JP5371815B2 - 扉の解錠装置 - Google Patents

扉の解錠装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5371815B2
JP5371815B2 JP2010021482A JP2010021482A JP5371815B2 JP 5371815 B2 JP5371815 B2 JP 5371815B2 JP 2010021482 A JP2010021482 A JP 2010021482A JP 2010021482 A JP2010021482 A JP 2010021482A JP 5371815 B2 JP5371815 B2 JP 5371815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
door
strike
latch
room
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010021482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011157764A (ja
Inventor
主税 石川
憲司 酒井
歳男 小島
潤 近藤
務 海野
仁 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Facilities Inc
Original Assignee
NTT Facilities Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Facilities Inc filed Critical NTT Facilities Inc
Priority to JP2010021482A priority Critical patent/JP5371815B2/ja
Publication of JP2011157764A publication Critical patent/JP2011157764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5371815B2 publication Critical patent/JP5371815B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Special Wing (AREA)

Description

本発明は、室内にガスを供給する等して高圧になった際に扉の解錠を容易に行えるようにした扉の解錠装置に関する。
従来、大型コンピュータやサーバ等の精密機器等や半導体製造装置等を備えたクリーンルーム等では、室内に火災等が発生した場合、精密機器等を保護するために迅速に消火を行う消火システムが備えられている。消火の際、水や化学消火剤で消火すると機器に損傷を生じたり故障や誤作動したりするため、消火剤として一般に消火ガスが用いられている。
例えば特許文献1に記載された消火システムでは、窒素ガス、二酸化炭素ガス、ハロゲンガス等の不活性ガスや不燃性ガスからなる消火ガスを室内に噴射して充満させるガス消火設備が用いられている。
このようなガス消火設備は、大型コンピュータ等の精密機器等が設置された室内での消火に有効である。このガス消火設備においては、短時間のうちに大量の消火ガスを対象室内に充満させることができるように、室内に開口するノズルから高圧の消火ガスを高速で噴出させている。
この場合、従来のガス消火システムでは、迅速な消火のために短時間で大量の消火ガスを室内に充満させるため、室内が短時間で高圧になる。そのため、室内に出入りするための扉に高圧がかかる。
一方、精密機器等を設置した部屋に設けた開閉扉には、例えばラッチ錠が設けられている。ラッチ錠は一方の扉または壁部に設けたストライクに他方の扉に設けたラッチボルトが係合している。特許文献2、3等に記載されたドアロック装置では、ラッチボルトの基部にばね部材が設けられており、ノブやレバーハンドルを操作したり扉を押したりすることで、ばね部材の付勢力に抗して圧縮することでラッチボルトが後退してストライクから外れ、扉を開放できる。
特開2000−60984号公報 特開2000−240341号公報 特開2000−145242号公報
しかしながら、消火ガスの噴出によって室内にガスが充満して高圧になると、扉がガス圧で押されて開扉方向に圧力を受けて変形し、これによってラッチがストライクと係合状態で変形することがあった。特に、扉の開閉部に設けたラッチ錠のラッチボルトがストライクに係合した状態でガス圧によって咬み合いやロックを生じ、緊急時に扉が容易に開かない可能性があった。
例えば図7に示すように、防火扉1に高圧が負荷されることで扉2、3が湾曲変形し、ラッチ機構4に過大な力が作用して引っかかりが生じたり、蝶番に変形が生じたり、順位調整器に故障や引っかかりが生じたり、ドアチェックに故障が生じるなどして、レバーハンドルを操作しても扉2、3が容易に開かなくなるおそれがあった。
本発明は、このような実情に鑑みて、消火ガスの噴出等によって室内が高圧になっても確実に扉が開くようにした扉の解錠装置を提供することを目的とする。
本発明による扉の解錠装置は、ストライクに進退可能なラッチを設けた扉の解錠装置において、
ラッチはストライクに係脱可能な一次ラッチ部材と一次ラッチ部材の基部側に設けた弾性変形可能な二次ラッチ部材とを備え、
ストライクに室内の圧力を印加する圧力伝達手段を設け、
圧力が大気圧を超える高圧になると圧力伝達手段を介してストライク内の一次ラッチ部材に伝達され、二次ラッチ部材が弾性変形して前記一次ラッチ部材をストライクから後退させるようにしたことを特徴とする。
本発明による扉の解錠装置によれば、例えば消火ガスの供給等によって室内の圧力が大気圧を超える高圧になると、この圧力を圧力伝達手段で受けてストライクに伝達され、ストライク内で係合状態にある一次ラッチ部材が圧力を受けて押され、二次ラッチ部材が弾性変形して圧縮等されるから一次ラッチ部材がストライクから退き、扉はラッチによる係合状態から外れる。そのため、室内の圧力で扉が変形してラッチとストライクとの咬み合いによって扉が開かない状態になることはない。
また、圧力伝達手段は、室に設けた扉の開口からストライクに連通する導圧路であることが好ましい。
室内の圧力は扉の開口から導圧路を通してストライク内に伝達されており、室内の圧力が大気圧を超える高圧になるとこの高圧がストライク内に伝達され、一次ラッチ部材が押される。
また、圧力伝達手段は、大気圧を超える高圧の圧力を受けて進退する圧力受け部材と、圧力受け部材に連動して一次ラッチ部材をストライクから離脱する方向に押す押動部材とを備えていてもよい。
室内の圧力が大気圧を超える所定の高圧になったり人手で押されたりすると、圧力受け部材がこの圧力を受けて移動し、圧力受け部材の移動に連動して押動部材が移動することで、押動部材が一次ラッチ部材を押動させてストライクから離脱させる。
また、圧力は室内に供給される消火ガスによるガス圧であってもよい。
室内に火災等が発生すると消火ガスが室内に供給されて充満することで消火され、その際、室内の圧力が高圧になる。
本発明による扉の解錠装置によれば、消火ガスの噴出等によって室内が大気圧より高圧になっても、室内の圧力が圧力伝達手段を介してストライク内の一次ラッチ部材に伝達されて二次ラッチ部材を圧縮するから、一次ラッチ部材がストライクから外れ、扉にかかる圧力で一次ラッチ部材が咬み合いしてロックがかかることなく、容易に扉が開く。
図1に示す部屋に設けた防火扉を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の第一実施形態による防火扉の解錠装置を示す要部破断斜視図である。 図2に示す防火扉に設けた解錠装置を示す水平断面説明図である。 本発明の第二実施形態による防火扉の解錠装置を示す要部破断斜視図である。 図4に示す防火扉に設けた解錠装置を示す水平断面説明図である。 変形例によるラッチ装置の水平断面説明図である。 従来の防火扉を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態による防火扉の解錠装置について説明する。
本実施形態による防火扉の解錠装置は、図1乃至図3に示すように、大型コンピュータやサーバ等の精密機器等を設置した部屋や、半導体製造装置を設置したクリーンルームなどの部屋5と、この部屋5の壁に開口形成された扉開口部10を介してつながる廊下等の外部空間とを連通/区画するように開閉可能に設置されている。また、部屋5には、火災発生時に窒素ガス、二酸化炭素ガス、ハロゲンガス等の不活性ガスや不燃性ガス(消火ガス)を消火剤として高圧で噴射するガス消火システムが具備されている。
この部屋5には、図1に示すような防火扉20が設けられている。防火扉20は例えば左右の扉21,22を備えた観音開きとされ、左右の扉21、22はヒンジ23によってそれぞれ開閉可能とされている。なお、この防火扉20は、一方の扉21のみを設けて他方の扉22に代えて部屋5の壁面が形成された片開きであってもよい。
左右の扉21、22の互いに接合する中央側の端面21a,22aには、シリンダー錠26とラッチ錠27が設けられている。シリンダー錠26と共に、或いはシリンダー錠26に代えて電気錠が設けられていてもよい。シリンダー錠26は一方の扉21に室内で用いるサムターンとデッドボルト28が設けられ、他方の扉22にはデッドボルト28を受け入れてロックするストライク29が設けられている。
また、ラッチ錠27にはラッチをストライクから外すためのレバーハンドル30が設けられているが、レバーハンドル30に代えてドアノブを設けてもよい。各扉21、22のヒンジ23側の上部には、扉21,22の閉鎖速度を調整するためのドアクローザ31が設けられている。
次に防火扉20の解錠装置24について説明する。
図2及び図3は本発明の第一実施形態によるラッチ錠27の構成を示す図である。図2及び図3において、各防火扉21、22の閉鎖状態の合わせ目である端面21a,22aには互いに他方の防火扉22,21の表面まで延びて当接するフランジ部21b、22bが設けられている。これらフランジ部21b、22bが対向配置されることによって各防火扉21、22の端面21a、22aが覆われている。なお、図2,図3に示す扉21,22が閉じた状態で各扉21、22の端面21a、22a間に小さなスペース33が設けられている。
そして、ラッチ錠27として、一方の扉21の端面21aには凹部34が形成され、凹部34内にはラッチ35が進退可能に設けられている。ラッチ35は扉21の端面21aから突出していて進退可能な一次ラッチ部材であるラッチボルト36と、ラッチボルト36の基部側に配設されて凹部34内に収容されていて弾性変形可能な二次ラッチ部材であるコイルスプリング37及びこれを収容したラッチ枠38とで構成されている。
ラッチボルト36は、例えば図3に示すように先端がテーパ面36aを有しており、テーパ面36aは部屋5内に向けて傾斜面が形成されている。そして、ラッチボルト36の基部には鍔部36bが形成され、この鍔部36bは凹部34の底部に設けたラッチ枠38の開口枠部38aに係合してラッチボルト36の進出距離を規制している。そのため、ラッチボルト36はラッチ枠38の深さの範囲で進退可能とされている。コイルスプリング37はラッチ枠38内に設けられてラッチボルト36を突出方向に付勢している。
また、二次ラッチ部材としてコイルスプリング37がラッチ枠38内に設けられているが、コイルスプリング37に代えて高強度で耐久性のある弾性圧縮力及び復帰力の高いスポンジやゴム、或いはスプリング等の弾性部材を設けてもよい。
ラッチ枠38の基部側には、上述したレバーハンドル30やドアノブ等に接続された従来技術に示すような公知の図示しない連結機構が設けられている。そのため、レバーハンドル30やドアノブを回転させることで、ラッチ枠38を後退させてラッチボルト36を少なくともスペース33まで後退させることができ、これによって解錠し開扉可能となる。
また、他方の扉22の端面22aには、ラッチボルト36が進出して閉錠させる凹部形状のストライク40が形成されている。ストライク40は導圧路41を介して部屋5内に連通しており、扉22には導圧路41に連通する開口42が形成されている。ストライク40にラッチボルト36が進出して係合した状態でストライク40の開口とラッチボルト36との間隙は僅かとされ、ガス圧がストライク40に供給された際の漏れは少ないものとする。
そして、部屋5内にノズル12から消火ガスが噴出されて部屋5内のガス圧が大気圧を超えて高圧になった場合、ラッチボルト36のテーパ面36aが押されてコイルスプリング38がその付勢力に抗してラッチ枠38内で圧縮され、ラッチボルト36がストライク40から後退して開扉可能になる。
本実施形態による扉の解錠装置24は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
図2及び図3において、図示しない電気錠やシリンダー錠26が開錠されており、防火扉20の扉21,22のラッチ錠27が閉鎖された状態にあるものとする。この状態で、一方の扉21に設けたラッチボルト36は二次ラッチ部材のコイルスプリング37の弾性力によって凹部34から突出しており、ラッチボルト36が他方の扉22のストライク40に進出・係合して閉扉されている。
そして、作業員が部屋5から出入りする場合には、例えばレバーハンドル30を下方に回動することで、図示しない連結機構を介してラッチ35が後退することで、ラッチボルト36がストライク40から離れる。この状態で開扉され、一方の扉21が部屋5の外側に開いて作業員が出入りする。
常態において、防火扉20はラッチボルト36がストライク40に進出して係合状態にあり、閉錠されている。そして、例えば部屋5内で火事が起こり、図示しない火災報知器等のセンサーでこれを検知すると、消火ガス供給機構4によりノズル12から消火ガスが部屋5内に放出される。
防火扉20の閉扉状態において、部屋5内に消火ガスが充満して避圧口18からのガス圧の漏出にも関わらず、部屋5内のガス圧が大気圧を超えた高圧になる。この高圧のガス圧は扉22の開口42から導圧路41を介してストライク40内に進出し、ストライク40内の空間を部屋5内と同じ高圧にする。すると、そのガス圧でストライク40内のラッチボルト36が後退して二次ラッチ部材のコイルスプリング37が圧縮され、ラッチボルト36がストライク40から外れる。
この状態になると、扉21はレバーハンドル30を回動させなくても押すだけで開扉するから、作業員が容易に外部に退出することができる。
そして、消火後に閉扉して部屋5内の圧力が常圧に戻れば、コイルスプリング37の付勢力により、ラッチボルト36がストライク40に進出して閉錠状態になる。
上述のように本第一実施形態による防火扉20の解錠装置24によれば、部屋5内に消火ガスが充満して高圧になった場合に、高圧によって扉20,21が変形する前に、開口42を通して高圧ガスによってラッチボルト36をストライク40から後退させて解錠状態に制御できる。そのため、部屋5内の高圧によって扉20,21が変形してラッチボルト36がストライク40との咬み合いでロックがかかる前に、迅速にラッチ35を解錠させ、押すだけで容易に扉が開くので作業員の避難口が確保されて部屋5から確実に外部へ移動できる。
本発明による防火扉20の解錠装置24は、上述の構成に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に構成の変更や置換等を行える。
次に本発明の第二実施形態による防火扉20の解錠装置24について図4及び図5により説明するが、上述した第一実施形態と同一または同様の部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
図4及び図5に示す第二実施形態による防火扉20の解錠装置24において、防火扉20の両扉21、22の端面に形成したラッチ35とストライク40等は上述した第一実施形態による解錠装置と同一の構成を備えている。相違点は次の通りである。
防火扉20の他方の扉22において、部屋5側の表面には凹溝45が形成されており、凹溝45内には圧力受け部材であるピストン部材46が進退可能に配設されている。ピストン部材46の背面側には、ピストン部材46の進退に連動してストライク40内のラッチボルト36を押動する連動レバー47が配設されている。なお、連動レバー47は押動部材を構成する。
連動レバー47は、例えば弾性変形可能な略Y字状のばね部材で形成されており、二股状のレバー部48,49の一方のレバー部48はピストン部材46の背面に連結され、他方のレバー部49は扉22の外部側の内面に設けた係止部50に連結されている。そして、連動レバー47の他方の押圧部51はストライク40内に延びてラッチボルト36のテーパ面36aに当接されている。なお、連動レバー47は少なくとも一対のレバー部48,49がばね部材とされて、その挟角が変動可能であるように弾性機能を有していればよく、押圧部51は弾性を有さない剛性部材であってもよい。
なお、押圧部51の先端が当接するラッチボルト36のテーパ面36aには、押圧部51先端部のテーパ面36aでのスリップや滑りを防ぐために段部や平坦部等の着座部を形成してもよい。
そして、常態において、ピストン部材46は連動レバー47の一方のレバー部48に押されて凹溝45の表面に扉22の表面と面一に保持されている。そして、部屋5内の圧力が消火ガスのガス圧によって大気圧を超えた高圧になった場合に、一方のレバー部48の弾性力に抗してピストン部材46が凹溝45内を後退し、他方のレバー部49との交差角が小さくなる分だけ押圧部51がその長手方向に移動する。これによって押圧部51がラッチボルト36をストライク40内から押し出すように構成されている。
本第二実施形態による防火扉20の解錠装置24は上述の構成を備えているから、部屋5内で火災発生時に消火ガスをノズル12から噴出させて充満させると、部屋5内のガス圧が高圧となった場合に扉22に設けたピストン部材46が連動レバー47のレバー部48の付勢力に抗して凹溝45内を後退する。すると、連動レバー47の一対のレバー部48,49は、ピストン部材46と係止部50に係止保持されているため、交差角が小さくなるように変位し、レバー部48,49の挟角の変位に連動して押圧部51がその長手方向に前進する。
連動レバー47の変位に応じて、押圧部51がストライク40内を前進し、その先端でラッチボルト36のテーパ面36aを押してラッチボルト36を押す。これにより、コイルスプリング37がその弾性力に抗して圧縮されて、ラッチボルト36はストライク40から後退して外れる。
このようにして、部屋5内のガス圧が大気圧を超える高圧に維持されている間、ラッチ35のラッチボルト36がストライク40から後退する状態に保持される。そのため、部屋5内の作業員は火災時等に、部屋5内にガス圧が高圧に充満している間、一方の扉21のラッチボルト36が他方の扉22のストライク40から離間して保持されるから、扉21または扉22を押すことで迅速且つ容易に防火扉20を開放して外部へ移動できる。
或いは、部屋5内のガス圧が高圧に上昇する前であっても、部屋5内の作業者がピストン部材46を手等で強く押すだけで、容易に扉21,22を開放できる。そのため、緊急時に扉21、22を開放するための動作が簡単になる。
なお、図6は本発明の変形例を示すものである。
図6に示す防火扉20の解錠装置24において、閉鎖状態にある一対の扉21,22の各端面21b、22bの間にスペース33が形成されており、その両端が各扉21、22のフランジ部21b、22bで閉鎖されている。そして、各扉21,22の部屋5側の表面には開口53、54が形成され、各開口53,54は導圧路53a、54aを経由してスペース33に連通する構成を有している。
この状態で、部屋5内にノズル12から消火ガスが噴出されて、ガス圧が大気圧より高まると、部屋5内のガス圧は防火扉20の各開口53、54から導圧路53a、54aを通ってスペース33内に供給される。すると、スペース33内のガス圧が大気圧を超えるため、外部との差圧により一方の扉21がフランジ21aを押されて開放作動する。
これによって、部屋5内に火災等が生じてガス圧が充満した場合に、ガス圧によって自動的に扉21を開放作動できる。
上述の各実施形態において、ガス消火システムとして、大型コンピュータ等の精密機器等を配設した部屋5に採用した防火扉20の解錠装置24について説明したが、本発明による防火扉20の開放装置はこのような部屋5に限定されることはなく、適宜の他の施設に適用できることはいうまでもない。例えば、半導体製造装置やその他の埃等を嫌う施設内の装置を備えたクリーンルーム等に、本発明による防火扉20の解錠装置24を採用してもよい。
なお、第一実施形態における開口42及び導圧路41、第二実施形態におけるピストン部材46,連動レバー47は圧力伝達手段を構成する。
また、本発明は防火扉20のラッチ機構における解錠装置24に関するものであり、解錠装置24の取付位置や扉21,22等の建具周辺の各種機構等は上述した各実施形態などに限定されることはなく適宜変更可能である。本発明は任意の構成の扉の解錠装置に採用できることはいうまでもない。
また、本発明は防火扉20に限定されることなく、防火扉でない扉に対しても適用できることもいうまでもない。
5 部屋(室)
20 防火扉
21、22 扉
21b、22b フランジ部
24 解錠装置
27 ラッチ錠
35 ラッチ
36 ラッチボルト
37 コイルスプリング
38 ラッチ枠
40 ストライク
41、53a、54a 導圧路
42、53,54 開口
45 凹溝
46 ピストン部材
47 連動レバー
48、49 レバー部
50 押圧部

Claims (4)

  1. ストライクに進退可能なラッチを設けた扉の解錠装置において、
    前記ラッチはストライクに係脱可能な一次ラッチ部材と該一次ラッチ部材の基部側に設けた弾性変形可能な二次ラッチ部材とを備え、
    前記ストライクに室内の圧力を印加する圧力伝達手段を設け、
    前記圧力が大気圧を超える高圧になると前記圧力伝達手段を介してストライク内の一次ラッチ部材に伝達され、前記二次ラッチ部材が弾性変形して前記一次ラッチ部材をストライクから後退させるようにしたことを特徴とする扉の解錠装置。
  2. 前記圧力伝達手段は、前記室内側の扉の開口からストライクに連通する導圧路である請求項1に記載された扉の解錠装置。
  3. 前記圧力伝達手段は、大気圧を超える高圧の圧力を受けて進退する圧力受け部材と、該圧力受け部材に連動して前記一次ラッチ部材をストライクから離脱する方向に押す押動部材とを備えている請求項1に記載された扉の解錠装置。
  4. 前記圧力は室内に供給される消火ガスによるガス圧であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載された扉の解錠装置。
JP2010021482A 2010-02-02 2010-02-02 扉の解錠装置 Expired - Fee Related JP5371815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021482A JP5371815B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 扉の解錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010021482A JP5371815B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 扉の解錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011157764A JP2011157764A (ja) 2011-08-18
JP5371815B2 true JP5371815B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=44589941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010021482A Expired - Fee Related JP5371815B2 (ja) 2010-02-02 2010-02-02 扉の解錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5371815B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104499909B (zh) * 2014-12-14 2019-04-09 江苏省金鑫安防设备有限公司 一种钢木防火门
CN104533177B (zh) * 2014-12-26 2017-10-31 徐州徐工环境技术有限公司 门体锁紧装置及洗扫车
JP6660169B2 (ja) * 2015-12-17 2020-03-11 株式会社京三製作所 施錠解錠装置及び解錠補助装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420108Y2 (ja) * 1986-02-24 1992-05-08
DE59607217D1 (de) * 1995-09-20 2001-08-09 Festo Kg Pneumatisches türschloss
JPH0988393A (ja) * 1995-09-27 1997-03-31 Hagoromo:Kk 錠機構
JP2003206663A (ja) * 2002-01-08 2003-07-25 Takigen Mfg Co Ltd 錠付きドアのロック緊急開放システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011157764A (ja) 2011-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5371815B2 (ja) 扉の解錠装置
CN107035930B (zh) 具有排气止挡件的快速连接联接器
KR100759713B1 (ko) 방화문 자동폐쇄장치와 그 시스템.
US8523248B2 (en) Latch assembly with a safety device for a fireproof door lock
US11406855B2 (en) Dynamic fire suppression system and method i'hereof
US20130127184A1 (en) Latch Assembly for a Passageway Door Lock
JP2015036073A (ja) 消防用設備及び消火栓装置
JPWO2007066803A1 (ja) 安全スイッチ
CA2375074A1 (en) Security bar release mechanism
US20150366299A1 (en) Tie locking device
JP2009299457A (ja) 脱出用ロック解除手段を有する安全連動保護デバイス
WO2019075755A1 (zh) 麻醉蒸发器锁定结构和麻醉机
JP2007139267A (ja) ドアロック装置
JP5371814B2 (ja) 扉の解錠装置
JP2010163792A (ja) ラッチ受け及び建具
JP2010215315A (ja) エレベータ乗場戸解錠装置
KR20210127576A (ko) 스마트 소화방재장치
JP5452261B2 (ja) 開扉アシスト装置
KR101971446B1 (ko) 범죄 예방을 위한 디지털 도어락
KR20110007530U (ko) 소화기용 자동 작동장치의 로킹 제어구조
JP2011156222A (ja) 防火扉
KR101496551B1 (ko) 방화형 도어 스토퍼
LU505281B1 (en) Self-protection method for firefighting box and firefighting box
JP5651343B2 (ja) 扉の解錠装置
JPS6017485Y2 (ja) インタ−ロツク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121113

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees