JP5370060B2 - 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム - Google Patents
生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5370060B2 JP5370060B2 JP2009233726A JP2009233726A JP5370060B2 JP 5370060 B2 JP5370060 B2 JP 5370060B2 JP 2009233726 A JP2009233726 A JP 2009233726A JP 2009233726 A JP2009233726 A JP 2009233726A JP 5370060 B2 JP5370060 B2 JP 5370060B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- production plan
- production
- plan
- charge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 155
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 61
- 238000004590 computer program Methods 0.000 title claims description 6
- 239000000047 product Substances 0.000 claims description 190
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 88
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 14
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 claims description 4
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 39
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 30
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 30
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 14
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 14
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 14
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 9
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 8
- 239000002436 steel type Substances 0.000 description 8
- 238000002922 simulated annealing Methods 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 5
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 3
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 3
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000002068 genetic effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000005457 optimization Methods 0.000 description 2
- 229910000967 As alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 1
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 230000035772 mutation Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 108090000623 proteins and genes Proteins 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000009628 steelmaking Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
ここで、複数の製品をロットに纏めて製造する場合の一例として、製鋼プラントで連続鋳造を行う場合について説明する。図15は、連続鋳造機の構成の一例を示す断面図である。
まず、特許文献1では、人手、又は、熟練作業者の持っている編成ノウハウをルール化したエキスパートシステム等で初期のキャスト計画を立案した後、各キャストを前半と後半との2つに分割し、2つのキャストの後半を入れ替える操作を、設定された評価関数の値(評価値)が改善されなくなるまで繰り返すという手順で、キャスト計画を立案する手法が開示されている。
また、特許文献2では、製造順番に関する規則に基づいて初期スケジュールを作成し、次いで初期スケジュールを基準に予め定められた評価関数の値が最良となるように、遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて初期スケジュールを改善する手法が開示されている。
また、特許文献4では、初期のキャスト計画を立案した後、設定された評価関数の値が小さくなるよう、任意の2つのチャージの交換を繰り返し、シミュレーティッド・アニーリング法を用いて、評価関数の値が最小となるキャスト計画を立案する手法が開示されている。
また、特許文献2に記載の手法では、遺伝的アルゴリズムを用いているため、良い計画を得るためには、遺伝子の入れ替え、突然変異の繰り返し回数が多くなり、計算時間が掛かる虞がある。
また、特許文献4に記載の手法では、2つのチャージの交換を行っているだけであるので、探索範囲が狭くなり、評価値の悪い局所最適解に陥り易い。したがって、良い計画を得るためには、係数を調整して温度パラメータをゆっくりと下げなければならない。このため、計算時間が掛かってしまう虞がある。
以上のように従来の技術では、キャスト(ロット)に複数のチャージ(製品)を纏めてキャスト(ロット)単位でチャージ(製品)を鋳造(生産)するための鋳造(生産)計画を立案するに際し、良好な計画を出来るだけ短時間に立案することが困難であるという問題点があった。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、ロットに複数の製品を纏めてロット単位で製品を生産するための生産計画を、従来よりも良好に且つ短時間で作成することを目的とする。
以下、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態を説明する。本実施形態では、生産計画として、連続鋳造機におけるキャスト計画を作成する場合を例に挙げて説明する。この場合、「チャージ」が「製品」に対応し、「キャスト」が「ロット」に対応し、「鋳造」が「製造」に対応する。また、本発明において「製品」は、原料に手が加えられた物を指し、市場に出回る最終製品等に限定されるものではない。
図1は、生産計画作成装置の機能的な構成の一例を示す図である。生産計画作成装置100は、例えば、CPU、ROM、RAM、HDD、USBインターフェース、ディスクドライブ、ユーザインターフェース、及びコンピュータディスプレイ等を備えた情報処理装置を用いることにより実現できる。
製品情報取得部101は、製品情報を取得する。製品情報取得部101は、例えば、ユーザがユーザインターフェースを操作して直接的に入力した製品情報を取得したり、ユーザがユーザインターフェースを操作して指示した記憶領域に記憶されている製品情報を取得したりすることができる。本実施形態では、製品情報には、鋳造する必要のあるチャージの番号(以下の説明ではチャージ番号と称する)と、当該チャージ番号のチャージの属性とが含まれている。
図2は、製品情報の一例を示す図である。図2では、チャージの属性が、納期、鋼種、C含有量、及びSi含有量である場合を例に挙げて示している。ここで、納期とは、鋳造されたチャージ(鋼片)を後工程に渡すことができるようになる日を指す。また、鋼種とは、鋳造によって得られる鋼片の種類を表すものである。また、C(Si)含有量とは、当該チャージの溶鋼全体の量に対する、当該溶鋼に含まれるC(Si)の含有量の割合を百分率で表したものである。尚、チャージの属性は、キャスト計画を立案する際に必要になる「チャージに関する情報」であれば、必ずしも図2に示したものに限定されない。
製品情報取得部101は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。ユーザがユーザインターフェースを操作して直接的に製品情報を入力する場合、CPUは、ユーザインターフェースによる操作の内容を認識することにより製品情報を取得することになる。また、ユーザがユーザインターフェースを操作して製品情報が記憶されている記憶領域を指示した場合、CPUは、ユーザインターフェースによる操作の内容を認識した上で、HDDや、USBインターフェースに接続された記憶媒体等にアクセスすることにより製品情報を取得することになる。
初期計画作成部102は、予め設定されているルールに基づいて、キャスト計画の初期計画(以下、初期計画と略称する)を作成する。例えば、図2に示した製品情報において、納期を第一優先順位、鋼種を第二優先順位としてチャージ番号をソートし、最初のキャストの先頭から、ソートした順にチャージ番号を割り付け、割り付けたチャージ番号の数が1つのキャストで鋳造可能なチャージ数の上限となったら、次のキャストの先頭から、ソートした順に残りのチャージ番号を割り付けることを順次行うというルールに基づいて初期計画を作成することができる。
図3は、初期計画の一例を示す図である。図3では、1つのキャストで鋳造可能なチャージ数の上限が「5」であり、前述したルールに従って図2に示した製品情報に含まれるチャージ番号をソートした結果、チャージ番号が11、12、2、1、8、5、3、9、6、7、4、10、14、18、16、17、15、13の順に並んだ場合の初期計画を例に挙げて示している。ただし、キャストにチャージを割り付けることができれば、必ずしも図3に示したようにして初期計画を作成する必要はない。
初期計画作成部102は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。CPUは、作成した初期計画を例えばRAMに一時的に記憶する。尚、以下では、製品情報が図2に示したものであり、初期計画が図3に示したものである場合を例に挙げて説明する。
現在計画作成部103は、初期計画作成部102で作成された初期計画を、要素数が「22」(チャージ数である「18」と最大キャスト数「4」との合計)の1次元配列xに格納して、現在計画とする。ここで、最大キャスト数は、製品情報に含まれるチャージ番号の数(チャージ数)を、1つのキャストで鋳造可能なチャージ数の上限で除算した値以上の整数となる。図2に示した製品情報の例ではチャージ数は「18」であり、図3に示した初期計画の例では1つのキャストで鋳造可能なチャージ数の上限は「5」であるため、最大キャスト数は「3.6(=18/5)」以上の整数となる。そこで、ここでは、最大キャスト数を「4」とする。
本実施形態では、現在計画作成部103は、キャスト番号kのキャストの先頭にチャージ番号iのチャージを鋳造する場合にはx[k+18(チャージ数)]=iとし、チャージ番号pのチャージの次にチャージ番号qのチャージを鋳造する場合にはx[p]=qとし、チャージ番号qのチャージがキャストの最後の場合には(チャージ番号qのチャージの次に何も鋳造せず、チャージ番号qのチャージがキャストの切れ目の場合には)x[q]=−1とする。そうすると、図3に示した初期計画から、図4に示すように、一次元配列xの現在計画が得られる。ここで、[ ]内は配列番号である。
このように本実施形態では、生産順が前後して隣り合う2つの製品のうちの、先行して生産される製品の製品IDの一例である「チャージ番号」を一次元配列のインデックス情報(本実施形態では、配列番号と同じ)とする。また、後行して生産される製品の製品IDの一例である「当該チャージ番号の次に鋳造されるチャージのチャージ番号」を該インデックス情報に対応する要素情報とする。そして、これらのインデックス情報と要素情報とにより定まる一次元配列を現在計画としている。ただし、キャストの最後のチャージ番号を示すインデックス情報に対応する要素情報には、当該チャージ番号のチャージがキャストの最後であることを識別する情報の一例として「−1」を用いる。また、キャストの最初のチャージ番号を示す要素情報に対応するインデックス情報には、ロットを識別するロットIDの一例として、チャージIDと重複しないよう、チャージ数にキャスト番号を加えた番号を用いる。
現在計画作成部103は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。CPUは、作成した現在計画を例えばRAMに一時的に記憶する。
配列番号選択部104は、次の(a)〜(c)の条件を満たす配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)のうち、未選択の組み合わせを1つ選択する。
(a) 配列番号(チャージ番号)jのチャージが、配列番号(チャージ番号)iのチャージ以降に鋳造され、配列番号(チャージ番号)iのチャージと、配列番号(チャージ番号)jのチャージとが同一のキャストで鋳造される。
(b) 配列番号(チャージ番号)vのチャージが、配列番号(チャージ番号)uのチャージ以降に鋳造され、配列番号(チャージ番号)uのチャージと、配列番号(チャージ番号)vのチャージとが同一のキャストで鋳造される。
(c) 配列番号(チャージ番号)x[i]〜配列番号(チャージ番号)jの鋳造範囲と、配列番号(チャージ番号)x[u]〜配列番号(チャージ番号)vの鋳造範囲とが相互に重ならない。
図4に示した現在計画から配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)を選択する場合、配列番号選択部104は、例えば、iの値として、キャスト番号が「1」のキャストの先頭のチャージ番号を格納する配列番号である「19」から選択を開始し、鋳造順に全ての配列番号を順番に選択すればよい。具体的に配列番号選択部104は、iの候補として、19、11、12、2、1、8、20、5、3、9、6、7、21、4、10、14、18、16、22、17、15、13を順番に選択する。同様に配列番号選択部104は、jの値として、j=iが成り立つjから選択を始め、現在の配列番号(チャージ番号)iと同一のキャストの配列番号を鋳造順に選択すればよい。例えば、i=3の場合、配列番号選択部104は、jの候補として、3、9、6、7を順番に選択する。また、配列番号選択部104は、u、vの値も、i、jと同様に、鋳造する順番に配列番号を選択すればよい。ただし、(c)の条件が成り立つように、配列番号選択部104は、例えば、鋳造順にチャージj以降の配列番号を代入すれば良い。例えば、j=9の場合、配列番号選択部104は、uの候補として、9、6、7、21、4、10、14、18、16、22、17、15、13を順番に選択し、u=10の場合、vの候補としてjの候補と同様に、10、14、18、16を順番に選択する。
配列番号選択部104は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
近傍計画作成部105は、配列番号選択部104により選択された配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)に対して、以下の(A)〜(B)の操作を行うことにより、現在計画に対する1つの近傍計画を作成する。
(A) x[i]⇔x[u]
(B) x[j]⇔x[v]
ここで、⇔は、配列の要素を交換することを意味する。このように本実施形態では、(A)〜(B)の操作を行うことにより、選択された2つの範囲の起点同士を入れ替える操作と、終点同士を入れ替える操作とを行うようにしている。
図5(a)は、x[i]=j、且つ、x[u]=vの場合の操作の一例を概念的に示す図であり、図5(b)は、図3、図4に示した計画に対して、x[i]=j、且つ、x[u]=vの場合(i=3、j=9、u=4、v=10の場合)の操作の一例を示す図である。図5に示すように、x[i]=j、且つ、x[u]=vの場合には、2つのチャージ番号を入れ替える操作となる。
図6(a)は、x[j]=−1、且つ、x[v]=−1の場合の操作の一例を概念的に示す図であり、図6(b)は、図3、図4に示した計画に対して、x[j]=−1、且つ、x[v]=−1の場合(i=12、j=8、u=5、v=7の場合)の操作の一例を示す図である。図6に示すように、x[j]=−1、且つ、x[v]=−1の場合には、2つのキャストの後半のチャージ番号(チャージ番号iの次以降のチャージ番号、チャージ番号uの次以降のチャージ番号)を入れ替える操作となる。
図8(a)は、i>N、且つ、u>N(Nはチャージ数(=18))の場合の操作の一例を概念的に示す図であり、図8(b)は、図3、図4に示した計画に対して、i>N、且つ、u>Nの場合(i=19、j=2、u=20、v=6の場合)の操作の一例を示す図である。図8に示すように、i>N、且つ、u>Nの場合には、2つのキャストの前半のチャージ番号(チャージ番号jが属するキャストの先頭からチャージ番号jまでのチャージ番号と、チャージ番号vが属するキャストの先頭からチャージ番号vまでのチャージ番号)を入れ替える操作となる。
図5〜図9に示すように、本実施形態では、1次元配列x[s]の2つの要素を入れ替える操作を行うだけで、多様な近傍計画を作成することができる。尚、図5〜図9は、多様なパターンの一部を示したものであり、配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)に応じて、図5〜図9に示した以外のパターンの近傍計画が作成される。この場合、図7及び図9に示したように、配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)によっては、所望のパターンが得られるように、(A)の操作と(B)の操作の順番を予め決めておき、その順番に従って操作を行うようにする。
近傍計画作成部105は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。CPUは、RAM等に記憶されている現在計画を近傍計画に書き換えて現在計画を新たな現在計画に更新する。
評価部106は、現在計画と近傍計画(新たな現在計画)とを比較し、近傍計画が現在計画に対して改善されたかどうかを調べる。本実施形態では、評価部106は、以下の(1)式に示す評価関数を予め用意し、現在計画の評価値Jと近傍計画の評価値Jとを算出し、近傍計画の評価値Jの方が現在計画の評価値Jよりも小さければ、近傍計画が現在計画に対して改善されたと判断し、そうでなければ改善されなかったと判断する。
の納期,0)}
+Wt×Σw{max(チャージ番号wのチャージの鋳造位置−キャストの最大連々数,
0)}
+Wc×Σw{|チャージ番号wのチャージのC含有量−次のチャージのC含有量|
}
+WSi×Σw{|チャージ番号wのチャージのSi含有量−次のチャージのSi含有量
|} ・・・(1)
れ日数の合計値である。右辺第2項の「チャージ番号wのチャージの鋳造位置」とは、キャストの先頭のチャージから数えた場合の、チャージ番号wのチャージの鋳造順番である。「キャストの最大連々数」とは、1つのキャストで鋳造可能なチャージ数の上限値を意味し(図3に示す例では「5」である)。よって、右辺第2項の{}内の値は、キャストの最大連々数制約の違反度を表し、右辺第2項のΣw{}の値は、キャストの最大連々数
制約の違反度の合計値である。右辺第3項の{}内の値は、チャージ番号wのチャージと、その次のチャージ(チャージ番号wのチャージの次に鋳造するチャージ)との合金成分Cの含有量の差である。これは、チャージ番号wと、その次のチャージとの溶鋼混合部の合金成分Cに関する品質劣化度を表す。例えば、図2に示したチャージ番号1のチャージと、チャージ番号2のチャージとが連続して鋳造される場合、C含有量の差は、0.03%(=|0.05%−0.02%|)となる。右辺第3項のΣw{}の値は、溶鋼混合部
の合金成分Cに関する品質劣化度の合計値である。右辺第4項は、右辺第3項のC(炭素)をSi(シリコン)にしたものであり、右辺第4項のΣw{}の値は、溶鋼混合部の合
金成分Siに関する品質劣化度の合計値である。
項のΣw{}の値は最大連々数に関する評価値、右辺第3項のΣw{}の値は溶鋼混合部
の合金成分Cに関する評価値、右辺第4項のΣw{}の値は溶鋼混合部の合金成分Siに
関する評価値である。(1)式の評価関数は、それらの評価値に重要度を表す係数Wd、Wt、Wc、WSiを乗じた値の合計値を出力する関数であり、係数Wd、Wt、Wc、WSiを調整することにより、納期や最大連々数の遵守度や溶鋼混合部の合金成分含有量に優れたバランスの良い計画を立案することができる。
評価部106は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。尚、キャスト計画に応じて値が変わる変数を有していれば、評価関数は(1)式に示したものに限定されない。(1)式では、評価値Jが小さい方が評価の高い評価関数を示したが、評価値Jが大きい方が評価の高い評価関数としてもよい。
<現在計画変更部107>
現在計画変更部107は、評価部106による評価の結果、近傍計画が現在計画に対して改善された((1)式では、現在計画の評価値Jよりも近傍計画の評価値Jの方が小さい)と判断されると、新たな現在計画に対する近傍計画を漏れなく探索するために、選択済みの配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)を未選択の状態に戻す。そして、配列番号選択部104は、新たな現在計画の近傍計画を作成できるように、配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)を最初から選択し直す。
現在計画変更部107は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
配列番号リセット部108は、評価部による評価の結果、近傍計画が現在計画に対して改善されていない((1)式では、現在計画の評価値Jよりも近傍計画の評価値Jの方が大きいか等しい)と判断されると、新たな現在計画に対して、前述した(A)〜(B)の操作を再度行い、新たな現在計画を元の現在計画に戻す。そして、配列番号選択部104は、元の現在計画の残りの近傍計画を作成できるように、前述した(a)〜(c)の条件を満たす配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)のうち、未選択のものを選択する。
配列番号リセット部108は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。CPUは、RAM等に記憶されている近傍計画を元の現在計画に書き換えて現在計画を元に戻す。
<現在計画出力部109>
現在計画出力部109は、現在計画変更部107により配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)が未選択の状態に戻されることなく、配列番号選択部104により、前述した(a)〜(c)の条件を満たす全ての配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)が選択されると、そのときの現在計画(一次元配列x)の値を最良のキャスト計画としてHDD等に出力する。また、現在計画出力部109は、最良のキャスト計画をコンピュータディスプレイに表示するようにしてもよい。
現在計画出力部109は、例えば、CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより実現される。CPUは、最良のキャスト計画を、例えば、ユーザによるユーザインターフェースの操作により指定された記憶領域に記憶したり、ユーザによるユーザインターフェースの操作に従って表示用の画像データを作成したりする。
次に、図10のフローチャートを参照しながら、本実施形態の生産計画作成装置100の動作の一例を説明する。
まず、ステップS1において、製品情報取得部101は、図2に示したような製品情報を取り込む。
次に、ステップS2において、初期計画作成部102は、ステップS1で取り込まれた製品情報に対して、予め設定されているルールを適用して図3に示したような初期計画を作成する。
このように本実施形態では、例えば、ステップS3の処理を行うことにより記憶ステップの一例が実現される。
次に、ステップS4において、配列番号選択部104は、前述した(a)〜(c)の条件を満たす配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)のうち、未選択の組み合わせを1つ選択する。尚、ステップS4を最初に実行するとき、又は、後述するステップS9の直後にステップS4を実行するときには、配列番号選択部104は、i=j=u=v=チャージ数+1(図4に示す例では「19」であり、キャスト番号が「1」のキャストを表す)を選択するものとする。
以上のように本実施形態では、例えば、ステップS5、S11の処理を行うことにより出力ステップの一例が実現される。
一方、ステップS5の判定の結果、全ての配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)が選択されていない場合には、ステップS6に進み、近傍計画作成部105は、ステップS4で選択された配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)に対して、前述した(A)〜(B)の操作を行うことにより、現在計画に対する1つの近傍計画を作成する。
このように本実施形態では、例えば、ステップS4、S6の処理を行うことにより操作ステップの一例が実現される。
次に、ステップS7において、評価部106は、ステップS6で得られた近傍計画の評価値Jを(1)式に従って算出する。
このように本実施形態では、例えば、ステップS7の処理を行うことにより評価ステップの一例が実現される。
次に、ステップS8において、評価部106は、近傍計画の評価値Jの方が現在計画の評価値Jよりも小さいか否か、すなわち、近傍計画が現在計画に対して改善されたか否かを判定する。この判定の結果、近傍計画の評価値Jの方が現在計画の評価値Jよりも小さく、近傍計画が現在計画に対して改善された場合には、ステップS9に進む。
一方、近傍計画の評価値Jの方が現在計画の評価値Jよりも小さくなっておらず、近傍計画が現在計画に対して改善されていない場合には、ステップS10に進み、配列番号リセット部108は、新たな現在計画(ステップS6で作成された近傍計画)に対して、前述した(A)〜(B)の操作を行い、新たな現在計画を元の現在計画に戻す。そして、ステップS4に戻り、配列番号選択部104は、元の現在計画の残りの近傍計画を作成できるように、前述した(a)〜(c)の条件を満たす配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)のうち、未選択のものを選択する。
図11において、グラフ111は、本実施形態の手法において、最適解の探索方法をローカルサーチ法として作成したキャスト計画に対するグラフである。また、グラフ112は、2つのチャージ番号を単純に入れ替える操作、及び一方のチャージ番号の後に他方のチャージ番号を挿入する操作を行う2要素近傍の手法において、最適解の探索方法をローカルサーチ法として作成したキャスト計画に対するグラフである。また、グラフ113は、2要素近傍の手法において、最適解の探索方法をシミュレーティッド・アニーリング法として作成したキャスト計画に対するグラフである。
図11(a)のグラフ112から分かるように、2要素近傍を用いたローカルサーチ法では、約0.05秒で評価値の悪い局所最適解に陥ってしまい、計算が終了した。一方、図11(a)、図11(b)のグラフ113から分かるように、2要素近傍を用いたシミュレーティッド・アニーリング法では、2要素近傍を用いたローカルサーチ法よりも良い評価値が得られた。しかしながら、図11(a)、図11(b)のグラフ111から分かるように、本実施形態の手法を用いたローカルサーチ法の方が、2要素近傍を用いたシミュレーティッド・アニーリング法よりも短時間で評価値の良いキャスト計画が得られた。
本実施形態では、生産計画として、鋼片の連続鋳造におけるキャスト計画を作成する場合を例に挙げて説明したが、ロットに複数の製品を纏めてロット単位で製品を生産するための計画を作成するようにしてれば、生産計画の適用範囲はキャスト計画に限定されるものではない。例えば、圧延計画を作成することもできる。圧延計画を作成する場合には、「スラブ(被圧延材)」が「製品」に対応し、「圧延ロット(圧延単位)」が「ロット」に対応し、「圧延」が「製造」に対応する。すなわち、前述した説明において、「チャージ」を「スラブ(被圧延材)」に、「キャスト」を「圧延ロット(圧延単位)」に、「鋳造」を「圧延」にそれぞれ置き換えることにより、圧延計画を作成することができる。
また、本実施形態では、チャージ番号をインデックス情報とし、当該チャージ番号の次に鋳造されるチャージのチャージ番号を当該インデックス情報に対応する要素情報とした一次元配列xを生産計画とした場合を例に挙げて説明した。しかしながら、製品の識別コードである製品IDのなかで、生産順が前後して隣り合う2つの製品のうちの、先行して生産される製品の製品IDを一次元配列のインデックス情報とし、後行して生産される製品の製品IDを当該インデックス情報に対応する要素情報としたものを生産計画としていれば、インデックス情報及び要素情報は、本実施形態で説明したものに限定されない。例えば、製品IDとして整数の連番を用いずに記号を用いるようにしてもよい。また、生産計画として、例えば、Fをインデックス情報、Gをそのインデックス情報対応する情報要素情報とした場合に、(F,G)という2つの数値のペアの形で生産計画を一次元配列として表してもよい。
(d) 要素x[j]のチャージが、要素x[i]のチャージ以降に鋳造され、要素x[i]のチャージと、要素x[j]のチャージとが同一のキャストで鋳造される。
(e) 要素x[v]のチャージが、要素x[u]のチャージ以降に鋳造され、要素x[u]のチャージと、要素x[v]のチャージとが同一のキャストで鋳造される。
(f) 配列番号(チャージ番号)x[i]〜配列番号(チャージ番号)jの鋳造範囲と、配列番号(チャージ番号)x[u]〜配列番号(チャージ番号)vの鋳造範囲とが相互に重ならない。
ここで、キャストの切れ目のチャージ番号の要素は「−1」であるので、このような要素の場合、例えば、「要素x[i]のチャージと、要素x[j]のチャージとが同一のキャストで鋳造される」とは「要素x[i]に対応する配列番号(チャージ番号)のチャージと、要素x[j]に対応する配列番号(チャージ番号)のチャージとが同一のキャストで鋳造される」ことを意味する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。前述した第1の実施形態では、(a)〜(c)の条件を満たす配列番号の組み合わせ(i,j,u,v)を全て選択し得る場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、予め指定された配列番号については選択しないようにする場合を例に挙げて説明する。このように本実施形態と前述した第1の実施形態では、配列番号の選択の方法の一部が主として異なる。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図12に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
尚、本実施形態においても、第1の実施形態で説明した変形例を採用することができる。また、配列番号を指定するのではなく、要素を直接指定し、その要素については入れ替えを行わないようにしてもよい。
また、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
101 製品情報取得部
102 初期計画作成部
103 現在計画作成部
104 配列番号選択部
105 近傍計画作成部
106 評価部
107 現在計画変更部
108 配列番号リセット部
109 現在計画出力部
Claims (11)
- 複数の製品をロットに纏めて該ロット単位で該製品を生産するために、該製品の該ロットへの割り振りと、該製品の生産順とを表す生産計画を作成する生産計画作成方法であって、
前記製品の識別コードである製品IDのなかで、生産順が前後して隣り合う2つの該製品のうちの、先行して生産される製品の製品IDを一次元配列のインデックス情報とし、後行して生産される製品の製品IDを該インデックス情報に対応する要素情報として、生産計画を記憶する記憶ステップと、
同一の前記ロット内において生産順で連続する複数の前記製品から、起点と終点を指定して選択される製造範囲であって、少なくとも該起点及び該終点以外では相互に重複しない2つの製造範囲を選択して、該2つの製造範囲のそれぞれの起点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作と、該2つの製造範囲のそれぞれの終点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作とを行う操作ステップと、
前記生産計画の良否を表す所定の評価関数によって、前記操作ステップにより操作が行われた後の生産計画の評価値を導出する評価ステップと、
前記評価値に基づいて最も評価が高いと判定された生産計画を出力する出力ステップと、を有することを特徴とする生産計画作成方法。 - 前記記憶ステップは、前記ロットのそれぞれの最後の生産順の製品の各製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報のそれぞれとして、前記製品IDの製品の次に生産する製品の製品IDの代わりに、当該製品IDの製品が前記ロットの最後の生産順の製品であることを識別する情報を記憶することを特徴とする請求項1に記載の生産計画作成方法。
- 前記記憶ステップは、前記ロットのそれぞれの最初の生産順の各製品の製品IDを示す前記要素情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記一次元配列のインデックス情報のそれぞれとして、該ロットのそれぞれを識別するコードであるロットIDを記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の生産計画作成方法。
- 前記製品IDとして整数の連番を用い、前記ロットIDとして、該製品IDと重複しない整数の連番を用いることを特徴とする請求項3に記載の生産計画作成方法。
- 前記操作ステップは、予め指定された前記一次元配列のインデックス情報に対応する要素情報の入れ替えを行わないようにすることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の生産計画作成方法。
- 複数の製品をロットに纏めて該ロット単位で該製品を生産するために、該製品の該ロットへの割り振りと、該製品の生産順とを表す生産計画を作成する生産計画作成装置であって、
前記製品の識別コードである製品IDのなかで、生産順が前後して隣り合う2つの該製品のうちの、先行して生産される製品の製品IDを一次元配列のインデックス情報とし、後行して生産される製品の製品IDを該インデックス情報に対応する要素情報として、生産計画を記憶する記憶手段と、
同一の前記ロット内において生産順で連続する複数の前記製品から、起点と終点を指定して選択される製造範囲であって、少なくとも該起点及び該終点以外では相互に重複しない2つの製造範囲を選択して、該2つの製造範囲のそれぞれの起点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作と、該2つの製造範囲のそれぞれの終点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作とを行う操作手段と、
前記生産計画の良否を表す所定の評価関数によって、前記操作手段により操作が行われた後の生産計画の評価値を導出する評価手段と、
前記評価値に基づいて最も評価が高いと判定された生産計画を出力する出力手段と、を有することを特徴とする生産計画作成装置。 - 前記記憶手段は、前記ロットのそれぞれの最後の生産順の製品の各製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報のそれぞれとして、前記製品IDの製品の次に生産する製品の製品IDの代わりに、当該製品IDの製品が前記ロットの最後の生産順の製品であることを識別する情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載の生産計画作成装置。
- 前記記憶手段は、前記ロットのそれぞれの最初の生産順の各製品の製品IDを示す前記要素情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記一次元配列のインデックス情報のそれぞれとして、該ロットのそれぞれを識別するコードであるロットIDを記憶することを特徴とする請求項6又は7に記載の生産計画作成装置。
- 前記製品IDとして整数の連番を用い、前記ロットIDとして、該製品IDと重複しない整数の連番を用いることを特徴とする請求項8に記載の生産計画作成装置。
- 前記操作手段は、予め指定された前記一次元配列のインデックス情報に対応する要素情報の入れ替えを行わないようにすることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載の生産計画作成装置。
- 複数の製品をロットに纏めて該ロット単位で該製品を生産するために、該製品の該ロットへの割り振りと、該製品の生産順とを表す生産計画を作成することをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記製品の識別コードである製品IDのなかで、生産順が前後して隣り合う2つの該製品のうちの、先行して生産される製品の製品IDを一次元配列のインデックス情報とし、後行して生産される製品の製品IDを該インデックス情報に対応する要素情報として、生産計画を記憶する記憶ステップと、
同一の前記ロット内において生産順で連続する複数の前記製品から、起点と終点を指定して選択される製造範囲であって、少なくとも該起点及び該終点以外では相互に重複しない2つの製造範囲を選択して、該2つの製造範囲のそれぞれの起点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作と、該2つの製造範囲のそれぞれの終点の製品の製品IDを示す前記一次元配列のインデックス情報に対応づけられて前記生産計画として記憶されている前記要素情報同士を入れ替える操作とを行う操作ステップと、
前記生産計画の良否を表す所定の評価関数によって、前記操作ステップにより操作が行われた後の生産計画の評価値を導出する評価ステップと、
前記評価値に基づいて最も評価が高いと判定された生産計画を出力する出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009233726A JP5370060B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009233726A JP5370060B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011081624A JP2011081624A (ja) | 2011-04-21 |
JP5370060B2 true JP5370060B2 (ja) | 2013-12-18 |
Family
ID=44075609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009233726A Active JP5370060B2 (ja) | 2009-10-07 | 2009-10-07 | 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5370060B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016139254A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 新日鐵住金株式会社 | 生産計画作成装置、生産計画作成方法、およびプログラム |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5494542B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2014-05-14 | 新日鐵住金株式会社 | 製造計画立案方法、製造計画立案装置、及びコンピュータプログラム |
JP5928521B2 (ja) * | 2013-07-19 | 2016-06-01 | Jfeスチール株式会社 | キャスト編成方法およびキャスト編成装置 |
JP6331954B2 (ja) * | 2014-10-15 | 2018-05-30 | 新日鐵住金株式会社 | 生産計画作成装置、生産計画作成方法、及びプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3071986B2 (ja) * | 1993-09-17 | 2000-07-31 | 株式会社神戸製鋼所 | キャスト編成装置 |
-
2009
- 2009-10-07 JP JP2009233726A patent/JP5370060B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016139254A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 新日鐵住金株式会社 | 生産計画作成装置、生産計画作成方法、およびプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011081624A (ja) | 2011-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5370060B2 (ja) | 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及びコンピュータプログラム | |
JP6834727B2 (ja) | 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム | |
JP6299155B2 (ja) | キャスト計画立案装置、方法及びプログラム | |
JP6642273B2 (ja) | 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム | |
JP5494542B2 (ja) | 製造計画立案方法、製造計画立案装置、及びコンピュータプログラム | |
JP5000368B2 (ja) | 生産計画改善装置及びプログラム | |
JP6424648B2 (ja) | 生産計画作成装置、生産計画作成方法、およびプログラム | |
JP7156024B2 (ja) | 計画作成装置、計画作成方法、及びプログラム | |
CN108588323B (zh) | 一种炼钢连铸工业过程优化控制方法 | |
JP6930399B2 (ja) | 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム | |
JP2007257050A (ja) | ロット計画立案方法,ロット計画立案装置,及びコンピュータプログラム | |
JP4492332B2 (ja) | キャスト編成装置及びキャスト編成方法 | |
JP2007206980A (ja) | ロット計画立案方法、ロット計画立案装置、及びコンピュータプログラム | |
JP2007122127A (ja) | 鉄鋼製品の生産計画装置及び方法 | |
JP6477309B2 (ja) | 製鋼生産スケジュール作成装置、製鋼生産スケジュール作成方法、操業方法、及び製鋼製品の製造方法 | |
JP6904157B2 (ja) | 操業スケジュール作成方法、装置及びプログラム | |
JP2009223848A (ja) | 製鋼プロセスの操業計画作成方法及び操業計画作成装置、並びに、鋼材の製造方法 | |
JP6331954B2 (ja) | 生産計画作成装置、生産計画作成方法、及びプログラム | |
JP2020151734A (ja) | 計画作成装置、計画作成方法、およびプログラム | |
JP6041765B2 (ja) | 生産スケジュールの決定支援システム | |
JP2006155011A (ja) | 生産計画立案装置及び生産計画立案方法 | |
JP4658525B2 (ja) | 生産計画プログラム | |
JP7163771B2 (ja) | キャスト編成装置、キャスト編成方法、およびプログラム | |
JP7077827B2 (ja) | 製造スケジュール決定装置、製造スケジュール決定方法およびプログラム | |
JP2007257048A (ja) | ロット計画立案方法,ロット計画立案装置,及びコンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130902 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5370060 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |