JP2003330856A - ブラウザシステム及びその制御方法 - Google Patents

ブラウザシステム及びその制御方法

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JP2003330856A JP2002134915A JP2002134915A JP2003330856A JP 2003330856 A JP2003330856 A JP 2003330856A JP 2002134915 A JP2002134915 A JP 2002134915A JP 2002134915 A JP2002134915 A JP 2002134915A JP 2003330856 A JP2003330856 A JP 2003330856A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツレイアウトが動的に変化する場合
でも、コンテンツレイアウトとメタ情報レイアウトの整
合性が確保される、メタ情報重畳表示ブラウジング支援
手法を得る。また本手法を利用して、複数の異なる端末
向けに使いやすいコンテンツを低コストで提供可能なブ
ラウザシステムを得る。 【解決手段】 入力装置2からの入力に応じてズーム状
態決定手段314でズーム状態を決定する。次に、決定
されたズーム状態に従いコンテンツレイアウト生成手段
315でコンテンツレイアウトを生成する。さらに決定
されたズーム状態および生成されたコンテンツレイアウ
トに従いメタ情報レイアウト生成手段316でメタ情報
レイアウトを動的に生成する。最後に、コンテンツレイ
アウトと、メタ情報レイアウトと、ポインタを重畳し表
示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラウザシステムお
よびその制御方法に関し、特にセマンティックズームや
ポインタズーム、レイアウトズームを含むズーム処理お
よびメタ情報の重畳表示処理を使って、コンテンツの端
末適応やブラウジング支援を実現するブラウザシステム
およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークの普及に伴い、ネットワ
ーク経由で提供される情報やサービスなどコンテンツの
増加,モバイル端末をはじめとするネットワーク利用
端末の多様化が進んでおり、いつでもどこでも快適にコ
ンテンツにアクセスしたいというニーズが増えてきてい
る。しかしながら現在のコンテンツは、ディスプレイや
操作方法の点で主にパソコン向けに最適化されたもの
で、多様なネットワーク利用端末や使いやすさに対する
ユーザニーズに十分対応できていない。
【0003】これに対し、様々な端末にコンテンツを提
供するため、端末それぞれに最適のコンテンツを用意す
る手法や、XML(Extensible Markup Language)で記
述した共通データに、XSLT(Extensible Styleshee
t Language)で記述した端末毎のスタイルシートを適用
し、端末毎のコンテンツを生成する手法がある。
【0004】また、特開2000−194612号公報
記載の電子データの内容を無線装置用に変換する方法お
よびシステムや特開2000−090001号公報記載
の変換設定を使用した電子データの変換方法およびシス
テムにあるように、パソコン向けのコンテンツを予め設
定したルールを使って他の端末向けのコンテンツに自変
換する手法がある。
【0005】一方、コンテンツにメタ情報を付与し、当
該メタ情報を表示に利用することでブラウジング支援を
行う手法がある。特開2000−348057号公報記
載の電子本、その電子本を記録した記録媒体、電子本の
記録媒体へのオーサリング方法およびその電子本を記録
した記録媒体を処理する情報処理装置は、本をデジタル
コンテンツとし、メモ書きや電子ノートの作成が可能な
電子本システムを提供するものである。また、特開平1
0−11243号公報に記載の修正情報の重畳表示方法
は、端末間で電子的に原稿等の文書データの修正を依頼
し、イメージ入力により修正した結果をメタ情報として
共有し原稿上の修正位置に正しく修正イメージを重畳表
示できるようにするものである。
【0006】さらに、ズームや重畳表示を使ったブラウ
ジング支援手法としては、特開2000−275049
号公報記載の車載ナビゲーション装置がある。これは、
車載ナビゲーション装置における目的地検索にズームと
重畳表示を利用し、検索効率の向上を狙ったものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手法に
は以下の問題点があった。第1の問題点は、特に複数の
異なる端末向けのコンテンツを生成する場合、生成され
るコンテンツの使いやすさと生成に要するコストがトレ
ードオフの関係にあることである。従来の手法では、コ
ンテンツを使いやすくするためには、スタイルシートや
ルールの記述を複雑化しなければならないが、これがコ
ンテンツの制作コストや維持コストの増大を招く。一
方、コストを抑えるためには、例えばタグの交換ルール
のみを記述するなど、記述を単純化しなければならない
が、これがレイアウトを無視したコンテンツの生成やコ
ンテンツの分割など、生成されるコンテンツの使いやす
さの低下を招く。
【0008】第2の問題点は、従来のメタ情報を表示に
利用したブラウジング支援手法では、メタ情報に絶対座
標を与えるため、画面特性やブラウザ特性といった端末
特性や端末側の操作に応じてコンテンツのレイアウトが
動的に変化する状況に柔軟に対応できないことである。
このため、コンテンツレイアウトが変化した時に、コン
テンツレイアウトとメタ情報レイアウトがずれる現象が
生じ、ブラウジング支援手法としては使いにくいものと
なる。
【0009】第3の問題点は、従来のズームや重畳表示
を使ったブラウジング支援手法は、特定のコンテンツや
利用シーンを想定したもので、ズーム位置や重畳表示の
レイアウトがコンテンツに依存しかつ扱うべきコンテン
ツが多様である場合や、ズームや重畳表示の切り替えの
タイミングがコンテンツや画面特性に依存する場合に対
応できないことである。例えば、コンテンツのレイアウ
トにあわせて重畳表示のレイアウトを生成することを任
意のコンテンツを対象に実現することや、コンテンツの
文字の画角を考慮した重畳表示の切り替えなどができな
いため、ブラウジング支援手法としての使いにくさが残
る。
【0010】また、別の問題点としては、ユーザが時や
場所や状況などTPOに応じて異なる端末から任意のコ
ンテンツにアクセスする状況において、操作の一貫性が
保証されにくいことが挙げられる。従来のズームや重畳
表示を使ったブラウジング支援手法は、対象コンテンツ
や利用シーンにあわせて予め設計されており、他のコン
テンツに同手法を適用しても全く効果がない。また、パ
ソコン向けのコンテンツから他の端末向けのコンテンツ
を自動的に生成したり変換したりする手法では、一貫性
の保証がコンテンツ制作者のスキルやコストに大きく依
存する。
【0011】本発明の第1の目的は、複数の異なる端末
向けに、使いやすいコンテンツを、低コストで提供可能
なブラウザシステムを提供することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、コンテンツにメタ
情報を重畳表示するブラウジング支援手法において、端
末の特性や端末側の操作に応じてコンテンツレイアウト
が動的に変化する場合でも、コンテンツレイアウトとメ
タ情報レイアウトにずれが生じず整合性が確保されるブ
ラウザシステムを提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的は、ズームや重畳表示
を使ったブラウジング支援手法を、任意のコンテンツを
対象に実現し、かつコンテンツや画面特性に依存したズ
ームや重畳表示の切り替えを実現するブラウザシステム
を提供することにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、ユーザがTP
Oに応じて異なる端末から任意のコンテンツにアクセス
する状況において、操作の一貫性が保証されるブラウザ
システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のブラウザ
システムは、ズーム状態を決定するズーム状態決定手段
(図1の314)と、決定されたズーム状態に従いコン
テンツレイアウトを生成するコンテンツレイアウト生成
手段(図1の315)と、決定されたズーム状態および
生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報レイア
ウトを動的に生成するメタ情報レイアウト生成手段(図
1の316)を有する。このような構成を採用し、ユー
ザ操作に応じてレイアウト生成および情報粒度の調整を
動的に行うことで、本発明の第1および第2の目標を達
成することができる。また、これをWebなどの汎用的
な枠組みの上に実現するので、本発明の第3の目的を達
成することができる。
【0016】本発明の第2のブラウザシステムは、ズー
ム状態を決定するズーム状態決定手段(図3の314)
と、決定されたズーム状態に従いコンテンツレイアウト
を生成するコンテンツレイアウト生成手段(図3の31
5)と、決定されたズーム状態および生成されたコンテ
ンツレイアウトに従いポインタ粒度とポインタレイアウ
トを動的に制御するポインタ粒度決定手段(図3の31
9)を有する。このような構成を採用し、ユーザ操作に
応じてポインタ粒度の調整を動的に行うことで、本発明
の第1および第2の目標を達成することができる。ま
た、これをWebなどの汎用的な枠組みの上に実現する
ので、本発明の第3の目的を達成することができる。
【0017】本発明の第3のブラウザシステムは、メタ
情報レイアウトの要素領域単位のズーム制御を行うレイ
アウトズーム判定手段(図5の322)と、ズーム状態
を決定するズーム状態決定手段(図5の314)と、決
定されたズーム状態に従いコンテンツレイアウトを生成
するコンテンツレイアウト生成手段(図5の315)を
有する。このような構成を採用し、メタ情報レイアウト
の要素領域単位でのズーム操作を可能にすることで、本
発明の第1および第2の目標を達成することができる。
また、これをWebなどの汎用的な枠組みの上に実現す
るので、本発明の第3の目的を達成することができる。
【0018】本発明の第4のブラウザシステムは、第1
のブラウザシステムの構成に加え、画面特性が記憶され
た画面特性記憶部(図7の416)と、コンテンツや画
面特性などに応じて表示変数を決定するための表示変数
決定モデルが記憶された表示変数決定モデル記憶部(図
7の417)と、画面特性と表示変数決定モデルを使っ
て表示変数を決定する表示変数決定手段(図7の32
0)を有する。このような構成を採用し、画面特性やコ
ンテンツに応じてコンテンツのサイズや情報粒度の変化
特性を動的に調整することで、ユーザは、端末やコンテ
ンツに適した操作特性を有するコンテンツに、自動的に
アクセスできるようになり、本発明の第1および第2の
目標を達成することができる。また、これをWebなど
の汎用的な枠組みの上に実現するので、本発明の第3の
目的を達成することができる。
【0019】本発明の第5のブラウザシステムは、第4
のブラウザシステムの構成に加え、生成されたコンテン
ツレイアウトの非線形ズーム処理を行う非線形ズーム処
理手段(図9の321)を有する。このような構成を採
用し、コンテンツレイアウトの大きさや、メタ情報レイ
アウトの要素の表示制約条件にあわせてコンテンツレイ
アウトの非線形ズーム処理を行うことで、メタ情報の視
認性を改善できるので、本発明の第1および第2の目標
を達成することができる。また、これをWebなどの汎
用的な枠組みの上に実現するので、本発明の第3の目的
を達成することができる。
【0020】本発明の第6のブラウザシステムは、第1
のブラウザシステムの構成に加え、決定されたズーム状
態に従いポインタ粒度とポインタレイアウトを動的に決
定するポインタ粒度決定手段(図11の319)を有す
る。このような構成を採用し、ユーザ操作に応じて情報
粒度とポインタ粒度の調整を同時かつ動的に行うこと
で、第1のブラウザシステムの使いやすさを改善できる
ので、本発明の第1および第2の目標を達成することが
できる。また、これをWebなどの汎用的な枠組みの上
に実現するので、本発明の第3の目的を達成することが
できる。
【0021】本発明の第7のブラウザシステムは、第3
のブラウザシステムの構成に加え、決定されたズーム状
態および生成されたコンテンツレイアウトに従いポイン
タ粒度とポインタレイアウトを動的に制御するポインタ
粒度決定手段(図13の319)を有する。このような
構成を採用し、あるポインタ粒度における注目レイアウ
ト要素だけをレイアウトズーム処理により表示画面に提
示することで、第3のブラウザシステムの使いやすさを
改善できるので、本発明の第1および第2の目標を達成
することができる。また、これをWebなどの汎用的な
枠組みの上に実現するので、本発明の第3の目的を達成
することができる。
【0022】本発明の第8のブラウザシステムは、メタ
情報レイアウトの要素領域単位のズーム制御を行うレイ
アウトズーム判定手段(図15の322)と、ズーム状
態を決定するズーム状態決定手段(図15の314)
と、画面特性が記憶された画面特性記憶部(図15の4
16)と、コンテンツや画面特性などに応じて表示変数
を決定するための表示変数決定モデルが記憶された表示
変数決定モデル記憶部(図15の417)と、画面特性
と表示変数決定モデルを使って表示変数を決定する表示
変数決定手段(図15の320)と、決定されたレイア
ウトズーム対象領域と決定された表示変数に従いコンテ
ンツレイアウトを生成するコンテンツレイアウト生成手
段(図15の315)と、決定された表示変数および生
成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報レイアウ
トを動的に生成するメタ情報レイアウト生成手段(図1
5の316)と、決定された表示変数および生成された
コンテンツレイアウトに従いポインタ粒度とポインタレ
イアウトを動的に制御するポインタ粒度決定手段(図1
5の319)と、生成されたコンテンツレイアウトの非
線形ズーム処理を行う非線形ズーム処理手段(図15の
321)を有する。このような構成を採用することで、
第1〜7のブラウザシステムの効果を併せ持つ効果を得
られるので、本発明の第1および第2の目標を達成する
ことができる。また、これをWebなどの汎用的な枠組
みの上に実現するので、本発明の第3の目的を達成する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0024】<第1の実施の形態>図1を参照すると、
本発明の第1の実施の形態は、ネットワークとのデータ
通信を行うネットワーク装置1と、ポインティングデバ
イスやボタンなどの入力装置2と、プログラム制御によ
り動作するデータ処理装置3と、情報を記憶する記憶装
置4と、ディスプレイ装置などの表示装置5とを含む。
記憶装置4は、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情
報記憶部412と、コンテンツレイアウト記憶部413
と、メタ情報レイアウト記憶部414と、表示状態記憶
部415とを備える。
【0025】データ処理装置3は、コンテンツ情報解析
手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解析手
段313と、表示生成手段350とを備える。表示生成
手段350は、ズーム状態決定手段314と、コンテン
ツレイアウト生成手段315と、メタ情報レイアウト生
成手段316と、表示位置決定手段317と、表示統合
手段318とを備える。
【0026】コンテンツ情報解析手段311は、ネット
ワーク装置1経由で取得したコンテンツのソースを解析
し、コンテンツ情報記憶部411に記憶する。コンテン
ツのソースは、例えばHTML(HyperText Markup Lan
guage)やCSS(CascadingStyle Sheets)、XML、
XSLTなどで記述されるが、これに限定されるもので
はない。メタ情報解析手段312は、ネットワーク装置
1経由で取得した、コンテンツに予め付与されているメ
タ情報を解析し、メタ情報記憶部412に記憶する。メ
タ情報には、コンテンツ情報に依存したレイアウト情報
や見出し情報、見出しの配置情報、付加情報などが階層
的に記述される。メタ情報は、例えばXMLやRDF
(Resource Discription Framework)などで記述される
が、これに限定されるものではない。
【0027】入力解析手段313は、入力装置2から与
えられた入力情報を数値化する。例えば、ポインティン
グデバイスのポインティング位置や移動速度、移動加速
度、ボタンのオンオフなどを数値データとして得る。入
力情報は、ズーム状態の決定や、ポインタの移動、コン
テンツ内のオブジェクトの選択などに用いられる。
【0028】表示生成手段350では、コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報
記憶部412に記憶されたメタ情報と、入力解析手段3
13により得られた入力値と、表示状態記憶部415に
記憶された直前の表示状態とから、コンテンツレイアウ
トを生成するとともに、生成したコンテンツレイアウト
を基準に動的にメタ情報レイアウトを生成し、これら2
つのレイアウトを用いて表示を生成する。以下表示生成
手段350の構成を順に示す。
【0029】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表示状態記憶部415
に記憶された直前の表示状態におけるズームの状態か
ら、新しいズームの状態を決定する。決定するズームの
状態は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値、情報
の粒度を表すセマンティックズーム値の2つの値であ
る。本実施の形態における情報の粒度とは、表示される
情報の量やその抽象度、あるいは重要度などに基づく指
標で、例えば、情報の粒度が粗い状態(セマンティック
ズームアウト)とは主にコンテンツの見出しの情報を表
示する状態を、情報の粒度が細かい状態(セマンティッ
クズームイン)とはコンテンツ本来の情報をそのまま表
示する状態を表す、などする。
【0030】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報を、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値に従いレンダリングし、コンテンツレイアウトを生
成する。生成したコンテンツレイアウトは、コンテンツ
レイアウト記憶部413に記憶する。一般的には、ブラ
ウザのレイアウトエンジンがこの機能を提供するが、所
定の単純ズーム値でコンテンツレイアウトを生成の上、
実際の単純ズーム値を実現するよう画像処理でズームを
行う構成としてもよい。もちろん、ズーム状態決定手段
314で決定された単純ズーム値に変え、入力解析手段
313から得られた入力値を直接用いる構成としてもよ
い。
【0031】メタ情報レイアウト生成手段316は、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を、ズーム状
態決定手段314で決定されたセマンティックズーム値
に従い選別する。その上で、選別したメタ情報につい
て、コンテンツレイアウト生成手段315において端末
の特性や端末側の操作に応じて動的に生成され、コンテ
ンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツレ
イアウトを基準に、かつ必要に応じてズーム状態決定手
段314で決定された単純ズーム値を使ってレンダリン
グし、メタ情報のレイアウトを生成する。生成したメタ
情報レイアウトは、メタ情報レイアウト記憶部414に
記憶する。もちろん、ズーム状態決定手段314で決定
されたセマンティックズーム値に変え、入力解析手段3
13から得られた入力値を直接用いる構成としてもよ
い。
【0032】表示位置決定手段317は、ズーム状態決
定手段314で決定された単純ズーム値が変更された場
合と、入力解析手段313から得られた入力値によりポ
インタの移動が発生した場合に、表示状態記億部415
に記憶された直前の表示状態に従い、ポインタの新しい
位置と、コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトの
新しい表示位置を決定する。
【0033】単純ズーム値が変更された場合は、直前の
ポインタ位置に対応する位置にポインタを更新する。入
力解析手段313によりポインタ移動入力が発生した場
合は、直前のポインタ位置と当該入力値を使って新しい
ポインタ位置を決定し、ポインタを移動する。さらに、
新しいポインタ位置に応じて、コンテンツレイアウトや
メタ情報レイアウトの新しい表示位置を決定する。
【0034】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、メタ情報レイアウト記憶部414に記憶されたメタ
情報レイアウトを重畳する。その上で、表示位置決定手
段317で決定されたポインタ位置にポインタを重畳
し、表示を生成する。この時、ズーム状態決定手段31
4で決定された単純ズーム値やセマンティックズーム値
に応じて、各レイアウトやポインタの透過率調整を行
う。さらに、表示位置決定手段317で決定されたレイ
アウトの表示位置に従って表示をクリップし、最終的な
表示を生成する。表示を生成するために使用したパラメ
ータ、例えば単純ズーム値やセマンティックズーム値、
表示位置、ポインタ位置、各レイアウトやポインタの透
過率などは、表示状態記憶部415に記憶する。なお、
ここで言う透過率調整は、透過率調整を行わない場合を
含む。もちろん、透過率調整には、あるレイアウトを完
全に透過させ画面切り替えを実現する場合を含む。
【0035】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。もちろん、メタ
情報レイアウト生成手段316で生成されるメタ情報レ
イアウトは複数あってもよく、表示統合手段318にお
いてメタ情報レイアウト毎に個別の透過率をもって重畳
される構成としてもよい。
【0036】メタ情報解析手段312は、コンテンツ情
報記憶部411に記憶されたコンテンツ情報から、メタ
情報を自動生成する構成であってもよい。メタ情報記憶
部412には、例えばユーザが与えたローカルな情報も
記憶され、メタ情報解析手段312でローカルな情報も
あわせて解析する構成であってもよい。
【0037】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成
手段350と、ズーム状態決定手段314と、コンテン
ツレイアウト生成手段315と、メタ情報レイアウト生
成手段316と、表示位置決定手段317と、表示統合
手段318と、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情
報記憶部412と、コンテンツレイアウト記憶部413
と、メタ情報レイアウト記憶部414と、表示状態記憶
部415のそれぞれは、サーバ・クライアントシステム
における、クライアントに実装してもよいし、サーバに
実装してもよい。
【0038】次に、図1および図2を参照して本実施の
形態の動作について詳細に説明する。ネットワーク装置
1経由で、ユーザが指定したURLのコンテンツのソー
スを取得し、コンテンツ情報解析手段311で解析の
上、これをコンテンツ情報記憶部411に記憶する(ス
テップS111)。同様に、ネットワーク装置1経由
で、ユーザが指定したURLのコンテンツに予め付与さ
れているメタ情報を取得し、メタ情報解析手段312で
解析の上、これをメタ情報記憶部412に記憶する(ス
テップS112)。
【0039】入力装置1で与えられた入力情報を、入力
解析手段311で数値化する(ステップS113)。入
力解析手段311で得られた入力値と、表示状態記憶部
415に記憶された直前の表示状態とをズーム状態決定
手段314に与え、単純ズーム値とセマンティックズー
ム値を決定する(ステップS114)。コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、ズーム状
態決定手段314で決定された単純ズーム値を、コンテ
ンツレイアウト生成手段315に与え、コンテンツレイ
アウトを生成し、これをコンテンツレイアウト記憶部4
13に記憶する(ステップS115)。
【0040】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値およびセマンティックズーム値と、コンテンツレイ
アウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
を、メタ情報レイアウト生成手段315に与え、コンテ
ンツレイアウトにあわせて動的にメタ情報レイアウトを
生成し、これをメタ情報レイアウト記憶部414に記憶
する(ステップS116)。
【0041】ズーム状態決定手段314で決定された単
純ズーム値が変更された場合と、入力解析手段313か
ら得られた入力値によりポインタの移動が発生した場合
に、表示位置決定手段317を使って、ポインタの新し
い位置と、コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウト
の新しい表示位置を決定する(ステップS117)。コ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテン
ツレイアウトと、メタ情報レイアウト記憶部414に記
憶されたメタ情報レイアウトと、表示位置決定手段31
7で決定されたポインタ位置を、表示統合手段318に
与え、表示を生成する。あわせて表示を生成するために
使用したパラメータを表示状態記憶部415に記憶する
(ステップS118)。
【0042】表示統合手段318で生成された表示を表
示装置5に表示する。参照中のコンテンツを引き続きブ
ラウズする場合は、再度ステップS113に戻り、入力
装置1で得られた入力情報の解析を行う(ステップS1
19)。
【0043】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ユーザは、使用する端末やコン
テンツにあわせて単純ズーム値を操作することで、コン
テンツの局所的な情報と大域的な情報の両方を快適に利
用することができる。また、セマンティックズーム値を
操作することで情報の粒度を動的かつ段階的にコントロ
ールできるので、例えば大域的な情報を1画面内に表示
する時に発生する、文字が小さく情報が認識できないと
いった問題を回避できる。すなわち、複数の端末から、
任意のコンテンツに対し、一定の使いやすさを確保しな
がら統一的な操作方法でアクセスできるようになるた
め、使いやすさとコストを両立したブラウザシステムを
提供できる。また、画面特性やブラウザ特性といった端
末特性や端末側の操作に応じて動的に生成されたコンテ
ンツレイアウトにあわせてメタ情報レイアウトを動的に
生成するので、コンテンツレイアウトとメタ情報レイア
ウトが常時整合した使いやすいブラウザシステムを提供
できる。さらに、ズームや重畳表示をWebを対象に実
現するので、多様なコンテンツに対応可能なブラウザシ
ステムを提供できる。その上、コンテンツレイアウトと
メタ情報レイアウトを重畳する構成によりコンテンツレ
イアウトが独立に管理・保存されるので、オリジナルの
コンテンツに手を加える必要がない、著作権に配慮でき
る、ユーザが直ちにコンテンツレイアウトにアクセスで
きる、といった効果も得られる。
【0044】<第2の実施の形態>図3を参照すると、
本発明の第2の実施の形態は、ネットワークとのデータ
通信を行うネットワーク装置1と、ポインティングデバ
イスやボタンなどの入力装置2と、プログラム制御によ
り動作するデータ処理装置6と、情報を記憶する記憶装
置7と、ディスプレイ装置などの表示装置5とを含む。
記憶装置7は、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情
報記憶部412と、コンテンツレイアウト記憶部413
と、表示状態記憶部415とを備える。
【0045】データ処理装置6は、コンテンツ情報解析
手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解析手
段313と、表示生成手段350とを備える。表示生成
手段350は、ズーム状態決定手段314と、コンテン
ツレイアウト生成手段315と、ポインタ粒度決定手段
319と、表示位置決定手段317と、表示統合手段3
18とを備える。
【0046】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313については、
第1の実施の形態の各手段311、312、313と同
一のため、説明は省略する。表示生成手段350では、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、
入力解析手段313により得られた入力値と、表示状態
記憶部415に記憶された直前の表示状態とから、コン
テンツレイアウトを生成するとともに、生成したコンテ
ンツレイアウトを基準に動的にポインタ粒度とポインテ
ィング対象領域とポインタ位置を決定し、これらコンテ
ンツレイアウトとポインタを用いて表示を生成する。以
下表示生成手段350の構成を順に示す。
【0047】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表示状態記憶部415
に記憶された直前の表示状態におけるズームの状態か
ら、新しいズームの状態を決定する。決定するズームの
状態は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値、ポイ
ンタ粒度を表すポインタズーム値の2つの値である。実
施の形態におけるポインタ粒度とは、ポインティング領
域の大きさを表す指で、指標の大きさに応じてポインテ
ィング領域が、点,リンク要素,メタ情報指定される下
位領域,メタ情報で指定される上位領域というように段
階的に変化する。
【0048】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報を、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値に従いレンダリングし、コンテンツレイアウトを生
成する。生成したコンテンツレイアウトは、コンテンツ
レイアウト記憶部413に記憶する。一般的には、ブラ
ウザのレイアウトエンジンがこの機能を提供するが、所
定の単純ズーム値でコンテンツレイアウトを生成の上、
実際の単純ズーム値を実現するよう画像処理でズームを
行う構成としてもよい。もちろん、ズーム状態決定手段
314で決定された単純ズーム値に変え、入力解析手段
313から得られた入力値を直接用いる構成としてもよ
い。
【0049】ポインタ粒度決定手段319は、まず、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報の階層の深さ
から、ポインティング領域の粒度のバリエーションを決
定する。ポインティング領域の粒度のバリエーション
は、点,リンク要素,メタ情報で指定される領域という
ように階層的に構成される。メタ情報で指定される領域
は、メタ情報の階層を考慮して別途階層的に構成され
る。その上で、ズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値およびポインタズーム値に従い、ポインタ
粒度を決定する。さらに、コンテンツレイアウト記憶部
413に記憶されたコンテンツレイアウトを基準に、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を使いなが
ら、当該ポインタ粒度におけるポインティング対象候補
の位置および大きさ、すなわちポインタレイアウトを決
定する。もちろん、ズーム状態決定手段314で決定さ
れた単純ズーム値とポインタズーム値に変え、入力解析
手段313から得られた入力値を直接用いる構成として
もよい。また、例えばポインティング対象領域として
点,リンク要素,コンテンツ情報から導き出される要素
領域を扱うなど、メタ情報を用いずコンテンツ情報のみ
を用いてポインタ粒度やポインタレイアウトを決定する
構成であってもよい。もちろん、リンク要素に、ユーザ
の入力対象となる要素領域など、コンテンツ情報から導
き出される要素領域を含む構成であってもよい。
【0050】もちろん、ポインティング領域の粒度のバ
リエーションとして、点,リンク要素,メタ情報で指定
される下位領域,メタ情報で指定される上位領域の一部
を除く構成であってもよい。また、一部のポインタ粒度
について、入力解析手段313から得られた入力により
切り替わる構成であってもよい。
【0051】表示位置決定手段317は、ズーム状態決
定手段314で決定された単純ズーム値が変更された場
合と、ポインタ粒度決定手段319で決定されたポイン
タ粒度が変更された場合と、入力解析手段313から得
られた入力値によりポインタの移動が発生した場合に、
表示状態記億部415に記憶された直前の表示状態に従
い、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイアウトの
新しい表示位置を決定する。
【0052】単純ズーム値が変更された場合は、直前の
ポインタ位置に対応する位置に、ポインタを更新する。
ポインタ粒度が変更された場合は、ポインタ粒度の変更
方向に応じて、直前のポインタを含む1階層上のポイン
ティング対象候補、あるいは直前のポインタを含む1階
層下のポインティング対象候補にポインタを移動する。
入力解析手段313によりポインタ移動入力が発生した
場合は、直前のポインタ位置と当該入力値を使ってポイ
ンティング対象候補の中から新しいポインタ位置を決定
し、移動する。さらに、新しいポインタ位置に応じて、
コンテンツレイアウトの新しい表示位置を決定する。
【0053】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、表示位置決定手段317で決定されたポインタ位置
のポインタを重畳し、表示を生成する。この時、ズーム
状態決定手段314で決定された単純ズーム値やポイン
タズーム値に応じて、コンテンツレイアウトやポインタ
の透過率調整を行ってもよい。さらに、表示位置決定手
段317で決定されたレイアウトの表示位置に従って表
示をクリップし、最終的な表示を生成する。表示を生成
するために使用したパラメータ、例えば単純ズーム値や
ポインタズーム値、表示位置、ポインタ位置、レイアウ
トやポインタの透過率などは、表示状態記憶部415に
記憶する。
【0054】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。メタ情報解析手
段312は、コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報から、メタ情報を自動生成する構成であ
ってもよい。メタ情報記憶部412には、例えばユーザ
が与えたローカルな情報も記憶され、メタ情報解析手段
312でローカルな情報もあわせて解析する構成であっ
てもよい。
【0055】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成
手段350と、ズーム状態決定手段314と、コンテン
ツレイアウト生成手段315と、ポインタ粒度決定手段
319と、表示位置決定手段317と、表示統合手段3
18と、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情報記憶
部412と、コンテンツレイアウト記憶部413と、表
示状態記憶部415のそれぞれは、サーバ・クライアン
トシステムにおける、クライアントに実装してもよい
し、サーバに実装してもよい。
【0056】次に、図3および図4を参照して本実施の
形態の動作について詳細に説明する。図4のステップS
211−S213で示される本実施の形態におけるコン
テンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段312
と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の形態の
各手段311、312,313の動作と同一のため、説
明は省略する。入力解析手段311で得られた入力値
と、表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態
とをズーム状態決定手段314に与え、単純ズーム値と
ポインタズーム値を決定する(ステップS214)。
【0057】コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報と、ズーム状態決定手段314で決定さ
れた単純ズーム値を、コンテンツレイアウト生成手段3
15に与え、コンテンツレイアウトを生成し、これをコ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶する(ステップ
S215)。
【0058】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値およびポインタズーム値を、ポインタ粒度決定手段
319に与え、ポインタ粒度を決定する。さらに、コン
テンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツ
レイアウトをポインタ粒度決定手段317に与え、当該
ポインタ粒度におけるポインティング対象候補の位置お
よび大きさを決定する(ステップS216)。
【0059】ズーム状態決定手段314で決定された単
純ズーム値が変更された場合と、ポインタ粒度決定手段
319で決定されたポインタ粒度が変更された場合と、
入力解析手段313から得られた入力値によりポインタ
の移動が発生した場合に、表示位置決定手段317を使
って、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイアウト
の新しい表示位置を決定する(ステップS217)。
【0060】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、表示位置決定手段31
7で決定されたポインタ位置を、表示統合手段318に
与え、表示を生成する。あわせて表示を生成するために
使用したパラメータを表示状態記憶部415に記憶する
(ステップS218)。表示統合手段318で生成され
た表示を表示装置5に表示する。参照中のコンテンツを
引き続きブラウズする場合は、再度ステップS213に
戻り、入力装置1で得られた入力情報の解析を行う(ス
テップS219)。
【0061】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ユーザは、使用する端末やコン
テンツにあわせてポインタズーム値を操作することでポ
インタ粒度を段階的にコントロールできるので、コンテ
ンツが大きな表示領域を持つ場合のコンテンツ内の移動
やコンテンツ内の情報のポインティングを簡単かつ快適
に行うことができる。また、コンテンツ内の注目レイア
ウトを簡単に選択し表示画面内の適切な位置に表示する
こともできる。
【0062】<第3の実施の形態>図5を参照すると、
本発明の第3の実施の形態は、ネットワークとのデータ
通信を行うネットワーク装置1と、ポインティングデバ
イスやボタンなどの入力装置2と、プログラム制御によ
り動作するデータ処理装置8と、情報を記憶する記憶装
置9と、ディスプレイ装置などの表示装置5とを含む。
記憶装置9は、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情
報記憶部412と、コンテンツレイアウト記憶部413
と、表示状態記憶部415とを備える。
【0063】データ処理装置8は、コンテンツ情報解析
手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解析手
段313と、表示生成手段350とを備える。表示生成
手段350は、レイアウトズーム判定手段322と、ズ
ーム状態決定手段314と、コンテンツレイアウト生成
手段315と、表示位置決定手段317と、表示統合手
段318とを備える。コンテンツ情報解析手段311
と、メタ情報解析手段312と、入力解析手段313に
ついては、第1の実施の形態の各手段311、312、
313と同一のため、説明は省略する。
【0064】表示生成手段350では、コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報
記憶部412に記憶されたメタ情報と、入力解析手段3
13により得られた入力値と、コンテンツレイアウト記
憶部413に記憶されたコンテンツレイアウトと、表示
状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とから、
コンテンツレイアウトを生成するとともに、生成したコ
ンテンツレイアウトを基準に動的にメタ情報レイアウト
を生成し、当該メタ情報レイアウトの要素領域単位のズ
ーム制御を行い、表示を生成する。以下表示生成手段3
50の構成を順に示す。
【0065】レイアウトズーム判定手段322は、ま
ず、入力解析手段313から得られた入力値に基づき、
レイアウトズームの指示入力の有無、およびズームの方
向を判別する。ズームインの指示入力があった場合、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、コンテン
ツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイ
アウトから、動的にメタ情報レイアウトを生成し、表示
状態記憶部415に記憶された直前のポインタ位置に対
応するメタ情報レイアウトの要素領域を求め、当該要素
領域をレイアウトズーム対象領域と決定する。メタ情報
レイアウト生成のためのメタ情報選別方法については、
任意に設定可能とする。また、メタ情報レイアウトの要
素領域ではなく、コンテンツレイアウトの要素領域、例
えば画像領域やテーブル領域などを、レイアウトズーム
対象領域に決定する構成であってもよい。
【0066】一方、ズームアウトの指示入力があった場
合、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報から、
その時のレイアウトズーム対象領域を含む上位のメタ情
報レイアウト、もしくはコンテンツ情報全体を、レイア
ウトズーム対象領域と決定する。ここで、レイアウトズ
ーム対象領域の決定は、常に直近上位のものを対象に行
われてもよいし、入力解析手段313から得られた入力
値に基づき行われてもよい。なお、レイアウトズームの
指示入力がなかった場合は、表示状態記憶部415に記
憶された直前のレイアウトズーム対象領域をそのまま使
う。また、レイアウトズーム対象領域として、コンテン
ツレイアウトの要素領域を用いる構成であってもよい。
【0067】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表示状態記憶部415
に記憶された直前の表示状態におけるズームの状態か
ら、新しいズームの状態を決定する。決定するズームの
状態は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値であ
る。
【0068】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報から、レイアウトズーム判定手段322で決定された
レイアウトズーム対象領域に対応するコンテンツ情報を
抽出し、これをズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値に従いレンダリングし、コンテンツレイア
ウトを生成する。なお、レイアウトズーム時に生成され
たコンテンツレイアウトが表示画面外にはみ出す場合、
抽出したコンテンツ情報の適当な位置に改行を挿入する
などして、極力表示画面内に収めるようコンテンツ情報
の微調整を行う構成としてもよい。もちろん、ズーム状
態決定手段314で決定された単純ズーム値に変え、入
力解析手段313から得られた入力値を直接用いる構成
としてもよい。
【0069】生成したコンテンツレイアウトは、コンテ
ンツレイアウト記憶部413に記憶する。一般的には、
ブラウザのレイアウトエンジンがこの機能を提供する
が、所定の単純ズーム値でコンテンツレイアウトを生成
の上、これに基づき画像処理でズームを行う構成として
もよい。
【0070】表示位置決定手段317は、レイアウトズ
ーム判定手段322でレイアウトズーム対象領域が変更
された場合と、ズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値が変更された場合と、入力解析手段313
から得られた入力値によりポインタの移動が発生した場
合に、表示状態記億部415に記憶された直前の表示状
態に従い、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイア
ウトの新しい表示位置を決定する。
【0071】レイアウトズーム対象領域が変更された場
合と、単純ズーム値が変更された場合は、直前のポイン
タ位置に対応する位置にポインタを更新する。ポインタ
移動入力が発生した場合は、直前のポインタ位置と当該
入力値を使って新しいポインタ位置を決定し、移動す
る。さらに、新しいポインタ位置に応じて、コンテンツ
レイアウトの新しい表示位置を決定する。
【0072】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、表示位置決定手段317で決定されたポインタ位置
のポインタを重畳し、表示を生成する。さらに、表示位
置決定手段317で決定されたレイアウトの表示位置に
従って表示をクリップし、最終的な表示を生成する。表
示を生成するために使用したパラメータ、例えば単純ズ
ーム値、表示位置、ポインタ位置、レイアウトズーム対
象領域などは、表示状態記憶部415に記憶する。
【0073】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。メタ情報解析手
段312は、コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報から、メタ情報を自動生成する構成であ
ってもよい。メタ情報記憶部412には、例えばユーザ
が与えたローカルな情報も記憶され、メタ情報解析手段
312でローカルな情報もあわせて解析する構成であっ
てもよい。
【0074】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成
手段350と、レイアウトズーム判定手段322と、ズ
ーム状態決定手段314と、コンテンツレイアウト生成
手段315と、表示位置決定手段317と、表示統合手
段318と、コンテンツ情報記憶部411と、メタ情報
記憶部412と、コンテンツレイアウト記憶部413
と、表示状態記憶部415のそれぞれは、サーバ・クラ
イアントシステムにおける、クライアントに実装しても
よいし、サーバに実装してもよい。
【0075】次に、図5および図6を参照して本実施の
形態の動作について詳細に説明する。図4のステップS
311−S313で示される本実施の形態におけるコン
テンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段312
と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の形態の
各手段311、312,313の動作と同一のため、説
明は省略する。入力解析手段313から得られた入力値
と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、コ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテン
ツレイアウトと、表示状態記憶部415に記憶された直
前の表示状態を、レイアウトズーム判定手段322に与
え、レイアウトズームの指示入力の有無およびズームの
方向を判定し、レイアウトズーム対象領域を決定する
(ステップS314)。
【0076】入力解析手段311で得られた入力値と、
表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とを
ズーム状態決定手段314に与え、単純ズーム値を決定
する(ステップS315)。コンテンツ情報記憶部41
1に記憶されたコンテンツ情報から、レイアウトズーム
判定手段322で決定されたレイアウト対象領域に対応
するコンテンツ情報を抽出し、これをズーム状態決定手
段314で決定された単純ズーム値に従いレンダリング
し、コンテンツのレイアウトを生成する(ステップS3
16)。
【0077】レイアウトズーム判定手段322でレイア
ウトズーム対象領域が変更された場合と、ズーム状態決
定手段314で決定された単純ズーム値が変更された場
合と、入力解析手段313から得られた入力値によりポ
インタの移動が発生した場合に、表示位置決定手段31
7を使って、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイ
アウトの新しい表示位置を決定する(ステップS31
7)。
【0078】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、表示位置決定手段31
7で決定されたポインタ位置を、表示統合手段318に
与え、表示を生成する。あわせて表示を生成するために
使用したパラメータを表示状態記憶部415に記憶する
(ステップS318)。表示統合手段318で生成され
た表示を表示装置5に表示する。参照中のコンテンツを
引き続きブラウズする場合は、再度ステップS313に
戻り、入力装置1で得られた入力情報の解析を行う(ス
テップS319)。
【0079】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ユーザは、動的に生成されたコ
ンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトに基づくレイ
アウトズーム処理により注目レイアウト要素の情報だけ
を表示画面に提示することができるので、注目レイアウ
ト要素を見やすい位置に調整する操作負荷を軽減でき、
また複数のレイアウト要素が表示画面に提示されるより
も効率的に、注目レイアウト要素の情報を提示すること
ができる。さらに、レイアウトによっては、レイアウト
ズーム処理により本来表示画面に入りきらないものを表
示画面内に収めることができるので、ユーザのスクロー
ル操作を不要とすることができる。
【0080】<第4の実施の形態>図7を参照すると、
本発明の第4の実施の形態は、データ処理装置10が、
図1に示された第1の実施の形態におけるデータ処理装
置3の構成に加え、表示変数決定手段320を有する点
と、データ記憶装置11が、図1に示された第1の実施
の形態におけるデータ記憶装置4の構成に加え、画面特
性記憶部416と表示変数決定モデル記憶部417を有
する点で異なる。また、コンテンツレイアウト生成手段
315と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示
統合手段318において、表示変数決定手段320によ
り決定された表示変数を使う点で異なる。
【0081】表示変数とは、コンテンツレイアウトやメ
タ情報レイアウトやポインタの表示状態を制御する変数
である。本実施の形態における表示変数とは、コンテン
ツレイアウト生成手段315においてコンテンツレイア
ウトを生成する際に使用する実効ズーム値と、メタ情報
レイアウト生成手段316においてレイアウト対象のメ
タ情報を選別する際に使用する実効値と、表示統合手段
318で使用する各レイアウトやポインタの透過率を表
す。画面特性記憶部416には、表示装置5の画面サイ
ズや画面解像度などが予め記憶される。
【0082】表示変数決定モデル記憶部417には、コ
ンテンツレイアウトを生成する際に使用する実効ズーム
値の決定方法と、メタ情報レイアウトを生成する際に使
用するメタ情報選別のための実効値の決定方法と、透過
率決定方法が予め記憶される。いずれの方法も、画面サ
イズ、画面解像度、単純ズーム値、セマンティックズー
ム値、コンテンツ情報、メタ情報などを使って求まるよ
う記述される。これにより、セマンティックズームアウ
トに伴いコンテンツ全体を表示画面内に収まるよう縮小
させ、ユーザのスクロール操作を不要にする動作や、画
面サイズや画面解像度、コンテンツの文字の大きさなど
に応じてメタ情報レイアウトの表示対象階層や、透過率
の切り替えのタイミングを調整し、端末毎に最適のズー
ム処理、重畳処理を行う動作が可能となる。
【0083】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313については、
第1の実施の形態の各手段311、312、313と同
一のため、説明は省略する。表示生成手段350では、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、
入力解析手段313により得られた入力値と、表示状態
記憶部415に記憶された直前の表示状態と、画面特性
記憶部416に記憶された画面特性と、表示変数決定モ
デル記憶部417に記憶された表示変数決定モデルとか
ら、コンテンツレイアウトを生成するとともに、生成し
たコンテンツレイアウトを基準に動的にメタ情報レイア
ウトを生成し、これら2つのレイアウトを用いて表示を
生成する。以下表示生成手段350の構成を順に示す。
【0084】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表示状態記憶部415
に記憶された直前の表示状態におけるズームの状態か
ら、新しいズームの状態を決定する。決定するズームの
状態は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値、情報
の粒度を表すセマンティックズーム値の2つの値であ
る。表示変数決定手段320は、ズーム状態決定手段3
14で決定された単純ズーム値およびセマンティックズ
ーム値と、コンテンツ情報記憶部311に記憶されたコ
ンテンツ情報と、メタ情報記憶部312に記憶されたメ
タ情報と、画面特性記憶部416に記憶された画面特性
と、表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態
を、表示変数決定モデル記憶部417に記憶された表示
変数決定モデルに与え、コンテンツレイアウト生成手段
315と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示
統合手段318で使用する表示変数を決定する。
【0085】コンテンツレイアウト生成手段315のた
めの表示変数決定モデルは、ズーム状態決定手段314
により決定された単純ズーム値とコンテンツレイアウト
が画面内に収まるズーム値との間を、ズーム状態決定手
段314により決定されたセマンティックズーム値に応
じて分割し、当該分割点を実効ズーム値とする、という
ものである。これにより、セマンティックズームアウト
に伴いコンテンツ全体を表示画面内に収まるよう縮小さ
せ、ユーザのスクロール操作を不要にする動作が可能と
なる。
【0086】メタ情報レイアウト生成手段316のため
の表示変数決定モデルは、ズーム状態決定手段314に
より決定された単純ズーム値およびセマンティックズー
ム値と、コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコン
テンツ情報と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ
情報と、画面特性記憶部に記憶された画面特性と、表示
状態記憶部415に記憶された直前の表示状態に応じ
て、メタ情報を選別するための実効値を求める、という
ものである。これにより、例えば、コンテンツレイアウ
トが縮小し、文字情報など局所情報が見えなくなった時
に、メタ情報レイアウトの見出し情報を表示し、コンテ
ンツレイアウトの表示を補うことなど、が可能となる。
【0087】表示統合手段318のための表示変数決定
モデルは、ズーム状態決定手段314により決定された
単純ズーム値およびセマンティックズーム値と、コンテ
ンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、
メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、画面特
性記憶部416に記憶された画面特性と、表示状態記憶
部415に記憶された直前の表示状態に応じて、各レイ
アウトやポインタの透過率を決定する、というものであ
る。これにより、コンテンツや実効ズーム値、画面特性
などに応じて、コンテンツレイアウトがメインで表示さ
れる状態とメタ情報レイアウトがメインで表示される状
態とを動的に切り替えることができる。
【0088】例えば、図18のように、文字サイズの大
きいコンテンツA101と、文字サイズの小さいコンテ
ンツB102を考える。実効ズーム値75%におけるコ
ンテンツA103については、まだ十分な視認性があ
る。一方、実効ズーム値75%におけるコンテンツB1
04については、視認性が低くなっており、メタ情報レ
イアウト105を使って情報を補足する必要がある。し
たがって、実効ズーム値75%におけるコンテンツAに
ついてはコンテンツレイアウトがメインで表示され、実
効ズーム値75%におけるコンテンツBについてはメタ
情報レイアウトがメインで表示される、といったこと
を、表示変数決定モデルを使って判断し、ユーザにとっ
て最適な透過率の状態を提供する。
【0089】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶された情報を、表示
変数決定モデル記憶部417に記憶された表示変数決定
モデルを使って決定される実効ズーム値に従いレンダリ
ングし、コンテンツのレイアウトを生成する。生成した
レイアウトは、コンテンツレイアウト記憶部413に記
憶する。一般的には、ブラウザのレイアウトエンジンが
この機能を提供するが、所定の単純ズーム値でコンテン
ツレイアウトを生成の上、実際の単純ズーム値を実現す
るよう画像処理でズームを行う構成としてもよい。
【0090】メタ情報レイアウト生成手段316は、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を、表示変数
決定モデル記憶部417に記憶された表示変数決定モデ
ルを使って決定される実効値に従い選別する。その上
で、選別したメタ情報について、コンテンツレイアウト
記憶部413に記憶されたレイアウトを基準に、かつ必
要に応じてコンテンツレイアウト生成手段315で決定
された実効ズーム値を使ってレンダリングし、メタ情報
のレイアウトを生成し、メタ情報レイアウト記憶部41
4に記憶する。
【0091】表示位置決定手段317は、表示変数決定
手段320で決定された表示変数が変更された場合と、
入力解析手段313から得られた入力値によりポインタ
の移動が発生した場合に、表示状態記億部415に記憶
された直前の表示状態に従い、ポインタの新しい位置
と、コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトの新し
い表示位置を決定する。
【0092】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、メタ情報レイアウト記憶部414に記憶されたメタ
情報レイアウトを重畳する。その上で、表示位置決定手
段317で決定されたポインタ位置にポインタを重畳
し、表示を生成する。この時、表示変数決定モデル記憶
部417に記憶された表示変数決定モデルを使って、各
レイアウトやポインタの透過率を決定し、透過率調整を
行う。さらに、表示位置決定手段317で決定されたレ
イアウトの表示位置に従い表示をクリップし、最終的な
表示を生成する。表示を生成するために使用したパラメ
ータ、例えば単純ズーム値やセマンティックズーム値、
表示位置、ポインタ位置、各レイアウトやポインタの透
過率などは、表示状態記憶部415に記憶する。なお、
ここで言う透過率調整は、透過率調整を行わない場合を
含む。もちろん、透過率調整には、あるレイアウトを完
全に透過させ画面切り替えを実現する場合も含む。
【0093】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。もちろん、メタ
情報レイアウト生成手段316で生成されるメタ情報レ
イアウトは複数あってもよく、表示統合手段318にお
いてメタ情報レイアウト毎に個別の透過率をもって重畳
される構成としてもよい。メタ情報解析手段312は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報から、メタ情報を自動生成する構成であってもよい。
【0094】メタ情報記憶部412には、例えばユーザ
が与えたローカルな情報も記憶され、メタ情報解析手段
312でローカルな情報もあわせて解析する構成であっ
てもよい。コンテンツ情報解析手段311と、メタ情報
解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成手
段350と、ズーム状態決定手段314と、表示変数決
定手段320と、コンテンツレイアウト生成手段315
と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示位置決
定手段317と、表示統合手段318と、コンテンツ情
報記憶部411と、メタ情報記憶部412と、コンテン
ツレイアウト記憶部413と、メタ情報レイアウト記憶
部414と、表示状態記憶部415のそれぞれは、サー
バ・クライアントシステムにおける、クライアントに実
装してもよいし、サーバに実装してもよい。
【0095】次に、図7および図8を参照して本実施の
形態の動作について詳細に説明する。図8のステップS
411−S413で示される本実施の形態におけるコン
テンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段312
と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の形態の
各手段311、312,313の動作と同一のため、説
明は省略する。
【0096】入力解析手段311で得られた入力値と、
表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とを
ズーム状態決定手段314に与え、単純ズーム値とセマ
ンティックズーム値を決定する(ステップS414)。
ズーム状態決定手段314により決定された単純ズーム
値およびセマンティックズーム値と、コンテンツ情報記
憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報記
憶部412に記憶されたメタ情報と、画面特性記憶部4
16に記憶された画面特性と、表示変数決定モデル記憶
部417に記憶された表示変数決定モデルと、表示状態
記憶部415に記憶された直前の表示状態を、表示変数
決定手段320に与え、コンテンツレイアウト生成手段
315で使用する実効ズーム値と、メタ情報レイアウト
生成手段316でメタ情報選別のため使用する実効値
と、表示統合手段318で使用するコンテンツレイアウ
ト、メタ情報レイアウトおよびポインタの透過率を決定
する(ステップS415)。
【0097】コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報と、表示変数決定手段320で決定され
た表示変数を、コンテンツレイアウト生成手段315に
与え、コンテンツレイアウトを生成し、これをコンテン
ツレイアウト記憶部413に記憶する(ステップS41
6)。メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、
表示変数決定手段320で決定された表示変数を、メタ
情報レイアウト生成手段316に与え、コンテンツレイ
アウトにあわせて動的にメタ情報レイアウトを生成し、
これをメタ情報レイアウト記憶部414に記憶する(ス
テップS417)。
【0098】表示変数決定手段320で決定された表示
変数が変更された場合と、入力解析手段313から得ら
れた入力値によりポインタの移動が発生した場合に、表
示位置決定手段317を使って、ポインタの新しい位置
と、コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトの新し
い表示位置を決定する(ステップS418)。
【0099】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、メ情報レイアウト記憶
部414に記憶されたメタ情報レイアウトと、表示位置
決定手段317で決定されたポインタ位置を、表示統合
手段318に与え、表示を生成する。あわせて表示を生
成するために使用したパラメータを表示状態記憶部41
5に記憶する(ステップS419)。表示統合手段31
8で生成された表示を表示装置5に表示する。参照中の
コンテンツを引き続きブラウズする場合は、再度ステッ
プS413に戻り、入力装置1で得られた入力情報の解
析を行う(ステップS420)。
【0100】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、端末の画面特性やコンテンツ情
報に応じて、セマンティックズーム時のコンテンツのサ
イズや情報の粒度の変化特性が、動的に調整される。こ
れにより、端末やコンテンツに適した操作特性を有する
コンテンツを、ユーザに自動的に提供できるようになる
ため、使いやすさおよびコストを改善することができ
る。
【0101】<第5の実施の形態>次に、本発明の第5
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9を参照すると、本発明の第5の実施の形態は、デー
タ処理装置12が、図7に示された第4の実施の形態に
おけるデータ処理装置10の構成に加え、非線形ズーム
処理手段321を有する点で異なる。また、表示変数決
定手段320で決定された実効ズーム値が所定の閾値を
下回る場合、コンテンツレイアウト生成手段315で所
定の実効ズーム値を使ってコンテンツレイアウトを生成
し、縮小処理を別途非線形ズーム処理手段321で行う
点と、以降の処理において、コンテンツレイアウトとし
て非線形ズーム処理手段321で生成されたものを使う
点で異なる。
【0102】本実施の形態における非線形ズーム処理と
は、イメージのズーム処理において歪みを利用するもの
を表し、例えば、縦横のズーム比率が異なるズーム処理
や、局所毎にズーム比率がことなるズーム処理などを表
す。コンテンツレイアウト生成手段315は、表示変数
決定手段320で決定された実効ズーム値が所定の閾値
以上の場合、コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報を、表示変数決定手段320で決定され
た実効ズーム値に従いレンダリングし、コンテンツのレ
イアウトを生成する。
【0103】一方、表示変数決定手段320で決定され
た実効ズーム値が所定の閾値未満の場合、コンテンツ情
報記憶部411に記憶されたコンテンツ情報を、所定の
実効ズーム値でレンダリングし、コンテンツレイアウト
を生成する。生成したレイアウトは、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶する。なお、ここでの閾値は、
固定値としてもよいし、コンテンツに応じて決定される
値としてもよい。
【0104】非線形ズーム処理手段321は、表示変数
決定手段320で決定された実効ズーム値が所定の閾値
未満の場合に動作し、コンテンツレイアウト生成手段3
15で生成されたコンテンツレイアウトの大きさや、メ
タ情報レイアウト生成手段316で選別されたメタ情報
の表示制約条件に応じて、コンテンツレイアウト記憶部
に記憶されたコンテンツレイアウトの非線形ズーム処理
を行う。これにより、コンテンツレイアウト全体が画面
内に収まるように非線形ズーム処理を施したコンテンツ
レイアウトや、コンテンツレイアウト全体では表示変数
決定手段320で決定された実効ズーム値を実現する
が、局所的にズーム値が異なるコンテンツレイアウトが
得られる。生成されたコンテンツレイアウトは別途コン
テンツレイアウト記憶部413に記憶され、以降の処理
はここで生成されたコンテンツレイアウトが用いられ
る。なお、メタ情報の表示制約条件は、メタ情報で与え
られるものとする。
【0105】メタ情報解析手段312は、コンテンツ情
報記憶部411に記憶されたコンテンツ情報から、メタ
情報を自動生成する構成であってもよい。メタ情報記憶
部412には、例えばユーザが与えたローカルな情報も
記憶され、メタ情報解析手段312でローカルな情報も
あわせて解析する構成であってもよい。コンテンツ情報
解析手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解
析手段313と、表示生成手段350と、ズーム状態決
定手段314と、表示変数決定手段320と、コンテン
ツレイアウト生成手段315と、非線形ズーム処理手段
321と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示
位置決定手段317と、表示統合手段318と、コンテ
ンツ情報記憶部411と、メタ情報記憶部412と、画
面特性記憶部416と、表示変数決定モデル記憶部41
7と、コンテンツレイアウト記憶部413と、メタ情報
レイアウト記憶部414と、表示状態記憶部415のそ
れぞれは、サーバ・クライアントシステムにおける、ク
ライアントに実装してもよいし、サーバに実装してもよ
い。
【0106】次に、図9および図10を参照して本実施
の形態の動作について詳細に説明する。図10のステッ
プS511−S515、S517−S521で示される
本実施の形態におけるコンテンツ情報解析手段311、
メタ情報解析手段312、入力解析手段313、ズーム
状態決定手段314、表示変数決定手段320、コンテ
ンツレイアウト生成手段315、メタ情報レイアウト生
成手段316、表示位置決定手段317、表示統合手段
318の動作は、第4の実施の形態の各手段311、3
12、313、314、320、315、316、31
7、318の動作と同一のため、説明は省略する。
【0107】本実施の形態では、表示変数決定の後、表
示変数決定手段320で決定された実効ズーム値のチェ
ックを行い、実効ズーム値が所定の閾値以上の場合は当
該実効ズーム値をコンテンツレイアウト生成手段315
に与える。また実効ズーム値が所定の閾値未満の場合
は、所定の実効ズーム値をコンテンツレイアウト生成手
段315に与える(ステップS516)。
【0108】コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報と、所定の実効ズーム値を、コンテンツ
レイアウト生成手段315に与え、コンテンツレイアウ
トを生成し、これをコンテンツレイアウト記憶部413
に記憶する(ステップS551)。メタ情報記憶部41
2に記憶されたメタ情報と、表示変数決定手段320で
決定された表示変数を、メタ情報レイアウト生成手段3
16に与え、レイアウト対象となるメタ情報を選別する
(ステップS552)。
【0109】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、コンテンツレイアウト記憶部413に記憶された
コンテンツレイアウトを、非線形ズーム処理手段321
に与え、コンテンツレイアウトの大きさや、ステップS
552において選別されたメタ情報の表示条件に従い、
コンテンツレイアウトの非線形ズーム処理を行う。ま
た、非線形ズーム処理後のコンテンツレイアウトを別途
コンテンツレイアウト記憶部413に記憶する(ステッ
プS553)。
【0110】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、コンテンツレイアウトの大きさ
や、メタ情報レイアウトの構成要素の表示制約条件にあ
わせて、コンテンツレイアウトの非線形ズーム処理を行
う。これにより、スクロール操作なしでコンテンツ全域
にアクセスできたり、メタ情報を視認性良く表示するた
めに必要な表示領域を確保できるので、使いやすさを改
善できる。さらに、コンテンツレイアウトとメタ情報レ
イアウトの切り替えが、視覚的に見てより連続的になる
効果が得られる点でも、使いやすさを改善できる。
【0111】<第6の実施の形態>図11を参照する
と、本発明の第6の実施の形態は、データ処理装置14
が、図1に示された第1の実施の形態におけるデータ処
理装置3の構成に加え、ポインタ粒度決定手段319を
有する点で異なる。コンテンツ情報解析手段311と、
メタ情報解析手段312と、入力解析手段313につい
ては、第1の実施の形態の各手段311、312、31
3と同一のため、説明は省略する。
【0112】表示生成手段350では、コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報
記憶部412に記憶されたメタ情報と、入力解析手段3
13により得られた入力値と、表示状態記憶部415に
記憶された直前の表示状態とから、コンテンツレイアウ
トを生成するとともに、生成したコンテンツレイアウト
を基準に動的にメタ情報レイアウトを生成し、かつ生成
したコンテンツレイアウトを基準に動的にポインタ粒度
とポインティング対象領域とポインタ位置を決定し、こ
れら2つのレイアウトとポインタを用いて表示を生成す
る。以下表示生成手段350の構成を順に示す。ズーム
状態決定手段314は、入力解析手段313から得られ
た入力値と、表示状態記憶部415に記憶された直前の
表示状態におけるズームの状態から、新しいズームの状
態を決定する。決定するズームの状態は、単純な描画の
大きさを表す単純ズーム値、情報の粒度を表すセマンテ
ィックズーム値、ポインタの粒度を表すポインタズーム
値の3つの値である。
【0113】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報を、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値に従いレンダリングし、コンテンツのレイアウトを
生成する。生成したコンテンツレイアウトは、コンテン
ツレイアウト記憶部413に記憶する。一般的には、ブ
ラウザのレイアウトエンジンがこの機能を提供するが、
所定の単純ズーム値でコンテンツレイアウトを生成の
上、実際の単純ズーム値を実現するよう画像処理でズー
ムを行う構成としてもよい。
【0114】メタ情報レイアウト生成手段316は、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を、ズーム状
態決定手段314で決定されたセマンティックズーム値
に従い選別する。その上で、選別したメタ情報につい
て、コンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコ
ンテンツレイアウトを基準に、かつ必要に応じてズーム
状態決定手段314で決定された単純ズーム値を使って
レンダリングし、メタ情報のレイアウトを生成する。生
成したメタ情報レイアウトは、メタ情報レイアウト記憶
部414に記憶する。
【0115】ポインタ粒度決定手段319では、まず、
メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報の階層の深
さから、ポインティング領域の粒度のバリエーションを
決定する。ポインティング領域の粒度のバリエーション
は、点,リンク要素,メタ情報で指定される領域という
ように階層的に構成される。メタ情報で指定される領域
は、メタ情報の階層を考慮して別途階層的に構成され
る。その上で、ズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値およびポインタズーム値に従い、ポインタ
粒度を決定する。さらに、コンテンツレイアウト記憶部
413に記憶されたコンテンツレイアウトを基準に、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を使いなが
ら、当該ポインタ粒度におけるポインティング対象候補
の位置および大きさ、すなわちポインタレイアウトを決
定する。もちろん、コンテンツレイアウトではなく、メ
タ情報レイアウトを基準に、ポインタレイアウトを決定
する構成であってもよい。
【0116】もちろん、ポインティング領域の粒度のバ
リエーションとして、点,リンク要素,メタ情報で指定
される下位領域,メタ情報で指定される上位領域の一部
を除く構成であってもよい。また、一部のポインタ粒度
について、入力解析手段313から得られた入力により
切り替わる構成であってもよい。
【0117】表示位置決定手段317は、ズーム状態決
定手段314で決定された単純ズーム値が変更された場
合と、ポインタ粒度決定手段319で決定されたポイン
タ粒度が変更された場合と、入力解析手段313から得
られた入力値によりポインタの移動が発生した場合に、
表示状態記億部415に記憶された直前の表示状態に従
い、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイアウトや
メタ情報レイアウトの新しい表示位置を決定する。
【0118】単純ズーム値が変更された場合は、直前の
ポインタ位置に対応する位置に、ポインタを更新する。
ポインタ粒度が変更された場合は、ポインタ粒度の変更
方向に応じて、直前のポインタを含む1階層上のポイン
ティング対象候補、あるいは直前のポインタを含む1階
層下のポインティング対象候補にポインタを移動する。
入力解析手段313によりポインタ移動入力が発生した
場合は、直前のポインタ位置と当該入力値を使ってポイ
ンティング対象候補の中から新しいポインタ位置を決定
し、移動する。さらに、新しいポインタ位置に応じて、
コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトの新しい表
示位置を決定する。
【0119】表示統合手段318は、まず、コンテンツ
レイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイア
ウトに、メタ情報レイアウト記憶部414に記憶された
メタ情報レイアウトを重畳する。その上で、表示位置決
定手段317で決定されたポインタ位置にポインタを重
畳し、表示を生成する。この時、ズーム状態決定手段3
14で決定された単純ズーム値やセマンティックズーム
値に応じて、各レイアウトやポインタの透過率調整を行
う。さらに、表示位置決定手段317で決定されたレイ
アウトの表示位置に従って表示をクリップし、最終的な
表示を生成する。表示を生成するために使用したパラメ
ータ、例えば単純ズーム値やセマンティックズーム値、
ポインタズーム値、表示位置、ポインタ位置、各レイア
ウトやポインタの透過率などは、表示状態記憶部415
に記憶する。なお、ここで言う透過率調整は、透過率調
整を行わない場合を含む。もちろん、透過率調整には、
あるレイアウトを完全に透過させ画面切り替えを実現す
る場合を含む。
【0120】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。もちろん、メタ
情報レイアウト生成手段316で生成されるメタ情報レ
イアウトは複数あってもよく、表示統合手段318にお
いてメタ情報レイアウト毎に個別の透過率をもって重畳
される構成としてもよい。メタ情報解析手段312は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報から、メタ情報を自動生成する構成であってもよい。
【0121】メタ情報記憶部412には、例えばユーザ
が与えたローカルな情報も記憶され、メタ情報解析手段
312でローカルな情報もあわせて解析する構成であっ
てもよい。コンテンツ情報解析手段311と、メタ情報
解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成手
段350と、ズーム状態決定手段314と、コンテンツ
レイアウト生成手段315と、メタ情報レイアウト生成
手段316と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位
置決定手段317と、表示統合手段318と、コンテン
ツ情報記憶部411と、メタ情報記憶部412と、コン
テンツレイアウト記憶部413と、メタ情報レイアウト
記憶部414と、表示状態記憶部415のそれぞれは、
サーバ・クライアントシステムにおける、クライアント
に実装してもよいし、サーバに実装してもよい。
【0122】次に、図11および図12を参照して本実
施の形態の動作について詳細に説明する。図12のステ
ップS611−S613で示される本実施の形態におけ
るコンテンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段
312と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の
形態の各手段311、312,313の動作と同一のた
め、説明は省略する。
【0123】入力解析手段311で得られた入力値と、
表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とを
ズーム状態決定手段314に与え、単純ズーム値とセマ
ンティックズーム値とポインタズーム値を決定する(ス
テップS614)。コンテンツ情報記憶部411に記憶
されたコンテンツ情報と、ズーム状態決定手段314で
決定された単純ズーム値を、コンテンツレイアウト生成
手段315に与え、コンテンツレイアウトを生成し、こ
れをコンテンツレイアウト記憶部413に記憶する(ス
テップS615)。
【0124】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値およびセマンティックズーム値と、コンテンツレイ
アウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
を、メタ情報レイアウト生成手段315に与え、コンテ
ンツレイアウトにあわせて動的にメタ情報レイアウトを
生成し、これをメタ情報レイアウト記憶部414に記憶
する(ステップS616)。
【0125】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズー
ム値およびポインタズーム値を、ポインタ粒度決定手段
319に与え、ポインタ粒度を決定する。さらに、コン
テンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツ
レイアウトをポインタ粒度決定手段317に与え、当該
ポインタ粒度におけるポインティング対象候補の位置お
よび大きさを決定する(ステップS617)。
【0126】ズーム状態決定手段314で決定された単
純ズーム値が変更された場合と、ポインタ粒度決定手段
319で決定されたポインタ粒度が変更された場合と、
入力解析手段313から得られた入力値によりポインタ
の移動が発生した場合に、表示位置決定手段317を使
って、ポインタの新しい位置と、コンテンツレイアウト
やメタ情報レイアウトの新しい表示位置を決定する(ス
テップS618)。
【0127】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、メタ情報レイアウト記
憶部414に記憶されたメタ情報レイアウトと、表示位
置決定手段317で決定されたポインタ位置を、表示統
合手段318に与え、表示を生成する。あわせて表示を
生成するために使用したパラメータを表示状態記憶部4
15に記憶する(ステップS619)。表示統合手段3
18で生成された表示を表示装置5に表示する。参照中
のコンテンツを引き続きブラウズする場合は、再度ステ
ップS613に戻り、入力装置1で得られた入力情報の
解析を行う(ステップS620)。
【0128】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ユーザは、使用する端末やコン
テンツにあわせて単純ズーム値を操作することで、コン
テンツの局所的な情報と大域的な情報の両方を快適に利
用することができる。また、セマンティックズーム値を
操作することで情報の粒度を段階的にコントロールでき
るので、例えば大域的な情報を1画面内に表示する時に
発生する、文字が小さく情報が認識できないといった問
題を回避できる。
【0129】さらに、ポインタズーム値を操作すること
でポインタ粒度をコントロールできるので、コンテンツ
が大きな表示領域を持つ場合や表示画面が小さい場合の
コンテンツ内の移動を快適に行うことができる。また、
コンテンツ内の注目レイアウトを簡単に選択し、表示画
面内の適切な位置に表示することもできる。
【0130】<第7の実施の形態>図13を参照する
と、本発明の第7の実施の形態は、ネットワークとのデ
ータ通信を行うネットワーク装置1と、ポインティング
デバイスやボタンなどの入力装置2と、プログラム制御
により動作するデータ処理装置13と、情報を記憶する
記憶装置14と、ディスプレイ装置などの表示装置5と
を含む。記憶装置14は、コンテンツ情報記憶部411
と、メタ情報記憶部412と、コンテンツレイアウト記
憶部413と、表示状態記憶部415とを備える。
【0131】データ処理装置6は、コンテンツ情報解析
手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解析手
段313と、表示生成手段350とを備える。表示生成
手段350は、レイアウトズーム判定手段322と、ズ
ーム状態決定手段314と、コンテンツレイアウト生成
手段315と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位
置決定手段317と、表示統合手段318とを備える。
コンテンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段3
12と、入力解析手段313については、第1の実施の
形態の各手段311、312、313と同一のため、説
明は省略する。
【0132】表示生成手段350では、コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報
記憶部412に記憶されたメタ情報と、入力解析手段3
13により得られた入力値と、コンテンツレイアウト記
憶部413に記憶されたコンテンツレイアウトと、表示
状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とから、
コンテンツレイアウトを生成するとともに、生成したコ
ンテンツレイアウトを基準に動的にメタ情報レイアウト
を生成し、当該メタ情報レイアウトの要素領域単位のズ
ーム制御を行い、かつ生成したコンテンツレイアウトを
基準に動的にポインタ粒度とポインティング対象領域と
ポインタ位置を決定し、これらコンテンツレイアウトと
ポインタを用いて表示を生成する。以下表示生成手段3
50の構成を順に示す。
【0133】レイアウトズーム判定手段322は、ま
ず、入力解析手段313から得られた入力値に基づき、
レイアウトズームの指示入力の有無、およびズームの方
向を判別する。ズームインの指示入力があった場合、表
示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態におけ
るポインタ粒度、ポインタ位置を参照し、ポインタ粒度
が点、リンク以外であれば、当該ポインタ位置に対応す
るメタ情報レイアウトの要素領域をレイアウトズーム対
象領域と決定する。
【0134】一方、ズームアウトの指示入力があった場
合、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報から、
その時のレイアウトズーム対象領域を含む上位のメタ情
報レイアウト、もしくはコンテンツ情報全体を、レイア
ウトズーム対象領域と決定する。ここで、レイアウトズ
ーム対象領域の決定は、常に1階層上位のものを対象に
行われてもよいし、入力解析手段313から得られた入
力値に基づき行われてもよい。なお、レイアウトズーム
の指示入力がなかった場合は、表示状態気億部415に
記憶された直前のレイアウトズーム対象領域をそのまま
使う。
【0135】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表状態記憶部415に
記憶された直前の表示状態におけるズームの状態から、
新しいズームの状態を決定する。決定するズームの状態
は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値、ポインタ
粒度を表すポインタズーム値の2つの値である。
【0136】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報から、レイアウトズーム判定手段322で決定された
レイアウトズーム対象領域に対応するコンテンツ情報を
抽出し、これをズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値に従いレンダリングし、コンテンツレイア
ウトを生成する。
【0137】なお、レイアウトズームイン時において生
成されたコンテンツレイアウトが表示画面外にはみ出す
場合、抽出したコンテンツ情報の適当な位置に改行を挿
入するなどして、極力表示画面内に収めるようコンテン
ツ情報の微調整を行う構成としてもよい。生成したコン
テンツレイアウトは、コンテンツレイアウト記憶部41
3に記憶する。一般的には、ブラウザのレイアウトエン
ジンがこの機能を提供するが、所定の単純ズーム値でコ
ンテンツレイアウトを生成の上、これに基づき画像処理
でズームを行う構成としてもよい。
【0138】ポインタ粒度決定手段319は、まず、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報の階層の深さ
と、レイアウトズーム判定手段322で決定されたレイ
アウトズーム対象領域から、ポインティング領域の粒度
のバリエーションを決定する。ポインティング領域の粒
度のバリエーションは、点,リンク要素,メタ情報で指
定される領域というように階層的に構成される。メタ情
報で指定される領域は、メタ情報の階層を考慮して別途
階層的に構成される。その上で、ズーム状態決定手段3
14で決定された単純ズーム値およびポインタズーム値
に従い、ポインタ粒度を決定する。
【0139】さらに、コンテンツレイアウト記憶部41
3に記憶されたコンテンツレイアウトを基準に、メタ情
報記憶部412に記憶されたメタ情報を使いながら、当
該ポインタ粒度におけるポインティング対象候補の位置
および大きさ、すなわちポインタレイアウトを決定す
る。もちろん、ポインティング領域の粒度のバリエーシ
ョンとして、点,リンク要素,メタ情報で指定される下
位領域,メタ情報で指定される上位領域の一部を除く構
成であってもよい。また、一部のポインタ粒度につい
て、入力解析手段313から得られた入力により切り替
わる構成であってもよい。
【0140】表示位置決定手段317は、レイアウトズ
ーム判定手段322でレイアウトズーム対象領域が変更
された場合と、ズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値が変更された場合と、ポインタ粒度決定手
段319で決定されたポインタ粒度が変更された場合
と、入力解析手段313から得られた入力値によりポイ
ンタの移動が発生した場合に、表示状態記億部415に
記憶された直前の表示状態に従い、ポインタの新しい位
置と、コンテンツレイアウトの新しい表示位置を決定す
る。
【0141】レイアウトズーム対象領域が変更された場
合は、ポインタ粒度決定手段319で決定されたポイン
タ粒度におけるポインティング対象候補の1つにポイン
タを更新する。単純ズーム値が変更された場合は、直前
のポインタ位置に対応する位置にポインタを更新する。
ポインタ移動入力が発生した場合は、直前のポインタ位
置と当該入力値を使って新しいポインタ位置を決定し、
移動する。さらに、新しいポインタ位置に応じて、コン
テンツレイアウトやメタ情報レイアウトの新しい表示位
置を決定する。
【0142】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、表示位置決定手段317で決定されたポインタ位置
のポインタを重畳し、表示を生成する。さらに、表示位
置決定手段317で決定されたレイアウトの表示位置に
従って表示をクリップし、最終的な表示を生成する。表
示を生成するために使用したパラメータ、例えば単純ズ
ーム値やポインタズーム値、表示位置、ポインタ位置、
レイアウトズーム対象領域などは、表示状態記憶部41
5に記憶する。
【0143】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。メタ情報解析手
段312は、コンテンツ情報記憶部411に記憶された
コンテンツ情報から、メタ情報を自動生成する構成であ
ってもよい。メタ情報記憶部412には、例えばユーザ
が与えたローカルな情報も記憶され、メタ情報解析手段
312でローカルな情報もあわせて解析する構成であっ
てもよい。
【0144】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313と、レイアウ
トズーム判定手段322と、表示生成手段350と、ズ
ーム状態決定手段314と、コンテンツレイアウト生成
手段315と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位
置決定手段317と、表示統合手段318と、コンテン
ツ情報記憶部411と、メタ情報記憶部412と、コン
テンツレイアウト記憶部413と、表示状態記憶部41
5のそれぞれは、サーバ・クライアントシステムにおけ
る、クライアントに実装してもよいし、サーバに実装し
てもよい。
【0145】次に、図13および図14を参照して本実
施の形態の動作について詳細に説明る。図4のステップ
S711−S713で示される本実施の形態におけるコ
ンテンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段31
2と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の形態
の各手段311、312,313の動作と同一のため、
説明は省略する。
【0146】入力解析手段313から得られた入力値
と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、コ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテン
ツレイアウトと、表示状態記憶部415に記憶された直
前の表示状態を、レイアウトズーム判定手段322に与
え、レイアウトズームの指示入力の有無およびズームの
方向を判定し、レイアウトズーム対象領域を決定する
(ステップS714)。
【0147】入力解析手段311で得られた入力値と、
表示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態とを
ズーム状態決定手段314に与え、単純ズーム値とポイ
ンタズーム値を決定する(ステップS715)。レイア
ウトズーム判定手段322でレイアウトズーム指示入力
があった場合、コンテンツ情報記憶部411に記憶され
たコンテンツ情報から、レイアウトズーム判定手段32
2で決定されたレイアウト対象領域に対応するコンテン
ツ情報を抽出し、これをズーム状態決定手段314で決
定された単純ズーム値に従いレンダリングし、コンテン
ツレイアウトを生成する(ステップS716)。
【0148】レイアウトズーム判定手段322で決定さ
れたレイアウトズーム対象領域と、メタ情報記憶部41
2に記憶されたメタ情報と、ズーム状態決定手段314
で決定された単純ズーム値およびポインタズーム値を、
ポインタ粒度決定手段319に与え、ポインタ粒度を決
定する。さらに、コンテンツレイアウト記憶部413に
記憶されたコンテンツレイアウトをポインタ粒度決定手
段317に与え、当該ポインタ粒度におけるポインティ
ング対象候補の位置および大きさを決定する(ステップ
S717)。
【0149】レイアウトズーム判定手段322でレイア
ウトズーム対象領域が変更された場合と、ズーム状態決
定手段314で決定された単純ズーム値が変更された場
合と、ポインタ粒度決定手段319で決定されたポイン
タ粒度が変更された場合と、入力解析手段313から得
られた入力値によりポインタの移動が発生した場合に、
表示位置決定手段317を使って、ポインタの新しい位
置と、コンテンツレイアウトの新しい表示位置を決定す
る(ステップS718)。
【0150】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、表示位置決定手段31
7で決定されたポインタ位置を、表示統合手段318に
与え、表示を生成する。あわせて表示を生成するために
使用したパラメータを表示状態記憶部415に記憶する
(ステップS719)。表示統合手段318で生成され
た表示を表示装置5に表示する。参照中のコンテンツを
引き続きブラウズする場合は、再度ステップS213に
戻り、入力装置1で得られた入力情報の解析を行う(ス
テップS720)。
【0151】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、ユーザは、自らポインタ粒度を
段階的にコントロールし、当該ポインタ粒度における注
目レイアウト要素だけをレイアウトズーム処理により表
示画面に提示することができるので、第3の実施の形態
以上に、ユーザのニーズにあった注目レイアウトの選択
が可能となる。
【0152】<第8の実施の形態>図15を参照する
と、本発明の第8の実施の形態は、ネットワークとのデ
ータ通信を行うネットワーク装置1と、ポインティング
デバイスやボタンなどの入力装置2と、プログラム制御
により動作するデータ処理装置15と、情報を記憶する
記憶装置16と、ディスプレイ装置などの表示装置5と
を含む。記憶装置16は、コンテンツ情報記憶部411
と、メタ情報記憶部412と、コンテンツレイアウト記
憶部413と、メタ情報記憶部414と、表示状態記憶
部415と、画面特性記憶部416と、表示変数決定モ
デル記憶部417を備える。
【0153】データ処理装置6は、コンテンツ情報解析
手段311と、メタ情報解析手段312と、入力解析手
段313と、表示生成手段350とを備える。表示生成
手段350は、レイアウトズーム判定手段322と、ズ
ーム状態決定手段314と、表示変数決定手段320
と、コンテンツレイアウト生成手段315と、非線形ズ
ーム処理手段321と、メタ情報レイアウト生成手段3
16と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位置決定
手段317と、表示統合手段318とを備える。
【0154】表示変数とは、コンテンツレイアウトやメ
タ情報レイアウトの表示状態や、ポインタ粒度の状態や
表示状態を制御する変数である。本実施の形態における
表示変数とは、コンテンツレイアウト生成手段315に
おいてコンテンツレイアウトを生成する際に使用する実
効ズーム値と、メタ情報レイアウト生成手段316にお
いてレイアウト対象のメタ情報を選別する際に使用する
実効値と、ポインタ粒度決定手段319においてポイン
タ粒度を決定する際に使用する実効値と、表示統合手段
318で使用する各レイアウトやポインタの透過率を表
す。
【0155】本実施の形態における非線形ズーム処理と
は、イメージのズーム処理において歪みを利用するもの
を表し、例えば、縦横のズーム比率が異なるズーム処理
や、局所毎にズーム比率がことなるズーム処理などを表
す。画面特性記憶部416には、表示装置5の画面サイ
ズや画面解像度などが予め記憶される。
【0156】表示変数決定モデル417には、コンテン
ツレイアウトを生成する際に使用する実効ズーム値の決
定方法と、メタ情報レイアウトを生成する際に使用する
メタ情報選別のための実効値の決定方法と、ポインタ粒
度決定方法と、透過率決定方法が予め記憶される。
【0157】いずれの方法も、画面サイズ、画面解像
度、単純ズーム値、セマンティックズーム値、ポインタ
ズーム値、コンテンツ情報、メタ情報などを使って求ま
るよう記述される。これにより、セマンティックズーム
アウトに伴いコンテンツ全体を表示画面内に収まるよう
縮小させ、ユーザのスクロール操作を不要にする動作
や、画面サイズや画面解像度、コンテンツの文字の大き
さなどに応じてメタ情報レイアウトの表示対象階層や、
ポインタ粒度、透過率の切り替えのタイミングを調整
し、端末毎に最適のズーム処理、重畳処理を行う動作が
可能となる。
【0158】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313については、
第1の実施の形態の各手段311、312、313と同
一のため、説明は省略する。表示生成手段350では、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、
入力解析手段313により得られた入力値と、コンテン
ツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイ
アウトと、表示状態記憶部415に記憶された直前の表
示状態と、画面特性記憶部416に記憶された画面特性
と、表示変数決定モデル417に記憶された表示変数決
定モデルとから、コンテンツレイアウトを生成するとと
もに、生成したコンテンツレイアウトを基準に動的にメ
タ情報レイアウトを生成し、当該メタ情報レイアウトの
要素領域単位のズーム制御を行い、かつ生成したコンテ
ンツレイアウトを基準に動的にポインタ粒度とポインテ
ィング対象領域とポインタ位置を決定し、これら2つの
レイアウトとポインタを用いて表示を生成する。以下表
示生成手段350の構成を順に示す。
【0159】レイアウトズーム判定手段322は、ま
ず、入力解析手段313から得られた入力値に基づき、
レイアウトズームの指示入力の有無、およびズームの方
向を判別する。ズームインの指示入力があった場合、表
示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態におけ
るポインタ粒度、ポインタ位置を参照し、ポインタ粒度
が点、リンク以外であれば、当該ポインタ位置に対応す
るメタ情報レイアウトの要素領域をレイアウトズーム対
象領域と決定する。
【0160】一方、ズームアウトの指示入力があった場
合、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報から、
その時のレイアウトズーム対象領域を含む上位のメタ情
報レイアウト、もしくはコンテンツ情報全体を、レイア
ウトズーム対象領域と決定する。ここで、レイアウトズ
ーム対象領域の決定は、常に1階層上位のものを対象に
行われてもよいし、入力解析手段313から得られた入
力値に基づき行われてもよい。なお、レイアウトズーム
の指示入力がなかった場合は、表示状態気億部415に
記憶された直前のレイアウトズーム対象領域をそのまま
使う。
【0161】ズーム状態決定手段314は、入力解析手
段313から得られた入力値と、表示状態記憶部415
に記憶された直前の表示状態におけるズームの状態か
ら、新しいズームの状態を決定する。決定するズームの
状態は、単純な描画の大きさを表す単純ズーム値、情報
の粒度を表すセマンティックズーム値、ポインタ粒度を
表すポインタズーム値の3つの値である。
【0162】表示変数決定手段320は、レイアウトズ
ーム判定手段322で決定されたレイアウトズーム対象
領域と、ズーム状態決定手段314で決定された単純ズ
ーム値,セマンティックズーム値,ポインタズーム値
と、コンテンツ情報記憶部311に記憶されたコンテン
ツ情報と、メタ情報記憶部312に記憶されたメタ情報
と、画面特性記憶部416に記憶された画面特性と、表
示状態記憶部415に記憶された直前の表示状態を、表
示変数決定モデル記憶部417に記憶された表示変数決
定モデルに与え、コンテンツレイアウト生成手段315
と、メタ情報レイアウト生成手段316と、ポインタ粒
度決定手段319と、表示統合手段318で使用する表
示変数を決定する。
【0163】コンテンツレイアウト生成手段315のた
めの表示変数決定モデルは、ズーム状態決定手段314
により決定された単純ズーム値とコンテンツレイアウト
が画面内に収まるズーム値との間を、ズーム状態決定手
段314により決定されたセマンティックズーム値に応
じて分割し、当該分割点を実効ズーム値とする、という
ものである。これにより、セマンティックズームアウト
に伴いコンテンツ全体を表示画面内に収まるよう縮小さ
せ、ユーザのスクロール操作を不要にする動作が可能と
なる。
【0164】メタ情報レイアウト生成手段316のため
の表示変数決定モデルは、レイアウズーム判定手段32
2で決定されたレイアウトズーム対象領域と、ズーム状
態決定手段314により決定された単純ズーム値および
セマンティックズーム値と、コンテンツ情報記憶部41
1に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報記憶部41
2に記憶されたメタ情報と、画面特性記憶部に記憶され
た画面特性と、表示状態記憶部415に記憶された直前
の表示状態に応じて、メタ情報を選別するための実効値
を求める、というものである。これにより、例えば、コ
ンテンツレイアウトが縮小し、文字情報など局所情報が
見えなくなった時に、メタ情報レイアウトの見出し情報
を表示し、コンテンツレイアウトの表示を補うことな
ど、が可能となる。
【0165】ポインタ粒度決定手段319のための表示
変数決定モデルは、レイアウトズー判定手段322で決
定されたレイアウトズーム対象領域と、ズーム状態決定
手段314により決定された単純ズーム値およびポイン
タズーム値と、コンテンツ情報記憶部411に記憶され
たコンテンツ情報と、メタ情報記憶部412に記憶され
たメタ情報と、画面特性記憶部416に記憶された画面
特性と、表示状態記憶部415に記憶された直前の表示
状態に応じて、ポインタ粒度を決定するための実効値を
求める、というものである。このように、画面特性やメ
タ情報レイアウトなどに応じてポインタ粒度の切り替え
タイミングを動的に変化させることで、ユーザにポイン
タ移動が急激であると認識させないようにすることが可
能となる。
【0166】例えば、図19のようにコンテンツおよび
メタ情報111が与えられ、コンテンツレイアウトを実
効ズーム値80%で表示する場合を考える。ポインタ粒
度が第1階層以上の末端レイアウトにおけるポインタ移
動112では、もともとの表示位置114、ポインタ位
置115が、ポインタ移動の結果、新しい表示位置11
6、新しいポインタ位置117に移る。一方、ポインタ
粒度が第2階層以上の末端レイアウトにおけるポインタ
移動113では、もともとの表示位置118、ポインタ
位置119が、ポインタ移動の結果、新しい表示位置1
20、新しいポインタ位置121に移る。
【0167】これらを比べた場合、ポインタ粒度が第1
階層以上の末端レイアウトにおけるポインタ移動112
では、移動前後の表示にほとんど重なりがないのに対
し、ポインタ粒度が第2階層以上の末端レイアウトにお
けるポインタ移動113の方は、移動前後の表示の重な
りが大きい。前者の場合、ユーザは、ポインタ移動によ
り自分が閲覧している場所を見失う可能性が高い。した
がって、この状態のポインタ粒度としては、第2階層以
上の末端レイアウトの方がよい、といったことを表示変
数決定モデルを使って判断し、ユーザにとって最適なポ
インタ粒度を提供する。
【0168】表示統合手段318のための表示変数決定
モデルは、レイアウトズーム判定手段322で決定され
たレイアウトズーム対象領域と、ズーム状態決定手段3
14により決定された単純ズーム値およびセマンティッ
クズーム値と、コンテンツ情報記憶部411に記憶され
たコンテンツ情報と、メタ情報記憶部412に記憶され
たメタ情報と、画面特性記憶部416に記憶された画面
特性と、表示状態記憶部415に記憶された直前の表示
状態に応じて、各レイアウトやポインタの透過率を決定
する、というものである。これにより、コンテンツや実
効ズーム値、画面特性などに応じて、コンテンツレイア
ウトがメインで表示される状態とメタ情報レイアウトが
メインで表示される状態とを動的に切り替えることがで
きる。
【0169】コンテンツレイアウト生成手段315は、
コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテンツ情
報から、レイアウトズーム判定手段322で決定された
レイアウトズーム対象領域に対応するコンテンツ情報を
抽出し、これを表示変数決定手段320で決定された実
効ズーム値に従いレンダリングし、コンテンツレイアウ
トを生成する。なお、レイアウトズーム時に生成された
コンテンツレイアウトが表示画面外にはみ出す場合、抽
出したコンテンツ情報の適当な位置に改行を挿入するな
どして、極力表示画面内に収めるようコンテンツ情報の
微調整を行う構成としてもよい。生成したコンテンツレ
イアウトは、コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
する。一般的には、ブラウザのレイアウトエンジンがこ
の機能を提供するが、所定の単純ズーム値でコンテンツ
レイアウトを生成の上、これに基づき画像処理でズーム
を行う構成としてもよい。
【0170】ただし、コンテンツレイアウト生成手段3
15は、表示変数決定手段320で決定された実効ズー
ム値が所定の閾値未満の場合について、コンテンツ情報
記憶部411に記憶されたコンテンツ情報を、必要に応
じてレイアウトズーム判定手段322で決定されたレイ
アウトズーム対象領域に対応するコンテンツ情報を抽出
しながら、所定の実効ズーム値でレンダリングし、コン
テンツレイアウトを生成する構成とする。ここでの閾値
は、固定値としてもよいし、コンテンツに応じて決定さ
れる値としてもよい。
【0171】非線形ズーム処理手段321は、表示変数
決定手段320で決定された実効ズーム値が所定の閾値
未満の場合に動作し、コンテンツレイアウト生成手段3
15で生成されたコンテンツレイアウトの大きさや、メ
タ情報レイアウト生成手段316で選別されたメタ情報
の表示制約条件に応じて、コンテンツレイアウト記憶部
に記憶されたコンテンツレイアウトの非線形ズーム処理
を行う。
【0172】これにより、コンテンツレイアウト全体が
画面内に収まるように非線形ズーム処理を施したコンテ
ンツレイアウトや、コンテンツレイアウト全体では表示
変数決定手段320で決定された実効ズーム値を実現す
るが、局所的にズーム値が異なるコンテンツレイアウト
が得られる。生成されたコンテンツレイアウトは別途コ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶され、以降の処
理はここで生成されたコンテンツレイアウトが用いられ
る。なお、メタ情報の表示制約条件は、メタ情報で与え
られるものとする。
【0173】メタ情報レイアウト生成手段316は、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を、表示変数
決定モデル記憶部417に記憶された表示変数決定モデ
ルを使って決定される実効値に従い選別する。その上
で、選別したメタ情報について、コンテンツレイアウト
記憶部413に記憶されたレイアウトを基準に、かつ必
要に応じてコンテンツレイアウト生成手段315で決定
された実効ズーム値を使ってレンダリングし、メタ情報
のレイアウトを生成し、メタ情報レイアウト記憶部41
4に記憶する。
【0174】ポインタ粒度決定手段319は、まず、メ
タ情報記憶部412に記憶されたメタ情報の階層の深さ
と、レイアウトズーム判定手段322で決定されたレイ
アウトズーム対象領域から、ポインティング領域の粒度
のバリエーションを決定する。ポインティング領域の粒
度のバリエーションは、点,リンク要素,メタ情報で指
定される領域というように階層的に構成される。メタ情
報で指定される領域は、メタ情報の階層を考慮して別途
階層的に構成される。
【0175】その上で、表示変数決定手段320で決定
されたポインタ粒度を決定するための実効値に従い、ポ
インタの粒度を決定する。さらに、コンテンツレイアウ
ト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウトを基
準に、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報を使
いながら、当該ポインタ粒度におけるポインティング対
象候補の位置および大きさ、すなわちポインタレイアウ
トを決定する。もちろん、ポインティング領域の粒度の
バリエーションとして、点,リンク要素,メタ情報で指
定される下位領域,メタ情報で指定される上位領域の一
部を除く構成であってもよい。また、一部のポインタ粒
度について、入力解析手段313から得られた入力によ
り切り替わる構成であってもよい。
【0176】表示位置決定手段317は、レイアウトズ
ーム判定手段322でレイアウトズーム対象領域が変更
された場合と、ズーム状態決定手段314で決定された
単純ズーム値が変更された場合と、ポインタ粒度決定手
段319で決定されたポインタ粒度が変更された場合
と、入力解析手段313から得られた入力値によりポイ
ンタの移動が発生した場合に、表示状態記億部415に
記憶された直前の表示状態に従い、ポインタの新しい位
置と、コンテンツレイアウトの新しい表示位置を決定す
る。
【0177】レイアウトズームの指示入力があった場合
は、ポインタ粒度決定手段319で決定されたポインタ
粒度におけるポインティング対象候補の1つにポインタ
を更新する。単純ズーム値が変更された場合は、直前の
ポインタ位置に対応する位置に、ポインタを更新する。
ポインタ粒度が変更された場合は、ポインタ粒度の変更
方向に応じて、直前のポインタを含む1階層上のポイン
ティング対象候補、あるいは直前のポインタを含む1階
層下のポインティング対象候補にポインタを移する。
【0178】ポインタ移動入力が発生した場合は、直前
のポインタ位置と当該入力値を使ってポインティング対
象候補の中から新しいポインタ位置を決定し、移動す
る。さらに、新しいポインタ位置に応じて、コンテンツ
レイアウトやメタ情報レイアウトの新しい表示位置を決
定する。
【0179】表示統合手段318は、コンテンツレイア
ウト記憶部413に記憶されたコンテンツレイアウト
に、メタ情報レイアウト記憶部414に記憶されたメタ
情報レイアウトを重畳する。その上で、表示位置決定手
段318で決定されたポインタ位置にポインタを重畳
し、表示を生成する。この時、表示変数決定モデル記憶
部417に記憶された表示変数決定モデルを使って決定
された各レイアウトやポインタの透過率に従い、透過率
調整を行う。
【0180】さらに、表示位置決定手段317で決定さ
れたレイアウトの表示位置に従い表示をクリップし、最
終的な表示を生成する。表示を生成するために使用した
パラメータ、例えば単純ズーム値やセマンティックズー
ム値、ポインタズーム値、表示位置、ポインタ位置、レ
イアウトやポインタの透過率、レイアウトズーム対象領
域などは、表示状態記憶部415に記憶する。なお、こ
こで言う透過率調整は、透過率調整を行わない場合を含
む。もちろん、透過率調整には、あるレイアウトを完全
に透過させ画面切り替えを実現する場合を含む。
【0181】表示装置5は、表示統合手段318で生成
された表示をユーザに対して提示する。
【0182】表示生成手段350は、ズーム状態決定手
段314と、表示変数決定手段320と、コンテンツレ
イアウト生成手段315と、メタ情報レイアウト生成手
段316と、表示位置決定手段317と、表示結合手段
318とを備える構成であってもよい。表示生成手段3
50は、ズーム状態決定手段314と、コンテンツレイ
アウト生成手段315と、非線形ズーム処理手段321
と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示位置決
定手段317と、表示結合手段318とを備える構成で
あってもよい。表示生成手段350は、ズーム状態決定
手段314と、表示変数決定手段320と、コンテンツ
レイアウト生成手段315と、非線形ズーム処理手段3
21と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示位
置決定手段317と、表示結合手段318とを備える構
成であってもよい。
【0183】表示生成手段350は、ズーム状態決定手
段314と、表示変数決定手段320と、コンテンツレ
イアウト生成手段315と、ポインタ粒度決定手段31
9と、表示位置決定手段317と、表示結合手段318
とを備える構成であってもよい。表示生成手段350
は、ズーム状態決定手段314と、コンテンツレイアウ
ト生成手段315と、非線形ズーム処理手段321と、
ポインタ粒度決定手段319と、表示位置決定手段31
7と、表示結合手段318とを備える構成であってもよ
い。表示生成手段350は、ズーム状態決定手段314
と、表示変数決定手段320と、コンテンツレイアウト
生成手段315と、非線形ズーム処理手段321と、ポ
インタ粒度決定手段319と、表示位置決定手段317
と、表示結合手段318とを備える構成であってもよ
い。
【0184】表示生成手段350は、レイアウトズーム
判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、表示
変数決定手段320と、コンテンツレイアウト生成手段
315と、表示位置決定手段317と、表示統合手段3
18とを備える構成であってもよい。表示生成手段35
0は、レイアウトズーム判定手段322と、ズーム状態
決定手段314と、コンテンツレイアウト生成手段31
5と、非線形ズーム処理手段321と、表示位置決定手
段317と、表示統合手段318とを備える構成であっ
てもよい。表示生成手段350は、レイアウトズーム判
定手段322と、ズーム状態決定手段314と、表示変
数決定手段320と、コンテンツレイアウト生成手段3
15と、非線形ズーム処理手段321と、表示位置決定
手段317と、表示統合手段318とを備える構成であ
ってもよい。
【0185】表示生成手段350は、ズーム状態決定手
段314と、コンテンツレイアウト生成手段315と、
メタ情報レイアウト生成手段316と、ポインタ粒度決
定手段319と、表示位置決定手段317と、表示結合
手段318とを備える構成であってもよい。表示生成手
段350は、ズーム状態決定手段314と、表示変数決
定手段320と、コンテンツレイアウト生成手段315
と、メタ情報レイアウト生成手段316と、ポインタ粒
度決定手段319と、表示位置決定手段317と、表示
結合手段318とを備える構成であってもよい。表示生
成手段350は、ズーム状態決定手段314と、コンテ
ンツレイアウト生成手段315と、非線形ズーム処理手
段321と、メタ情報レイアウト生成手段316と、ポ
インタ粒度決定手段319と、表示位置決定手段317
と、表示結合手段318とを備える構成であってもよ
い。表示生成手段350は、ズーム状態決定手段314
と、表示変数決定手段320と、コンテンツレイアウト
生成手段315と、非線形ズーム処理手段321と、メ
タ情報レイアウト生成手段316と、ポインタ粒度決定
手段319と、表示位置決定手段317と、表示結合手
段318とを備える構成であってもよい。
【0186】表示生成手段350は、レイアウトズーム
判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、コン
テンツレイアウト生成手段315と、メタ情報レイアウ
ト生成手段316と、表示位置決定手段317と、表示
統合手段318とを備える構成であってもよい。表示生
成手段350は、レイアウトズーム判定手段322と、
ズーム状態決定手段314と、表示変数決定手段320
と、コンテンツレイアウト生成手段315と、メタ情報
レイアウト生成手段316と、表示位置決定手段317
と、表示統合手段318とを備える構成であってもよ
い。表示生成手段350は、レイアウトズーム判定手段
322と、ズーム状態決定手段314と、コンテンツレ
イアウト生成手段315と、非線形ズーム処理手段32
2と、メタ情報レイアウト生成手段316と、表示位置
決定手段317と、表示統合手段318とを備える構成
であってもよい。表示生成手段350は、レイアウトズ
ーム判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、
表示変数決定手段320と、コンテンツレイアウト生成
手段315と、非線形ズーム処理手段322と、メタ情
報レイアウト生成手段316と、表示位置決定手段31
7と、表示統合手段318とを備える構成であってもよ
い。
【0187】表示生成手段350は、レイアウトズーム
判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、コン
テンツレイアウト生成手段315と、ポインタ粒度決定
手段319と、表示位置決定手段317と、表示統合手
段318とを備える構成であってもよい。表示生成手段
350は、レイアウトズーム判定手段322と、ズーム
状態決定手段314と、表示変数決定手段320と、コ
ンテンツレイアウト生成手段315と、ポインタ粒度決
定手段319と、表示位置決定手段317と、表示統合
手段318とを備える構成であってもよい。表示生成手
段350は、レイアウトズーム判定手段322と、ズー
ム状態決定手段314と、コンテンツレイアウト生成手
段315と、非線形ズーム処理手段322と、ポインタ
粒度決定手段319と、表示位置決定手段317と、表
示統合手段318とを備える構成であってもよい。表示
生成手段350は、レイアウトズーム判定手段322
と、ズーム状態決定手段314と、表示変数決定手段3
20と、コンテンツレイアウト生成手段315と、非線
形ズーム処理手段322と、ポインタ粒度決定手段31
9と、表示位置決定手段317と、表示統合手段318
とを備える構成であってもよい。
【0188】表示生成手段350は、レイアウトズーム
判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、コン
テンツレイアウト生成手段315と、メタ情報レイアウ
ト生成手段316と、ポインタ粒度決定手段319と、
表示位置決定手段317と、表示統合手段318とを備
える構成であってもよい。表示生成手段350は、レイ
アウトズーム判定手段322と、ズーム状態決定手段3
14と、表示変数決定手段320と、コンテンツレイア
ウト生成手段315と、メタ情報レイアウト生成手段3
16と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位置決定
手段317と、表示統合手段318とを備える構成であ
ってもよい。表示生成手段350は、レイアウトズーム
判定手段322と、ズーム状態決定手段314と、コン
テンツレイアウト生成手段315と、非線形ズーム処理
手段322と、メタ情報レイアウト生成手段316と、
ポインタ粒度決定手段319と、表示位置決定手段31
7と、表示統合手段318とを備える構成であってもよ
い。表示生成手段350は、レイアウトズーム判定手段
322と、ズーム状態決定手段314と、表示変数決定
手段320と、コンテンツレイアウト生成手段315
と、非線形ズーム処理手段322と、メタ情報レイアウ
ト生成手段316と、ポインタ粒度決定手段319と、
表示位置決定手段317と、表示統合手段318とを備
える構成であってもよい。
【0189】メタ情報解析手段312は、コンテンツ情
報記憶部411に記憶されたコンテンツ情報から、メタ
情報を自動生成する構成であってもよい。メタ情報記憶
部412には、例えばユーザが与えたローカルな情報も
記憶され、メタ情報解析手段312でローカルな情報も
あわせて解析する構成であってもよい。
【0190】コンテンツ情報解析手段311と、メタ情
報解析手段312と、入力解析手段313と、表示生成
手段350と、レイアウトズーム判定手段322と、ズ
ーム状態決定手段314と、表示変数決定手段320
と、コンテンツレイアウト生成手段315と、非線形ズ
ーム処理手段321と、メタ情報レイアウト生成手段3
16と、ポインタ粒度決定手段319と、表示位置決定
手段317と、表示統合手段318と、コンテンツ情報
記憶部411と、メタ情報記憶部412と、画面特性記
憶部416と、表示変数決定モデル記憶部417と、コ
ンテンツレイアウト記憶部413と、メタ情報レイアウ
ト記憶部414と、表示状態記憶部415のそれぞれ
は、サーバ・クライアントシステムにおける、クライア
ントに実装してもよいし、サーバに実装してもよい。
【0191】次に、図15および図16を参照して本実
施の形態の動作について詳細に説明する。図16のステ
ップS811−S813で示される本実施の形態におけ
るコンテンツ情報解析手段311と、メタ情報解析手段
312と、入力解析手段313の動作は、第1の実施の
形態の各手段311、312,313の動作と同一のた
め、説明は省略する。
【0192】入力解析手段313から得られた入力値
と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報と、コ
ンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコンテン
ツレイアウトと、表示状態記憶部415に記憶された直
前の表示状態を、レイアウトズーム判定手段322に与
え、レイアウトズームの指示入力の有無およびズームの
方向を判定し、レイアウトズーム対象領域を決定する
(ステップS814)。入力解析手段311で得られた
入力値と、表示状態記憶部415に記憶された直前の表
示状態とをズーム状態決定手段314に与え、単純ズー
ム値とセマンティックズーム値とポインタズーム値を決
定する(ステップS815)。
【0193】ズーム状態決定の後、レイアウトズーム判
定手段322で決定されたレイアウトズーム対象領域
と、ズーム状態決定手段314により決定された単純ズ
ーム値,セマンティックズーム値,ポインタズーム値
と、コンテンツ情報記憶部411に記憶されたコンテン
ツ情報と、メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情報
と、画面特性記憶部416に記憶された画面特性と、表
示変数決定モデル記憶部417に記憶された表示変数決
定モデルと、表示状態記憶部415に記憶された直前の
表示状態を、表示変数決定手段320に与え、コンテン
ツレイアウト生成手段315で使用する実効ズーム値
と、メタ情報レイアウト生成手段316でメタ情報選別
のため使用する実効値と、ポインタ粒度決定手段319
でポインタ粒度決定のため使用する実効値と、表示統合
手段318で使用するコンテンツレイアウト、メタ情報
レイアウトおよびポインタの透過率を決定する(ステッ
プS816)。
【0194】表示変数決定の後、表示変数決定手段32
0で決定された実効ズーム値のチェックを行い、実効ズ
ーム値が所定の閾値以上の場合は当該実効ズーム値をコ
ンテンツレイアウト生成手段315に与える。また実効
ズーム値が所定の閾値未満の場合は、所定の実効ズーム
値をコンテンツレイアウト生成手段315に与える(ス
テップS817)。
【0195】レイアウトズーム判定手段322で決定さ
れたレイアウトズーム対象領域と、コンテンツ情報記憶
部411に記憶されたコンテンツ情報と、表示変数決定
手段320で決定された表示変数を、コンテンツレイア
ウト生成手段315に与え、コンテンツレイアウトを生
成し、これをコンテンツレイアウト記憶部413に記憶
する(ステップS818,ステップS851)。
【0196】レイアウトズーム判定手段322で決定さ
れたレイアウトズーム対象領域と、メタ情報記憶部41
2に記憶されたメタ情報と、表示変数決定手段320で
決定された表示変数を、メタ情報レイアウト生成手段3
16に与え、レイアウト対象となるメタ情報を選別する
(ステップS852)。メタ情報記憶部412に記憶さ
れたメタ情報と、コンテンツレイアウト記憶部413に
記憶されたコンテンツレイアウトを、非線形ズーム処理
手段321に与え、コンテンツレイアウトの大きさや、
ステップS352において選別されたメタ情報の表示条
件に従い、コンテンツレイアウトの非線形ズーム処理を
行う。
【0197】また、非線形ズーム処理後のコンテンツレ
イアウトを別途コンテンツレイアウト記憶部413に記
憶する(ステップS853)。メタ情報記憶部412に
記憶されたメタ情報と、表示変数決定手段320で決定
された表示変数と、コンテンツレイアウト記憶部413
に記憶されたコンテンツレイアウトを、メタ情報レイア
ウト生成手段316に与え、コンテンツレイアウトにあ
わせて動的にメタ情報レイアウトを生成し、これをメタ
情報レイアウト記憶部414に記憶する(ステップS8
19)。
【0198】メタ情報記憶部412に記憶されたメタ情
報と、表示変数決定手段320で決定された表示変数
と、コンテンツレイアウト記憶部413に記憶されたコ
ンテンツレイアウトを、ポインタ粒度決定手段319に
与え、ポインタ粒度を決定するとともに、当該ポインタ
粒度におけるポインティング対象候補の位置および大き
さを決定する(ステップS820)。
【0199】レイアウトズーム判定手段322でレイア
ウトズーム対象領域が変更された場合と、表示変数決定
手段320で決定された表示変数が変更された場合と、
ポインタ粒度決定手段319で決定されたポインタ粒度
が変更された場合と、入力解析手段313から得られた
入力値によりポインタの移動が発生した場合に、表示位
置決定手段317を使って、ポインタの新しい位置と、
コンテンツレイアウトやメタ情報レイアウトの新しい表
示位置を決定する(ステップS821)。
【0200】コンテンツレイアウト記憶部413に記憶
されたコンテンツレイアウトと、メタ情報レイアウト記
憶部414に記憶されたメタ情報レイアウトと、表示位
置決定手段317で決定されたポインタ位置を、表示統
合手段318に与え、表示を生成する。あわせて表示を
生成するために使用したパラメータを表示状態記憶部4
15に記憶する(ステップS822)。
【0201】表示統合手段318で生成された表示を表
示装置5に表示する。参照中のコンテンツを引き続きブ
ラウズする場合は、再度ステップS813に戻り、入力
装置1で得られた入力情報の解析を行う(ステップS8
23)。
【0202】次に本実施の形態の効果について説明す
る。本実施の形態では、第1の実施の形態による効果、
第2の実施の形態による効果、第3の実施の形態による
効果、第4の実施の形態による効果、第5の実施の形態
による効果、第6の実施の形態による効果、第7の実施
の形態による効果を併せ持つ効果を得ることができる。
【0203】<第9の実施の形態>図17を参照する
と、本発明の第9の実施の形態は、本発明の第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7、第8の実施の形態
と同様に、ネットワーク装置1と、入力装置2、データ
処理装置20、記憶装置21、表示装置5を備え、更に
ブラウザシステムプログラムを記録した記録媒体22を
備える。この記録媒体22は磁気ディスク、半導体メモ
リ、CD−ROMその他の記録媒体であってよい。この
記録媒体22に記録されたプログラムを、コンピュータ
であるデータ処理装置20が読取って、これを実行する
ものとする。
【0204】ブラウザプログラムは記録媒体22からデ
ータ処理装置20に読み込まれ、データ処理装置20の
動作を制御し、記憶装置21に、コンテンツ情報記憶部
411と、メタ情報記憶部412と、コンテンツレイア
ウト記憶部413と、メタ情報記憶部414と、表示状
態記憶部415と、画面特性記憶部416と、表示変数
決定モデル記憶部417を生成する。データ処理装置2
0はブラウザシステムプログラムの制御により、第1、
第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8の実施の形
態におけるデータ処理装置3、6、8、10、12、1
4、16、18による処理と同一の処理を実行する。
【0205】データ処理装置20と記憶装置21は、サ
ーバ・クライアントシステムにおける、クライアントに
実装してもよいし、サーバに実装してもよい。
【0206】
【実施例】<第1の実施例>次に、本発明の第1の実施
の形態に対応する第1の実施例を、図面を参照して説明
する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイア
ウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与え、
ブラウジング支援を行うものである。本実施例は、入力
装置としてアナログレバーおよびボタンを、ネットワー
ク装置としてイーサネット(R)のネットワークカード
やアナログモデムなどのネットワーク接続装置を、デー
タ処理装置としてWebブラウザ内蔵のセットトップボ
ックスを、データ記憶装置としてメモリや磁気ディスク
装置を、出力装置としてディスプレイを備えている。
【0207】セットトップボックスは、コンテンツ情報
解析手段、メタ情報解析手段、入力解析手段、表示生成
手段、ズーム状態決定手段、コンテンツレイアウト生成
手段、メタ情報レイアウト生成手段、表示位置決定手
段、表示統合手段として機能する中央演算装置を有して
いる。
【0208】今、ユーザがURL(http://ww
w.hoge.com/contents1.htm
l)を指定し、ネットワーク装置経由で図20に示す当
該URLのコンテンツを取得、ブラウジングする場合を
考える。
【0209】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に記憶する。
同時に中央演算装置は、当該URLに付与されているメ
タ情報のソース(http://www.hoge.com/meta1.rdf)をネ
ットワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析の上、
メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報には、コンテンツ
のレイアウト情報や各レイアウトの見出し情報、見出し
の配置情報が記述され、図20のコンテンツには、例え
ば図21のようなメタ情報が付与される。メタ情報のソ
ースは図22のようにコンテンツのソースに依存した記
述がなされる。
【0210】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。アナロ
グレバーの位置は図23のようにx,y2次元の値とし
て、ボタンの状態はオンオフの2値として、それぞれ取
得される。例えば、ボタンがオンの状態でのx方向のア
ナログレバー入力を単純ズーム値の操作に、y方向のア
ナログレバー入力をセマンティックズーム値の操作に、
ボタンがオフの状態でのx,y方向のアナログレバー入
力をポインタ移動操作に利用した場合を以下に考える。
もちろん、アナログレバーの入力が、同時には1方向に
しか発生しないような制約をつけてもよい。ボタンがオ
ンの状態でのアナログレバー入力について、中央演算装
置はズーム状態の決定を行う。
【0211】新しい単純ズーム値は、直前の表示状態に
おける単純ズーム値に、x方向の入力値xに正の定数を
乗じたものを加算したものとする。最終的には、レバー
を右に倒すとズームインが、レバーを左に倒すとズーム
アウトが生じるようになる。なお、単純ズーム値はズー
ム率を表すものとする。
【0212】新しいセマンティックズーム値は、直前の
表示状態におけるセマンティックズーム値に、y方向の
入力値yに正の定数を乗じたものを加算したものとす
る。最終的には、レバーを上に倒すと情報の粒度が粗く
なり(セマンティックズームアウト)、レバーを下に倒
すと情報の粒度が細かくなる(セマンティックズームイ
ン)ような挙動を示す。なお、セマンティックズーム値
は0から100までの値をとるものとする。
【0213】上記入力処理は一例であり、直前の表示状
態に関係なく入力値からそのままズーム状態を決定する
方法や、直前の表示状態と入力値との中間状態を求め当
該中間状態を暫定的なズーム状態とし、繰り返し処理に
より目標ズーム状態に移行する方法など、利用目的にあ
わせて選択する。ボタンがオフの状態でのアナログレバ
ー入力について、中央演算装置は、ポインタ移動のため
の入力と判断する。入力の解析後、中央演算装置は、コ
ンテンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報から、
ズーム状態決定手段で決定された単純ズーム値に従い当
該コンテンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイア
ウト記憶部に記憶する。
【0214】また中央演算装置は、メタ情報記憶部に記
憶されたメタ情報を、セマンティックズーム値に従い選
別し、選別したメタ情報から、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶されたレイアウトを基準に、かつズーム状態
決定手段で決定された単純ズーム値を使ってメタ情報レ
イアウトを生成する。生成したメタ情報レイアウトは、
メタ情報レイアウト記憶部に記憶する。図24は、図2
0に示すコンテンツにおけるセマンティックズーム値に
応じたメタ情報レイアウトである。セマンティックズー
ム値が0〜50の場合どのレイアウトも選別されず、5
1〜80の場合第2階層以上の末端レイアウトが選別さ
れ、81〜100の場合第1階層以上の末端レイアウト
が選別され、それぞれレイアウトされている。
【0215】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウト記憶部に記憶されたコンテンツレイアウトと、メタ
情報記憶部に記憶されたメタ情報レイアウトと、ズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値と、入力解析手
段で得られたポインタ移動入力を使って、ポインタ位置
および表示位置を決定する。単純ズーム値が変更された
場合は、直前のポインタ位置を、新しい単純ズーム値を
適用したコンテンツレイアウト上の対応する点に移動
し、新しいポインタ位置を得る。また、ポインタ移動入
力があった場合は、直前のポインタ位置を入力ベクトル
の定数倍移動し、新しいポインタ位置を得る。
【0216】また、新しいポインタ位置が画面外となる
場合は、ポインタが画面内に収まるよう、コンテンツレ
イアウトおよびメタ情報レイアウトの表示位置を調整す
る。なお、ここで挙げたポインタ位置決定方法は一例で
あり、ポインタ移動入力を上下左右4方向に制限する方
法など、他の方法を用いてもよい。
【0217】ここで中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、メタ情報レイアウトと、ポインタとを、それぞ
れセマンティックズーム値に応じた透過率調整を行った
上で重畳し、表示を生成する。セマンティックズーム値
51の時の例を図25に示す。図25は、コンテンツレ
イアウト1001、メタ情報レイアウト1002、ポイ
ンタ1003を重畳し、重畳表示1004を生成したも
のである。セマンティックズーム値51の時は、メタ情
報を強調表示するために、コンテンツレイアウトの透過
率80、メタ情報レイアウトの透過率0、ポインタの透
過率0として重畳を行っている。
【0218】同時に、表示を生成するために使ったパラ
メータである、ポインタ位置や表示位置、単純ズーム
値、セマンティックズーム値、各レイアウトの透過率な
ど、を表示状態記憶部に記憶する。最後に、生成された
表示が表示装置を通してユーザに提示される。
【0219】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。
【0220】また、表示生成手段は、ポインタ移動中の
ポインタ位置をアニメーション処理し、ユーザに視覚的
な連続性を意識させる構成としてもよい。また、メタ情
報レイアウト生成手段におけるメタ情報の表示方法は、
重ねて表示する方法や、所定の領域内にクリップ表示す
る方法や、重なった場合に位置をずらして表示する方法
や、これらを組み合わせた方法などが考えられる。
【0221】<第2の実施例>次に、本発明の第1の実
施の形態に対応する第2の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、コンテンツとして地図を、メタ情
報として位置情報と関連したブックマーク情報を、それ
ぞれ与え、ブラウジング支援を行うものである。なお、
ブックマーク情報は、例えば駅のホームページに掲載さ
れている時刻表のURLのように誰もが一般的に使用す
る公衆的なもの、ユーザが自身の知人と共有しているコ
ミュニティベースのもの、ユーザが個人的に所有してい
るプライベートなもの、というように、社会性を基準に
階層的に構成される。なお、ブックマーク情報の階層構
造としては、時間を基準としたものや、人気を基準とし
たものなど、他の方法を用いてもよい。
【0222】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents2.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図26に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0223】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に記憶する。
同時に、中央演算装置は、当該URLに付与されている
メタ情報のソース(http://www.hoge.com/meta2.rdf)を
ネットワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析の
上、メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報には、コンテ
ンツのレイアウト情報や地図の縮尺情報、位置情報を持
つブックマーク情報、各ブックマーク情報の社会的属性
が記述される。
【0224】次に中央演算装置は、入力装置から入力情
報を取得し、ズーム状態を決定する。入力情報の取得方
法、ズーム状態の決定方法は、第1の実施例に準じる。
次に、中央演算装置は、コンテンツ情報記憶部に記憶さ
れたコンテンツ情報から、ズーム状態決定手段で決定さ
れた単純ズーム値に従い当該コンテンツのレイアウトを
生成し、コンテンツレイアウト記憶部に記憶する。
【0225】また中央演算装置は、メタ情報記憶部に記
憶されたメタ情報を、セマンティックズーム値に従い選
別し、選別したメタ情報から、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶されたレイアウトを基準に、かつ必要に応じ
てズーム状態決定手段で決定された単純ズーム値を使っ
てメタ情報のレイアウトを生成する。生成したメタ情報
レイアウトは、メタ情報レイアウト記憶部に記憶する。
図27は、図26に示すコンテンツにおけるセマンティ
ックズーム値に応じたメタ情報レイアウトである。
【0226】セマンティックズーム値が0〜25の場合
どのブックマーク情報も選別されず、26〜50の場合
公衆性の高いブックマーク情報が選別され、51〜75
の場合知人と共有するブックマーク情報が選別され、7
6〜100の場合プライベートなブックマーク情報が選
別され、それぞれレイアウトされている。すなわち、レ
バーを上に倒すと、よりプライベートなブックマーク情
報が表示され(セマンティックズームアウト)、レバー
を下に倒すと、公衆性の高いブックマーク情報が表示さ
れる(セマンティックズームイン)挙動を示す。
【0227】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、メタ情報レイアウトと、単純ズーム値と、ポイ
ンタ移動入力を使って、ポインタ位置および表示位置を
決定する。決定方法は、第1の実施例に準じる。ここで
中央演算装置は、コンテンツレイアウトと、メタ情報レ
イアウトと、ポインタとを、それぞれセマンティックズ
ーム値に応じた透過率調整を行った上で重畳し、表示を
生成する。また、表示を生成するために使ったパラメー
タである、ポインタ位置や表示位置、単純ズーム値、セ
マンティックズーム値、各レイアウトの透過率など、を
表示状態記憶部に記憶する。
【0228】例えば、セマンティックズーム値50の時
の例を図28に示す。図28では、地図情報を含むコン
テンツレイアウト2001に、位置情報と関連した公衆
性の高いブックマーク情報を含むメタ情報レイアウト2
002およびポインタ2003が、適当な透過率をもっ
て重畳され、統合表示2004が生成されている。最後
に、生成された表示が表示装置を通してユーザに提示さ
れる。
【0229】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。また、
表示生成手段は、ポインタ移動中のポインタ位置をアニ
メーション処理し、ユーザに視覚的な連続性を意識させ
る構成としてもよい。
【0230】また、本実施例では、コンテンツとして地
図情報を、メタ情報としてブックマーク情報を想定した
が、他にも、コンテンツとして文書情報を、メタ情報と
してメモ情報を想定し、会社内での情報共有を図るもの
や、コンテンツとして文書情報を、メタ情報としてリン
ク情報を想定し、リンクを辿ることで1つのタスクを完
了できるようにするものなどが考えられる。また、メタ
情報レイアウト生成手段におけるメタ情報の表示方法
は、重ねて表示する方法や、所定の領域内にクリップ表
示する方法や、重なった場合に位置をずらして表示する
方法や、これらを組み合わせた方法などが考えられる。
【0231】<第3の実施例>次に、本発明の第2の実
施の形態に対応する第3の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイ
アウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与
え、ブラウジング支援を行うものである。
【0232】本実施例は、入力装置としてアナログレバ
ーおよびボタンを、ネットワーク装置としてイーサネッ
ト(R)のネットワークカードやアナログモデムなどの
ネットワーク接続装置を、データ処理装置としてWeb
ブラウザ内蔵のセットトップボックスを、データ記憶装
置としてメモリや磁気ディスク装置を、出力装置として
ディスプレイを備えている。セットトップボックスは、
コンテンツ情報解析手段、メタ情報解析手段、入力解析
手段、表示生成手段、ズーム状態決定手段、コンテンツ
レイアウト生成手段、ポインタ粒度決定手段、表示位置
決定手段、表示統合手段として機能する中央演算装置を
有している。
【0233】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図20に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0234】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に記憶する。
時に中央演算装置は、当該URLに付与されているメタ
情報のソース(http:/ww.hoge.com/meta1.rdf)をネット
ワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析上、メタ情
報記憶部に記憶する。メタ情報には、コンテンツのレイ
アウト情報各レイアウトの見出し情報、見出しの配置情
報が記述され、図20のコンテンには、例えば図21の
ようなメタ情報が付与される。メタ情報のソースは図2
2のようにコンテンツのソースに依存した記述がなされ
る。
【0235】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。アナロ
グレバーの位置は図23のようにx,y2次元の値とし
て、ボタンの状態はオンオフの2値として、それぞれ取
得される。例えば、ボタンがオンの状態でのx方向のア
ナログレバー入力を単純ズーム値の操作に、y方向のア
ナログレバー入力をセマンティックズーム値の操作に、
ボタンがオフの状態でのx,y方向のアナログレバー入
力をポインタ移動操作に利用した場合を以下に考える。
もちろん、アナログレバーの入力が、同時には1方向に
しか発生しないような制約をつけてもよい。
【0236】ボタンがオンの状態でのアナログレバー入
力について、中央演算装置は、ズーム状態の決定を行
う。新しい単純ズーム値は、直前の表示状態における単
純ズーム値に、x方向の入力値xに正の定数を乗じたも
のを加算したものとする。最終的には、レバーを右に倒
すとズームインが、レバーを左に倒すとズームアウトが
生じるようになる。なお、単純ズーム値はズーム率を表
すものとする。
【0237】新しいポインタズーム値は、直前の表示状
態におけるポインタズーム値に、y方向の入力値yに正
の定数を乗じたものを加算したものとする。最終的に
は、レバーを上に倒すとポインタ粒度が粗くなり、レバ
ーを下に倒すとポインタ粒度が細かくなるような挙動を
示す。なお、ポインタズーム値は0から100までの値
をとるものとする。
【0238】上記入力処理は一例であり、直前の表示状
態に関係なく入力値からそのままズーム状態を決定する
方法や、直前の表示状態と入力値との中間状態を求め当
該中間状態を暫定的なズーム状態とし、繰り返し処理に
より目標ズーム状態に移行する方法など、利用目的にあ
わせて選択する。ボタンがオフの状態でのアナログレバ
ー入力について、中央演算装置は、ポインタ移動のため
の入力と判断する。
【0239】入力の解析後、中央演算装置は、コンテン
ツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報から、ズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値に従い当該コン
テンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶する。また中央演算装置は、メタ情報の階層
の深さから、ポインティング領域の粒度のバリエーショ
ンを決定の上、単純ズーム値やポインタズーム値に応じ
てポインタ粒度を決定する。同時に当該ポインタ粒度に
おけるポインティング対象候補も決定する。
【0240】図20に示すコンテンツの場合、メタ情報
の階層の深さが2で、ポインティング粒度のバリエーシ
ョンが、点,リンク,第2階層以上の末端レイアウト,
第1階層以上の末端レイアウトと決まる。また、ポイン
タズーム値に応じて、ポインタ粒度およびこの時のポイ
ンティング対象候補を決める。決定方法としては、例え
ば、図29のような対応表を生成し、これを利用するも
のが考えられる。もちろん、単純ズーム値を考慮してポ
インタ粒度を決定する方法など、他の方法を用いてもよ
い。
【0241】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、ポインタ粒度と、ポインタ移動入力を使って、
ポインタ位置および表示位置を決定する。以下図20に
示すコンテンツを例にその決定方法を説明する。まず、
ポインタ移動入力があった場合、その時のポインタ粒度
におけるポインティング対象候補の中から、入力ベクト
ル方向にある最寄りのポインティング対象を新しいポイ
ンタ位置とする。図30はポインタズーム値が51の時
の例である。直前の表示状態3001に入力3002が
あったとする。この時入力ベクトル方向にある最寄りの
ポインティング対象を検索し、新しいポインタ位置30
03を決定する。
【0242】次に、単純ズーム値が変更された場合、直
前のポインタを単純ズーム値にあわせてズームし、ポイ
ンタを更新する。最後に、ポインタ粒度が変更された場
合は、ポインタ粒度の変更方向に応じて、直前のポイン
タを含む1階層上のポインティング対象候補、あるいは
直前のポインタを含む1階層下のポインティング対象候
補にポインタを移動する。図31は、直前の表示状態が
セマンティックズーム値51であった時の例で、直前の
表示状態3011とその時のポインタ位置3012を表
している。ポインタズーム値が100となった時、直前
の表示状態3011が新しい表示状態3013に移行す
るのに伴い、ポインタ位置は直前のポインタ位置301
2を含む新しいポインタ位置3014に移動する。
【0243】一方、ポインタズーム値が21となった場
合、直前の表示状態3011が新しい表示状態3015
に移行するのに伴い、ポインタ位置は直前のポインタ位
置3012に含まれる新しいポインタ位置3016に移
動する。さらに、新しいポインタ位置が表示画面内に極
力収まるように表示位置を決定する。図32を例に説明
する。図32は、直前の表示状態3021におけるポイ
ンタ位置3022と表示画面位置3023を表してい
る。今ポインタ位置が新しいポインタ位置3025に移
動し、新しい表示状態3024になったとする。この時
ポインタ位置が画面外となるため、ポインタ全体が画面
内に収まるよう表示画面位置を表示画面位置3026の
ように調整する。
【0244】ここで、中央演算装置は、コンテンツレイ
アウトとポインタとを重畳し、表示を生成する。ポイン
タズーム値51の時の例を図33に示す。図33は、コ
ンテンツレイアウト3031、ポインタ3032を重畳
し、重畳表示3033を生成したものである。同時に表
示を生成するために使ったパラメータである、ポインタ
位置や表示位置、単純ズーム値、ポインタズーム値な
ど、を表示状態記憶部に記憶する。最後に、生成された
表示が表示装置を通してユーザに提示される。
【0245】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。また、
表示生成手段は、ポインタ移動中のポインタ位置をアニ
メーション処理し、ユーザに視覚的な連続性を意識させ
る構成としてもよい。
【0246】<第4の実施例>次に、本発明の第3の実
施の形態に対応する第4の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイ
アウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与
え、ブラウジング支援を行うものである。本実施例は、
入力装置としてアナログレバーおよびボタンを、ネット
ワーク装置としてイーサネット(R)のネットワークカ
ードやアナログモデムなどのネットワーク接続装置を、
データ処理装置としてWebブラウザ内蔵のセットトッ
プボックスを、データ記憶装置としてメモリや磁気ディ
スク装置を、出力装置としてディスプレイを備えてい
る。
【0247】セットトップボックスは、コンテンツ情報
解析手段、メタ情報解析手段、入力解析手段、表示生成
手段、レイアウトズーム判定手段、ズーム状態決定手
段、コンテンツレイアウト生成手段、表示位置決定手
段、表示統合手段として機能する中央演算装置を有して
いる。
【0248】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図20に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0249】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に記憶する。
時に中央演算装置は、当該URLに付与されているメタ
情報のソース(http:/ww.hoge.com/meta1.rdf)をネット
ワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析上、メタ情
報記憶部に記憶する。メタ情報には、コンテンツのレイ
アウト情報各レイアウトの見出し情報、見出しの配置情
報が記述され、図20のコンテンには、例えば図21の
ようなメタ情報が付与される。メタ情報のソースは図2
2のようにコンテンツのソースに依存した記述がなされ
る。
【0250】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。アナロ
グレバーの位置は図23のようにx,y2次元の値とし
て、ボタンの状態はオンオフの2値として、それぞれ取
得される。例えば、ボタンがオンの状態でのx方向のア
ナログレバー入力を単純ズーム値の操作に、ボタンがオ
フの状態でのx,y方向のアナログレバー入力をポイン
タ移動操作に、アナログレバーのクリック入力をレイア
ウトズームイン操作に、アナログレバーの長押し入力を
レイアウトズームアウト操作に、それぞれ利用した場合
を以下に考える。もちろん、アナログレバーの入力が、
同時には1方向にしか発生しないような制約をつけても
よい。
【0251】アナログレバーのクリック入力があった場
合、中央演算装置は、メタ情報記憶部に記憶されたメタ
情報と、コンテンツレイアウト記憶部に記憶されたコン
テンツレイアウトから、動的にメタ情報レイアウトを生
成し、表示状態記憶部に記憶された直前のポインタ位置
を含む最上位のメタ情報レイアウトの要素領域を求め、
当該要素領域をレイアウトズーム対象領域と決定する。
図34を例に説明する。直前の表示状態4001に、ア
ナログレバーのクリック入力があったとする。この時、
直前のポインタ位置4002を含む最上位のメタ情報レ
イアウト要素4003が、レイアウトズーム対象領域と
決まる。
【0252】アナログレバーの長押し入力があった場
合、中央演算装置は、メタ情報記憶部に記憶されたメタ
情報から、その時のレイアウトズーム対象領域を含む上
位のメタ情報レイアウト、もしくはコンテンツ情報全体
を、レイアウトズーム対象領域と決定する。図35を例
に説明する。直前の表示状態4011に、アナログレバ
ーの長押し入力があったとする。この時、レイアウトズ
ーム対象領域、すなわち直前の表示状態4011を含む
上位のメタ情報レイアウト4012が、新しいレイアウ
トズーム対象領域と決まる。
【0253】アナログレバーのクリック入力や長押し入
力が無かった場合、ボタンがオンの状態でのアナログレ
バー入力について、中央演算装置は、ズーム状態の決定
を行う。新しい単純ズーム値は、直前の表示状態におけ
る単純ズーム値に、x方向の入力値xに正の定数を乗じ
たものを加算したものとする。最終的には、レバーを右
に倒すとズームインが、レバーを左に倒すとズームアウ
トが生じるようになる。なお、単純ズーム値はズーム率
を表すものとする。
【0254】上記入力処理は一例であり、直前の表示状
態に関係なく入力値からそのままズーム状態を決定する
方法や、直前の表示状態と入力値との中間状態を求め当
該中間状態を暫定的なズーム状態とし、繰り返し処理に
より目標ズーム状態に移行する方法など、利用目的にあ
わせて選択する。アナログレバーのクリック入力や長押
し入力が無かった場合、ボタンがオフの状態でのアナロ
グレバー入力について、中央演算装置は、ポインタ移動
のための入力と判断する。
【0255】次に、中央演算装置は、コンテンツ情報記
憶部に記憶されたコンテンツ情報から、レイアウトズー
ム対象領域に対応するコンテンツ情報を抽出し、ズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値に従い当該コン
テンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶する。図34を例に説明する。メタ情報レイ
アウト要素4003が新しいレイアウトズーム対象領域
と決まった場合、コンテンツ情報から当該領域に対応す
る部分4004を抽出し、これをズーム状態決定手段で
決定された単純ズーム値に従いレンダリングし、コンテ
ンツレイアウト4005を生成する。
【0256】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、ポインタ移動入力を使って、ポインタ位置およ
び表示位置を決定する。まず、レイアウトズーム対象領
域が変更された場合は、直前のポインタ位置に対応する
位置にポインタを更新する。図34を例に説明する。コ
ンテンツレイアウト4005において、直前のポインタ
位置4002に対応する新しいポインタ位置4006が
決まる。単純ズーム値が変更された場合は、直前のポイ
ンタ位置に対応する位置にポインタを更新する。ポイン
タ移動入力が発生した場合は、直前のポインタ位置と当
該入力値を使って新しいポインタ位置を決定し、移動す
る。さらに、新しいポインタ位置に応じて、コンテンツ
レイアウトの新しい表示位置を決定する。
【0257】ここで、中央演算装置は、コンテンツレイ
アウトとポインタとを重畳し、表示を生成する。図34
を例に説明する。図34は、アナログレバーのクリック
入力により生成されたコンテンツレイアウト4005
と、ポインタ4006を重畳し、重畳表示4007を生
成したものである。同時に表示を生成するために使った
パラメータである、ポインタ位置や表示位置、単純ズー
ム値など、を表示状態記憶部に記憶する。最後に、生成
された表示が表示装置を通してユーザに提示される。
【0258】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。また、
表示生成手段は、レイアウトズーム中の描画をアニメー
ション処理し、ユーザに視覚的な連続性を意識させる構
成としてもよい。
【0259】<第5の実施例>次に、本発明の第4の実
施の形態に対応する第5の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイ
アウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与
え、ブラウジング支援を行うものである。本実施例によ
り、セマンティックズームアウトに伴いコンテンツ全体
を表示画面内に収まるよう縮小させ、ユーザのスクロー
ル操作を不要にする動作や、画面サイズや画面解像度、
コンテンツの文字の大きさなどに応じてメタ情報レイア
ウトや、透過率の切り替えのタイミングを調整し、端末
毎に最適のズーム処理、重畳処理を行うことが可能とな
る。
【0260】本実施例は、入力装置としてアナログレバ
ーおよびボタンを、ネットワーク装置としてイーサネッ
ト(R)のネットワークカードやアナログモデムなどの
ネットワーク接続装置を、データ処理装置としてWeb
ブラウザ内蔵のセットトップボックスを、データ記憶装
置としてメモリや磁気ディスク装置を、出力装置として
ディスプレイを備えている。
【0261】セットトップボックスは、コンテンツ情報
解析手段、メタ情報解析手段、入力解析手段、表示生成
手段、ズーム状態決定手段、表示変数決定手段、コンテ
ンツレイアウト生成手段、メタ情報レイアウト生成手
段、表示位置決定手段、表示統合手段として機能する中
央演算装置を有している。
【0262】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図20に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0263】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に記憶する。
同時に中央演算装置は、当該URLに付与されているメ
タ情報のソース(http://www.hoge.com/meta1.rdf)を
ネットワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析の
上、メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報には、コンテ
ンツのレイアウト情報や各レイアウトの見出し情報、見
出しの配置情報が記述され、図20のコンテンツには、
例えば図21のようなメタ情報が付与される。メタ情報
のソースは図22のようにコンテンツのソースに依存し
た記述がなされる。
【0264】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。入力情
報の取得方法は第1の実施例と同一のため、説明は省略
する。入力情報を基に、中央演算装置は、単純ズーム値
とセマンティックズーム値を決定する。決定方法は第1
の実施例と同一のため、説明は省略する。次に中央演算
装置は、コンテンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ
情報と、メタ情報記憶部に記憶されたメタ情報と、画面
特性記憶部に記憶された画面特性と、表示変数決定モデ
ル記憶部に記憶された表示変数決定モデルを使って、表
示生成に用いる表示変数を決定する。
【0265】決定する第1の表示変数は、コンテンツレ
イアウトの生成に用いる実効ズーム値で、例えばズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値およびセマンテ
ィックズーム値と、画面特性記憶部に記憶された画面特
性から求められる。単純ズーム値120%が与えられた
状態を図36に考える。
【0266】このときコンテンツ全体を所与の画面特性
をもつ画面内に収めるために必要なズーム値が70%で
あったとする。ここで、セマンティックズーム値0が与
えられた場合は実効ズーム値120%、セマンティック
ズーム値100が与えられた場合は実効ズーム値70
%、セマンティックズーム値80が与えられた場合は前
述の2値を線形補間して実効ズーム値80%が、それぞ
れ表示変数として得られる。
【0267】決定する第2の表示変数は、メタ情報記憶
部に記憶されたメタ情報の選別に用いる実効値で、例え
ばズーム状態決定手段で決定されたセマンティックズー
ム値と、コンテンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ
情報と、メタ情報記憶部に記憶されたメタ情報と、画面
特性記憶部に記憶された画面特性から求められる。上記
第1の表示変数決定の具体例で、セマンティックズーム
値80が与えられ実効ズーム値80%が得られた状態を
図37に考える。
【0268】このとき、画面特性を考慮の上、コンテン
ツ情報の文字の大きさが所定の閾値となる時のズーム値
を求める。仮にこれが90%であったとし、これに対応
するセマンティックズーム値を求め、75を得る。ここ
で、セマンティックズーム値75〜100の間を、図2
0に示すコンテンツのメタ情報の最大深さ2で分割し、
75〜87.5を2に、87.5〜100を1に対応づ
け、セマンティックズーム値80に対応する値2を実効
値として得る。ここで、実効値1の時に選別されるメタ
情報は第1階層以上の末端レイアウト、実効値2の時に
選別されるメタ情報は第2階層以上の末端レイアウト、
となる。
【0269】決定する第3の表示変数は、統合表示で使
用する各レイアウトとポインタの透過率で、例えばコン
テンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報と、画面
特性記憶部に記憶された画面特性と、第1の表示変数か
ら求める。上記第2の表示変数決定の具体例を図38に
考える。ここでは、第2の表示変数決定の際に用いた、
コンテンツ情報の文字の大きさが所定の閾値となる時の
ズーム値90%を使用し、第1の表示変数がこれ以上で
ある場合、コンテンツレイアウトの透過率0、メタ情報
レイアウトの透過率100、第1の表示変数がこれを下
回る場合、コンテンツレイアウトの透過率80、メタ情
報レイアウトの透過率0、いずれの場合もポインタの透
過率0というように、決める。
【0270】さらに、実際の第1の表示変数に対応する
透過率の値を求め、コンテンツレイアウトの透過率8
0、メタ情報レイアウトの透過率0、ポインタの透過率
0を得る。なお、表示変数決定方法は、これに限られる
ものではなく、他にもメタ情報レイアウトの切り替えを
スムーズにするため複数のメタ情報レイアウトを生成す
る場合の第2の表示変数決定方法や、ユーザ操作にあわ
せて連続的に透過率が切り替わるような第3の表示変数
決定方法や、メタ情報レイアウトの切り替えをスムーズ
にするため複数のメタ情報レイアウトを生成する場合の
各メタ情報レイアウトの透過率を決定する第3の表示変
数決定方法など、多くの方法が考えられる。
【0271】表示変数決定後、中央演算装置は、コンテ
ンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報から、表示
変数決定手段で決定された第1の表示変数に従い当該コ
ンテンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイアウト
記憶部に記憶する。例えば図39では、図20に示すコ
ンテンツに対し第1の表示変数80%が与えられた時に
生成されるコンテンツレイアウト5001が示されてい
る。
【0272】また、中央演算装置は、メタ情報記憶部に
記憶されたメタ情報を、表示変数決定手段で決定された
第2の表示変数に従い選別し、選別したメタ情報から、
コンテンツレイアウト記憶部に記憶されたレイアウトを
基準に、かつズーム状態決定手段で決定された単純ズー
ム値を使ってメタ情報のレイアウトを生成する。生成し
たメタ情報レイアウトは、メタ情報レイアウト記憶部に
記憶する。例えば図39では、図20に示すコンテンツ
に対し第2の表示変数2が与えられた時に生成されるメ
タ情報レイアウト5002が示されている。第2の表示
変数2に対して、第2階層以上の末端レイアウトが選
別、レイアウトされている。もちろん、生成されるメタ
情報レイアウトは複数あってもよく、レイアウト毎に選
別されるメタ情報が異なる構成であってもよい。
【0273】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウト記憶部に記憶されたコンテンツイアウトと、表示変
数決定手段で決定された第1の表示変数と、入力解析手
段で得られたポインタ移動入力を使って、ポインタ位置
および表示位置を決定する。第1の表示変数が変更され
た場合は、直前のポインタ位置を、新しい第1の表示変
数を適用したコンテンツレイアウト上の対応する点に移
動し、新しいポインタ位置を決定する。また、ポインタ
移動入力があった場合は、直前のポインタ位置を入力ベ
クトルの定数倍移動し、新しいポインタ位置を決定す
る。また、新しいポインタ位置が画面外となる場合は、
ポインタが画面内に収まるよう、コンテンツレイアウト
およびメタ情報レイアウトの表示位置を調整する。
【0274】なお、ここで挙げたポインタ位置決定方法
は一例であり、ポインタ移動入力を上下左右4方向に制
限する方法など、他の方法を用いてもよい。当然のこと
ながら、メタ情報レイアウトが複数ある場合は、それぞ
れのメタ情報レイアウトについて表示位置を決定する。
例えば図39では、図20に示すコンテンツに対し決定
されたポインタ位置5003が示されている。
【0275】ここで中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、メタ情報レイアウトと、ポインタとを、第3の
表示変数に従い透過率調整を行った上で重畳し、表示を
生成する。当然のことながら、メタ情報レイアウトが複
数ある場合は、それぞれのメタ情報レイアウトについて
順に重畳処理を行う。同時に表示を生成するために使っ
たパラメータである、ポインタ位置や表示位置、単純ズ
ーム値、セマンティックズーム値、各表示変数など、を
表示状態記憶部に記憶する。例えば図39では、第3の
表示変数で与えられたコンテンツレイアウトの透過率8
0、メタ情報レイアウトの透過率0、ポインタの透過率
0を使って、統合表示5004が生成されている。最後
に、生成された表示が表示装置を通してユーザに提示さ
れる。
【0276】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。また、
表示生成手段は、ポインタ移動中のポインタ位置をアニ
メーション処理し、ユーザに視覚的な連続性を意識させ
る構成としてもよい。
【0277】また、メタ情報レイアウト生成手段におけ
るメタ情報の表示方法は、重ねて表示する方法や、所定
の領域内にクリップ表示する方法や、重なった場合に位
置をずらして表示する方法や、これらを組み合わせた方
法などが考えられる。
【0278】<第6の実施例>次に本発明の第5の実施
の形態に対応する第6の実施例を、図面を参照して詳細
に説明する。本実施例は、第5の実施例と構成を同じと
するが、中央演算装置が、非線形ズーム処理手段として
も機能し、ここで生成されたコンテンツレイアウトが、
メタ情報生成手段と、表示統合手段に利用される点で、
第5の実施例と異なる。これにより、本実施例では、ス
クロール操作なしでコンテンツ全域にアクセスできた
り、メタ情報レイアウトの構成要素の表示制約条件にあ
わせてコンテンツレイアウトの非線形ズーム処理を行
い、メタ情報を視認性良く表示するために必要な表示領
域を確保できる。
【0279】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents3.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図40に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0280】中央演算装置は、当該URLに付与されて
いるメタ情報のソース(http://www.hoge.com/meta3.rd
f)をネットワーク装置経由で取得し、ソース構造を解析
の上、メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報のソースに
は、第5の実施例の内容に加え、各レイアウトの見出し
情報の表示制約条件が指定される。表示制約条件として
は、例えば、コンテンツレイアウトにあわせてリサイズ
表示するresize、コンテンツレイアウトにあわせ
てクリップ表示するclip、見出し情報の表示サイズ
が固定されており、コンテンツレイアウトのうち当該見
出し情報に対応する部分の縮小が制限されるfixなど
といったものが与えられる。図40に示すコンテンツに
は、例えば図41に示すメタ情報が付与される。
【0281】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。入力情
報の取得方法は第5の実施例と同一のため、説明は省略
する。表示変数決定後、中央演算装置は、決定された第
1の表示変数のチェックを行う。第1の表示変数が10
0%以上の場合は、コンテンツ情報記憶部に記憶された
コンテンツ情報から、表示変数決定手段で決定された第
1の表示変数に従い当該コンテンツのレイアウトを生成
し、これをコンテンツレイアウト記憶部に記憶する。
【0282】一方、第1の表示変数が100%未満の場
合は、第1の表示変数として100%を与え当該コンテ
ンツのレイアウトを生成し、これをコンテンツレイアウ
ト記憶部に記憶する。さらに、メタ情報記憶部412に
記憶されたメタ情報と、表示変数決定手段320で決定
された第2の表示変数を、メタ情報レイアウト生成手段
316に与え、レイアウト対象となるメタ情報を選別す
る。
【0283】ここで、中央演算装置は、レイアウト対象
となるメタ情報の表示制約条件を使って、コンテンツレ
イアウト記憶部に記憶されたコンテンツレイアウトの非
線形ズーム処理を行い、処理後のコンテンツレイアウト
をコンテンツレイアウト記憶部に記憶する。図42に、
図40に示すコンテンツのコンテンツレイアウト600
1を実効ズーム値50%で縮小する場合を考える。ここ
で、レイアウト対象となるメタ情報が第1階層以上の末
端レイアウト要素で、各レイアウト要素の表示制約条件
が、レイアウト要素6002についてはx方向にres
ize,y方向にresize、レイアウト要素600
3についてはx方向にclip,y方向にfix、レイ
アウト要素6004についてはx方向にclip,y方
向にfix、であったとする。
【0284】非線形ズーム処理を行わない場合のコンテ
ンツレイアウト6005では、レイアウト要素6002
を視認性良く表示するための表示領域が確保されないの
で、コンテンツレイアウトとメタ情報を重畳した表示6
006において、メタ情報レイアウトの視認性が損なわ
れる。一方、非線形ズーム処理を行う場合のコンテンツ
レイアウト6007は、レイアウト要素6002を視認
性良く表示するための表示領域が確保されるので、コン
テンツレイアウトとメタ情報を重畳した表示6008に
おいて、メタ情報レイアウトの視認性が確保される。も
ちろん、ここでの非線形ズーム処理の手法は、図20に
示すコンテンツのようにメタ情報レイアウトが複数階層
で構成される場合にも適用可能である。
【0285】次に、中央演算装置は、メタ情報のレイア
ウトを生成し、生成したメタ情報レイアウトをメタ情報
レイアウト記憶部に記憶する。生成方法は第5の実施例
と同一のため、説明は省略する。次に、中央演算装置
は、ポインタ位置および表示位置を決定する。決定方法
は第5の実施例と同一のため、説明は省略する。ここ
で、中央演算装置は、コンテンツレイアウトに、メタ情
報レイアウトとポインタを重畳し、表示を生成する。生
成方法は第5の実施例と同一のため、説明は省略する。
最後に、生成された表示が表示装置を通してユーザに提
示される。
【0286】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。
【0287】また、表示生成手段は、ポインタ移動中の
ポインタ位置をアニメーション処理し、ユーザに視覚的
な連続性を意識させる構成としてもよい。また、メタ情
報レイアウト生成手段におけるメタ情報の表示方法は、
重ねて表示する方法や、所定の領域内にクリップ表示す
る方法や、重なった場合に位置をずらして表示する方法
や、これらを組み合わせた方法などが考えられる。
【0288】<第7の実施例>次に、本発明の第6の実
施の形態に対応する第7の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイ
アウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与
え、ブラウジング支援を行うものである。本実施例は、
入力装置としてアナログレバーおよびボタンを、ネット
ワーク装置としてイーサネット(R)のネットワークカ
ードやアナログモデムなどのネットワーク接続装置を、
データ処理装置としてWebブラウザ内蔵のセットトッ
プボックスを、データ記憶装置としてメモリや磁気ディ
スク装置を、出力装置としてディスプレイを備えてい
る。
【0289】セットトップボックスは、コンテンツ情報
解析手段、メタ情報解析手段、入力解析手段、表示生成
手段、ズーム状態決定手段、コンテンツレイアウト生成
手段、メタ情報レイアウト生成手段、ポインタ粒度決定
手段、表示位置決定手段、表示統合手段として機能する
中央演算装置を有している。
【0290】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図15に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。中央演算装置は、指定されたU
RLのコンテンツのソースをネットワーク装置経由で取
得し、ソース構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に
記憶する。
【0291】同時に、中央演算装置は、当該URLに付
与されているメタ情報のソース(http://www.hoge.com/
meta1.rdf)をネットワーク装置経由で取得し、ソース構
造を解析の上、メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報に
は、コンテンツのレイアウト情報や各レイアウトの見出
し情報、見出しの配置情報が記述され、図20のコンテ
ンツには、例えば図21のようなメタ情報が付与され
る。メタ情報のソースは図22のようにコンテンツのソ
ースに依存した記述がなされる。
【0292】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。アナロ
グレバーの位置は図23のようにx,y2次元の値とし
て、ボタンの状態はオンオフの2値として、それぞれ取
得される。例えば、ボタンがオンの状態でのx方向のア
ナログレバー入力を単純ズーム値の操作に、y方向のア
ナログレバー入力をセマンティックズーム値およびポイ
ンタズーム値の操作に、ボタンがオフの状態でのx,y
方向のアナログレバー入力をポインタ移動操作に利用し
た場合を以下に考える。もちろん、アナログレバーの入
力が、同時には1方向にしか発生しないような制約をつ
けてもよい。
【0293】ボタンがオンの状態でのアナログレバー入
力について、中央演算装置は、ズーム状態の決定を行
う。新しい単純ズーム値は、直前の表示状態における単
純ズーム値に、x方向の入力値xに正の定数を乗じたも
のを加算したものとする。最終的には、レバーを右に倒
すとズームインが、レバーを左に倒すとズームアウトが
生じるようになる。なお、単純ズーム値はズーム率を表
すものとする。
【0294】新しいセマンティックズーム値は、直前の
表示状態におけるセマンティックズーム値に、y方向の
入力値yに正の定数を乗じたものを加算したものとす
る。最終的には、レバーを上に倒すと情報の粒度が粗く
なり(セマンティックズームアウト)、レバーを下に倒
すと情報の粒度が細かくなる(セマンティックズームイ
ン)ような挙動を示す。なお、セマンティックズーム値
は0から100までの値をとるものとする。また、新し
いポインタズーム値は、直前の表示状態におけるポイン
タズーム値に、y方向の入力値yに正の定数を乗じたも
のを加算したものとする。最終的には、レバーを上に倒
すとポインタ粒度が粗くなり、レバーを下に倒すとポイ
ンタ粒度が細かくなるような挙動を示す。なお、ポイン
タズーム値は0から100までの値をとるものとする。
【0295】上記入力処理は一例であり、直前の表示状
態に関係なく入力値からそのままズーム状態を決定する
方法や、直前の表示状態と入力値との中間状態を求め当
該中間状態を暫定的なズーム状態とし、繰り返し処理に
より目標ズーム状態に移行する方法など、利用目的にあ
わせて選択する。ボタンがオフの状態でのアナログレバ
ー入力について、中央演算装置は、ポインタ移動のため
の入力と判断する。
【0296】入力の解析後、中央演算装置は、コンテン
ツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報から、ズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値に従い当該コン
テンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶する。また中央演算装置は、メタ情報記憶部
に記憶されたメタ情報を、セマンティックズーム値に従
い選別し、選別したメタ情報から、コンテンツレイアウ
ト記憶部に記憶されたレイアウトを基準に、かつズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値を使ってメタ情
報レイアウトを生成する。生成したメタ情報レイアウト
は、メタ情報レイアウト記憶部に記憶する。図24は、
図20に示すコンテンツにおけるセマンティックズーム
値に応じたメタ情報レイアウトである。
【0297】セマンティックズーム値が0〜50の場合
どのレイアウトも選別されず、51〜80の場合第2階
層以上の末端レイアウトが選別され、81〜100の場
合第1階層以上の末端レイアウトが選別され、それぞれ
レイアウトされている。さらに中央演算装置は、メタ情
報の階層の深さから、ポインティング領域の粒度のバリ
エーションを決定の上、単純ズーム値やセマンティック
ズーム値に応じてポインタ粒度を決定する。同時に当該
ポインタ粒度におけるポインティング対象候補も決定す
る。図20に示すコンテンツの場合、メタ情報の階層の
深さが2で、ポインティング粒度のバリエーションが、
点,リンク,第2階層以上の末端レイアウト,第1階層
以上の末端レイアウトと決まる。
【0298】また、セマンティックズーム値に応じて、
ポインタ粒度およびこの時のポインティング対象候補を
決める。決定方法としては、例えば、図29のような対
応表を生成し、これを利用するものが考えられる。もち
ろん、単純ズーム値を考慮してポインタ粒度を決定する
方法など、他の方法を用いてもよい。
【0299】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、メタ情報レイアウトと、ポインタ粒度と、ポイ
ンタ移動入力を使って、ポインタ位置および表示位置を
決定する。決定方法は、第3の実施例に準じる。ここで
中央演算装置は、コンテンツレイアウトと、メタ情報レ
イアウトと、ポインタとを、それぞれセマンティックズ
ーム値に応じた透過率調整を行った上で重畳し、表示を
生成する。
【0300】セマンティックズーム値51の時の例を図
43に示す。図43は、コンテンツレイアウト700
1、メタ情報レイアウト7002、ポインタ7003を
重畳し、重畳表示7004を生成したものである。セマ
ンティックズーム値51の時は、メタ情報を強調表示す
るために、コンテンツレイアウトの透過率80、メタ情
報レイアウトの透過率0、ポインタの透過率0として重
畳を行っている。同時に表示を生成するために使ったパ
ラメータである、ポインタ位置や表示位置、単純ズーム
値、セマンティックズーム値、各レイアウトの透過率な
ど、を表示状態記憶部に記憶する。最後に、生成された
表示が表示装置を通してユーザに提示される。
【0301】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。
【0302】また、表示生成手段は、ポインタ移動中の
ポインタ位置をアニメーション処理し、ユーザに視覚的
な連続性を意識させる構成としてもよい。また、メタ情
報レイアウト生成手段におけるメタ情報の表示方法は、
重ねて表示する方法や、所定の領域内にクリップ表示す
る方法や、重なった場合に位置をずらして表示する方法
や、これらを組み合わせた方法などが考えられる。
【0303】<第8の実施例>次に、本発明の第7の実
施の形態に対応する第8の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、メタ情報としてコンテンツのレイ
アウト情報および見出し情報、見出しの配置情報を与
え、ブラウジング支援を行うものである。本実施例は、
入力装置としてアナログレバーおよびボタンを、ネット
ワーク装置としてイーサネット(R)のネットワークカ
ードやアナログモデムなどのネットワーク接続装置を、
データ処理装置としてWebブラウザ内蔵のセットトッ
プボックスを、データ記憶装置としてメモリや磁気ディ
スク装置を、出力装置としてディスプレイを備えてい
る。
【0304】セットトップボックスは、コンテンツ情報
解析手段、メタ情報解析手段、入力解析手段、表示生成
手段、レイアウトズーム判定手段、ズーム状態決定手
段、コンテンツレイアウト生成手段、ポインタ粒度決定
手段、表示位置決定手段、表示統合手段として機能する
中央演算装置を有している。
【0305】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図20に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。中央演算装置は、指定されたU
RLのコンテンツのソースをネットワーク装置経由で取
得し、ソース構造を解析の上、コンテンツ情報記憶部に
記憶する。
【0306】同時に、中央演算装置は、当該URLに付
与されているメタ情報のソース(http://www.hoge.com/
meta1.rdf)をネットワーク装置経由で取得し、ソース構
造を解析の上、メタ情報記憶部に記憶する。メタ情報に
は、コンテンツのレイアウト情報や各レイアウトの見出
し情報、見出しの配置情報が記述され、図20のコンテ
ンツには、例えば図21のようなメタ情報が付与され
る。メタ情報のソースは図22のようにコンテンツのソ
ースに依存した記述がなされる。
【0307】次に中央演算装置は、入力装置からアナロ
グレバーの位置およびボタンの状態を取得する。アナロ
グレバーの位置は図23のようにx,y2次元の値とし
て、ボタンの状態はオンオフの2値として、それぞれ取
得される。例えば、ボタンがオンの状態でのx方向のア
ナログレバー入力を単純ズーム値の操作に、y方向のア
ナログレバー入力をセマンティックズーム値およびポイ
ンタズーム値の操作に、ボタンがオフの状態でのx,y
方向のアナログレバー入力をポインタ移動操作に、アナ
ログレバーのクリック入力をレイアウトズームイン操作
に、アナログレバーの長押し入力をレイアウトズームア
ウト操作に、それぞれ利用した場合を以下に考える。も
ちろん、アナログレバーの入力方法は、これに限るもの
ではない。
【0308】アナログレバーのクリック入力があった場
合、中央演算装置は、表示状態記憶部に記憶された直前
のポインタ位置に対応するメタ情報レイアウトの要素領
域を求め、当該要素領域をレイアウトズーム対象領域と
決定する。図44を例に説明する。直前の表示状態80
01に、アナログレバーのクリック入力があったとす
る。この時、直前のポインタ位置8002に対応するメ
タ情報レイアウト要素8003が、レイアウトズーム対
象領域と決まる。
【0309】アナログレバーの長押し入力があった場
合、中央演算装置は、メタ情報記憶部に記憶されたメタ
情報から、その時のレイアウトズーム対象領域を含む上
位のメタ情報レイアウト、もしくはコンテンツ情報全体
を、レイアウトズーム対象領域と決定する。図45を例
に説明する。直前の表示状態8011に、アナログレバ
ーの長押し入力があったとする。この時、直前のレイア
ウトズーム対象領域である、直前の表示状態8011を
含む上位のメタ情報レイアウト8012が、新しいレイ
アウトズーム対象領域と決まる。
【0310】アナログレバーのクリック入力や長押し入
力が無かった場合、ボタンがオンの状態でのアナログレ
バー入力について、中央演算装置は、ズーム状態の決定
を行う。新しい単純ズーム値は、直前の表示状態におけ
る単純ズーム値に、x方向の入力値xに正の定数を乗じ
たものを加算したものとする。最終的には、レバーを右
に倒すとズームインが、レバーを左に倒すとズームアウ
トが生じるようになる。なお、単純ズーム値はズーム率
を表すものとする。
【0311】新しいセマンティックズーム値は、直前の
表示状態におけるセマンティックズム値に、y方向の入
力値yに正の定数を乗じたものを加算したものとする。
最終的には、レバーを上に倒すと情報の粒度が粗くなり
(セマンティックズームアウト)、レバーを下に倒すと
情報の粒度が細かくなる(セマンティックズームイン)
ような挙動を示す。なお、セマンティックズーム値は0
から100までの値をとるものとする。また、新しいポ
インタズーム値は、直前の表示状態におけるポインタズ
ーム値に、y方向の入力値yに正の定数を乗じたものを
加算したものとする。最終的には、レバーを上に倒すと
ポインタ粒度が粗くなり、レバーを下に倒すとポインタ
粒度が細かくなるような挙動を示す。なお、ポインタズ
ーム値は0から100までの値をとるものとする。
【0312】上記入力処理は一例であり、直前の表示状
態に関係なく入力値からそのままズーム状態を決定する
方法や、直前の表示状態と入力値との中間状態を求め当
該中間状態を暫定的なズーム状態とし、繰り返し処理に
より目標ズーム状態に移行する方法など、利用目的にあ
わせて選択する。アナログレバーのクリック入力や長押
し入力が無かった場合、ボタンがオフの状態でのアナロ
グレバー入力について、中央演算装置は、ポインタ移動
のための入力と判断する。
【0313】次に、中央演算装置は、コンテンツ情報記
憶部に記憶されたコンテンツ情報から、レイアウトズー
ム対象領域に対応するコンテンツ情報を抽出し、ズーム
状態決定手段で決定された単純ズーム値に従い当該コン
テンツのレイアウトを生成し、コンテンツレイアウト記
憶部に記憶する。図44を例に説明する。メタ情報レイ
アウト要素8003が新しいレイアウトズーム対象領域
と決まった場合、コンテンツ情報から当該領域に対応す
る部分を抽出し、これをズーム状態決定手段で決定され
た単純ズーム値に従いレンダリングし、コンテンツレイ
アウト8004を生成する。
【0314】また中央演算装置は、メタ情報の階層の深
さとレイアウトズーム対象領域から、ポインティング領
域の粒度のバリエーションを決定の上、単純ズーム値や
ポインタズーム値に応じてポインタ粒度を決定する。同
時に当該ポインタ粒度におけるポインティング対象候補
も決定する。例えば、図20に示すコンテンツについ
て、図44に示すメタ情報レイアウト要素8003がレ
イアウトズーム対象領域に決まった場合、メタ情報レイ
アウト要素8003に属するメタ情報の階層の深さが1
であるので、ポインティング粒度のバリエーションは、
点,リンク,第2階層以上の末端レイアウトと決まる。
また、ポインタズーム値に応じて、例えば、0〜33を
点、34〜66をリンク、67〜100を第2階層以上
の末端レイアウトというようにポインタ粒度を決め、同
時にこの時のポインティング対象候補を決める。もちろ
ん、単純ズーム値を考慮してポインタ粒度を決定する方
法な、他の方法を用いてもよい。
【0315】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトと、ポインタ粒度と、ポインタ移動入力を使って、
ポインタ位置および表示位置を決定する。まず、レイア
ウトズームの指示入力があった場合は、コンテンツレイ
アウトの所定の位置にポインタを更新する。所定の位置
は、予め設定されるものとする。図44を例に説明す
る。この時のポインタ粒度が点であったとして、コンテ
ンツレイアウト8004上の所定のポインタ位置である
左上にポインタ位置8005が決まる。単純ズーム値が
変更された場合は、直前のポインタ位置に対応する位置
にポインタを更新する。最後に、ポインタ粒度が変更さ
れた場合は、ポインタ粒度の変更方向に応じて、直前の
ポインタを含む1階層上のポインティング対象候補、あ
るいは直前のポインタを含む1階層下のポインティング
対象候補にポインタを移動する。
【0316】ここで中央演算装置は、コンテンツレイア
ウトとポインタとを重畳し、表示を生成する。図44を
例に説明する。図44は、アナログレバーのクリック入
力により生成されたコンテンツレイアウト8004と、
ポインタ8005を重畳し、重畳表示8006を生成し
たものである。同時に表示を生成するために使ったパラ
メータである、ポインタ位置や表示位置、単純ズーム
値、ポインタズーム値、レイアウトズーム対象領域な
ど、を表示状態記憶部に記憶する。最後に、生成された
表示が表示装置を通してユーザに提示される。
【0317】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。また、
表示生成手段は、レイアウトズーム中の描画をアニメー
ション処理し、ユーザに視覚的な連続性を意識させる構
成としてもよい。
【0318】<第9の実施例>次に、本発明の第8の実
施の形態に対応する第9の実施例を、図面を参照して説
明する。本実施例は、第7の実施例と構成を同じとする
が、中央演算装置が、表示変数決定手段としても機能
し、ここで決定された表示変数が、コンテンツレイアウ
ト生成手段と、メタ情報生成手段と、ポインタ粒度決定
手段と、表示統合手段とに利用される点、データ記憶装
置の画面特性記憶部に表示装置のサイズおよび解像度が
予め記憶される点、データ記憶装置の表示変数決定モデ
ル記憶部に表示変数決定モデルが予め記憶される点で、
第7の実施例と異なる。
【0319】これにより、本実施例では、セマンティッ
クズームアウトに伴いコンテンツ全体を表示画面内に収
まるよう縮小させ、ユーザのスクロール操作を不要にす
る動作や、画面サイズや画面解像度、コンテンツの文字
の大きさなどに応じてメタ情報レイアウトや、ポインタ
粒度、透過率の切り替えのタイミングを調整し、端末毎
に最適のズーム処理、重畳処理を行うことが可能とな
る。
【0320】今、ユーザがURL(http://www.hoge.co
m/contents1.html)を指定し、ネットワーク装置経由で
図20に示す当該URLのコンテンツを取得、ブラウジ
ングする場合を考える。
【0321】中央演算装置は、指定されたURLのコン
テンツのソースをネットワーク装置経由で取得し、ソー
ス構造を解析の上、コンテンツ情報に記憶する。中央演
算装置は、当該URLに付与されているメタ情報のソー
ス(http://www.hoge.com/meta1.rdf)をネットワーク装
置経由で取得し、ソース構造を解析の上、メタ情報記憶
部に記憶する。メタ情報の内容は第7の実施例と同一で
ある。次に中央演算装置は、入力装置からアナログレバ
ーの位置およびボタンの状態を取得する。入力情報の取
得方法は第7の実施例と同一である。入力情報を基に、
中央演算装置は、単純ズーム値とセマンティックズーム
値とポインタズーム値を決定する。決定方法は第7の実
施例と同一である。
【0322】次に中央演算装置は、コンテンツ情報記憶
部に記憶されたコンテンツ情報と、メタ情報記憶部に記
憶されたメタ情報と、画面特性記憶部に記憶された画面
特性と、表示変数決定モデル記憶部に記憶された表示変
数決定モデルを使って、表示生成に用いる表示変数を決
定する。決定する第1の表示変数は、コンテンツレイア
ウトの生成に用いる実効ズーム値である。決定方法は第
5の実施例と同一である。決定する第2の表示変数は、
メタ情報記憶部に記憶されたメタ情報の選別に用いる実
効値である。決定方法は第5の実施例と同一である。決
定する第3の表示変数は、ポインタ粒度の決定に用いる
実効値で、例えばズーム状態決定手段で決定されたポイ
ンタズーム値と、メタ情報記憶部に記憶されたメタ情報
から求める。
【0323】具体例を図46に考える。図20に示すコ
ンテンツのメタ情報は、最大深さ2なので、ポインタ粒
度のパリエーションとしては、点,リンク,第2階層以
上の末端レイアウト,第1階層以上の末端レイアウトの
4つとなる。このとき、ポインタズーム値の定義域0〜
100を、ポインタ粒度のバリエーション4で分割し、
0〜25を−1に、25〜50を0に、50〜75を1
に、75〜100を2に対応づける。例えば、ポインタ
ズーム値が80ならば、実効値は2となる。ここで、実
効値−1の時のポインタ粒度は点、実効値0の時のポイ
ンタ粒度はリンク、実効値1の時のポインタ粒度は第2
階層以上の末端レイアウト、実効値2の時のポインタ粒
度は第1階層以上の末端レイアウト、となっている。
【0324】決定する第4の表示変数は、統合表示で使
用する各レイアウトとポインタの透過率である。決定方
法は、第5の実施例の第3の表示変数と同一である。
【0325】なお、表示変数決定方法は、これに限られ
るものではなく、他にもメタ情報レイアウトの切り替え
をスムーズにするため複数のメタ情報レイアウトを生成
する場合の第2の表示変数決定方法や、画面特性とレイ
アウトを考慮した第3の表示変数決定方法や、メタ情報
レイアウトの切り替えと連動した第3の表示変数決定方
法や、ユーザ操作にあわせて連続的に透過率が切り替わ
るような第4の表示変数決定方法や、メタ情報レイアウ
トの切り替えをスムーズにするため複数のメタ情報レイ
アウトを生成する場合の各メタ情報レイアウトの透過率
を決定する第4の表示変数決定方法など、多くの方法が
考えられる。
【0326】表示変数決定後、中央演算装置は、コンテ
ンツ情報記憶部に記憶されたコンテンツ情報から、表示
変数決定手段で決定された第1の表示変数に従い当該コ
ンテンツのレイアウトを生成する。生成方法は第5の実
施例と同一である。例えば図47では、図20に示すコ
ンテンツに対し第1の表示変数80が与えられた時に生
成されるコンテンツレイアウト9001が示されてい
る。
【0327】また、中央演算装置は、メタ情報記憶部に
記憶されたメタ情報を、表示変数決定手段で決定された
第2の表示変数に従い選別し、選別したメタ情報から、
コンテンツレイアウト記憶部に記憶されたレイアウトを
基準に、かつズーム状態決定手段で決定された単純ズー
ム値を使ってメタ情報のレイアウトを生成する。生成方
法は第5の実施例と同一である。例えば図47では、図
20に示すコンテンツに対し第2の表示変数1が与えら
れた時に生成されるコンテンツレイアウト9002が示
されている。
【0328】さらに、中央演算装置は、メタ情報の階層
の深さから、ポインティング領域の粒度のバリエーショ
ンを決定の上、第3の表示変数に従いポインタ粒度を決
定する。同時に当該ポインタ粒度におけるポインティン
グ対象候補も決定する。図20に示すコンテンツの場
合、メタ情報の階層の深さが2で、ポインティング粒度
のバリエーションが、点,リンク,第2階層以上の末端
レイアウト,第1階層以上の末端レイアウトと決まる。
ここで、第3の表示変数が2であったとすると、ポイン
タ粒度は、第1階層以上の末端レイアウトに決まる。
【0329】次に、中央演算装置は、コンテンツレイア
ウト記憶部に記憶されたコンテンツレイアウトと、メタ
情報レイアウト記憶部に記憶されたメタ情報レイアウト
と、ポインタ粒度決定手段で決定されたポインタ粒度
と、入力解析手段で得られたポインタ移動入力を使っ
て、ポインタ位置および表示位置を決定する。決定方法
は第5の実施例と同じである。例えば図47では、図2
0に示すコンテンツに対し第3の表示変数2が与えられ
た時に決定されるポインタ位置9003が示されてい
る。
【0330】ここで、中央演算装置は、コンテンツレイ
アウトと、メタ情報レイアウトと、ポインタとを、第4
の表示変数に従い透過率調整を行った上で重畳し、表示
を生成する。決定方法は第5の実施例と同じである。同
時に表示を生成するために使ったパラメータである、ポ
インタ位置や表示位置、単純ズーム値、セマンティック
ズーム値、各表示変数など、を表示状態記憶部に記憶す
る。例えば図47では、第4の表示変数で与えられたコ
ンテンツレイアウトの透過率80、メタ情報レイアウト
の透過率0、ポインタの透過率0を使って統合表示90
04が示されている。最後に、生成された表示が表示装
置を通してユーザに提示される。
【0331】なお、データ処理装置は、本実施例の形態
に限られるものではなく、Webブラウザ内蔵の携帯電
話やPDA、PC、情報家電機器など、他の端末も含ま
れる。また、入力装置は、本実施例の形態に限られるも
のではなく、ズーム操作とポインタ操作を2つのアナロ
グレバーを使って行うものや、アナログレバーの代わり
に4方向のボタンを使うものや、ボタンの押下時間を使
って操作を行うものなど、他の方法も含まれる。
【0332】また、表示生成手段は、ポインタ移動中の
ポインタ位置をアニメーション処理し、ユーザに視覚的
な連続性を意識させる構成としてもよい。また、メタ情
報レイアウト生成手段におけるメタ情報の表示方法は、
重ねて表示する方法や、所定の領域内にクリップ表示す
る方法や、重なった場合に位置をずらして表示する方法
や、これらを組み合わせた方法などが考えられる。
【0333】
【発明の効果】本発明による第1の効果は、ズーム状態
の操作に応じて、レイアウト生成および情報粒度の調整
を動的に行うことで、コンテンツの局所的な情報と大域
的な情報の両方に快適にアクセスできることである。そ
の理由は、ズーム状態決定手段で決定されたズーム状態
に従い、コンテンツレイアウト生成手段でコンテンツレ
イアウトを生成し、さらに決定されたズーム状態と生成
されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報レイアウト
生成手段でメタ情報レイアウトを動的に生成するためで
ある。
【0334】第2の効果は、ズーム状態の操作に応じ
て、レイアウト生成およびポインタ粒度の調整を動的に
行うことで、コンテンツが大きな表示領域を持つ場合や
表示画面が小さい場合のコンテンツ内の移動を快適に行
うことができ、また、コンテンツ内の注目レイアウトの
選択を容易にできることである。その理由は、ズーム状
態決定手段で決定されたズーム状態に従いコンテンツレ
イアウト生成手段でコンテンツレイアウトを生成し、さ
らに決定されたズーム状態と生成されたコンテンツレイ
アウトに従いポインタ粒度決定手段でポインタ粒度とポ
インタレイアウトを動的に生成するためである。
【0335】第3の効果は、レイアウトズーム処理によ
り注目レイアウト要素の情報だけを表示画面に提示する
ことで、注目レイアウト要素を見やすい位置に調整する
操作負荷を軽減でき、また複数のレイアウト要素が表示
画面に提示されるよりも効率的に、注目レイアウト要素
の情報を提示できることである。さらに、レイアウトに
よっては、レイアウトズーム処理により本来表示画面に
入りきらないものを表示画面内に収めることができるの
で、ユーザのスクロール操作を不要にすることができ
る。その理由は、ズーム状態決定手段やコンテンツレイ
アウト生成手段で生成されたコンテンツレイアウトを用
いて、レイアウトズーム判定手段で動的にメタ情報レイ
アウトを生成しレイアウトズーム対象領域の判定を行う
ためである。
【0336】第4の効果は、端末の画面特性やコンテン
ツ情報に応じて、セマンティックズーム時、ポインタズ
ーム時の、コンテンツの大きさや情報粒度、ポインタ粒
度の変化特性が動的に調整されることで、端末やコンテ
ンツに適した操作特性を有するコンテンツを自動的に提
供できることである。その理由は、画面特性と表示変数
決定モデルとズーム状態決定手段で決定されたズーム状
態に従い表示変数決定手段で表示変数を決定し、決定さ
れた表示変数に従いコンテンツレイアウト生成手段でコ
ンテンツレイアウトを生成し、さらに決定された表示変
数と生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報レ
イアウト生成手段でメタ情報レイアウトを、ポインタ粒
度決定手段でポインタ粒度とポインタレイアウトを動的
に生成するためである。
【0337】第5の効果は、コンテンツレイアウトの大
きさやメタ情報レイアウトの構成要素の表示制約条件に
あわせてコンテンツレイアウトの非線形ズーム処理を行
うことで、スクロール操作なしでコンテンツ全域にアク
セスできたり、メタ情報を視認性良く表示するために必
要な表示領域を確保できることである。その理由は、ズ
ーム状態決定手段で決定されたズーム状態に従いコンテ
ンツレイアウト生成手段でコンテンツレイアウトを生成
し、メタ情報の制約条件などに応じて生成されたコンテ
ンツレイアウトを非線形ズーム処理手段で非線形ズーム
処理を行い、非線形ズーム処理後のコンテンツレイアウ
トを基準に、メタ情報レイアウト生成手段でメタ情報レ
イアウトを生成したり、ポインタ粒度決定手段でポイン
タ粒度とポインタレイアウトを決定するためである。
【0338】第6の効果は、あるポインタ粒度における
注目レイアウト要素をレイアウトズーム処理により表示
画面に提示することができるので、さらにユーザのニー
ズにあった注目レイアウトの選択が可能となることであ
る。その理由は、ズーム状態決定手段やコンテンツレイ
アウト生成手段で生成されたコンテンツレイアウトやポ
インタ粒度決定手段で決定されたポインタ粒度とポイン
タレイアウトを用いて、レイアウトズーム判定手段で動
的にレイアウトズーム対象領域の判定を行うためであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の動作を示す流れ
図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図12】本発明の第6の実施の形態の動作を示す流れ
【図13】本発明の第7の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図14】本発明の第7の実施の形態の動作を示す流れ
【図15】本発明の第8の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図16】本発明の第8の実施の形態の動作を示す流れ
【図17】本発明の第9の実施の形態の構成を示すブロ
ック図
【図18】本発明の第4の実施の形態の効果を説明する
ための図
【図19】本発明の第8の実施の形態の効果を説明する
ための図
【図20】コンテンツの例を示す図
【図21】メタ情報の例を示す図
【図22】メタ情報のソースを示す図
【図23】アナログレバーの入力取得方法を示す図
【図24】セマンティックズーム値と選別されるメタ情
報との対応例を示した図
【図25】第1の実施例を説明するための図
【図26】コンテンツの別の例を示す図
【図27】セマンティックズーム値と選別されるメタ情
報との対応例を示した図
【図28】第2の実施例を説明するための図
【図29】ポインタズーム値とポインタ粒度との対応例
を示した図
【図30】表示位置決定方法を説明する図
【図31】表示位置決定方法を説明する図
【図32】表示位置決定方法を説明する図
【図33】第3の実施例を説明するための図
【図34】第4の実施例を説明するための図
【図35】レイアウトズーム方法を説明するための図
【図36】第5の実施例における第1の表示変数決定方
法例を説明するための図
【図37】第5の実施例における第2の表示変数決定方
法例を説明するための図
【図38】第5の実施例における第3の表示変数決定方
法例を説明するための図
【図39】第5の実施例を説明するための図
【図40】コンテンツのさらに別の例を示す図
【図41】メタ情報のさらに別の例を示す図
【図42】第6の実施例を説明するための図
【図43】第7の実施例を説明するための図
【図44】第8の実施例を説明するための図
【図45】レイアウトズーム方法を説明するための図
【図46】第9の実施例における第3の表示変数決定方
法例を説明するための図
【図47】第9の実施例を説明するための図
【符号の説明】
1 ネットワーク装置 2 入力装置 3 データ処理装置 4 記憶装置 5 表示装置 6 データ処理装置 7 記憶装置 8 データ処理装置 9 記憶装置 10 データ処理装置 11 記憶装置 12 データ処理装置 13 記憶装置 14 データ処理装置 15 記憶装置 16 データ処理装置 17 記憶装置 18 データ処理装置 19 記憶装置 20 データ処理装置 21 記憶装置 22 記録媒体 311 コンテンツ情報解析手段 312 メタ情報解析手段 313 入力解析手段 314 ズーム状態決定手段 315 コンテンツレイアウト生成手段 316 メタ情報レイアウト生成手段 317 表示位置決定手段 318 表示統合手段 319 ポインタ粒度決定手段 320 表示変数決定手段 321 非線形ズーム処理手段 322 レイアウトズーム判定手段 350 表示生成手段 411 コンテンツ情報記憶部 412 メタ情報記憶部 413 コンテンツレイアウト記憶部 414 メタ情報レイアウト記憶部 415 表示状態記憶部 416 画面特性記憶部 417 表示変数決定モデル記憶部

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツレイアウトに従いメタ情報を用
    いて動的にメタ情報レイアウトを生成することを特徴と
    するブラウザシステム。
  2. 【請求項2】コンテンツレイアウトを生成するコンテン
    ツレイアウト生成手段と、前記コンテンツレイアウト生
    成手段で生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情
    報を用いて動的にメタ情報レイアウトを生成するメタ情
    報レイアウト生成手段とを備えたことを特徴とするブラ
    ウザシステム。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツレイアウト生成手段で生
    成されたコンテンツレイアウトまたは前記メタ情報レイ
    アウト生成手段で生成されたメタ情報レイアウトに従い
    動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定するポ
    インタ粒度決定手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項2に記載のブラウザシステム。
  4. 【請求項4】 コンテンツレイアウトの要素領域単位ま
    たはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域単
    位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定手段をさら
    に備え、前記コンテンツレイアウト生成手段において前
    記レイアウトズーム判定手段で決定されたレイアウトズ
    ーム対象領域に従いコンテンツレイアウトを生成するこ
    とを特徴とする請求項2、3のいずれかに記載のブラウ
    ザシステム。
  5. 【請求項5】 コンテンツレイアウトに従い動的にポイ
    ンタ粒度とポインタレイアウトを決定することを特徴と
    するブラウザシステム。
  6. 【請求項6】 コンテンツレイアウトに従いメタ情報を
    用いて動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定
    することを特徴とするブラウザシステム。
  7. 【請求項7】 コンテンツレイアウトを生成するコンテ
    ンツレイアウト生成手段と、前記コンテンツレイアウト
    生成手段で生成されたコンテンツレイアウトに従い動的
    にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定するポイン
    タ粒度決定手段とを備えたことを特徴とするブラウザシ
    ステム。
  8. 【請求項8】 コンテンツレイアウトを生成するコンテ
    ンツレイアウト生成手段と、前記コンテンツレイアウト
    生成手段で生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ
    情報を用いて動的にポインタ粒度とポインタレイアウト
    を決定するポインタ粒度決定手段とを備えたことを特徴
    とするブラウザシステム。
  9. 【請求項9】 コンテンツレイアウトの要素領域単位ま
    たはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域単
    位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定手段をさら
    に備え、前記コンテンツレイアウト生成手段において前
    記レイアウトズーム判定手段で決定されたレイアウトズ
    ーム対象領域に従いコンテンツレイアウトを生成するこ
    とを特徴とする請求項7、8のいずれかに記載のブラウ
    ザシステム。
  10. 【請求項10】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うことを特徴とするブラウザシス
    テム。
  11. 【請求項11】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定手段と、
    前記レイアウトズーム判定手段で決定されたレイアウト
    ズーム対象領域に従いコンテンツレイアウトを生成する
    コンテンツレイアウト生成手段とを備えたことを特徴と
    するブラウザシステム。
  12. 【請求項12】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段をさらに備え、前記コンテンツレイアウト生成手段
    は、前記ズーム状態決定手段で決定されたズーム状態を
    も用いてコンテンツレイアウトを生成することを特徴と
    する請求項2〜4、7〜9、11のいずれかに記載のブ
    ラウザシステム。
  13. 【請求項13】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段をさらに備え、前記メタ情報レイアウト生成手段
    は、前記ズーム状態決定手段で決定されたズーム状態を
    も用いてメタ情報レイアウトを生成することを特徴とす
    る請求項2〜4のいずれかに記載のブラウザシステム。
  14. 【請求項14】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段をさらに備え、前記ポインタ粒度決定手段は、前記
    ズーム状態決定手段で決定されたズーム状態をも用いて
    ポインタ粒度とポインタレイアウトを決定することを特
    徴とする請求項3、7〜9のいずれかに記載のブラウザ
    システム。
  15. 【請求項15】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段と、前記ズーム状態決定手段で決定されたズーム状
    態と画面特性と表示変数決定モデルを用いて表示変数を
    決定する表示変数決定手段とをさらに備え、前記コンテ
    ンツレイアウト生成手段は、前記表示変数決定手段で決
    定された表示変数をも用いてコンテンツレイアウトを生
    成することを特徴とする請求項2〜4、7〜9、11の
    いずれかに記載のブラウザシステム。
  16. 【請求項16】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段と、前記ズーム状態決定手段で決定されたズーム状
    態と画面特性と表示変数決定モデルを用いて表示変数を
    決定する表示変数決定手段とをさらに備え、前記メタ情
    報レイアウト生成手段は、前記表示変数決定手段で決定
    された表示変数をも用いてメタ情報レイアウトを生成す
    ることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のブ
    ラウザシステム。
  17. 【請求項17】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    手段と、前記ズーム状態決定手段で決定されたズーム状
    態と画面特性と表示変数決定モデルを用いて表示変数を
    決定する表示変数決定手段とをさらに備え、前記ポイン
    タ粒度決定手段は、前記表示変数決定手段で決定された
    表示変数をも用いてポインタ粒度とポインタレイアウト
    を決定することを特徴とする請求項3、7〜9のいずれ
    かに記載のブラウザシステム。
  18. 【請求項18】 前記コンテンツレイアウトの非線形ズ
    ーム処理を行う非線形ズーム処理手段をさらに備えた請
    求項2〜4、7〜9、11〜17のいずれかに記載のブ
    ラウザシステム。
  19. 【請求項19】 前記コンテンツレイアウト生成手段
    は、所定のズーム値でコンテンツ情報をレンダリングし
    た後、イメージ処理によりコンテンツレイアウトを生成
    することを特徴とする請求項2〜4、7〜9、11〜1
    8のいずれかに記載のブラウザシステム。
  20. 【請求項20】 前記メタ情報レイアウト生成手段で用
    いるメタ情報を、コンテンツ情報から自動生成するメタ
    情報解析手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2
    〜4、13、16のいずれかに記載のブラウザシステ
    ム。
  21. 【請求項21】 前記ポインタ粒度決定手段で用いるメ
    タ情報を、コンテンツ情報から自動生成するメタ情報解
    析手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3、8、
    9、14、17のいずれかに記載のブラウザシステム。
  22. 【請求項22】 前記レイアウトズーム判定手段で用い
    るメタ情報を、コンテンツ情報から自動生成するメタ情
    報解析手段を更に備えたことを特徴とする請求項4、
    9、11のいずれかに記載のブラウザシステム。
  23. 【請求項23】 請求項20〜22のいずれかに記載の
    メタ情報に、ユーザ個人が設定した情報を含むことを特
    徴とするブラウザシステム。
  24. 【請求項24】 コンテンツレイアウトを生成するコン
    テンツレイアウト生成ステップと、前記コンテンツレイ
    アウト生成ステップで生成されたコンテンツレイアウト
    に従いメタ情報を用いて動的にメタ情報レイアウトを生
    成するメタ情報レイアウト生成ステップとを備えたこと
    を特徴とするブラウザシステム制御方法。
  25. 【請求項25】 前記コンテンツレイアウト生成ステッ
    プで生成されたコンテンツレイアウトまたは前記メタ情
    報レイアウト生成ステップで生成されたメタ情報レイア
    ウトに従い動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを
    決定するポインタ粒度決定ステップをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項24に記載のブラウザシステム制御
    方法。
  26. 【請求項26】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定ステップ
    をさらに備え、前記レイアウトズーム判定ステップで決
    定されたレイアウトズーム対象領域を前記コンテンツレ
    イアウト生成ステップに与えコンテンツレイアウトを生
    成することを特徴とする請求項24、25のいずれかに
    記載のブラウザシステム制御方法。
  27. 【請求項27】 コンテンツレイアウトを生成するコン
    テンツレイアウト生成ステップと、前記コンテンツレイ
    アウト生成ステップで生成されたコンテンツレイアウト
    に従い動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定
    するポインタ粒度決定ステップとを備えたことを特徴と
    するブラウザシステム制御方法。
  28. 【請求項28】 コンテンツレイアウトを生成するコン
    テンツレイアウト生成ステップと、前記コンテンツレイ
    アウト生成ステップで生成されたコンテンツレイアウト
    に従いメタ情報を用いて動的にポインタ粒度とポインタ
    レイアウトを決定するポインタ粒度決定ステップとを備
    えたことを特徴とするブラウザシステム制御方法。
  29. 【請求項29】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定ステップ
    をさらに備え、前記レイアウトズーム判定ステップで決
    定されたレイアウトズーム対象領域を前記コンテンツレ
    イアウト生成ステップに与えコンテンツレイアウトを生
    成することを特徴とする請求項27、28のいずれかに
    記載のブラウザシステム制御方法。
  30. 【請求項30】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定ステップ
    と、前記レイアウトズーム判定ステップで決定されたレ
    イアウトズーム対象領域に従いコンテンツレイアウトを
    生成するコンテンツレイアウト生成ステップとを備えた
    ことを特徴とするブラウザシステム制御方法。
  31. 【請求項31】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    ステップをさらに備え、前記ズーム状態決定ステップで
    決定されたズーム状態を前記コンテンツレイアウト生成
    ステップに与えてコンテンツレイアウトを生成すること
    を特徴とする請求項24〜30のいずれかに記載のブラ
    ウザシステム制御方法。
  32. 【請求項32】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    ステップと、前記ズーム状態決定ステップで決定された
    ズーム状態と画面特性と表示変数決定モデルを用いて表
    示変数を決定する表示変数決定ステップとをさらに備
    え、前記表示変数決定ステップで決定された表示変数を
    前記コンテンツレイアウト生成ステップに与えてコンテ
    ンツレイアウトを生成することを特徴とする請求項24
    〜30のいずれかに記載のブラウザシステム制御方法。
  33. 【請求項33】 前記コンテンツレイアウトの非線形ズ
    ーム処理を行う非線形ズーム処理ステップをさらに備え
    たことを特徴とする請求項24〜32のいずれかに記載
    のブラウザシステム制御方法。
  34. 【請求項34】 コンピュータに読み取らせることによ
    り実行されるブラウザ制御方法のプログラムであって、
    コンテンツレイアウトを生成するコンテンツレイアウト
    生成ステップと、前記コンテンツレイアウト生成ステッ
    プで生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報を
    用いて動的にメタ情報レイアウトを生成するメタ情報レ
    イアウト生成ステップとを備えたことを特徴とするプロ
    グラム。
  35. 【請求項35】 前記コンテンツレイアウト生成ステッ
    プで生成されたコンテンツレイアウトまたは前記メタ情
    報レイアウト生成ステップで生成されたメタ情報に従い
    動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定するポ
    インタ粒度決定ステップをさらに備えたことを特徴とす
    る請求項34に記載のプログラム。
  36. 【請求項36】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定ステップ
    をさらに備え、前記レイアウトズーム判定ステップで決
    定されたレイアウトズーム対象領域を前記コンテンツレ
    イアウト生成ステップに与えコンテンツレイアウトを生
    成することを特徴とする請求項34、35のいずれかに
    記載のプログラム。
  37. 【請求項37】 コンピュータに読み取らせることによ
    り実行されるブラウザ制御方法のプログラムであって、
    コンテンツレイアウトを生成するコンテンツレイアウト
    生成ステップと、前記コンテンツレイアウト生成ステッ
    プで生成されたコンテンツレイアウトに従い動的にポイ
    ンタ粒度とポインタレイアウトを決定するポインタ粒度
    決定ステップとを備えたことを特徴とするプログラム。
  38. 【請求項38】 コンピュータに読み取らせることによ
    り実行されるブラウザ制御方法のプログラムであって、
    コンテンツレイアウトを生成するコンテンツレイアウト
    生成ステップと、前記コンテンツレイアウト生成ステッ
    プで生成されたコンテンツレイアウトに従いメタ情報を
    用いて動的にポインタ粒度とポインタレイアウトを決定
    するポインタ粒度決定ステップとを備えたことを特徴と
    するプログラム。
  39. 【請求項39】 コンテンツレイアウトの要素領域単位
    またはメタ情報に基づくメタ情報レイアウトの要素領域
    単位のズーム制御を行うレイアウトズーム判定ステップ
    をさらに備え、前記レイアウトズーム判定ステップで決
    定されたレイアウトズーム対象領域を前記コンテンツレ
    イアウト生成ステップに与えコンテンツレイアウトを生
    成することを特徴とする請求項37,38のいずれかに
    記載のプログラム。
  40. 【請求項40】 コンピュータに読み取らせることによ
    り実行されるブラウザ制御方法のプログラムであって、
    コンテンツレイアウトの要素領域単位またはメタ情報に
    基づくメタ情報レイアウトの要素領域単位のズーム制御
    を行うレイアウトズーム判定ステップと、前記レイアウ
    トズーム判定ステップで決定されたレイアウトズーム対
    象領域に従いコンテンツレイアウトを生成するコンテン
    ツレイアウト生成ステップとを備えたことを特徴とする
    プログラム。
  41. 【請求項41】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    ステップをさらに備え、前記ズーム状態決定ステップで
    決定されたズーム状態を前記コンテンツレイアウト生成
    ステップに与えてコンテンツレイアウトを生成すること
    を特徴とする請求項34〜40のいずれかに記載のプロ
    グラム。
  42. 【請求項42】 ズーム状態を決定するズーム状態決定
    ステップと、前記ズーム状態決定ステップで決定された
    ズーム状態と画面特性と表示変数決定モデルを用いて表
    示変数を決定する表示変数決定ステップとをさらに備
    え、前記表示変数決定ステップで決定された表示変数を
    前記コンテンツレイアウト生成ステップに与えてコンテ
    ンツレイアウトおよびメタ情報レイアウトを生成するこ
    とを特徴とする請求項34〜40のいずれかに記載のプ
    ログラム。
  43. 【請求項43】 前記コンテンツレイアウトの非線形ズ
    ーム処理を行う非線形ズーム処理ステップをさらに備え
    たことを特徴とする請求項34〜42のいずれかに記載
    のプログラム。
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