JP5368910B2 - タイヤ加硫装置 - Google Patents

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本発明は、下部プレートの上面に、摺動移動方向に沿ってV字状または逆V字状にのびる係合部を有するセクター受けを形成することにより、加硫金型組付け時のトレッドセクターのセンタリングを容易とし、加硫金型の組付け精度および組付け作業性を向上しうるタイヤ加硫装置に関する。
タイヤ加硫装置として、図11(A)、(B)に示す如く、タイヤの両サイドウォール面をそれぞれ成形する上下のサイドモールドa1、a2と、環状に合体することによりトレッド面を成形する複数個のトレッドセグメントa3とからなるタイヤ加硫金型aを具えたものが多用されている。
このものは、従来、前記上のサイドモールドa1を取付ける昇降可能な上部プレートb1と、前記下のサイドモールドa2を支持する下部プレートb2と、各トレッドセグメントa3を取付ける複数個のトレッドセクターb3と、各トレッドセクターb3を半径方向内外に移動させる環状のアクチェータcとを具える(例えば、特許文献1参照。)。
前記アクチェータcは、その半径方向内周面が、前記トレッドセクターb3の半径方向外側面と同傾斜のコーン面csからなる環状体であり、このアクチェータcの下降によって前記コーン面csがトレッドセクターb3を押進し、トレッドセクターb3を、前記下部プレートb2上で滑らせて半径方向内方に摺動移動させる。なおトレッドセクターb3とアクチェータcとは、例えばT字状のガイドキー(図示しない)によって連結され、アクチェータcの上昇によって、トレッドセクターb3は、下部プレートb2上で半径方向外方に摺動移動する。
従って、下部プレートb2の上面は、前記摺動を円滑に行うために、従来、耐摩耗性の軸受部材からなる低摩擦の水平な平滑面として形成されている。
特開2002−337146号公報
しかしながら、下部プレートb2の上面を水平な平滑面として形成した場合、トレッドセクターb3は、半径方向だけでなく、周方向など自在な向きに動くことが可能となる。
そのため、前記トレッドセクターb3を環状に配列して加硫金型を組付けする際、トレッドセクターb3の配置位置が不定となり、かつ自在な向きに位置ズレし易くなる。そのため、そのセンタリングを難しくさせるなど組付け作業性の低下を招いていた。また環状配列における真円性を損ねるとともに、トレッドセグメント間のクリアランスを不均一化させるなど、組付け精度の低下を招き、タイヤのユニフォミティーを低下させるという問題がある。
そこで本発明は、下部プレートの上面に、摺動移動方向に沿ってV字状または逆V字状にのびる係合部を有するセクター受けを形成することを基本として、加硫金型組付け時、トレッドセクターの半径方向以外の向きへの位置ズレを抑制することができ、センタリングを容易とし、加硫金型組付け作業性を高めるとともに、加硫金型の組付け精度を向上させうるタイヤ加硫装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、タイヤの一方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面を有する上のサイドモールド、他方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面を有する下のサイドモールド、及び周方向に分割されかつ環状に合体することによりトレッド面を成形しうるトレッド成形面を有する複数個のトレッドセグメントからなるタイヤ加硫金型を具えるタイヤ加硫装置であって、
前記上のサイドモールドを取付ける昇降可能な上部プレート、
前記下のサイドモールドを支持する下部プレート、
前記下部プレート上で半径方向内外に摺動移動可能に保持され、かつ半径方向内側に1個のトレッドセグメントがそれぞれ取付く複数個のトレッドセクター、
及び、半径方向内周面が、前記トレッドセクターの半径方向外側面と同傾斜のコーン面をなし、しかも昇降自在に支持されかつ下降により前記コーン面が前記トレッドセクターの外側面を押圧し、トレッドセクターを半径方向内方に移動させる環状のアクチェータを具え、
しかも、前記下部プレートは、その上面に、それぞれのトレッドセクターを跨らせて半径方向内外に摺動移動可能に保持する周方向両側の一対の受け面部からなる複数のセクター受けを具えるとともに、
各前記セクター受けは、前記受け面部に形成されかつ該受け面部間の中央側に向かって互いにV字状または逆V字状に傾斜しながら摺動移動方向に沿ってのびる一対の傾斜面からなる係合部を有し、
かつ前記トレッドセクターの底面は、前記傾斜面とは同傾斜をなし前記係合部と摺動可能に係合する被係合部を具えることを特徴と
又請求項2の発明では、前記一対の受け面部の傾斜面は、摺動方向と直角な垂直断面において、前記中央側に向かって直線状に傾斜するとともに、該傾斜面の水平面に対する傾斜角度αを5〜30°の範囲としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記一対の受け面部は、その全面を傾斜面としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記一対の受け面部の傾斜面は、半径方向内方に向かって傾斜することを特徴としている。
本発明は叙上の如く、下部プレートの上面に、摺動移動方向に沿ってV字状または逆V字状にのびる係合部を有するセクター受けを形成するとともに、トレッドセクターの底面に、前記係合部とは同傾斜をなす被係合部を設けているため、半径方向への摺動性を維持しながら、加硫金型組付け時、トレッドセクターの半径方向以外の向きへの位置ズレを抑制することができる。従って、トレッドセクターを環状配列して加硫金型を組付ける際のセンタリングを容易とし、加硫金型組付け作業性を高めうる。また前記環状配列における真円性を高めうるとともに、トレッドセグメント間のクリアランスを均一化しうるなど、組付け精度の向上を図ることも可能となる。
本発明のタイヤ加硫装置の金型閉状態を示す断面図である。 タイヤ加硫装置の金型開状態を示す断面図である。 タイヤ加硫装置の主要部を示す分解斜視図である。 その一部を拡大して示す分解斜視図である。 下部プレートの上面を示す平面図である。 下部プレート上のセクター受けを示す斜視図である。 セクター受けを示す摺動方向と直角な垂直断面である。 セクター受けの他の例を示す摺動方向と直角な垂直断面である。 セクター受けのさらに他の例を示す摺動方向と直角な垂直断面である。 セクター受けのさらに他の例を示す摺動方向と平行な垂直断面である。 (A)、(B)は従来のタイヤ加硫装置を説明する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1、2において、本実施形態のタイヤ加硫装置1は、タイヤTの一方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面2Sを有する上のサイドモールド2、他方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面3Sを有する下のサイドモールド3、及び周方向に分割されかつ環状に合体することによりトレッド面を成形しうるトレッド成形面4Sを有する複数個のトレッドセグメント4からなるタイヤ加硫金型5を具える。このタイヤ加硫金型5として、従来的な周知の構造のものが採用できる。
又タイヤ加硫装置1は、さらに、前記上のサイドモールド2を取付ける昇降可能な上部プレート6と、
前記下のサイドモールド3を支持する下部プレート7と、各1個のトレッドセグメント4がそれぞれ取付くとともに環状配列する複数個のトレッドセクター9と、トレッドセクター9を半径方向内外に移動させる環状のアクチェータ10とを具えて構成される。
なお前記上部プレート6は、例えばヒータ内蔵の熱板状の上のプラテン板12Uに、又はこの上のプラテン板12Uを固定するプレス機の昇降台13等に、例えばシリンダなどの周知の昇降手段(図示しない)を介して、前記上のプラテン板12Uとは離間可能に昇降自在に支持される。又前記下部プレート7は、例えばプレス台(図示しない)に固定の下のプラテン板12Lに取付けられる。
又前記トレッドセクター9は、図3、4に示すように、前記下部プレート7上で半径方向内外に摺動移動可能に保持させる断面略台形状のブロック体であり、その半径方向内側には、前記トレッドセグメント4がボルト等によって交換自在に取り付けられる。又トレッドセクター9は、その半径方向外側面Soが下方に向かって半径方向外側に傾く傾斜面をなし、金型閉状態においては、各外側面Soが協働して一つの滑らかなコーン面15を形成する。
又前記外側面Soには、本例では、該外側面Soと同方向に傾くセクター案内部16が設けられる。このセクター案内部16は、前記外側面Soに凹設される上下にのびるガイド溝であり、本例では、後述するガイドキー17との離脱を防止するために、外側面Soでの開口巾Waを減じた減巾部分16Aを有して形成される。本例では、断面略T字状のものを例示している。
次に、前記アクチェータ10は、環状配列する前記トレッドセクター9を囲んでタイヤ軸と同心に配される環状体からなり、その半径方向内周面10Sは、前記トレッドセクター9の半径方向外側面Soと同傾斜のコーン面18として形成される。また前記アクチェータ10は、例えば前記上のプラテン板12U、プレス機の昇降台13等に取り付くことにより、昇降自在に支持される。そしてアクチェータ10の下降によりその内周面10S(コーン面18)が前記トレッドセクター9の外側面Soを押圧することで、前記トレッドセクター9を半径方向内方に移動させうる。なお前記アクチェータ10の内周面10Sには、前記セクター案内部16に係合する例えば断面T字状のガイドキー17がボルト等によって取り付けられる。なおガイドキー17の内面には、前記セクター案内部16の底面に形成される係止溝16B内をスライドできかつ、係止溝16Bの上端16B1と当接することで、例えば図2に示すように、前記トレッドセクター9を釣り下げて保持しうる係止部17Aを突設している。
次に、前記下部プレート7は、図3、5、6に示すように、その上面に、それぞれのトレッドセクター9を半径方向内外に摺動移動可能に保持するセクター受け19を具える。各セクター受け19は、周方向両側に配される一対の受け面部20、20から形成され、各トレッドセクター9は、この受け面部20、20間に跨って保持される。本例では、下部プレート7の上面に、上面に耐摩耗性の軸受部材からなる低摩擦層を形成した矩形板状のバイメタル板21を摺動移動方向Jに沿って互いに平行に取り付けた場合が例示されており、このバイメタル板21の上面により前記受け面部20が形成される。従って、前記受け面部20の間には、この受け面部20よりも低い凹部25が必然的に形成される。
また前記セクター受け19は、前記受け面部20、20間の中央側に向かって互いにV字状または逆V字状に傾斜しながら摺動移動方向Jに沿ってのびる一対の傾斜面20A、20Aからなる係合部22を具える。本例では、前記一対の傾斜面20A、20AがV字状に傾斜する場合が例示されており、前記係合部22は、このV字の形状を一定に保ちながら摺動移動方向Jに延在している。
本例では、図7に示すように、前記傾斜面20Aは、摺動移動方向Jと直角な垂直断面において、前記中央側に向かって直線状に傾斜するとともに、この傾斜面20Aの水平面に対する傾斜角度αを5〜30°の範囲に設定している。また本例では、前記受け面部20の全面が、傾斜面20Aとして形成された場合が示されているが、図8に示すように、受け面部20に一部を傾斜面20Aで形成することもでき、この場合、受け面部20における残部は水平面20Bとして形成される。なお傾斜面20Aは、前記受け面部20の全巾W1の20%以上、さらには40%以上、さらには60%以上の巾W2で形成するのが好ましい。
次に、前記トレッドセクター9の底面SBは、前記係合部22と摺動可能に係合する被係合部24を具える。この被係合部24は、前記傾斜面20A、20Aとは同傾斜をなし該傾斜面20A、20Aと面接触する本例ではV字状の斜面23、23から形成される。なお図8の如く、受け面部20が前記傾斜面20Aと水平面20Bとから構成される場合には、前記底面SBには、水平面20Bと面接触する水平面部26が含まれる。
このように、下部プレート7上のセクター受け19と、トレッドセクター9の底面とを構成するため、半径方向への摺動性を維持しながら、加硫金型組付け時、トレッドセクター9の半径方向以外の向きへの位置ズレを抑制することができる。従って、トレッドセクター9を環状配列して加硫金型5を組付ける際のセンタリングが容易となり、加硫金型組付け作業性を高めることができる。また前記環状配列における真円性を高めうるとともに、トレッドセグメント4、4間のクリアランスを均一化しうるため、組付け精度の向上を図ることも可能となる。
なお前記傾斜面20Aの水平面に対する前記傾斜角度αが5°未満では、トレッドセクター9の周方向への位置ズレを抑制することが難しくなり、前記効果が見込めない傾向となる。逆に傾斜角度αが30°を越えると、摺動性が損なわれる。従って前記傾斜角度αの下限値は10°以上がより好ましく、上限は25°以下がより好ましい。また傾斜面20Aの前記巾W2が、受け面部20の全巾W1の20%あれば、前記周方向への位置ズレ抑制効果は、ある程度達成されるが、好ましくは、前述の通り40%以上、60%以上であり、最も好ましいのは、本例の如く100%である。
また前記傾斜面20Aとしては、本例の如く摺動方向と直角な垂直断面において、直線をなすことが摺動性の観点から好ましいが、凸円弧或いは凹円弧の曲面で形成することもできる。
また本例では、前記傾斜面20A、20AがV字状に傾斜する場合を例示したが、図9に示すように、逆V字状に傾斜させることもできる。また本例では、セクター受け19をなす一方の受け面部20と他方の受け面部20とが、間隔を隔てて配される場合を例示したが、一方、他方の受け面部20を、間隔を有することなく互いに突き合わせて隣接させることもできる。
またセクター受け19のほぼ全面を傾斜面20Aで形成した場合には、例えば加硫金型組付け時に誤って落下するベアリングのボールなどの異物が、セクター受け19上にとどまることなく、傾斜面20Aを転がって、前記凹部25に落とし込ませることができる。そのため、下部プレート7とトレッドセクター9との間における落下物の噛み込みを防止することができ、該噛み込みに起因する加硫装置1の故障、損傷を抑制することができる。なお落下物の噛み込み防止のためには、図10に示すように、受け面部20の傾斜面20Aを、半径方向内方に向かっても傾斜させることもできる。この場合、前記水平面に対する半径方向の傾斜角度βは、20°以下であるのが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図4に示す下部プレートおよびトレッドセクターを有する加硫装置を表1の仕様に基づき試作するとともに、これを用いて加硫金型を組付けしたときの、組付け精度を比較した。加硫装置は、下部プレートにおけるセクター受けの形状、およびトレッドセクターの底面の形状以外は実質的に同仕様である。
(1)組付け精度:
加硫金型組付け時、従来、トレッドセグメント間にシムを挿入して、トレッドセクターのセンタリング調整、およびトレッドセグメント間のクリアランス調整を行っていたが、今回、このシム挿入等の前記調整を意図した作業を省略して組付けを行った。
そして、組付け後、アクチェータ側のガイドキーの一方の側面と、トレッドセクター側のセクター案内部の一方の溝壁面との間の隙間d1、およびガイドキーの他方の側面と、セクター案内部の他方の溝壁面との間の隙間d2とを、各トレッドセクター毎に測定した。そして、8つのトレッドセクターのうちで前記隙間の差|d1−d2|が最大となるセクターにおける前記差である最大の差|d1−d2|、並びにこのトレッドセクターに隣接するトレッドセクターにおける差である隣のセクタでの差|d1−d2|を記載した。この差が小さいほど組付け精度が優れている。
(2)落下物の噛み込み防止性:
セクター受けに落下物A(ベアリングのボール)、落下物B(ボルト)を落下し、該落下物がセクター受けから転がり落ちて、噛み込みが防止されたか否かを確認した。10回のテストを行い、金型の開閉時間である10秒以内に転がり落ちてセクター受けから除去された回数を比較した。
(3)摺動性:
トレッドセクターを、下部プレート上で半径方向内外に摺動移動させる時の摺動性を、
従来例を10点とする10点法で評価した。値が大なほど滑りやすく優れている。
Figure 0005368910
実施例のものは、隙間の差|d1−d2|が小さく、組付け精度が向上していることが確認できる。
1 タイヤ加硫装置
2S、3S サイド成形面
2、3 サイドモールド
4S トレッド成形面
4 トレッドセグメント
5 タイヤ加硫金型
6 上部プレート
7 下部プレート
9 トレッドセクター
SB 底面
10 アクチェータ
15 コーン面
19 セクター受け
20 受け面部
20A 傾斜面
22 係合部
24 被係合部
T タイヤ

Claims (4)

  1. タイヤの一方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面を有する上のサイドモールド、他方のサイドウォール面を成形しうるサイド成形面を有する下のサイドモールド、及び周方向に分割されかつ環状に合体することによりトレッド面を成形しうるトレッド成形面を有する複数個のトレッドセグメントからなるタイヤ加硫金型を具えるタイヤ加硫装置であって、
    前記上のサイドモールドを取付ける昇降可能な上部プレート、
    前記下のサイドモールドを支持する下部プレート、
    前記下部プレート上で半径方向内外に摺動移動可能に保持され、かつ半径方向内側に1個のトレッドセグメントがそれぞれ取付く複数個のトレッドセクター、
    及び、半径方向内周面が、前記トレッドセクターの半径方向外側面と同傾斜のコーン面をなし、しかも昇降自在に支持されかつ下降により前記コーン面が前記トレッドセクターの外側面を押圧し、トレッドセクターを半径方向内方に移動させる環状のアクチェータを具え、
    しかも、前記下部プレートは、その上面に、それぞれのトレッドセクターを跨らせて半径方向内外に摺動移動可能に保持する周方向両側の一対の受け面部からなる複数のセクター受けを具えるとともに、
    各前記セクター受けは、前記受け面部に形成されかつ該受け面部間の中央側に向かって互いにV字状または逆V字状に傾斜しながら摺動移動方向に沿ってのびる一対の傾斜面からなる係合部を有し、
    かつ前記トレッドセクターの底面は、前記傾斜面とは同傾斜をなし前記係合部と摺動可能に係合する被係合部を具えることを特徴とするタイヤ加硫装置。
  2. 前記一対の受け面部の傾斜面は、摺動方向と直角な垂直断面において、前記中央側に向かって直線状に傾斜するとともに、該傾斜面の水平面に対する傾斜角度αを5〜30°の範囲としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  3. 前記一対の受け面部は、その全面を傾斜面としたことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ加硫装置。
  4. 前記一対の受け面部の傾斜面は、半径方向内方に向かって傾斜することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ加硫装置。
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