JP5365917B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成プロセスが実行される画像形成部を色毎に備え、各色の画像を搬送ベルト上の被転写体に重ね合わせて転写したり、中間転写ベルト上で重ね合わせた後に被転写体に転写したりすることによりカラー画像を形成するタンデム方式の画像形成装置に関する。
電子写真法により画像形成を行うプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置では、近年、レーザビーム走査により感光体への画像書き込みを行う方式が主流である。この方式では、ビデオ(ライン画像)信号によって点灯制御されるレーザをポリゴンミラー等よりなるビーム走査光学系で周期的に走査(主走査)させ、感光体の被走査面に投射するとともに、感光体を主走査に直交する方向に回転(副走査)させ、こうした露光走査により感光体上に静電潜像を書き込む。感光体上に形成された静電潜像は、その後、トナーによる現像、記録(転写)用紙への直接転写、或いは中間転写体を介する転写、および定着の各工程を経て、画像形成プロセスを完了する。
カラー画像を上記のような光ビームの走査露光工程を経て形成する場合、カラー画像の色成分毎に感光体への露光走査が行われ、各色成分の合成処理を通してカラー画像となる。この過程は、従来から、単一の感光体を各色成分に共通に用い、カラー合成は露光走査(書込み)工程又は転写工程で行う方式と、色成分毎に感光体を備えて各感光体にそれぞれの色成分画像を書き込み、カラー合成はその後の転写工程で行う、所謂タンデム型と呼ばれる方式が知られている。
図8はタンデム方式の画像形成装置の一例の概略構成を示す図である。
この画像形成装置は、無端状搬送体である搬送ベルトに沿って各色の画像形成部が並べられた構成を備えるものである。即ち、給紙トレイ101から給紙ローラ102と分離ローラ103とにより分離給紙される用紙(記録紙)104を搬送する搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106BK,106M,106C,106Yが配列されている。
これらの画像形成部106BK,106M,106C,106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106BKはブラック(黒)の画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエロー(黄色)の画像をそれぞれ形成する。よって、以下の説明では、画像形成部106BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M,106C,106Yは画像形成部106BKと同様であるので、画像形成部106M,106C,106Yの各構成要素については、画像形成装置106BKの各構成要素に付したBKに替えて、M,C,Yによって区別した符号を図示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに巻回されたエンドレスのベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動され、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状搬送体である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト105に吸着されて回転駆動される搬送ベルト105により最初の画像形成部106BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。
画像形成部106BKは、像担持体としての感光体ドラム109BK、感光体ドラム109BKの周囲に配置された帯電器110BK、走査露光手段としての光書き込み装置111、現像器112BK、ベルトクリーナ120、及び除電器113BK等から構成されている。光書き込み装置111は、レーザビーム114BK,114M,114C,114Yを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109BKの外周面は、暗中にて帯電器110BKにより一様に帯電された後、光書き込み装置111からのブラック画像に対応したレーザビーム114BKにより書き込みが行われ、静電潜像が形成される。現像器112BKは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化(現像)し、このことにより感光体ドラム119BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109BKと搬送ベルト105上の用紙104とが接する位置(転写位置)で、転写器115BKの働きにより用紙104上に転写される。この転写により、用紙104上にブラックのトナーによる画像が形成される。
トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106BKでブラックのトナー画像を転写された用紙104は、搬送ベルト105によって次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙104上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙104は、さらに次の画像形成部106C,106Yに順次搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙104上に重畳されて転写される。
こうして、用紙104上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙104は、搬送ベルト105から剥離されて定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
転写器115M,115C,115Y及び従動ローラ107は、1つの図示しない揺動機構により図の反時計回りに揺動して、同時に感光体ドラム109M,109C,109Yと搬送ベルト105とを離間させることができる。このような接離方法により、モノクロプリントのように画像形成部106BKしか用いない場合に感光体ドラム109M,109C,109Yを搬送ベルト105から離間させることでかぶりによるトナー消費、感光体ドラムの磨耗、感光体ドラムを駆動させるモータの磨耗を抑制し、消費電力低減を図る。
以上のような構成の画像形成装置では、感光体ドラム109BK,109M,109C,109Yの軸間距離の誤差、感光体ドラム109BK,109M,109C,109Yの平行度誤差、光書き込み装置111内の偏向ミラーの設置誤差、感光体ドラム109BK,109M,109C,109Yへの静電潜像の書込みタイミング誤差等により、本来重なるべき位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずるという問題が発生することがある。
各色の位置ずれの成分としては、主にスキュー、副走査方向のレジストずれ、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれなどが知られている。また、従来、これらの位置ずれを補正するため、搬送ベルト上に位置ずれ補正用パターンを作像し、これらをCCDセンサなどで読み取り、各色の画像に対応する感光体ドラム上での位置ずれを検出し、記録されるべき画像信号に電気的補正をかけるとともに、レーザ光の光路中に設けられている反射ミラーを駆動して光路長変化或いは光路変化の補正を行っている。この位置ずれ補正用パターンは、Y,M,C,BKのトナーによって作像されたライン状のパターンであり、ある1色のパターンを基準として他色のパターンがセンサに検知される時刻を測定し、その測定時刻と搬送速度とから算出した他色のパターンの位置が理論値とどの程度ずれているかを計算することで各色の位置ずれ量を求める手法が一般的である(特許文献1参照)。
図8に示す画像形成装置では、画像形成部106Yの下流側に、搬送ベルト105に対向するセンサ(トナーマークセンサ)117,118,119が設けられており、これらのセンサにより位置ずれ補正用パターン121を読み取る。
図9は、図8における位置ずれ補正用パターン121とセンサ117,118,119との関係を示す斜視図であり、搬送ベルト105上に位置ずれ補正用パターン121(304a〜c)が作像された状態を示している。センサ117,118,119は用紙104の搬送方向と直交する主走査方向に沿うように同一の基板(図示せず)上に支持されている。また、位置ずれ補正用パターン304a〜cは、センサ117,118,119に対応して、主走査方向の始端側、中央部、終端側に1列ずつ形成されている。ここには、各色の各種位置ずれ量を求めるために必要な最低限の一組のパターン列を示した。
センサ117,118,119は、図10に示すように、発光部201と、受光部202とを備える。発光部202から放射された光は、搬送ベルト105上に形成された位置ずれ補正用パターン304a〜cに照射され、反射光が受光部202で受光される。
しかしながら、図8に示す画像形成装置では、位置ずれ補正用パターン304a〜cを現像・転写し、センサ117,118,119で全て読み終わるまで、感光体ドラム109M,109C,109Yを搬送ベルト105当接させている。この場合、位置ずれ補正用パターン304a〜cを搬送ベルト105に転写し終えてからセンサ117,118,119で読み取るまでの期間は、実際には、感光体ドラム109M,109C,109Yを搬送ベルト105に当接させる必要が無いため、不要な当接期間である。このため、感光体ドラム109M,109C,109Yの駆動モータの磨耗、感光体ドラム109M,109C,109Y表面の磨耗、消費電力、かぶりによるトナー消費が発生するという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、タンデム方式の画像形成装置において、像担持体から搬送ベルトや中間転写ベルトなどの無端状搬送体への位置ずれ補正用パターンの転写終了から、センサによる読み取りまでの間の像担持体と無端状搬送体との当接期間を短縮可能にすることである。
本発明は、回転可能かつ無端状に構成された複数の像担持体と、各色成分の画像データに基づき発生される光ビームを主走査させ、回転中の前記像担持体の表面を露光する走査露光手段と、前記露光により前記像担持体の表面に生成された静電潜像を各色成分の現像剤により各色成分画像として現像する現像手段と、前記複数の像担持体に沿って配置された回転可能な無端状搬送体と、前記複数の像担持体の内、黒成分画像が形成される像担持体以外の像担持体の表面と前記無端状搬送体の表面とを接触及び離間させる機能を有する接離手段と、前記像担持体の表面に形成される各色成分画像を所定の位置で被転写体の表面に転写する転写手段と、前記像担持体、走査露光手段、現像手段、無端状搬送体、及び転写手段を動作させることにより、前記無端状搬送体の表面に各色で順次位置ずれ補正用パターンを複数組形成する位置ずれ補正用パターン形成手段と、前記無端状搬送体の表面に対向する所定の第1の位置に配置され、前記無端状搬送体の表面に形成された位置ずれ補正用パターンを除去する位置ずれ補正用パターン除去手段と、前記無端状搬送体の表面に対向する所定の第2の位置に配置され、前記第1の位置に到達する前の位置ずれ補正用パターンを検出する位置ずれ補正用パターン検出手段とを備え、前記順次形成された複数組の位置ずれ補正用パターンの全長が、前記無端状搬送体上において、前記第1の位置を搬送方向の上流・下流の境目とした場合、搬送方向の最下流に配置された前記像担持体と前記無端状搬送体とが接触する位置から、前記第2の位置までの前記無端状搬送体表面上の距離より短いことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体から無端状搬送体への位置ずれ補正用パターンの転写を終了してから、そのパターンの先頭が第2の位置(センサによるパターン検出位置)に達する間に、無端状搬送体の表面と黒成分画像が形成される像担持体以外の像担持体の表面とを離間させることで、それらの当接時間が、位置ずれ補正用パターンの転写終了から第2の位置に到達するまでの時間分短縮でき、当接していることによるトナーのかぶり消費を低減することができる。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置が形成する位置ずれ補正用パターンを示す図である。 本発明の第1の実施形態の画像形成装置における位置ずれ補正用パターンの形成プロセスを示す図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置が形成する位置ずれ補正用パターンを示す図である。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における位置ずれ補正用パターンの形成プロセスを示す図である。 本発明の第3の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置における位置ずれ補正用パターンとセンサとの関係を示す斜視図である。 従来の画像形成装置におけるセンサの内部構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1に、本発明の第1の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す。この図において、図8と同一又は対応する構成要素には、図8と同じ参照符号を付した。
本実施形態の画像形成装置の基本構成は従来の画像形成装置と同じである。本実施形態では、形成される位置ずれ補正用パターン122に特徴がある。また、その位置ずれ補正用パターン122を採用したことにより、位置ずれ補正用パターン122の形成終了から、センサ117,118,119による読み取り開始までの間に、搬送ベルト105を感光体ドラム109M,109C,109Yから離間させることができるようにして、それらが当接していることによるトナーのかぶり消費を低減できるようにしたことも特徴である。以下、これらについて詳細に説明する。
図2は、位置ずれ補正用パターン122の平面図である。図示のように、位置ずれ補正用パターン122は、センサ117,118,119に対応して、主走査方向の始端側、中央部、終端側に1列ずつ形成されている。
各列の位置ずれ補正用パターンとして、搬送ベルト105の搬送方向の先頭側から順に、BKの直線からなる検出タイミング補正用パターン400BK_Dと、位置ずれ補正用パターン列401とが配列されている。位置ずれ補正用パターン列401は、M,BK,Y,Cの4色からなる直線パターン402(400M,BK,C,Y_Y)、M,BK,Y,Cの4色からなる斜線パターン403(400M,BK,C,Y_S)を複数ずつ備えている。斜線パターン403を構成する4本の斜線は全て右上がりであり、搬送方向(副走査方向)に45°の傾斜角を持っている。
センサ117,118,119は、直線パターン402と斜線パターン403を検出する直前に検出タイミング補正用パターン400BK_Dを検出することで、位置ずれ補正用パターン122の作像(感光体ドラム106BKの露光)開始からセンサ117,118,119の位置に到達するまでの時間を検出し、理論値との誤差を算出・補正する。これによって、適切なタイミングで、直線パターン402と斜線パターン403を検出することができる。
図3に、位置ずれ補正用パターン122の形成プロセスを示す。直線パターン402内の隣接する直線間、及び斜線パターン403内の隣接する斜線間の距離405Lが図1の任意の隣接する感光体ドラムの中心間距離121Lより短い(図1では感光体ドラム109C,109Y間のみ寸法を図示)パターンであるとすると、図3における「終了」のタイミング図に示すように、位置ずれ補正用パターン122の最後尾のラインは画像作像手段106Yの感光体ドラム109Yから転写器115Yより搬送ベルト105上に転写される。
このとき、位置ずれ補正用パターン122の全長(搬送方向長)は、搬送ベルト105上において、転写器115Yによる転写位置からセンサ117,118,119までの搬送ベルト105上の距離より短いため、位置ずれ補正用パターン122がセンサ117,118,119の読み取り位置に達する前に搬送ベルト105と感光体ドラム114Y、114C、114Mとを離間させることができる。これによって、従来の画像形成装置より、感光体ドラム106Yからセンサ117,118,119の搬送距離分だけ、当接距離を短くすることができる。
このように、本実施形態の画像形成装置によれば、ブラックトナー像用の転写器115BKは常時搬送ベルト105に当接するように固定し、それ以外の色のトナー像用の転写器は同じ1つの接離手段で離間可能としたので、位置ずれ補正用パターン122を搬送ベルト105上に転写し終えてから、そのパターンの先頭がセンサ117,118,119による検出位置に達する間に離間させることで、当接時間を短縮でき、当接していることによるトナーのかぶり消費を低減することができる。
[第2の実施形態]
図4は本発明の第2の実施形態の位置ずれ補正用パターンの平面図である。この位置ずれ補正用パターンは、第1の実施形態における位置ずれ補正用パターンのYとMの配列順を交換したものである。本実施形態の画像形成装置の基本構成は第1の実施形態(図1)と同じである。
図示のように、位置ずれ補正用パターン123は、センサ117,118,119に対応して、主走査方向の始端側、中央部、終端側に1列ずつ形成されている。
各列の位置ずれ補正用パターンとして、搬送ベルト105の搬送方向の先頭側から順に、BKの直線からなる検出タイミング補正用パターン500BK_Dと、位置ずれ補正用パターン列501とが配列されている。位置ずれ補正用パターン列501は、Y,BK,M,Cの4色からなる直線パターン502(500Y,BK,M,C_Y)、Y,BK,M,Cの4色からなる斜線パターン503(500Y,BK,M,C_S)を複数ずつ備えている。斜線パターン503を構成する4本の斜線は全て右上がりであり、搬送方向(副走査方向)に45°の傾斜角を持っている。
図5に、位置ずれ補正用パターン123の形成プロセスを示す。この図における「終了」のタイミング図と図3における「終了」のタイミング図とを比較すると、搬送方向先頭側(ベルトクリーナ120の位置を上流・下流の境目とした場合、最下流)にYがある直線パターン502及び斜線パターン503を用いた本実施形態は、搬送方向先頭側から3番目にYのパターンがある直線パターン502及び斜線パターン503を用いた第1の実施形態より、各色パターン間隔405L×2の距離分だけ、作像開始から終了までの搬送距離を短くすることができる。これによって、かぶりによるトナー消費、感光体ドラムの磨耗、感光体ドラムを駆動させるモータの磨耗を抑制し、消費電力低減も期待できる。
このように、本実施形態の画像形成装置によれば、長さが最短となるような色順の位置ずれ補正用パターンを構成し、当接期間が最短となる色順の位置ずれ補正用パターンを用いることで、当接期間を短縮することができる。
[第3の実施形態]
図6に、本発明の第3の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す。この図において、図1又は図8と同一又は対応する構成要素には、それらの図と同じ参照符号を付した。
本実施形態の画像形成装置は、第1の実施形態或いは従来の画像形成装置において、センサ117,118,119の位置を、搬送ベルト105の最下流に配置されている感光体ドラム109Yよりもベルトクリーナ120に近い位置に変更したものである。
従って、本実施形態によれば、図1又は図8における転写器115Yによる転写位置からセンサ117,118,119までの搬送ベルト105上の距離より長い従来の位置ずれ補正用パターン121を用いたとしても、そのパターンがセンサ117,118,119の読み取り位置に達する前に、搬送ベルト105を感光体ドラム109Y,109C,109Mから離間させることができる。また、位置ずれ補正用パターン121より長い位置ずれ補正用パターン124を用いることもできる。
このように、本実施形態の画像形成装置によれば、センサ117,118,119を、搬送ベルト105の搬送方向の最下流にある感光体ドラム109Yよりベルトクリーナ120に近い位置(搬送方向下流)に配置したことで、位置ずれ補正用パターンの長さの上限を伸ばし、センサ117,118,119の設計の自由度を高めることができる。
[第4の実施形態]
図7に、本発明の第4の実施形態の画像形成装置の概略構成を示す。この図において、図6と同一又は対応する構成要素には、図6と同じ参照符号を付した。
本実施形態の画像形成装置は、第3の実施形態において、無端状搬送体を搬送ベルト105ではなく中間転写ベルト125とするとともに、定着器116及びベルトクリーナ120の位置を変更したものである。
中間転写ベルト125は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに巻回されたエンドレスのベルトである。また、ベルトクリーナ120の位置は中間転写ベルト125と用紙104とが接する位置(2次転写位置)よりも搬送方向下流である。
各色のトナー画像は、感光体ドラム109BK,109M,109C,109Yと中間転写ベルト125とが接する位置(1次転写位置)で、転写器115BK,115M,115C,115Yの働きにより中間転写ベルト125上に転写される。この転写により、中間転写ベルト125上に各色のトナーによる画像が重ね合わされたフルカラー画像が形成される。
画像形成に際して、給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、中間転写ベルト125上に搬送され、2次転写位置にてフルカラーのトナー画像を転写される。
中間転写方式を採用した本実施形態の画像形成装置では、センサ117,118,119の位置が搬送方向の最下流に配置されている転写器115Yの位置よりも中間転写ベルト105と用紙104とが接する位置(2次転写位置)に近いので、第3の実施形態と同等の効果が得られる。つまり、中間転写方式でも第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られ、中間転写方式でセンサの位置を下流に配置することで第3の実施形態と同様の効果が得られる。
105・・・搬送ベルト、109BK,109M,109C,109Y・・・感光体ドラム、111・・・光書き込み装置、112BK,112M,112C,112Y・・・現像器、115BK,115M,115C,115Y・・・転写器、117,118,119・・・センサ、120・・・ベルトクリーナ、121〜125・・・位置ずれ補正用パターン。
特許第2642351号公報

Claims (9)

  1. 回転可能かつ無端状に構成された複数の像担持体と、
    各色成分の画像データに基づき発生される光ビームを主走査させ、回転中の前記像担持体の表面を露光する走査露光手段と、
    前記露光により前記像担持体の表面に生成された静電潜像を各色成分の現像剤により各色成分画像として現像する現像手段と、
    前記複数の像担持体に沿って配置された回転可能な無端状搬送体と、
    前記複数の像担持体の内、黒成分画像が形成される像担持体以外の像担持体の表面と前記無端状搬送体の表面とを接触及び離間させる機能を有する接離手段と、
    前記像担持体の表面に形成される各色成分画像を所定の位置で被転写体の表面に転写する転写手段と、
    前記像担持体、走査露光手段、現像手段、無端状搬送体、及び転写手段を動作させることにより、前記無端状搬送体の表面に各色で順次位置ずれ補正用パターンを複数組形成する位置ずれ補正用パターン形成手段と、
    前記無端状搬送体の表面に対向する所定の第1の位置に配置され、前記無端状搬送体の表面に形成された位置ずれ補正用パターンを除去する位置ずれ補正用パターン除去手段と、
    前記無端状搬送体の表面に対向する所定の第2の位置に配置され、前記第1の位置に到達する前の位置ずれ補正用パターンを検出する位置ずれ補正用パターン検出手段とを備え、
    前記順次形成された複数組の位置ずれ補正用パターンの全長が、前記無端状搬送体上において、前記第1の位置を搬送方向の上流・下流の境目とした場合、搬送方向の最下流に配置された前記像担持体と前記無端状搬送体とが接触する位置から、前記第2の位置までの前記無端状搬送体表面上の距離(以下、第1の搬送距離と言う)より短いことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された画像形成装置において、
    前記接離手段は、一度の位置ずれ補正用パターン作像中で、前記最下流に配置された前記像担持体で作像される前記位置ずれ補正用パターンの内、最後に作像されたパターンが前記無端状搬送体上に転写されるタイミングを第1のタイミングとし、前記搬送方向の最下流に位置する前記位置ずれ補正用パターンが前記第2の位置に到達するタイミングを第2のタイミングとしたとき、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間に離間状態に移行することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
    前記無端状搬送体から離間している前記像担持体は回転を停止していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記像担持体と前記無端状搬送体とが当接している状態から離間している状態に移行するまでの時間に前記無端状搬送体が移動する距離(以下、第2の搬送距離と言う)と、前記位置ずれ補正用パターンの全長とを合計した長さが、前記第1の搬送距離より短いことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記位置ずれ補正用パターンは、それぞれ異なる色の現像剤により作像されたパターンが前記搬送方向に周期的に配置されているパターン列を内包し、前記パターン列の長さが前記複数の像担持体の内任意の第1の像担持体と第1の像担持体と隣接する第2の像担持体との間隔より短い場合に、前記パターン列において前記搬送方向の最下流に作像されるパターンが前記搬送方向の最下流に配置された前記像担持体で作像されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1又は2又は5に記載された画像形成装置において、
    前記第2の位置は、前記搬送方向の最下流に配置された前記像担持体と前記無端状搬送体の接触する位置より、前記第1の位置に近いことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像形成装置において、
    前記現像剤が前記無端状搬送体上から用紙に転写される位置において、前記無端状搬送体と接触する回転体を有するとともに、前記第2の位置は、前記搬送方向の最下流に配置された前記像担持体と前記無端状搬送体の接触する位置より、前記無端状搬送体と前記回転体とが接触する位置に近いことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載された画像形成装置において、
    前記位置ずれ補正用パターンは、それぞれ異なる色の現像剤により作像されたパターンが前記搬送方向に周期的に配置されているパターン列と、前記パターン列より前記搬送方向の下流側に配置される1つ以上の前記主走査方向に延びる直線パターンを有し、前記直線パターンは前記搬送方向の最上流に配置される前記像担持体で作像されることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載された画像形成装置において、
    前記直線パターンを黒の現像剤により形成することを特徴とする画像形成装置。
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