JP5374018B2 - サドル型分岐継手、及び、このサドル型分岐継手を用いた配管ユニット - Google Patents

サドル型分岐継手、及び、このサドル型分岐継手を用いた配管ユニット Download PDF

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Description

本発明は、たとえば、中・高層のマンションなどの集合住宅や商業ビル等の多層建築物において、各階に貫通して設けられたパイプシャフトに納められる給水・給湯等の立管として用いられる配管ユニット、及び、この配管ユニットを形成するのに用いるサドル型分岐継手に関する。
中・高層の集合住宅や商業ビル等の多層建築物において、屋内に給水・給湯等の主配管等を立管として配設する場合には、建築物の1層(1階)分または2〜3層分に相当する主管部となる直管を所定長さに調整しつつ、管継手等を介在させて順次手作業で連結し、固定金具を使用して建物躯体に固定する方法が一般的である。
しかし、各階の施工場所に配管材としての直管や管継手等の多数の部材や取付工具を運搬しなければならず、建物が高層化するほど、手間と時間とコストを要する作業となっていた。
そこで、建物の一層分の長さに切断されたフレキシブルな配管材が、分岐継手を介して複数階分の長さに接続して製造された配管ユニットを用いた配管方法が既に提案されている(特許文献1、2参照)。
すなわち、上記配管ユニットを用いた配管方法は、図19に示すように、配管ユニット100をリール200に巻き取ってリール200ごと建築現場に搬入し、配管ユニット100をリール200から巻き戻しつつ、床スラブ300に設けられた貫通スリーブ310を通して上方に吊り上げて配管作業を行うことによって、できるだけ現場での管継手と他の配管材との接続作業を少なくするようにしている。
しかしながら、集合住宅等では、防火区画貫通の関係で貫通スリーブ310の径は著しく制限されるとともに、分岐継手110によって形成される枝管接続部120が配管ユニット100の側面に突出するように存在するため、呼び径20A以上の管径の上記配管ユニット100を用いて上記のようにして多層建築物の立管を配管しようとする場合、枝管接続部120が床スラブ300に設けられた貫通スリーブ310のところを通過する際に貫通スリーブ310の周縁部に引っかかりやすい。
そして、枝管接続部120が貫通スリーブ310に引っかかった状態でさらに配管ユニット100を引き上げるようとすると、分岐継手110の接続がはずれたり、配管ユニット100が破損する等により労働災害の発生が懸念される。また、枝短管または枝受け口付の配管ユニットにおいては、ほとんど施工できない。
そこで、各階の貫通スリーブ部分に人員を配置して、分岐部等の突出部が貫通スリーブに引っかかることがないようにガイドするようにすれば、上記問題を解決することはできるのであるが、人件費の点で問題となる。
特許第3225017号公報 特開2004-52898号公報
本発明は、上記事情に鑑みて、管径を太くしても貫通スリーブの周縁部に引っかかりにくく、少人数で安全に配管作業を行なえる配管ユニット、及び、この配管ユニットを得ることができるサドル型分岐継手を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のサドル型分岐継手(以下、「請求項1の分岐継手」と記す)は、サドル部と、金属製の雌ねじ筒がインサートされるとともに、分岐管が接続される分岐部とを備え、前記サドル部が長尺の可撓性樹脂管に融着によって固定され、複数の分岐部を有する配管ユニットを形成するサドル型分岐継手において、前記雌ねじ筒は、の一端部がサドル部の可撓性樹脂管への接合面から可撓性樹脂管の内側に突出するとともに、他端面が分岐部の先端面と面一になるようにインサートされていることを特徴としている。

本発明の請求項2に記載のサドル型分岐継手(以下、「請求項2の分岐継手」と記す)は、請求項1の分岐継手において、分岐部と、この分岐部の先端縁からサドル部の湾曲中心軸方向のサドル部端縁に向かって下り勾配のテーパ部を有する突部を、サドル部の外壁面に備えていることを特徴としている。
本発明の請求項3に記載のサドル型分岐継手(以下、「請求項3の分岐継手」と記す)は、請求項1または請求項2の分岐継手において、サドル部に埋設された電熱線と、この電熱線に給電するターミナルピンとを備え、前記ターミナルピンがサドル部に着脱自在に設けられていることを特徴としている。
本発明の請求項4に記載の配管ユニット(以下、「請求項4の配管ユニット」と記す)は、長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、前記サドル型分岐継手が、請求項1のサドル型分岐継手であることを特徴としている。
本発明の請求項5に記載の配管ユニット(以下、「請求項5の配管ユニット」と記す)は、長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、前記サドル型分岐継手が、請求項2に記載のサドル型分岐継手であり、各サドル型分岐継手がテーパ部の下り勾配の最下流側を可撓性樹脂管の管軸方向の一方の方向に向けて固着されていることを特徴としている。
本発明の請求項6に記載の配管ユニット(以下、「請求項6の配管ユニット」と記す)は、長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、前記サドル型分岐継手が、可撓性樹脂管へ融着後、ターミナルピンが取り除かれた請求項3に記載のサドル型分岐継手であることを特徴としている。
本発明の請求項7に記載の配管ユニット(以下、「請求項7の配管ユニット」と記す)は、請求項4〜6のいずれかの配管ユニットにおいて、長尺の可撓性樹脂管が、コイル状に巻回されていて、コイルの各ループ部分が前後いずれかのループ部分と少なくとも1箇所で結束用針金によって結束されていることを特徴としている。
配管ユニットの全長は、配管作業する立管の全長でも構わないが、上層階に配管ユニットを持って上がり、上層階から下層階に下ろす配管作業を一人作業で行なう場合、作業性を考慮すると、主管部の径が50mm程度のとき、5、6階分(15m〜20m)程度の長さにすることが好ましい。
本発明にかかる配管ユニットは、以上のように構成されており、管径を太くしても貫通スリーブの周縁部に引っかかりにくく、少人数で安全に配管作業を行なえる。
また、本発明にかかるサドル型分岐継手は、可撓性樹脂管に一部に固着するだけで、本発明の配管ユニットを容易に得ることができる。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1および図2は、本発明にかかる配管ユニットの第1の実施の形態をあらわしている。
図1および図2に示すように、この配管ユニット1aは、立管として施工される多層建築物の上下高さ分の長さを有し、管径が50mmである一本の可撓性樹脂管11と、複数のサドル型分岐継手12とから形成され、コイル径が1.8m未満のコイル状に巻回されている。
そして、コイルの各ループ13部分は、連続する前後のループ13と、それぞれ結束具としての被覆付針金14によって結束されている。
また、被覆付針金14による結束部は、1m〜4m間隔で設けられている。
可撓性樹脂管11の一端には、環状体15aを先端に備えるガイドキャップ15が取り付けられている。
サドル型分岐継手12は、可撓性樹脂管11の立管として施工される多層建築物の各階の枝管接続部にあたる部分に、図3に示すように、分岐部12aに金属筒としての金属製雌ねじ筒12bがインサートされていて、この金属製雌ねじ筒12bの一端部がサドル部12cの湾曲の半径方向内側に向かって突出し、この突出部が可撓性樹脂管11に穿設された孔11a内に入り込んだ状態で融着によって可撓性樹脂管11に固定されている。
また、金属製雌ねじ筒12bは、図3に示すように、他端面が分岐部12aの先端面と面一になっている。
この配管ユニット1aは、以上のようになっており、図2に示すように、一部の被覆付針金14を取り除いても、可撓性樹脂管11の結束が解除された部分のみが弾性復元力によって真っ直ぐになるだけで、他の部分はコイル状に巻回された状態が保持される。
そして、この配管ユニット1aは、たとえば、以下のようにして配管施工することができる。
すなわち、図4に示すように、一人の作業者Aが、まず、配管しようとする最上層階(この実施の形態では5階)から床スラブSに穿設された貫通スリーブS1を介してワイヤロープ等の先導用の線状材2を最下層階(この実施の形態では1階)まで垂らす。
つぎに、図5に示すように、最上層階側の作業者Aが、線状材2の上端を配管ユニット1aのガイドキャップ15の環状部15aに固定したのち、一部の被覆付針金14を取り除いて、配管ユニット1aを、コイルを巻き戻す方向に回転させつつ結束が解除され直線状になった部分を最上層階の床スラブSに穿設された貫通スリーブS1を介して最下層階に向かって送り込む。一方、最下層階側では、作業者Bが最下層階まで垂らされた線状材2の一部を持ち、貫通スリーブS1に入り込んだ配管ユニット1aの一部が真っ直ぐに最下層階に向かって送られるように軽く引っ張る。
そして、配管ユニット1aの結束が解かれた部分がある程度貫通スリーブS1に挿入されると、つぎの結束部の被覆付針金14を取り除き、同様の作業をつぎつぎに行い、図6に示すように、配管ユニット1aを最上層階から最下層階まで通したのち、各階で支持金具5を使用して建物躯体Wに配管ユニット1aの一部を固定して立管を形成する。その後図示していないが、分岐継手12に各階の給水あるいは給湯設備に接続される枝管を接続する。
この配管ユニット1aは、以上のように、サドル型分岐継手12が、分岐部12aに金属製雌ねじ筒12bがインサートされていて、この金属製雌ねじ筒12bの一端部がサドル部12cの湾曲の半径方向内側に向かって突出し、この突出部が可撓性樹脂管11に穿設された孔11a内に入り込んだ状態で固着されているので、分岐部12aの突出度合いが小さくて済む。したがって、貫通スリーブS1の周縁部に分岐部12aが引っかかることを極力防止でき、配管ユニット1aの配管作業をより安全に作業を行なえる。
図7は、本発明にかかる配管ユニットの第2の実施の形態をあらわしている。
図7に示すように、この配管ユニット1bは、サドル型分岐継手12が、サドル部12cの湾曲の半径方向内側に向かって突出する金属製雌ねじ筒12bの一端部の周囲を囲繞するように樹脂被覆部12eを備えている以外は、上記の配管ユニット1aと同様になっている。
図8は、配管ユニットの参考例をあらわし、図9はこの配管ユニットに用いるサドル型分岐継手をあらわしている。
図8および図9に示すように、この配管ユニット1cは、サドル型分岐継手12のサドル部12cの湾曲の半径方向外側に突出部がほとんどないようにした以外は、上記配管ユニット1bと同様になっている。
図10は、本発明にかかる配管ユニットの第3の実施の形態をあらわし、図11はこの配管ユニットに用いるサドル型分岐継手をあらわしている。
図10に示すように、この配管ユニット1dは、サドル型分岐継手12に代えて、図11に示すサドル型分岐継手7aが用いられ、後述するテーパ部70dの勾配の最下流側を可撓性樹脂管11の管軸の一方向を向けて固定されている以外は、上記配管ユニット1aと同様になっている。
すなわち、サドル型分岐継手7aは、図11に示すように、サドル部70aと、サドル部70aの両側に張り出す鍔状部70bと、分岐部70cと、テーパ部70dを有する突部70eとを備えている。
サドル部70aと、分岐部70cとは、上記配管ユニット1bのサドル型分岐継手12と同じ形状をしている。
鍔状部70bは、サドル部70aの湾曲に軸方向の一方の方向のコーナー部が切りかかれている。
テーパ部70dは、分岐部70c側から鍔状部70bのコーナー部が切りかかれた側のサドル部70a端縁に向かって下り勾配となっている。なお、テーパ部70dの最上流の高さは、分岐部70cの高さと同じか少し高くなっている。
すなわち、この配管ユニット1dは、テーパ部70dの下り勾配の下流側が推進方向となるように、配管ユニット1aと同様にして配管ユニット1dの配管作業を行なえば、分岐継手7aの先端が貫通スリーブS1の周縁部に当たっても、テーパ部70dによってうまくガイドされて、貫通スリーブS1に引っかかることがない。
したがって、配管作業を安全かつスムーズに行なうことができる。
図12は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第2の例をあらわしている。
図12に示すように、このサドル型分岐継手7bは、テーパ部70dが3条のリブ状の突部70fによって形成されている以外は、上記サドル型分岐継手7aと同様になっている。
図13は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第3の例をあらわしている。
図13に示すように、このサドル型分岐継手7cは、突部70gが分岐部70cと一体成形されているとともに、分岐部70cを挟んでサドル部70aの軸方向の両側にテーパ部70dが形成されている以外は、上記サドル型分岐継手7aと同様になっている。
図14は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第4の例をあらわしている。
図14に示すように、このサドル型分岐継手7dは、リブ状の突部70hが分岐部70cと一体成形されているとともに、分岐部70cを挟んでサドル部70aの軸方向の両側に伸びるように設けられているとともに、テーパ部70dも分岐部70cを挟んでサドル部70aの軸方向の両側形成されている以外は、上記サドル型分岐継手7bと同様になっている。
図15は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第5の例をあらわしている。
図15に示すように、このサドル型分岐継手7eは、電気融着継手であって、上記サドル型分岐継手7cと同様の突部70gを備え、図15(a)に示すように、ターミナルピン8aがサドル部70aに設けられたネジ孔81を介して着脱自在になっている以外は、サドル型分岐継手7cと同様になっている。
このサドル型分岐継手7eは、上記のように、ターミナルピン8aが着脱自在になっているので、電気融着によりこのサドル型分岐継手7eを可撓性樹脂管11に固定したのち、ターミナルピン8aを取り除くようにすれば、配管作業時にターミナルピン8aが貫通スリーブS1の周縁部に引っかかるということがない。
図16は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第6の例をあらわしている。
図16に示すように、このサドル型分岐継手7fは、電気融着継手であって、上記サドル型分岐継手7cと同様の突部70gを備え、ターミナルピン8bが鍔状部の切欠が設けられていない側のサドル部70aの上面から延出するように設けられているとともに、その基端部82がテーパになっている以外は、サドル型分岐継手7cと同様になっている。
図17は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第7の例をあらわしている。
図17に示すように、このサドル型分岐継手7gは、電気融着継手であって、上記サドル型分岐継手7cと同様の突部70gを備え、ターミナルピン8cが、鍔状部の切欠が設けられていない側のサドル部70a端部から延出するように設けられている以外は、サドル型分岐継手7fと同様になっている。
図18は、配管ユニット1dに用いることができるサドル型分岐継手の第8の例をあらわしている。
図18に示すように、このサドル型分岐継手7hは、ターミナルピン8dが、鍔状部の切欠が設けられていない側のサドル部70a上面から45°の角度で延出している以外は、サドル型分岐継手7fと同様になっている。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記の実施の形態では、最上層階から最下層階に向かって垂らすことによって配管していたが、最下層階から最上層階に向かって引き上げて配管するようにしても構わない。また、多層建築物は、下層階から順に上層階へと1層ずつ積み上がるように施工されるが、最下層階にこの配管ユニットをおいて床が一層積み上がるごとに配管ユニットの先端を引き上げるようにしても構わない。このような場合においても、最下層階に置かれた配管ユニットのコイル状巻回部分は、径が小さくかさばらないので、他の工事作業の邪魔になることがない。
上記の実施の形態では、金属筒が雌ねじ筒であったが、金属インサートメス受け口としても構わない。
本発明にかかる配管ユニットの第1の実施の形態をあらわす斜視図である。 図1の配管ユニットの一部の結束部の結束を解除した状態をあらわす斜視図である。 図1の配管ユニットの分岐継手部分の断面図である。 図1の配管ユニットを用いた立管配管工事の1例を説明する説明図である。 図3の後工程を説明する説明図である。 図4の後工程を説明する説明図である。 本発明にかかる配管ユニットの第2の実施の形態をあらわす断面図である。 配管ユニットの参考例をあらわす断面図である。 図8の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の斜視図である。 本発明にかかる配管ユニットの第3の実施の形態をあらわす斜視図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の1例をあらわし、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその平面図、同図(d)はその側面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第2の例をあらわし、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその平面図、同図(d)はその側面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第3の例をあらわし、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその平面図、同図(d)はその平面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第4の例をあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第5の例をあらわし、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその平面図、同図(d)はその平面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第6の例をあらわし、同図(a)はその斜視図、同図(b)はその正面図、同図(c)はその平面図、同図(d)はその平面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第7の例をあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。 図10の配管ユニットに用いられるサドル型分岐継手の第8の例をあらわし、同図(a)はその平面図、同図(b)はその側面図である。 従来の配管ユニットの立管配管工事の1例を説明する説明図である。
1a〜1d 配管ユニット
11 可撓性樹脂管
12,7a〜7h サドル型分岐継手
12a,70c 分岐部
12b 金属製雌ねじ筒(金属筒)
12c,70a サドル部
70d テーパ部
70g 突部
8a〜8d ターミナルピン

Claims (7)

  1. サドル部と、金属製の雌ねじ筒がインサートされるとともに、分岐管が接続される分岐部とを備え、前記サドル部が長尺の可撓性樹脂管に融着によって固定され、複数の分岐部を有する配管ユニットを形成するサドル型分岐継手において、
    前記雌ねじ筒は、の一端部がサドル部の可撓性樹脂管への接合面から可撓性樹脂管の内側に突出するとともに、他端面が分岐部の先端面と面一になるようにインサートされていることを特徴とするサドル型分岐継手。
  2. 分岐部と、この分岐部の先端縁からサドル部の湾曲中心軸方向のサドル部端縁に向かって下り勾配のテーパ部を有する突部を、サドル部の外壁面に備えている請求項1に記載のサドル型分岐継手。
  3. サドル部に埋設された電熱線と、この電熱線に給電するターミナルピンとを備え、前記ターミナルピンがサドル部に着脱自在に設けられている請求項1または請求項2に記載のサドル型分岐継手。
  4. 長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、
    前記サドル型分岐継手が、請求項1に記載のサドル型分岐継手であることを特徴とする配管ユニット。
  5. 長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、
    前記サドル型分岐継手が、請求項2に記載のサドル型分岐継手であり、各サドル型分岐継手がテーパ部の下り勾配の最下流側を可撓性樹脂管の管軸方向の一方の方向に向けて固着されていることを特徴とする配管ユニット。
  6. 長尺の可撓性樹脂管と、この可撓性樹脂管に多層建築物の1階高さ分のピッチで固着された複数のサドル型分岐継手とから形成された配管ユニットであって、
    前記サドル型分岐継手が、可撓性樹脂管へ融着後、ターミナルピンが取り除かれた請求項3に記載のサドル型分岐継手であることを特徴とする配管ユニット。
  7. 長尺の可撓性樹脂管が、コイル状に巻回されていて、コイルの各ループ部分が前後いずれかのループ部分と少なくとも1箇所で結束用針金によって結束されている請求項4〜6のいずれかに記載の配管ユニット。
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