以下、地図情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における地図情報処理システムの概念図である。地図情報処理システムは、地図情報処理装置11と情報端末装置12を有する。地図情報処理装置11は、地図情報を格納しているサーバ装置である。また、情報端末装置12はユーザが操作する端末であり、例えば、パソコンや携帯端末や携帯電話等である。
図2は、本実施の形態における地図情報処理システムのブロック図である。
地図情報処理装置11は、地図情報格納部1101、地点情報格納部1102、受付部1103、用語メニュー出力部1104、位置縮尺情報取得部1105、地図情報取得部1106、地図情報出力部1107、付属情報出力部1108を具備する。
情報端末装置12は、入力受付部1201、指示送信部1202、メニュー受信部1203、地図情報受信部1204、出力部1205を具備する。
地図情報格納部1101は、1以上の地図情報を格納している。地図情報のデータ構造は問わない。地図情報は、ビットマップデータでも良いし、グラフデータ等でも良い。また、地図情報は、空撮した写真データや地形図やハザードマップ等でも良い。地図情報のデータ構造、フォーマット等は問わない。また、地図情報格納部1101は、後述する用語メニュー指示が受け付けられた場合に出力する初期画像も格納していることが好適である。初期画像は、例えば、1以上の地図情報に対応する地域をすべて含んだ地図情報や、地球の画像や、所定の地域の地図情報(最小の縮尺であるとは限らない)である。また、地図情報は、その縮尺を示す縮尺情報(たとえば、「1/10000」「1/5000」など)と、その領域を示す位置情報を保持している。位置情報は、地図情報の中心地点を示す情報でも良いし、矩形領域を示す情報(例えば、左上の経度・緯度(x1,y1)と右下の経度・緯度(x2,y2)など)でも良い。地図情報格納部1101は、通常、多数の縮尺の異なる地図情報を保持している。地図情報格納部1101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
地点情報格納部1102は、地点情報を2以上格納している。地点情報は、用語と位置情報と縮尺情報を有する。また、地点情報は、さらに、付属情報をも含んでも良い。位置情報は、当該用語に対応する地図上の位置を示す情報である。縮尺情報は、地図の縮尺についての情報である。付属情報は、用語を説明するための情報であり、そのデータ構造は問わない。付属情報は、静止画でも動画でも音声でも良い。地点情報格納部1102の用語は、位置情報とも、縮尺情報とも対になっていないものがあっても良い。また、2以上の地点情報が有する2以上の用語は、階層化された情報であることは好適である。地点情報格納部1102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
受付部1103は、指示を受け付ける。この受け付けとは、情報端末装置12からの受信でも良いし、ユーザからの入力手段(入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。)を用いた入力受付でも良い。受付部1103は、例えば、用語メニューの出力指示である用語メニュー出力指示を受け付ける。用語メニューとは、用語を項目として有するメニューである。受付部1103は、例えば、用語メニュー出力部1104が出力した2以上の用語のうち、一の用語に対する指示である用語指示を受け付ける。受付部1103は、無線または有線の通信手段で実現され得る。なお、用語とは、単語を含み、文章等でも良い。用語とは、文字列等と、広く解する。
用語メニュー出力部1104は、2以上の地点情報が有する2以上の用語を読出し、メニューとして構成して出力する。ここで、出力とは、通常、情報端末装置12への送信であるが、ディスプレイへの表示、外部の装置(ディスプレイ装置)への送信等を含む概念である。用語メニュー出力部1104は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
位置縮尺情報取得部1105は、受付部1103が受け付けた指示に対応する一の用語と対になる位置情報と縮尺情報を取得し、メモリ上に配置する。位置縮尺情報取得部1105は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。位置縮尺情報取得部1105の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
地図情報取得部1106は、位置縮尺情報取得部1105が取得した位置情報(例えば、(緯度,経度))と縮尺情報(縮尺の倍率を示す情報)を用いて、地図情報格納部1101の地図情報から、出力する地図情報を取得し、メモリ上に配置する。なお、位置情報(例えば、(緯度,経度))と縮尺情報(縮尺の倍率を示す情報)が決まっている場合に、出力する地図情報を取得する技術は公知技術であるので詳細な説明を省略する。地図情報取得部1106は、通常、縮尺情報が示す倍率の地図情報を読出し、位置情報が示す地点を中心に、予め決められた大きさの矩形領域を切り出して、メモリ上に配置する。地図情報取得部1106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。地図情報取得部1106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
地図情報出力部1107は、地図情報取得部1106が取得した地図情報を出力する。地図情報出力部1107は、地図情報を出力する場合に、出力されている初期の地図情報から、最終的に位置情報と縮尺情報で特定される地図情報が出力されるまで、初期の地図情報から最終的な地図情報に移行する途中の地図情報を少なくとも一度以上出力しても良い。また、地図情報出力部1107は、出力されている地図情報から、1段階以上、ズームアウトし、次に、前記位置情報で示される位置に近づくように、1段階以上、移動し、次に、前記縮尺情報で特定される縮尺に近づくように、1段階以上、ズームインし、前記位置情報および前記縮尺情報で特定される地図情報が最終的に出力されるように、多段的に地図情報を出力することは好適である。ここで、出力とは、通常、情報端末装置12への送信であるが、ディスプレイへの表示、外部の装置(情報端末装置12、ディスプレイ装置など)への送信等を含む概念である。また、「1段階以上、ズームアウトする」とは、縮尺情報が小さい(縮尺の小さい)地図情報を、順次、1度以上、出力する、という意味である。また、「1段階以上、移動する」とは、位置情報で示される位置に近づくように、順次、地図(画像)を移動する態様で、1度以上、地図情報を出力する、という意味である。「1段階以上、ズームインする」とは、縮尺情報が大きい(縮尺の大きい)地図情報を、順次、1度以上、出力する、という意味である。地図情報出力部1107は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。地図情報出力部1107は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
付属情報出力部1108は、受付部1103が受け付けた指示に対応する一の用語と対になる付属情報を、地点情報格納部1102から読み出し、出力する。ここで、出力とは、通常、情報端末装置12への送信であるが、ディスプレイへの表示、外部の装置(情報端末装置12、ディスプレイ装置など)への送信等を含む概念である。付属情報出力部1108は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
入力受付部1201は、ユーザからの入力を受け付ける。入力とは、例えば、各種指示の入力である。指示とは、用語メニューを出力する指示や、表示されている用語に対する指示である。指示等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。入力受付部1201は、入力手段のデバイスドライバー等で実現され得る。
指示送信部1202は、入力受付部1201が受け付けた指示を、地図情報処理装置11に送信する。指示送信部1202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
メニュー受信部1203は、地図情報処理装置11から用語メニューを受信する。メニュー受信部1203は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
地図情報受信部1204は、地図情報処理装置11から地図情報を受信する。地図情報受信部1204は、付属情報をも受信し得る。地図情報受信部1204は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
出力部1205は、メニュー受信部1203が受信した用語メニューや、地図情報受信部1204が受信した地図情報や付属情報を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、外部の装置(ディスプレイ装置)への送信等を含む概念である。
次に、地図情報処理システムの動作について説明する。まず、地図情報処理装置11の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)受付部1103は、指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付ければステップS302に行き、指示を受け付けなければステップS301に戻る。なお、ここでの受付は、通常、受信である。
(ステップS302)用語メニュー出力部1104は、ステップS301で受け付けた指示が用語メニュー出力指示であるか否かを判断する。用語メニュー出力指示であればステップS303に行き、用語メニュー出力指示でなければステップS308に行く。
(ステップS303)地図情報取得部1106は、地図情報格納部1101から初期画像を読み出す。
(ステップS304)地図情報出力部1107は、ステップS303で読み出した初期画像を、画面上の所定の位置に出力する。
(ステップS305)用語メニュー出力部1104は、地点情報格納部1102の2以上の地点情報が有する2以上の用語を、地点情報格納部1102から読み出す。
(ステップS306)用語メニュー出力部1104は、ステップS305で読み出した2以上の用語から、出力するメニューを構成する。このメニューは、通常、階層化されている。
(ステップS307)用語メニュー出力部1104は、ステップS306で構成したメニューを出力する。ステップS301に戻る。
(ステップS308)位置縮尺情報取得部1105は、ステップS301で受け付けた指示が用語指示であるか否かを判断する。用語指示であればステップS309に行き、用語指示でなければステップS301に戻る。
(ステップS309)位置縮尺情報取得部1105は、ステップS301で受け付けた用語指示に対応する用語と対になる位置情報と縮尺情報を、地点情報格納部1102(メモリ上にある場合は、メモリ)から取得する。
(ステップS310)地図情報取得部1106は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS311)地図情報取得部1106は、i番目の地図情報が、出力の目的となる地図情報であるか否かを判断する。この判断は、例えば、以下のように行う。地図情報取得部1106は、現在、ディスプレイ上に表示されている地図情報(初期画像でも良い)の縮尺情報を取得する。そして、地図情報取得部1106は、現在の地図情報の縮尺情報と、ステップS309で取得した縮尺情報とを比較し、現在の地図情報の縮尺情報の次の縮尺情報(一つズームインした縮尺情報)がステップS309で取得した縮尺情報であれば、i番目の地図情報が、出力の目的となる地図情報であると判断する。なお、地図情報取得部1106は、すべての縮尺情報(例えば、1/1000、1/2000、1/3000、1/5000、1/10000)を保持している。そして、現在の地図情報の縮尺情報が「1/2000」であり、ステップS309で取得した縮尺情報が「1/1000」である場合、地図情報取得部1106は、現在の地図情報の縮尺情報の次の縮尺情報がステップS309で取得した縮尺情報である、と判断する。また、n(nは、2以上の固定された整数)段階に、序々に、ズームインしていくとして、地図情報取得部1106は、整数nを格納している、「n=i」であるか否かを判断する。「n=i」であれば、地図情報取得部1106は、i番目の地図情報が、出力の目的となる地図情報である、と判断する。i番目の地図情報が出力の目的となる地図情報であればステップS316に行き、i番目の地図情報が出力の目的となる地図情報でなければステップS312に行く。
(ステップS312)地図情報取得部1106は、i番目の地図情報の位置情報と縮尺情報を取得する。例えば、初期画像の位置情報が(x1,y1)であり、出力の目的となる地図情報の位置情報が(x2,y2)であり、出力される地図情報が4段階に序々に、ズーム、および移動していき、5段階目で、目的となる地図情報が出力される場合を考える。かかる場合、地図情報取得部1106は、i番目の地図情報の位置情報を、(x1+((x2−x1)×i/4),y1+((y2−y1)×i/4)として算出する。また、縮尺情報が、1/1000、1/2000、1/3000、1/5000、1/10000のいずれかであり、初期画像の縮尺情報が「1/10000」であり、目的となる地図情報の縮尺情報が「1/1000」である場合、「i=1」の場合の縮尺情報は「1/5000」、「i=2」の場合の縮尺情報は「1/3000」、「i=3」の場合の縮尺情報は「1/2000」、「i=4」の場合の縮尺情報は「1/1000」となる。
(ステップS313)地図情報取得部1106は、ステップS312で取得した位置情報と縮尺情報に対応する地図情報を、地図情報格納部1101から取得する。地図情報取得部1106は、例えば、縮尺情報に対応する縮尺の地図情報を、地図情報格納部1101から読み出し、当該読み出した地図情報の中心を、ステップS312で取得した位置情報とし、当該中心から出力する領域のサイズ(W,H)に切り出し、当該切り出した地図情報をメモリ上に配置する。
(ステップS314)地図情報出力部1107は、ステップS313で取得した地図情報を出力する。
(ステップS315)地図情報取得部1106は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS311に戻る。
(ステップS316)ステップS313と同じ。
(ステップS317)ステップS314と同じ。
(ステップS318)付属情報出力部1108は、ステップS301で受け付けた用語指示に対応する用語と対になる付属情報を、地点情報格納部1102から取得する。
(ステップS319)付属情報出力部1108は、ステップS318で取得した付属情報を出力する。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、図3のフローチャートにおいて、用語に対応する付属情報を有しない場合、ステップS318、ステップS319の処理は実行されない。また、ユーザから、受付部1103が付属情報出力指示を受け付けた場合に、ステップS318、ステップS319の処理が、実行されても良い。
さらに、図3のフローチャートにおいて、ステップS313、ステップS314の目的の地図情報を出力するアルゴリズムは、以下のようにしても良い。以下のアルゴリズムは、表示されている地図情報(初期画像)に対して、まず、上昇(ズームアウト)し、目的地点を含む全体を見渡すようにする。そして、目的地点に下降(ズームイン)するアルゴリズムである。なお、上昇(ズームアウト)し、目的地点を含む全体を見渡すようにした後、目的地点が中心にくるように移動した後、用語に対応する縮尺情報に合致するように目的地点に下降(ズームイン)するアルゴリズムでも良い。前者は、例えば、空撮の場合、飛行機が上昇し、目的地点に向けて斜め下に降下していくイメージである。後者は、例えば、空撮の場合、飛行機が上昇し、移動し、真下に降下していくイメージである。かかるアルゴリズムを、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)地図情報取得部1106は、現在の画像が上昇の最終の地図情報であるか否かを判断する。地図情報取得部1106は、例えば、現在の画像に、目的地点の位置情報が含まれているか否かを判断する。また、地図情報取得部1106は、例えば、現在の画像が、地図情報格納部1101中の、最も縮尺の小さい地図情報であるか否かを判断する。そして、現在の画像が上昇の最終の地図情報であればステップS404に行き、現在の画像が上昇の最終の地図情報でなければステップS402に行く。
(ステップS402)地図情報取得部1106は、現在の地図情報に対して、ズームアウトした、次の縮尺の地図情報を、地図情報格納部1101から読み出す。地図情報取得部1106は、例えば、現在の地図情報より、一つ縮尺が小さい地図情報を、地図情報格納部1101から読み出し、出力される領域に合致するように地図情報を切り出す。その際、切り出す領域の中心は、現在の地図情報と同じでも良いし、目的の地点に近づくように、中心の位置情報を移動させても良い。
(ステップS403)地図情報出力部1107は、ステップS402で取得した地図情報を出力する。ステップS401に戻る。
(ステップS404)地図情報取得部1106は、目的の地点(位置情報が示す地点)が、中心になるように、出力する地図情報を取得する。そして、地図情報出力部1107は、その地図情報を出力する。なお、ここで、段階的(多段階)に、目的の地点(位置情報が示す地点)が中心になるように、地図情報を出力しても良い。また、ここで、地図情報の移動の際に、1段階以上、ズームインし、目的の地点に近づいても良い。
(ステップS405)地図情報取得部1106は、現在、出力中の地図情報が、目的となる地図情報の縮尺情報に合致するか否かを判断する。目的となる地図情報の縮尺情報に合致すれば処理を終了し、目的となる地図情報の縮尺情報に合致しなければステップS406に行く。
(ステップS406)地図情報取得部1106は、現在、出力中の地図情報に対して、一つズームインした縮尺情報に対応する地図情報を取得する。ここで、地図情報取得部1106は、出力する領域に合致するように、地図情報を切り出すことは好適である。
(ステップS407)地図情報出力部1107は、ステップS406で取得した地図情報を出力する。ステップS405に戻る。
なお、多段階に地図情報をズームアウトする処理、多段階に地図情報をズームインする処理、多段階に地図情報を移動する処理は、単独では公知技術であるので、さらなる詳細な動作説明は省略する。
次に、情報端末装置12の動作について説明する。情報端末装置12の入力受付部1201は、ユーザから入力手段を用いて入力された、各種の指示を受け付ける。そして、指示送信部1202は、当該指示を地図情報処理装置11に送信する。そして、メニュー受信部1203は、用語メニューを地図情報処理装置11から受信し、出力部1205は用語メニューをディスプレイ上に出力する。また、地図情報受信部1204は、地図情報または付属情報を受信し、出力部1205は、当該地図情報または付属情報を、ディスプレイ上に出力する。
以下、本実施の形態における地図情報処理装置の具体的な動作について説明する。
今、地点情報格納部1102は、図5に示す地点情報管理表を格納している。地点情報管理表は、地点情報と付属情報を有する1以上のレコードを多数格納している。地点情報は、「ID」「グループ情報」「用語」「位置情報(経度,緯度)」「縮尺情報」「付属情報」を有する。「グループ情報」は、「用語」をグループ化する情報であり、階層的なメニューを構成する場合に用いる。また、地点情報格納部1102は、地点情報管理表に記載されている付属情報(例えば、「ビデオX」「静止画Y」)に対応する実体データ(動画、音声、静止画、テキストなど、データ構造は問わない)も格納している。また、地図情報格納部1101で、用意している地図情報の縮尺は、「1/500」「1/1000」「1/2000」「1/3000」「1/5000」「1/10000」である、とする。
かかる場合、ユーザは、情報端末装置12の入力手段(マウスやキーボードなど)を用いて、用語メニュー出力指示を入力する。
そして、情報端末装置12の入力受付部1201は、用語メニュー出力指示を受け付ける。次に、指示送信部1202は、用語メニュー出力指示を地図情報処理装置11に送信する。
次に、地図情報処理装置11の受付部1103は、用語メニュー出力指示を受信する。そして、地図情報取得部1106は、地図情報格納部1101から初期画像(地図情報)を読み出す。そして、地図情報出力部1107は、読み出した初期画像を、情報端末装置12の画面上の所定の位置に出力するように、情報端末装置12に送信する。
次に、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、初期画像を受信する。そして、出力部1205は、初期画像を画面上の所定の位置に出力する。
次に、用語メニュー出力部1104は、図5に示す地点情報管理表から、2以上の用語とグループ情報を読み出す。そして、用語メニュー出力部1104は、読み出した2以上の用語とグループ情報から、階層化されている用語メニューを構成する。そして、用語メニュー出力部1104は、構成した用語メニューを、情報端末装置12に送信する。
次に、情報端末装置12のメニュー受信部1203は、用語メニューを、地図情報処理装置11から受信する。そして、出力部1205は、用語メニューを予め決められた領域に表示する。かかる情報端末装置12の表示例を、図6に示す。図6において、グループ情報は、タブとして表示されており、ここでは、2階層の階層化された用語メニューが表示されている。なお、用語メニューは3階層以上でも良いことは言うまでもない。
次に、ユーザは、マウスで、用語メニューの中の「ABC公園」を指示した、とする。つまり、ユーザは、「ABC公園」を含む用語指示を入力した、とする。そして、情報端末装置12の入力受付部1201は、「ABC公園」を含む用語指示を受け付ける。次に、指示送信部1202は、「ABC公園」を含む用語指示を、地図情報処理装置11に送信する。
次に、地図情報処理装置11の受付部1103は、「ABC公園」を含む用語指示を受信する。そして、位置縮尺情報取得部1105は、受け付けた用語指示に対応する用語「ABC公園」と対になる位置情報(x1,y1)と縮尺情報「1/1000」を、地点情報管理表から読み出す。
次に、地図情報取得部1106は、現在の画像が上昇の最終の地図情報であるか否かを判断する。ここで、現在の画像である初期画像は、例えば、初期画像の縮尺情報は「1/3000」であり、上昇の最終の地図情報の縮尺情報は「1/10000」である、とする。すると、地図情報取得部1106は、現在の画像が上昇の最終の地図情報でない、と判断する。
そして、地図情報取得部1106は、現在の地図情報「1/3000」に対して、ズームアウトした、次の縮尺の地図情報「1/5000」を、地図情報格納部1101から読み出す。そして、地図情報取得部1106は、読み出した縮尺「1/5000」の地図情報から、出力される領域(W,H)に合致するように地図情報を切り出す。そして、地図情報出力部1107は、取得した地図情報を、情報端末装置12に送信する。
次に、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、地図情報処理装置11から地図情報を受信し、出力部1205は、当該地図情報を、ディスプレイ上に出力する。
そして、地図情報処理装置11の地図情報取得部1106は、現在の地図情報「1/5000」に対して、ズームアウトした、次の縮尺の地図情報「1/10000」を、地図情報格納部1101から読み出す。そして、地図情報取得部1106は、読み出した縮尺「1/100000」の地図情報から、出力される領域(W,H)に合致するように地図情報を切り出す。そして、地図情報出力部1107は、取得した地図情報を、情報端末装置12に送信する。
次に、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、地図情報処理装置11から地図情報を受信し、出力部1205は、当該地図情報を、ディスプレイ上に出力する。ここで、ズームアウトした地図情報の出力は、終了する。
次に、地図情報取得部1106は、目的の地点の位置情報(x1,y1)が示す地点が、中心になるように、出力する地図情報を取得する。つまり、地図情報取得部1106は、縮尺「1/10000」または、ズームインした縮尺「1/5000」の地図情報を取得し、当該地図情報において、その中心を(x1,y1)として、領域を予め決められた領域(W,H)になるように、地図情報を切り出す。そして、地図情報出力部1107は、取得した地図情報を、情報端末装置12に送信する。なお、ここで、地図情報取得部1106は、地図情報の中心が(x1,y1)になるまで、多段階に移動するように、地図情報を取得し、地図情報出力部1107は、取得した複数の地図情報を、順次、情報端末装置12に送信することは好適である。ここで、地図情報取得部1106は、予め決められた枚数(例えば、3枚)の地図情報を、現在地点から、目標地点(x1,y1)に近づくように、取得しても良いし、予め決められた距離を移動するように、地図情報を、現在地点から、目標地点(x1,y1)に近づくように、取得しても良い。
次に、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、目標地点(x1,y1)にその中心が移動するまで、1以上の地図情報を受信し、出力部1205は、当該1以上の地図情報を、順次、ディスプレイ上に出力する。
次に、地図情報取得部1106は、現在、出力中の地図情報(例えば、「1/5000」)が、目的となる地図情報の縮尺情報「1/1000」に合致するか否かを判断する。合致しないので、地図情報取得部1106は、現在、出力中の地図情報(例えば、「1/5000」)に対して、一つズームインした縮尺情報「1/3000」に対応する地図情報を取得する。そして、地図情報取得部1106は、当該地図情報を、出力するサイズ(W,H)に切り出す。次に、地図情報出力部1107は、取得した地図情報を、情報端末装置12に送信する。
次に、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、地図情報処理装置11から地図情報を受信し、出力部1205は、当該地図情報を、ディスプレイ上に出力する。
そして、地図情報取得部1106は、順次、目標地点(用語が示す地点)の縮尺情報「1/1000」となるまで、順次、「1/2000」、「1/1000」の地図情報を読出し、かつ切り出す。そして、地図情報出力部1107は、取得した「1/2000」、「1/1000」の地図情報を、順次、情報端末装置12に送信する。
そして、情報端末装置12の地図情報受信部1204は、地図情報処理装置11から、ズームインしていく、地図情報を順次、受信し、出力部1205は、当該地図情報を、順次、ディスプレイ上に出力する。
そして、付属情報出力部1108は、受け付けた用語指示「ABC公園」に対応する用語と対になる付属情報「ビデオX」の実体データを、地点情報格納部1102から取得する。付属情報出力部1108は、取得した付属情報「ビデオX」の実体データを、情報端末装置12に送信する。
次に、地図情報受信部1204は、付属情報「ビデオX」を受信し、出力部1205は、付属情報を出力する。なお、例えば、付属情報「ビデオX」は、「ABC公園」の魅力を伝える、音声と動画のデータである。また、付属情報「ビデオX」は、ここでは、例えば、地図情報等とは、別ウィンドウに出力される、とする。
以上の地図情報の出力動作は、図7のような動作である。つまり、まず、(1)上昇し、全体を見渡す。そして、(2)全体を把握しながら、目的地へ飛行する。さらに、(3)下降し、詳細を表示する。この動作は、丁度、ユーザが乗った飛行機が、現在地点から目的地点に移動する場合の動作に相当する。つまり、ユーザにとって、非常に、目的地点の位置が把握しやすい動作になっている。
また、以上の地図情報の出力動作の遷移を、図8に示す。図8は、図7の動作の概要の実際の地図出力の遷移のイメージを示す。
以上、本実施の形態によれば、メニューから用語を選択するだけで、容易に所望の場所の地図が出力され、かつ、当該用語に相応しい縮尺の地図が出力される。
なお、本実施の形態によれば、付属情報の出力は必須ではない。
また、本実施の形態において、地図情報処理装置11が扱う情報は地図情報であったが、実施の形態2で述べるように、屏風の画像などを含む画像情報でも良い。かかる場合、地図情報処理装置11は、以下の画像情報装置と同じものとなる。つまり、画像情報を格納し得る画像情報格納部と、用語と当該用語に対応する画像上の位置を示す位置情報と前記画像の縮尺についての情報である縮尺情報を有する地点情報を2以上格納し得る地点情報格納部と、前記2以上の地点情報が有する2以上の用語を読出し、メニューとして構成して出力する用語メニュー出力部と、前記用語メニュー出力部が出力した2以上の用語のうち、一の用語に対する指示である用語指示を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた指示に対応する一の用語と対になる位置情報と縮尺情報を取得する位置縮尺情報取得部と、前記位置縮尺情報取得部が取得した位置情報と縮尺情報を用いて、前記画像情報格納部の画像情報から、出力する画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報取得部が取得した画像情報を出力する画像情報出力部を具備する画像情報処理装置、である。
また、上記において、前記画像情報出力部は、出力されている初期の画像情報から、最終的に前記位置情報と前記縮尺情報で特定される画像情報が出力されるまで、初期の画像情報から最終的が画像情報に移行する途中の画像情報を少なくとも一度以上出力する、ことは好適である。
さらに、上記において、前記画像情報出力部は、出力されている画像情報から、1段階以上、ズームアウトし、次に、前記位置情報で示される位置に近づくように、1段階以上、移動し、次に、前記縮尺情報で特定される縮尺に近づくように、1段階以上、ズームインし、前記位置情報および前記縮尺情報で特定される画像情報が最終的に出力されるように、多段的に画像情報を出力する、ことは好適である。
また、本実施の形態において、用語メニューが出力されたが、メニューの項目は、文章中に埋め込まれていても良い。かかる態様は、実施の形態2と同様である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における地図情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、2以上の地点情報が有する2以上の用語を、記憶媒体から読出し、メニューとして構成して出力する用語メニュー出力部と、前記用語メニュー出力部が出力した2以上の用語のうち、一の用語に対する指示である用語指示を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた指示に対応する一の用語と対になる位置情報と縮尺情報を、記憶媒体から取得する位置縮尺情報取得部と、前記位置縮尺情報取得部が取得した位置情報と縮尺情報を用いて、記憶媒体に格納されている地図情報から、出力する地図情報を取得する地図情報取得部と、前記地図情報取得部が取得した地図情報を出力する地図情報出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおける、前記地点情報は、用語を説明するための情報である付属情報をも含み、コンピュータを、前記受付部が受け付けた指示に対応する一の用語と対になる付属情報を、前記地点情報格納部から読み出し、出力する付属情報出力部としてさらに機能させるためのプログラム、であることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地図情報出力部を、地図情報を出力する場合に、出力されている初期の地図情報から、最終的に前記位置情報と前記縮尺情報で特定される地図情報が出力されるまで、初期の地図情報から最終的が地図情報に移行する途中の地図情報を少なくとも一度以上出力するように機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記地図情報出力部を、地図情報を出力する場合に、出力されている初期の地図情報から、1段階以上に、ズームアウトし、次に、前記位置情報で示される位置に近づくように、1段階以上に、移動し、次に、前記縮尺情報で特定される縮尺に近づくように、1段階以上、ズームインし、前記位置情報および前記縮尺情報で特定される地図情報が出力されるように地図情報を出力するように機能させることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、出力されている文章中の用語を指示すると、対応する画像が、段階的ズームインしながら出力されるが画像情報処理システムについて説明する。
本実施の形態における画像情報処理システムの概念図は、図1と同様である。また、図11は、本実施の形態における画像情報処理システムのブロック図である。
画像情報処理システム2は、画像情報処理装置21、情報端末装置22を具備する。
画像情報処理装置21は、画像情報格納部2101、地点情報格納部2102、出力情報格納部2103、出力情報出力部2104、受付部2105、位置情報取得部2106、画像情報取得部2107、画像情報出力部2108を具備する。
情報端末装置22は、入力受付部1201、指示送信部1202、受信部2203、出力部2204を具備する。
画像情報格納部2101は、画像情報を格納している。画像情報は、地図情報や屏風の画像などである。また、画像情報は、ビットマップ、ベクターデータなど、そのデータ構造やフォーマットは問わない。地図情報には、地形図やハザードマップなども含む。画像情報格納部2101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。画像情報格納部2101に画像情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して画像情報が画像情報格納部2101で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された画像情報が画像情報格納部2101で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された画像情報が画像情報格納部2101で記憶されるようになってもよい。
地点情報格納部2102は、地点情報を2以上格納している。地点情報は、用語と当該用語に対応する画像上の位置を示す位置情報を有する。また、地点情報は、さらに、付属情報をも含んでも良い。付属情報は、用語を説明するための情報であり、そのデータ構造は問わない。付属情報は、静止画でも動画でも音声でも良い。位置情報は、出力情報格納部2103の文章中に埋め込まれていても良い。地点情報格納部2102は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。地点情報格納部2102に地点情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して地点情報が地点情報格納部2102で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された地点情報が地点情報格納部2102で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された地点情報が地点情報格納部2102で記憶されるようになってもよい。
出力情報格納部2103は、1以上の出力情報を格納している。出力情報は、用語または用語を含む文章である。出力情報は、構造化された文章でも良い。構造化された文章とは、章立てされている文章、HTMLやXMLなどの記述言語により構造化されている文章などである。出力情報格納部2103は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。出力情報格納部2103に出力情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して出力情報が出力情報格納部2103で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された出力情報が出力情報格納部2103で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された出力情報が出力情報格納部2103で記憶されるようになってもよい。
出力情報出力部2104は、用語を指示可能な態様で、出力情報を出力する。ここで、指示可能な態様とは、例えば、用語の対応するアンカー、用語の対応するボタンなどを出力することである。また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。出力情報出力部2104は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力情報出力部2104は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
受付部2105は、入力を受け付ける。入力とは、例えば、起動指示や用語指示などの各種命令や、各種データの入力である。起動指示とは、システムの起動指示である。起動指示により、例えば、画像情報と出力情報が出力される。また、用語指示とは、出力情報出力部2104が出力した出力情報中の一の用語に対する指示である。また、この受け付けとは、情報端末装置22からの受信でも良いし、ユーザからの入力手段(入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。)を用いた入力受付でも良い。受付部2105は、無線または有線の通信手段等で実現され得る。
位置情報取得部2106は、受付部2105が受け付けた用語指示に対応する一の用語と対になる位置情報を、地点情報格納部2102から取得する。つまり、位置情報取得部2106は、受付部2105が受け付けた用語指示に対応する一の用語を含む地点情報が有する位置情報を、地点情報格納部2102から読み出す。位置情報取得部2106は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。位置情報取得部2106の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
画像情報取得部2107は、位置情報取得部2106が取得した位置情報を用いて、画像情報格納部2101から、出力する画像情報を取得する。また、画像情報取得部2107は、起動指示に対応して、初期の画像情報を、画像情報格納部2101から読み出す。なお、画像情報取得部2107は、後述するように、画像処理を行って、出力する画像情報を取得しても良い。また、画像情報取得部2107は、図7、図8を用いて説明した態様で画像情報を出力するように、対応する縮尺の画像情報を、順次、取得し、画像情報出力部2108に渡すことは好適である。画像情報取得部2107は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。画像情報取得部2107の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
画像情報出力部2108は、画像情報取得部2107が取得した画像情報を出力する。出力する画像情報を変更する場合(出力画像の位置が移動する場合)には、好ましくは、画像情報出力部2108は、出力されている画像情報から、1段階以上、ズームアウトし、次に、位置情報で示される位置に近づくように、1段階以上、移動し、次に、1段階以上、ズームインし、位置情報および縮尺情報で特定される地図情報が最終的に出力されるように、多段的に地図情報を出力する。かかる出力画像の移動方式は、図7、図8を用いて説明した移動方式である。つまり、まず、(1)上昇し、全体を見渡す。そして、(2)全体を把握しながら、目的地へ飛行する。さらに、(3)下降し、詳細を表示する。
かかる動作のために、画像情報取得部2107は、以下のように画像情報を取得する。つまり、画像情報取得部2107は、現在、出力されている画像情報を縮小した(出力する画面サイズは、通常、同じ)1段階以上の画像情報を、順次取得し、画像情報出力部2108は、縮小した画像情報を順次、出力する。なお、現在、出力されている画像情報を縮小した画像情報は、画像情報取得部2107が画像処理を行って取得しても良いし、画像情報格納部2101から読み出しても良い。
そして、次に、画像情報取得部2107は、現在地から移動先の地点に移動し、移動先が画面の中心(略中心でも良く、少なくとも画面上に入る)になるようにするために、1以上の画像情報を、順次、取得する。画像情報取得部2107は、現在地から移動先の地点に平行移動するための画像情報を、画像処理(中心点を移動し、切り出しを行う、という画像処理)により取得しても良いし、画像情報格納部2101から読み出しても良い。
次に、画像情報取得部2107は、現在、出力されている画像情報(移動先に移動した後の画像情報)を拡大した(出力する画面サイズは、通常、同じ)1段階以上の画像情報を、順次取得し、画像情報出力部2108は、拡大した画像情報を順次、出力する。なお、現在、出力されている画像情報を拡大した画像情報は、画像情報取得部2107が画像処理を行って取得しても良いし、画像情報格納部2101から読み出しても良い。
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、外部の表示装置への送信、表示のための他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。画像情報出力部2108は、ディスプレイ等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。画像情報出力部2108は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
指示送信部2202は、入力受付部1201が受け付けた指示を、画像情報処理装置21に送信する。指示送信部2202は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
受信部2203は、画像情報処理装置21から画像情報や出力情報を受信する。受信部2203は、実施の形態1で説明したような付属情報をも受信しても良い。受信部2203は、無線または有線の通信手段で実現され得る。
出力部2204は、受信部2203が受信した画像情報や出力情報等を出力する。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、外部の装置(ディスプレイ装置)への送信等を含む概念である。
次に、画像情報処理システムの動作について説明する。まず、画像情報処理装置の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)受付部1103は、指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付ければステップS1202に行き、指示を受け付けなければステップS1201に戻る。なお、ここでの受付は、通常、受信である。
(ステップS1202)受付部2105は、ステップS1201で受け付けた指示が起動指示であるか否かを判断する。起動指示であればステップS1203に行き、起動指示でなければステップS1207に行く。
(ステップS1203)画像情報取得部2107は、初期の画像情報を、画像情報格納部2101から読み出す。
(ステップS1204)画像情報出力部2108は、ステップS1203で読み出された画像情報を出力する。なお、ここでの出力は、通常、情報端末装置22への送信である。
(ステップS1205)出力情報出力部2104は、初期の出力情報を、出力情報格納部2103から読み出す。
(ステップS1206)出力情報出力部2104は、ステップS1205で読み出した出力情報を出力する。なお、ここでの出力は、通常、情報端末装置22への送信である。ステップS1201に戻る。
(ステップS1207)受付部2105は、ステップS1201で受け付けた指示が用語指示であるか否かを判断する。用語指示であればステップS1208に行き、用語指示でなければステップS1201に戻る。なお、用語指示でない場合、入力(指示)に対応する処理を行った後、ステップS1201に戻ることは好適である。用語指示ではない指示とは、例えば、出力されている画像情報を移動する指示や、画像情報を拡大/縮小する指示や、出力されている出力情報の表示を変更する指示(表示箇所を変えるために、バーを移動させる指示など)などである。
(ステップS1208)位置情報取得部2106は、指示された用語に対応する位置情報を、地点情報格納部2102から読み出す。
(ステップS1209)画像情報取得部2107は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1210)画像情報取得部2107は、「i<=n」であるか否かを判断する。「i<=n」を満たせばステップS1211に行き、「i<=n」を満たさなければステップS1214に行く。なお、nは、1以上の自然数であり、段階的にズームアウトする場合の段階の数である。画像情報取得部2107は、予めnを保持している、とする。なお、nは、現在、出力されている地点、移動先の地点等に応じて、動的に変わっても良い。
(ステップS1211)画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報に対して、i番目の縮小画像を取得する。
(ステップS1212)画像情報出力部2108は、ステップS1211で取得された縮小画像を出力する。
(ステップS1213)画像情報取得部2107は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1210に戻る。
(ステップS1214)画像情報取得部2107は、ステップS1208で読み出された位置情報と、現在出力されている画像情報に対応する位置情報(最初は、縮小前の画像情報の位置情報でも良い)とを比較し、移動が必要であるか否かを判断する。現在出力されている画像情報に対応する位置情報とは、好ましくは、現在出力されている画像情報の中心の位置情報である。ステップS1208で読み出された位置情報と、現在出力されている画像情報に対応する位置情報の距離の差が0または所定以内であれば、移動の必要は無いと判断し、所定以上であれば、移動の必要が有る、と判断する。
(ステップS1215)画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報に対して、次の移動先の画像情報を取得する。なお、現在出力されている画像情報に対応する位置情報と、次の移動先の画像情報に対応する位置情報との距離の差は、予め決められた一定の差であることが好適であるが、都度、異なっていても良い。
(ステップS1216)画像情報出力部2108は、ステップS1215で取得された縮小画像を出力する。ステップS1214に戻る。
(ステップS1217)画像情報取得部2107は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS1218)画像情報取得部2107は、「j<=m」であるか否かを判断する。「j<=m」を満たせばステップS1219に行き、「j<=m」を満たさなければステップS1201に戻る。なお、mは、1以上の自然数であり、段階的にズームインする場合の段階の数である。画像情報取得部2107は、予めmを保持している、とする。なお、mは、現在、出力されている地点、移動先の地点等に応じて、動的に変わっても良い。さらに、mとnは同じ数であることが好適であるが、異なっていても良い。
(ステップS1219)画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報に対して、j番目の拡大画像を取得する。
(ステップS1220)画像情報出力部2108は、ステップS1219で取得された拡大画像を出力する。
(ステップS1221)画像情報取得部2107は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS1218に戻る。
なお、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
また、図12のフローチャートにおいて、画像情報のズームイン、ズームアウト、移動等の処理は、上記した処理に限られないことは言うまでもない。実施の形態1で説明した方法も、その一例である。
以下、本実施の形態における画像情報処理システムの具体的な動作について説明する。
画像情報処理システムの概念図は図1である。
今、画像情報格納部2101には、図13に示すような画像情報が格納されている。画像情報は、ここでは、地図情報(昔の地図)である。図13の画像情報は、豊臣政権下の毛利氏領国時代の石見国の絵図である。
また、地点情報格納部2102は、図14に示す地点情報管理表を保持している。地点情報管理表は、用語と地点情報を有する1以上のレコードを多数格納している。地点情報は、「ID」「用語」「位置情報(X,Y)」を有する。用語は、出力情報格納部2103の出力情報に含まれる用語であり、画像情報のある地点を表す用語である。位置情報(X,Y)は、画像情報における位置を示す情報であり、平面上の座標情報である。
また、出力情報格納部2103は、図15に示す出力情報を格納している。出力情報は、例えば、HTMLやXML等の記述言語で記載されているファイルである。また、出力情報は、用語を含む。なお、出力情報は、実施の形態1で説明したような、メニューを構成するための1以上の用語でも良い。図15に示す出力情報において、下線は、アンカーである。
さらに、画像情報取得部2107は、図12のフローチャートにおける「n」「m」として、それぞれ「3」を保持している、とする。
かかる状況において、情報端末装置22のユーザは、起動指示を入力した、とする。すると、入力受付部1201は起動指示を受け付け、指示送信部1202は起動指示を画像情報処理装置21に送信する。
次に、画像情報処理装置21の受付部2105は起動指示を受信する。そして、画像情報取得部2107は、初期の画像情報を画像情報格納部2101から読み出し、画像情報出力部2108は、当該初期の画像情報を情報端末装置22に送信する。また、出力情報出力部2104は、初期の出力情報を出力情報格納部2103から読み出し、当該初期の出力情報を情報端末装置22に送信する。
次に、情報端末装置22の受信部2203は、初期の画像情報と出力情報を受信し、出力部2204は、初期の画像情報と出力情報を出力する。かかる出力例を、図16に示す。図16において、1601は、出力させたい画像情報の出力領域である。1602は、画像情報中の、1601の領域に出力されている位置を示すための領域である。1602の領域には、常に、出力画像全体が縮小されて出力されている。1602内に矩形(図17の1701参照)が出力されている場合、その矩形は、画像情報の出力領域(1602の領域、1703の領域)に出力されている画像の、全体の中での位置を示す。
そして、ユーザは、図16で出力されている出力情報(文章)中の用語「吉野居城」を、マウス等で指示する(用語指示を入力する)、とする。
次に、入力受付部1201は、用語「吉野居城」の用語指示を受け付ける。次に、指示送信部1202は、用語「吉野居城」の用語指示を、画像情報処理装置21に送信する。
次に、画像情報処理装置21の受付部2105は、用語「吉野居城」の用語指示を受信する。次に、位置情報取得部2106は、指示された用語「吉野居城」に対応する位置情報(680,150)を、地点情報格納部2102から読み出す。そして、画像情報取得部2107、および画像情報出力部2108は、図7、図8を用いて説明した態様で、画像情報を出力しつつ、図17に示すように、「吉野居城」を中心にした画像情報を出力する。
図17において、1702は、画像情報中の、1703の領域に出力されている位置を示すための領域である。1701は、画面に出力されている画像情報の、全体の中での位置を示す矩形である。1703は、画面に出力されている画像情報(ユーザが見たい画像情報)を出力する領域である。
次に、ユーザは、画面の横の領域1704に出力されている出力情報(文章)を読みながらバーを下げていき、「大森銀山」の箇所まで、文章の表示を移動させた、とする。そして、ユーザは、「大森銀山」の位置を知りたくて、領域1704に出力されている出力情報(文章)中の「大森銀山」を指示した、とする。
そして、入力受付部1201は、用語「大森銀山」に対する用語指示を受け付ける。次に、指示送信部1202は、用語「大森銀山」に対する用語指示を、画像情報処理装置21に送信する。
次に、画像情報処理装置21の受付部2105は、用語「大森銀山」に対する用語指示を受信する。
そして、位置情報取得部2106は、指示された用語「大森銀山」に対応する位置情報(305,175)を、図14の地点情報管理表から読み出す。
次に、画像情報取得部2107は、図16の「吉野居城」の画像情報から、第一のズームアウトする画像情報を取得する。なお、この画像情報の位置は、「吉野居城」を中心とする位置である。そして、画像情報出力部2108は、取得された縮小画像(ズームアウトされた画像)を出力する。
次に、画像情報取得部2107は、第二の、さらにズームアウトする画像情報を取得する。そして、画像情報出力部2108は、取得された縮小画像(さらにズームアウトされた画像)を出力する。
次に、画像情報取得部2107は、第三の、さらにズームアウトする画像情報を取得する。そして、画像情報出力部2108は、取得された縮小画像(さらにズームアウトされた画像)を出力する。
次に、画像情報取得部2107は、元の位置情報(680,150)と、取得された位置情報(305,175)を取得する。ここで、画像情報取得部2107は、2点が異なる(所定以上の距離がある)ので、移動が必要である、と判断する、とする。なお、かかる判断は必須ではない。
次に、画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報に対して、次の移動先の画像情報を取得する。この移動先の画像情報は、通常、「吉野居城」からまっすぐに「大森銀山」に移動する場合の途中の画像情報であり、最もズームアウトした画像情報と同一の縮尺(拡大度)の画像情報である。
次に、画像情報出力部2108は、取得された縮小画像を、情報端末装置22に送信する。
次に、情報端末装置22の受信部2203は縮小画像を受信し、出力部2204は縮小画像を出力する。
次に、同様に、画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報に対して、さらに次の移動先の画像情報を取得する。そして、画像情報出力部2108は、取得された画像情報を、情報端末装置22に送信する。次に、情報端末装置22の受信部2203は画像情報を受信し、出力部2204は画像情報を出力する。かかる移動の処理を、「大森銀山」の位置情報(305,175)が画面の真中になるまで行う。なお、画像情報を移動させる処理は公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
そして、画像情報取得部2107は、現在出力されている画像情報(「大森銀山」の位置が中心にある縮小画像)に対して、1番目の拡大画像を取得する。そして、画像情報出力部2108は、取得された拡大画像を、情報端末装置22に送信する。
次に、情報端末装置22の受信部2203は拡大画像を受信し、出力部2204は拡大画像を出力する。なお、かかる処理は、いわゆるズームインの処理である。
かかるズームインの処理を3回行い、「大森銀山」を中心にする拡大画像が、情報端末装置22に出力される。
以上の動作を図18に示す。図18において、最初の「吉野居城」の拡大画像(図18(a))から、図18(b)(c)等とズームアウトする。次に、図18(c)から図18(d)に順次、移動する。そして、「大森銀山」の位置にやってくる。次に、図18(d)から図18(e)(f)と順に、ズームインして、最終的に、「大森銀山」の拡大画像(図18(f))が、情報端末装置22に出力される。
以上、本実施の形態によれば、出力されている文章中の用語を指示すると、対応する画像が、段階的にズームインしながら出力される。また、着目点をある地点から別の地点に移す場合、両地点の全体の位置づけを確認しながら、出力されている画像情報を移動できる。かかる処理により、ユーザは、例えば、歴史的書籍(歴史的情報)を、効果的に学習できる。また、地図情報を効果的に閲覧できる。
なお、本実施の形態の具体例によれば、出力情報は文章であったが、実施の形態1で述べたような、メニューまたは1以上の選択可能な用語が出力情報であっても良い。
また、本実施の形態の具体例によれば、画像情報は地図情報であったが、図19に示すような屏風の画像情報の他、閲覧対象となる画像情報であれば良い。
また、本実施の形態によれば、画像情報の出力は、図7、図8で説明したように、上昇(ズームアウト)し、目的地点を含む全体を見渡すようにした後、目的地点が中心にくるように移動した後、用語に対応する縮尺情報に合致するように目的地点に下降(ズームイン)した。しかし、平行移動なしでも良い。つまり、まず、上昇(ズームアウト)し、目的地点を含む全体を見渡すようにする。そして、目的地点に、斜めに下降(移動およびズームイン)しても良い。これは、例えば、空撮の場合、飛行機が上昇し、目的地点に向けて斜め下に降下していくイメージである。
また、本実施の形態によれば、地点情報は縮尺情報を有しなかった。しかし、実施の形態1と同様に、地点情報は縮尺情報を有しても良い。かかる場合、用語に対応する縮尺の画像情報が、最終的に出力される。かかる処理は、実施の形態1と同様である。
さらに、本実施の形態における画像情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、用語を指示可能な態様で、出力情報を出力する出力情報出力部と、前記出力情報出力部が出力した出力情報中の一の用語に対する指示である用語指示を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた用語指示に対応する一の用語と対になる位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報取得部が取得した位置情報を用いて、記憶媒体から、出力する画像情報を取得する画像情報取得部と、前記画像情報取得部が取得した画像情報を出力する画像情報出力部として機能させるためのプログラムであって、前記画像情報出力部を、出力されている画像情報から、1段階以上、ズームアウトし、次に、前記位置情報で示される位置に近づくように、1段階以上、移動し、次に、1段階以上、ズームインし、前記位置情報で特定される画像情報が最終的に出力されるように、多段的に画像情報を出力するように機能させるためのプログラム、である。
また、図9は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の地図情報処理装置、画像情報処理装置および情報端末装置を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図9は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図10は、コンピュータシステム340のブロック図である。
図9において、コンピュータシステム340は、FD(Flexible Disk)ドライブ、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブを含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
図10において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、CPU(Central Processing Unit)3413と、CPU3413、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)3415と、CPU3413に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の画像出力装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の画像出力装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、上記プログラムにおいて、前記2以上の地点情報が有する2以上の用語は、階層化された情報であることは好適である。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。