access Memory)を内蔵しており、内蔵RAMは、処理用途に特化した容量・構成となっていて、FIFO(First-In First-Out)形式、非同期RAM、同期RAM等があって、インターフェイスも、リード/ライトのデータポート数が異なる等様々である。
また、画像処理装置やデータ通信装置は、通常、電源の投入後に、使用されずに待機状態となっている時間が多く、従来から、消費電力を削減するために、使用されずに一定時間が経過すると、ネットワークからの要求や動作要求操作等を検知する復帰検知部や通信機能部等の必要部分にのみ電力供給を行い、その他の各部への電力の供給を停止または供給電力量を削減して消費電力を削減する省電力モードを備えている。
従来、このようなASICを搭載し省電力モードを備えた画像処理装置やデータ通信装置においては、省電力モード時に電力の供給が停止されるメインCPU(Central Processing Unit )の他に、省電力モード時に電力の供給されるサブCPUをASIC内に搭載し、省電力モード時に、サブCPUが、メインCPUに代わって省電力モード時の処理を行ったり、省電力復帰要因が発生すると、サブCPUがメインCPUを起動させて、メインCPUが、各部を立ち上げることが行われている。また、複数の機能モジュールを搭載するASICを備えた画像処理装置やデータ通信装置は、省電力モードにおいて、電力の供給を停止する機能モジュールと電力の供給を継続する機能モジュールとがある。省電力モード時にも電力の供給される機能モジュールとしては、例えば、ネットワーク上の端末との間でネットワーク通信を行うネットワークモジュールがあり、省電力モードにおいてもサブCPUの制御下で内蔵RAMを使用してネットワーク通信処理を行う。さらに、ASICの搭載する内蔵RAMにあっても、省電力モード時に電力供給が停止されるRAMもある。
そして、従来、消費電力のより一層の削減を図るために、省電力モード移行時に、ASIC内蔵RAMの構成(Bit幅とWord数)自体の組み替えは行うことなく、メインROMの省電力モード処理プログラムをASICの該内蔵RAMにコピーし、省電力モード時に、ASIC外のメインROMを駆動させることなく、サブCPUが内蔵RAMの省電力モード処理プログラムに基づいて動作することで、省電力モード時のASIC内蔵RAMの有効利用と消費電力の削減を図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、ASIC内蔵RAMの構成(Bit幅とWord数)自体の組み替えは行わずに、省電力モード時に、省電力モード処理プログラムをメインROMからASICの該内蔵RAMにコピーして、サブCPUが内蔵RAMの省電力モード処理プログラムに基づいて動作するようにしているため、省電力モード時に利用可能なRAMの容量が固定値となり、プログラム等の予め固定されている容量のデータの記憶用にしか使用することができず、また、ASIC内の他のRAMが利用されず、利用効率が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、半導体集積回路に搭載されている記憶手段の省電力モード時での利用効率を向上させることのできる半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、各種機能動作を実行する複数の機能実行手段への供給電力の停止を行う省電力モード時に、複数の記憶手段を所定の記憶領域長を有する複数の分割記憶領域からなる再構築記憶手段として再構築し、該再構築記憶手段の各分割記憶領域へのアクセスの許可/不許可を制御することを特徴としている。
また、本発明は、前記再構築記憶手段の利用状況を監視して、該監視結果に基づいて利用する前記再構築記憶手段の利用記憶容量を決定し、決定した該利用記憶容量に基づいて前記再構築記憶手段の前記分割記憶領域毎のアクセスの許可/不許可を制御することを特徴としてもよい。
さらに、本発明は、前記アクセスが不許可とされている前記再構築記憶手段の前記分割記憶領域を非活性化することを特徴としてもよい。
本発明によれば、半導体集積回路に搭載されている記憶手段の省電力モード時での利用効率を向上させることができる。
本発明の一実施例を適用した複合装置の備えているASICの要部ブロック構成図。 ASICの省電力モード時のRAM再構築状態を示すブロック構成図。 ASICにおける再構築前のRAMの配置概念図。 ASICにおけるRAMをネットワークデータ用RAMとして必要なビット幅に纏めた状態を示す概念図。 図4のRAMを連結した状態を示す概念図。 ASICにおける未使用RAMの分割、非活性化及び連結による再構築の説明図。 ASICにおけるRAMを再構築した状態を示す概念図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図7は、本発明の半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した複合装置のASIC1の要部ブロック構成図である。
図1において、複合装置は、図示しないが、スキャナ部、プロッタ部、操作表示部、コントローラ部等を備え、コントローラ部にASIC1が搭載されている。複合装置は、電源がオンされた後、使用されない待機状態が所定の待ち時間経過すると、主要各部への電力の供給を停止または削減する省電力モードを備えている。
スキャナ部は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般にADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFは、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつスキャナ部の原稿読取位置に送給し、スキャナ部は、ADFから搬送されてきた原稿を走査して、原稿の画像を所定の解像度で読み取ってコントローラ部に出力する。
プロッタ部は、例えば、電子写真式記録装置等を用いたプリンタが使用されており、受信した画像データやスキャナ部で読み取った画像データ等のコントローラ部から渡される画像データに基づいて画像を用紙に記録出力する。
操作表示部は、複合装置を操作するのに必要な各種キーやディスプレイ(例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等)及び複合装置の動作状態を表示するLED等のランプ等を備え、操作キーからは、複合装置を利用した各種操作の命令が入力される。操作表示部は、操作キーから入力された命令内容や複合装置からオペレータに通知する各種情報をディスプレイに表示する。
コントローラ部は、図示しないが、メインCPU、ROM、RAM等を備えているとともに、ASIC1を搭載しており、ROMは、複合装置としての基本プログラム、省電力時制御プログラム及び省電力時メモリ制御処理プログラム(記憶制御プログラム)等のプログラム及びシステムデータが格納されている。メインCPUは、省電力モードに入っていない通常動作モード時においては、ROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用して、複合装置の各部を制御して複合装置としての基本処理を実行する。また、メインCPUは、省電力モード移行条件が満たされると、ROM内の省電力時制御プログラム及びROM内の省電力時メモリ制御処理プログラムをASIC1に転送する。なお、省電力時メモリ制御処理プログラムは、後述する本発明の省電力時メモリ制御処理方法(記憶制御方法)を実行するプログラムであるが、この省電力時メモリ制御処理方法の実行機能がASIC1内にハードウェア機能として構築されているときには、コントローラ部のROMに省電力時メモリ制御処理プログラムを格納しておく必要がなく、また、省電力モード移行時に省電力時メモリ制御処理プログラムをROMからASIC1にコピーする必要もない。さらに、省電力時制御プログラムは、省電力モード時においてもROMに電力を供給してASIC1からROMに省電力時制御プログラムを読み取る場合には、省電力モード移行時に、省電力時制御プログラムをROMからASIC1にコピーしない。
ASIC1は、図1に示すように、サブCPU11を備えているとともに、ネットワークコントローラ12、PCIeモジュール13、コミニュケーションバッファモジュール(CommBuff)14、複数の画像処理モジュール15a〜15n等の各種機能モジュール、各機能モジュール用のRAM(記憶手段)11m〜14m、15am〜15nm、切り替え部13d、14d、15ad〜15nd及びバス16等を備えており、また、図2に示すように、記憶領域使用状態監視部17、通常動作モード復帰要因検出部18、一時記憶容量決定部19及び非活性化部20等を備えている。ASIC1は、通常動作モード時には、全てのモジュール11〜15n、RAM12〜14、15an〜15nm、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndに対して電力を供給し、消費電力を削減する省電力モード時には、サブCPU11、ネットワークコントローラ12及び動作必要なRAM11m〜14m、15am〜15nmと切り替え部13d、14d、15ad〜15ndにのみ電力が供給される。
サブCPU11は、RAM11mに接続され、RAM11mを利用してASIC1の各部を制御して、ASIC1としての機能を実行するとともに、後述する省電力モード時の処理及び省電力時メモリ制御処理を実行する。
PCIeモジュール13は、RAM13mに切り替え部13dを介して接続され、RAM13mを利用して外部デバイスとの間でデータのPCIe通信を行う。
コミニュケーションバッファモジュール14は、RAM14mに切り替え部14dを介して接続されており、RAM14mを利用してサブCPU11とコントローラ部のメインCPUとのデータ交換を行う。
各画像処理部15a〜15nは、それぞれ、対応するRAM15am〜15nmに切り替え部15ad〜15ndを介して接続されており、RAM15am〜15nmを利用してそれぞれ機能割り付けされている画像処理、例えば、拡大処理、回転処理、画像濃度変換処理等の画像処理を行う。
そして、ネットワークコントローラ12は、複合装置に接続されるLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して該ネットワークに接続されている相手装置との間でネットワーク通信を行うモジュールであり、MAC(Media Access Control)機能を搭載している。ネットワークコントローラ12は、図示しないPHYからのネットワークパケットを、パケットフィルタを通してRAM12mに記憶し、RAM12に記憶された受信データは、その後、サブCPU11及びネットワークコントローラ12によってさらにフィルタリング処理が行われる。
上記RAM11m〜14m、15am〜15nmは、それぞれRAM11m〜14m、15am〜15nmを利用するサブCPU11やモジュール12〜14、15a〜15nの利用目的に応じたビット幅、ワード数、インターフェイス等に特化されており、例えば、サブCPU11の利用するRAM11mは、32ビット×512ワード、ネットワークコントローラ12の利用するRAM12mは、64ビット×1024ワード、PCIeモジュール13の利用するRAM13mは、32ビット×512ワード、コミニュケーションバッファモジュール14の利用するRAM14mは、32ビット×512ワード、画像処理モジュール15aの利用するRAM15amは、22ビット×128ワード、画像処理モジュール15bの利用するRAM15bmは、26ビット×128ワード、画像処理モジュール15cの利用するRAM15cmは、24ビット×64ワード、・・・、画像処理モジュール15nの利用するRAM15nmは、24ビット×64ワードである。
切り替え部13d、14d、15ad〜15ndは、複合装置の通常動作モード時と省電力モード時のASIC1内のRAM構成を切り替える機能及びI/F信号を切り替えて整合し、複数のRAM13m、14m、15am〜15nmを所定記憶幅であるRAM12mのビット幅の複数の分割RAM領域(分割記憶領域)RS1〜RS6(図2参照)を有する再構築RAM部(再構築記憶手段)RSmとして再構築する記憶領域構築手段として機能し、また、再構築RAM部RSmの各分割RAM領域RS1〜RS6へのアクセスの許可/不許可を制御する分割アクセス制御手段として機能する。具体的には、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndは、通常動作モード時には、各RAM13m、14m、15am〜15nmをそれぞれ対応するモジュール13、14、15a〜15nに接続し、図2に示すように、省電力モード時におけるこれらのRAM13m、14m、15am〜15nmの利用目的に応じて所定ビット幅に合わせて同じワード数のRAM13m、14m、15am〜15nmを組み合わせて、図2に示すように、所定ビット幅(所定記憶幅)を有し所定ワード数の分割RAM領域(分割記憶領域)RS1〜RS6を有する再構築RAM部RSmを構築する。なお、CPU周辺用の32ビット×512ワードのRAM11mは、省電力モード中でも他の用途でサブCPU11が使用するため、再構築RAM部RSmとして集約するRAMの対象とはしない。
この場合、複数の切り替え部13d、14d、15ad〜15ndを連動させて、図2に示すように、各分割RAM領域RS1〜RS6を制御する切り替え機構部K1〜K6として動作する。
図2において、記憶領域使用状態監視部17は、省電力モード時における分割RAM領域RS1〜RS6の使用状態を監視し、記憶部容量決定部19は、記憶領域使用状態監視部17の監視結果に基づいて、分割RAM領域RS1〜RS6のうち動的に利用する分割RAM領域RS1〜RS6の量である利用RAM量を決定する。
切り替え機構部K1〜K6は、記憶部容量決定部19の決定した利用RAM量に基づいて利用RAM量が増えるに従って切り替え機構部K1〜k6によって分割RAM領域RS1から順次分割RAM領域RS6へと利用領域を増やし、利用RAM量が減るに従って切り替え機構部K1〜k6によって分割RAM領域RS6から順次分割RAM領域RS1へと利用領域を減らす。
通常モード復帰要因検出部18は、省電力モード時に、省電力モードから通常動作モードへの復帰要因、例えば、ネットワークからの通信要求、操作表示部での復帰キーの操作、スキャナ部のADFへの原稿のセット、コンタクトガラス上への原稿のセットのための圧板の開閉動作等が発生したか否かの検出を行い、復帰要因の発生を検出すると、省電力モード復帰要因が発生した旨をサブCPU11に通知して、サブCPU11が省電力モード復帰処理の実行を開始するとともに、分割RAM領域RS1〜RS6に記憶されているデータに対する必要な処理を完了すると、分割RAM領域RS1〜RS6を解消して、各モジュール13、14、15a〜15n側へ接続して、各モジュール13、14、15a〜15nによるRAM13m、14m、15am〜15nmの利用を可能とする。
なお、図1及び図2には、図示しないが、ASIC1の搭載するRAMとしては、上記のRAM11m〜14m、15am〜15nmに限るものではない。
そして、ASIC1は、図示しない、プログラムによって省電力モード時のメモリ制御処理を行う場合には、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の省電力時メモリ制御方法を実行する省電力時メモリ制御プログラムを読み込んで、該プログラムRAMに導入することで、後述する省電力時にASIC1内のRAMを、省電力化を図りつつ有効活用する省電力時メモリ制御方法を実行する半導体集積回路として構築されている。この省電力時メモリ制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置は、そのASIC1への電力の供給を部分的に停止する省電力モードを有し、省電力モード時には、電力の供給が停止されるモジュール13、14、15a〜15n用のRAM13m、14m、15am〜15nmを、省電力モード時にも電力の供給されるネットワークコントローラ12が利用するネットワークデータ(通信データ)の記憶用に、所定ビット幅の分割RAM領域RS1〜RS6を有する再構築RAM部RSmとして再構築して再構築RAM部RSmの分割RAM領域RS1〜RS6を利用できるようにするとともに、その利用状況に応じて利用RAM量を増減させる。なお、複合装置は、実際には、省電力を、電力の供給を遮断する方法によるだけでなく、クロックの停止、クロックの低速化等を組み合わせて実施する。
いま、本実施例の複合装置は、待機状態で使用されない状態が所定の待ち時間継続すると、主要各部への電力の供給を停止または削減する省電力モードに移行し、この省電力モードにおいては、ASIC1は、サブCPU11及びネットワークコントローラ12にのみ電力が供給されてその他のモジュールであるPCIeモジュール13、コミニュケーションバッファモジュール14及び画像処理モジュール15a〜15nへの電力の供給が停止される。そして、この電力の供給が停止されるモジュール13、14、15a〜15n用のRAM(以下、必要に応じて、未使用RAMという。)13m、14m、15am〜15nmを省電力時にも動作するモジュールであるネットワークコントローラ12のネットワークデータ(通信データ)の一時記憶用RAMとして必要なビット幅に合わせて再構築して利用する。
すなわち、ASIC1は、図3に示すように、サブCPU11及び各モジュール12〜14、15a〜15nの利用するRAM11m〜14m、15am〜15nmは、それぞれがばらばらにバス16に接続された状態となっており、この状態のままでは、ネットワークコントローラ12の通信データ一時記憶用RAMとしては利用することができない。
そこで、ネットワークコントローラ12が使用可能なネットワークデータ一時記憶用RAMに必要なビット幅を有するRAMに再構築するために、まず、図4に示すように、未使用RAM13m、14m、15am〜15nmを、ネットワークコントローラ12がネットワークデータ一次記憶に利用するのに必要なビット幅に纏める。例えば、図4では、画像処理用RAM15am、15bm、15cmをビット幅方向に並べて72ビット幅とし、PCIe用RAM13mとコミニュケーションバッファ用RAM14mをビット方向に並べて64ビット幅等とする。このとき、利用目的のRAM、例えば、本実施例では、拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mの方式と同じ方式のRAMを用いてRAMの再構築を行う。例えば、ネットワークデータ用RAM12mが同期式RAMであると、同様に同期式RAMを接続して、必要なビット幅のRAMに纏める。また、ASIC1は、未使用RAMを纏める際に、拡張対象RAM(ネットワーク用RAM12m)と同じインターフェイス仕様のRAMを最優先として、インターフェイスが異なる場合(リード/ライトポート構成等)は、必要に応じて切り替え部13d、14d、15ad〜15ndがインターフェイス変換を行う。さらに、未使用RAM13m、14m、15am〜15nmを纏める際には、拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mの動作スピードを確保することのできるRAM13m、14m、15am〜15nmを用いるが、拡張後のRAMの動作周波数を満たすように構成する。また、ASIC1は、該ASIC1のフロアプラン上、物理的に拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mと離れた場所に、未使用RAM13m、14m、15am〜15nmがレイアウトされている場合には、物理的に拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mの近くに配置されている同種の未使用RAM13m、14m、15am〜15nmを優先して使用するが、拡張対象RAM12mと物理的に離れていても、タイミング制約が守られている場合には、使用することができる。
次に、ASIC1は、上述のようにして拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mに必要なビット幅に纏めた未使用RAM13m、14m、15am〜15nmを、図5に示すように、ビット幅方向及びワード方向で連結する。
このとき、図5に示すように、連結する未使用RAM13m、14m、15am〜15nmによっては、連結結果である連結RAMが、例えば、RAM15am〜RAM15cm、・・・、15(n−1)m〜15nmのように、拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mのビット幅よりも長くなる連結RAMが発生することがある。また、RAMの連結においては、上述のように、そのビット数を拡張対象であるネットワークデータ用RAM12mのビット幅に合わせる必要があるとともに、そのワード数を合わせる必要がある。
そこで、ASIC1では、例えば、画像処理用RAM15am〜15cmを連結する場合、図6に示すように、まず、ワード数を拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mのワード数に合わせるために、22ビット×128ワードの画像処理用RAM15amを、22ビット×64ワードずつに分割し、26ビット×128ワードの画像処理用RAM15bmを、26ビット×64ワードずつに分割する。次に、画像処理用RAM15am〜15cmを連結したときのビット数を、拡張対象RAMであるネットワークデータ用RAM12mのビット数に合わせるために、24ビット×64ワードの画像処理用RAM15cを、16ビット×64ワードと8ビット×64ワードに分割する。そして、このようにして分割した画像処理用RAM15am〜15cmの分割RAMのうち、拡張対象のネットワークデータ用RAM12mのビット幅及びワード数からはみ出す部分については、図6にハッチングで示すように非活性化して拡張RAMから除外し、図7に示すように、最終的に、拡張対象RAMのネットワークデータ用RAM12mとビット幅が同じ分割RAM領域RS1〜RS6からなる再構築RAM部RSmとして再構築する。
このようにして再構築された再構築RAM部RSmは、図2に示すように、拡張対象であるネットワークデータ用RAM12mに対して、未使用RAM13m、14m、15am〜15nmを利用して、拡張される。
さらに、ASIC1は、RAMの再構築においては、再構築RAM部RSmを構成する分割RAM領域RS1〜RS6を必要に応じた容量分だけ利用して省電力化を図るが、省電力化の効率を向上させるためには、分割RAM領域RS1〜RS6は、可能な限り細分化されていることが望ましい。すなわち、画像処理用RAM15am〜15cmは、可能な限り記憶領域長の小さい小領域RAMで構成されていて、それらを用いて分割RAM領域RS1〜RS6を構成し、この分割RAM領域RS1〜RS6から再構築RAM部RSmを再構築することで、再構築RAM部RSmを効率的に再構築できるように構成されていることが望ましい。
この状態で、ASIC1は、サブCPU11の制御下で、省電力モードにおいても、ネットワークコントローラ12を使用したネットワーク通信が発生すると、ネットワーク通信データをネットワークデータ用RAM12m及び再構築RAM部RSmを使用して、ネットワークデータを一時記憶するネットワーク通信処理を行う。
そして、ASIC1は、この省電力モードにおいて、ネットワークデータ用RAM12m及び再構築RAM部RSmを使用してネットワーク通信処理を行っている際に、記憶領域使用状態監視部17、記憶部容量決定部19及び非活性化部20によって、再構築RAM部RSmのうち、そのときのネットワーク通信処理に必要な容量の再構築RAM部RSmのみを活性化させて利用する。
すなわち、ASIC1は、その記憶領域使用状態監視部17が、ネットワークコントローラ12によるネットワークデータ用RAM12m以外の再構築RAM部RSmの使用状態を監視し、記憶部容量決定部19は、この記憶領域使用状態監視部17による再構築RAM部RSmの使用状態の監視結果に基づいて、再構築RAM部RSmの使用容量を決定する。例えば、記憶容量決定部19は、記憶領域使用状態監視部17が監視した一定時間内における再構築RAM部RSmの使用量が予め設定されている所定閾値(スレッシュ値)を超えないときには、再構築RAM部RSmのメモリ使用量を分割RAM領域RS1〜RS6の単位で削減したメモリ量を必要メモリ量(必要記憶容量)として決定し、逆に、再構築RAM部RSmの使用量が所定閾値を越えると、分割RAM領域RS1〜RS6の単位で増加させたメモリ量を必要メモリ量(必要記憶容量)として決定する。
各切り替え機構部K1〜K6を構成する切り替え部13d、14d、15ad〜15ndは、記憶部容量決定部19の決定した必要メモリ用に応じて、対応する分割RAM領域RS1〜RS6の使用状態/未使用状態(アクセスの許可/不許可)を制御する。
そして、ASIC1は、切り替え機構部K1〜K6が分割RAM領域RS1〜RS6を使用状態/未使用状態に制御すると、非活性化部20が、該使用状態/未使用状態に応じて、分割RAM領域RS1〜RS6を1つの分割RAM領域RS1〜RS6単位で活性化/非活性化する。非活性化部20は、電力の供給または動作クロックの供給によって分割RAM領域RS1〜RS6を活性化し、電力の供給停止または動作クロックの供給停止とリセット状態化によって分割RAM領域RS1〜RS6の非活性化を行う。また、ASIC1は、分割RAM領域RS1〜RS6のうち、電力の供給が行われる分割RAM領域RS1〜RS6と電力の供給停止が行われる分割RAM領域RS1〜RS6との間には、電力の供給/停止の切り替えによって他の分割RAM領域RS1〜RS6がノイズ等の影響を受けることを防止する分離セルが配置された設計となっている。
さらに、ASIC1は、省電力モードにおいては、ネットワークコントローラ12に通常動作時の動作速度よりも低速で動作させて通信処理を行わせてもよい。
このようにネットワークコントローラ12の動作速度を省電力モードにおいて低速にすると、非活性化部20によって、ネットワークデータ用RAM12mの動作クロックの周波数を低速の周波数に変更することで、ネットワークデータ用RAM12mの動作速度(メモリ動作速度)を低速で動作させることができ、省電力モードでの消費電力をより一層削減することができる。
この場合、ネットワークコントローラ12の通信速度が一定のとき、省電力モードにおいてネットワークコントローラ12の動作速度を低速にすると、通常動作時よりも多くのメモリ容量を必要とする。ところが、ASIC1は、再構築RAM部RSmの利用状況を記憶領域使用状態監視部17で監視して、該監視結果に基づいて、記憶容量決定部19が、利用する再構築RAM部RSmの分割RAM領域RS1〜RS6の利用容量を決定し、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndが、記憶容量決定部19の決定した利用記憶容量に基づいて再構築RAM部RSmの分割RAM領域RS1〜RS6毎のアクセスの許可/不許可を制御する。したがって、ネットワークコントローラ12の動作速度を低速にすることによって必要となる分のメモリ容量を再構築RAM部RSmに確保することができる。また、省電力モード時に再構築RAM部RSmを低速で使用すると、物理的に離れた位置にあるRAM13m、14m、15am〜15nmを再構築RAM部RSmとして使用する場合、ASIC1のレイアウト上のタイミング制約を緩和することができる。
そして、ASIC1は、通常モード復帰要因検出部18が省電力モードから通常動作モードへの復帰要因の発生を検出すると、省電力モード復帰要因が発生した旨をサブCPU11に通知して、サブCPU11が省電力モード復帰処理の実行を開始するとともに、分割RAM領域RS1〜RS6のデータに対する必要な処理を完了すると、分割RAM領域RS1〜RS6を解消して、各モジュール13、14、15a〜15nの利用を可能とする。このとき、ASIC1は、ASIC1上のRAM12m〜14m、15am〜15nmの状態を、ネットワークコントローラ12が、ネットワークデータ用RAM12mのみを使用可能な状態に戻す。
このように、本実施例の複合装置のASIC1は、各種機能動作を実行する複数の機能モジュール12〜14、15a〜15nへの供給電力の停止を行う省電力モード時に、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndによって、複数のRAM13m、14m、15am〜15nmを所定ビット幅の複数の分割RAM領域RS1〜RS6を有する再構築RAM部RSmとして再構築し、該再構築RAM部RSmの各分割RAM領域RS1〜RS6へのアクセスの許可/不許可を制御している。
したがって、ASIC1の省電力モード時に、従来では使用されていなかったRAM13m、14m、15am〜15nmを使用目的に合わせて再構築して使用することができ、ASIC1に搭載されているRAM13m、14m、15am〜15nmの省電力モード時での利用効率を向上させることができる。
また、本実施例のASIC1は、複合装置等の省電力モード時にも実行されることのあるネットワーク機能を速やかに実行することができる。
さらに、本実施例のASIC1は、分割RAM領域RS1〜RS6をネットワーク用RAM12mの拡張RAMとして利用することで、省電力モードから通常動作モードに移行する間に受信することのできるネットワークデータ(通信データ)が増え、省電力モードから通常動作モードへの移行時間を稼ぐことができる。
さらに、分割RAMRS1〜RS6の記憶領域長(ビット幅)を、利用目的に応じて適宜設定して、該ビット幅に合わせてRAM13m、14m、15am〜15nmを纏めて該分割RAMRS1〜RS6を構成して、この分割RAMRS1〜RS6を纏めて再構築RAM部RSmを再構築している。
したがって、必要なメモリ容量の再構築RAM部RSmを再構築することができ、消費電力をより一層削減することができる。
また、本実施例のASIC1は、再構築RAM部RSmの利用状況を記憶領域使用状態監視部17で監視して、該監視結果に基づいて、記憶容量決定部19が、利用する再構築RAM部RSmの分割RAM領域RS1〜RS6の利用容量を決定し、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndが、記憶容量決定部19の決定した利用記憶容量に基づいて再構築RAM部RSmの分割RAM領域RS1〜RS6毎に対するアクセスの許可/不許可を制御している。
したがって、再構築RAM部RSmの利用状況に応じた記憶容量の分割RAM領域RS1〜RS6のみをアクセス許可して、省電力化をより一層向上させつつ、ASIC1に搭載されているRAM13m、14m、15am〜15nmの省電力モード時での利用効率を向上させることができる。
さらに、本実施例のASIC1は、省電力モードにおいて、ネットワークコントローラ12に通常動作時の動作速度よりも低速で動作させて通信処理を行わせている。
したがって、ネットワークデータ用RAM12mの動作速度(メモリ動作速度)を低速で動作させることができ、省電力モードでの消費電力をより一層削減することができる。
さらに、本実施例のASIC1は、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndによってアクセスが不許可とされている分割RAM領域RS1〜RS6を、非活性化部20によって非活性化している。
したがって、利用していない分割RAM領域RS1〜RS6による消費電力を削減することができ、より一層省電力化を図ることができる。
また、本実施例のASIC1は、非活性化部20が、切り替え部13d、14d、15ad〜15ndによってアクセスが不許可とされている分割RAM領域RS1〜RS6への電力供給停止、アクセス動作に利用するクロックの停止、リセット動作処理のいずれかまたはその組み合わせによって非活性化を行っている。
したがって、利用していない分割RAM領域RS1〜RS6による消費電力を削減することができ、簡単かつ適切に、より一層省電力化を図ることができる。
さらに、本実施例のASIC1は、再構築の対象となるRAM13m、14m、15am〜15nmが、再構築の対象のRAM、上記例では、ネットワーク用RAM12mに対応させて再構築性に対応したビット幅に分割されて実装されている。
したがって、RAM13m、14m、15am〜15nmを、再構築対象のRAM、上記例では、ネットワーク用RAM12mに応じて、容易かつ適切に再構築することができる。
また、本実施例のASIC1は、通常モード復帰要因検出部18が省電力モードから通常モードへの復帰要因を検出すると、サブCPU11が省電力モード復帰処理の実行を開始するとともに、分割RAM領域RS1〜RS6に記憶されているデータに対する必要な処理を完了すると、分割RAM領域RS1〜RS6を解消して、各モジュール13、14、15a〜15n側へ接続して、各モジュール13、14、15a〜15nによるRAM13m、14m、15am〜15nmの利用を可能としている。
したがって、省電力モードから通常モードへの復帰を速やかに行うことができる。
さらに、本実施例のASIC1は、RAM13m、14m、15am〜15nmが、分割RAM領域RS1〜RS6よりも小さい記憶領域であってそれぞれ個別にアクセス可能な複数の小領域記憶手段であるRAM13m、14m、15am〜15nmから構成されており、該RAM13m、14m、15am〜15nmを複数集めて分割RAM領域RS1〜RS6として再構築している。
したがって、意図する記憶容量の分割RAM領域RS1〜RS6を記憶領域の無駄を抑制しつつ効率的に再構築することができる。
なお、省電力モード時にのみしか使用しないRAM領域は、通常動作モード時のRAMと共用とすることで、ASIC1に内蔵するRAMの総量を減らすことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、省電力モードを備えたASIC等の半導体集積回路、記憶制御方法、記憶制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
1 ASIC
11 サブCPU
12 ネットワークコントローラ
13 PCIeモジュール
14 コミニュケーションバッファモジュール(CommBuff)
15a〜15n 画像処理モジュール
11m CPU周辺用RAM
12m ネットワークデータ用RAM
13m PCIe用RAM
14m コミニュケーションバッファ用RAM
15am〜15nm 画像処理用RAM
13d、14d、15ad〜15nd 切り替え部
K1〜K6 切り替え機構部
16 バス
RS1〜RS6 分割RAM領域
RSm 再構築RAM部
特開2000−307779号公報

Claims (13)

  1. 各種機能動作を実行する複数の機能実行手段と、該機能実行手段がデータの一時保管に利用する複数の記憶手段と、を備え、所定の前記機能実行手段を省電力状態に移行させる省電力モードを有する半導体集積回路において、
    前記省電力モード時に、複数の前記記憶手段を、所定の記憶領域長を有する複数の分割記憶領域からなる再構築記憶手段として再構築する記憶領域構築手段と、
    前記再構築記憶手段の前記各分割記憶領域へのアクセスの許可/不許可を制御する分割アクセス制御手段と、
    を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記記憶領域構築手段は、前記分割記憶領域の記憶領域長を適宜設定して、該分割記憶領域からなる前記再構築記憶手段を再構築することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記半導体集積回路は、
    前記再構築記憶手段の利用状況を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて利用する前記再構築記憶手段の利用記憶容量を決定する利用容量決定手段と、
    を備え、
    前記分割アクセス制御手段は、前記利用容量決定手段の決定した利用記憶容量に基づいて前記再構築記憶手段の前記分割記憶領域毎のアクセスの許可/不許可を制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記半導体集積回路は、前記分割アクセス制御手段によってアクセスが不許可とされている前記分割記憶領域を非活性化する非活性化手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路。
  5. 前記非活性化手段は、前記分割記憶領域への電力供給停止、アクセス動作に利用するクロックの停止、リセット動作処理のいずれかまたはその組み合わせを行うことで非活性化することを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 前記半導体集積回路は、前記記憶手段が、所定の記憶領域長の前記分割記憶領域からなる前記再構築記憶手段を再構築するのに適したbit幅に分割されて実装されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の半導体集積回路。
  7. 前記記憶手段は、前記再構築記憶手段の前記分割記憶領域よりも小さい記憶領域であってそれぞれ個別にアクセス可能な複数の小領域記憶手段で構成されており、
    前記記憶領域構築手段は、該小領域記憶手段を複数集めて前記分割記憶領域として再構築することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 前記半導体集積回路は、前記省電力モードからの復帰要因を検出する復帰要因検出手段をさらに備え、
    前記記憶領域構築手段は、前記復帰要因検出手段が前記復帰要因を検出すると、前記再構築記憶手段を元の前記記憶手段に復帰させることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の半導体集積回路。
  9. 前記半導体集積回路は、前記機能実行手段がデータ通信機能を有し、前記省電力モードにおいて、前記再構築記憶手段を用いて前記データ通信を行うことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の半導体集積回路。
  10. 前記再構築記憶手段は、前記データ通信機能の実行に使用される記憶領域が、通常動作モード時に前記データ通信機能の実行に用いられる前記記憶手段の記憶領域よりも大きいことを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 各種機能動作を実行する複数の機能実行手段と、該機能実行手段がデータの一時保管に利用する複数の記憶手段と、を備え、所定の機能実行手段を省電力状態に移行させる省電力モードを有する半導体集積回路における記憶制御方法であって、
    前記省電力モード時に、複数の前記記憶手段を、所定記憶領域長を有する複数の分割記憶領域からなる再構築記憶手段として再構築する記憶領域構築処理ステップと、
    前記再構築記憶手段の前記各分割記憶領域へのアクセスの許可/不許可を制御する分割アクセス制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とする記憶制御方法。
  12. 各種機能動作を実行する複数の機能実行手段と、該機能実行手段がデータの一時保管に利用する複数の記憶手段と、を備え、所定の機能実行手段を省電力状態に移行させる省電力モードを有する半導体集積回路に搭載される記憶制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記省電力モード時に、複数の前記記憶手段を、所定記憶領域長を有する複数の分割記憶領域からなる再構築記憶手段として再構築する記憶領域構築処理と、
    前記再構築記憶手段の前記各分割記憶領域へのアクセスの許可/不許可を制御する分割アクセス制御処理と、
    を行わせることを特徴とする記憶制御プログラム。
  13. 請求項12記載の記憶制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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