JP5371347B2 - 扁平形電池 - Google Patents

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Description

本発明は、コイン形電池やボタン形電池と呼ばれる扁平形電池に関する。
コイン形電池やボタン形電池と呼ばれる扁平形電池は、情報機器や映像機器等のメモリバックアップ用を中心とした電源として利用されている。図14に従来の扁平形電池の一例の斜視図を示している。扁平形電池100は、正極缶である外装缶101と負極缶である封口缶102とを組み合わせたものである。
図15は、図14のCC線における断面図である。扁平形電池100内には、発電要素110を収納し、非水電解液を充填している。外装缶101の周壁104と、封口缶102の周壁105の折り返し部107との間には、ガスケット103を介在させている。封口缶102に折り返し部107を形成したことにより、ガスケット103との密着部分の強度を確保している。
外装缶101の周壁104の先端部104aを、封口缶102の中心軸106側に湾曲させて、外装缶101を封口缶102にかしめ固定している。このことにより、外装缶101と封口缶102との間の隙間をガスケット103により封止し、かつ極性の異なる外装缶101と封口缶102とを絶縁している。
折り返し部107に相当する構成を備えた扁平形電池は、例えば下記特許文献1、2も記載されている。折り返し部107を形成した構成は、強度面では有利になるが、高容量化の点では不利になる。
具体的には、扁平形電池100の外形寸法は、所定寸法に規定されている。同一外形寸法の扁平形電池では、折り返し部107のある構成は、折り返し部107の無い構成と比較すると、封口缶102のコーナ部108が、中心軸106側に移動することになり、その分容量が小さくなる。
他方、下記特許文献3−6には、折り返し部107の無い構成が記載されており、これらの各構成では、高容量化の点では有利になる。
WO02/013290号公報 特開2003−151511号公報 特開平7−57706号公報 特開2003−68254号公報 特開平4−341756号公報 特許第3399801号公報
しかしながら、前記特許文献3−6に提案されているような折り返し部107の無い構成では、高容量化の点では有利になるが、強度面では不利になる。具体的には、図15において、外装缶101の周壁104の先端部104aを、中心軸106側に湾曲させて、かしめ加工する際に、封口缶102の周壁105も中心軸106側に変形する。すなわち、周壁105はガスケット103の内周面から離れる方向に変形する。この際、折り返し部107の無い構成では、周壁105とガスケット103との密着性が弱くなり、ガスケット103による封止が不十分になる場合があった。
前記特許文献3には、このような不十分な封止を防止する構成が提案されているが、強度不足を補うことまでの提案はなく、周壁の板厚を変化させる加工も必要であった。
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、封止性を確保しつつ、高容量化に有利な扁平形電池を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の扁平形電池は、外装缶の開口を封口缶で封口した扁平形電池であって、前記外装缶及び封口缶は、底部の外周に周壁を立設させ、一端が開口した円筒状であり、前記外装缶の周壁の先端部を、前記封口缶の中心軸側に湾曲させて、前記外装缶を前記封口缶にかしめ固定しており、前記封口缶の中心軸方向における断面形状において、前記封口缶の周壁は、折り返しの無い一重壁であり、かつコーナ部を介して前記底部とつながっており、前記封口缶の周壁は、前記コーナ部を介して前記底部とつながった直線部と、前記直線部に対して段差を形成する肩部と、立設部分とを、前記底部の側からこの順に備え、前記立設部分は、前記封口缶の周壁のうち、前記湾曲させた前記外装缶の周壁の先端部と、前記外装缶の底部とで挟まれた部分であり、前記立設部分の厚さ、前記コーナ部の厚さより大きく、前記直線部の厚さは、前記コーナ部の厚さ及び前記立設部分の厚さより小さく、前記直線部及び前記立設部分を含む前記封口缶の周壁のビッカース硬さは、全体に亘り前記コーナ部のビッカース硬さより大きいことを特徴とする。
本発明によれば、封止性を確保しつつ、高容量化にも有利になる。
本発明の扁平形電池によれば、封口缶の周壁には、厚さ及び硬さをコーナ部より大きくした立設部分を形成しているので、かしめ加工時には、立設部分の変形が抑えられ、ガスケットによる封止性が保たれることになる。
前記本発明の扁平形電池においては、前記直線部及び前記立設部分を含む前記封口缶の周壁のビッカース硬さは、全体に亘り前記コーナ部のビッカース硬さより大きい。この構成によれば、かしめ加工時には、封口缶の周壁全体の変形が抑えられ、封止性の低下防止に一層有利になる。
また、前記コーナ部のビッカース硬さは、150以上であり、前記立設部分のビッカース硬さは、200以上であることが好ましい。
また、前記立設部分のビッカース硬さは、前記コーナ部のビッカース硬の1.05倍以上であることが好ましい。
また、前記立設部分は、前記封口缶の周壁を圧縮させる加工により加工硬化していることが好ましい。
また、前記外装缶の周壁の内周面と前記封口缶の周壁の外周面との間にガスケットを介在させており、前記ガスケットは、前記封口缶の周壁を前記中心軸側に押圧するように、前記封口缶の周壁に押し当てられていることが好ましい。この構成によれば、極性の異なる外装缶と封口缶との間の絶縁性及び封止性が良好になる。
また、前記肩部と前記外装缶の周壁との間にガスケットを介在させており、前記封口缶の高さ方向に前記ガスケットが押圧されていることが好ましい。この構成によっても、極性の異なる外装缶と封口缶との間の絶縁性及び封止性が良好になる
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る扁平形電池の斜視図を示している。扁平形電池1は、正極缶である外装缶2と負極缶である封口缶3とを組み合わせたものである。扁平形電池1の一例として、外径寸法(図2のD寸法)を20.0mmとし、厚さを5mmとしたものが挙げられる。
図2は、図1のAA線における断面図である。外装缶2は、底部11の外周に周壁12を立設させ、一端が開口した円筒状である。封口缶3は、底部15の外周に周壁16を立設させ、一端が開口した円筒状である。外装缶2の周壁12の内周面と封口缶3の周壁16の外周面との間には、ガスケット4を介在させている。
外装缶2の周壁12の先端部12aを、封口缶3の中心軸9側に湾曲させて、外装缶2を封口缶3にかしめ固定している。このことにより、外装缶2と封口缶3との間の隙間をガスケット4により封止し、かつ極性の異なる外装缶2と封口缶3とを絶縁している。
扁平形電池1内には、発電要素10を収納し、非水電解液を充填している。発電要素10は、正極活物質等を円盤形状に固めた正極材(電極材)5と、負極活物質の金属リチウム又はリチウム合金を円盤形状に形成した負極材(電極材)6と、不織布製のセパレータ7とを含んでいる。セパレータ7を介して正極材5と負極材6とが配置されている。正極材5に外面には、ステンレス鋼等で形成した正極リング8を装着している。
図3は、図2に示した扁平形電池1の分解図を示している。前記の通り、外装缶2及び封口缶3は、一端が開口した円筒状である。これらは、例えばステンレス材をプレス成形して成形することができる。封口缶3の周壁部16は直線部17を含んでおり、底部15と直線部17との交差部にコーナ部18を形成している。さらに、周壁部16は肩部19を介して段差を形成している。
ガスケット4は樹脂成形品であり、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)を主成分とし、オレフィン系エラストマーを含有した樹脂組成物で成形する。ガスケット4はリング状部材であり、ベース部20から内壁21と外壁22とが立ち上がっている。内壁21と外壁22との間には、隙間23を形成している。この隙間23に封口缶3の周壁16を挿入することができる。
正極材5は、正極リング8と一体に正極活物質を円盤状に成形したものである。正極活物質としては、例えば二酸化マンガンに、黒鉛、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体およびヒドロキシプロピルセルロースを混合して調整した正極合剤を成形したものが挙げられる。
セパレータ7は不織布で形成しており、例えばポリブチレンテレフタレート製の繊維を素材とする不織布である。
セパレータ7には非水電解液が含浸する。非水電解液としては、例えば、プロピレンカーボナイトと、1,2−ジメトキシエタンとを混合した溶媒にLiClO4を溶解した溶液を用いることができる。セパレータ7の厚さは、例えば0.3−0.4mm程度である。
以上、扁平形電池1の概略構成について説明したが、本実施の形態に係る扁平形電池1は、封口缶3の硬さ及び厚さの分布に特徴がある。具体的には、図2の封口缶3の周壁16のうち、立設部分13の厚さは、コーナ部18の厚さより大きくしている。さらに、立設部分13のビッカース硬さは、コーナ部18のビッカース硬さより大きくしている。
立設部分13は、湾曲させた外装缶2の周壁12の先端部12aと、外装缶2の底部11とで挟まれた部分である。肩型19においては、立設部分13の内周面の延長線14に対し、外側の部分が立設部分13に含まれる。
硬さ及び厚さを大きくした立設部分13を形成しているのは、詳細は後に説明するように、外装缶2の周壁12の先端部12aを湾曲させるかしめ加工の際に、封口缶3の周壁16の変形を抑えてガスケット4による封止性を確保するためである。
ここで、ビッカース硬さは、JISZ2244に準拠した測定による硬さである。測定の際には、対角面が136度のダイヤモンド四角すい圧子を用いて、試験面にくぼみを付け、永久くぼみの対角線長さから永久くぼみの表面積を求める。ビッカース硬さは、くぼみを付けた試験荷重を、永久くぼみの表面積で除した値から得られる。
以下、前記のような封口缶3の立設部分13を得るための成形方法について、図4、5を参照しながら説明する。図4は、封口缶3の原材料である板材40から円盤状部材41を打ち抜いた状態を示している。円盤状部材41は、トランスファープレスにより加工される。トランスファープレスは、多工程の各工程に対応した金型と、加工物を次工程に搬送するトランスファー機構とを備えたプレス機械である。円盤状部材41は、各工程に対応した金型により加工されて、図3に示した形状に成形される。
図5は、各工程を経た加工物の形状の変化を示している。(a)−(e)の各図には、平面図と断面図とを図示している。図5(a)は、円盤状部材41を示している。前記の通り、円盤状部材41は図4に示したように、板材40から打ち抜いたものである。円盤状部材41は、図5(b)では、絞り加工により、底部42の外周に周壁43を立設させた円筒状に加工されている。
図5(c)は、叩き工程を経た状態を示している。図5(c)の状態は、円筒状であることには変りないが、周壁43を叩いて周壁43の高さ調整をしている。
この高さ調整により、周壁43は圧縮変形し加工硬化する。前記のように、封口缶3の周壁16の立設部分13において、厚さ及びビッカース硬さを大きくしているのは、この叩き工程における圧縮変形及びこれに伴う加工硬化によるものである。
図5(d)は、図5(c)の加工品のコーナ部44を加工して肩部45を形成した状態を示している。図5(e)は、仕上げを経た完成状態を示している。この完成した封口缶は、図3に示した封口缶3と同一形状である。
一方、図3に示した封口缶3は、順送金型によるプレス加工によっても成形することができる。しかしながら、この加工方法では、叩き工程を含ませることができず、周壁16の立設部分13(図2)における厚さ及び硬さを、コーナ部18より大きくすることができない。
以下、順送金型による封口缶3の成形方法を比較例として説明する。図6は、順送金型により加工中のコイル材50の平面図を示している。図6には、加工物の断面図も示している。各断面図は、コイル材50の幅方向における断面図(BB線における断面図)であるが、図示の便宜上、横方向に配置した図示としている。
図6の状態において、コイル材50を1工程分送ることにより(矢印a方向)、(a)、(b)、(c)の各加工物は、それぞれ1工程先の(b)、(c)、(d)の位置に送られる。この状態で、1行程分のプレスを経て、各位置の断面図の形状に加工される。すなわち、コイル材を1行程分送る毎に、多工程のプレスが同時に進行することになる。
(a)の円盤状部材51は、(b)の絞り形状に加工される。(b)の絞り形状のコーナ部52は、(c)のように加工され、肩部53が形成される。(c)の状態に加工された加工物は、(d)において破線部分を打ち抜かれ、コイル材50から切り離される。コイル材50から切り離した加工物は、(e)のように上端部54を折り返して、図15の折り返し部107に相当する形状を形成する。(e)の工程を省いて、周壁を折り返し部の無い一重壁とすることもできる。
図6に示した成形方法では、加工物がコイル材50と一体になったまま加工が進むことになる。この成形では、曲げ加工によりコーナ部52に加工硬化が得られる点は、図5に示した成形方法と同様である。
しかしながら、図6に示した成形方法では、円筒状部材の周壁を圧縮する工程がなく、立設部分13(図2)において、厚さ及び硬さをコーナ部18より大きくするという加工はできない。
このことについて、以下実験結果を参照しながら説明する。図7は実施例1と比較例1の厚さ及びビッカース硬さの測定点を示している。図7(a)は、実施例1に係る封口缶3の要部を示している。A−H点が測定点である。図7(a)には、図2に示した立設部分13の範囲を示している。前記の通り、立設部分13の内周面の延長線14に対し、外側の部分は立設部分13に含まれる。このため、F、G及びH点が立設部分13における測定点である。
実施例1は、直径20mm、高さ5mmのコイン形電池用の封口缶である。実施例1の封口缶3は、図3に示した封口缶3と同様の構成であり、側壁部16は折り返し部の無い一重壁である。また、実施例1は、図5に示した成形方法で成形したものであり、円盤状に打ち抜いた加工物に加工を進めて成形したものである。
図7(b)は、比較例1に係る封口缶102の要部を示している。A、A′、B−J点が測定点である。比較例1は、直径24.5mm、高さ5mmのコイン形電池用の封口缶である。比較例1の封口缶102は、図15に示した封口缶102と同様の構成であり、側壁部105に折り返し部107を形成している。また、比較例1は図6に示した成形方法で成形したものであり、コイル材50と一体になった加工物に加工を進めて成形したものである。
図8は、実施例1及び比較例1について、測定点とビッカース硬さとの関係、及び測定点と厚さ収縮率との関係を示している。実線60は実施例1のビッカース硬さを示しており、破線61は比較例1のビッカース硬さを示している。
実線70は実施例1の厚さ収縮率を示しており、破線71は比較例1の厚さ収縮率を示している。厚さ収縮率は元厚に対する収縮の程度を示しており、下記の式(1)で算出した。式(1)によれば、厚さ収縮率が大きいほど厚さが薄いことになる。
式(1) 厚さ収縮率(%)=[(元厚−測定値)/元厚]×100
まず、ビッカース硬さを示す実線60と破線61とを比較してみる。実施例1及び比較例1共に、A、A′点(底部)に比べ、B点(コーナ部)の硬さは高い値になっている。これは、コーナ部の曲げ加工による加工硬化によるものと考えられる。このことは、実施例1及び比較例1のコーナ部であるD、F点、及び折り曲げ部である比較例1のH点においても同様である。
ここで、加工硬化は、曲げ部分のみならず、その近傍にまで及ぶことになる。このため、実施例1において、コーナ部近傍であるC点、E点及びG点においても加工硬化が及ぶものと考えられる。また、実施例1では、周壁16全体が叩き工程により加工硬化し、コーナ部(F点)から離れたH点においても加工硬化することになる。
比較例1においては、コーナ部近傍であるC点及びE点においても加工硬化が及び、コーナ部(F点)及び折り曲げ部(H点)の双方の近傍であるG点においても加工硬化が及ぶことになる。
したがって、実施例1及び比較例1共に、B点−H点の間では、硬さは高い値を維持している。
一方、B点−H点の間において、実施例1と比較例1とを比較してみると、ほぼ全体に亘り、比較例1(破線61)の硬さより、実施例1(実線60)硬さが、大きくなっている。特に、比較例1(破線61)では、C点(直線部111)は、B点(コーナ部108)より硬さが低下しているの対し、実施例1(実線60)では、C点(直線部17)の硬さは、B点(コーナ部18)より高い値になっている。
これは、両者の成形方法の差異によるものと考えられる。すなわち、実施例1と比較例1とにおける、B点とC点の硬さの大小関係の差異は、前記の通り、実施例1では、図5(c)の叩き工程による加工硬化が得られるのに対し、比較例1では叩き工程に相当する工程が無いためと考えられる。
次に、図8において、厚さ収縮率(%)を示す実線70と破線71とを比較してみる。厚さ収縮率(%)の目盛りは図8の右側に示している。図7(a)の立設部分13に相当するF−H点においては、全体に亘り、実施例1(実線70)の厚さ収縮率は、比較例1(破線71)の厚さ収縮率より小さくなっている。
一方、F−H点における実施例1(実線70)の厚さ収縮率は、B点(コーナ部18)における厚さ収縮率より小さくなっている。すなわち、実施例1では、立設部分13に相当するF−H点の厚さは、B点(コーナ部18)の厚さより大きくなっている。これに対し、比較例1(破線71)のF点の値は、B点(コーナ部108)の値より上にあり、F点はB点(コーナ部108)より厚さが小さくなっている。
以上のように、実施例1は、図7(a)において、立設部分13においては、硬さ及び厚さ共に、コーナ部18より大きくなっている。このような立設部分13を形成できるのは、前記の通り、実施例1の成形方法には、比較例1の成形方法には無い叩き工程があるためである。
ここで、図2において、外装缶2の周壁12の先端部12aは、中心軸9方向に湾曲させている。このことにより、外装缶2を封口缶3にかしめ固定している。実施例1のように、硬さ及び厚さをコーナ部18に比べ大きくした立設部分13においては、変形が抑えられ、ガスケット4による封止性の確保に有利になる。このことの詳細については、以下図9−12を参照しながら製造工程を説明した上で、図2、13を参照しながら説明する。
図3に示した構成部品を組み立てる際には、図3の上下を逆にした状態で組み立てを進める。図9に組み立て途中の状態の断面図を示している。図9(a)は、封口缶3にガスケット4を装着した状態を示す断面図である。ガスケット4の隙間23に、封口缶3の周壁16を挿入して、封口缶3にガスケット4を装着している。
図9(b)は、封口缶3内に発電要素10を収納した状態を示している。負極材6は封口缶3に導電性接着剤等で固定する。負極材6に、セパレータ7及び正極材5を重ねる。その後、封口缶3内に非水電解液を注入する。
図10は、図9(b)の組立体に、外装缶2を嵌合させた状態を示す断面図である。この状態では、ガスケット4の外周面と外装缶2の周壁12の内周面とが嵌合している。図10に示した状態からかしめ工程へ移行する。かしめ工程では、外装缶2の周壁12の先端部12bを、封口缶3の中心軸9側に曲げ加工する。
図11は、かしめ前の状態を示す断面図である。ノックアウトピン30とパンチ31との間に、図10に示した扁平形電池1を挟み込んでいる。外装缶2の周壁12を囲むように、周壁12の外周面に封口金型32の金型面が嵌合している。この状態でノックアウトピン30及びパンチ31とを下降させる。このことにより、外装缶2の周壁12の先端部12aは、封口金型32の曲面に沿って、封口缶3の中心軸9側に曲げ加工されることになる。
図12は、ノックアウトピン30及びパンチ31の下降が完了した状態を示す断面図である。この状態では、外装缶2の周壁12の内周面と、封口缶3の周壁16の外周面との間にガスケット4が挟み込まれている。
さらに、ガスケット4の先端部は、周壁16を中心軸9側に押圧するように、封口缶3の周壁16に押し当てられている。このことにより、極性の異なる外装缶2と封口缶3との間の絶縁性及び封止性が良好になる。
また、封口缶3の肩部19と外装缶2の周壁12の先端部12aとの間において、封口缶3の高さ方向にガスケット4が押圧されている。このことによっても、外装缶2と封口缶3との間の絶縁及び封止性が良好になる。
図2のかしめ加工後の完成品状態では、外装缶2の周壁12の先端部12aは、封口缶3の中心軸9側に曲げ加工されている。この曲げ加工の際、封口缶3の周壁16が変形すると、ガスケット4による封止性が低下する可能性がある。
比較例1では、図15に示したように、折り返し部107を形成して強度を高めることにより、封止性の低下を防止している。これに対して、本実施の形態では、折り返し部107に代えて、厚さ及び硬さを大きくした一重壁の立設部分13を形成して、封止性の低下を防止している。
前記の通り、実施例1では、図7(a)において、立設部分13の厚さは、コーナ部18より大きくしている。すなわち、封口缶3のコーナ部18の厚さをt1、立設部分13の厚さをt2とすると、本実施の形態に係る封口缶3は、下記の式(2)の関係を満足している。
式(2) t1<t2
さらに前記の通り、実施例1では、図7(a)において、立設部分13の硬さは、コーナ部18より高い値になっている。すなわち、封口缶3のコーナ部18のビッカース硬さをHv1、立設部分13のビッカース硬さをHv2とすると、本実施の形態に係る封口缶3は、下記の式(3)の関係を満足している。
式(3) Hv1<Hv2
この構成によれば、コーナ部18は、曲げ加工を経た加工硬化により硬度が高められているとともに、立設部分13はコーナ部18よりさらに硬さを大きくし、かつ厚さも大きくしていることになる。したがって、かしめ加工時には、立設部分13の変形が抑えられ、封止性の低下も防止できることになる。
式(2)による効果をより確実にするには、下記式(4)の関係を満足することが好ましく、下記式(5)の関係を満足することがさらに好ましい。
式(4) 1.01≦t2/t1
式(5) 1.05≦t2/t1
一方、叩き加工による圧縮の限界を考慮すれば、t2/t1は、下記式(6)の範囲内とすることが好ましい。
式(6) t2/t1≦1.30
また、式(3)による効果をより確実にするには、下記式(7)の関係を満足することが好ましく、下記式(8)の関係を満足することがさらに好ましい。
式(7) 1.05≦Hv2/Hv1
式(8) 1.10≦Hv2/Hv1
一方、叩き加工による加工硬化の限界を考慮すれば、Hv2/Hv1は、下記式(9)の範囲内とすることが好ましい。
式(9) Hv2/Hv1≦1.6
Hv1、Hv2の好ましい数値範囲は下記のようになる。封口缶3の材料は、SUS430等のステンレス材が通常であり、下記の数値範囲は、SUS430におけるコーナ部の曲げによる加工硬化の程度、叩き加工よる加工硬化の程度から導き出したものである。
コーナ部18のビッカース硬さHv1は、下記の式(10)の範囲が好ましく、下記の式(11)の範囲がより好ましく、下記の式(12)の範囲がさらに好ましい。
式(10) 150≦Hv1
式(11) 170≦Hv1
式(12) 190≦Hv1
立設部分13のビッカース硬さHv2は、下記の式(13)の範囲が好ましく、下記の式(14)の範囲がより好ましく、下記の式(15)の範囲がさらに好ましい。
式(13) 200≦Hv2
式(14) 210≦Hv2
式(15) 220≦Hv2
一方、コーナ部18の硬度を高める加工は困難であり、コーナ部18の硬度が高過ぎると、立設部分13の硬度をコーナ部18より大きくすることも困難になる。このため、コーナ部18の硬さは、下記式(16)の範囲内とすることが好ましく、下記式(17)の範囲内とすることがより好ましい。
式(16) Hv1≦210
式(17) Hv1≦200
ここで、図8の実線60に示した通り、実施例1では立設部分13(F−H点)のみならず、周壁16全体(C−H点)において、ビッカース硬さはコーナ部18(B点)より大きくなっている。この構成によれば、コーナ部18が曲げ加工を経た加工硬化により硬度が高められているとともに、周壁16全体はコーナ部18よりさらに硬度が高められていることになる。この場合、かしめ加工時には、コーナ部18及び周壁16全体の変形が抑えられ、封止性の低下防止に一層有利になる。
なお、封止性の低下防止とは、直接は関係しないが、封口缶3の平面部である底部15(図2)についても、電池膨れ等を防止するために、ある程度の硬さが必要になる。このため、底部15のビッカース硬さは、130以上が好ましく、140以上がより好ましい。
次に、図13を参照しながら、本実施の形態と比較例とを比較してみる。図13(a)は、比較例に係る扁平電池100の要部断面図である。本図は図15に示した従来例と同一構成である。図13(b)は、本実施の形態に係る扁平電池1の要部断面図である。本図は、図2に示した扁平電池1と同一構成である。
扁平電池100、扁平電池1は共に外形寸法Dは同じである。扁平電池100が、封口缶102に折り返し部107を形成しているのに対し、扁平電池1の周壁16は、折り返しの無い一重壁である。
封口缶102から折り返し部107を省いても、周壁105の肩部109とガスケット103との掛り代は変らない。この場合、折り返し部107を省いた分、封口缶102の周壁105全体を、外装缶101の周壁104側に移動させることができる。
この移動後の状態が図13(b)に相当する。図13(b)の扁平電池1は、図13(a)の扁平電池100に比べ、封口缶3の内周面が寸法Aだけ外側に移動している。このことにより、扁平電池1は、扁平電池100と外形寸法Dが同じでありながら、容量を大きくすることができる。
また、直線部17を形成していることも、容量確保に有利になっている。図13(b)において、コーナ部18の半径を大きくすると、直線部17はコーナ部18の一部になってしまう。この構成では、コーナ部18が中心軸9側に変位するので、容量確保に不利になる。すなわち、コーナ部18の半径を小さくし、直線部17の長さを大きくするほど容量を大きくすることができる。
一方、前記の通り、扁平電池1は、前記式(2)及び(3)を満足する立設部分13を形成しており、かしめ加工時においては、立設部分13の変形が抑えられ、封止性の低下も防止できることになる。
すなわち、本実施の形態は、封口缶3の周壁16を、折り返しの無い一重壁とし高容量化に有利な構造としながらも、ガスケット4による封止性の確保にも有利な構成であるといえる。
なお、本実施の形態に係る封口缶3は、周壁16の断面形状に直線部17を形成した例で説明したが、直線部17を形成していない構成であってもよい。他方、直線部17を形成した場合は、かしめ加工後において、周壁16の断面形状には直線部17を形成していることになる。しかしながら、かしめ加工により周壁16には外力が加わり、かしめ加工後は、直線部17は完全な直線形状を維持できない場合がある。このような構成であっても、容量確保に有利な構成であることには変りない。
したがって、直線部17の形状は完全な直線だけでなく、曲率半径が大きく直線とみなすことができる曲線も含んでいる。より具体的には、直線部17の形状は、曲率半径が5mm以上の曲線、又はコーナ部18の半径の20倍以上の曲率半径の曲線も含むものとする。
また、図1−3を用いて、扁平電池1の寸法や構成部品の材料について説明したが、これらは一例であり、他の寸法のものでもよく、他の材料を用いたものであってもよい。
以上のように、本発明によれば、封止性を確保しつつ、高容量化に有利であるので、本発明の扁平形電池は、例えば情報機器や映像機器等のメモリバックアップ用を中心とした電源として有用である。
本発明の一実施の形態に係る扁平形電池の斜視図。 図1のAA線における断面図。 図2に示した扁平形電池1の分解図。 本発明の一実施の形態に係る板材から円盤状部材を打ち抜いた状態を示す図。 本発明の一実施の形態に係る各工程を経た加工物の形状の変化を示す図。 比較例に係る封口缶の成形方法を示す図。 実施例1と比較例1のビッカース硬さの測定点を示す図。 実施例1及び比較例1について、測定点とビッカース硬さとの関係、及び測定点と厚さ収縮率との関係を示す図。 本発明の一実施の形態に係る扁平形電池の組み立て途中の断面図であり、(a)図は、封口缶3にガスケット4を装着した状態を示す断面図、(b)図は、封口缶3内に発電要素10を収納した状態を示す断面図。 図9(b)の組立体に、外装缶2を嵌合させた状態を示す断面図。 本発明の一実施の形態に係るかしめ前の状態を示す断面図。 本発明の一実施の形態に係るかしめ後の状態を示す断面図。 本実施の形態と比較例とを比較するための断面図であり、(a)図は比較例の断面図、(b)図は本実施の形態の断面図。 従来の扁平形電池の一例の斜視図。 図11のCC線における断面図。
符号の説明
1 扁平形電池
2 外装缶
3 封口缶
4 ガスケット
11 外装缶の底部
12 外装缶の周壁
13 立設部分
15 封口缶の底部
16 封口缶の周壁
17 封口缶の直線部
18 封口缶のコーナ部
19 封口缶の肩部

Claims (6)

  1. 外装缶の開口を封口缶で封口した扁平形電池であって、
    前記外装缶及び封口缶は、底部の外周に周壁を立設させ、一端が開口した円筒状であり、
    前記外装缶の周壁の先端部を、前記封口缶の中心軸側に湾曲させて、前記外装缶を前記封口缶にかしめ固定しており、
    前記封口缶の中心軸方向における断面形状において、
    前記封口缶の周壁は、折り返しの無い一重壁であり、かつコーナ部を介して前記底部とつながっており、
    前記封口缶の周壁は、前記コーナ部を介して前記底部とつながった直線部と、前記直線部に対して段差を形成する肩部と、立設部分とを、前記底部の側からこの順に備え、
    前記立設部分は、前記封口缶の周壁のうち、前記湾曲させた前記外装缶の周壁の先端部と、前記外装缶の底部とで挟まれた部分であり、
    前記立設部分の厚さ、前記コーナ部の厚さより大きく、
    前記直線部の厚さは、前記コーナ部の厚さ及び前記立設部分の厚さより小さく、
    前記直線部及び前記立設部分を含む前記封口缶の周壁のビッカース硬さは、全体に亘り前記コーナ部のビッカース硬さより大きいことを特徴とする扁平形電池。
  2. 前記コーナ部のビッカース硬さは、150以上であり、前記立設部分のビッカース硬さは、200以上である請求項に記載の扁平形電池。
  3. 前記立設部分のビッカース硬さは、前記コーナ部のビッカース硬の1.05倍以上である請求項1又は2に記載の扁平形電池。
  4. 前記立設部分は、前記封口缶の周壁を圧縮させる加工により加工硬化している請求項1からのいずれかに記載の扁平形電池。
  5. 前記外装缶の周壁の内周面と前記封口缶の周壁の外周面との間にガスケットを介在させており、
    前記ガスケットは、前記封口缶の周壁を前記中心軸側に押圧するように、前記封口缶の周壁に押し当てられている請求項1からのいずれかに記載の扁平形電池。
  6. 記肩部と前記外装缶の周壁との間にガスケットを介在させており、前記封口缶の高さ方向に前記ガスケットが押圧されている請求項1からのいずれかに記載の扁平形電池。
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