JP5364301B2 - 光ファイバ接続方法 - Google Patents
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Description
一方、光ファイバの接続で、接続端面の反射を低減する技術として、光ファイバの接続端面を光軸に対して斜めに形成する技術がある。接続端面を斜めに形成すると、この端面における反射戻り光を少なくできる(例えば特許文献3参照)。
そこで、現在はペンを用いて光ファイバ外面の所定位置にインクを付着させることによって、端面の傾斜方向を概略的に示すマーキングとすることが行われているが、たかだか250μm〜900μm径の光ファイバ外面の正確な位置にマーキングを施すのは難しいため、マーキングを基準として接続端面の傾斜方向を精度よく合わせるのは難しかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、斜めに形成した接続端面を有する光ファイバどうしを、光ファイバ接続器において突き合わせ接続させるにあたって、接続端面の傾斜方向を互いに精度よく合わせることができる光ファイバ接続方法を提供することを目的とする。
前記接続用治具は、前記他方の光ファイバに対し着脱自在に装着可能であることが好ましい。
前記一対の光ファイバを、前記光ファイバ接続器において一対の挟持体の間に挟み込んで互いに突き合わせ接続させることが好ましい。
前記光ファイバ接続器が、光フェルールを有する光コネクタであり、前記一方の光ファイバは、前記光フェルールに内蔵されていることが好ましい。
従って、光ファイバの接続端面における反射を抑え、損失の少ない接続を実現できる。また、作業現場において光ファイバ接続器を組み立てる作業が容易となる。
この光コネクタ10は、一般には現場組立型の光コネクタと呼ばれている。この種の光コネクタは、工場内で光フェルールに接着固定された短尺の光ファイバと、光ファイバケーブル等から口出しされた光ファイバをユーザ宅等の接続現場で接続する際に用いられている。
この種の光コネクタは、光ファイバを接続する方式として、両光ファイバの接続部分の近傍を固定部材で押さえつけ接続部分を機械的に固定する方式が採用されている。本発明の光コネクタあるいは光ファイバ接続器は、この方式を採用している。
図6は、光コネクタ10を示す断面図である。図7は、前記両光ファイバの接続部分を機械的に固定する挟持部2を示す分解斜視図である。図8および図9は、挟持部2の動作を示す断面図である。
以下の説明において、図6における左方を前方といい、右方を後方ということがある。
プラグフレーム3とストップリング4は、挟持部2を収容するハウジング8を構成している。
内蔵光ファイバ11の斜めにカットされた後端面11A(接続端面)(図12参照)は、光ファイバ軸方向に垂直な面に対して傾斜している。傾斜角度θ1は、光ファイバ光軸方向に対して7〜9度が好適であり、約8度が最も好適である。なお、傾斜角度はこれに限定されず、この範囲外の角度を採用することもできる。
フェルール1は、例えば、ジルコニア等のセラミックや、ガラスで形成することができる。
挟持体ユニット12は、フェルール1の後端部に設けられたフランジ部12dと、フランジ部12dから後方に延出された基部12a(基部側挟持体)と、基部12a上に配置された2つの蓋体12b、12c(蓋側挟持体)とからなり、片側に開口部が形成されたクランプバネ13の弾性により基部12aと蓋体12b、12cとの間に光ファイバを挟み込んで固定することができる。
蓋体12bと蓋体12cは、断面略半円状、断面略三角形状などとされ、プラスチック、金属などで構成することができ、基部12a上に前後に並んで配置される。第1蓋体12bは、第2蓋体12cの前方、すなわちフェルール1側に配置される。
調心部15bは、ガイド部15aより幅が狭くされており、基部12aと第1蓋体12bとの間において、内蔵光ファイバ11と、光ファイバ18の先端部18aとを位置決めして調心し、突き合わせ接続するようになっている。
被覆把持部15aは、光ファイバ18の被覆部18bを、第2蓋体12cと基部12aとの間に挟み込んで固定できる。
なお、先端部18aは、例えば光ファイバ心線や光ファイバ素線などの被覆つき光ファイバである光ファイバ18から口出しされた光ファイバ裸線である。被覆部18bは、合成樹脂などからなる被覆である。
付勢手段5は、挟持部2の後端とストップリング4との間に配置され、ストップリング4に反力をとって挟持部2およびフェルール1を前方に付勢する。付勢手段5としては、コイルスプリングが好適である。
固定部22は、円筒状の筒部23と、その後端から後方に延出する延出筒部24とを備えている。
筒部23の外周面には、ネジ部25が形成されている。
延出筒部24は、固定部22より細径、すなわち外径が小さい円筒状とされている。
図1は、本発明に用いられる先端傾斜加工機(光ファイバカッタともいう)の概略図であり、先端傾斜加工機30は、基台31と、基台31に形成された円板状のカッター(刃)32と、カッター32の一方および他方側に設けられて光ファイバを基台に押さえつけて固定する開閉自在の蓋が付いた光ファイバ保持部33、34と、加工対象となる光ファイバ18(他方の光ファイバ)の一端を固定する光ファイバ固定部35と、蓋部(カバー)36とを備えている。
図中、カッター32の刃の方向は光ファイバ光軸に対して垂直であるが、周知のように光ファイバに対して軸回りの捻りを与えておくと切断面を傾斜面とすることができる。傾斜角度は捻り角度により適宜設定することができる。ただし、図1は概略図であり、捻りを与える機構等が付いた光ファイバカッタ(クリーバともいう)は周知であるため詳細機構は省く。
マーキング部材40は、光ファイバ18の周方向の位置を目視にて確認可能とするものであって、光ファイバ18に取り付けたときに、光ファイバ18の軸回りに非回転対称形とされている。なお「軸回りの回転対称」とは、軸回りに回転させたときにもとの図形に重なることをいう。
図4および図5に示すように、図示例のマーキング部材40は、天板41と、その側縁41aから垂下する側板42、43と、一方の側板42に形成された弾性片44とを備えている。
天板41は、長方形の上面部46と、上面部46の両端から互いに離れるように斜め下方に延出する斜面部47、47とを有する。
弾性片44は、他方の側板43との間に光ファイバ18を挟み込んで係止することができるように構成することによって、光ファイバ18に対し着脱自在とすることができる。
側板42、43は、斜面部47の下端よりさらに下方に延出しており、この部分の側板42、43間は、光ファイバ18が挿通する光ファイバ挿通部48となっている。
上述のように、基台31に載置されて切断加工された光ファイバ切断面の傾斜方向は光ファイバカッタの仕様で決定されるから、光ファイバが基台31上に載置されている状態で、光ファイバ18にマーキング部材40を取り付ける。
マーキング部材40の取付けは、傾斜加工の前後に適宜行うことができるが、いずれの場合も、上述のようにマーキング部材の側板42、43の方向が基台31に対して垂直になるように光ファイバ18に取り付けることが好ましい。
これによって、マーキング部材の側板42、43の方向と先端面18Aの傾斜方向の関係が決定され、マーキング部材40の方向により、光ファイバ18の先端面18Aの傾斜方向を目視により容易に確認できる。
図10および図11に示すように、光ファイバ18を、ストップリング4の固定部22の挿入孔22aに挿入する(図6参照)。
さらに、先端部18aを挟持体ユニット12の被覆把持部15aから挿入し、調心部15bへ導き、内蔵光ファイバ11に突き合わせ接続する。
従って、光ファイバ11、18の接続端面における反射を抑え、損失の少ない接続を実現できる。また、作業現場において光コネクタ10を組み立てる作業が容易となる。
なお、接続端面間には屈折率整合剤を使用している。
図13に示すように、マーキング部材40を光ファイバ18から取り外すことによって、接続作業を完了する。
ただし、メカニカルスプライスとは、接続される相手側の光ファイバが光フェルールに内蔵されていない場合に用いる光ファイバ接続器であり、例えば、端部に光ファイバ裸線が口出しされた一対の光ファイバ端を挟持部材の内部で位置決めして突き合わせ、端部近傍を含めてクランプ部材で機械的に固定して接続する方式のものを指す。
なお、マーキング部材は樹脂製に限らず、金属などの他の材料で形成することもできる。
Claims (5)
- 一方の光ファイバ(11)と、他方の光ファイバ(18)を、光ファイバ接続器(10)において互いに突き合わせ接続させる方法であって、
前記一方の光ファイバが、光ファイバ軸方向に垂直な面に対して傾斜して形成された接続端面(11A)を有し、
先端傾斜加工機(30)に前記他方の光ファイバの基端側を着脱可能に固定し、
固定された前記他方の光ファイバの先端面(18A)を、前記先端傾斜加工機(30)を用いて光ファイバ軸方向に垂直な面に対して傾斜して加工し、
接続用治具を前記他方の光ファイバにおける前記先端傾斜加工機による固定部分以外の部分に所定方向に向けて取り付けた状態で、加工された前記他方の光ファイバを先端傾斜加工機(30)から取り外し、
次いで、前記接続用治具を所定方向に向けた状態で、前記他方の光ファイバを前記光ファイバ接続器に向けて移動させて、前記他方の光ファイバの先端面を、前記一方の光ファイバの接続端面に、傾斜方向が一致するように突き合わせ接続させることを特徴とする光ファイバ接続方法。 - 前記接続用治具は、前記他方の光ファイバに対し着脱自在に装着可能であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ接続方法。
- 前記一対の光ファイバを、前記光ファイバ接続器において一対の挟持体(12a、12b)の間に挟み込んで互いに突き合わせ接続させることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ接続方法。
- 前記光ファイバ接続器が、光フェルール(1)を有する光コネクタであり、
前記一方の光ファイバは、前記光フェルールに内蔵されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の光ファイバ接続方法。 - 請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の光ファイバ接続方法であって、
前記接続用治具は、前記他方の光ファイバに取り付けたときに、その軸回りに非回転対称形とされていることを特徴とする光ファイバ接続方法。
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