JP5551560B2 - 円筒形電池 - Google Patents

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Description

本発明は、有底円筒形状の外装缶と、外装缶に収容され発電要素となる電極体と、外装缶の開口を封口する封口体と、外装缶と封口体との間に介装されるガスケットと、を備える円筒形電池、円筒形電池用外装缶に関する。
ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の円筒形アルカリ二次電池が公知である。このような円筒形電池においては、近年さらなる大容量化、軽量化のニーズが高まりつつある。ここで外形寸法を変更せずに円筒形電池の大容量化を実現する手法としては、例えば外装缶の肉厚をより薄くすることによって、電極体等を収容可能な容積を増加させる手法が挙げられる。しかし外装缶全体の肉厚が均一である一般的な円筒形電池においては、外装缶の肉厚を薄くしていくと、外装缶の開口を封口しているかしめ部分の強度が低下してしまうため、電池内部の電解液が外部に漏洩する所謂液漏れが生ずる虞が高まる。
このような課題を解決することを目的とした従来技術としては、例えば開口部近傍の肉厚を他の部分の肉厚より厚くした外装缶、すなわち肉厚が二段階に変化する外装缶を用いた円筒形電池が公知である(例えば特許文献1を参照)。当該従来技術によれば、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、外装缶の容積を増加させて円筒形電池の容量を大きくすることができる。
また肉厚が均一でない外装缶を採用した円筒形電池の従来技術の一例としては、その目的は全く異なるものであるが、例えば缶底から開口部へ向けて肉厚が次第に厚くなっていくテーパー形状の外装缶を用いた円筒形電池が公知である(例えば特許文献2を参照)。当該従来技術によれば、外装缶の肉厚が厚くなっている部分で外装缶内部の電極体がしっかりと保持されるため、円筒形電池の耐衝撃性を向上させることができる。
特開平05−114389号公報 特開2002−216709号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示されている肉厚が二段階に変化する外装缶を用いた円筒形電池は、開口部近傍の肉厚と他の部分の肉厚との差が大きすぎると、その肉厚の差によって生じる外装缶の剛性のアンバランスが顕著になる。そのため製造技術上の観点から、外装缶は容易に製造できない場合が多くなってくる。また外装缶を製造することができたとしても、その外装缶を用いて円筒形電池を製造する際のプレス加工や絞り加工において、その剛性のアンバランスに起因して外装缶の肉厚が薄い部分に変形が生じてしまい、本来の正常な円筒形電池の形状に成形できないという問題が生ずる。したがって特許文献1に開示された従来技術は、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、外装缶の容積を増加させて円筒形電池の大容量化を実現する上で、一定の限界がある。
また例えば特許文献2に開示されている円筒形電池は、外装缶の電極体が収容される部分の肉厚を厚くすることによって、その部分で電極体を保持する構造であるため、外装缶の電極体が収容される部分の容積は却って減少することとなる。したがって特許文献2に開示されている従来技術では、円筒形電池の大容量化を実現することは困難である。
さらに特許文献2に開示されている円筒形電池は、外装缶が缶底から開口部へ向けて肉厚が次第に厚くなっていくテーパー形状であるため、開口部を封口する封口体に対して外装缶の内周面が角度をもって対面することとなる。つまり開口部を封口する封口体と外装缶の内周面との間隔は、略等間隔にならず、徐々に変化する広狭が生じてしまうことになる。したがって特許文献2に開示されている円筒形電池は、封口部における密閉性を安定的に確保する上で最も重要な封口体と外装缶内周面との間に介在するガスケットを均一に圧縮した状態とすることが極めて困難となる。そのため特許文献2に開示されている円筒形電池は、ガスケットの圧縮状態の不均一に起因する液漏れが生ずる虞が高まることとなる。また、それによって外装缶の製造公差を圧縮したりガスケットの圧縮率の管理をより厳しくしたりせざるを得ず、製造コストが大幅に上昇してしまう虞が生ずる。
このような状況に鑑み本発明はなされたものであり、その目的は、円筒形電池において、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、さらなる大容量化を実現することにある。
<本発明の第1の態様>
本発明の第1の態様は、有底円筒形状の外装缶と、発電要素となる電極体と、前記外装缶の開口を封口する封口体と、前記外装缶と前記封口体との間に介装されるガスケットと、を備え、前記外装缶は、前記電極体が収容される電極体収容部と、前記電極体収容部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記電極体収容部より開口側に連設され、前記封口体を支持する第1周壁がプレス加工により内側に形成された第1円筒部と、前記第1円筒部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記第1円筒部より開口側に連設され、前記第1周壁とで前記封口体を挟持する第2周壁がプレス加工により内側に形成された第2円筒部と、を含む、ことを特徴とした円筒形電池である。
すなわち本発明に係る円筒形電池の外装缶は、電極体収容部から開口へ向けて三段階に肉厚が厚くなっていく形状を成しているため、電極体収容部の肉厚と封口部の肉厚と差を大きくしても、その肉厚の差によって生じる剛性のアンバランスを従来よりも小さくすることができる。したがって円筒形電池を製造する際のプレス加工や絞り加工において、その剛性のアンバランスに起因して外装缶に変形が生ずる虞を低減させることができる。それによって本発明に係る円筒形電池は、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、従来よりも外装缶の容積を増加させてさらなる大容量化を実現することができる。
また本発明に係る円筒形電池の外装缶は、第1円筒部の肉厚が一定であり、第2円筒部の肉厚も一定である。そのため、第1円筒部及び第2円筒部の内周面と封口体とが略平行に対面する状態となるので、第1円筒部及び第2円筒部の内周面と封口体との間に介在するガスケットを略均一に圧縮した状態とすることが容易に可能になる。したがって本発明に係る円筒形電池は、ガスケットの圧縮状態の不均一に起因する封口強度の低下によって封口部から液漏れが生ずる虞を極めて小さくすることができる。
これにより本発明の第1の態様によれば、円筒形電池において、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、さらなる大容量化を実現することができるという作用効果が得られる。
<本発明の第2の態様>
本発明の第2の態様は、有底円筒形状を成す円筒形電池用外装缶であって、発電要素となる電極体が収容される電極体収容部と、前記電極体収容部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記電極体収容部より開口側に連設された第1円筒部と、前記第1円筒部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記第1円筒部より開口側に連設された第2円筒部と、を備える、ことを特徴とした円筒形電池用外装缶である。
本発明の第2の態様によれば、この円筒形電池用外装缶を用いて製造した円筒形電池において、前述した本発明の第1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
<本発明の第3の態様>
本発明の第3の態様は、前述した本発明の第2の態様において、底部から開口まで内径が一定に成形されている、ことを特徴とした円筒形電池用外装缶である。
本発明の第3の態様によれば、前述した本発明の第2の態様による作用効果に加えて、電極体収容部へ電極体を収容する作業を容易に行うことができるという作用効果が得られる。
本発明によれば、円筒形電池において、封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、さらなる大容量化を実現することができる。
本発明に係る円筒形電池用外装缶及び円筒形電池の側断面図。 円筒形電池の製造工程のシーム入れ工程を図示した側断面図。 円筒形電池の製造工程の第1プレス加工工程を図示した側断面図。 円筒形電池の製造工程の第2プレス加工工程を図示した側断面図。 円筒形電池の製造工程の圧着プレス加工工程を図示した側断面図。 円筒形電池の製造工程の外径絞り工程を図示した側断面図。 比較例の円筒形電池用外装缶及び円筒形電池を図示した側断面図。
<本発明に係る円筒形電池、円筒形電池用外装缶>
本発明に係る円筒形電池20及び円筒形電池用外装缶10の構造について、図1を参照しながら説明する。図1は本発明に係る円筒形電池用外装缶10(図1(a))及び円筒形電池20(図1(b))の側断面図である。
円筒形電池用外装缶10は、円筒形電池20の製造に用いられる部品であり、完成品としての円筒形電池20において外装缶1を構成する。円筒形電池用外装缶10は、金属板を加工して製造され、底部11と開口12を有する円筒形状、すなわち有底円筒形状を成している。円筒形電池用外装缶10は、発電要素となる電極体2が収容される電極体収容部13と、電極体収容部13の肉厚Aより厚い一定の肉厚Bで電極体収容部13より開口12側に連設された第1円筒部14と、第1円筒部14の肉厚Bより厚い一定の肉厚Cで第1円筒部14より開口12側に連設された第2円筒部15とを備える。
また円筒形電池用外装缶10は、底部11から開口12まで内径が一定となるように成形されている。これは本発明に必須の構成要素ではないが、円筒形電池用外装缶10の電極体収容部13へ電極体2を収容する作業を容易に行うことができるという点で、このような形状とするのが好ましい。
円筒形電池20は、有底円筒形状の外装缶1と、発電要素となる電極体2と、外装缶1の開口12を封口する封口体3と、外装缶1と封口体3との間に介装されるガスケット4とを備える。円筒形電池20の外装缶1は、電極体2が収容される電極体収容部13と、電極体収容部13の肉厚Aより厚い一定の肉厚Bで電極体収容部13より開口12側に連設され、封口体3を支持する第1周壁16がプレス加工により内側に形成された第1円筒部14と、第1円筒部14の肉厚Bより厚い一定の肉厚Cで第1円筒部14より開口12側に連設され、第1周壁16とで封口体3を挟持する第2周壁17がプレス加工により内側に形成された第2円筒部15とを含む。
電極体2は、例えば陽極板と陰極板との間にセパレータを介装したものを渦巻き状に巻回した電極群(図示せず)である。封口体3は、外装缶1の内部圧力を一定圧以下に維持する弁機構(図示せず)を含み、略円板形状の基部が第1周壁16と第2周壁17とで挟持された状態で外装缶1に取り付けられている。また封口体3は、図示していないリード線によって電極体2の陽極板と電気的に接続され、円筒形電池20の電極(+極)としても機能する。ガスケット4は、絶縁性及び弾性を有する材料からなる略円環形状の部材であり、略コ字断面形状を有する基部が第1周壁16及び第2周壁17と封口体3との間に、圧縮された状態で介装され、外装缶1の内部の密閉状態を安定的に維持して液漏れを防いでいる。
以上説明したように本発明に係る円筒形電池用外装缶10、円筒形電池20の外装缶1は、電極体収容部13から開口12へ向けて三段階に肉厚が厚くなっていく三段円筒形状を成している。ここで電極体収容部13の肉厚Aに対する第1円筒部14の肉厚B及び第2円筒部15の肉厚Cの差は、より大きい電極体収容部13の容積を確保しつつ、より高い封口強度を実現する上では、円筒形電池用外装缶10を製造可能な範囲で、可能な限り大きく設定するのが好ましい。例えば第1円筒部14の肉厚Bは、電極体収容部13の肉厚Aに対して101〜150%程度の肉厚に設定し、第2円筒部15の肉厚Cは、肉厚Bより厚い肉厚とした上で、電極体収容部13の肉厚Aに対して131〜200%程度の肉厚に設定するのが好ましい。特に、第1円筒部14の肉厚Bは電極体収容部13の肉厚Aに対して135%程度の肉厚に設定し、第2円筒部15の肉厚Cは電極体収容部13の肉厚Aに対して160%程度の肉厚に設定するのがより好ましい。
<円筒形電池の製造方法>
円筒形電池20の製造方法について、図2〜図6を参照しながら説明する。円筒形電池20は、以下説明するシーム入れ工程、第1プレス加工工程、第2プレス加工工程、圧着プレス加工工程及び外径絞り工程を経て製造される。
尚、図2〜図6に図示した円筒形電池用外装缶10は、より図面を観やすくするために図面上は肉厚が略一定になっているが、図1(a)に図示した肉厚が三段階に異なる円筒形電池用外装缶10と同じものである。また図2〜図6においては、より図面を観やすくするために、電極体2、封口体3、ガスケット4及び円筒形電池用外装缶10のハッチングを省略して図示している。
図2はシーム入れ工程を図示した側断面図である。
まず円筒形電池用外装缶10の電極体収容部13に電極体2を収容する。つづいて円筒形電池用外装缶10の第1円筒部14の外周面を線状に押す溝入れ加工等によって、第1円筒部14の所定位置にシーム10a(棚部)を形成する。このシーム10aは第1周壁16となる。つづいて所定量の電解液(図示せず)を電極体収容部13に充填した後、封口体3及びガスケット4を図示の如くシーム10a(第1周壁16)に載置する。
図3は第1プレス加工工程を図示した側断面図である。
つづいてシーム入れ工程後の円筒形電池用外装缶10をかしめ割型21に取り付ける。かしめ割型21は、略円環形状の割型であり、円筒形電池用外装缶10のシーム10aに係合する凸部211が内周面に全周にわたって形成されている。この凸部211は、円筒形電池用外装缶10のシーム10aを下側から支持する。つづいて第1プレス型22で、円筒形電池用外装缶10の第2円筒部15を開口端側から下方Pへプレスする。第1プレス型22は、略円錐断面形状の円形凹部221が底面の中央に形成されている。円筒形電池用外装缶10の第2円筒部15は、第1プレス型22の円形凹部221の斜面に押圧されることによって、第1円筒部14との境界近傍が内側に斜めに折り曲げられて折り癖が付いた状態に強圧成型される。それによって封口体3及びガスケット4が固定される。
図4は第2プレス加工工程を図示した側断面図である。
つづいて第1プレス加工後の円筒形電池用外装缶10をかしめ割型21に取り付けた状態のまま、第2プレス型23で、円筒形電池用外装缶10の第2円筒部15を開口端側から下方Pへプレスする。第2プレス型23は、略矩形断面形状の円形凹部231が底面の中央に形成されている。円筒形電池用外装缶10の第2円筒部15は、第2プレス型23の円形凹部231の底面に押圧されることによって、図示の如く内側に略直角に折り曲げられた状態に強圧成型される。この第2円筒部15の略直角に折り曲げられた部分は第2周壁17となる。
図5は圧着プレス加工工程を図示した側断面図である。
つづいて第2プレス加工後の円筒形電池用外装缶10を、圧着割型24、圧着受けストリッパ25及び圧着受け型26に取り付ける。圧着割型24は、円筒形電池用外装缶10の外径に略等しい内径を有する略円環形状の割型であり、図示の如く内周面が円筒形電池用外装缶10の側面に接する。圧着受けストリッパ25は、略円板形状の部材であり、円筒形電池用外装缶10の底面に接して円筒形電池用外装缶10を支持する。圧着受け型26は、略台形状断面を有する円形凹部261が形成された略円板形状の部材であり、円形凹部261の斜面が円筒形電池用外装缶10の底面の外周端に当接する。
その状態から、圧着プレス型27の底面271で、円筒形電池用外装缶10の第2円筒部15(第2周壁17)を下方Pへプレスする。圧着プレス型27は、封口体3を逃がすための円形凹部272が底面271の中央に形成されている。円筒形電池用外装缶10は、圧着受けストリッパ25及び圧着受け型26と圧着プレス型27との間で、シーム10aが変形しながら第1円筒部14が圧縮される。それによって円筒形電池用外装缶10は、円筒形電池20の全高(円筒形電池用外装缶10の底面から封口体3の端面までの長さ)が規定長となるように強圧成型される。またシーム10aが変形しながら第1円筒部14が圧縮されることによって、第1周壁16と第2周壁17との間隔が狭まる。それによって、第1周壁16及び第2周壁17と封口体3との間に介装されているガスケット4は、円筒形電池用外装缶10の内部の密閉状態を安定的に維持できる適切な圧縮率(例えば約30%)で圧縮された状態となる。
図6は外径絞り工程を図示した側断面図である。
つづいて圧着プレス加工後の円筒形電池用外装缶10を、絞り受け型28と絞り上型29との間に取り付ける。絞り上型29は、封口体3を逃がすための円形凹部292が底面291の中央に形成されている。円筒形電池用外装缶10は、底面が絞り受け型28に当接して支持され、上端(第2周壁17)が絞り上型29の底面291に当接した状態で固定される。
略円環形状の絞りダイ30は、円筒形電池20の規定外径と一致する内径に設定された絞り凸部301が内周面に形成されている。円筒形電池用外装缶10は、絞りダイ30を保持するホルダー31が底面側から上端側へ移動することによって、絞りダイ30の絞り凸部301に側面が押圧され、側面が内側へ変形しながら外径が縮径する。それによって円筒形電池用外装缶10は、外径が規定長となるように強圧成型される。
<本発明に係る円筒形電池20の評価試験>
発明者が行った本発明に係る円筒形電池20の評価試験について説明する。
1.実施例
本発明に係る円筒形電池20の実施例1〜7は、外径寸法をφ14.25mm、高さ50.6mmとした三段円筒構造の本発明に係る円筒形電池用外装缶10を用いて、上記説明した製造方法により、外形寸法がφ14.0mm、高さ50.2mmとなるように製造したアルカリ二次電池である。
実施例1〜4は、電極体収容部13の肉厚Aを0.100mmとすることによって容積を7.84ccとした円筒形電池用外装缶10を用いた。また実施例1は、第1円筒部14の肉厚Bを0.130mm(肉厚Aの約130%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.150mm(肉厚Aの約150%)とした。実施例2は、第1円筒部14の肉厚Bを0.130mm(肉厚Aの約130%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.170mm(肉厚Aの約170%)とした。実施例3は、第1円筒部14の肉厚Bを0.150mm(肉厚Aの約150%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.170mm(肉厚Aの約170%)とした。実施例4は、第1円筒部14の肉厚Bを0.150mm(肉厚Aの約150%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.200mm(肉厚Aの約200%)とした。
実施例5〜7は、電極体収容部13の肉厚Aを0.080mmとすることによって容積を7.89ccとした円筒形電池用外装缶10を用いた。また実施例5は、第1円筒部14の肉厚Bを0.110mm(肉厚Aの約138%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.130mm(肉厚Aの約163%)とした。実施例6は、第1円筒部14の肉厚Bを0.110mm(肉厚Aの約138%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.150mm(肉厚Aの約188%)とした。実施例7は、第1円筒部14の肉厚Bを0.120mm(肉厚Aの約150%)、第2円筒部15の肉厚Cを0.150mm(肉厚Aの約188%)とした。
2.比較例
比較例について、図7を参照しながら説明する。
図7は、比較例の円筒形電池用外装缶50(図7(a))及び円筒形電池60(図7(b))を図示した側断面図である。
円筒形電池用外装缶50は、比較例の円筒形電池60の製造に用いた部品であり、比較例の円筒形電池60において外装缶5を構成する。円筒形電池用外装缶50は、金属板を加工して製造し、底部11と開口12を有する円筒形状、すなわち有底円筒形状を成している。円筒形電池用外装缶50は、発電要素となる電極体2が収容される電極体収容部13と、電極体収容部13の肉厚Aより厚い一定の肉厚Bで電極体収容部13より開口12側に連設された第1円筒部14とを備える。
つまり比較例の円筒形電池用外装缶50、円筒形電池60の外装缶5は、電極体収容部13から開口12へ向けて二段階に肉厚が厚くなっていく二段円筒形状を成している点で本発明の実施例と相違している。それ以外の構成は、本発明の実施例と共通しているため、同一の符号を付して説明を省略する。
比較例1〜6の円筒形電池60は、上記の二段円筒構造の円筒形電池用外装缶50を用いて製造したアルカリ二次電池である。円筒形電池用外装缶50の外径寸法は、実施例と同様にφ14.25mm、高さ50.6mmとした。また実施例と同様に、上記説明した製造方法により、外形寸法がφ14.0mm、高さ50.2mmとなるように製造した。
比較例1〜3は、電極体収容部13の肉厚Aを0.100mmとすることによって容積を実施例1〜4と同じ7.84ccとした円筒形電池用外装缶50を用いた。また比較例1は、第1円筒部14の肉厚Bを0.130mm(肉厚Aの約130%)とした。比較例2は、第1円筒部14の肉厚Bを0.150mm(肉厚Aの約150%)とした。比較例3は、第1円筒部14の肉厚Bを0.160mm(肉厚Aの約160%)とした。
比較例4〜6は、電極体収容部13の肉厚Aを0.080mmとすることによって容積を実施例5〜7と同じ7.89ccとした円筒形電池用外装缶50を用いた。また比較例4は、第1円筒部14の肉厚Bを0.100mm(肉厚Aの約125%)とした。比較例5は、第1円筒部14の肉厚Bを0.120mm(肉厚Aの約150%)とした。比較例6は、第1円筒部14の肉厚Bを0.130mm(肉厚Aの約163%)とした。
尚、第1円筒部14の肉厚Bが電極体収容部13の肉厚Aの170%以上となる二段円筒構造の円筒形電池用外装缶50は、肉厚の差が大きすぎて製造することができなかった。
3.試験方法
実施例1〜7の円筒形電池20及び比較例1〜6の円筒形電池60の各々について、目視で外観の評価を行った。また実施例1〜7の円筒形電池20及び比較例1〜6の円筒形電池60の各々について、封口強度の測定を行った。封口強度の測定は、円筒形電池20の外装缶1、円筒形電池60の外装缶5に穴を開け、内部に窒素ガスを0.05MPa/secの速度で充填し、封口体3による封口部からガス漏れが発生した時における窒素ガスの充填圧力を封口強度とした。
4.試験結果及び評価
Figure 0005551560
上記の表1に示した試験結果を参照しながら以下説明する。
まず電極体収容部13の肉厚Aを0.100mm、円筒形電池用外装缶の容積を7.84ccとした比較例1〜3と実施例1〜4とを対比して評価した。
比較例1の封口強度は4.6MPa、比較例2の封口強度は5.6MPaであり、ともに外装缶5に凹みは生じておらず外観は良好であった。また第1円筒部14の肉厚Bをより厚くした比較例3は、比較例1、2より高い封口強度6.1MPaが得られた。しかし比較例3は、電極体収容部13の肉厚Aと第1円筒部14の肉厚Bとの差が大きすぎることに起因して、電池製造工程で外装缶5の側面に凹みが生じたため、外観評価で不適と評価した。
それに対して実施例1〜4は、比較例1、2を上回る封口強度5.6〜7.8MPaが得られた。特に実施例2〜4は、外観評価で不適と評価された比較例3の封口強度6.1MPaをも上回る封口強度6.7〜7.8MPaが得られた。そして実施例1〜4は、いずれも電池製造工程で側面に凹みは生じておらず、外観の評価はいずれも良好であった。
つづいて電極体収容部13の肉厚Aをより薄く0.080mmとし、円筒形電池用外装缶の容積をより大きい7.89ccとした比較例4〜6と実施例5〜7とを対比して評価した。
比較例4の封口強度は3.1MPa、比較例5の封口強度は3.7MPaであり、ともに第1円筒部14の肉厚Bを薄くした分だけ比較例1〜3よりも封口強度は低下したが、いずれも電池製造工程で外装缶5に凹みは生じておらず外観は良好であった。また第1円筒部14の肉厚Bをより厚くした比較例6は、比較例4、5より高い封口強度4.6MPaが得られた。しかし比較例6は、電極体収容部13の肉厚Aと第1円筒部14の肉厚Bとの差が大きすぎることに起因して、電池製造工程で外装缶5の側面に凹みが生じたため、外観評価で不適と評価した。
それに対して実施例5〜7は、比較例4、5を上回る封口強度4.6〜5.6MPaが得られた。特に実施例6、7は、外観評価で不適と評価された比較例6の封口強度4.6MPaをも上回る封口強度5.6MPaが得られた。そして実施例5〜7は、いずれも電池製造工程で側面に凹みは生じておらず、外観の評価はいずれも良好であった。
結論としては、二段円筒構造の円筒形電池用外装缶50を用いた比較例の円筒形電池60においては、封口体3をかしめる第2周壁17の肉厚(第1円筒部14の肉厚B)は、電極体収容部13の肉厚Aの約150%が限界であった。それに対して本発明に係る三段円筒構造の円筒形電池用外装缶10を用いた円筒形電池20の実施例においては、封口体3をかしめる第2周壁17の肉厚(第2円筒部15の肉厚C)を電極体収容部13の肉厚Aの約200%まで厚くすることが可能であった。
以上説明したように、本発明に係る円筒形電池20の外装缶1(円筒形電池用外装缶10)は、電極体収容部13から開口12へ向けて三段階に肉厚が厚くなっていく形状を成しているため、電極体収容部13の肉厚Aと封口部の肉厚(第2円筒部15の肉厚C)と差を大きくしても、その肉厚の差によって生じる剛性のアンバランスを従来よりも小さくすることができる。したがって円筒形電池20を製造する際のプレス加工や絞り加工において、その剛性のアンバランスに起因して外装缶1に変形が生ずる虞を低減させることができる。それによって本発明に係る円筒形電池20は、封口体3による封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、従来よりも外装缶1の容積を増加させてさらなる大容量化を実現することができる。
また本発明に係る円筒形電池20の外装缶1(円筒形電池用外装缶10)は、第1円筒部14の肉厚Bが一定であり、第2円筒部15の肉厚Cも一定である。そのため、第1円筒部14及び第2円筒部15の内周面と封口体3とが略平行に対面する状態となるので、第1円筒部14及び第2円筒部15の内周面と封口体3との間に介在するガスケット4を略均一に圧縮した状態とすることが容易に可能になる。したがって本発明に係る円筒形電池20は、ガスケット4の圧縮状態の不均一に起因する封口強度の低下によって封口部から液漏れが生ずる虞を極めて小さくすることができる。
このようにして本発明によれば、円筒形電池20において、封口体3による封口部の強度を液漏れが生じないレベルに維持しつつ、さらなる大容量化を実現することができる。
尚、本発明は、上記説明した実施例に特に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変形が可能であること言うまでもない。
1 外装缶
2 電極体
3 封口体
4 ガスケット
10 円筒形電池用外装缶
13 電極体収容部
14 第1円筒部
15 第2円筒部
16 第1周壁
17 第2周壁

Claims (1)

  1. 有底円筒形状の外装缶と、
    発電要素となる電極体と、
    前記外装缶の開口を封口する封口体と、
    前記外装缶と前記封口体との間に介装されるガスケットと、を備え、
    前記外装缶は、前記電極体が収容される電極体収容部と、前記電極体収容部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記電極体収容部より開口側に連設され、前記封口体を支持する第1周壁がプレス加工により内側に形成された第1円筒部と、前記第1円筒部の肉厚より厚い一定の肉厚で前記第1円筒部より開口側に連設され、前記第1周壁とで前記封口体を挟持する第2周壁がプレス加工により内側に形成された第2円筒部と、を含む、ことを特徴とした円筒形電池。
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