JP5371771B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡装置に関する。特に、撮像素子を含んで体腔内に移動可能に配置される観察部若しくは処置部を、体壁を挟んで体外に配置された操作部によって移動操作する内視鏡装置に関する。
従来、内視鏡下外科手術においては、体壁に3〜10mm程度の孔を複数あけて、硬性内視鏡と複数の鉗子をこの孔から体腔内に挿入し、様々な手術が行われているのが一般的である。
このような手術で使用される硬性内視鏡としては、例えば、下記の特許文献1に記載された装置がある。
この文献で示された硬性内視鏡は、対物レンズ系、撮像素子、及び、撮像素子から延びる信号ケーブルが、順に先端側から組み込まれた硬性挿入管と、硬性挿入管の基端側に信号ケーブルを介して撮像素子と電気的に接続されたモニタとを備える。この硬性内視鏡では、体壁にあけた孔から硬性挿入管の先端を挿入し、撮像素子で撮像された体腔内の画像がモニタで表示される。
また、手術で使用される内視鏡として、下記の特許文献2には、体内ロボットと、3D勾配磁界発生装置を備えた装置が記載されている。この装置では、体内ロボットを体腔内に挿入し、この体内ロボットを、3D勾配磁気発生装置で発生させた磁気によって、遠隔操作しながら移動させて、体腔内の画像を体内ロボットに組み込んだ撮像素子によって撮像し、体内ロボット内の送信手段を利用して体外に送信する。
特開平11−326783号 特開2003−1117220号
このような、硬性内視鏡及び鉗子を使用した内視鏡下外科手術では、体壁により形成された体腔によって硬性内視鏡が移動できる領域が限られる。このため、硬性内視鏡を挿入しての作業には制約があり、患部を限られた方向からしか観察することができない。また、硬性内視鏡により撮像されモニタに表示された画像は、どちらの方向から撮像されたのか速やかに判定することが困難である。また、体内ロボットとともに使用される3D勾配磁界発生装置は体積が大きく、手術時に広いスペースが必要である。また、3D勾配磁界発生装置により、設備費及び手術費が増加する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、容易に操作することができると共に、設備を増大化させることなく、視覚的にわかりやすく患部を任意の方向から容易に観察内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡装置は、撮像素子を有する内視鏡と、前記撮像素子で撮影された内視鏡画像を表示するモニタとを備え、前記内視鏡は、前記撮像素子を含んで体腔内に移動可能に配置される体腔内挿入部と、体壁を挟んで体外に配置されて前記体腔内挿入部の位置を操作する操作部とが別体とされ、かつ、前記体腔内挿入部と前記操作部とが前記体壁を挟んで同軸状に配置され、前記体腔内挿入部と前記操作部とを結ぶ軸線周りに生じた前記操作部の回転力を、前記体腔内挿入部に対して非接触で伝達する回転力伝達部をさらに備え、前記回転力伝達部は、前記操作部の表面上と体腔内挿入部の表面上とに対応して配置された磁石を備え、該磁石と前記体壁との間の空間に非磁性スライド板が配置されている。
本内視鏡装置により、内視鏡下外科手術において、任意の方向から観察することで患部を視覚的に認知することができる。また、本発明は、設備の増強が不要であるため、設備費及び手術費を抑えることができるとともに、容易な操作を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の使用状態を示す一部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置の概略を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図3のA−Aに沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図4の一部の拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図5のB−Bに沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図3のC矢視図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図7のD−Dに沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置を示し、図3のE部分の拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の使用状態を説明する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成図である。 本発明の第5の実施形態に係る内視鏡装置について、図13のF−F線に沿って示した図である。 本発明の同第5実施形態に係る内視鏡装置について、図13のG−g線に沿って示した図である。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一符号を付し、共通する説明は省略する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置について図1および図2に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成を示す図である。内視鏡装置100は、体腔内に移動可能に配置される体腔内挿入部1、及び、体壁2を挟んで体外に移動可能に配置されて前記体腔内挿入部1の位置を操作する操作部3を備える内視鏡4と、内視鏡4と伝送ワイヤ5a、5cを介して電気的に接続されるプロセッサ6と、プロセッサ6と伝送ワイヤ7を介して電気的に接続されて、内視鏡4で撮像された画像を表示するモニタ8とを備える。
体腔内挿入部1は、基部9と、基部9に対して関節部10を介して取付角度可変に取り付けられた観察部本体11とを備える。体腔内挿入部1が体腔内に配置される際に体壁2側端部には磁石12が取り付けられている。磁石12としては、例えば長方形状の永久磁石が用いられる。
関節部10は、基部9と観察部本体11との間に介在される中間体13と、基部9と中間体13に設けられた回転軸14と、中間体13と観察部本体11との間に設けられた回転軸15とを備える。回転軸14と回転軸15とは互いに直交するように配置される。回転軸14と回転軸15にはそれぞれモータ16、17が連結され、これらモータ16、17によって、回転軸14,15がそれぞれ個別に正・逆回転されるようになっている。
観察部本体11は、対物光学系19と撮像素子20とを備える。
操作部3は、案内部22により体壁2に沿って案内されながら移動され、かつ、所定個所で静止されるようになっている。案内部22は、互いに平行な2本の直線状レール23と、これら2本の直線状レール23にまたがって、その長さ方向に移動可能かつ操作部3を円弧状に移動可能に案内するアーチ状レール24とを備える。アーチ状レール24の両端には、それぞれ2本の直線状レール23の上面に形成されたラック23aに噛み合うピニオン25がそれぞれ取り付けられ、これらピニオン25がモータ26により同期して回転されることで、アーチ状レール24は直線状レール23上を直線状レール23に直交する姿勢を保ったまま直線状レール23の長さ方向に移動されるようになっている。
なお、図1では一方のピニオン25に接続されるモータ26しか図示していないが、他方のピニオン25にもモータは取り付けられている。
操作部3は、直線状レール23を左右両側から挟み込む側部28a、28aを有する筐体28と、筐体28により回転自在に支持されてアーチ状レール24の上面に形成された歯部24aと噛み合うピニオン29と、筐体28の下部に取り付けられた磁石30からなっている。操作部3は、モータ31によりピニオン29が回転されることで、アーチ状レール24に沿って案内されるようになっている。
操作部3が、案内部22によって体壁2に沿って案内されながら移動する際に、この操作部3の移動に追従して体腔内挿入部1を体腔内で移動させて、操作部3と体腔内挿入部1とを体壁2を挟んで同軸上に配設する連動部40が設けられている。連動部40は、操作部3に設けられた磁石12と、体腔内挿入部1に設けられた磁石30によって構成されている(図2参照)。
また、操作部3の磁石30は、体壁2を挟んで磁石30方向へ引き寄せられるように配置された磁石12を介することで、体腔内挿入部1を体壁2方向へ引き上げるだけの磁力を有する。磁石30については、より磁力を上げるため、電磁石や超伝導磁石を利用しても良い。このことは、基部9の磁石についても同様である。
操作部3の磁石30と体腔内挿入部1の磁石12とは、それらが体壁2を挟んで正規の状態で互いに吸着されたときに、回転軸14がアーチ状レール24の存する平面と平行となり、かつ回転軸15がアーチ状レール24の存する平面と直交するように、位置決めされて取り付けられている。
なお、上記の図示例では、ピニオン25とラック23aの組み合わせによって、アーチ状レール24を直線状レール23に対して移動させているが、これに限るものではなく、ボールねじ機構によって、アーチ状レール24を直線状レール23に対して移動させるようにしてもよい。また、操作部3をアーチ状レール24に沿って移動させるときも、同様にボールねじ機構を用いても良い。
プロセッサ6は、駆動制御回路33と画像信号処理回路34から構成される。
駆動制御回路33は、伝送ワイヤ5aを介してモータ16,17,26に対して電気的に接続され、また、モータ31は、硬性鉗子36のスイッチ(入力部)37a、37bに対して、伝送ワイヤ5bを介して電気的に接続される。画像信号処理回路34は、伝送ワイヤ5cを介して撮像素子20に電気的に接続されるとともに、伝送ワイヤ5dを介して硬性鉗子38のズームスイッチ(入力部)37cに電気的に接続されている。さらに、画像信号処理回路34はモニタ8に対して伝送ワイヤ7を介して電気的に接続されている。
ここで、スイッチ37aはジョイスティック等の4方向の入力が可能のスイッチであり、例えば、左右方向の操作で、モータ31を駆動させてアーチ状レール24に対する操作部3の移動を、前後方向の操作で、モータ26を駆動させて直線状レール23に対するアーチ状レール24の移動を、それぞれ駆動制御回路33を介して行う。スイッチ37bもジョイスティック等の4方向の入力が可能のスイッチであり、例えば、左右方向の操作で、モータ16を駆動させて基部9に対する中間体13の回転を、前後方向の操作で、モータ17を駆動させて中間体13に対する観察部本体11の回転を、駆動制御回路33を介して行う。
また、ズームスイッチ37cは、画像のズームを制御するためのスイッチであり、このズームスイッチ37cを操作することにより、画像信号処理回路34を駆動して画像サイズの拡大・縮小を行う。
次に、上記構成の内視鏡装置100の作用について説明する。
図1に示すように、患者の体壁2に合わせて、アーチ状レール24と直線状レール23とを設置する。
次に、体壁2にあけた孔2aから体腔内挿入部1を体腔内に挿入し、アーチ状レール24に予め固定してある操作部3に近づける。すると、操作部3の磁石30と体腔内挿入部1の磁石12の吸着力により、体腔内挿入部1は体壁2の内部に押し付けられた状態で、体壁2の内面に固定される。
体腔内挿入部1の観察部本体11からの情報は、画像信号処理回路34を介してモニタ8で映し出される。術者は、モニタ8を見ながら、体壁2にあけた別の孔2aから挿入されている硬性鉗子36,38等を操作し、患部の処置を行う。
この際、患部を側面から見る場合には、硬性鉗子36に取り付けた、例えばジョイスティック状のスイッチ37aを操作することにより、アーチ状レール24に対して操作部3を移動させ、また、直線状レール23に対してアーチ状レール24を移動させる。そのとき、体腔内挿入部1は磁力により操作部3と連動して、操作部3の内側を移動する。さらに、スイッチ37bを操作し、モータ16、17をそれぞれ個別に駆動させて、基部9に対する観察部本体11の傾斜角度を調整する。
これにより、術者は、所望の角度から患部を観察した状態で、患部の処置が可能となる。
同様に、硬性鉗子38に取り付けたズームスイッチ37cを操作することにより、画像信号処理回路34を介して、モニタ8で所望の大きさの画像を見ながらの患部処置が可能となる。
上記構成の内視鏡装置によれば、体腔内挿入部1と操作部3とを体壁2を挟んで磁力により固定し、体外で操作部3を体壁2に対して移動することにより、体腔内挿入部1を動かすことができるため、体壁2にあけた孔2aの位置の制約を受けることなく、体腔内挿入部1を体壁2に対して移動可能であり、患部を任意の方向から観察可能となる。
また、体腔内挿入部1は体壁2を挟んで操作部3に固定されるため、操作部3の位置が体腔内挿入部1の位置、つまり観察部本体11の位置になる。このため、モニタ8に映し出される画像がどの位置から撮影されたのが直感的に分かりやすく、オリエンテーションがつき易いため、適切な処置が可能となる。
また、上記構成の内視鏡装置によれば、大掛かりな磁界を発生する装置が不要となり、その分、省スペース化、部品点数の削減、並びに低コストを図ることができる。
さらに、従来の内視鏡装置を用いた手術では、硬性鏡を操作するスコピストと呼ばれる医師と2本の硬性鉗子を操作する医師が別々に必要であったが、上記構成の内視鏡装置では、2本の硬性鉗子36、38を操作する医師が、2本の硬性鉗子から手を離さずに、体腔内挿入部1の移動およびズーム操作ができるため、前述したスコピストが不要になることはもとより、鉗子操作をする医師とスコピストとの連携が不要になる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る内視鏡装置について説明する。
この第2の実施形態が前述した第1の実施形態と異なるところは、操作部3が、案内部22によって体壁2に沿って案内されながら移動する際に、この操作部3の移動に追従して体腔内挿入部1を移動させて、操作部3と体腔内挿入部1とを体壁2を挟んで同軸状に配設させる連動部40の構成である。
また、第1の実施形態では、操作部3を移動させるのにモータ26,31を利用しているが、第2の実施形態では、モータ等の駆動力を利用することなく手動で動かしている。このため、第2の実施形態ではモータ26、31を有していない。この点も、第2の実施形態が第1の実施形態に対して異なる。
以下、図3〜図9に基づき、第2の実施形態に係る内視鏡装置について説明する。
図3は内視鏡装置101の全体の構成を示す平面図。図4は図3のA−A線に沿う断面図、図5〜図9は内視鏡装置101の要部の拡大図である。
体腔内挿入部1は、複数のフレキシブルでかつ伸縮性のあるゴム状のロープ(長尺体)51a…で体外に設けられた操作部3あるいは操作部3を案内する案内部22と結ばれている。この第2の実施形態では、ロープ51が4本の場合を例に挙げて説明する。
体腔内に配置される体腔内挿入部1の基部9には4本のロープ51a、…のそれぞれの一端が固定されており、これら4本のロープ51a、…のうちの2本のロープ51a、51bの他端は、体腔内で体腔内挿入部1から左右方向に延びた後、体壁2に形成された孔2aを通ってそれぞれ体外へ出され、折り返された後、それぞれ操作部3に固定される(図4参照)。残りの2本のロープ51c、51dの他端は、体腔内で直線状レール23に平行となるよう前後方向に延びた後、体壁2に形成された孔2aを通ってそれぞれ体外へ出され、折り返された後、アーチ状レール24の頂上部分に設けられた滑車52、52を経由して、アーチ状レール24の一方の端部へ延びて、そこに固定されている。
図5,図6に示すように、操作部3には、各々ロープ51a、51bの巻き取り、送り出しを行うための滑車53a、53bが設けられている。前述した2本のロープ51a、51bは、他端が滑車53a、53bに固定されるとともに、互いに逆方向となるように、滑車53a、53bに巻きつけられている。ロープ51a、51bの滑車53a、53bへの巻き付け量は、操作部3がアーチ状レール24の中央に位置するとき、アーチ状レール24の長さの半分の長さ程度とされている。
また、図6に示したように、両側部54に形成された上端係合部54aがアーチ状レール24の側面に形成された円弧状の溝24bに対して挿入されることで、アーチ状レール24の内表面に沿って操作部3が移動可能となる。また、両側部54によって軸55が支持されている。軸55にはピニオン56が支持され、ピニオン56はアーチ状レール24の内側の歯部24aに噛合している。ピニオン56の両側には前記滑車53a、53bがピニオン56と一体的に回転するように取り付けられている。これにより、操作部3がアーチ状レール24に対して移動すると、滑車53a、53bが回転される。
一方、図7、図8に示すように、アーチ状レール24の端部にはロープ51c、51dの巻き取り、送り出しを行うための滑車57が設けられており、前述した2本のロープ51c、51dの他端がこの滑車57に固定されている。2本のロープ51c、51dは、互いに逆方向となるように滑車57に巻きつけられている。ロープ51c、51dの滑車57への巻き付け量は、操作部3およびアーチ状レール24が直線状レール23の中央に位置するとき、直線状レール23の長さの半分の長さ程度とされている。
アーチ状レール24の下端には、直線状レール23のラック23a噛み合うピニオン25が軸58によって支持されており、軸58には前記滑車がピニオン25と一体的に回転するように取り付けられている。これにより、アーチ状レール24が直線状レール23に対して移動すると、滑車57が所定方向へ回転される。
なお、滑車57は、一つに限られることなく、ロープ51c、51dにそれぞれ対応させて2つ設けても良い。この場合、それら滑車は、共に、ピニオン25と一体的に回転するように取り付けられる。
また、図9に示すように、4本のロープ51a…は、それぞれその途中で分断できるような着脱自在なフック状の接続部59を有する。
なお、この第2の実施形態において、滑車53a、53b、57およびピニオン25,56は、ロープ51a、51b、51c、51dの長さを調整する。ロープ長さ調整部(長尺体長さ調整部)60を構成している。また、この長さ調整部60とロープ51a、51b、51c、51dは、操作部の移動に追従して1体腔内挿入部を移動させる連動部40を構成している。
次に、上記構成の内視鏡装置101の作用について説明する。
体壁2にあけた4つの孔2aのひとつから体腔内挿入部1を1本のロープ51aを残して体腔内に挿入する。この時、体腔内に挿入した3本のロープ51b〜51dに関しては、接続部59を切り離した状態としておく。
次に、残る3つの孔2aから各々硬性鉗子等を使い、3本のロープ51b〜51dの端部を体外に導出させる。導出させた3本のロープ51b〜51dは接続部59で操作部3および案内部22に残っているロープ51b〜51dに接続する。
この状態で、操作部3を手動でアーチ状レール24に対して動かすと、アーチ状レール24の歯部24aと噛み合うピニオン56が回転し、これに伴い、滑車53a、53bも回転する。この回転により、1本のロープ51aは滑車53aに巻き取られ、他のロープ51bは逆に滑車53bから送り出される。これにより、体腔内挿入部1が巻き取られたロープ51aにより引かれ、体腔内を操作部3に連動して移動する。
また、操作部3をアーチ状レール24とともに、直線状レール23に対して動かすと、直線状レール23のラック23aと噛み合うピニオン25が回転し、これに伴い、滑車57も回転する。この回転により、一側のロープ51cは滑車57に巻き取られ、他側のロープ51dは逆に滑車57から送り出される。これにより、体腔内挿入部1が巻き取られたロープ51cにより引かれ、体腔内を操作部3に連動して移動する。
また、前述した2つの移動を複合して、動かした場合には、ロープ51a…を伸縮性のある材料としているため、ロープ51a…が一定量伸びることで、ロープ51a…に求められる長さを補う構造となっている。
なお、その他の作用は前記第1の実施形態と同様である。
上記構成の内視鏡装置101によれば、体腔内挿入部1と操作部3とを体壁2を挟んでロープ51a…により固定し、体外で操作部3を体壁2に対して移動することにより、体腔内挿入部1を動かすことができるため、体壁2にあけた孔2aの位置の制約を受けることなく、体腔内挿入部1を体壁2に対して移動可能であって、患部を任意の方向から観察可能となる点、体腔内挿入部1を体壁2を挟んで操作部3に固定できるため、モニタ8に映し出される画像がどの位置から撮影されたのが直感的に分かりやすく、オリエンテーションがつき易いことから、適切な処置が可能となるという点は、前記第1の実施形態と同様である。
この第2の実施形態では、操作部3を移動させるのに、モータではなく手動としているので、全体の機構を簡略化でき、低コストに押さえることができる。
なお、第2の実施形態では、操作部3を手動で動かすことで説明したが、第1の実施形態と同様、モータの駆動力を利用して操作部3を移動させるようにしても良く、また、体腔内挿入部1の撮像素子20の画像を拡大するズーム機構や、基部に対する観察部本体の角度調整が行えるように関節部を設ける構成にしても良い。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態に係る内視鏡装置について図10〜図11に基づいて説明する。図10は内視鏡装置の一部を体腔内に挿入する状態を示した図であり、図11は内視鏡装置の一部を体腔内に挿入した後の状態を示した図である。
第1の実施形態に対して、体腔内レール78がある点、体腔内レール78が円滑に動くための骨75がある点が大きく異なる。なお、これらの図において、体外に操作部3があることは、第1実施形態及び第2実施形態と同様であり、ここでは、この点は省略してある。
第3の実施形態において、符号73は、下端が体壁2に形成された孔2aから体腔内に挿入されて固定される円筒状の固定部材である。固定部材73の手元側にはフランジ74が設けられており、このフランジ74は体壁2にあけられた孔2aより大きな径となっている。これにより、固定部材73先端側の所定以上の体腔内への挿入が規制される。
固定部材73の下端には、複数(例えば4本や8本)の骨75が周方向に間隔をあけて、かつ固定部材73の中心軸線を含む平面に沿って回動自在に取り付けられている。骨75は体壁2の内部形状に合うように緩やかな湾曲した形状になっているのが好ましい。
固定部材73の中心孔73aには中心棒76が挿入される。中心棒76は略棒状に形成されていて、両端を除いた部分が、固定部材73の中心孔73aに挿入可能なように小径部分76aとなっている。中心棒76の先端側(下端側)には大径部分76bが、また、手元側(上端側)には取手76cが設けられている。
また、中心棒76の手元側には羽根部77が設けられている。羽根部77はその弾性により拡開自在になっている。中心棒76は、羽根部77が閉じた状態では、中心孔73aに挿通可能で、羽根部77が開いた状態では、この羽根部77が中心孔73aより大きく拡開し、中心孔73aに挿通不可となる。さらに、羽根部77はその弾性により、通常開状態を保持するようになっている。大径部分76bは中心孔73aより大きく、固定部材73の骨75を回転自在に支持するピン支持部分の離間距離程度の直径を有している。
また、羽根部77から大径部分76bまでの長さは、固定部材73の中心孔73aの長さとほぼ同一の長さに設定されている。
中心棒76の下端には体腔内レール78が、回動自在に取り付けられている。体腔内レール78は、大径部分76bとの間に介装されたバネ79により、中心棒76に対して屈曲される方向に付勢されている。
体腔内レール78には体腔内挿入部1が体腔内レール78の長さ方向に移動可能に取り付けられている。体腔内挿入部1は、体腔内レール78との間に設けられる、例えば、ラック・ピニオン機構により、体腔内レール78の任意の位置まで移動してその位置に固定可能になっている。体腔内挿入部1の移動は、例えば、体腔内挿入部1に組み込まれたモータ78aにより行われる。すなわち、体腔内レール78は、体腔内において体腔内挿入部1を案内する体腔内案内部を構成する。また、固定部材73と中心棒76との間には、中心棒76を旋回させるためのモータ80が介装されている。
次に、上記構成の内視鏡装置102の作用について説明する。
まず、羽根部77を手で閉じ、中心棒76を固定部材73の中心孔73aに押し込む。さらに、骨75を閉じた状態で、体壁2にあけた孔2aから、フランジ74が体壁2に突き当たるまで挿入する。
次に、固定部材73を手で保持しながら、固定部材73に対して中心棒76を、羽根部77が中心孔73aから露出し、しかも大径部分6bが固定部材73に突き当たるまで引き上げる。これにより、羽根部77がその弾性により広がり、羽根部77と大径部分76bとで固定部材73を挟むことで、中心棒76が固定部材73に固定される。また、大径部分76bが引き上げられることにより、骨75の根元部分を押し上げ、骨75を拡開させた状態となる。さらに、体腔内レール78が、バネ79の縮み力により、中心棒76に対して屈曲した状態となる。この状態で体腔内観察が可能となる。
このとき、体腔内挿入部1と図示せぬ操作部は、体壁2を挟んで互いに対応する位置にある。
体腔内挿入部1の撮像素子により撮像される画像をモニタ8で確認しながら、上述した体壁2にあけた孔2aとは別の孔2aから硬性鉗子を挿入し、患部の処置を行う。その際別角度から患部を観察したい場合は、第1の実施形態と同様、硬性鉗子36に取り付けたスイッチ37a、37bにより図示せぬ操作部を移動させる。操作部の位置は、図示しないセンサより検知され、その検出信号はプロセッサ6に送られる。この操作部の位置信号に基づき、駆動制御回路33から駆動信号が発せられ、この駆動信号によりモータ80が駆動されて、体腔内挿入部1が操作部と対応する角度なるまで、中心棒76を回転させる。その後、駆動制御回路33からの駆動信号により、モータ78aが駆動されて、体腔内挿入部1を体腔内レール78に対して移動させる。これにより、体腔内にある体腔内挿入部1を体壁2を挟んで図示せぬ操作部と対応する位置に配置させることができる。
その後、必要に応じて、硬性鉗子38に設けたズームスイッチ37cを操作し、患部を拡大鏡察する。
処置終了後は、駆動制御回路33からの駆動信号により、モータ78aを駆動させて、体腔内挿入部1を体腔内レール78の先端まで移動させる。その後、中心棒76の羽根部77を手で縮め、中心棒76を固定部材73内に押し込む。骨75は、固定部材73の大径部分76bによる支えがなくなり、拡開状態から縮径状態へ移行する。同時に、体腔内レール78も骨75に押されて中心棒76と同軸状となる。この状態で、固定部材73ごと中心棒76を体壁2の孔2aから引き抜く。
上記構成の内視鏡装置102によれば、体腔内挿入部1を、体腔内で放射方向に延びるとともに旋回可能な体腔内レール78に沿って移動できるので、体壁2にあけた孔2aの位置の制約を受けることなく、体腔内挿入部1を体壁2に対して移動可能であり、患部を任意の方向から観察可能となる点、体腔内挿入部1を体壁2を挟んで操作部3に固定できるため、モニタ8に映し出される画像がどの位置から撮影されたのが直感的に分かりやすく、オリエンテーションがつき易いことから、適切な処置が可能となるという点は、前記第1実施形態と同様である。
この第3の実施形態では、それに加えて、体腔内での体腔内挿入部1の移動が回転可能な中心棒76および体腔内レール78により行われるため、言い換えれば、極座標で動くため、スムーズな移動が可能となる。さらに、骨75を体腔内で広げることにより、通常使われるCOガスによる気腹が不要となり、体腔内での作業スペースを確保できるという効果も得られる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係る内視鏡装置103について図12に基づいて説明する。図12は内視鏡装置の一部を体腔内に挿入した状態を示す断面図である。
この第4の実施形態では、第1の実施形態に対して、操作部3を体外で案内する案内部22を有することなく、操作部3を、体壁2上にて直接手で動かすようにした点で異なる。また、体腔内挿入部1に受信部81及び駆動プロセッサ82を設け、硬性鉗子36,38に送信部83を設けた点でも異なる。さらに、体腔内挿入部1に送信部84を設け、体外に設置した画像プロセッサ85に受信部86を設けた点でも異なる。
すなわち、体腔内挿入部1において、例えば基部9には受信部81、駆動プロセッサ82及び受信部84が組み込まれている。受信部81は、硬性鉗子36の送信部83から発せられる信号を受信する。また、送信部84は、撮像素子20で得られた画像信号を、所定の処理をして、画像プロセッサ85の受信部86に送る。画像プロセッサ85の受信部86は、硬性鉗子38のズームスイッチ37cに接続される送信部83からの信号も受信するようになっている。
第4の実施形態の内視鏡装置103の作用について説明する。
体壁2にあけた孔2aから、体腔内挿入部1を体腔内に挿入し、体壁2の外に操作部3を配置することで、磁石12、30により、体腔内挿入部1を、操作部3に対応する体壁2の内面に吸着させる。そして、操作部3を手で持ち、体壁2に沿って前後左右に動かすことで、磁石12、30により連動して、体腔内挿入部1を体腔内で任意の位置に移動させることができる。
移動が終了したら、手を離すことになるが、その場合、体腔内挿入部1と操作部3とが磁石12、30で体壁2を挟み込む力により、体腔内挿入部1はその位置で固定される。
体腔内挿入部1による撮像のズーム、角度変更は、硬性鉗子36に取り付けられたスイッチ37a、37bを操作することで、送信部83を介して無線にて、体腔内挿入部1内の受信部81に送られ、駆動プロセッサ82を介してモータ16、17等が制御される。
また、同様に体腔内挿入部1で得られた体腔内の画像は、体腔内挿入部1内に設けられた送信部84を介して、画像プロセッサ85の受信部86に送られ、モニタ8にて表示される。画像を拡大する場合には、硬性鉗子38に取り付けたズームスイッチ37cを操作することで、送信部83を介して無線にて、画像プロセッサ85の受信部86に送られ、画像プロセッサ85内で所定の処理が行われて、モニタ8に拡大した画像が写される。
上記構成の内視鏡装置103によれば、体腔内挿入部1を、磁石12、30の吸着力を利用して、体壁2を挟んで操作部3に支持させることができるので、体壁2にあけた孔2aの位置の制約を受けることなく、体腔内挿入部1を体壁2に対して移動可能であり、患部を任意の方向から観察可能となる点、体腔内挿入部1を体壁2を挟んで操作部3に固定できるため、モニタ8に映し出される画像がどの位置から撮影されたのが直感的に分かりやすく、オリエンテーションがつき易いことから、適切な処置が可能となるという点は、前記第1実施形態と同様である。
この第4の実施形態では、それに加えて、操作部3を案内する直線状レールやアーチ状レール等の案内部22が不要になるため、装置の小型化が図れるとともにコストダウンも図れる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について図13から図15を用いて説明する。図13は、内視鏡装置の一部が体腔内に挿入された状態を示した図である。
本第5実施形態は、操作部3に設けられた内側回転板94の回転力が、体腔内挿入部1に設けられた駆動力変換部90によって観察部本体11に移動し、これにより観察部本体11の傾動角を変えることができる、という点が第4実施形態と異なっている。また、スライド板91及び92が、操作部3、体壁2、及び体腔内挿入部1の間に設けられている。
すなわち、操作部3は、スライド板91と、該スライド板91の上部に設けられた環状の外側回転板93と、外側回転板93の内部に取り付けられた内側回転板94とを有している。スライド板91、外側回転板93、及び、内側回転板94は、それぞれ相対的に同軸回転することができるようになっている。外側回転板93と内側回転板94の中心軸は、操作部3と体腔内挿入部1とを結ぶ軸線と一致している。
図14に示したように、外側回転板93の下面には、N極を有する等角の磁石93aと、S極を有する等角の磁石93bとが周方向に沿って交互に配置されている。また、内側回転板94の下面には、N極を有する等角の磁石94aと、S極を有する等角の磁石94bとが、周方向に沿って交互に配置されている。なお、シリコン樹脂またはフッ素樹脂を非磁性体のスライド板91とすれば、摩擦係数が十分に小さく、人体に無害とすることができる。また、外側回転板93及び内側回転板94は、人体に無害の非金属により作ることができる。符号93cは、外側回転板93と一体化したハンドルである。符号94cは、内側回転板94と一体化したハンドルである。
一方、体腔内挿入部1は、スライド板92と、スライド板92の下方に配置された円筒状筐体95と、円筒状筐体95の内部に配置された回転部材96とを備え、さらに、回転部材96の下方には、スライド板92の軸方向に対して直交方向を向いて円筒状筐体95に取り付けられた回転軸97によって、観察部本体11が回転自在に支持されている。これらスライド板92、円筒状筐体95、及び、回転部材96は、互いに相対的に、同軸で回転可能である。
円筒状筐体95の上面には、上面にN極を持った等角の磁石95bと、上面にS極を持った等角の磁石95aとが、周方向に沿って交互に配置されている。磁石95b及び磁石95aは、外側回転板93の下面に取り付けられた磁石93aと磁石93bに対して数と大きさとが対応している。すなわち、数は同じであり、大きさは略一致している。回転部材96の上面には、上面にN極を持った等角の磁石96bと、S極を持った等角の磁石96aとが、周方向に沿って交互に配置されている。磁石96b及び磁石96aは、内側回転板94の下面に取り付けられた磁石94a及び磁石94bと、数と寸法が一致している。
外側回転板93と内側回転板94とが属する操作部3の表面は、円筒状筐体95と回転部材96とが属する体腔内挿入部1の表面と対向しており、これら表面上に配置された磁石により、操作部3の回転力を体腔内挿入部1に対して非接触状態で伝達する、回転力伝達部が形成されている。
図示の例は、二つの磁石が、対向面の二つの磁石に対向している例に限定されるものではない。すなわち、一つの磁石が一つの磁石に対向していても良いし、3個またはそれ以上の磁石が、対応する個数の磁石に面していても良い。図においては(円筒状筐体95の)外側回転板93上に配置された磁石の数が、(回転部材96の)内側回転板94に配置された磁石の数と同じである例、すなわち、二つのN極と二つのS極、合計4個の例を示したが、この数は同じでなくても良い。すなわち、磁石の数は決められていなくてもよい。磁石の数は同じであっても良いし、異なっていても良い。
回転部材96の下方には傘歯車98が形成されている。傘歯車98は、観察部本体11に配置された傘歯車99と噛合し、駆動力変換部90が形成される。すなわち、この駆動力変換部90によって、操作部3の内側回転板94の回転に対して連動した回転部材96の回転が観察部本体11に対して伝達し、観察部本体11が軸97周りに回転する。さらに、観察部本体11には、撮像素子20によって撮像された画像のデータに対して所定の処理を行なうとともに画像プロセッサ85の受信部86に対して送信する、送信部84が設けられている。
次に、本第5実施形態における内視鏡装置104の作用について説明する。
体壁2に形成された孔2aを通じて体腔内挿入部1を体内に挿入し、体壁2の外側に操作部3を配置すると、互いに対向する外側回転板93及び円筒状筐体95に設けられた磁石93a,95b,93b,95aにより発生する吸引力、並びに、内側回転板94及び回転部材96に設けられた磁石94a,94b,96b,96aにより発生した吸引力により、体腔内挿入部1が操作部3に対応した位置で、体壁の内表面に付着する。
体腔内挿入部1は、体壁2に孔2aを形成することなく、人体が自然に備える開口を通じて挿入され、組織の壁に形成された開口を通じて目的の場所に配置するようにしても良い。例えば、胃壁に形成された開口を通じて挿入され、目的の場所に配置することができる。
そして、操作部3が手で保持され、操作部3が体壁2に沿って前後及び周囲に移動される。すなわち、磁石により発生した吸引力を介して連結することで、体腔内挿入部1を体腔内の任意の場所に同時に移動させることが可能である。磁石と体壁2との間に設けられたスライド板91及び92は、十分に小さい摩擦係数を有する。このため、内側回転板94及び円筒状筐体95が体壁2に対して直に接する場合と比較し、操作部3及び体腔内挿入部1は滑らかに移動することができる。
操作部3に添えられた手は、所定の場所に対する移動が終わった後に離されるが、体腔内挿入部1は、体腔内挿入部1及び操作部3の対向表面に配置された磁石の吸引力で、現在位置に留まることができる。
体腔内挿入部1の観察部本体11の傾斜角を調整するには、まず外側回転板93を操作部3の内側回転板94とともに回転させる。これにより、磁石によって外側回転板93に吸引されている円筒状筐体95が回転し、この外側回転板93等に従い、磁石によって内側回転板94に吸引されている回転部材96が回転する。すなわち、操作部3の回転に従って体腔内挿入部1も回転する。体壁2と接するスライド板91及び92は静止している、すなわち回転しないため、外側回転板93及び円筒状筐体95は、滑らかに回転することができる。
体腔内挿入部1の観察部本体11の向きが定まった後、外側回転板93を手で保持しつつ、内側回転板94のみが回転される。互いに面している磁石93a,93b,95b,95aによって外側回転板93に吸引された円筒状筐体95は回転しない。一方、互いに面している磁石94a,94b,96b,96aによって内側回転板94に吸引された回転部材96は、内側回転板94とともに回転する。これによって回転部材96は円筒状筐体95に対して相対的に回転し、その回転力が傘歯車98及び99を通じて観察部本体11に伝達し、観察部本体11を軸97の周りに所定角度回転させる。最終的に、内側回転板94の回転によって観察部本体11は、軸97の周りに所定角だけ回転することができ、これにより観察部本体11の傾斜角が調整される。
体腔内挿入部1により撮像された体腔内の画像は、体腔内挿入部1内に配置された送信部84によって画像プロセッサ85の受信部86に送られ、モニタ8に表示される。画像を拡大したい場合、使用する硬性鉗子38に取り付けられたズームスイッチ37cを操作すると、送信部83を介して画像プロセッサ85の受信部86に対してワイヤレスで信号が送られる。画像信号に所定の処理が掛けられ、拡大された画像がモニタ8によって表示される。
上述した内視鏡装置104によれば、磁石の付着力によって、間に体壁が介在した状態で体腔内挿入部1が操作部3により支持される。したがって、体壁2にあけた孔2aの位置の制約を受けることなく、体腔内挿入部1を体壁2に対して移動可能であり、患部を任意の方向から観察可能となる。さらに、体腔内挿入部1は体壁2を挟んで操作部3と組み合わせられているため、モニタ8に映し出される画像がどの位置から撮影されたのが直感的に分かりやすく、オリエンテーションがつき易いため、適切な処置が可能となる。これらの利点は第1及び第4実施形態と同様である。
さらに、本第5実施形態では、操作部3を操作することによって、観察部本体11の傾斜角を調整することができる。体腔内挿入部1には直線状レールやアーチ状レール等の案内部22は不要であり、さらにモータ等の駆動部も不要である。したがって体腔内挿入部1を小型化することができ、コストを低減することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることは可能である。
例えば、上述した第1、第4の実施形態では、操作部3と体腔内挿入部を互いに吸着させるのに、それぞれの対向部分に設けた磁石12、30を利用しているが、双方のうちの一方を磁性体に代えてもよい。
また、上述した各実施形態では、体腔内挿入部1に撮像素子20を組み込んでいたが、撮像素子20の代わりに、あるいは撮像素子20とともに患部に対して所定の処置を行う処置部を設けてもよい。
また、例えば、第1及び第4実施形態では、操作部3と体腔内挿入部1とを互いに組み合わせるために、磁石12,30をそれぞれ操作部3と体腔内挿入部1に対して互いに対向するように配置している。しかしながら、磁石12または磁石30の一方を磁性体に置き換えても良い。
上記第5実施形態の体腔内挿入部1では、操作部3の外側回転板93が円筒状筐体95を固定するために使用され、内側回転板94が回転部材96を回転させるために使用されているが、これらの構成に限るものではない。これとは逆に、円筒状筐体95と回転部材96とが逆の位置であってもよい。すなわち、操作部3の外側回転板93が回転部材96を回転させるために使用され、内側回転板94が円筒状筐体95を固定するために使用されても良い。
また、上記第5実施形態において、操作部3の外側回転板93と、内側回転板94との間に、着脱可能な係合手段を設けても良い。これにより、係合部が係合状態であると、外側回転板93が内側回転板94とともに回転し、係合部が非係合状態であると、一方の回転板が他方に対して相対的に回転するように構成することができる。
なお、本実施形態では、磁力により、操作部3と体腔内挿入部1とを連動して動かすことを可能としているが、磁力は、体腔内挿入部1を体腔内壁に固定するためだけに用いられ、体腔内挿入部1は体腔内で移動不能に固定されていても良い。
この場合、体腔内挿入部1の対物光学系19は、体腔内全体を視野範囲として捉えられる広角な光学系を備えており、モニタ8には撮像された画像の一部のみを表示させるようになっている。そして、操作部3に設けられた入力手段により表示したい範囲を上下左右に移動して指定することで、この対物光学系19の撮像範囲のうち所望の範囲を切り取ってモニタ8に表示しても良い。このような構成をとることで、簡易的に視野変更を行うことができる。
この場合、体腔内挿入部1の固定は磁力を用いた方法に限られることはなく、別の機械的手段を用いることにより体腔内壁に固定しても良い。
また、体腔内挿入部1を体腔内壁に固定せず、自由に移動させて視野を確保する方法も考えられる。
例えば、体腔内全体に生理食塩水や水などの液体を満たし、体腔内挿入部1をこの液体内に配置して、外部からの信号により移動させるようにしても良い。ここで、液体中に体腔内挿入部1を配置したのは、液体中に配置することで浮力を得ることができる点、もしくはこの流体を移動させることでその反力を得て体腔内挿入部1を移動させることができる点で有利だからである。
具体的には、体腔内挿入部1にプロペラ等推進力を得るための装置を設け、体腔外から無線操縦する方法や、体腔外からの磁力と体腔内挿入部1との自重とをバランスさせることで患部からの距離を調整し、磁力発生位置を移動させるなどして体腔外で磁界を変化させることで、体腔内挿入部1を移動させることを可能とする方法でも良い。

Claims (4)

  1. 撮像素子を有する内視鏡と、前記撮像素子で撮影された内視鏡画像を表示するモニタとを備え、
    前記内視鏡は、前記撮像素子を含んで体腔内に移動可能に配置される体腔内挿入部と、体壁を挟んで体外に配置されて前記体腔内挿入部の位置を操作する操作部とが別体とされ、かつ、前記体腔内挿入部と前記操作部とが前記体壁を挟んで同軸状に配置され、
    前記体腔内挿入部と前記操作部とを結ぶ軸線周りに生じた前記操作部の回転力を、前記体腔内挿入部に対して非接触で伝達する回転力伝達部をさらに備え、
    前記回転力伝達部は、前記操作部の表面上と体腔内挿入部の表面上とに対応して配置された磁石を備え、
    該磁石と前記体壁との間の空間に非磁性スライド板が配置されていることを特徴とする内視鏡装置。
  2. 撮像素子を有する内視鏡と、前記撮像素子で撮影された内視鏡画像を表示するモニタとを備え、
    前記内視鏡は、前記撮像素子を含んで体腔内に移動可能に配置される体腔内挿入部と、体壁を挟んで体外に配置されて前記体腔内挿入部の位置を操作する操作部とが別体とされ、かつ、前記体腔内挿入部と前記操作部とが前記体壁を挟んで同軸状に配置され、
    前記体腔内挿入部と前記操作部とを結ぶ軸線周りに生じた前記操作部の回転力を、前記体腔内挿入部に対して非接触で伝達する回転力伝達部をさらに備え、
    前記操作部は、該操作部と前記体腔内挿入部とを結ぶ軸線の周りに回転するための回転部を有し、
    前記体腔内挿入部は、前記操作部の回転部の回転力を非接触で受ける回転部材を備え、
    さらに、前記回転部の回転力を前記軸線に対して垂直な軸周りの回転に変換するとともに、変換後の回転力を、前記撮像素子を含む部位に伝達する、駆動力変換部を備えることを特徴とする内視鏡装置。
  3. 撮像素子を有する内視鏡と、前記撮像素子で撮影された内視鏡画像を表示するモニタとを備え、
    前記内視鏡は、前記撮像素子を含んで体腔内に移動可能に配置される体腔内挿入部と、体壁を挟んで体外に配置されて前記体腔内挿入部の位置を操作する操作部とが別体とされ、かつ、前記体腔内挿入部と前記操作部とが前記体壁を挟んで同軸状に配置され、
    前記体腔内挿入部と前記操作部とを結ぶ軸線周りに生じた前記操作部の回転力を、前記体腔内挿入部に対して非接触で伝達する回転力伝達部をさらに備え、
    前記操作部の回転部と、前記体腔内挿入部の回転部材と、前記体壁との間には、スライド板が設けられていることを特徴とする内視鏡装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の内視鏡装置であって、
    前記撮像素子が付随して設けられた観察用光学系の光軸は、体腔内挿入部と操作部とを結ぶ軸線に対して斜め方向を向いて配置されている。
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