JP5371784B2 - 浸漬型ヒータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、アルミ保持炉などの溶融金属用加熱設備に使用する浸漬型ヒータに関し、詳しくは、Fe−Cr−Al系合金等の金属発熱体を備えた浸漬型ヒータに関する。
従来、アルミ溶湯などの溶融金属を加熱するための浸漬型ヒータとして、金属発熱体を採用したものがある。例えば、特許文献1には、有底円筒形状のセラミック製保護管(浸漬管)内に吊り下げ配置された絶縁性円筒体と、この絶縁性円筒体の外周部に形成された螺旋溝内に配置された断面円形の線状発熱体(発熱部)と、前記セラミック製保護管の開口端を塞ぐ絶縁性蓋体とを有し、前記線状発熱体に一端がそれぞれ接続された各端子棒の他端が前記絶縁性蓋体を貫通してなる浸漬型ヒータが開示されている。
実公平5−21275号公報
しかしながら、上記特許文献1の浸漬型ヒータは、線状発熱体が嵌め込まれる絶縁性円筒体を保護管内に吊り下げ保持する構成であるため、金属発熱体として螺旋状に巻かれた帯状のものを採用し、かつ、帯状発熱体の平面部が互いに対向する螺旋状の発熱部とした場合には、次のような問題が生じ得る。
すなわち、保護管と円筒体との芯ずれが生じると、螺旋状に巻かれた帯状発熱体の外周縁が保護管内壁に押し付けられることになり、その結果、この押圧部において発熱体が変形して隣接する発熱体と接触するという不具合が生じる可能性がある。特に、横浸漬方式では、浸漬型ヒータの後端部を炉側壁で支持する水平片持ち支持となることから、発熱部も同様に水平片持ち支持となることに加えて、円筒体および発熱体の自重による下方への撓みが生じるため、螺旋状発熱体の下方(炉床側)の外周縁が保護管内壁に押し付けられ易い状態になり、上述したような不具合が生じる可能性がより高くなる。
そこで、本発明は、螺旋状発熱体の外周縁が保護管の内壁に押圧されることを完全に回避して、隣接する発熱体同士の接触による断線防止を図ることができる浸漬型ヒータを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の浸漬型ヒータは、セラミック製有底保護管と、前記セラミック製有底保護管内に挿入された絶縁性円筒体と、前記絶縁性円筒体の外周面に形成した螺旋溝内に保持された金属発熱体と、前記セラミック製有底保護管の開口部を塞ぐ絶縁性蓋体と、前記金属発熱体の先端部と後端部とに一方端部がそれぞれ接続されるとともに他方端部が前記絶縁性蓋体を貫通して前記セラミック製有底保護管外に位置している第1、第2端子棒とからなる浸漬型ヒータにおいて、
前記金属発熱体が帯状をなしており、この帯状金属発熱体の一方のエッジ部が前記螺旋溝内に挿入保持されて螺旋状の発熱部を形成し、
前記セラミック製有底保護管の内径より小径で、かつ、螺旋状の発熱部の外周径よりも大径である径を有するとともに前記絶縁性円筒体の中空部に嵌合する円筒体支持部材が前記絶縁性円筒体の先端および後端の各開口にそれぞれ配置され、
前記先端側の円筒体支持部材に前記金属発熱体の先端部に接続される前記第1端子棒が貫通する貫通孔とこの第1端子棒の先端に連結固定された接続板が挿通する切欠部を、また、前記後端側の円筒体支持部材に前記第1端子棒が貫通する貫通孔と前記第2端子棒の先端に連結固定された接続板が挿通する切欠部を形成した、ことを特徴とするものである。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、金属発熱体に帯状のものを採用することで、発熱体表面積を大きくすることができるため、線状発熱体に比べて同一出力でも発熱体の温度を低く抑えることができ、焼き減りの抑制等で耐久性が向上する。
また、帯状発熱体を螺旋状の発熱部として保持する円筒体の両端に取り付けられた円筒体支持部材が保護管内径より小径で、かつ、螺旋状の発熱部の外周径よりも大径である径を有することから、帯状発熱体の外周縁と保護管の内壁面との間に隙間が確実に形成されるため、螺旋状発熱部の外周縁が保護管の内壁に押圧されることを回避することができ、その結果、帯状発熱体の外周縁の押圧による変形が生じることなく、隣接する帯状発熱体同士の接触による断線を確実に回避することができる。
また、前記構成からなる浸漬ヒータによれば、接続板と金属発熱体の接続作業が容易に行うことができるとともに、電気的接続が確実にできる。
本発明の浸漬型ヒータでは、前記保護管内部であって前記後端側の円筒体支持部材と前記蓋体との間の空間に断熱材が充填されてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、螺旋状発熱部から端子部への熱移動が抑制されて端子棒の熱膨張による変形を防止できるとともに、横浸漬方式においては、保護管の破損時、溶融金属が外部に流出することを防止することができる。
また、前記セラミック製有底保護管の開口端部側の外周部が、先端に向かって細くなるテーパ形状に形成されていてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、炉側壁に浸漬型ヒータを取り付ける際に、炉側壁にテーパ状の外周部に係合するヒータ取付口を設けることで、ヒータの正確な位置決めと堅固な取り付けが可能になる。
また、本発明の浸漬型ヒータでは、前記金属発熱体の先端部に接続されるように前記先端側の円筒体支持部材に固定された前記端子棒が前記円筒体、前記後端側円筒体支持部材および前記蓋体を貫通して延伸し、前記蓋体の外部において前記端子棒に設けられた止め金具と前記蓋体との間に圧縮ばねが配置されていてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、端子棒に対して常に引っ張り力が付与されることになり、端子棒の熱膨張による変形を抑制できる。
また、本発明の浸漬型ヒータによれば、前記金属発熱体の先端部に接続される前記端子棒がパイプ状をなし、かつ、熱電対が前記パイプ状の端子棒内に挿入配置されてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、パイプ状端子棒内に熱電対を挿入配置することにより、発熱部を有する円筒体内での正確な温度測定が可能になる。
この場合、前記パイプ状の端子棒の先端開口に断熱材が充填されることで、保護管の先端部の破損時、溶融金属がパイプ状端子棒の内部を通って外部に流出することを防止することができる。
また、本発明の浸漬型ヒータによれば、絶縁性円筒状スペーサが前記端子棒を収納した状態で前記後端側の円筒体支持部材と前記蓋体との間に配置されていてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、円筒状スペーサの一端部が後端側の円筒体支持部材に、また、その他端部が蓋体にそれぞれ当接し、これにより保護管内における円筒体および発熱部の位置を正確に一定にすることができる。
さらに、本発明の浸漬型ヒータによれば、前記絶縁性円筒体の周壁に複数の貫通孔が形成されていてもよい。
この構成からなる浸漬型ヒータによれば、帯状発熱体の輻射熱が前記貫通孔を介して直に与えられることで、熱電対による温度測定の応答性が向上するとともに、貫通孔が形成されることで発熱体を保持する円筒体の熱容量が小さくなって消費電力の低減を図れる。
浸漬型ヒータの軸方向断面図。 蓋体の正面図および側面図。 一部断面を含む円筒体の側面図。 円筒体の螺旋溝と発熱体の拡大図。 発熱体の断面図。 円筒体支持部材の正面図および断面図。 パイプ状第1端子棒および接続板を示す図。 棒状第2端子棒および接続板を示す図。 第1端子棒に固定された接続板の発熱体への接続状態を示す図。 第1端子棒に断熱材を充填した状態を示す図。
符号の説明
1…浸漬型ヒータ
2…保護管
3…テーパ部材
4…蓋体
6…円筒体
7…螺旋溝
8…発熱体
9…発熱部
10…貫通開口
11…円筒体支持部材
12…第1端子棒
13…接続板
14…スペーサ
15…第2端子棒
16…充填材
18…止め金具
19…コイルばね(圧縮ばね)
20…熱電対
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である浸漬型ヒータ1の長手方向(軸方向)断面図である。なお、浸漬型ヒータ1を説明するにおいて、便宜上、炉装着時に炉内に挿入される側の端部を「先端」、その反対側端部を「後端」という。
浸漬型ヒータ1は、セラミック製の保護管2を備えている。保護管2は窒化珪素質系等のファインセラミックからなり、先端が閉塞し他端が開口した有底円筒体として形成されている。保護管2の後端部外周部には、テーパ部材3が保護管2の一部をなすように固定されている。テーパ部材3は、保護管2と同様にセラミック製のものであり、外周面が先端側に向かって先細り状のテーパ形状をなしている。このテーパ部材3の外周テーパ形状は、浸漬型ヒータ1が装着される炉側壁(図示せず)のヒータ取付口の内周面のテーパ形状に対応している。これにより、外部から炉側壁に浸漬型ヒータを取り付ける際に、ヒータ取付口のテーパ形状内周面に前記保護管2のテーパ部材3のテーパ形状外周面が係合することで、浸漬型ヒータ1の正確な位置決めと堅固な取り付けが可能になる。なお、テーパ部材3は、保護管2と予め一体成形されていてもよい。
保護管2の後端開口部は、ガラス繊維強化複合材等の絶縁性断熱材料からなる蓋体4によって塞がれている。蓋体4は、図2の正面図および側面図に示すように、保護管2の開口部に挿入される小径の円盤状挿入部4aと、保護管2の開口縁部に当接する大径のフランジ部4bとを有している。蓋体4には、後述する端子棒12,15を貫通させるための貫通孔5a,5bが形成されている。一方の貫通孔5aは、略円盤状をなす蓋体4の中心に形成され、他方の貫通孔5bは蓋体4の外周寄りに形成されている。
保護管2内には、アルミナ含有量が90%以上のセラミック等の絶縁性耐熱材料からなる円筒体6が挿入配置されている。円筒体6の外周面には、図3Aに示すように、先端から後端まで連続する螺旋溝7が形成されている。螺旋溝7は、図3Bに示すように、底部に向かって両側壁間の寸法が狭くなるようなテーパ状に形成されている。なお、実施例では、溝の深さH:4mm、表面側の溝幅W:2.3mm、底部側の溝幅W:1.7mm、溝のピッチP:4.8mmであるが、これらに限定されない。
螺旋溝7には、例えば、Fe−Cr−Al系合金等の金属からなる帯状(実施例では、幅10mm、厚さ1mmであるが、これに限定されない。)の発熱体8の一方のエッジ部が保持され、発熱体8の他方のエッジ部は、円筒体6の外周面から、例えば、6〜7mm程度突出している。これにより、円筒体6の外周部には、先端から後端まで連続する螺旋状の発熱部9が構成される。
なお、帯状の発熱体8は、図3Cに示すように、予め平面部が互いに対向するように螺旋状に形成され、この螺旋状の発熱体8の先端を円筒体6の螺旋溝7内に位置させ、相対的に回転させることで螺旋溝7に装着する。
また、円筒体6の外周壁は、図3Aに示すように複数の貫通開口10が形成されている。本実施形態では、貫通開口10を略楕円形の長孔形状とし、A−A断面およびB−B断面に示されるように軸方向に垂直な平面内において3つの貫通開口10が円周方向に等ピッチで形成されている。なお、A−A断面とB−B断面とで、貫通開口10の形成位置を60度ずらしてあるのは、円筒体6の強度低下を抑制するためである。このような円周方向で3つ一組をなす貫通開口10が円筒体6の軸方向において複数組形成されている。このように円筒体6に多数の貫通開口10を形成することによって、発熱体8の輻射熱が貫通開口10を介して、後述するように円筒体6内部に配置される熱電対20に直に与えられることで、熱電対20による温度測定の応答性が向上するとともに、貫通開口10が形成されることで発熱体8を保持する円筒体6の熱容量が小さくなって消費電力の低減を図れる。なお、貫通開口10の形状、大きさ、数、形成位置等は、上述のものに限定されず、適宜に変更可能である。
円筒体6の先端および後端には、アルミナ含有量が70〜80%のセラミック等の絶縁材料からなる円筒体支持部材11がそれぞれ取り付けられている。円筒体支持部材11は、図4の正面図および断面図に示すように、円筒体6の各端部開口から円筒体6の中空部に嵌合する円筒状嵌合部11aと、円筒体6の各端面に当接するフランジ部11bとから構成されている。円筒体支持部材11の中央には、後述する端子棒12が挿通される貫通孔(挿通口)12aが形成されるとともに、フランジ部11bの外周部には略矩形状の切欠部(挿通口)12bが形成されている。円筒体6の先端に取り付けられる円筒体支持部材11の切欠部12bには、図6に示すように、後述する端子棒12の接続板13が挿通され、円筒体6の後端に取り付けられる円筒体支持部材11の切欠部12bには、図1に示すように、後述する端子棒15が挿通される。
円筒体6の前後に取り付けられる各円筒体支持部材11のフランジ部11bは、保護管2の内径よりも小径で、かつ、螺旋状の発熱部9の外周径よりも大径である直径を有している。これにより、保護管2の内周面と発熱部9の外周縁との間に隙間が確実に形成され、発熱部9(すなわち、これを構成する帯状発熱体8)が保護管2の内周面に押し付けられるのを確実に防止することができる。
図1を再度参照すると、浸漬型ヒータ1の内部には、その軸芯に沿って、例えば、ステンレス製パイプからなる第1端子棒12が挿入配置されている。第1端子棒12は、その先端が先端側の円筒体支持部材11の貫通孔12aに挿入され、そこから円筒体6の内部を後方に延伸して、後端側の円筒体支持部材11の貫通孔12aおよび蓋体4の貫通孔5aを貫通している。第1端子棒12は、蓋体4から後方に突出する後端部に、給電用端子板12cを有している。また、図5A及び図6に示すように、第1端子棒12の先端には側面が略L字状をなす接続板13が連結固定されており、接続板13の端部が発熱体8の先端に電気的に接続されている。なお、図7に示すように、第1端子棒12の先端開口に断熱材21を充填しておくことで、万一保護管2の先端部が破損しても、溶融金属が第1端子棒12の内部を通って外部に流出することを防止することができる。
また、第1端子棒12は、後端側の円筒体支持部材11と蓋体4との間で、絶縁性円筒状スペーサ14に収納された状態になっている。スペーサ14は、蓋体4と円筒体支持部材11との間隔を規制する役割を果たすもので、これにより保護管2内における円筒体6および発熱部9の位置を正確に一定にすることができる。
蓋体4の外部において、第1端子棒12には、例えば、金属ワッシャからなる止め金具18が固定されており、この止め金具18と蓋体4との間であって第1端子棒12の外周にコイルばね(圧縮ばね)19が圧縮状態で装着されている。これにより、第1端子棒12に対して常に引っ張り力が付与されることになり、この引っ張り力が前後一対の円筒体支持部材11,11を介して円筒体6に作用することになるから、スペーサ14の位置決め作用と相俟って円筒体6の固定が堅持できるとともに、第1端子棒12の熱膨張による変形を抑制できる。
また、パイプ状の第1端子棒12の内部には、熱電対20が挿入配置されている。熱電対20は、第1端子棒12の後端部から挿入され、その先端が発熱部9を保持する円筒体6内に位置している。これにより、発熱部9を有する円筒体6内での正確な温度測定が可能になる。なお、熱電対20を設けない場合には、第1端子棒12は中実棒であってもよい。
浸漬型ヒータ1の内部には、さらに、例えば、ステンレス製棒からなる第2端子棒15が挿入配置されている。第2端子棒15は、蓋体4の貫通孔5bを貫通して後端側の円筒体支持部材11の切欠部12b内まで挿通されており、図5Bに示すようにその先端に取り付けた接続板15aが帯状発熱体8の後端部に電気的に接続されている。また、第2端子棒15は、後端部に給電用端子板15bを有している。
保護管2内部であって後端側の円筒体支持部材11と蓋体4との間の空間に、例えば、セラミックファイバーからなる断熱材16が充填されている。これにより、螺旋状発熱部9から端子部への熱移動が抑制されて端子棒15の熱膨張による変形を防止できるとともに、横浸漬方式の場合においては、保護管2の破損時、溶湯の流出を防止することができる。
上記構成からなる浸漬型ヒータ1は、例えば、アルミ保持炉の炉側壁に取り付けられ、アルミニウムの溶湯(溶融金属)内に浸漬された状態で、第1および第2端子棒12,15を介して給電されて発熱部9が発熱することで、溶湯を所望温度に維持することができる。
上述したように、本実施形態の浸漬型ヒータ1によれば、発熱体8に帯状のものを採用することで、発熱体8の表面積を大きくすることができるため、線状発熱体に比べて同一出力でも発熱体8の温度を低く抑えることができ、焼き減りの抑制等で耐久性が向上する。
また、帯状発熱体8を螺旋状の発熱部9として保持する円筒体6の両端に取り付けられた円筒体支持部材11が保護管2の内径より小径で、かつ、螺旋状発熱部9の外周径よりも大径である径を有することから、帯状発熱体8の外周縁と保護管2の内壁面との間に隙間が確実に形成されるため、螺旋状発熱部9の外周縁が保護管2の内壁に押圧されることを回避することができ、その結果、帯状発熱体8の外周縁の押圧による変形が生じることなく、隣接する帯状発熱体8同士の接触による断線を確実に回避することができる。

Claims (8)

  1. セラミック製有底保護管と、前記セラミック製有底保護管内に挿入された絶縁性円筒体と、前記絶縁性円筒体の外周面に形成した螺旋溝内に保持された金属発熱体と、前記セラミック製有底保護管の開口部を塞ぐ絶縁性蓋体と、前記金属発熱体の先端部と後端部とに一方端部がそれぞれ接続されるとともに他方端部が前記絶縁性蓋体を貫通して前記セラミック製有底保護管外に位置している第1、第2端子棒とからなる浸漬型ヒータにおいて、
    前記金属発熱体が帯状をなしており、この帯状金属発熱体の一方のエッジ部が前記螺旋溝内に挿入保持されて螺旋状の発熱部を形成し、
    前記セラミック製有底保護管の内径より小径で、かつ、螺旋状の発熱部の外周径よりも大径である径を有するとともに前記絶縁性円筒体の中空部に嵌合する円筒体支持部材が前記絶縁性円筒体の先端および後端の各開口にそれぞれ配置され、
    前記先端側の円筒体支持部材に前記金属発熱体の先端部に接続される前記第1端子棒が貫通する貫通孔とこの第1端子棒の先端に連結固定された接続板が挿通する切欠部を、また、前記後端側の円筒体支持部材に前記第1端子棒が貫通する貫通孔と前記第2端子棒の先端に連結固定された接続板が挿通する切欠部を形成した
    ことを特徴とする浸漬型ヒータ。
  2. 前記保護管内部であって、前記後端側の円筒体支持部材と前記蓋体との間の空間に断熱材が充填されることを特徴とする請求項に記載の浸漬型ヒータ。
  3. 前記セラミック製有底保護管の開口端部側の外周部が、先端に向かって細くなるテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の浸漬型ヒータ。
  4. 前記金属発熱体の先端部に接続されるように前記先端側の円筒体支持部材に固定された前記端子棒が前記円筒体、前記後端側の円筒体支持部材および前記蓋体を貫通して延伸し、前記蓋体の外部において前記端子棒に設けられた止め金具と前記蓋体との間に圧縮ばねが配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の浸漬型ヒータ。
  5. 前記金属発熱体の先端部に接続される前記端子棒がパイプ状をなし、かつ、熱電対が前記パイプ状の端子棒内に挿入配置されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の浸漬型ヒータ。
  6. 前記パイプ状の端子棒の先端開口に断熱材が充填されることを特徴とする請求項に記載の浸漬型ヒータ。
  7. 絶縁性円筒状スペーサが前記端子棒を収納した状態で前記後端側の円筒体支持部材と前記蓋体との間に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の浸漬型ヒータ。
  8. 前記絶縁性円筒体の周壁に複数の貫通開口が形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の浸漬型ヒータ。
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