JP5373774B2 - ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法 - Google Patents

ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5373774B2
JP5373774B2 JP2010508963A JP2010508963A JP5373774B2 JP 5373774 B2 JP5373774 B2 JP 5373774B2 JP 2010508963 A JP2010508963 A JP 2010508963A JP 2010508963 A JP2010508963 A JP 2010508963A JP 5373774 B2 JP5373774 B2 JP 5373774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair treatment
hair
treatment composition
predetermined amount
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010508963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010527992A (ja
Inventor
ウェイン ジュニア グレン,ロバート
ジェイムズ スミス,ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2010527992A publication Critical patent/JP2010527992A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5373774B2 publication Critical patent/JP5373774B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D19/00Devices for washing the hair or the scalp; Similar devices for colouring the hair
    • A45D19/012Devices for colouring or bleaching separated strands of hair, e.g. highlighting

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、毛髪ストランドに、好ましくは毛髪ストランドの束に、ヘアトリートメント塗布装置内部の毛髪トリートメント組成物の少なくとも2つの所定量を正確に散乱せずに狙いを定めて供給することを可能にするヘアトリートメントキット毛髪を処理する方法に関する。
ヘアトリートメント塗布装置は、毛髪化粧品の当該技術分野において既知であり、毛髪へのヘアトリートメント組成物の塗布を容易にすることがある。所望のトリートメントに応じて、この装置は、化粧品組成物の塗布を実行するために、立案され、設計される。毛髪ヘアハイライトの例は、キャップ・アンド・フックシステムであり、これはハイライト組成物を受容するために単一の毛束の選択及び分離を可能にする。別の例は、恒久的にウェーブさせるために、毛髪の束を選択するためのカーラーである。一度これらの装置が、頭部の上に位置決めされると、それらは、選択された毛髪ストランドにへアトリートメント組成物を塗布するためのいずれか特別な技術をユーザーが有することを要求しない。
しかしながら最近では、他の種類のヘアトリートメント塗布装置の小売市場が急増している。これらの装置は一般的に、1つ以上の領域又は空洞などを有し、この中にヘアトリートメント組成物が収容される。この装置へのヘアトリートメント組成物の充填は、ヘアトリートメント組成物が既に準備されたボウル内に装置を単に浸漬するか、又は分配手段を利用することによって達成され得る。一度装置が使用されるために準備されると、装置は処理される毛髪と接触させられ毛髪に組成物を供給する。
組成物がどのように充填されるかに関わらず、清潔かつ整然とした方法で所望のトリートメントを実行するために、どの程度の量のヘアトリートメント組成物が充填されるべきかを考慮に入れなければならない。これらの種類の装置は通常、ユーザーの手に把持されるため、人間工学的に許容可能な大きさを有するように設計される。これらの大きさを考慮すると、最初の塗布の後でこれらの装置は、これらの制限された最大容量のために再充填される必要がある場合があり、したがって1回のヘアトリートメントの体験において、複数回の再充填工程を経ることがある。
特にハイライト及び酸化染色を実行するものなど、毛髪化粧品のための毛髪処理組成物はこれらが毛髪上で塗布される場所に、脱色及び/又は酸化染色を実行するために十分な時間留まる必要があるため非常に粘稠である。これらの粘稠性のために、ヘアトリートメント組成物は、装置の表面上に粘着し留まることができる。したがって、装置内に供給されるものの一部のみが毛髪に実際に塗布される。したがって、空で清潔な装置の最初の充填の後、ユーザーは装置を再び充填し直す必要性に直面する。
一方で、ユーザーが装置を過剰に充填すると、毛髪へのヘアトリートメント組成物の第2の塗布の間に、ヘアトリートメント組成物が装置から滲出又は漏出することがあり、乱雑さが生じる。漏出及び滲出が望ましくないのは、清潔さの目的のためだけではない。期待される最終結果を達成するために、組成物は所望の場所に正確に塗布される必要がある。装置の縁部における少量の組成物であっても、これが毛髪ストランドから、場合によっては毛髪ストランドの束に、選択されていない毛髪に、特に根元ラインで容易に移動することがあるので、やはり予想外の結果をもたらすことがある。その結果、予期せぬ望まれない全体的な最終的外観が生じることがある。また、毒性及び安全性の理由から、思いがけずヘアトリートメント組成物が根元ラインに供給される場合、それがまた頭皮に移動して不必要な刺激を引き起こすおそれがあることも考慮すべきである。
他方で、ユーザーが装置を少なく充填した場合、装置の内部に存在するヘアトリートメント組成物は、単一の毛髪の束上に完全で均一な塗布を実行するために不十分であることがある。結果として、ユーザーが非常に短い毛髪を有さない限り、単一の根元から毛先までの塗布を達成するために、ユーザーは中断し、再充填し、そして長さの途中で再塗布することによって再び塗布を開始しなければならない。
したがって、ユーザーが清潔かつ散乱しない方法で、単一の美容トリートメントでのヘアトリートメント組成物の複数の塗布を実行することを可能にするための、ヘアトリートメント組成物の、ヘアトリートメント塗布装置への制御された供給を提供するための方法が、依然として解決されるために残っている。
当該技術分野は、例えば、特許文献1に記載されるような、より一層精密な装置又は特許文献2及びなどの、大きな製品貯蔵領域と組み合わせて機械的/電気的な力を導入する装置のいずれかによって、この問題に対処するための異なる手法を教示している。このような手法は、製造における複雑性及び費用をもたらす。
欧州特許第1264559号明細書 特願2002−034636号公報 独国特許第4041742号明細書
驚くべきことに、本明細書において後に定義されるキット及び処理方法が、ヘアトリートメント組成物のヘアトリートメント塗布装置への供給を顕著に改善することができ、複数の再充填工程の後であっても、ヘアトリートメント組成物の塗布の間の乱雑さを低減し得ることが、今や見出された。
本発明により、ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法が提供され、この方法は、
1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と、1つ以上のヘアトリートメント塗布装置と、少なくとも1つの分配手段とを含むキットで毛髪を処理する方法であって、
i.分配手段により、1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物の少なくとも2つの所定量を、ヘアトリートメント塗布装置に供給する工程と、
ii.ヘアトリートメント塗布装置で、ヘアトリートメント組成物の前記少なくとも2つの所定量のそれぞれの少なくとも一部を毛髪に塗布する工程と
を含み、
少なくとも2つの所定量は第1所定量及び第2所定量を含み、第2所定量でヘアトリートメント組成物を供給する前に第1所定量でヘアトリートメント組成物をヘアトリートメント塗布装置に供給し、第1所定量はヘアトリートメント塗布装置の利用可能な平均充填容量の100%であり、ヘアトリートメント組成物の第1所定量と第2所定量との比は4:1〜25:1である
本発明のキットによるヘアトリートメント塗布装置の下部プレート(10)の正面図。この下部プレート(10)は、内部表面(101)上に第1の不織布のリング(50)を有する。接続部(30)の部分を図示。 本発明のキットによるヘアトリートメント塗布装置の上部プレート(20)の正面図。この上部プレート(20)は、第2リング(51)を有する内部表面(201)及びその上に取り付けられた不織布のディスク(52)を有する。2つのストッパー(40;41)が、上部プレート(20)の内部表面から上方に延びている。接続部(30)の部分を図示。 図1A及び1Bに図示される下部プレート(10)、接続部(30)及び上部プレート(20)を備えるヘアトリートメント塗布装置の斜視図。 その利用可能な平均充填容量より少ない、同等又はより多く充填された、ヘアトリートメント塗布装置の毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑さ。 利用可能な平均充填容量と実質的に同一であるヘアトリートメント組成物の量を有する、ヘアトリートメント塗布装置の、その後の充填の効果。 同じヘアトリートメント塗布装置が、ヘアトリートメント組成物の第1所定量で、次に毛髪へこの第1所定量の少なくとも一部分のヘアトリートメント組成物の塗布のために、ヘアトリートメント組成物の第2所定量で充填される場合に達成される、毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑さ。このヘアトリートメント組成物の第1の量と第2の量との比は本発明で請求される範囲内。 同じヘアトリートメント塗布装置が、ヘアトリートメント組成物の第1所定量で、次に毛髪へこの第1所定量の少なくとも一部分のヘアトリートメント組成物の塗布のために、ヘアトリートメント組成物の第2所定量で充填される場合に達成される、毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑さ。このヘアトリートメント組成物の第1の量と第2の量との比は本発明で請求される範囲内。 同じヘアトリートメント塗布装置が、ヘアトリートメント組成物の第1所定量で、次に毛髪へこの第1所定量の少なくとも一部分のヘアトリートメント組成物の塗布のために、ヘアトリートメント組成物の第2所定量で充填される場合に達成される、毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑さ。このヘアトリートメント組成物の第1の量と第2の量との比は本発明で請求される範囲内。 同じヘアトリートメント塗布装置が、ヘアトリートメント組成物の第1所定量で、次に毛髪へこの第1所定量の少なくとも一部分のヘアトリートメント組成物の塗布のために、ヘアトリートメント組成物の第2所定量で充填される場合に達成される、毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑さ。このヘアトリートメント組成物の第1の量と第2の量との比は本発明で請求される範囲内。
本発明は、本明細書において記載される特徴の組み合わせ及びキット内で共に組み合わされた場合に、上述の技術的問題の解決にどのように貢献するかということによって特徴付けられる。
本発明の目的のために、用語「毛髪ストランド」とは、単一のケラチン性繊維を意味し、用語「毛髪ストランドの束」は、本明細書に示される意味による複数の毛髪ストランドを意味する。
本発明の目的では、毛髪という用語は、生きている毛髪、すなわち生物上の毛髪と、生きていない毛髪、すなわちかつら、ヘアピース又は生きていないケラチン繊維の他の集合体の両方を指す。哺乳類、好ましくはヒトの毛髪が意図される。
本明細書で使用するとき用語の、塗布する、収容する、配分する、コーティングする、充填する、吸収する、吸収及び接着する、は全て同義語であり、ヘアトリートメント組成物を、本発明によるヘアトリートメント塗布装置の中に供給することを指す。
本発明の範囲内において、用語「実質的に同一である」は、供給されるヘアトリートメント組成物の量が、実質的に同一であるが、あらゆる分配手段に関し、量と量とに約−5%〜約+5%の変動が許容可能とみなされることを意味する。
本明細書は、本発明を詳しく指摘し明確に請求する特許請求の範囲でまとめられるが、本発明は、以下の説明から更に良く理解されるものと考えられる。
本発明によるキットは、ヘアトリートメント組成物の少なくとも2つの所定量を、ヘアトリートメント塗布装置に供給するための少なくとも1つの分配手段を含む。本発明による分配手段は、このヘアトリートメント塗布装置に、ヘアトリートメント組成物の少なくとも3つ、好ましくは少なくとも4つ、より好ましくは少なくとも5つ、更により好ましくは少なくとも10の所定量を更に供給し得る。
ヘアトリートメント組成物の前述のヘアトリートメント組成物の所定量のそれぞれは、ヘアトリートメント組成物の0.1〜15.0グラム、好ましくは0.2〜12.0グラム、より好ましくは0.5〜10グラムのヘアトリートメント組成物の量を含む。
ヘアトリートメント組成物の前述の少なくとも2つの所定量は、ヘアトリートメント組成物の第1所定量及び第2所定量を含み、これらは少なくとも1つ以上のヘアトリートメント塗布装置に供給される。ヘアトリートメント組成物の第1所定量は、ヘアトリートメント組成物の第2所定量を供給する前に、ヘアトリートメント塗布装置に供給される。
このキットが、1つよりも多いヘアトリートメント塗布装置、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、更により好ましくは少なくとも10、なお更により好ましくは少なくとも20のヘアトリートメント塗布装置を含む場合、ヘアトリートメント組成物の第1所定量と第2所定量との比は約1:1である。好ましくは、このヘアトリートメント塗布装置は、実質的に同一である。このヘアトリートメント塗布装置のそれぞれは、ヘアトリートメント組成物の1つの所定量を受容する。
キット内部に含まれる分配手段は、ヘアトリートメント組成物の少なくとも2つ、実質的に同一である所定量を供給してもよく、加えて、この分配手段は、ヘアトリートメント組成物の少なくとも3つ、好ましくは4つ、より好ましくは少なくとも5つ、更により好ましくは少なくとも10の所定量を供給し、これらはヘアトリートメント組成物の第1所定量と実質的に同一である。
一実施形態では、このキットは好ましくは、ヘアトリートメント組成物の第1所定量と第2所定量との比が4:1〜25:1を含む。より好ましくは、このキットは、ヘアトリートメント組成物の第1所定量及び第2所定量の両方、並びにヘアトリートメント組成物の任意の続く量を受容する1つのヘアトリートメント塗布装置を含む。キットの内部に含まれる分配手段は、ヘアトリートメント組成物の第2所定量と実質的に同一であるヘアトリートメント組成物の少なくとも第3の量を、ヘアトリートメント組成物の好ましくは少なくとも第4所定量を、より好ましくは少なくとも第5所定量を、更により好ましくは少なくとも第10所定量を分配し得る。
ヘアトリートメント組成物の所定量の量における違いは、取扱説明書及び単一の所定量ディスペンサーの使用によって得ることができることがまた理解される。このような実施形態では、消費者は、図又は文書によって、最初の充填で一定の回数、そして次の充填で別の回数ディスペンサーを使用するように指示され得る。例えば、最初の充填でディスペンサーを4回使用し、次の充填では1回だけ使用して、約4:1のヘアトリートメント組成物の第1所定量と第2所定量との比を生成する。
1.ヘアトリートメント塗布装置
ヘアトリートメント組成物を毛髪に塗布するためのヘアトリートメント塗布装置の小売市場が急増している。本発明の範囲内において、ヘアトリートメント塗布装置は、ヘアトリートメント組成物が供給され得る下部と、ヘアトリートメント塗布装置が毛髪を処理するために使用されるときに、下部と並置関係になり得る上部とを含む、任意の装置を含む。したがって、櫛、ブラシ及びいわゆる棒(wand)様ツールは、この定義から除かれる。本発明のキットによるヘアトリートメント塗布装置の例としては、おおよそ半分に折り畳んで下部及び上部をつくることができる紙、カード又はホイルの一体成形を挙げることができるが、これらに限定されない。ヘアトリートメント塗布装置は、紙、カード又はホイルから成形されるか、又は周辺部に接着した異なる材料から作製されるかのいずれかである、ヘアトリートメント塗布装置の内部にヘアトリートメント組成物を収容することを助けるための追加の縁部を有する。本発明によるキット内部に含まれ得るヘアトリートメント塗布装置の他の実施例は、2つのヒンジプレートを含み、このプレートの1つは、平坦、凹状、凸状又は不規則な形状のいずれかである第2プレートと組み合わされる、凹状のプレートを含む。ヘアトリートメント組成物を収容するために、追加の材料及び/又は手段が、装置に導入されてもよい。これらの材料及び/又は手段としては、好ましくは一方又は両方のプレートの端部におけるガスケット材料、1つ以上の液体組成物を含むための袋、繊維性及び/又は多孔質材料、毛及び歯が挙げられるがこれらに限定されない。英国特許第2242357号、米国特許第7,025,069号、同第3,030,968号、同第6,062,231号及び米国特許出願公開第2004/0182408号に記載されるヘアトリートメント塗布装置が、本発明によるキット内部で使用され得る。
特に、本発明によるキットは、下部、好ましくはヘアトリートメント組成物が供給され得る下部プレートと、上部、好ましくはこの下部と並置関係になることができる上部プレートとを含む、少なくとも1つのヘアトリートメント塗布装置を含む。この下部プレート及び上部プレートのそれぞれは、内部表面及び外部表面を含み、この下部プレートと上部プレートとは、上部プレートが下部プレートと並置関係になったときに内部表面が対向関係にあるようにヒンジ連結される。より好ましくは、この下部プレートは、ヘアトリートメント組成物を収容するための空洞を含む。
好ましくは、この下部及び上部プレートは、人間工学的な大きさである。プレートの形状は変更してもよい。矩形、正方形、円形、楕円形又は長円形は、製造し易いため有用である場合があるが、他の形状、特に消費者によって容易に認識される形状を使用してもよい。それぞれのプレートは、独立して平らであっても、湾曲していてもよい。それぞれのプレート又はその少なくとも一部分は、1つ以上の空洞、好ましくは1つ以上の凹状空洞又は1つ以上のV字形溝、U字形溝又はそれらの組み合わせを含んでもよい。この空洞又は溝は、いずれか又は両方のプレートの内部表面又は外部表面の上に、独立して位置してもよい。それぞれのプレートは、同一の又は異なる大きさ及び形状であってもよい。それぞれのプレートは、毛髪処理組成物を支持することのできる、任意の既知の材料又は材料の組み合わせから独立して製造されてもよい。
この下部プレート及び上部プレートは、上部プレート及び下部プレートを接続部の周囲で旋回させることによって、並置関係にさせてもよい。接続部は、上部プレート及び下部プレートが実質的に同一平面上の並置関係になることを可能にし、その結果、上部プレートの内部表面と下部プレートの内部表面との最小距離は、約0.1cm〜約1.0cmとなる。
好ましくは、この接続部は、ヒンジであり、更により好ましくは、このヒンジは跳ね戻り特性を有する。
2.ヘアトリートメント塗布装置の利用可能な平均充填容量を測定する方法
以下の方法は、上記のヘアトリートメント塗布装置に供給され得る、ヘアトリートメント組成物の量を測定するために使用され得る。
ヘアトリートメント塗布装置の重量が、記録され、ヘアトリートメント組成物が供給される、ヘアトリートメント塗布装置の下部が、インストロン(Instron)5564の固定された円形圧縮プレート(70mm半径)上で中央に固定される。1cm×1cm×5cm(幅×深さ×長さ)のアクリレートのカラムの正方形の表面を、3M(商標)の両面テープで、可動の円形のインストロン(Instron)圧縮プレート(70mm半径)に取り付ける。カラムの位置決めは、その長さがヘアトリートメント塗布装置の指定された上部に向って下方に延びるようなものであり、これは圧縮の際に、ヘアトリートメント塗布装置が、塗布中に使用される状態になることを可能にする。100Nのロードセルで設定されたインストロン(Instron)5564を、圧縮延伸モードで稼動させる。10mm/分の速度で0.001Nの予備荷重を達成する際に、抵抗力及び延伸メーターはゼロに合わせられ、可動圧縮プレートは、30Nの抵抗力が達成されるまで10mm/分の速度で更に下げられ、ここで圧縮延伸は30秒間維持されて、次いで記録された。これはヘアトリートメント塗布装置が、使用中に有するプレート分離を決定する。可動なインストロン(Instron)5564圧縮プレートは次に、アクリレートカラムが装置と接触しなくなるように上げられる。
装置は、インストロン(Instron)5564から取り外され、以下の表1によって調製されるカーボポール(Carbopol)(商標)956(ノベオン(Noveon)から入手可能)溶液で充填される。充填されるカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の量は、装置に充填され得る量を超えるべきであり、超過は視覚的に判断される。カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の粘度は、S52円錐取り付け具を有するブルックフィールド(Brookfield)DV−II+粘度計の上で決定される。カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の0.5mLのサンプルが、測定の前に、およそ26.7℃かつ1rpmで、1分間平衡化され、読取り値は、1rpmで取られた。カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の密度は、アントンパール密度計(Anton Paar Density Metter)(DMA 35N)上で決定された。
Figure 0005373774
カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液で充填された装置は、秤量され、上記の固定されたイストロン(Instron)圧縮プレートに再び取り付けられた。100Nのロードセルで設定されたインストロン(Instron)5564を、圧縮延伸モードで再び稼動させた。10mm/分の速度で0.01Nの予備荷重を達成した際に、抵抗力及び延伸メーターは、ゼロに合わせられ、可動圧縮プレートは、上記で決定及び記録され、使用中の装置のプレート分離と等しい延伸が達成されるまで10mm/分の速度で更に下げられた。毛髪を処理する状態にある装置の内部に収容されない任意の余剰のカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が排出される。この圧縮延伸は、60秒間維持され、この間に装置の外面を覆っている排出されたカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液は、2枚のプライの実験用ペータータオルで拭くことによって、注意深く取り除かれた。可動なインストロン(Instron)5564圧縮プレートはその後、アクリレートカラムが装置ともはや接触しないように上げられた。装置及び装置内の残留カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が、秤量され、利用可能な平均充填容量内で収容されたカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の総グラム数は、カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の密度が約1であれば、以下の等式(A)によって算出された。
収容されたカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液=重量(装置+溶液)−重量(装置)(A)
実験は3回繰り返され、利用可能な平均充填容量がグラムで、小数第1位まで表された。
3.実験データ
図1A、1B及び1Cによるヘアトリートメント塗布装置が用意された。ヘアトリートメント塗布装置は、接続部(30)を通じて上部(20)プレートまで間接構造を呈する、下部(10)プレートを含む。このプレート(10;20)のそれぞれは、内部表面(101;201)を含む。2つのストッパー(40)が、この上部プレート(20)の内部表面上に提供される。プレート(10;20)は、接続部(30)及び2つのストッパー(40)と共に、ポリプロピレンから射出成形される。リベルテックス・サーモコンタクト(Libeltex Thermo-contact)01−766DI−8不織布が、2つのリング(50,51)に切断され、3M(商標)465両面テープでプレート(10;20)の内部表面(101;201)上に固定された。更に、同じ不織布のディスク(52)は、この上部プレート(20)の内部表面(201)上のリングに内側で取り付けられた。上記の利用可能な充填容量の測定方法を利用し、このヘアトリートメント塗布装置の充填容量は、約7.80g(約100%、利用可能な平均充填容量)と測定され、下部プレート(10)が下部プレート、上部プレート(20)が上部であった。
本発明内に記載されるヘアトリートメント塗布装置に関し、ユーザーは、第1に塗布、第2に均一な塗布、第3に乱雑でない均一な塗布を達成すること及び更に他の毛髪ストランドにも必要なだけ何度でも繰り返して塗布できること、という主な課題に直面する。これらの条件全てが満たされた場合、塗布は、満足できるものであり、清潔である。典型的に、ヘアトリートメント塗布装置の使用方法について、取扱説明書の形態で指示が与えられる。それでもやはり、ユーザーが、文章及び図中に記載されることを達成することは非常に困難である。一貫して満足のできる毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑でない状態を提供するために、ヘアトリートメント塗布装置に、ヘアトリートメント組成物の所定量を供給することのできる分配手段を有することは有利である。本発明者らは、毛髪上の平均投薬量、平均均一性及び乱雑でない状態を達成するために、本明細書において記載されるヘアトリートメント塗布装置は、上記の方法によって測定される利用可能な充填容量の約100%まで充填されるべきである。
カーボポール(Carbopol)(商標)956の溶液が、以下の表2に従って調製された。この溶液は、カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が、図1A、1B及び1Cのヘアトリートメント塗布装置を通じて一度毛髪の房に塗布されると、視覚的に目立つように、顔料(ウルトラマリン・ブルー顔料及び二酸化チタン)を含む。カーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が、一度毛髪ストランドの束に堆積され、ヘアトリートメント塗布装置の外に排出された場合に、その視覚的な検出を容易にするために、顔料が加えられる。成分が混合され、次に上記の方法を使用して粘度が測定された。図1A、1B及び1Cに示される4つの実質的に同一であるメント塗布装置がそれぞれ、下部プレート(10)に、それぞれ異なる量のカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液を充填された。第1装置は、利用可能な平均充填容量の約125%に相当する量のカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液を、第2装置、第3装置及び第4装置は、利用可能な平均充填容量(約7.80g)のそれぞれ約100%、約75%又は約50%に相当する量のカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液を、充填された。
Figure 0005373774
1ウルトラマリン・ブルー顔料ノベオン社(Noveon, Inc.)からのウルトラマリン・ブルー10−34−PC−3516
2二酸化チタン−ザハトレーベン・ヘミー社(Sachtleben Chemie GmbH)からの、ホムビタンFFファルマ(Hombitan FF Pharma)
0.50グラムの毛髪ストランドの束、30.5cm長さ(コーカシアンライトブラウン、ニューヨーク州バルハラ(Valhalla)のインターナショナル・ヘア・インポーツ・アンド・プロダクツ(International Hair Imports and Products))が、ストッパー(40)が圧縮が止まるところまで、並置関係にされたプレート(10;20)の間に配置された。それぞれのヘアトリートメント塗布装置は、毛髪ストランドの束の一端で位置決めされ、次に房の長さに沿って1度の通過に3秒かけて2回通した。毛髪ストランドの束の重量が記録され、毛髪1g当たりに堆積される着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液のグラム数として、結果が算出された。
コーティングの均一性及び乱雑さが評価された。コーティングの均一性が、根元から毛先まで(毛束の長さに沿って)、中央から縁部まで(毛束の幅にわたって)及び前側から後側まで(毛束の両側)に関し、1〜5の評価尺度(1が低い評価)を使用して、視覚的に判断された。それぞれの評価は、根元から毛先まで、中央から縁部まで及び前側から後側までの評価を平均化することにより、全体の均一性の値を提供するために組み合わされた。プレートが並置関係にあるときに、着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が、ヘアトリートメント塗布装置の外側に排出され、乱雑さが視覚的に判断された。
得られた結果は図2に示される。図2は、毛髪1グラム当たりのグラムで、毛髪ストランドの束に堆積される着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の毛髪上の平均投薬量(記号◆で示される)及びヘアトリートメント塗布装置に充填された着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液のグラムでの量(図2のX軸上の1回充填)に対する塗布の平均均一性(記号■で表される)を表す。ヘアトリートメント塗布装置が、利用可能な平均充填容量(約7.80グラム)の約75%〜50%の量を充填された場合、毛髪ストランドの束への塗布は乱雑ではないが、塗布の均一性は装置が利用可能な平均充填容量(約7.80グラム)の約100%を充填された場合に達成されるものよりも低い。加えて、毛髪上の平均投薬量は、充填容量が低下するに従って低下する。ヘアトリートメント塗布装置が、利用可能な平均充填容量の約125%を充填された場合、塗布は乱雑になり(斜線によって示される)、毛髪上の平均投薬量は増加するが、全体的に低い均一性の塗布となる。
したがって、本発明によるキットは、好ましくは、本明細書において記載される試験方法によって測定される利用可能な平均充填容量の約100%と実質的に同一であるヘアトリートメント組成物の第1所定量を、ヘアトリートメント塗布装置に供給することができる供給手段を含む。
ハイライト及び酸化染色などの毛髪ストランド効果が、頭部全体又はひいては、より明るい若しくは異なる色で囲むように顔の周囲などの頭部のある領域にもたらされる。美容体験を達成するために、1回以上の塗布が必要とされ得る。より多くの塗布を実行するために、新しいヘアトリートメント塗布装置が使用されてもよく、又は同じ装置が再充填されてもよい。
上記のヘアトリートメント塗布装置は、第1所定量の着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液として、利用可能な平均充填容量(約7.80グラム)の約100%で充填された。上記の毛髪ストランドの束が、2回通された。この第1塗布の後の毛髪ストランドの束の重量が、毛髪1グラム当たりに堆積される着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液のグラム数として記録された。平均均一性及び乱雑さもまた、上記のように記録された。装置は次にヘアトリートメント組成物の第2所定量として、利用可能な充填容量の約100%で再充填された。第2毛髪ストランドの束が、先と同じように処理され、重量が記録された。塗布の平均均一性及び乱雑さが、再び記録された。再充填及び塗布の工程がもう1回繰り返され、結果は比較され図3に示された。第1充填の後、利用可能な平均充填容量の約100%を有する同じヘアトリートメント塗布装置で、続く第2充填及び第3充填は、斜線で示されるように乱雑さを伴い、着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の大部分が、毛髪での通過を行う間に、装置から滲出及び漏出している。更に、毛髪上の平均投薬量が増加しても塗布の平均均一性は著しく低下する。
既に上述したように、これは最大の毛髪上の平均投薬量、最大の均一性及び乱雑さの低さ又は不在の組み合わせであり、これは本発明によるヘアトリートメント組成物の塗布に関して達成される結果を表す。
本発明者らは驚くべきことに、分配手段によって本発明によるヘアトリートメント塗布装置に供給されるべきヘアトリートメント組成物の第2所定量及び更なる所定量の量は、消費者にとって全く明らかでないことを見出した。利用可能な平均充填容量の約100%の第1所定量に続いて、同じヘアトリートメント塗布装置に供給される必要があるヘアトリートメント組成物の量は、図4A、4B、4C及び4Dに示されるように、利用可能な平均充填容量の約25%〜約5%の範囲内にある。
図4A、4B、4C及び4Dは全て、装置が最初に、利用可能な平均充填容量の100%で充填され、次に再び毛髪にいくらかの着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液を塗布するために、利用可能な平均充填容量の約25%(図4A)、約12.5%(図4B)、約8.75%(図4C)及び約5%(図4D)に対応する量で、2回目及び3回目の充填を再び行われる場合の、図1A、1B及び1Cに示されるヘアトリートメント塗布装置によって塗布される、着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液の、毛髪上の平均投薬量(記号◆によって示される)を示している。これらの第2充填及び第3充填のそれぞれに関し、図4A〜4Dは、また、塗布の平均均一性(記号■によって示される)が、常に満足できるものであることを示している(1〜5の尺度で、5が最も高い値)。
加えて、図4Aは、第2充填及び第3充填として、利用可能な平均充填容量の約25%の量の着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液が供給された場合に、いくらかの乱雑さ(斜線によって示される)が生じることを示している。図4B及び4Cに示されるように、ヘアトリートメント塗布装置が、第2充填及び第3充填として、利用可能な平均充填容量の約12.5%又は約8.75%を充填された場合に、乱雑さは第3充填まで更に低減された。
最後に、図4Dに示されるように、ヘアトリートメント塗布装置が、2回目及び3回目について、利用可能な平均充填容量の約5%に相当する量の着色したカーボポール(Carbopol)(商標)956溶液を再び充填される場合、乱雑さは観察されない。
結論として、利用可能な平均充填容量の約100%のヘアトリートメント組成物の第1所定量及び利用可能な平均充填容量の約8.75%〜約25%の第2所定量でヘアトリートメント塗布装置を充填することにより、達成される平均均一性及び毛髪上の平均投薬量は、いくらかの乱雑さを補うために、十分満足できるものとなる。ヘアトリートメント塗布装置が、利用可能な平均充填容量の約5%であるヘアトリートメント組成物の第2所定量及び第3所定量を充填された場合、ヘアトリートメント塗布装置からのヘアトリートメント組成物の実質的な漏出は観察されないが、毛髪上の平均投薬量は、各再充填後で最初僅かに減少し、その後一定になる。
したがって、ヘアトリートメント組成物の第1所定量と第2所定量との比が約4:1〜約25:1である場合、平均均一性、毛髪上の平均投薬量及び乱雑さの最善の組み合わせが達成される。
4.分配手段
本発明の意味で分配手段は、ヘアトリートメント組成物の少なくとも2つの量を、それをヘアトリートメント組成物の所定量としてヘアトリートメント塗布装置に供給するように計量することができる。一実施形態では、1つ以上のヘアトリートメント組成物が、互いに分離して貯蔵される。ヘアトリートメント組成物は、1つ以上の容器内で均質になるまで混合されて、最終組成物を形成し、これは次にヘアトリートメント組成物の第1所定量及び第2所定量として、1つ以上のヘアトリートメント塗布装置に供給される。別の実施形態では、ヘアトリートメント組成物の1種類のみが、ヘアトリートメント組成物の第1所定量及び第2所定量として、供給される。
本発明による一実施形態では、本明細書において以下に記載のヘアトリートメント塗布装置と、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物及び第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と、この第1の個別に包装されたトリートメント組成物及び第2の個別に包装されたトリートメント組成物を混合するためのボウルとを含む、キットが提供される。キット内部では、スコップもまた、ヘアトリートメント組成物の実質的に同一である所定量を供給するための分配手段として提供される。この少なくとも2つの個別に包装されたヘアトリートメント組成物は、両方とも液体、クリーム又は液体若しくはクリーム及び粉末の混合であってもよく、ボウルに移動されて、均質になるまで共に混合され、第3ヘアトリートメント組成物を形成する。このスコップの開いた曲面が、ボウル内に浸漬され、所定量のこの第3ヘアトリートメント組成物をすくい上げる。このスコップ内の第3ヘアトリートメント組成物の量は、ヘアトリートメント組成物の所定量において更なる正確性を得るために、このスコップの側壁を基準として用いて任意に水平化されてもよい。ヘアトリートメント組成物のこの所定量は、次にヘアトリートメント塗布装置内に供給される。ヘアトリートメント組成物は次に、毛髪に塗布される。ヘアトリートメント組成物を浸漬し、すくい上げ、任意に水平化し、供給し、最終的に毛髪に塗布する工程は、全体の処理が完了するまで、必要とされる回数だけ繰り返される。ヘアトリートメント組成物の実質的に同一である所定量が、ヘアトリートメント塗布装置に提供される場合、このキットは、好ましくは少なくとも2つのヘアトリートメント塗布装置、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも10、更により好ましくは少なくとも20のヘアトリートメント塗布装置を含む。この装置は、異なっていても、実質的に同一であってもよく、好ましくは実質的に同一である。このヘアトリートメント塗布装置のそれぞれは、ヘアトリートメント組成物の実質的に同一である所定量の1つを受容するためのものである。
本発明による別の実施形態では、このキットは、1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と、ヘアトリートメント塗布装置と、ボウルと、第1スコップ及び第2スコップとを含む。第1スコップはヘアトリートメント組成物の第1所定量を、第2スコップはヘアトリートメント組成物の第2所定量を、ヘアトリートメント塗布装置に供給するためのものである。第1スコップと第2スコップとによって供給され得るヘアトリートメント組成物の量の比は、本明細書において請求される比の範囲内に含まれる。第2スコップはまた、任意の追加の所定量のヘアトリートメント組成物を供給するためにも使用される。一度この1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物が、ボウル内で均質になるまで混合されると、ヘアトリートメント組成物の所定量をすくい上げるために第1スコップがボウル内に浸漬される。所定量の正確性を向上するために、後者は上記のように任意に水平化されてもよい。ヘアトリートメント組成物の所定量は、ヘアトリートメント塗布装置に供給される。この装置を次に毛髪に接触させ、ヘアトリートメント組成物の少なくとも一部を塗布する。ヘアトリートメント組成物の毛髪への塗布は、再充填の前に2回又は更に3回繰り返されてもよい。
本発明によるキットの別の実施形態では、1つ以上のスコップは、1つ以上のピペット又は注射器と置き換えられる。ピペット及び注射器は双方とも、円筒形容器の存在によって特徴付けられる。この円筒形容器の先端の一方は、開口部で終端し、ここでヘアトリートメント組成物が供給され得る。もう一方の先端は、注射器内でプランジャを受容するためのものである。プランジャは、円筒形の容器の内側に沿って、押され、引かれることができる。ピペット内では、他方の先端が、真空をもたらすための手段に接続される。真空は、バルブ(bulb)を用いて手動で又はピストン駆動の空気置換工具によって機械的にもたらされてもよい。一実施形態では、この注射器又はピペットの円筒形容器は、特定の間隔で段階的なマーク(gradation marks)を含む。2つの連続する段階的なマークの間に含まれるヘアトリートメント組成物の値が、ヘアトリートメントの所定量である。ヘアトリートメント組成物の1つ以上の所定量が、このヘアトリートメント塗布装置に供給される。ヘアトリートメント組成物は、ボウルから注射器又はピペットによって、ヘアトリートメント塗布装置に供給される。別の実施形態では、ヘアトリートメント組成物の異なる所定量を得るための手段として、1つよりも多いピペット又は注射器が提供される。
本発明の範囲内における別の実施形態では、このキットは、1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と、1つ以上のヘアトリートメント塗布装置と、ボトルとを含んでもよい。このボトルは、この第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物及び第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物を混合する並びに分配するために使用される。個別に包装されたヘアトリートメント組成物の1つ以上は、ボトル内部に予め貯蔵されていてもよい。このボトルは、段階的なマークを備えていてもよい。段階的なマークは、このボトルの側壁上に、間隔を置いて配置される。2つの連続する段階的なマークの間の最小距離に、このボトルの最も長い軸に垂直な断面積を掛けると、ヘアトリートメント組成物の所定量に相当する。この所定量は、このボトルの壁を圧搾し、ボトルの開口部を通じて又はノズルがこの開口部に取り付けられている場合は、ノズルを通じて、ヘアトリートメント組成物を放出させることによって、このヘアトリートメント塗布装置に供給され得る。
本発明の別の実施形態では、キットは、二重のサッシェを含みでもよい。この二重サッシェのそれぞれ区画は、物理的な脆弱境界部(frangible barrier)によって、一方が他方から分離されており、それぞれの区分は、別個のヘアトリートメント組成物を含む。この境界部は、別個のヘアトリートメント組成物の混合中に、取り除かれ得る。一度混合が完了するとサッシェが開かれて内容物が、ヘアトリートメント組成物の所定量として、トリートメント塗布装置に供給される。次の供給に、ヘアトリートメント組成物の異なる所定量が必要とされる場合、第2の二重サッシェ及び任意のそれに続く二重サッシェが、第1の二重サッシェのものとは異なる量のヘアトリートメント組成物を含み得る。
本発明によるキットの好ましい実施形態では、少なくとも1つの分配手段は、ローションポンプである。ローションポンプは、好ましくは、ボトル又はチューブの首部に取り付けられる。ローションポンプは、所定量のヘアトリートメント組成物の正確で一定な供給を可能にする。ローションポンプは、ヘアトリートメント組成物をボトルから引き出すためにチューブに、そしてローションポンプを起動するためにトリガーレバーに取り付けられ、このトリガーレバーは、ヘアトリートメント組成物を送り出すためのノズルを含む。好ましくは、ローションポンプはシリンダー内に収容されるピストンを含む。ピストンは、トリガーレバーに接続される。シリンダーの内部にはバネがあり、トリガーレバーが押し下げられると、ピストンがバネを圧縮し、トリガーレバーが解放されると、バネがトリガーレバーをその元の位置に押し戻す。ピストンの下方への動きは、チューブ内部に含まれる量のヘアトリートメント組成物を押し出し、ピストンの上方への動きは、ヘアトリートメント組成物をボトルからチューブ内に引き上げる。ピストンがトリガーレバーによって起動される度に、実質的に同一量であるヘアトリートメント組成物が分配される。
キットの別の好ましい実施形態では、ローションポンプは、トリガーレバーの下方及び上方それぞれの動きでローションポンプによって供給されるヘアトリートメント組成物の量を制限する機械的な停止装置を備えていてもよい。一度、ヘアトリートメント組成物の第1所定量が供給されると、ピストンが全体的に動くことができないように、非圧縮性材料のバンド又はストラップがトリガーレバーとバネとの間で係合する。結果として、ヘアトリートメント組成物の第1所定量とヘアトリートメント組成物の第2量との比は本明細書において請求される範囲内である。
好ましい市販のポンプは、リーケ・パッケージング・システム(Rieke Packaging Systems)(英国、レスター(Leicester))から提供されるもの、特にスウィフト・ドーサー(Swift Doser)、スクリュー・カラー・ファルコン(Screw Collar Falcon)、エッセンシャル・ディスペンサー(Essential Dispenser)、バイザー・ディスペンサー(Visor Dispensor)、ストーク・ディスペンサー(Stork Dispenser)、スコーピオ・ディスペンサー(Scorpio Dispenser)、RS3シッパー・ポンプ(RS3 Shipper Pump)、RS4シッパー・ポンプ(RS4 Shipper Pump)、RS5シッパー・ポンプ(RS5 Shipper Pump)及びRS10シッパー・ポンプ(RS10 Shipper Pump)、高粘度分配システムのHVDSシリーズ及びHVDSLシリーズの名称で市販されているものである。他の市販のポンプとしては、シークエストパーフェクト・ディスペンシング(SeaquistPerfect Dispensing)(米国、イリノイ州、カリー(Cary))により、コンテンポラリー(Contemporary)(商標)フードなしデザイン、ファルコン(Falcon)(商標)、コリブリ(Colibri)(商標)、シーフロー(SeaFlow)(商標)、アイビス(Ibis)(商標)、フラミンゴ(Flamingo)(商標)、カーディナル(Cardinal)(商標)及びユーロフロー(商標)の名称で販売されるものが挙げられる。
本発明により、この1つ以上のヘアトリートメント組成物は、1つ以上の容器内に、個別に包装されたヘアトリートメント組成物として貯蔵される。この容器は、サッシェ、ブリスター、脆弱密閉部によって分離された異なる区画を有するサッシェ及びブリスター、注射器、チューブ並びにボトルを含むが、これらに限定されない。本発明によるキット内部に2つ以上の組成物が存在する場合、この2つ以上のヘアトリートメント組成物は、複数の分離したチャンバを備える容器内に貯蔵されてもよい。好ましくは、この2つ以上のヘアトリートメント組成物は、これらがこの1つ以上のヘアトリートメント塗布装置に供給される前に混合される。
複数のチャンバを有する包装は、この1つ以上のヘアトリートメント組成物を収容するために機能し得るだけでなく、これらはまた、この1つ以上のヘアトリートメント組成物の分配及び/又は混合も提供し得る。好適な例は、二重注射器、二重チューブ、複室圧搾包装、複室ローションポンプ、複室非エアゾールポンプディスペンサー、複室非エアゾールフォーマー、複室可変非エアゾールポンプ、複室容積測定スクリューディスペンサー、複室真空密閉ポンプディスペンサー、複室バッグ・イン・カン単位容量システム、二重エアゾール単位容量ムースシステム、二重区分エアゾール、缶内バッグ・イン・バッグエアゾール(bag-in-bag in can aerosol)並びに、二重ピストン及びチャンバシステムを含むが、これらに限定されず、これらは全て、Kloche,Hensen Packaging Concept社(独国、フェルデン(Verden))、アドヒアシブ・パッケージング・スペシャリスツ社(Adhesive packaging Specialists Inc.)(マサチューセッツ州、ピーボディー(Peabody))、セバル(Cebal)(コネチカット州、ノーウォーク(Norwalk))、レクサム(Rexam)(ニューヨーク州、パーチェス(Purchase))、シークエスト・クロージャー(Seaquist Closures)(ウィスコンシン州、マクワナゴ(Mukwonago))、パーフェクト・バロア・UK社(Perfect Valois UK Ltd.)(ミルトン・キーンズ(Milton Keynes))、レクサム・エアースプレー社(Rexam Airspray Inc.)(フロリダ州、ノースポンパノビーチ(North Pompano Beach))、Hana社(Hana Co. Ltd.)(韓国)、ウィコ(Wiko)(ペンシルバニア州、モルガンタウン(Morgantown))、トーヨー・パッケージング・インダストリーズ社(Toyo Packaging Industries Ltd.)(シンガポール)、コスター(Coster)(イリノイ州、サウスエルジン(South Elgin))及びプレシジョン・バルブ・コーポレーション(Precision Valve Corporation)(ニューヨーク州、ヨンカーズ(Yonkers))を含む、様々な供給元から入手可能である。
別の好ましい実施形態では、ローションポンプは、複数のチャンバを有するボトルに取り付けられる。この分離したチャンバはそれぞれ、この1つ以上のヘアトリートメント組成物のそれぞれに、分離した容器を提供し、それぞれのチャンバはそれ自体のローションポンプを備えてもよい。より好ましい実施形態では、少なくとも2つのヘアトリートメント組成物が、デュアルチャンバ(dual-chambered)のボトルに貯蔵される。この2つのヘアトリートメント組成物は、第1ヘアトリートメント組成物及び第2ヘアトリートメント組成物を含む。このデュアルチャンバのボトルは、この第1ヘアトリートメント組成物のための第1チャンバ及びこの第2ヘアトリートメント組成物のための第2チャンバを含む。第1ヘアトリートメント組成物は、好ましくは酸化剤を含み、第2ヘアトリートメント組成物は、アルカリ化剤を含む。ローションポンプを同時に起動することにより、第1ヘアトリートメント組成物及び第2ヘアトリートメント組成物は、このヘアトリートメント塗布装置に供給され得る。更により好ましい実施形態では、このローションポンプは、1つのみのトリガーレバーを備え、トリガーレバーのノズルとピストンとの間にスタティックミキサーを備える。このスタティックミキサーは、第3ヘアトリートメント組成物を形成するために、第1ヘアトリートメント組成物及び第2ヘアトリートメント組成物の相互混合を可能にして、その後この第3ヘアトリートメント組成物は、ヘアトリートメント組成物の所定量として、このヘアトリートメント塗布装置に供給される。
5.ヘアトリートメント組成物及び追加の構成成分
本発明のキットによるヘアトリートメント塗布装置に、この分配手段によって供給され得るヘアトリートメント組成物の例は、スタイリング組成物、染色組成物、ハイライト組成物又はこれらの組み合わせからなる群から選択される。本発明の一実施形態では、1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物は、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物及び第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物を含む。混合されたときに、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物及び第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物は、第3ヘアトリートメント組成物を形成する。本発明によるキットの好ましい実施形態では、第1の個別に包装された組成物は酸化剤を含み、この第2の個別に包装された組成物はアルカリ化剤を含む。好ましくは、この酸化剤は、過酸化水素水である。より好ましくは、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物及び/又は第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物の少なくとも一方は、過硫酸塩を含む。
本発明によるキットは、毛髪ストランドを選択する手段、櫛若しくはブラシ、手袋、穴付きキャップ、ピンセット、トング、フック又はこれらの組み合わせなどの追加の構成要素を更に含んでもよい。
本発明によるパーツのキットは、本発明によるキットの少なくとも1つの構成要素を使用するための取扱説明書を更に含んでもよい。好ましくは、このキットは、キットの構成要素を充填する及び/又は使用する方法を指示するための消費者用の取扱説明書を含んでもよく、この取扱説明書は、キットそれ自体の包装、紙材、コンパクトディスク又は分配手段及び/若しくはヘアトリートメント塗布装置それ自体など、任意の種類の媒体に記録される。
6.使用方法
本発明により、本明細書に記載されるキットで毛髪を処理する方法が提供される。この1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物が、ヘアトリートメント組成物の第1所定量として、この分配手段により、このヘアトリートメント塗布装置に供給される。ヘアトリートメント組成物の第1所定量の少なくとも一部が、ヘアトリートメント組成物塗布装置で毛髪に塗布される。1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物が、ヘアトリートメント組成物の第2所定量として、この分配手段により、ヘアトリートメント塗布装置又は別のヘアトリートメント塗布装置に供給される。ヘアトリートメント組成物の第2所定量は、次に毛髪に塗布される。ヘアトリートメント組成物の任意の追加の所定量が、ヘアトリートメント塗布装置に供給され、少なくともその一部が、次に毛髪に塗布される。ヘアトリートメント組成物は次に毛髪に残され、次に、任意にシャンプーで、任意にすすがれ、次に乾燥される。
本明細書に開示される寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (4)

  1. 1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と、1つ以上のヘアトリートメント塗布装置と、少なくとも1つの分配手段とを含むキットで毛髪を処理する方法であって、
    i.前記分配手段により、前記1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物の少なくとも2つの所定量を、前記ヘアトリートメント塗布装置に供給する工程と、
    ii.前記ヘアトリートメント塗布装置で、ヘアトリートメント組成物の前記少なくとも2つの所定量のそれぞれの少なくとも一部を前記毛髪に塗布する工程と
    を含み、
    前記少なくとも2つの所定量は第1所定量及び第2所定量を含み、該第2所定量で前記ヘアトリートメント組成物を供給する前に前記第1所定量で前記ヘアトリートメント組成物を前記ヘアトリートメント塗布装置に供給し、前記第1所定量は前記ヘアトリートメント塗布装置の利用可能な平均充填容量の100%であり、前記ヘアトリートメント組成物の前記第1所定量と前記第2所定量との比は4:1〜25:1である方法。
  2. 前記少なくとも1つの分配手段はさらに、前記ヘアトリートメント組成物を少なくとも第3所定量で前記ヘアトリートメント塗布装置に供給し、前記第3所定量は前記第2所定量と実質的に同一である、請求項に記載の方法。
  3. 前記ヘアトリートメント塗布装置のそれぞれは、互いに接続された上部プレート及び下部プレートを備え、該下部プレートは、その第1の内部表面上に第1の不織布のリングを有し、前記上部プレートは、その第2の内部表面上に第2の不織布のリング及び不織布のディスクを有する、請求項またはに記載の方法。
  4. 前記1つ以上の個別に包装されたヘアトリートメント組成物は、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物とを少なくとも備え、前記第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物は酸化剤を含み、前記第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物はアルカリ化剤を含み、第1の個別に包装されたヘアトリートメント組成物と第2の個別に包装されたヘアトリートメント組成物とは互いに分離して貯蔵され、これらが混合することによって最終組成物が形成され、該最終組成物が前記1つ以上のヘアトリートメント塗布装置に供給される、請求項のいずれか一項に記載の方法。
JP2010508963A 2007-06-06 2008-06-05 ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法 Expired - Fee Related JP5373774B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP07109742.2 2007-06-06
EP07109742 2007-06-06
PCT/IB2008/052223 WO2008149313A2 (en) 2007-06-06 2008-06-05 Kit and method for hair treatment applications

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013083423A Division JP2013144161A (ja) 2007-06-06 2013-04-12 ヘアトリートメントキット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010527992A JP2010527992A (ja) 2010-08-19
JP5373774B2 true JP5373774B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=38645603

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010508963A Expired - Fee Related JP5373774B2 (ja) 2007-06-06 2008-06-05 ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法
JP2013083423A Pending JP2013144161A (ja) 2007-06-06 2013-04-12 ヘアトリートメントキット

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013083423A Pending JP2013144161A (ja) 2007-06-06 2013-04-12 ヘアトリートメントキット

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20090071496A1 (ja)
EP (1) EP2000041B1 (ja)
JP (2) JP5373774B2 (ja)
CN (1) CN101730489B (ja)
AT (1) ATE548932T1 (ja)
AU (1) AU2008259404A1 (ja)
CA (1) CA2694025A1 (ja)
MX (1) MX2009013295A (ja)
WO (1) WO2008149313A2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080083420A1 (en) * 2006-10-09 2008-04-10 The Procter & Gamble Company Hair treatment application system
US8573232B2 (en) 2006-10-09 2013-11-05 The Procter & Gamble Company Hair treatment application system comprising an absorbent substrate
DE602007013991D1 (de) 2006-10-09 2011-06-01 Procter & Gamble Haarsträhnungsapplikator und Verfahren
EP2332437B1 (en) 2007-03-13 2013-05-01 The Procter and Gamble Company A tool for separating a hair bundle
BRPI0812417A2 (pt) * 2007-06-15 2020-08-04 The Procter & Gamble Company dispositivo para a aplicação de uma composição de tratamento capilar em um feixe de cabelo
BRPI0812748A2 (pt) 2007-06-15 2014-12-23 Procter & Gamble Aplicador para aplicar uma composição para tratamento de cabelos em um feixe de mechas de cabelo
CA2690924C (en) * 2007-06-15 2013-07-30 The Procter & Gamble Company Applicator for a hair treatment composition
BRPI0812747A2 (pt) 2007-06-15 2014-12-23 Procter & Gamble Sistema para tratamento de mechas de cabelo
US8132574B2 (en) * 2007-06-15 2012-03-13 The Procter & Gamble Company Hair treatment applicator for providing hair strand effects
ATE499308T1 (de) * 2007-12-14 2011-03-15 Procter & Gamble Behälter mit einer vorrichtung zum verhindern des verstopfens der abgabevorrichtung des behälters
EP2198739B1 (en) * 2008-12-10 2016-06-01 The Procter and Gamble Company Applicator for improved application of a hair treatment composition to a bundle of hair strands
EP2196104B1 (en) 2008-12-10 2018-10-17 Noxell Corporation Applicator of a hair treatment composition for improved hair strand effects
EP2198738B1 (en) * 2008-12-10 2018-09-05 Noxell Corporation Hair treatment applicator for improved hair strand effects
US8689809B2 (en) 2012-08-18 2014-04-08 Edison Nation, Llc Cosmetic color applicator and method for using same
JP2014122194A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 L'oreal Sa 二酸化炭素を生成し、保持するキット
US8955525B2 (en) * 2013-05-21 2015-02-17 Aaron Tiram Hair treating apparatus and method of using the apparatus
US10362849B2 (en) * 2016-06-09 2019-07-30 Wipe & Remove Nits, LLC Lice and nit removal tool and method
CN111358154A (zh) * 2020-04-26 2020-07-03 朱学金 一种可换内芯的多功能口红

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3030968A (en) 1960-02-05 1962-04-24 Gillette Co Applicator for hair treating liquid
DE3622232A1 (de) * 1986-07-02 1988-01-07 Henkel Kgaa Haarclip und verfahren zum betrieb desselben
JPH068823Y2 (ja) * 1987-12-09 1994-03-09 高圧化工株式会社 化粧品
GB9006401D0 (en) 1990-03-22 1990-05-23 Newman Frederica C Apparatus and methods of treating hair
JP2517303Y2 (ja) * 1990-08-07 1996-11-20 山発産業株式会社 染毛剤用塗布具
DE4041742A1 (de) 1990-12-24 1992-06-25 Wella Ag Verfahren und vorrichtung zur farbbehandlung einzelner haarstraehnen
US5554197A (en) * 1994-07-19 1996-09-10 Anthony Bernard Incorporated Hair dying system and methods for accurately blending and developing hair dye
JPH10117836A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Kikuboshi:Kk 頭髪用部分染め具
FR2764488B1 (fr) 1997-06-12 1999-07-23 Oreal Dispositif pour l'application en meches d'un produit capillaire
JP2000023734A (ja) * 1998-07-14 2000-01-25 Yuzuru Kusama 白髪染め器具及び染剤容器
FR2802066B1 (fr) * 1999-12-09 2002-01-18 Oreal Dispositif pour l'application d'un produit, notamment capillaire, sur une meche de cheveux et procede de traitement capillaire
EP1138374A1 (de) * 2000-03-29 2001-10-04 Günther Birner Verfahren zur Herstellung von Haarfarben oder Tönungen
FR2811644B1 (fr) * 2000-07-12 2002-09-06 Oreal Dispositif pour le conditionnement et la distribution dosee d'un produit liquide
JP3467516B2 (ja) * 2000-07-25 2003-11-17 株式会社 サンニッチ 毛染めこて
DE10102800B4 (de) * 2001-01-22 2006-06-14 Dasilva, Denis Gerät zum Auftragen von Farbe auf einzelne Haarsträhnen
FR2825592B1 (fr) 2001-06-08 2003-08-08 Oreal Dispositif pour l'application en meches d'un produit capillaire, et procede de traitement capillaire
US6440175B1 (en) * 2001-06-28 2002-08-27 Stanley, Iii Virgil E. Hair coloring kit
FR2827134B1 (fr) 2001-07-11 2003-10-24 Oreal Dispositif pour l'application en meches d'un produit capillaire
CN1287706C (zh) * 2001-11-14 2006-12-06 宝洁公司 毛发的美容处理方法及实现该方法的工具
JP2003199623A (ja) * 2002-01-10 2003-07-15 Kao Corp 毛髪用シートブラシ
JP2003310337A (ja) * 2002-04-19 2003-11-05 Kao Corp 染毛用具
US20040089316A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-13 Carol Hamilton Methods and systems for hair coloring and highlighting
ATE366059T1 (de) * 2002-11-14 2007-07-15 Procter & Gamble Vorrichtung zum behandeln von haarsträhnen und verfahren zum behandeln von haarsträhnen
EP1426306A1 (en) * 2002-12-06 2004-06-09 The Procter & Gamble Company Mixing and dispensing device comprising two pressurized containers
DE60301477T2 (de) * 2002-12-23 2006-06-14 Oreal Applikator zum Auftragen eines Produktes auf Haarsträhnen
US7401612B2 (en) 2002-12-23 2008-07-22 L'oreal S.A. Device, method, and system for application of a hair product
US7407055B2 (en) * 2003-09-25 2008-08-05 Rodriguez Deborah T Hair roots coloring kit
JP2006020993A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Yukie Shibamoto 美容用器具
WO2006010354A1 (de) * 2004-07-24 2006-02-02 Andreas Kostarellos Haafärbevorrichtung für die bereitstellung und das auftragen von 2-komponenten-haarfärbemitteln
US20070144550A1 (en) * 2005-12-28 2007-06-28 Kathy Roher Device and system for applying a hair coloring product to a lock of hair

Also Published As

Publication number Publication date
US20090071496A1 (en) 2009-03-19
JP2010527992A (ja) 2010-08-19
CA2694025A1 (en) 2008-12-11
WO2008149313A3 (en) 2009-03-19
EP2000041A3 (en) 2009-05-20
MX2009013295A (es) 2010-01-25
EP2000041A2 (en) 2008-12-10
CN101730489A (zh) 2010-06-09
EP2000041B1 (en) 2012-03-14
CN101730489B (zh) 2013-01-02
AU2008259404A1 (en) 2008-12-11
JP2013144161A (ja) 2013-07-25
ATE548932T1 (de) 2012-03-15
WO2008149313A2 (en) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5373774B2 (ja) ヘアトリートメントキットで毛髪を処理する方法
EP2002747B1 (en) Hair treatment applicator for providing hair strand effects
EP2005854B1 (en) A system for highlighting hair
EP2002749B1 (en) Applicator for a hair treatment composition
CA2691347C (en) Applicator for applying a hair treatment composition to a bundle of hair strands
EP1817975B1 (en) Service trolley for a hair salon
US20070183988A1 (en) Tooth whitening delivery system
MXPA06002325A (es) Aplicador de tratamiento para el cabello.
EP1648262A1 (en) Hair coloring system and test device capable of being used in such a system
JPH0923922A (ja) 染毛用塗布具
GB2504513A (en) Applicator for powdered hair dye or cosmetics
AU684666C (en) Applicator for applying a fluid
JP3021345U (ja) 塗布用容器
CA2562451A1 (en) Apparatus to apply a hair care preparation
JPH11262410A (ja) 染毛用塗布具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120627

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130116

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130123

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130218

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130318

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees