JP5368182B2 - 容器保持トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、飲料容器の挿通が許容される容器保持口を備え、上方に開口する容器載置部の開口設置部に着脱可能な容器保持トレイに関するものである。
自動車には、乗員室における前部座席間のフロアに配設されたコンソールボックスや、後部座席の背もたれに配設されたアームレスト等に、飲料容器を保持する容器ホルダ(「カップホルダ」とも云う)を備えたものがある。図11は、後部座席RSの背もたれRS1に回転可能に配設され、容器ホルダCH1を備えたアームレストARを示す概略斜視図である。
前記容器ホルダCH1は、図12(a),(b)に示すように、後部座席RSの座面RS2上に略水平に引出したアームレストARの上面に取付けられるホルダ本体10の開口部に、容器保持トレイ20を着脱可能に装着して構成される。ホルダ本体10は、開口設置部14に開口する箱体状の容器載置部12を備えており、この容器載置部12の底部が飲料容器DCを当受けて支持する載置面12Aとされる。また容器保持トレイ20は、前記開口設置部14に整合する長方形状の板状部22を備え、飲料容器DCの挿通を許容する2つの円形の容器保持口24,24が、該板状部22に並んで形成されている。従って容器ホルダCH1は、図14(a)に示すように、容器保持口24に上方から挿通した飲料容器DCの底部を前記容器載置部12の載置面12Aで当て受けると共に、該飲料容器DCの側部を該容器保持トレイ20で保持するよう構成されている。
前記容器保持トレイ20は、剛性を向上させて長手方向および短手方向の捻れ変形および撓み変形を抑えるため、図13に示すように、板状部22の裏側22Bに複数のリブが、該板状部22に一体的に形成されている。すなわち、板状部22の裏側22Bにおける外周縁には、外周リブ26が形成されている。また、板状部22の裏側22Bにおける各容器保持口24の内周縁には、内周リブ27が形成されている。更に、板状部22の裏側22Bには、容器保持トレイ20の長手方向に延在する複数の縦リブ28と、該長手方向と直交する短手方向に延在する複数の横リブ30とが、格子状に形成されている。
なお、前記容器ホルダCH1は、容器保持トレイ20をホルダ本体10から取外すことで(図12(b))、開口設置部14を介して上方へ開口する前記容器載置部12を、飲料容器DC以外の物品を収容可能な物品収納部として機能させ得る。このような容器ホルダは、例えば特許文献1に開示されている。
実開平6−63442号公報
前記容器保持トレイ20は、該トレイ20の外周リブ26に突設した係合突部32が、ホルダ本体10における開口設置部14の内周面に凹設した係合凹部16が係合することで、該開口設置部14に安定的に保持するよう構成されている。各係合突部32は、外周リブ26において、容器保持トレイ20の短手方向に離間して長手方向へ延在する外周長辺部26A,26Aに、長手方向に離間して2つずつが突設されている。そして、開口設置部14に対する容器保持トレイ20の着脱時に係合突部32が開口設置部14の内周面に当接すると、両外周長辺部26A,26Aが互いに近接するよう弾性変形することで、該開口設置部14に対する着脱が可能となる。このため前記横リブ30は、外周長辺部26A,26Aの弾性変形が規制されないように、前記外周長辺部26A,26Aの前記係合突部32が形成された部位から離間した部分に連設しなければならない。従って、横リブ30の配設数および配設位置が規制され、容器保持トレイ20の剛性を適切に向上させ得ない課題があった。
そこで本発明では、剛性が向上すると共に、容器載置部に対する着脱が容易になる容器保持トレイを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、
飲料容器の挿通が許容される容器保持口を備え、上方に開口する容器載置部の開口設置部に着脱可能な容器保持トレイにおいて、
前記開口設置部に整合する板状部の外縁に外周壁が突設された2枚の板状部材を、該外周壁を互いに対向させた状態で接合して構成され、
第1板状部材は、対向する外周壁の間に、該第1板状部材の前記板状部から立設されて一方に延在する複数の第1リブを備え、
第2板状部材は、前記板状部裏側に対向する外周壁の間に、該第2板状部材の前記板状部から立設されて前記第1リブと交差する方向に延在する複数の第2リブを備え、
前記第1リブは、前記第2板状部材の外周壁から離間するよう形成されると共に、前記第2リブは、前記第1板状部材の外周壁から離間するよう形成され、
前記第1板状部材の外周壁における第1リブとの並行部分および前記第2板状部材の外周壁における第2リブとの並行部分の少なくとも一方に、前記開口設置部に設けられた被係合部に係合する係合部を設けたことを特徴とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、第1板状部材に設けた第1リブおよび第2板状部材に設けた第2リブにより剛性が向上して、撓み変形および捻れ変形が発現し難い容器保持トレイが得られる。そして、第1板状部材の外周壁における第1リブとの並行部分および前記第2板状部材の外周壁における第2リブとの並行部分は、弾性変形が許容される。従って、開口設置部に設けられた被係合部に係合する係合部を並行部分に設けたので、容器載置部の開口設置部に対する容器保持トレイの着脱を軽い力で簡易に行ない得る。また、第1リブおよび第2リブが容器保持トレイの外側に露出しないので、該容器保持トレイの質感を向上させ得る。
請求項2に記載の発明は、
前記第1リブには、第2板状部材の板状部に接合すると共に該第2板状部材の外周壁から離間する当接部が延出形成されたことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、第1板状部材に設けた当接部が第2板状部材の板状部に接合するので、第1板状部材と第2板状部材とを適切に接合し得る。また、第2板状部材の外周壁の弾性変形が許容される。
請求項3に記載の発明は、
前記第1リブには、第2板状部材の板状部に接合すると共に該第2板状部材の外周壁から離間する当接部が、前記第2リブと交差するように延出形成され、
前記第2リブには、前記当接部と交差する部位に、該当接部が嵌合する溝が形成され、
前記溝に前記当接部が嵌合することで、前記第2リブが連続的につながり、
前記当接部は、第2板状部材の板状部および第2リブと接合していることを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明よれば、互いに交差する第1リブと第2リブとが、当接部を介して格子状に接合されるので、容器保持トレイの剛性を確実に向上させ得る。しかも、第2リブが、溝に当接部が嵌合することで連続的に延在し、該第2リブの剛性向上により容器保持トレイの剛性を向上させ得る。そして、第2板状部材の外周壁の弾性変形が許容される。
請求項4に記載の発明は、
前記第1板状部材と第2板状部材とは、前記第1リブに沿う方向を振動方向とした振動溶着により接合され、
前記当接部は、第2板状部材の外周壁から振動幅以上に離間して設けられることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、第1板状部材および第2板状部材を振動溶着により接合することで、両板状部材を接合する別途のネジや連結部材等を必要としない。すなわち、第1板状部材または第2板状部材に、ネジを螺合するボス部等を形成する必要がなく、容器保持トレイのサイズを小型化し得る。更に、ネジや連結部材が容器保持トレイの外面に露出しないので、該容器保持トレイの質感を向上させ得る。
請求項5に記載の発明は、
前記第1板状部材および第2板状部材には、前記板状部に設けた前記容器保持口の開口縁に内周壁が突設され、
前記第1リブおよび第2リブは、対向する外周壁の間、外周壁と内周壁との間または対向する内周壁の間で連続することを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、容器保持口が形成されていても、内周壁により容器保持口の周囲部分の剛性向上が図られる。そして、内周壁により第1リブおよび第2リブが何れも連続的に延在するようになり、容器保持トレイの剛性をより一層向上させ得る。
本発明に係る容器保持トレイによれば、剛性が向上すると共に、容器載置部に対する着脱を容易に行ない得る。
実施例の容器保持トレイを備えた容器ホルダを、該容器保持トレイの第1装着態様で示す概略斜視図である。 実施例の容器保持トレイを、第1装着態様となるようホルダ本体に装着する状態を示す概略斜視図である。 実施例の容器保持トレイを備えた容器ホルダを、該容器保持トレイの第2装着態様で示す概略斜視図である。 実施例の容器保持トレイを、第2装着態様となるようにホルダ本体に装着する状態を示す概略斜視図である。 (a)は、図1のVa−Va線断面図、(b)は、(a)のZ部拡大図である。 (a)は、図3のVIa−VIa線断面図、(b)は、(a)のZ部拡大図である。 (a)は、図2のVIIa−VIIa線断面図、(b)は、図2のVIIb−VIIb線断面図、(c)は、図2のVIIc−VIIc線断面図である。 容器保持トレイを構成する第1板状部材および第2板状部材を、夫々の裏側を見えるようにした状態で示す斜視図である。 第1板状部材と第2板状部材とを振動溶着により接合する状態を示す説明図である。 容器保持トレイの変更例を示す斜視図である。 背もたれに配設したアームレストに容器ホルダを設けた後部座席の斜視図である。 (a)は、図11に示す従来の容器ホルダの概略斜視図であり、(b)は、ホルダ本体に容器保持トレイを装着する状態を示す斜視図である。 図12に示す容器保持トレイを裏側から見た斜視図である。 (a)は、図12(a)のXa−Xa線断面図、(b)は、(a)のZ部拡大図である。
次に、本発明に係る容器保持トレイにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。なお実施例では、図12に例示した従来の容器ホルダCH1の容器保持トレイ20と略同一の外形サイズとした容器保持トレイ60を例示する。
図1および図3は、実施例の容器保持トレイ60を備えた容器ホルダCHの概略斜視図である。この容器ホルダCHは、図11に示す後部座席RSの座面RS2上に略水平に引出したアームレストARの上面に取付けられるホルダ本体40と、このホルダ本体40に設けた長方形状の開口設置部44に着脱可能に装着される容器保持トレイ60とを備えている。実施例の容器保持トレイ60は、後述するように、第1板状部材70および第2板状部材80とを厚さ方向で接合して構成される(図2、図4、図8)。そして容器保持トレイ60は、第1板状部材70をホルダ本体40の外方(上方)に向けた第1装着態様(図1、図2、図5(a))および第2板状部材80をホルダ本体40の外方(上方)に向けた第2装着態様(図3、図4、図6(a))の両態様で、前記開口設置部44に対して装着し得るよう構成されている。
ホルダ本体40は、図2および図4に示すように、図12に示す従来の容器ホルダCH1におけるホルダ本体10と基本的に同一形状に構成されている。すなわち、実施例のホルダ本体40は、インジェクション成形された合成樹脂製の一体成形部材であり、上方に開口した長方形状の容器載置部42と、前記容器載置部42の上端に該容器載置部42を囲むように形成されて前記アームレストARの上面の一部を構成するパネル部43とを備えている。容器載置部42の上端には、前記容器載置部42の開口領域より一回り大きく長方形状に開口した開口設置部44が形成されており、この開口設置部44に前記容器保持トレイ60が取外し可能に装着される。前記容器載置部42の底部は、飲料容器DCを当て受けて支持する載置面42Aとされる。また容器載置部42は、前記開口設置部44から前記容器保持トレイ60を取外すことで物品収納部として使用し得るようになっており、飲料容器DC以外の物品の収納が可能である。
開口設置部44の内周面において、短手方向で対向して長手方向へ延在する各内周長辺部44A,44Aには、長手方向へ所要間隔をおいて2個ずつの係合凹部46,46が設けられている。これら係合凹部46には、図5および図6に示すように、開口設置部44にセットした容器保持トレイ60の外周長辺部56A,56Aに設けた係合突部64が夫々嵌合する。なお、上側の各係合凹部46は、前記第1装着態様で容器保持トレイ60を開口設置部44に装着した際に係合突部64が嵌合する(図5)。また、下側の各係合凹部46は、前記第2装着態様で容器保持トレイ60を開口設置部44に装着した際に係合突部64が嵌合する(図6)。
実施例の容器保持トレイ60は、図1〜図8に示すように、別体として形成された2枚の第1板状部材70および第2板状部材80を、後述する各リブが形成された裏側を互いに対向させた状態で接合して構成されている。すなわち、容器保持トレイ60の厚さ方向における片側半分が第1板状部材70で構成され、該容器保持トレイ60の厚さ方向における他方の半分が第2板状部材80で構成されている。そして容器保持トレイ60には、例えば500mlペットボトルサイズの飲料容器DCの挿通を許容する円形状の2個の容器保持口62,62が、長手方向へ適宜間隔をおいて形成されている。なお実施例では、説明の便宜上、第1板状部材70により形成される側の外面を第1外面60A、第2板状部材80により形成される側の外面を第2外面60Bと指称する。
第1板状部材70は、図1、図2および図8に示すように、前記開口設置部44の開口形状に合致する長方形状をなし、容器保持トレイ60の第1外面60Aを形成する板状部72を備えている。この板状部72には、前記各容器保持口62を形成する円形の開口72A,72Aが形成されている。板状部72の裏側外縁には、該板状部72の裏面から突出した外周リブ(外周壁)74が延設されている。板状部72の裏側において、前記各開口72Aの周縁には、該板状部72の裏面から突出した内周リブ(内周壁)76,76が延設されている。そして、板状部72の裏側には、該板状部72の裏面から突出して容器保持トレイ60の長手方向(一方向)に延在する複数の縦リブ(第1リブ)78が、該容器保持トレイ60の短手方向へ所要間隔毎に形成されている。実施例では、図8に示すように、両端が外周リブ74,74に連設されて外周リブ74,74の間で連続する縦リブ78と、一端が外周リブ74に連設されると共に他端が内周リブ76に連設されて該外周リブ74と該内周リブ76との間で連続する縦リブ78と、両端が内周リブ76,76に連設されて内周リブ76,76の間で連続する縦リブ78とが形成されている。各縦リブ78は、図7および図8に示すように、外周リブ74および内周リブ76の板状部72裏面からの突出高さと同じ突出高さで突出している。従って、外周リブ74に連設される縦リブ78は、第2板状部材80の外周リブ84と離間して当接しない形状となっており、該外周リブ84の容器保持トレイ60内側への弾性変形を規制しない。
また、前記各縦リブ78には、第2板状部材80に形成した後述の横リブ(第2リブ)88と交差する部位を挟んで、該縦リブ78の端縁から第2板状部材80側へ突出した接合リブ(当接部)79が、該縦リブ78の延在方向へ所要長に形成されている。これら接合リブ79は、後述するように、第1板状部材70と第2板状部材80とを振動溶着により接合する際に、該第2板状部材80の板状部82および横リブ30に接合して、該横リブ30が連続的につながるようにし得る。なお、前記接合リブ79は、第2板状部材80の外周リブ84から離間しており、該外周リブ84の容器保持トレイ60内側への弾性変形を規制しない。
そして、第1板状部材70における前記外周リブ74において、該第1板状部材70の長手方向に延在して短手方向に離間する部分、すなわち各縦リブ78の延在方向に平行に延在する外周リブ74(各外周長辺部74A,74A)には、夫々2個ずつの係合突部64が突設されている。これら係合突部64は、前記ホルダ本体40の開口設置部44に設けた各係合凹部46に係合するようになっている。なお、前記外周リブ74の外周長辺部74A,74Aは、縦リブ78に連設されていないと共に、後述するように、第2板状部材80の横リブ88から離間して該横リブ88とも当接しないようになっている。従って、対向する各外周長辺部74A,74Aの互いに近接する方向(容器保持トレイ60の内側方向)への弾性変形が許容され、前記係合突部64が対応の係合凹部46に係脱することが許容される。
第2板状部材80は、図3、図4および図8に示すように、前記開口設置部44の開口形状に合致する長方形状をなし、容器保持トレイ60の第2外面60Bを形成する板状部82を備えている。この板状部82には、前記各容器保持口62を形成する円形の開口82A,82Aが形成されている。板状部82の裏側外縁には、該板状部82の裏面から突出した外周リブ(外周壁)84が延設されている。板状部82の裏側において、前記各開口82Aの周縁には、該板状部82の裏側から突出した内周リブ(内周壁)86,86が延設されている。そして、板状部82の裏側には、該板状部82の裏面から突出して容器保持トレイ60の短手方向(前記一方向と交差する方向)に延在する複数の横リブ(第2リブ)88が、該容器保持トレイ60の長手方向へ所要間隔毎に形成されている。実施例では、図8に示すように、両端が外周リブ84,84に連設されて該外周リブ84,84の間に配設される横リブ88と、一端が外周リブ84に連設されると共に他端が内周リブ86に連設されて該外周リブ84と内周リブ86との間に配設される横リブ88とが形成されている。各横リブ88は、図7および図8に示すように、外周リブ84および内周リブ86の板状部82裏面からの突出高さと同じ突出高さで突出している。従って、外周リブ84に連設される横リブ88は、第1板状部材70の外周リブ74と離間して当接しない形状となっており、該外周リブ74の容器保持トレイ60内側への弾性変形を規制しない。
また、各横リブ88には、図8に示すように、第1板状部材70の縦リブ78と交差する部位に、該縦リブ78に突設した前記接合リブ79が嵌合する嵌合溝(溝)89が形成されている。すなわち、第1板状部材70と第2板状部材80とを組み合わせる際に、各接合リブ79が対応の嵌合溝89に突入して嵌合するようになっている。なお各横リブ88は、嵌合溝89を形成することで第1板状部材70と第2板状部材80との接合前には断続的に延在しているが(図8)、各嵌合溝89に接合リブ79が夫々嵌合することで連続的につながることになる。
前述のように構成された第1板状部材70および第2板状部材80は、図8および図9に示すように、各外周リブ74,84を対向した状態で組み合わせると、前記各接合リブ79が対応の嵌合溝89に嵌合し、該接合リブ79の先端が第2板状部材80における板状部82の裏面に接触する(図7(a),(c))。そして、互いに組み合わせた第1板状部材70および第2板状部材80は、振動溶着により互いに接合することが可能である。すなわち、例えば図9に示すように、第2板状部材80を振動溶着機(図示せず)に固定し、固定した該第2板状部材80に対して第1板状部材70を長手方向(縦リブ78の延在方向)に往復振動させる。この際に、各接合リブ79において、第2板状部材80における板状部82の裏面に接触した端面および横リブ88に接触した側面が摩擦により溶融し、該接合リブ79は、該板状部82および横リブ88に夫々接合される。従って、互いに交差する各縦リブ78と各横リブ88とは、第1板状部材70の板状部72と第2板状部材80の板状部82との間で格子状に連結される。なお接合リブ79は、第2板状部材80の外周壁84から、振動溶着時の振動幅以上に離間した位置に設けられており、第1板状部材70と第2板状部材80との相対的振動に支障を来たさない。
なお、第1板状部材70と第2板状部材80とを振動溶着により接合する際に、両部材70,80の外周リブ74,84同士は接触しておらず、よって両外周リブ74,84は振動溶着により接合されないようになっている。また、第2板状部材80に設けた各横リブ88は、第1板状部材70に設けた外周リブ74から離間している。従って、前記外周リブ74の長尺外周部74A,74Aは、容器保持トレイ60の短手方向において、該容器保持トレイ60の内側への弾性変形が許容される。
実施例の容器保持トレイ60は、第1板状部材70による第1外面60Aと第2板状部材80による第2外面60Bとが、異なる加飾(色調、模様等)が施されている。例えば、第1外面60Aは木目調の模様が付与されており、第2外面60Bは本革調のシボ模様が付与されている。また、これ以外に、第1外面60Aと第2外面60Bとを異なる色調に塗装するようにしてもよい。
図1および図5は、容器保持トレイ60の第1装着態様における容器ホルダCHの斜視図および断面図である。この第1装着態様では、第2外面60Bを下向きとした容器保持トレイ60を、ホルダ本体40の開口設置部44へ押し込むことで(図2)、第1板状部材70の外周リブ74における各外周長辺部74A,74Aが互いに近接する方向へ弾性変形して、各係合突部64が対応の係合凹部46に係合する。そして、容器保持トレイ60の第1装着態様では、木目調の模様を付与した第1外面60Aが容器ホルダCHの上面に露出しており、アームレストARに木目の質感が付与されて、該アームレストARの質感向上に寄与する。
図3および図6は、容器保持トレイ60の第2装着態様における容器ホルダCHの斜視図および断面図である。この第2装着態様では、第1外面60Aを下向きとした容器保持トレイ60を、ホルダ本体40の開口設置部44へ押し込むことで(図4)、第1板状部材70の外周リブ74における各外周長辺部74A,74Aが互いに近接する方向へ弾性変形して、各係合突部64が対応の係合凹部46に係合する。そして、容器保持トレイ60の第2装着態様では、本革調の模様を付与した第2外面60Bが容器ホルダCHの上面に露出しており、アームレストARに本革の質感が付与されて、該アームレストARの質感向上に寄与する。
一方、ホルダ本体40から容器保持トレイ60を取り外せば、ホルダ本体40には、開口設置部44に臨む凹状の前記容器載置部42が形成され、飲料容器DCより大きいサイズの物品を収納することが可能となる。なお、ホルダ本体40から取外した容器保持トレイ60は、第1外面60Aおよび第2外面60Bが夫々木目調および本革調に加飾されているので、取り外した状態でも質感低下を招来しない。
従って、実施例の容器保持トレイ60によれば、次のような作用効果を奏する。
(1) 第1板状部材70に設けた各縦リブ78および第2板状部材80に設けた各横リブ88により剛性が向上して、長手方向および短手方向での撓み変形および捻れ変形が発現し難くし得る。
(2) 第1板状部材70に設けた縦リブ78および第2板状部材80に設けた横リブ88が、第1板状部材70の係合突部64が設けられた外周長辺部74A,74Aの弾性変形を規制しないので、ホルダ本体40の開口設置部44に対する容器保持トレイ60の取付けや、該開口設置部44からの容器保持トレイ60の取外しを、軽い力で簡易に行なうことが可能である。
(3) 第2板状部材80に設けた横リブ88が、第1板状部材70の係合突部64が設けられた外周長辺部74A,74Aの弾性変形を規制しないので、容器保持トレイ60の剛性向上の必要な部位および数の横リブ88を第2板状部材80に設けることができ、容器保持トレイ60の剛性を好適に向上させ得る。
(4) 第1板状部材70に設けた各縦リブ78と第2板状部材80に設けた各横リブ88とが、接合リブ79が該横リブ88に接合されることで容器保持トレイ60内で格子状に一体化され、該容器保持トレイ60の剛性向上を好適に図り得る。
(5) 縦リブ78に設けた接合リブ79が、横リブ88に設けた嵌合溝89に嵌合して該横リブ88に接合することで、断続的に形成された横リブ88が連続的に延在するリブと同じになり、容器保持トレイ60の剛性向上を好適に図り得る。
(6) 容器保持トレイ60の第1外面60Aおよび第2外面60Bに縦リブ78および横リブ88が露出していないので、該容器保持トレイ60の見栄えが損なわれることがなく、ホルダ本体40から取外した容器保持トレイ60の高品質化を図り得る。
(7) 第1板状部材70および第2板状部材80が振動溶着により接合されるため、両部材70,80を接合する別途のネジや連結部材等を必要としない。従って、第1板状部材70または第2板状部材80に、ネジを螺合するボス部等を形成する必要がなく、容器保持トレイ60の厚さを小さくし得ると共に小型化を図り得る。更に、ネジや連結部材が容器保持トレイ60の外面に露出しないので、該容器保持トレイ60の質感が向上する。
(8) 容器保持トレイ60の第1外面60Aおよび第2外面60Bに異なる加飾を施したことにより、第1外面60Aが外方となる容器保持トレイ60の第1装着態様および第2外面60Bが外方となる容器保持トレイ60の第2装着態様において、実施例の容器ホルダCHを装着したアームレストARのデザインを変更し得る。従って、使用者が、自身の気分や状況に応じて容器保持トレイ60の装着態様を変更することで、容器ホルダCHのデザイン変更により乗員室の空間演出に寄与し得る。
(変更例)
(1) 係合突部64は、図10に示すように、第2板状部材80における前記外周リブ84において、該第2板状部材80の短手方向に延在して長手方向に離間する部分、すなわち各横リブ88の延在方向に平行に延在する外周リブ84(各外周短辺部84A,84A)に突設してもよい。また、ホルダ本体40の開口設置部44に設けられる係合凹部46は、係合突部64の形成位置に対応して変更する。このような形態では、第2板状部材80の外周リブ84における各外周短辺部84A,84Aは、横リブ88に接合されていないと共に、第1板状部材70の縦リブ78から離間して該縦リブ78とも当接しない。従って、対向する各外周短辺部84A,84Aの互いに近接する方向(容器保持トレイ60の内側方向)への弾性変形が許容され、前記係合突部64が対応の係合凹部46に係脱することが許容される。これにより、容器保持トレイ60の剛性を向上させると共に、ホルダ本体40の開口設置部44に対する容器保持トレイ60の取付けや、該開口設置部44からの容器保持トレイ60の取外しを、軽い力で簡易に行なうことが可能である。
(2) 各縦リブ78に設けた当接部としての各接合リブ79は、横リブ88との交差しない部分において、第2板状部材80の板状部82に当接するよう延出形成してもよい。この場合でも、各接合リブ79が第2板状部材80の板状部82に接合することで、第1板状部材70と第2板状部材80とを好適に接合し得る。
(3) 当接部としての接合リブは、横リブ88に延出形成して、第1板状部材70の板状部72に当接するようにしてもよい。なお、横リブ88の縦リブ78と交差する部位に接合リブを設ける場合は、該縦リブ78に嵌合溝を設ける。また、当接部としての接合リブは、縦リブ78および横リブ88の両方に夫々延出形成して、第1板状部材70の板状部72および第2板状部材80の板状部82に夫々接合するようにしてもよい。
(4) 容器保持トレイ60は、長方形状のものに限定されず、正方形状、円形状、楕円形状、三角形または五角形以上の多角形状であってもよい。また、容器保持口62も円形に限定されず、四角形や多角形であってもよい。更に、容器保持口62の形成数も2個に限定されず、1個または3個以上であってもよい。
(5) 第1板状部材70の外周リブ74における縦リブ78との並行部分(外周長辺部74A)および第2板状部材80の外周リブ84における横リブ88との並行部分(外周短辺部84A)は、実施例のような直線に限るものではなく、容器保持トレイ60の外形形状により曲線等であってもよい。
(6) 実施例では、後部座席RSに配設したアームレストARに設けた容器ホルダCHを例示したが、前部座席間に設置されたコンソールボックスや、乗員室前方に配設されたインストルメントパネル等に設けた容器ホルダCHも対象とされる。
42 容器載置部,44 開口設置部,46 係合凹部(被係合部),62 容器保持口
64 係合突部(係合部),70 第1板状部材,72 板状部,74 外周リブ(外周壁)
74A 外周長辺部(外周リブ74における縦リブとの並行部分)
76 内周リブ(内周壁),78 縦リブ(第1リブ),79 接合リブ(当接部)
80 第2板状部材,82 板状部,84 外周リブ(外周壁84)
84A 外周短辺部(外周リブ84における横リブとの並行部分)
86 内周リブ(内周壁),88 横リブ(第2リブ),89 嵌合溝(溝),DC 飲料容器

Claims (5)

  1. 飲料容器の挿通が許容される容器保持口を備え、上方に開口する容器載置部の開口設置部に着脱可能な容器保持トレイにおいて、
    前記開口設置部に整合する板状部の外縁に外周壁が突設された2枚の板状部材を、該外周壁を互いに対向させた状態で接合して構成され、
    第1板状部材は、対向する外周壁の間に、該第1板状部材の前記板状部から立設されて一方に延在する複数の第1リブを備え、
    第2板状部材は、前記板状部裏側に対向する外周壁の間に、該第2板状部材の前記板状部から立設されて前記第1リブと交差する方向に延在する複数の第2リブを備え、
    前記第1リブは、前記第2板状部材の外周壁から離間するよう形成されると共に、前記第2リブは、前記第1板状部材の外周壁から離間するよう形成され、
    前記第1板状部材の外周壁における第1リブとの並行部分および前記第2板状部材の外周壁における第2リブとの並行部分の少なくとも一方に、前記開口設置部に設けられた被係合部に係合する係合部を設けた
    ことを特徴とする容器保持トレイ。
  2. 前記第1リブには、第2板状部材の板状部に接合すると共に該第2板状部材の外周壁から離間する当接部が延出形成された請求項1記載の容器保持トレイ。
  3. 前記第1リブには、第2板状部材の板状部に接合すると共に該第2板状部材の外周壁から離間する当接部が、前記第2リブと交差するように延出形成され、
    前記第2リブには、前記当接部と交差する部位に、該当接部が嵌合する溝が形成され、
    前記溝に前記当接部が嵌合することで、前記第2リブが連続的につながり、
    前記当接部は、第2板状部材の板状部および第2リブと接合している請求項1記載の容器保持トレイ。
  4. 前記第1板状部材と第2板状部材とは、前記第1リブに沿う方向を振動方向とした振動溶着により接合され、
    前記当接部は、第2板状部材の外周壁から振動幅以上に離間して設けられる請求項2または3記載の容器保持トレイ。
  5. 前記第1板状部材および第2板状部材には、前記板状部に設けた前記容器保持口の開口縁に内周壁が突設され、
    前記第1リブおよび第2リブは、対向する外周壁の間、外周壁と内周壁との間または対向する内周壁の間で連続する請求項1〜4の何れか一項に記載の容器保持トレイ。
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