JP2517303Y2 - 染毛剤用塗布具 - Google Patents

染毛剤用塗布具

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JP2517303Y2
JP2517303Y2 JP8391590U JP8391590U JP2517303Y2 JP 2517303 Y2 JP2517303 Y2 JP 2517303Y2 JP 8391590 U JP8391590 U JP 8391590U JP 8391590 U JP8391590 U JP 8391590U JP 2517303 Y2 JP2517303 Y2 JP 2517303Y2
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博 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は染毛剤用塗布具に関する。
従来技術とその問題点 染毛は一般に染毛剤の調製、染毛剤の頭髪への塗布、
所定時間放置、水洗、シャンプー・リンスという行程を
とる。
上手に毛染めするためには染毛剤を染めたい部分に、
適量、ムラなく塗布することが基本的な条件である。
しかし、染毛剤の剤型には粉末1品剤、ペースト1品
剤、液状2品剤、ペースト(クリーム)2品剤等多様で
あるし、染毛目的も頭髪全体を染める、部分的に染め
る、生え際だけ染める、或いは既染部を除いて新生部だ
けを染める、根元から毛先まで一様に染める等、使用者
によっても違う。
これらの条件を満たすため、何種類もの染毛具が実用
化されている。例えば、ポリエチレン製のスポイドビン
や専用のハケ、くしやブラシ、或いはビンにくしを付属
させてビンの内圧を上げてビンからくしの根元へ染毛剤
を供給できる構造にしたものなどである。
専用ブラシには、酸化染毛剤の1剤・2剤を直接ブラ
シの上に量りとって、そのまま髪に塗り付け、頭髪上で
1・2剤の混合を行うタイプのものがあり、すばやく全
体に塗布するのに効果的である。また、ポリエチレン製
のスポイドビンは比較的流動性の高い染毛剤を髪全体に
塗り付けるのに都合がよい。
このように、用途に応じて適当な染毛具は選べるが、
2〜3本だけの毛髪を染めたり、生え際のごく一部を染
めたりするには在来の染毛具では対応しにくい。
本考案は染毛剤で2〜3本だけの毛髪を染めたり、生
え際のごく一部を染めたりするなどの場合に適用して有
用な塗布具を提供することを目的としてなされたもので
ある。
問題点を解決するための手段 本考案は、基板と、該基板の後端にヒンジ部を支点と
して開閉できるように接続された押え板とを具備し、基
板は内面に前後方向に延出する多数本の染毛剤収納案内
用凹溝を、また押え板は、閉時に上記凹溝と略々完全に
噛み合う多数本の染毛剤押出用凸条部を、それぞれ有
し、更に基板の内面の前端寄りの部分に、内面に於て上
記凹溝の前端に接続する、染毛剤の含浸保持可能な塗布
部が備えられ、一方押え板及び凸条部の前端は上記凹溝
の前端より少し手前で終結していて、閉時に凸条部の前
端と塗布部内面との間に染毛剤の流通間隙が形成され、
押え板の前端面に、前方に向け突出していて歯部間の間
隙が上記流通間隙に適宜連通される櫛歯部が突設されて
いることを特徴とする染毛剤用塗布具に係る。
実施例 以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明す
ると次の通りである。
第1図の全体図から明らかなように、本考案塗布具
は、基板(1)と、該基板(1)の後端にヒンジ部
(3)を支点として開閉できるように接続された押え板
(2)とを具備している。
基板(1)と押え板(2)は、例えばプラスチック製
で、ヒンジ部(3)として機能する薄肉厚のブリッジ部
(図では省略されている)を介して同時一体成形され、
ヒンジ部(3)が保有する、プラスチックにもとづくバ
ネ様弾性を利用し、常時開状態(第1図参照)を保持す
るような構成とすることができる。開状態に於ける角度
は、操作性等を考慮し、20〜45°程度が適当である。
第2図の分解図に詳細に示されるように、基板(1)
は内面の略々中央部に、前後方向に延出する多数本の染
毛剤収納案内用凹溝(4)を有し、各凹溝(4)は基板
面より隆起する側壁(4a)間に形成されている。
一方押え板(2)は閉状態に於て上記凹溝(4)…と
略々完全に噛み合う多数本の染毛剤押出し用凸条部
(5)を有し、この凸条部(5)の噛み込みで凹溝
(4)内の染毛剤が凹溝(4)に沿い前方へ押出される
ようになっている。
凹溝(4)に沿い前方へ押出される染毛剤を含浸保持
し、これを毛髪に塗布するための塗布部(6)が、基板
(1)の内面の前端寄りの部分に、内面(6a)(第3図
参照)に於て、凹溝(4)の前端と接続するように備え
られている。塗布部(6)は基板(1)の左右巾方向の
略々全長に亘って延出し、上面(6b)は染毛対象の毛髪
を置き易くするためにフラットで且つ前後方向に比較的
広い巾を持っている。
塗布部(6)は、凹溝(4)の上端と面一かあるいは
図示のようにこれより僅かに上方に突出するような高さ
を有し、上方突出の場合は、閉時(第4図参照)に押え
板(2)より押圧されて凹溝(4)の高さの位置まで圧
縮変形するために弾性を有していることが必要である。
塗布部(6)の構成材料としては、連続気泡スポンジ
が染毛剤を含浸保持でき且つ優れた弾性を有しているの
で適当であるが、繊維質のものであっても、弾性があっ
て且つ染毛剤を含浸保持できるものであれば特に問題は
ない。
第4図に示す閉状態に於て、凹溝(4)の前端部を上
方に向け開放するために、押え板(2)及び凸条部
(5)は、凹溝(4)の前端より少し手前で終結してい
る。上方に向け開放された凹溝(4)の前端部は凸条部
(5)前端と塗布部(6)内面との間で、染毛剤の流通
間隙(7)を形成している。
押え板(2)の前端面には、櫛歯部(8)が前方に向
け突設され、その先端は基板(1)の前端を超えない範
囲で、塗布部(6)より前方へ突出し、下端は第4図に
示す閉状態に於て、塗布部(6)の上面(6b)に接触
し、該上面(6b)との間で染毛対象の毛髪を挟持し得る
ようになっている。
櫛歯部(8)の各歯間の間隙(8a)(第1図参照)は
第4図の閉状態に於て、流通間隙(7)を介し凹溝
(4)の前端部に連通され、この経路は染毛剤を凹溝
(4)から上記間隙(8a)内に直接供給する場合に利用
される。
基板(1)の前端部と、押え板(2)の後端部とに、
ヒンジ部(3)を支点とする開閉動を妨げない範囲で、
リブとしての立上り部(9)(10)を形成することがで
きる。図示のように、基板(1)の立上り部(9)で塗
布部(6)の前面部分を覆うようにすれば、前面部分よ
りの染毛剤の滲出を防止できる。立上り部(9)とは別
に、前面部分を樹脂フィルムで覆うことによって染毛剤
の滲出防止を計るようにしてもよい。
基板(1)には凹溝(4)群の周囲を、塗布部(6)
と協同して取り囲むように土手部(11)を備えることが
できる。土手部(11)は染毛剤の過剰供給時などに懸念
される染毛剤の側方及び/又は後方への流出を防止する
ためのものであり、図では塗布部(6)の同一高さに弾
性材料、例えばスポンジから構成した場合が示されてい
る。
使用に際しては第1図及び第3図に仮想線で概略的に
示すように、染毛剤(a)の適量を基板(1)の凹溝
(4)群の略々中央部に置き、染毛剤が2剤型の場合
は、第3図に示す状態で押え板(2)を軽く3〜4回開
閉操作し、凹溝(4)に対する凸条部(5)の噛み込み
を利用して混練を行なう。1剤型の場合はこのような混
練操作は必要としない。
次に押え板(2)の後端のヒンジ部(3)を支点とし
て閉方向に回動すると、この回動につれ凸条部(5)が
凹溝(4)内に後端から前方へ向け漸進的に噛合して行
き、凹溝(4)内の染毛剤(a)は、凸条部(5)の漸
進的噛合につれ凹溝(4)内を前方に向け押し出されて
行く。
押え板(2)の閉動を比較的ゆっくりと行なうとき
は、染毛剤(a)は凹溝(4)内をゆっくり前方へ押し
出されながら、凹溝(4)の先端に接続する塗布部
(6)の内面からその内部に浸入し含浸保持され、更に
塗布部(6)の上面(6b)から徐々に滲出して行く。
一方押え板(2)の閉動を比較的早く行なうときは、
染毛剤(a)の一部が塗布部(6)に含浸保持されるこ
となしに、凹溝(4)の前端部から流通間隙(7)(第
4、5図参照)を経て櫛歯部(8)の歯部間の間隙(8
a)内に直接供給される。
而して、押え板(2)を比較的ゆっくり閉じ、染毛剤
を塗布部(6)の上面(6a)から滲出させた後に、この
塗布部(6)の上面(6b)と櫛歯部(8)の下端との間
で、2〜3本の毛髪を挟持した状態で、塗布具を毛髪の
長さ方向に移動して行くことにより、毛髪の全長に亘り
染毛剤を塗布できる。
一方押え板(2)を比較的早く閉じ、染毛剤を櫛歯部
(8)の間隙(8a)内に直接供給した後、櫛歯部(8)
で毛髪を梳くことにより、毛髪の生え際などへ染毛剤を
容易にしかも均一に塗布することができる。毛髪の生え
際への染毛剤の塗布は、第5図に示すように押え板
(2)を僅かに開き気味とし、且つ押え板(2)を頭皮
側に向けて行なうことが便利である。
本考案に於て、基板(1)の各凹溝(4)は必ずしも
全長に亘って独立している必要はなく、例えば第6図に
示すように長さ方向の途中の共用部分(4A)を有してい
てもよい。また基板(1)及び押え板(2)の平面形状
は、第1図に示す矩形状の他に例えば第7図(イ)及び
(ロ)に示すような台形状であってもよく、この場合凹
溝(4)は図に概略的に示すように中心を境として、両
側辺の傾斜に平行させてもよい。
本考案塗布具に適用される染毛剤はクリーム状、ペー
スト状などの比較的高粘性のものと、液状などの比較的
低粘性のものとがある。低粘性染毛剤用の塗布具に於て
は、凹溝(4)内での低粘性染毛剤の自然流出を防止す
るために、第8図に示すように凹溝(4)内に圧縮変形
が可能であって凸条部(5)の噛み込みを実質的に妨げ
ない、例えばスポンジ製の含浸保持層(12)を設け、該
層(12)に低粘性染毛剤を含浸保持させた状態で、凸条
部(5)の噛み込みにつれ、前方へ押出して行くような
構成にすることができる。
効果 本考案塗布具によれば、塗布部の上面より滲出する染
毛剤で2〜3本の毛髪を染めたり、或は櫛歯部の間隙内
に直接供給される染毛剤で部分的にかたまった毛髪の生
え際を染めるなど適用範囲が比較的広く、極く少量から
少量の染毛剤の塗布用に特に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す開状態の斜視図、第2
図は基板側の分解図、第3図は開状態での縦断面図、第
4図は閉状態での縦断面図、第5図は押え板を閉状態よ
り僅かに開いた状態を示す縦断面図、第6図は凹溝の途
中に共用部を形成した状況を示す斜視図、第7図
(イ)、(ロ)は凹溝配列の変更例を概略的に示す図、
第8図は凹溝内に含浸保持層を形成した状況を示す要部
断面図である。 図に於て、(1)は基板、(2)は押え板、(3)はヒ
ンジ部、(4)は凹溝、(5)は凸条部、(6)は塗布
部、(7)は流通間隙、(8)は櫛歯部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、該基板の後端にヒンジ部を支点と
    して開閉できるように接続された押え板とを具備し、基
    板は内面に前後方向に延出する多数本の染毛剤収納案内
    用凹溝を、また押え板は、閉時に上記凹溝と略々完全に
    噛み合う多数本の染毛剤押出用凸条部を、それぞれ有
    し、更に基板の内面の前端寄りの部分に、内面に於て上
    記凹溝の前端に接続する、染毛剤の含浸保持可能な塗布
    部が備えられ、一方押え板及び凸条部の前端は上記凹溝
    の前端より少し手前で終結していて、閉時に凸条部の前
    端と塗布部内面との間に染毛剤の流通間隙が形成され、
    押え板の前端面に、前方に向け突出していて歯部間の間
    隙が上記流通間隙に適宜連通される櫛歯部が突設されて
    いることを特徴とする染毛剤用塗布具。
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