JP5363480B2 - マルチコラム電子ビーム露光装置及び磁場発生装置 - Google Patents

マルチコラム電子ビーム露光装置及び磁場発生装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチコラム電子ビーム露光装置及び磁場発生装置に関し、特に、狭い空間に強磁場を発生させて各コラムセルの間隔を小さくすることを可能にするマルチコラム電子ビーム露光装置及び磁場発生装置に関する。
電子ビーム露光装置では、スループットの向上を図るために、ステンシルマスクに可変矩形開口又は複数のステンシルマスクパターン(キャラクタープロジェクション(CP))を用意し、ビーム偏向によりそれらを選択してウエハに転写露光している。
このような露光装置として、例えば特許文献1には部分一括露光をする電子ビーム露光装置が開示されている。部分一括露光では、マスク上に配置した複数個、例えば100個のステンシルパターンからビーム偏向により選択した一つのパターン領域、例えば20×20μmの領域にビームを照射し、ビーム断面をステンシルパターンの形状に成形し、さらにマスクを通過したビームを後段の偏向器で偏向振り戻し、電子光学系で決まる一定の縮小率、例えば1/10に縮小し、試料面に転写する。露光するデバイスパターンに応じてマスク上のステンシルパターンを適切に用意すれば、可変矩形開口だけの場合より、必要な露光ショット数が大幅に減少し、スループットが向上する。
さらに、このようなコラム一つ一つの大きさを小さくしたもの(以下、コラムセルと呼ぶ)を複数個集め、ウエハ上に並べて並列して露光処理するマルチコラム電子ビーム露光装置が提案されている。各コラムセルはシングルコラムの電子ビーム露光装置のコラムと同等であるが、マルチコラム全体では並列して処理するため、コラム数倍の露光スループットの増加が可能である。
このような多数のコラムセルを用いる場合には次のような制限が存在する。マルチコラムで使用するキャラクタープロジェクションマスクのサイズは製作上150mm□以下のサイズに制限される。また、CPマスクやウエハの取り扱いや保管を考慮すると300mm□等の大きなサイズは受け入れられない。そのため、150mm□以下の範囲内に多数のコラムセルを並べる必要がある。この場合、各コラム間のピッチは150mmの整数分の1となり、50mm、30mm、25mm等になる。これに伴い、電子ビームを収束させるための電磁レンズに使用するコイルも小さくする必要がある。しかし、コイルを小さくするために線の径を細くするなどすると発熱量が大きくなりコイルが破損するおそれもある。
特開2004−88071号公報
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであり、狭い空間に強磁場を発生させて各コラムセルの間隔を小さくすることのできるマルチコラム電子ビーム露光装置及び磁場発生装置を提供することを目的とする。
上記した課題は、複数のコラムセルを備えるマルチコラム電子ビーム露光装置であって、光軸方向に着磁された光軸対称な2個の環状永久磁石と前記永久磁石の近傍に配置されて前記永久磁石による磁場を調整する電磁コイルとが強磁性体枠によって取り囲まれた電子ビーム収束部と、前記各コラムセルで使用される電子ビームが通過する円型開口部が設けられ、当該各円型開口部の側部に前記電子ビーム収束部が配置された基板と、を備え、前記環状永久磁石は前記電磁コイルを挟んで光軸方向に上下2個配置され、極性の方向が同一であることを特徴とするマルチコラム電子ビーム露光装置により解決する。
また、この形態に係るマルチコラム電子ビーム露光装置において、前記環状永久磁石はネオジウム磁石又はサマリウムコバルト磁石であり、前記強磁性体枠は純鉄で形成されているようにしてもよく、前記永久磁石の磁場強度は所要の磁場強度よりも5%低い強度から5%高い強度の範囲であるようにしてもよい。
本発明のマルチコラム電子ビーム露光装置では、各コラムセルの電子ビームを収束させるための磁場の生成に永久磁石を使用している。電子ビームを集束させるために十分な磁場強度を有する永久磁石として、例えばネオジウム磁石が用いられる。このように永久磁石を使用するために磁場発生部を小型化することが可能になり、各コラムセル間の間隔を、例えば25mm以下に小さくすることが可能になる。これにより、150mm□以下の範囲内に多数のコラムセルを用いることが可能となり、スループットの向上を図ることが可能となる。
また、永久磁石は純鉄などの強磁性体で形成された枠によって囲まれるように構成している。これにより、隣接する他のコラムセルのレンズ磁場に影響を与えることを防止することが可能になる。よって、各コラムセルにおける露光の精度を保つことが可能となる。
また、永久磁石の磁場強度は一定であるため焦点調整のために磁場強度の微調整をすることはできない。そのため、永久磁石の近傍に電磁コイルが設けられ、電磁コイルによる磁場を干渉させることによって永久磁石による磁場強度を調整するようにしている。
また、上記した課題は、半径方向に直角な方向に着磁され、上下に配置された2個の環状永久磁石と、前記永久磁石の近傍に配置されて前記環状永久磁石による磁場を調整する電磁コイルと、前記環状永久磁石及び前記電磁コイルを取り囲む強磁性体枠と、を備え、前記環状永久磁石の間に前記電磁コイルが配置され、前記環状永久磁石の極性の方向は同一であることを特徴とする磁場発生装置により解決する。
この形態に係る磁場発生装置において前記環状永久磁石はネオジウム磁石又はサマリウムコバルト磁石であり、前記強磁性体枠は純鉄で形成されるようにしてもよく、前記永久磁石の磁場強度は所要の磁場強度よりも5%低い強度から5%高い強度の範囲であるようにしてもよい。
本発明の磁場発生装置では、ネオジウム磁石やサマリウムコバルト磁石などの希土類永久磁石を使用して磁場を発生するようにしている。この永久磁石は半径方向に直角な方向に着磁された環状永久磁石であり、2個の環状永久磁石を使用して磁場を発生させている。特に、磁化の向きを対向して配置することにより磁場強度を高くすることができ、狭い空間に強磁場を発生させることが可能となる。
また、永久磁石は純鉄などの強磁性体で形成された枠によって囲まれるように構成している。これにより、発生させた磁場の外部への漏えいを防止することができる。また、永久磁石の近傍に電磁コイルが設けられており、電磁コイルによる磁場によって永久磁石による磁場強度を調整することが可能となる。
図1は、本発明に係るマルチコラム電子ビーム露光装置の構成図である。 図2は、図1に係る露光装置における1つのコラムセルの構成図である。 図3は、図1に係る露光装置のコラムセル制御部の模式図である。 図4は、マルチコラム電子ビーム露光装置の電子ビーム収束部の部分を模式的に示した図である。 図5は、マルチコラム電子ビーム露光装置の電磁レンズについての問題点を示す図である。 図6(a)及び(b)は、一段の電子ビーム収束部の概要を模式的に示した図である。 図7(a)及び(b)は、電子ビーム収束部を模式的に示した図(その1)である。 図8(a)及び(b)は、電子ビーム収束部を模式的に示した図(その2)である。 図9(a)及び(b)は、電子ビーム収束部を模式的に示した図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(電子ビーム露光装置の構成)
図1は、本実施形態に係るマルチコラム電子ビーム露光装置の概略構成図である。
マルチコラム電子ビーム露光装置は、電子ビームコラム10と電子ビームコラム10を制御する制御部20に大別される。このうち、電子ビームコラム10は、同等なコラムセル11が複数、例えば16集まって、全体のコラムが構成されている。すべてのコラムセル11は後述する同じユニットで構成される。コラムセル11の下には、例えば300mmウエハ12を搭載したウエハステージ13が配置されている。
一方、制御部20は、電子銃高圧電源21、レンズ電源22、デジタル制御部23、ステージ駆動コントローラ24及びステージ位置センサ25を有する。これらのうち、電子銃高圧電源21は電子ビームコラム10内の各コラムセル11の電子銃を駆動させるための電源を供給する。レンズ電源22は電子ビームコラム10内の各コラムセル11の電磁レンズを駆動させるための電源を供給する。デジタル制御部23は、コラムセル11内の各偏向器の偏向出力をコントロールする電気回路であり、ハイスピードの偏向出力などを出力する。デジタル制御部23はコラムセル11の数に対応する分だけ用意される。
ステージ駆動コントローラ24は、ステージ位置センサ25からの位置情報を基に、ウエハ12の所望の位置に電子ビームが照射されるようにウエハステージ13を移動させる。上記の各部21〜25は、ワークステーション等の統合制御系26によって統合的に制御される。
上述したマルチコラム電子ビーム露光装置では、すべてのコラムセル11は同じコラムユニットで構成されている。
図2は、マルチコラム電子ビーム露光装置に使用される各コラムセル11の概略構成図である。
各コラムセル11は、露光部100と、露光部100を制御するコラムセル制御部31とに大別される。このうち、露光部100は、電子ビーム生成部130、マスク偏向部140及び基板偏向部150によって構成される。
電子ビーム生成部130では、電子銃101から生成した電子ビームEBが第1電磁レンズ102で収束作用を受けた後、ビーム成形用マスク103の矩形アパーチャ103aを透過し、電子ビームEBの断面が矩形に成形される。
その後、電子ビームEBは、マスク偏向部140の第2電磁レンズ105によって露光マスク110上に結像される。そして、電子ビームEBは、第1、第2静電偏向器104、106により、露光マスク110に形成された特定のパターンPに偏向され、その断面形状がパターンPの形状に成形される。
なお、露光マスク110は電子ビームコラム10内のマスクステージ123に固定されるが、そのマスクステージ123は水平面内において移動可能であって、第1、第2静電偏向器104、106の偏向範囲(ビーム偏向領域)を超える部分にあるパターンPを使用する場合、マスクステージ123を移動することにより、そのパターンPをビーム偏向領域内に移動させる。
露光マスク110の上下に配された第3、第4電磁レンズ108、111は、それらの電流量を調節することにより、電子ビームEBを基板上で結像させる役割を担う。
露光マスク110を通った電子ビームEBは、第3、第4静電偏向器112、113の偏向作用によって光軸Cに振り戻された後、第5電磁レンズ114によってそのサイズが縮小される。
マスク偏向部140には、第1、第2補正コイル107、109が設けられており、それらにより、第1〜第4静電偏向器104、106、112、113で発生するビーム偏向収差が補正される。
その後、電子ビームEBは、基板偏向部150を構成する遮蔽板115のアパーチャ115aを通過し、第1、第2投影用電磁レンズ116、121によって基板上に投影される。これにより、露光マスク110のパターンの像が、所定の縮小率、例えば1/10の縮小率で基板に転写されることになる。
基板偏向部150には、第5静電偏向器119と電磁偏向器120とが設けられており、これらの偏向器119、120によって電子ビームEBが偏向され、基板の所定の位置に露光マスクのパターンの像が投影される。
更に、基板偏向部150には、基板上における電子ビームEBの偏向収差を補正するための第3、第4補正コイル117、118が設けられる。
一方、コラムセル制御部31は、電子銃制御部202、電子光学系制御部203、マスク偏向制御部204、マスクステージ制御部205、ブランキング制御部206及び基板偏向制御部207を有する。これらのうち、電子銃制御部202は電子銃101を制御して、電子ビームEBの加速電圧やビーム放射条件等を制御する。また、電子光学系制御部203は、電磁レンズ102、105、108、111、114、116及び121への電流量等を制御して、これらの電磁レンズが構成される電子光学系の倍率や焦点位置等を調節する。ブランキング制御部206は、ブランキング電極127への印加電圧を制御することにより、露光開始前から発生している電子ビームEBを遮蔽板115上に偏向し、露光前に基板上に電子ビームEBが照射されるのを防ぐ。
基板偏向制御部207は、第5静電偏向器119への印加電圧と、電磁偏向器120への電流量を制御することにより、基板の所定の位置上に電子ビームEBが偏向されるようにする。上記の各部202〜207は、ワークステーション等の統合制御系26によって統合的に制御される。
図3は、マルチコラム型電子ビーム露光装置におけるコラムセル制御部31の模式図である。コラムセル制御部31はコラムセル11のそれぞれが有している。各コラムセル制御部31はマルチコラム型電子ビーム露光装置の全体を制御する統合制御系26とバス34で接続される。また、統合記憶部33には、露光データ等すべてのコラムセルで必要となるデータが格納されている。統合記憶部33も統合制御系26とバス34で接続されている。
このように構成されたマルチコラム型電子ビーム露光装置において、ウエハステージ13に載置したウエハ12上に露光するパターンの露光データを統合記憶部33から各コラムセル制御部31のコラムセル記憶部35に転送する。転送された露光データは、各コラムセル制御部31の補正部36において補正され、露光データ変換部37で実際に露光処理に必要なデータに変換されて、各コラムセル11に割り当てられたウエハ12上の露光領域で同一のパターンが露光される。
(電子ビーム収束部の構成)
次に、マルチコラム電子ビーム露光装置のレンズ(電子ビーム収束部)について説明する。
電子ビーム露光装置では、電子光学系を用いて基板上に投影される像の倍率や回転、像の焦点位置などを調整しており、電磁レンズではコイルに流す電流を変化させることによって磁場を変えて、像の焦点位置、回転、倍率を所望の値になるように調整している。
図4は、マルチコラム電子ビーム露光装置の電子ビーム収束部の部分を模式的に示した図である。図4は4つのコラムセルを有した装置を示しており、電子銃43a〜43dにより照射される電子ビームEB1〜EB4によって一つの試料12を露光する。また、この装置は4段の電子ビーム収束部41a〜41dを備えている。電子ビーム収束部41aは電子ビームが通過するための開口44a〜44dが設けられている基板を備え、各開口部には、電子ビームEB1〜EB4を収束させるための磁場を発生する永久磁石を主とした電子ビーム収束部45a〜45dが設けられている。
図5は、マルチコラム電子ビーム露光装置の電磁レンズについての問題点を示す図である。図5は、装置のコラムセル全体に共通するコイル52だけで各コラムセルの電磁レンズを構成した場合の電子ビームの焦点を示している。この図5に示すように、同じ条件で電子ビームを照射したとき、中央のコラムセルにおける電子ビーム54bに対する電磁レンズの焦点距離に比較して両側のコラムセルにおける電子ビーム54a、54cに対する電磁レンズの焦点距離が短くなるように、コラムセルによって焦点距離が異なることがシミュレーションにより明らかとなった。
この要因は、コイルが共通して巻かれていること、及び、並行平板の磁極の間では、マルチコラムセル磁場の磁極が不均一になることが考えられる。これに対し、コイルを各コラムセルで独立にすることによりコラムセル毎の電磁レンズの焦点距離を同一にすることが可能であるが、コイルを使用するため装置全体のサイズを大きくしなければならない。
そこで、共通のコイルを使用することなく、各コラムセルで磁場を制御するとともに、装置全体のサイズをコンパクトにするために、永久磁石を使用することに着目した。
図6は、永久磁石を用いた一段の電子ビーム収束部の概要を模式的に示した図である。図6(a)は、電子ビーム収束部の光軸C1〜C4に平行な断面図であり、図6(b)は電子ビーム収束部の平面図である。
図6に示すように、マルチコラム電子ビーム露光装置の電子ビーム収束部は、電子ビームEB1〜EB4が通過するための開口(円型孔)63a〜63dが設けられている基板61を備え、各開口部63a〜63dの側部64a〜64dには、電子ビームEB1〜EB4を収束させるための磁場を発生する永久磁石及び補正用電磁コイルが設けられている。また、それぞれの永久磁石及び補正用電磁コイルを取り囲むように強磁性体枠65a〜65dが設けられている。
このような基板61は、電子ビームを集束させるレンズを構成する箇所に配置される。各開口部の側部に配置された永久磁石は、光軸方向に着磁された光軸対称な環状永久磁石を使用し、永久磁石の近傍には、永久磁石による磁場を調整する電磁コイルが配置されている。
以下に、電子ビーム収束部の構成について、図7〜図9を用いて詳細に説明する。
(電子ビーム収束部の構成例1)
図7(a)及び(b)は、電子ビーム収束部70の光軸Cを通り光軸Cに平行な断面図を示しており、図7(a)には磁力線によって磁場が示され、図7(b)には磁場の強さが示されている。
図7に示すように、電子ビーム収束部70は、純鉄等で形成された強磁性体枠71と強磁性体枠71で囲まれた永久磁石PA,PB及び電磁コイルEC1,EC2で構成されている。永久磁石PA,PBはリング状(環状)に形成され、Z軸(光軸C)方向に着磁させたものを2個使用している。この2個の永久磁石PA,PBの極性を対向させて上下に配置している。2個の永久磁石間PA,PBの間隔は極力狭くするように配置し、各永久磁石PA,PBと強磁性体枠71との間(Z軸方向と直角方向)にギャップが設けられている。このギャップ部分には、電磁コイルEC1,EC2を配置している。電磁コイルEC1と電磁コイルEC2は、互いに逆巻きとなるようにコイルが巻かれている。
永久磁石PA,PBは、例えばネオジウム磁石(Nd2Fe14B)やサマリウムコバルト磁石(SmCo5,Sm2Co17)のような希土類磁石を使用する。希土類磁石は、最大エネルギー積が高く、フェライト磁石やアルニコ磁石に比べて小さい寸法の形状で大きな磁力を取り出すことが可能である。特に、ネオジウム磁石は鉄及びボロンを主成分とする焼結品であり、残留磁束密度及び保磁力が大きくて磁気エネルギーが高いとともに、機械的強度も強く、小型化が可能である。
このように構成された電子ビーム収束部70では、図7(a)に示すように、2つの永久磁石PA,PBのうち上側の永久磁石PAのN極から上側のS極に向う磁場73a、及び、下側の永久磁石PBのN極から下側のS極に向う磁場74aが発生する。また、図7(a)の破線73b、74bは電磁コイルEC1,EC2に電流を供給することによって発生する磁場を示している。図7(a)に示すように、電磁コイルEC1による磁場73bは永久磁石PAによる磁場73aと干渉する位置に発生し、電磁コイルEC2による磁場74bは永久磁石PBによる磁場74aと干渉する位置に発生する。
図7(b)の光軸Cに沿った実線75aは、永久磁石PA及びPBによって光軸Cに沿って形成される磁場73a,74aの強度を示している。永久磁石PAによって発生する磁場の方向をプラス方向としたときの磁場の強さを示している。図7(b)に示すように、永久磁石PAによる磁場は光軸C方向の中心部が最大強度となり、永久磁石PBによる磁場は光軸C方向の中心部がマイナスの最大強度となる。
永久磁石PA,PBは、レンズとして要求される磁場強度になるように調整して着磁される。しかし、着磁後の永久磁石では磁場の強さが一定であり焦点を調整することができないため、要求される磁場強度の過不足分を電磁コイルによって調整する。電磁コイルによって調整する磁場強度は、永久磁石による磁場強度を5%強くするか弱くする程度の強度である。従って、この用途のための電磁コイルとしては、100AT程度で十分であり、サイズを大きくする必要はない。そのため、図7(a)、(b)のギャップの位置に配置することができる。図7(b)の光軸Cに沿った破線75bは、電磁コイルEC1,EC2による磁場の強さを示している。この電磁コイルEC1,EC2に供給する電流の大きさを調整することにより、永久磁石PA,PBによる磁場の強さを補正して、所要の磁場強度に調整することができる。
なお、図7のように永久磁石PA,PBを配置した場合、ネオジウム磁石の着磁量を10000Gとしたとき、光軸上で1000Gの磁場が形成され、焦点距離が30mmのレンズを構成できることをシミュレーションにより確認している。
(電子ビーム収束部の構成例2)
図8は、電子ビーム収束部の他の構成例を示している。図8(a)及び(b)は、電子ビーム収束部80の光軸Cを通り光軸Cに平行な断面図を示しており、図8(a)には磁力線によって磁場が示され、図8(b)には磁場の強さが示されている。
図8に示した電子ビーム収束部80は、図7に示した電子ビーム収束部70と同様に永久磁石を2個使用しているが、その配置が異なる。
リング状(環状)に形成された永久磁石PC,PDは、Z軸(光軸C)方向に着磁させており、この2個の永久磁石PC,PDの極性は同一方向に配置され、その間にギャップが設けられている。永久磁石PC,PDは強磁性体枠81で囲まれており、永久磁石PC,PDと強磁性体枠81の半径方向の間(光軸C方向と直角方向)にもギャップが設けられている。このギャップ部分に、電磁コイルEC3を配置している。また、永久磁石PCと永久磁石PDが対向する側にはそれぞれ継鉄85が設けられている。
永久磁石PC,PDは図7に示した永久磁石PA,PBと同様に、ネオジウム磁石やサマリウムコバルト磁石のような希土類磁石を使用する。
このように構成された電子ビーム収束部80では、図8(a)に示すように、2つの永久磁石PC,PDのうち、下側の永久磁石PDのN極から上側の永久磁石PCのS極に向う磁場83aが発生する。また、図8(a)の破線は電磁コイルEC3に電流を供給することによって発生する磁場83bを示している。図8(a)に示すように、電磁コイルEC3による磁場83bは永久磁石PC及びPDによる磁場83aと干渉する位置に発生する。
図8(b)の光軸Cに沿った実線84aは、永久磁石PC及びPDによって光軸Cに沿って形成される磁場83aの強度を示している。図8(b)に示すように、永久磁石PCと永久磁石PDとの間のギャップ部の中心部が最大強度となる。
永久磁石PC及びPDは、レンズとして要求される磁場強度になるように調整して着磁される。しかし、着磁後の永久磁石は磁場の強さが一定であり焦点を調整することができないため、要求される磁場強度の過不足分を電磁コイルによって調整する。この用途のための電磁コイルとしては、100AT程度で十分であり、サイズを大きくする必要はない。そのため、図8(a)、(b)に示すように、強磁性体枠81と永久磁石PC,PDとの間のギャップの位置に配置することができる。図8(b)の光軸Cに沿った破線84bは、電磁コイルEC3による磁場の強さを示している。この電磁コイルEC3に供給する電流の大きさを調整することにより、永久磁石PC,PDによる磁場の強さを補正して、所要の磁場強度に調整することができる。
なお、図8のように永久磁石PC,PDを配置した場合、ネオジウム磁石の着磁量を10000Gとしたとき、光軸上で500Gの磁場が形成されることをシミュレーションにより確認している。この構成の場合、図7に示した構成の電子ビーム収束部70よりも磁場強度が低いが、対物レンズ以外で電子ビームを収束させるには十分である。
また、図8では、補正用の電磁コイルEC3を強磁性体枠81と永久磁石PC,PDの間に配置して、電磁コイルEC3が永久磁石PC,PDを取り囲むようにしているが、その配置を逆にするようにしてもよい。すなわち、永久磁石PC,PDの内側に補正用の電磁コイルEC3を設けるようにしてもよい。このような構成であっても、永久磁石PC及びPDによる磁場に対して補正用の電磁コイルEC3による磁場を干渉させるようにすることができ、所要の磁場に調整することが可能となる。
(電子ビーム収束部の構成例3)
図9は、電子ビーム収束部のさらに他の構成例を示している。図9(a)及び(b)は、電子ビーム収束部90の光軸Cを通り光軸Cに平行な断面図を示しており、図9(a)には磁力線によって磁場が示され、図9(b)には磁場の強さが示されている。
図9に示した電子ビーム収束部90は、図8に示した電子ビーム収束部80と同様に2個の永久磁石と補正用の電磁コイルを使用しているが、補正用の電磁コイルの配置が異なる。
リング状(環状)に形成された永久磁石PC,PDは、Z軸(光軸C)方向に着磁させており、この2個の永久磁石PC,PDの極性は同一方向に配置され、その間にギャップが設けられている。このギャップ部分には、電磁コイルEC4を配置している。永久磁石PC,PDは図8に示した永久磁石と同様に、ネオジウム磁石やサマリウムコバルト磁石のような希土類磁石を使用する。また、永久磁石PCと永久磁石PDが対向する側にはそれぞれ継鉄95が設けられている。
このように構成された電子ビーム収束部90では、図9(a)に示すように、2つの永久磁石PC,PDのうち、下側の永久磁石PDのN極から上側の永久磁石PCのS極に向う磁場93aが発生する。また、図9(a)の破線は電磁コイルEC4に電流を供給することによって発生する磁場93bを示している。図9(a)に示すように、電磁コイルEC4による磁場93bは永久磁石PC及びPDによる磁場93aと干渉する位置に発生する。
図9(b)の光軸Cに沿った実線94aは、永久磁石PC及びPDによって発生する光軸Cに沿って形成される磁場93aの強度を示している。図9(b)に示すように、永久磁石PCと永久磁石PDとの間のギャップ部の中心部が最大強度となる。図9(b)の光軸Cに沿った破線94bは、電磁コイルEC4による磁場の強さを示している。この電磁コイルEC4に供給する電流の大きさを調整することにより、永久磁石PC,PDによる磁場の強さを補正して、所要の磁場強度に調整することができる。
なお、図9のように永久磁石PC,PDを配置した場合、ネオジウム磁石の着磁量を10000Gとしたとき、光軸上で500Gの磁場が形成されることをシミュレーションにより確認している。この構成の場合、図7に示した構成の電子ビーム収束部70よりも磁場強度が低いが、対物レンズ以外で電子ビームを収束させるには十分である。
上述した電子ビーム収束部は、マルチコラム電子ビーム露光装置が有する各レンズに設置される。そこで使用される補正用コイルの調整は、電子ビーム照射のシミュレーションを行い、各コラムの電子ビームが各光軸上で収束するように、補正コイルに印加する電流を決定することによって行う。
なお、電子ビームが試料に照射される直前の対物レンズに、図7で示したような電子ビーム収束部(同じ極性を対向させた永久磁石の構成)を使用し、他のレンズは図8や図9で示したような電子ビーム収束部(2つの永久磁石の極性を同じ向きに配置し、その間にギャップを持たせた構成)を使用するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のマルチコラム電子ビーム露光装置では、各コラムセルの電子ビームを収束させるための磁場の生成に永久磁石を使用している。電子ビームを集束させるために十分な磁場強度を有する永久磁石として、例えばネオジウム磁石が用いられる。このように永久磁石を使用するために磁場発生部を小型化することが可能になり、各コラムセル間の間隔を、例えば25mm以下に小さくすることが可能になる。これにより、150mm□以下の範囲内に多数のコラムセルを用いることが可能となり、スループットの向上を図ることが可能となる。
また、永久磁石は純鉄などの強磁性体で形成された枠によって囲まれるように構成している。これにより、隣接する他のコラムセルのレンズ磁場に影響を与えることを防止することが可能になる。よって、各コラムセルにおける露光の精度を保つことが可能となる。
また、永久磁石の磁場強度は一定であるため焦点調整のために磁場強度の微調整をすることはできない。そのため、永久磁石の近傍に電磁コイルが設けられ、電磁コイルによる磁場を干渉させることによって永久磁石による磁場強度を調整するようにしている。
なお、図7〜図9を用いて説明した電子ビーム収束部は、磁場発生装置として単独で使用することも可能である。すなわち、マルチコラム電子ビーム露光装置に限らず、シングルコラム電子ビーム露光装置の電子ビーム収束部に適用することも可能である。
このような磁場発生装置では、ネオジウム磁石やサマリウムコバルト磁石などの希土類永久磁石を使用して磁場を発生するようにしている。この永久磁石は半径方向に直角な方向に着磁された環状永久磁石であり、2個の環状永久磁石を使用して磁場を発生させている。特に、磁化の向きを対向して配置することにより磁場強度を高くすることができ、狭い空間に強磁場を発生させることが可能となる。
また、永久磁石は純鉄などの強磁性体で形成された枠によって囲まれるように構成している。これにより、発生させた磁場の外部への漏えいを防止することができる。また、永久磁石の近傍に電磁コイルが設けられており、電磁コイルによる磁場によって永久磁石による磁場強度を調整することが可能となる。

Claims (6)

  1. 複数のコラムセルを備えるマルチコラム電子ビーム露光装置であって、
    光軸方向に着磁された光軸対称な2個の環状永久磁石と前記永久磁石の近傍に配置されて前記永久磁石による磁場を調整する電磁コイルとが強磁性体枠によって取り囲まれた電子ビーム収束部と、
    前記各コラムセルで使用される電子ビームが通過する円型開口部が設けられ、当該各円型開口部の側部に前記電子ビーム収束部が配置された基板と、
    を備え、
    前記環状永久磁石は前記電磁コイルを挟んで光軸方向に上下2個配置され、極性の方向が同一であることを特徴とするマルチコラム電子ビーム露光装置。
  2. 前記環状永久磁石はネオジウム磁石又はサマリウムコバルト磁石であり、前記強磁性体枠は純鉄で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマルチコラム電子ビーム露光装置。
  3. 前記永久磁石の磁場強度は所要の磁場強度よりも5%低い強度から5%高い強度の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のマルチコラム電子ビーム露光装置。
  4. 半径方向に直角な方向に着磁され、上下に配置された2個の環状永久磁石と、
    前記永久磁石の近傍に配置されて前記環状永久磁石による磁場を調整する電磁コイルと、
    前記環状永久磁石及び前記電磁コイルを取り囲む強磁性体枠と、
    を備え、
    前記環状永久磁石の間に前記電磁コイルが配置され、前記環状永久磁石の極性の方向は同一であることを特徴とする磁場発生装置。
  5. 前記環状永久磁石はネオジウム磁石又はサマリウムコバルト磁石であり、前記強磁性体枠は純鉄で形成されていることを特徴とする請求項に記載の磁場発生装置。
  6. 前記永久磁石の磁場強度は所要の磁場強度よりも5%低い強度から5%高い強度の範囲であることを特徴とする請求項に記載の磁場発生装置。
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