JP5364688B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置に関する。
従来、商品を販売する店舗に設置され、商品の登録および決済を行うPOS(Point Of Sales System)端末が知られている。
ところで、この種のPOS端末では、プリンタカバーを介して本体ハウジング内にセットされたロール紙に決済情報を印刷するプリンタと、登録および決済に係る各種情報を表示する表示器とを備えるものが一般的である。
しかしながら、従来のPOS端末では、操作者の使い勝手などを考慮して、プリンタカバーと、表示器とを本体ハウジングの上面で並設しているため、プリンタカバーの開閉動作の邪魔にならないように、プリンタカバーと表示器とを離して設置する必要があり、その結果、POS端末を小型化できないなどの課題があった。
本実施形態の情報処理装置は、蓋部と、回動対象物とを有する。蓋部は、開閉可能である。回動対象物は、回動により、前記蓋部の上部に少なくとも一部が配置されて前記蓋部の開動作を阻害する第1状態と、前記蓋部の開動作を阻害しない第2状態との間で遷移可能である。また、回動対象物は、固定部と、可動部と、可変部とを備える。固定部は、前記蓋部に並設され、第1の面を有する第1の摺動部材を含む。可動部は、前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の摺動部材を含み、前記固定部に対して左右方向で回動可能に設けられている。可変部は、突起部と、溝部とを含む。突起部は、前記第1の面および前記第2の面の一方に設けられている。溝部は、前記第1の面および前記第2の面の他方に回動軸心を中心とする所定の角度範囲で円弧状に形成されて、該角度範囲に前記突起部が位置するとき該突起部を収容する。さらに、前記可変部は、前記突起部が前記溝部に収容される前記角度範囲を、前記第1状態と前記第2状態との遷移動作範囲に対応させるとともに、当該角度範囲における回動トルクを、前記突起部が前記溝部に収容されない角度範囲の回動トルクに比べて小さくしている。
図1は、POS端末の外観構成を示す斜視図である。 図2は、POS端末の外観構成を示す斜視図である。 図3は、POS端末の外観構成を示す正面図である。 図4は、ヒンジ機構部の組立状態を示す斜視図である。 図5は、ヒンジ機構部の分解状態を示す斜視図である。 図6は、ヒンジ機構部の一構成要素である摺動リング部の構成を示す斜視図である。 図7は、摺動リング部と、その摺動リング部に係合され、摺動リング部の外周サイズに合わせて切断されたスイベル部とを示す一部断面の斜視図である。 図8は、係合する摺動リング部およびスイベル部の切断された側面を示す断側面図である。 図9は、係合する摺動リング部およびスイベル部の切断された側面を示す断側面図である。 図10は、スイベル部に摺動リング部が係合されたものを上方から俯瞰視した平面図である。 図11は、POS端末を上方から俯瞰視した平面図である。 図12は、POS端末を上方から俯瞰視した平面図である。 図13は、POS端末を上方から俯瞰視した平面図である。 図14は、POS端末を上方から俯瞰視した平面図である。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本実施形態の情報処理装置は、開閉可能な蓋部と、蓋部と並設され、回動により、蓋部の上方に少なくとも一部が配置されて蓋部の開動作を阻害する状態と、蓋部の開動作を阻害しない状態との間で遷移可能である回動対象物とを有するものであるが、以下の実施形態では、商品を販売する店舗に設置され、前記蓋部としてプリンタカバーを有し、前記回動対象物として表示器を有するPOS端末に適用した場合について説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係るPOS端末1の外観構成を説明するための図であり、図1および図2が、POS端末1の外観構成を示す斜視図であり、図3が、POS端末1の外観構成を示す正面図である。
このPOS端末1は、店舗の決済場所などに設置され、客が購入を希望する商品の登録および決済を行うための情報処理装置である。
図1および図2などに示すように、POS端末1は、装置本体のハウジングであり、後述の各種装置を収容する本体ハウジング10を有しており、その本体ハウジング10の後方上面部10aには、店員などの操作者が使用する操作表示部2が設けられ、また、本体ハウジング10の前方上面部10bには、操作者が使用するキーボード部3が設けられている。
操作表示部2は、取引に係る各種情報の表示および入力を行うための入出力装置であり、例えば、商品登録画面や決済画面などの各種画面を表示面に表示する表示器(例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)など)と、その表示器の表示面上に積層配置され、表示器に表示される各種画面上の操作を入力するタッチパネルとを備えている。
キーボード部3は、取引に係る各種情報を入力するための入力装置であり、例えば、商品の金額を入力するためのテンキーや、締めを宣言するための小計キーや預/現計キーなどの各種機能キー(不図示)を含むキーボードで構成される。
また、本体ハウジング10内には、特に図示していないが、取引単位のレシートやジャーナルを印字発行するためのプリンタや、そのプリンタおよび前記した操作表示部2およびキーボード部3を含む各種装置における処理動作を制御するマイクロコンピュータなどの制御装置や、商用電源などの電源から各負荷部に必要な電力を供給する電源装置などが収容されている。
また、本体ハウジング10の後方上面部10aには、操作表示部2(特に、操作表示部2を本体ハウジング10に軸支する部分を含む)と並設される配置態様で、レシート用のロール紙(不図示)を交換する場合に開閉される開閉可能な蓋部としてのプリンタカバー4が設けられている。なお、このプリンタカバー4は、本体ハウジング10の外側に向って開動作するようになっている。
また、図3に示すように、後方上面部10aと前方上面部10bの境目の側面部10cには、レシートを発行するためのレシート発行口5が設けられている。
なお、このPOS端末1には、貨幣を収容するドロワまたは自動釣銭機(不図示)や、商品に付されたバーコードなどの商品情報を読み取るスキャナ装置(不図示)などを接続することが可能である。
そして、本実施形態のPOS端末1は、本体ハウジング10と、操作表示部2の略薄板状の表示ハウジング20と、それらに連結される略筒状の軸ハウジング30にそれぞれ部分的に収容され、操作表示部2(即ち、表示ハウジング20)を装置本体(即ち、本体ハウジング10)に対して左右方向Xおよび上下方向Y(図3参照)で回動可能とするとともに、操作表示部2の左右方向Xの回動トルクを複数段で可変可能とする回動部としてのヒンジ機構部100(図4など参照)を備えている。
以下、図4〜図10を参照して、ヒンジ機構部100の構成について説明する。
図4〜図10は、ヒンジ機構部100の構成を説明するための図であり、図4が、ヒンジ機構部100の組立状態を示す斜視図であり、図5が、ヒンジ機構部100の分解状態を示す斜視図であり、図6が、ヒンジ機構部100の一構成要素である摺動リング部113の構成を示す斜視図である。
また、図7〜図10が、ヒンジ機構部100の一構成要素である摺動リング部113とスイベル部123との係合状態を示す図であり、図7が、摺動リング部113と、その摺動リング部113に係合され、摺動リング部113の外周サイズに合わせて切断されたスイベル部123とを示す一部断面の斜視図であり、図8および図9が、係合する摺動リング部113およびスイベル部123の切断された側面を示す断側面図であり、図10が、スイベル部123に摺動リング部113が係合されたものを上方から俯瞰視した平面図である。
図4および図5に示すように、ヒンジ機構部100は、大きく分けると、本体ハウジング10に固定される固定部110と、その固定部110に対して可動可能な可動部120とを備えている。なお、固定部110および可動部120は、例えば、金属などの材質でそれぞれ構成される。
固定部110は、ベース部111と、固定リング部112と、摺動リング部113とから構成される。
ベース部111は、ヒンジ機構部100のベースとなる部材であり、ビス孔111aに挿通されるビス(不図示)により、本体ハウジング10の後方上面部10aの内側で固定され、他の構成要素部を支持するものである。
また、ベース部111には、固定リング部112の回動を阻止する係合突起部111bと、後述する可動部120の構成要素の一つであるスイベル部123のスイベル回動を案内する案内溝部111cなどが形成されている。なお、案内溝部111cは、後述のスイベル部123の案内突起部123cと係合する円柱面状の案内壁部などを有している。
固定リング部112は、摺動リング部113を、後述のスイベル部123のベース板部123Aに押圧する部材であり、この固定リング部112には、係合突起部111bの外周側面と係合する係合孔部112aと、本体ハウジング10に一端側が軸止される軸部材(不図示)を挿通する軸孔部112bと、摺動リング部113を固定する固定突起部112cなどが形成されている。
摺動リング部113は、固定リング部112に固定され、スイベル部123のベース板部123Aの上面123A−1に対して摺動する部材であり、固定リング部112と同様に、係合突起部111bの外周側面と係合する係合孔部113aを有している。
また、摺動リング部113には、固定リング部112の固定突起部112cと嵌合する固定孔113bと、係合突起部111bの外周側面と係合する係合部113cなどが形成されている。
更に、摺動リング部113の一面(即ち、図4の組立状態において裏側に配置される面)には、スイベル部123のベース板部123Aの上面123A−1およびその上面123A−1から凹んで同円周上に形成された一対(2つ)のトルク可変溝部123dとそれぞれ係合する長方体状の一対(2つ)のトルク可変突起部113dが形成されている(図6参照)。なお、一対のトルク可変突起部113dは、摺動リング部113の回動軸心を中心とする点対称の位置に形成されている(図10も参照)。
また、可動部120は、ブラケット部121と、一対のチルト部122A、122Bと、スイベル部123とから構成されている。
ブラケット部121は、操作表示部2の表示ハウジング20内で固定され、操作表示部2を支持する部材であり、このブラケット部121には、ビス(不図示)を挿通するビス孔121aが形成されている。
一対のチルト部122A、122Bは、ビス孔121aに挿通されたビスによってブラケット部121に一部が固定されるとともに、後述のスイベル部123の一対の舌片部123Bにそれぞれ形成される挿通孔123bと同様に、チルトヒンジ軸HSを挿通する挿通孔122aをそれぞれ有している。
スイベル部123は、ブラケット部121およびチルト部122とともにベース部111に対して回動可能な部材であり、係合突起部111bを挿通する円状の挿通孔123aを有している。
また、スイベル部123には、ベース板部123Aの一端からそれぞれ垂設される一対の舌片部123Bに、チルト部122のチルトヒンジ軸HSを挿通する挿通孔123bが形成されている。
また、スイベル部123には、ベース部111に形成された案内溝部111cの円柱面状の案内壁部と摺動して、スイベル回動の案内がされる案内突起部123cが形成されている。
更に、スイベル部123には、長方体状のトルク可変突起部113dを全て収容可能であり、摺動リング部113の摺動抵抗を小さくするための円弧状の一対(2つ)のトルク可変溝部123dが同円周上に形成されている。なお、一対のトルク可変溝部123dは、スイベル部123の回動軸心を中心とする点対称の位置に形成されている(図10も参照)。
なお、本実施形態では、ヒンジ機構部100のスイベル回動時に、トルク可変突起部113dがトルク可変溝部123dに入った後に、その溝部からベース板部123Aの平らな上面123A−1に出易くするために、トルク可変突起部113dのエッジ部分(即ち、スイベル部123のスイベル回動方向におけるエッジ部分)に、突起部の先端面から摺動リング部113の一面(裏面)に向かって下る傾斜面が形成されているが、この傾斜面が無くても良いものとする。
その他、トルク可変溝部123d側のスイベル回動方向におけるエッジ部分に、ベース板部123Aの平らな上面123A−1から溝部の底面に向かって下る傾斜面を形成するようにしても良いし、トルク可変突起部113dおよびトルク可変溝部123dの両者の前記エッジ部分に前記した傾斜面を形成するようにしても良いものとする。
次に、本実施形態のヒンジ機構部100の組立て方法について説明する。
即ち、このヒンジ機構部100を組み立てる場合には、例えば、まず、後方上面部10aの内側において、ビスを用いてベース部111を装置本体(本体ハウジング10側)に固定する。
続いて、挿通孔123aに係合突起部111bを挿通させ、且つ、案内溝部111cの円柱面状の案内壁部に案内突起部123cを係合させて、装置本体に固定したベース部111にスイベル部123を係合する。
続いて、固定孔113bに固定突起部112cを嵌合させて、固定リング部112に摺動リング部113を固定する。
そして、係合孔部112aおよび係合孔部113aに係合突起部111bを挿通させ、且つ、軸孔部112bに本体ハウジング10に軸止された軸部材(不図示)を挿通させて、連結された固定リング部112および摺動リング部113をベース部111に係合する。
続いて、軸孔部112から上方に出た軸部材(不図示)の一部分にナット部材Nを係合させて締め付けることで、スイベル部123を左右方向で回動可能にするとともに、ベース部111に固定リング部112および摺動リング部113を固定する。
より具体的には、固定リング部112および摺動リング部113は、摺動リング部113のトルク可変突起部113dが、スイベル部123のベース板部123Aの平らな上面123A−1で摺動でき(図9参照)、且つ、トルク可変突起部113dがベース板部123Aの平らな上面123A−1で摺動している状態からトルク可変溝部123dに入るとともに、トルク可変溝部123dに入っている状態(図8参照)からベース板部123Aの平らな上面123A−1に出て摺動できるように、ナット部材N1によってベース部111に固定される。
続いて、ビスVを用いて一対のチルト部122A、122Bをブラケット部121に固定する。
そして、装置本体に固定したベース部111に係合するスイベル部123の一対の舌片部123Bの間に、各々の挿通孔122aと挿通孔123bが合うように、ブラケット部121に固定した一対のチルト部122A、122Bを配置し、各々の挿通孔122aと挿通孔123bにチルトヒンジ軸HSを挿通し、その挿通したチルトヒンジ軸HSをナット部材N2で締め付けて、ブラケット部121およびチルト部122A、122Bがスイベル部123に対して上下方向に回動可能に固定する。
次に、前記したヒンジ機構部100による操作表示部2の回動について図11〜図14を用いて説明する。
図11〜図14は、POS端末1を上方から俯瞰視した平面図であり、図11が、操作表示部2のスイベル回動の角度範囲と、回動トルクを説明するための図であり、図12が、操作表示部2を基準の0°から左側に30°スイベル回動させた様子を示す図であり、図13が、操作表示部2を基準の0°から右側に30°スイベル回動させた様子を示す図であり、図14が、操作表示部2を基準の0°から右側に90°スイベル回動させた様子を示す図である。
図11に示すように、本実施形態のPOS端末1では、表示器の表示面が、POS端末1の正面10dと平行となる向きに配置される操作表示部2の角度を、基準となる「0°」とした場合に、店員などの操作者は、左30°(0°から左に30°)から右90°(0°から右に90°)までの角度範囲内で操作表示部2をスイベル回動させることが可能である。
より具体的には、本実施形態のPOS端末1では、左30°から右30°(0°から右に30°)までの第1の角度範囲内で、ヒンジ機構部100により、表示器で表示される情報が見易い位置となるように操作表示部2の左右方向の首振り角度を調節することが可能である(図12および図13参照)。
また、本実施形態のPOS端末1では、ロール紙の交換のためプリンタカバー4を開閉する場合には、ヒンジ機構部100により、操作表示部2の角度を、右30°から更に右にスイベル回動させて右90°にすることで、操作表示部2の全体がプリンタカバー4の開閉の邪魔とならないように配置することができる(図14参照)。
即ち、本実施形態のPOS端末1では、操作表示部2は、薄板状の表示ハウジング20を有し、表示ハウジング20の正面に形成される表示面が当該操作表示部2が配置される本体ハウジング10の一面側を向かない傾斜とされ(図1、図2参照)、表示ハウジング20の背面が一面側を向く傾斜とされ(図1、図2参照)且つヒンジ機構部100の一部に固定され、ヒンジ機構部100により一面側で装置本体に軸支されており、ヒンジ機構部100は、操作表示部2の全体がプリンタカバー4の本体ハウジング10の外側への開動作を阻害しない状態として、表示面がヒンジ機構部100を挟んでプリンタカバー4の反対側を向く位置まで操作表示部2を回動させるようになっている。
また、本実施形態のPOS端末1では、前記したヒンジ機構100の構成(特に、トルク可変突起部113dおよびトルク可変溝部123dからなる可変部)により、操作表示部2を、右30°から右90°までの第2の角度範囲内でスイベル回動させる場合の第2の回動トルクを、操作表示部2を、左30°から右30°までの第1の角度範囲内でスイベル回動させる場合の第1の回動トルクより小さくしている。
即ち、第1の角度範囲(左30°〜右30°)内におけるスイベル回動の第1の回動トルクが大きく、第2の角度範囲(右30°〜右90°)内におけるスイベル回動の第2の回動トルクが小さくなるようにしている。
また、図10に示すように、操作表示部2が、操作者により、第1の角度範囲(左30°〜右30°)内でスイベル回動させられる場合には、一対のトルク可変突起部113dは、範囲A内でベース板部123Aの平らな上面123A−1においてスイベル回動し、他方、第2の角度範囲(右30°〜右90°)内でスイベル回動させられる場合には、一対のトルク可変突起部113dは、範囲B内でトルク可変溝部123d内においてスイベル回動するようになっている。
即ち、本実施形態のヒンジ機構部100における摺動リング部113に形成された一対のトルク可変突起部113dと、スイベル部123に形成された一対のトルク可変溝部123dとは、摺動リング部113とスイベル部123とが係合された状態において、操作表示部2が第1の角度範囲(左30°〜右30°)にある場合に一対のトルク可変突起部113dがスイベル部123Aの平らな上面123A−1上で摺動可能となり、他方、操作表示部2が第2の角度範囲(右30°〜右90°)にある場合に一対のトルク可変突起部113dが一対のトルク可変溝部123内で移動(摺動)可能となるように、形成位置および形成サイズが決定されている。
なお、特に、図示していないが、操作表示部2が、左30°以上と、右90°以上に回動するのを阻止する阻止部を設けることも可能である。
即ち、以上説明した実施形態によれば、取引単位の商品の登録および決済を行う通常の使用状態においては、第1の角度範囲(左30°〜右30°)内で操作表示部2をヒンジ機構部100によりスイベル回動させて、店員が所望する位置に操作表示部2を略固定することができるとともに、ロール紙を交換するようなプリンタカバー4を開閉する場合には、第2の角度範囲(右30°〜右90°)内で操作表示部2をヒンジ機構部100によりスイベル回動させて、操作表示部2がプリンタカバー4の開閉の邪魔にならない位置(右90°)に操作表示部2を移動させることができる。
より具体的には、従来では、情報を表示する表示部を前後方向に回動可能であり、表示部を前方向に倒すことでプリンタカバーを開閉可能にすることができるPOS端末が知られているが、この従来のPOS端末にあっては、表示部の重量により、表示部が独りでに前後方向に回動するのを防止するために回動時のトルクが比較的大きくなるように設定されているため、店員のロール紙交換時における表示部の回動作業が面倒であり、ロール紙の交換作業の効率が低下するなどの課題があった。
これに対し、本実施形態のPOS端末1では、ロール紙交換時における表示部の回動作業を容易化にしたため、ロール紙の交換作業の効率を大幅に向上させることが可能である。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、前記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、前記した実施形態では、ヒンジ機構部100が、第1の角度範囲(左30°〜右30°)内と、第2の角度範囲(右30°〜右90°)内とでトルクを異ならせる2段階トルクの場合について説明したが、これ以外にも、3段階以上でトルクを異ならせる形態とすることも可能である。なお、その形態は、例えば、溝の高さが異なる対のトルク可変溝部123dを複数形成することで実現することが可能である。
また、前記した実施形態では、摺動リング部(摺動部材)113に一対のトルク可変突起部113dが形成され、スイベル部(摺動部材)123に一対のトルク可変溝部123dが形成される形態について説明したが、これに限定されず、例えば、摺動リング部113に一対のトルク可変溝部を形成し、スイベル部123に一対のトルク可変突起部を形成することも可能である。
また、前記した実施形態では、主にトルク可変突起部113dおよびトルク可変溝部123dで構成される可変部により、本体ハウジング10側に固定される摺動リング部(摺動部材)113と、操作表示部2側に固定されるスイベル部(摺動部材)123との間の摺動抵抗(即ち、操作表示部2の回動トルク)を可変することが可能なヒンジ機構部100の場合について説明したが、これに限定されず、前記した可変部とは異なる可変部を有するヒンジ機構部100とすることも可能である。
具体的には、例えば、摺動リング部(摺動板)113の一面(裏面)とスイベル部(摺動板)123のベース板部123Aの平らな上面123A−1との間に押圧状態で保持される球体と、摺動リング部(摺動板)113の一面(裏面)に形成され球体を支持する突起部と、スイベル部(摺動板)123のトルク可変溝部123dとからなる可変部を有するヒンジ機構部とすることも可能である。
また、前記した実施形態では、ロール紙の交換のためプリンタカバー4を開閉する場合には、ヒンジ機構部100により、操作表示部2の全体がプリンタカバー4の開閉の邪魔とならないように配置することができる形態について説明したが、これに限定されず、蓋部としてのプリンタカバー4を開閉する場合に、そのプリンタカバー4の機能(役割)を果たすことが可能な予め定められた開量における開閉動作(即ち、レシート用のロール紙などを交換することができる程度の開動作)を阻害しない位置に操作表示部2を配置することができれば良いものとする。
また、前記した実施形態のPOS端末1では、操作表示部2およびキーボード部3などの店員用のユーザインタフェースのみを備える形態について説明したが、これ以外にも、客が使用するユーザインタフェースを備えるPOS端末1とすることも可能である。
また、前記した実施形態では、POS端末に適用した場合について説明したが、これに限定されず、その他の情報処理装置に適用することも可能である。即ち、開閉可能な蓋部と、その蓋部と並設され、並設方向の回動により、蓋部の開く方向に少なくとも一部が配置されて蓋部の開動作を阻害する状態と、予め定められた開量における前記蓋部の開動作を阻害しない状態(特に、蓋部の開く方向から全体が回避されて蓋部の開動作を阻害しない状態)との間で遷移可能である回動対象物とを有する情報処理装置であれば他の情報処理装置であっても良いものとする。
その他、前記した実施形態におけるPOS端末1の外観構成や、ハードウェア構成や、スイベル機構部の構造および形状などは、単なる一例として記載したものであり、本実施形態は、これらにより限定されない。
1 情報処理装置
2 操作表示部(回動対象物)
4 プリンタカバー(蓋部)
10 本体ハウジング
20 表示ハウジング
30 軸ハウジング
100 ヒンジ機構部(回動部)
110 固定部
111 ベース部
112 固定リング部
113 摺動リング部(摺動部材)
113d トルク可変突起部(可変部)
120 可動部
121 ブラケット部
122A、122B チルト部
123 スイベル部(摺動部材)
123d トルク可変溝部(可変部)
特開2008−209521号公報

Claims (4)

  1. 開閉可能な蓋部と、
    前記蓋部と並設され、回動により、前記蓋部の上部に少なくとも一部が配置されて前記蓋部の開動作を阻害する第1状態と、前記蓋部の開動作を阻害しない第2状態との間で遷移可能である回動対象物と、
    を有する情報処理装置において、
    前記回動対象物は、
    前記蓋部に並設され、第1の面を有する第1の摺動部材を含む固定部と、
    前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の摺動部材を含み、前記固定部に対して左右方向で回動可能に設けられた可動部と、
    前記第1の面および前記第2の面の一方に設けられた突起部と、他方に回動軸心を中心とする所定の角度範囲で円弧状に形成されて、該角度範囲に前記突起部が位置するとき該突起部を収容する溝部と、を含む可変部と、
    を備え、
    前記可変部は、前記突起部が前記溝部に収容される前記角度範囲を、前記第1状態と前記第2状態との遷移動作範囲に対応させるとともに、当該角度範囲における回動トルクを、前記突起部が前記溝部に収容されない角度範囲の回動トルクに比べて小さくしている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記回動対象物は、情報を表示する表示部を含む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記突起部および前記溝部は、回動軸心を中心とする点対称の位置にそれぞれ複数対形成されている請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 当該情報処理装置は、POS端末であり、
    前記蓋部は、装置の本体ハウジング内に収容されるプリンタで使用されるレシート用のロール紙の交換を行う際に開閉されるプリンタカバーである請求項1〜のいずれか一項に記載の情報処理装置。
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