JP5369941B2 - データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム Download PDF

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本発明は、データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラムに関する。本発明は、特に、メモリを増設した際のメモリアクセスを制御するためのデータ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラムに関する。
メモリにアクセスする際のバス幅を最大バス幅の範囲内で切り替え可能なCPUが存在する(特許文献1参照)。
例えば64ビットの最大バス幅の範囲内でバス幅を切り替え可能なCPUとメモリとを含む回路において、同じ容量のメモリを搭載する場合には、メモリの高容量化に伴ってメモリを少ない個数の素子で構成する結果、メモリにアクセスする際のバス幅を狭くせざるを得なくなる。このことは、最小限のメモリ素子でメモリを構成することができるため、メモリの実装スペース、消費電力、およびコストの面から有利ではあるが、一方、性能面では、以下のような制約が生じる。
例えば256MB(Mバイト)のメモリ容量を構成する場合、容量512Mビットのメモリ素子(バス幅16ビット)4個で構成し、CPUは64ビットのバス幅を使用してメモリにアクセスすることができる。しかし、メモリの高容量化に伴って容量1Gビットのメモリ素子(バス幅16ビット)が主流になると、256MBのメモリ容量を構成する場合、1Gビットのメモリ素子2個でレジデントメモリを構成せざるを得ない。したがって、メモリにアクセスする場合のバス幅は、メモリ素子(バス幅16ビット)2個に対応して、32ビットのバス幅となる。このため、CPUの最大バス幅(64ビット)に合わせることができなくなり、データの転送速度が最大バス幅でアクセスする場合と比較して半減する結果となっていた。
このような状況の中でメモリの増設を行う場合、一般に、市販のDIMM(Dual Inline Memory Module)が使用される。
しかしながら、DIMMは64ビットのバス幅を有するものが現在主流であり、DIMMのバス幅は予め搭載されているレジデントメモリの32ビットのバス幅よりも大きい。したがって、アクセスの容易さから使用するバス幅を小さい方のバス幅に合わせてレジデントメモリと増設メモリであるDIMMとにアクセスすると、DIMM(バス幅64ビット)における残りの32ビット幅に対応するメモリ部分を使用することができない、という問題があった。
一方、特許文献1には、動作中に32ビットのバス幅と16ビットのバス幅とに切り替え可能なCPUに、16ビットのバス幅を有するメモリ素子を1つ又は複数接続できるようにした技術が提案されている。しかし、この特許文献1に記載の技術は、最大バス幅よりも小さいバス幅のメモリ素子を増設することを可能にして、メモリの占有面積を小さくするための技術に過ぎない。つまり、特許文献1に記載の技術は、レジデントメモリに対してDIMMを増設した場合にDIMMにおける未使用部分が発生する事態に対処する技術を提供するものではない。
特開平10−124386号公報
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、レジデントメモリが接続されたCPUに対して、レジデントメモリのバス幅よりも大きいバス幅を有する増設メモリが接続された場合、増設メモリにおける従来未使用の部分を有効に活用することができる、データ処理装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラムを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能なCPUと、前記CPUと接続され前記第1のバス幅を有する第1のメモリと、所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが前記CPUと接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定する決定手段と、を有することを特徴とするデータ処理装置。
(2)前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする上記(1)に記載のデータ処理装置。
(3)前記決定手段により前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定する設定手段と、をさらに有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載のデータ処理装置。
(4)前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
(5)前記データ処理装置は、画像処理を実行する画像処理装置であることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
(6)メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能であり前記第1のバス幅を有する第1のメモリが接続されたCPUに対して、所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較するステップ(a)と、前記ステップ(a)における比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定するステップ(b)と、を有することを特徴とするデータ処理方法。
(7)前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする上記(6)に記載のデータ処理方法。
(8)前記ステップ(b)において前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断するステップ(c)と、前記ステップ(c)において前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定するステップ(d)と、をさらに有することを特徴とする上記(6)または(7)に記載のデータ処理方法。
(9)前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする上記(6)〜(8)のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
(10)画像処理を実行する画像処理装置において使用されることを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
(11)メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能であり前記第1のバス幅を有する第1のメモリが接続されたCPUに対して、所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較する手順(a)と、前記手順(a)における比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定する手順(b)と、を有するデータ処理をコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラム。
(12)前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする上記(11)に記載のデータ処理プログラム。
(13)前記データ処理は、前記手順(b)において前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断する手順(c)と、前記手順(c)において前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定する手順(d)と、をさらに有することを特徴とする上記(11)または(12)に記載のデータ処理プログラム。
(14)前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする上記(11)〜(13)のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
(15)前記コンピュータは、画像処理を実行する画像処理装置であることを特徴とする上記(11)〜(14)のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
(16)上記(11)〜(15)のいずれか1項に記載のデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、第1のメモリとしてのレジデントメモリが接続されたCPUに対して、レジデントメモリのバス幅よりも大きいバス幅を有する第2のメモリとしての増設メモリが接続された場合、増設メモリにおける従来未使用の部分を有効に活用することが可能となる。すなわち従来利用されずに捨てていたメモリ資源を有効に活用し得る。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用された画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 プリンタコントローラの要部の構成を示すブロック図である。 RAMの詳細構成をCPUとともに示す図である。 プリンタコントローラにおけるメモリを増設した際のメモリアクセスに関する制御の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置が適用された画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る画像形成システムは、ユーザの指示に従い印刷ジョブを生成するクライアント装置としてのPC1と、PC1から受信した印刷ジョブに基づき印刷を実行する画像形成装置としてのMFP2とを備えており、これらはネットワーク5により相互に通信可能に接続されている。なお、PC1とMFP2とは、ネットワーク5を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されてもよい。
ここで、MFP2は、PC1から受信した印刷ジョブに対してラスタライズ処理等の各種画像処理を実行する画像処理装置としてのプリンタコントローラ3と、プリンタコントローラ3から転送された画像処理済みの画像データに基づき印刷を実行する印刷装置としてのプリンタエンジン4とを有している。但し、画像処理装置としてのプリンタコントローラ3は、本実施形態のようにMFP2に内包された装置ではなく、MFP2から独立した単独の装置であってもよい。
図2は、プリンタコントローラ3の要部の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プリンタコントローラ3は、装置全体の制御および各種演算処理を行うCPU31、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM32、BOOTプログラム等の各種のプログラムやデータを格納するための不揮発性のメモリであるROM33、各種のプログラムやデータを保存するための外部記憶装置としてのハードディスク39、およびプリンタエンジン4と通信するためのプリンタエンジン用インタフェース34を有する。
プリンタコントローラ3は、ネットワーク5と物理的に接続するためのLAN用コネクタ36を有している。そして、プリンタコントローラ3は、PHYインタフェース35を介して、ネットワーク5上のPC1と通信することができ、例えばPC1から印刷ジョブを受信する。
また、プリンタコントローラ3は、外部シリアルバスを通じてUSBデバイスと物理的に接続するためのUSBデバイス用コネクタ37と、外部シリアルバスを通じてUSBホストと物理的に接続するためのUSBホスト用コネクタ38とを有している。USBデバイスとしては、例えば外部メモリ、保守用装置、キーボード等が挙げられる。また、USBホストとしては、PC等が挙げられる。
CPU31は、メモリにアクセスする際のバス幅を最大バス幅(ここでは64ビット)の範囲内で切り替えることができる。本実施形態では、CPU31は、メモリにアクセスする際のバス幅を32ビットのバス幅(32ビット幅)と64ビットのバス幅(64ビット幅)とに切り替え可能である。
RAM32は、DRAMのDDR2と称されるメモリ素子から構成されており、ROM33やハードディスク39からのプログラムのローディング、受信したデータの格納、および画像処理の際の作業領域として使用される。
図3は、RAM32の詳細構成をCPU31とともに示す図である。
RAM32は、プリンタコントローラ3に予め標準で搭載されるレジデントメモリ321を有している。レジデントメモリ321は、本実施形態では、2個のメモリ素子(バス幅16ビット)3211,3212から構成される。両メモリ素子3211,3212の合計32本のデータピンは、CPU31のD0〜D31のデータピンに接続されている。
また、プリンタコントローラ3は、メモリの増設を行う場合のために、DIMM322を差し込むためのメモリスロット323を図示しないマザーボード上に備えている。
DIMM322は、4個のメモリ素子(バス幅16ビット)3221〜3224から構成される。DIMM322がメモリスロット323に差し込まれることによって、4個のメモリ素子3221〜3224の合計64本のデータピンは、図3に示すようにCPU31のD0〜D63のデータピンに接続されるようになっている。
また、DIMM322は、SPD(Serial Presence Detection)3225を備えている。SPD3225には、DIMM322のメモリ容量、アクセススピード等の情報が格納されている。DIMM322がメモリスロット323に差し込まれることによって、SPD3225は、CPU31のピン(I2C)に接続されるようになっている。
次に、図4を参照して、プリンタコントローラ3におけるメモリを増設した際のメモリアクセスに関する制御について説明する。図4のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、プリンタコントローラ3のROM33等の記憶部にプログラムとして記憶されており、当該プログラムがCPU31によってRAM32上に読み出されて実行される。
電源がONされると、まず、CPU31は、プリンタコントローラ3にDIMM322が搭載されているか否か、すなわちDIMM322がCPU31と接続されたか否かを判断する(S101)。具体的には、CPU31は、DIMM322上に備えられているSPD3225にアクセスできるか否かによって判断される。
DIMM322が搭載されていないと判断された場合(S101:NO)、CPU31は、32ビットのバス幅を使用してレジデントメモリ321とアクセスすることを決定する(S102)。
続いて、ステップS103では、CPU31は、レジデントメモリ321のアクセススピードを、メモリにアクセスする際のスピードとして設定する。
一方、DIMM322が搭載されていると判断された場合(S101:YES)、増設されたDIMM322のメモリ容量(以下、「DIMM容量」ともいう。)がレジデントメモリ321のメモリ容量(以下、「レジデント容量」ともいう。)の2倍以上であるか否かが判断される(S104)。ここで、DIMM容量は、CPU31がDIMM322上に備えられているSPD3225にアクセスした際に取得される。
このステップS104では、32ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量と、64ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量とが比較され、64ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量の方が大きくなるか否かが判断される。
DIMM容量がレジデント容量の2倍未満であると判断された場合(S104:NO)、CPU31は、32ビットのバス幅を使用してレジデントメモリ321およびDIMM322とアクセスすることを決定する(S105)。この場合、DIMM容量<(DIMM容量/2+レジデント容量)が成立する。つまり、32ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量(DIMM容量/2+レジデント容量)の方が、64ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量(DIMM容量)よりも大きくなる。
続いて、ステップS106では、CPU31は、レジデントメモリ321のアクセススピードを、メモリにアクセスする際のスピードとして設定する。
一方、DIMM322のメモリ容量がレジデントメモリ321のメモリ容量の2倍以上であると判断された場合(S104:YES)、CPU31は、64ビットのバス幅を使用してDIMM322とアクセスすることを決定する(S107)。この場合、DIMM容量≧(DIMM容量/2+レジデント容量)が成立する。つまり、64ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量(DIMM容量)の方が、32ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリの容量(DIMM容量/2+レジデント容量)よりも大きくなる。
より具体的に説明すれば、例えば、レジデントメモリ(容量256MB、32ビット幅)を使用しているところに、DIMM(64ビット幅)を増設する場合を考える。レジデント容量(256MB)の2倍以上の容量(512MB以上)のDIMMを増設した場合、DIMM容量≧(DIMM容量/2+レジデント容量)が成立するので、64ビットのバス幅でDIMMを使用した方が、32ビットのバス幅でレジデントメモリおよびDIMMを使用するよりも、CPU31がアクセス可能なメモリの容量が大きくなる。しかも、転送速度は、32ビットのバス幅でレジデントメモリおよびDIMMを使用した場合には、アクセスのクロック周波数が267MHzであるとすると、267×2×32/8=2136MB/S=2.136GB/Sとなるのに対し、64ビットのバス幅でDIMMを使用した場合には、64ビット幅で転送できるため、2倍の4.272GB/Sとなる。したがって、レジデント容量の2倍以上の容量のDIMMを増設した場合、64ビットのバス幅でDIMMを使用した方が有利である。
一方、レジデント容量(256MB)の2倍未満の容量(512MB未満)のDIMMを増設した場合、DIMM容量<(DIMM容量/2+レジデント容量)が成立するので、32ビットのバス幅でレジデントメモリおよびDIMMを使用した方が、64ビットのバス幅でDIMMを使用するよりも、CPU31がアクセス可能なメモリの容量が大きくなる。この場合、メモリを増設するのはメモリ容量をアップしたい意図が存在する観点から、32ビットのバス幅でレジデントメモリおよびDIMMを使用した方が有利である。
ステップS108では、DIMM322のアクセススピードはCPU31が設定可能なアクセススピードであるか否かが判断される。ここで、DIMM322のアクセススピードは、CPU31がDIMM322上に備えられているSPD3225にアクセスした際に取得される。
DIMM322のアクセススピードをCPU31が設定可能であると判断された場合(S108:YES)、CPU31は、DIMM322のアクセススピードを、メモリへのアクセススピードとして設定する(S109)。
すなわち、予め設定可能と確認されていたアクセススピード内であれば、増設されたDIMM322仕様の速いアクセススピードを使用することにより、更に高速なデータ転送が可能となる。
一方、DIMM322のアクセススピードをCPU31が設定可能でないと判断された場合には(S108:NO)、CPU31は、設定可能なアクセススピードの中からDIMM322のアクセススピードに最も近いスピードを選択してアクセススピードとして設定する(S110)。
このように本実施形態では、メモリにアクセスする際のバス幅を32ビットのバス幅と64ビットのバス幅とに切り替え可能であり32ビットのバス幅を有するレジデントメモリ321が接続されたCPU31に対して、64ビットのバス幅を有するDIMM322が接続された場合、プリンタコントローラ3は、32ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリ容量と64ビットのバス幅を使用してCPU31がアクセス可能なメモリ容量とを比較し、比較の結果に基づいて、32ビットのバス幅および64ビットのバス幅のうち、CPU31がアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定する。
したがって、本実施形態によれば、レジデントメモリが接続されたCPUに対して、レジデントメモリのバス幅よりも大きいバス幅を有する増設メモリが接続された場合、増設メモリにおける従来未使用の部分を有効に活用することが可能となる。すなわち従来利用されずに捨てていたメモリ資源を有効に活用し得る。
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
例えば、上記実施形態においてMFPが画像形成装置として使用されているが、本発明においてはプリンタ、複写機等の他の画像形成装置が使用されてもよい。
また、上記実施形態では、レジデントメモリ321のバス幅が32ビット、DIMM322のバス幅が64ビットである場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、DIMM322のバス幅がレジデントメモリ321のバス幅の2倍である他の場合に容易に適用可能である。更には、本発明は、DIMM322のバス幅がレジデントメモリ321のバス幅よりも大きい種々の場合にも適用可能である。
また、上記実施形態では、画像処理を実行する画像処理装置(データ処理装置)としてのプリンタコントローラ3に本発明が適用される場合について説明した。プリンタコントローラ3は、ラスタライズ処理等の各種画像処理を実行する際に大容量のデータ処理が必要となるため、本発明を適用するのに好ましいものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のデータ処理装置にも適用可能である。
本実施形態の画像処理装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 PC、
2 MFP、
3 プリンタコントローラ(画像処理装置)、
31 CPU、
32 RAM、
321 レジデントメモリ(第1のメモリ)、
322 DIMM(第2のメモリ)、
33 ROM、
4 プリンタエンジン、
5 ネットワーク。

Claims (16)

  1. メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能なCPUと、
    前記CPUと接続され前記第1のバス幅を有する第1のメモリと、
    所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが前記CPUと接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記決定手段により前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定する設定手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記データ処理装置は、画像処理を実行する画像処理装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能であり前記第1のバス幅を有する第1のメモリが接続されたCPUに対して、所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)における比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定するステップ(b)と、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  7. 前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  8. 前記ステップ(b)において前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断するステップ(c)と、
    前記ステップ(c)において前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定するステップ(d)と、
    をさらに有することを特徴とする請求項6または7に記載のデータ処理方法。
  9. 前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
  10. 画像処理を実行する画像処理装置において使用されることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
  11. メモリにアクセスする際のバス幅を第1のバス幅と当該第1のバス幅よりも大きい第2のバス幅とに切り替え可能であり前記第1のバス幅を有する第1のメモリが接続されたCPUに対して、所定のバス幅を有する複数個のメモリ素子から構成され前記第2のバス幅を有する第2のメモリが接続された場合、前記第1のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である、前記第1のバス幅と同じバス幅となる個数の前記メモリ素子の総メモリ容量と前記第1のメモリの全メモリ容量との和前記第2のバス幅を使用して前記CPUがアクセス可能なメモリ容量である前記第2のメモリの全メモリ容量とを比較する手順(a)と、
    前記手順(a)における比較の結果に基づいて、前記第1のバス幅および記第2のバス幅のうち、前記CPUがアクセス可能なメモリ容量が大きくなる方のバス幅を使用することを決定する手順(b)と、
    を有するデータ処理をコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラム。
  12. 前記第1のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第1のバス幅を使用して前記第1のメモリおよび前記第2のメモリとアクセスし、前記第2のバス幅を使用する場合、前記CPUは前記第2のバス幅を使用して前記第2のメモリとアクセスすることを特徴とする請求項11に記載のデータ処理プログラム。
  13. 前記データ処理は、
    前記手順(b)において前記第2のバス幅を使用することが決定された場合、前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであるか否かを判断する手順(c)と、
    前記手順(c)において前記第2のメモリのアクセススピードは前記CPUが設定可能なアクセススピードであると判断された場合、前記第2のメモリのアクセススピードを、前記CPUが前記第2のメモリにアクセスする際のスピードとして設定する手順(d)と、
    をさらに有することを特徴とする請求項11または12に記載のデータ処理プログラム。
  14. 前記第2のバス幅は、前記第1のバス幅の2倍であることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
  15. 前記コンピュータは、画像処理を実行する画像処理装置であることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載のデータ処理プログラム。
  16. 請求項11〜15のいずれか1項に記載のデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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