JP5363340B2 - 携帯通信機器及び受信抑制方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のアンテナを有する携帯通信機器及び受信抑制方法に関する。
我が国におけるテレビジョン放送は、全面的に地上波デジタル放送に移行する計画になっている。この地上波デジタル放送の特徴の一つに携帯端末向けの簡易動画放送がある。簡易動画放送は、各放送局に割り当てられた1チャンネル分の帯域(6MHz)を13セグメントに分けたうちの特定の1セグメントで映像を配信する。
現在、携帯電話機等においては、このような地上波デジタル放送に対応する機能(対応アンテナ、チューナ、信号処理部等)を搭載し、地上波デジタル放送により受信した各種情報を再生できるものが登場している。
ここで、このような地上波デジタル放送を受信する機能を搭載した携帯電話機においては、地上波デジタル放送を受信するアンテナによりテレビ放送を受信して視聴しながら、同時に他のアンテナにより通信(例えば、CDMA(code division multiple access)方式によるデータ通信)が行えるように設計されている。
また、地上波デジタル放送の周波数帯域は、470MHz〜770MHzのUHF帯が割り当てられており、一方、CDMA方式によるデータ通信の送受信周波数帯域は、地上波デジタル放送の周波数帯域よりも高周波数側の周波数帯域が割り当てられている。
ところで、地上波デジタル放送の高周波数帯域(770MHz)と、CDMA通信方式の低周波数帯域とが一定の範囲内に入っている場合、地上波デジタル放送を視聴中にCDMA通信方式によるデータの送受信を行うと、当該CDMA通信方式による信号が妨害波となり、場合によっては、地上波デジタル放送の視聴が困難になることがある。又は、反対に、地上波デジタル放送による放送信号が妨害波となって、CDMA通信方式によるデータ通信が困難になることがある。
ここで、特許文献1では、地上波デジタル放送の周波数帯域を狭く設計して、所望のチャンネル信号のみを抽出し、受信感度を向上させ、他のアンテナによる周波数帯の影響を受けないようにしており、例えば、地上波デジタル放送を受信しながら、CDMA方式によるデータ通信を行う際に、このような技術を利用することが考えられる。
特開2007−104495号公報
しかしながら、このように複数のアンテナを有し、それぞれのアンテナの送信信号又は受信信号の低周波数帯域が、互いに近い範囲にある場合には、信号間の干渉が生じてしまい、通信に悪影響が及ぶ。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、複数のアンテナを有し、それぞれのアンテナの送信信号又は受信信号の周波数帯域が互いに近い範囲にある場合であっても、通信を好適に行うことができる携帯通信機器及び受信抑制方法を提供することにある。
携帯通信機器は、第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数を、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号の周波数又は受信される前記受信信号の周波数から遠ざかるように調整し、当該調整により、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する受信抑制手段と、を有する。
本発明に係る携帯通信機器は、第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数の帯域幅を狭め、当該帯域幅を狭めることにより、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する受信抑制手段と、を有することを特徴とする。
受信抑制方法は、第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、を備える携帯通信機器における受信抑制方法であって、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数を、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号の周波数又は受信される前記受信信号の周波数から遠ざかるように調整し、当該調整により、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する抑制工程を有する。
本発明の受信抑制方法は、第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、を備える携帯通信機器における受信抑制方法であって、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数の帯域幅を狭め、当該帯域幅を狭めることにより、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する抑制工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のアンテナを有し、それぞれのアンテナの送信信号又は受信信号の周波数帯域が互いに近い範囲にある場合であっても、信号間の干渉が低減されて通信を好適に行うことができる。
本発明の一実施形態の携帯電話機を開いた状態(第1開状態)の斜視図である。 本実施形態の携帯電話機について、表示部側筐体を、ヒンジ部の回動軸を中心にして所定角度回動した状態の斜視図である。 本実施形態の携帯電話機について、表示部側筐体を、ヒンジ部の回動軸を中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図である。 本実施形態の携帯電話機について、操作部側筐体と表示部側筐体とを、ヒンジ部の開閉軸を中心に閉回転し、閉じた状態(第1閉状態)の平面図である。 本発明に係る携帯電話機の機能を示すブロック図である。 地上波デジタル放送の周波数帯域とCDMA2000_1xの周波数帯域の割り当てについての説明に供する図である。 (a)は、ローパスフィルタにより妨害波を除去する場合の模式図であり、(b)は、本発明により妨害波を除去する場合の模式図である。 受信抑制部により共振周波数を調整する方法についての説明に供するフローチャートである。 本発明に係る携帯電話機の機能を示すブロック図である。 整合回路を切り替えた場合における共振曲線の変化についての説明に供する図である。 受信抑制部により共振周波数を調整する方法についての説明に供するフローチャートである。 (a)は、第1の整合回路に係る共振曲線と第2のアンテナ部に係る共振曲線との関係を示す模式図であり、(b)は、第2の整合回路に係る共振曲線と第2のアンテナ部に係る共振曲線との関係を示す模式図である。
符号の説明
1 携帯電話機
11 操作キー群
20 第1のアンテナ部
100 放送波受信部(第1の信号処理手段)
101 放送波処理部
103 回路切替部
103a 第1の整合回路
103b 第2の整合回路
103c 第1の切替スイッチ
103d 第2の切替スイッチ
150 通信部(第2の信号処理手段)
151 第2のアンテナ部
152 通信処理部
200 処理部
205 受信抑制部
発明を実施するための形態
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、本発明に係る携帯通信機器を携帯電話機に適用したものであるが、本発明は、携帯電話機に限定されるものではなく、携帯電話機以外の携帯電子機器、例えば、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイ等にも適用可能である。
まず、本発明の一実施形態の携帯電話機1における基本構造について、図1から図4を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)の斜視図である。図2は、本実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3(第1筐体)を、ヒンジ部4(基台部)の回動軸Y(第1回転軸)を中心にして所定角度回動した状態の斜視図である。図3は、本実施形態の携帯電話機1について、表示部側筐体3を、ヒンジ部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図である。図4は、本実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2(第2筐体)と表示部側筐体3とを、ヒンジ部4の開閉軸X(第2回転軸)を中心に閉回転し、閉じた状態(第1閉状態)の平面図である。
携帯電話機1は、図1から図4に示すように、第1筐体である表示部側筐体3と、第2筐体である操作部側筐体2とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、2軸ヒンジ機構を備えるヒンジ部4を介して連結されており、携帯電話機1を開状態及び閉状態に変形可能とするとともに、開状態及び閉状態それぞれにおいて表示部側筐体3を表状態と裏状態とに切り替えることができる。
すなわち、ヒンジ部4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心に任意の角度で開閉可能に連結するとともに、回動軸Yを中心に任意の角度で回動可能に連結する2軸ヒンジ機構を備えている。回動軸Yは、開閉軸Xに対して直交している。
ここで、閉状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、操作部側筐体2と表示部側筐体3が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態(第1開状態ともいう)とは、表示部側筐体3の表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2の表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態(図1参照)をいう。開状態における裏状態(第2開状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態(図3参照)をいう。
閉状態における表状態(第1閉状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態(図4参照)をいう。閉状態における裏状態(第2閉状態ともいう)とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態(図示せず)をいう。
操作部側筐体2は、その外面が操作部フロントケース2a及び操作部リアケース2bを主体として構成されている。操作部側筐体2は、その操作部フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイク12とがそれぞれ露出して構成されている。ここで、操作キー群11は、各種設定、電話帳機能、メール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。また、マイク12は、操作部側筐体2の表面2A側の先端部(ヒンジ部4とは反対側の端部)近傍に配置されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1においては、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の側面には、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、バッテリを充電するための充電端子が設けられている。
また、操作部側筐体2には、図1乃至4に示すように、放送波の受信角度を調整可能な放送波受信用の第1のアンテナ部20が配置される。
表示部側筐体3は、その外面が表示部フロントケース3a及び表示部リアケース3bを主体として構成されている。表示部フロントケース3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31とが露出して配置されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の表面3Aの先端部(ヒンジ部4とは反対側の端部)近傍に配置されている。
また、表示部側筐体3は、ヒンジ部4と連結されている側の端面に第1緩衝部材32aと第2緩衝部材32bが設けられている。
また、表示部側筐体3の表示部リアケース3bには、各種情報を表示するためのサブディスプレイ33が露出して配置されている。ディスプレイ30及びサブディスプレイ33は、液晶パネル、該液晶パネルを駆動する駆動回路、該液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部等から構成されている。また、操作部側筐体2には、ヒンジ部4を回動軸Yと直交する開閉軸Xにより把持する第1把持部16aと第2把持部16bを有している。
なお、本実施形態においては、ヒンジ部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、折り畳み式ではなくても良い。例えば、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でも良い。
つぎに、図5の機能ブロック図を参照して、携帯電話機1の各機能について説明する。携帯電話機1は、図5に示すように、放送波を受信する放送波受信部100(第1の信号処理手段)と、外部の機器(例えば、基地局)と通信を行う通信部150(第2の信号処理手段)と、所定の処理を行う処理部200と、を備えている。
放送波受信部100の構成と動作について説明する。放送波受信部100は、放送波受信用の第1のアンテナ部20と、第1のアンテナ部20により受信した信号に対して所定の処理を行う放送波処理部101と、を備える。また、第1のアンテナ部20は、上述したように、電波の受信角度を調整可能なように構成されている。
また、放送波受信部100は、いわゆるワンセグ放送の受信を行う。ここで、ワンセグ放送について説明する。地上波デジタル放送は、470MHz〜770MHzのUHF帯の電波を使用しており、1チャンネル(帯域幅6MHz)を14個に周波数分割し、その中の13個(セグメント)(帯域幅5.6MHz)を放送に使用する。また、残りの1個は、隣のチャンネルとの混信を避けるためのガードバンドとして使用される。
また、13セグメントの内、中央のセグメントがワンセグ放送用に割り当てられる。ワンセグ放送は、429kHzと帯域が狭いが、移動体端末向けということで雑音に強い変調方式(QPSK−OFDM(Quadrature Phase Shift Keying(4位相偏移変調)−Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重))方式)が採られており、また、1セグメントだけの受信で済むので、アナログ放送の受信に比べて消費電力を抑えることができる。
また、日本の地上波デジタル放送方式ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)は、階層毎に搬送波の変調方式や誤り訂正の強さを変えることができるという特徴がある。これによって、1セグメントを移動体端末向けに雑音に強い方式で変調して、残りの12セグメントを固定受信機向けに情報レート優先で変調して高精細で放送するといったことが可能となっている。
つぎに、通信部150の構成と動作について説明する。通信部150は、所定の通信方式(例えば、CDMA(Code Division Mulitiple Access)2000_1x等)に基づいて、基地局を介して他の通信端末装置との間で電話による通信やメールによる通信等を行う第2のアンテナ部151と、送信処理を行う送信回路と受信処理を行う受信回路とにより構成される通信処理部152と、を備える。
第2のアンテナ部151は、所定の使用周波数帯(例えば、824MHz〜875MHz)で基地局と通信を行う。また、第2のアンテナ部151から基地局へ送信される送信信号の周波数帯は、例えば、824MHzであり、基地局から第2のアンテナ部151に受信される受信信号の周波数帯は、例えば、875MHzである。
通信処理部152は、第2のアンテナ部151によって受信した信号を受信回路により復調処理し、処理後の信号を処理部200に供給し、また、処理部200から供給された信号を送信回路により変調処理し、第2のアンテナ部151を介して基地局に送信する。
また、処理部200は、操作キー群11と、マイク12と、ディスプレイ30と、音声出力部31と、所定のデータが格納されているメモリ201と、所定の音処理を行う音処理部202と、所定の画像処理を行う画像処理部203と、被写体を撮像するカメラ部21と、着信音等が出力されるスピーカ204と、第1のアンテナ部20の周波数を調整する受信抑制部205と、を備えている。
ここで、携帯電話機1は、地上波デジタル放送を受信する第1のアンテナ部20によりテレビ放送を受信してディスプレイ30に表示しながら、同時に第2のアンテナ部151により通信が行えるように設計されている。
また、図6に、地上波デジタル放送の周波数帯域とCDMA2000_1xの周波数帯域の割当表を示す。図6に示すように、CDMA通信方式における低周波数帯域(824MHz)が地上波デジタル放送の高周波数帯域(770MHz)に割り当てられているチャンネルに対して近い位置にあるため、地上波デジタル放送の770MHzに割り当てられているチャンネルを受信してディスプレイ30に表示しながら、同時にCDMA通信方式の低周波数帯(824MHz)を利用して通信を行うと、地上波デジタル放送が妨害を受ける可能性がある。
これは、共振周波数fcが770MHzの場合、その共振周波数fc(図7中のa点)を中心とする所定の帯域内に、CDMA通信方式の低周波数帯(824MHz)が入ってしまう。したがって、第1のアンテナ部20が770MHzに割り当てられているチャンネルを受信する際に、このCDMA通信方式の低周波数帯(824MHz)も受信してしまうため、地上波デジタル放送が妨害を受けてしまうのである。
また、ローパスフィルタを利用することにより、このような妨害波の影響を回避することも可能だが、このような構成によると、回路規模が大型化し、コストの増加を避けることができなくなる。
そこで、本発明では、一定条件下において、受信抑制部205により第1のアンテナ部20の共振周波数fcを調整することにより上述した妨害波の影響を回避する。
ここで、受信抑制部205の動作について説明する。受信抑制部205は、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われているときに、第1のアンテナ部20の共振周波数fcを、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数から遠ざかるように調整する。
具体的には、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送の770MHzに割り当てられているチャンネルを受信し、放送波処理部101により所定の処理を行いながら、第2のアンテナ部151によりCDMA通信方式の低周波数帯(824MHz)を利用して通信を行い、通信処理部152により所定の処理を行う場合に、第1のアンテナ部20の帯域を狭める調整を行う、又は、第1のアンテナ部20の共振周波数fcの信号を送信又は受信できる程度に第1のアンテナ部20の共振周波数fcを低周波数側に移動するように調整を行う。
このように受信抑制部205が動作することにより、ローパスフィルタを用いることなく、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯の信号の干渉の低減を図りつつ、好適に地上波デジタル放送の受信を行い、かつ同時にCDMA通信方式による通信を行うことができる。
また、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20の送信又は受信する信号の周波数が、予め定められた所定の周波数を基準として、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に近い周波数である場合に、すなわち、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯に係る信号の干渉が無視できないような場合に、第1のアンテナ部20に係る共振周波数fcを有する信号を送信又は受信できる程度に第1のアンテナ部20の共振周波数fcを、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数から遠ざかるように調整することが好ましい。
このように受信抑制部205が動作することにより、ローパスフィルタを用いることなく、好適に地上波デジタル放送の所定のチャンネル(例えば、高周波数帯域に割り当てられているチャンネル)の受信を行いつつ、CDMA通信方式による通信を行うことができる。また、第1のアンテナ部20の送信信号又は受信信号の周波数が、予め定められた所定の周波数を基準として、第2のアンテナ部151に送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数よりも遠い場合、すなわち、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯に係る信号の干渉が無視できるような場合には、受信抑制部205による第1のアンテナ部20の共振周波数fcの調整を行わないため、当該調整に伴う第1のアンテナ部20の送信感度又は受信感度の低下(低下量は若干である)も併せて抑制できる。
また、受信抑制部205は、放送波受信部100による信号処理と、通信部150による信号処理とが行われているときに、第1のアンテナ部20の共振周波数fcが、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数から遠ざかるように調整する。その後、受信抑制部205は、通信部150による信号処理が終了した場合、第1のアンテナ部20により受信される放送信号の周波数を調整前の状態に戻す、つまり元の共振周波数fcの位置に戻すことが好ましい。
このように受信抑制部205が動作することにより、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われて、受信抑制部205により所定の調整が行われ、その後、通信部150による所定の信号処理が終了した場合に、受信抑制部205により行われた所定の調整を元に戻すので、当該調整に伴う第1のアンテナ部20の送信感度又は受信感度の低下量を最小限に止めることができ、好適に地上波デジタル放送の受信を行うことができる。
ここで、受信抑制部205により共振周波数fcを調整する方法について図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、受信抑制部205は、地上波デジタル放送の受信とCDMA通信方式による通信とが行なわれている場合に、第1のアンテナ部20の共振周波数fcを低周波数側に移動するように調整を行う構成であるとして説明する。
ステップS1において、携帯電話機1は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送を受信し、放送波処理部101により所定の処理を行う。
ステップS2において、受信抑制部205は、地上波デジタル放送の770MHzに割り当てられているチャンネルを受信しながら、CDMA通信方式による通信が行われるか否かを判断する。地上波デジタル放送を受信しながら、CDMA通信方式による通信が行われていると判断した場合には、ステップS3に進み、地上波デジタル放送を受信しながら、CDMA通信方式による通信が行われていないと判断した場合には、ステップS7に進む。
ステップS3において、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20の共振周波数fcを低周波数側に移動するように調整を行う。具体的には、図7(b)に示すように、共振周波数fcが770MHzの場合、その共振周波数fc(図7(b)中のa点)を低周波数側の所定の位置(図7(b)中のb点)に移動する。なお、受信抑制部205は、770MHzに割り当てられているチャンネルの受信ができる得る範囲内において、共振周波数fcを低周波数側の所定の位置に移動するものとする。
ステップS4において、受信抑制部205は、CDMA通信方式による通信を行い、所定の処理を行うように、通信処理部152を制御する。通信処理部152は、824MHzの周波数帯を利用して、送信信号を生成し、第2のアンテナ部151を介して外部に送信信号を出力する。
ステップS5において、受信抑制部205は、CDMA通信方式による通信を終了するか否かを判断する。CDMA通信方式による通信を終了すると判断した場合には、ステップS6に進み、CDMA通信方式による通信を終了しないと判断した場合には、ステップS4に戻る。
ステップS6において、受信抑制部205は、ステップS3の工程により低周波数側に移動した第1のアンテナ部20の共振周波数fcを元の位置に戻す。具体的には、共振周波数fcが770MHzの場合、低周波数側に移動した位置(図7(b)中のb点)から元の共振周波数fc(図7(b)中のa点)の位置に戻す。
ステップS7において、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送を受信し続けるか否かを判断する。地上波デジタル放送を受信し続けると判断した場合には、ステップS1に戻り、地上波デジタル放送の受信を終了すると判断した場合には、処理を終了する。
ここで、CDMA通信方式による携帯電話機1と基地局との通信について説明する。CDMA通信方式においては、基地局は、送受信可能なエリア内のすべての携帯電話機1に対して、一様の出力レベルでデータを送信している。一方、各携帯電話機1は、基地局との距離等により送信レベルを変えている。したがって、携帯電話機1は、高い電力で送信信号を送信する必要がない場合には、低い電力により送信信号を送信する。
また、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われていても、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の出力レベルが低い場合には、地上波デジタル放送の受信に影響を与えない場合がある。このような場合には、受信抑制部205による調整は不要である。
そこで、受信抑制部205は、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の強度が、予め定められた所定の強度よりも高い場合に、第1のアンテナ部20の共振周波数fcを、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数から遠ざかるように調整することが好ましい。
このように受信抑制部205が動作することにより、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われていても、必要に応じて、第1のアンテナ部20により受信される放送信号の共振周波数fcを調整することにより、好適に地上波デジタル放送の受信を行いつつ、同時にCDMA通信方式による通信を行うことができる。
<他の実施例1>
また、上述した携帯電話機1では、チューナブル・アンテナとしての第1のアンテナ部20により通信を行っているときに(例えば、テレビを視聴しているときに)、第2のアンテナ部151を用いてCDMA通信を行う場合(メールの送受信等を行う場合)、第1のアンテナ部20に接続されている調整回路を適宜切り替えることにより、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯の信号の干渉の低減を図り、好適に第1のアンテナ部20による通信を行い、かつ第2のアンテナ部151による通信を行うことができる機能を有している。
ここで、当該機能は、放送波受信部100と受信抑制部205とが協調して動作することによって実現される。以下に詳細な構成と動作について説明する。携帯電話機1は、図9に示すように、第1のアンテナ部20と、アンテナ制御回路102と、回路切替部103と、チューナ部104と、受信抑制部205とを備える。
回路切替部103は、図9に示すように、第1の整合回路103aと、第2の整合回路103bと、第1の切替スイッチ103cと、第2の切替スイッチ103dと、を備える。
第1の整合回路103aに係る共振曲線A1は、図10(a)及び図10(b)に示すように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅が一定幅になるように設定され(VSWR=2を基準にした場合、帯域幅はW1に設定される)、かつQ値が一定値に設定されている。Q値は、第1の整合回路103aの共振周波数の先鋭度を示している。
第2の整合回路103bに係る共振曲線A2は、図10(a)及び図10(b)に示すように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅が当該一定幅よりも狭く設定され(VSWR=2を基準にした場合、帯域幅はW2に設定される)、かつ当該共振周波数のQ値が当該一定値よりも高く設定されている。Q値は、第2の整合回路103bの共振周波数の先鋭度を示しており、帯域幅W2を狭くするために、大きいほど好ましい。
第1の切替スイッチ103cは、アンテナ制御回路102を第1の整合回路103a又は第2の整合回路103bに接続させるために切り替える。第2の切替スイッチ103dは、第1の整合回路103a又は第2の整合回路103bをチューナ部104に接続させるために切り替える。
このようにして、携帯電話機1のアンテナ制御回路102を介してチューナブルアンテナ(第1のアンテナ部20)が接続された回路切替部103では、Q値が異なる第1の整合回路103aと第2の整合回路103bとにより構成されている。
具体的には、図10(a)及び図10(b)に示すように、第1の整合回路103aは、VSWR=2における共振周波数の帯域幅がW1に設定されており、例えば、受信したい信号の周波数fa〜周波数fdのVSWRは、概ね1.5である。また、第2の整合回路103bは、VSWR=2における共振周波数の帯域幅がW2に設定されており、例えば、受信したい信号の周波数fa´〜周波数fd´のVSWRは、周波数fb´及び周波数fc´のVSWRは、概ね1であり、周波数fa´及び周波数fd´のVSWRは、概ね2である。したがって、周波数fa=周波数fa´、周波数fb=周波数fb´、周波数fc=周波数fc´、周波数fd=周波数fd´であるとした場合、第1の整合回路103aに係る周波数fa〜周波数fdのVSWRの平均値(1.5)と、第2の整合回路103bに係る周波数fa´〜周波数fd´のVSWRの平均値(1.5)とは、概ね同じになり、受信感度は同じと言える。
携帯電話機1では、第1のアンテナ部20により通信を行い、第2のアンテナ部151によりCDMA通信が行われていない場合(例えば、テレビの視聴はしているが、CDMA通信は行っていない場合)、第1の整合回路103aに切り替え、第1のアンテナ部20により通信を行っており、第2のアンテナ部151を用いてCDMA通信を行う場合には、妨害波の影響を避けるために、第2の整合回路103bに切り替えるように制御する。
したがって、携帯電話機1では、Q値が異なる二つの整合回路を放送波受信部100が備え、二つの通信システム(放送波受信部100と通信部150)における通信が競合するような場合に一方の整合回路(第2の整合回路103b)に切り替えることにより、テレビを視聴しながら、CDMA通信を行うことができ、妨害波を抑圧するためのフィルタを別途備える必要がない。なお、本実施形態では、放送波受信部100は、二つの整合回路を備えるものとして説明したが、これに限定されず、設計条件により、三つ以上の整合回路により構成されても良い。また、VSWRも本実施例に限定されず、他の値に設定されていても良い。
ここで、受信抑制部205の動作について説明する。受信抑制部205は、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われているときに、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に重畳しないように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅を一定の幅まで狭め、かつQ値を一定の値まで高くなるように調整する。
具体的には、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送の770MHzに割り当てられているチャンネルを受信しながら、第2のアンテナ部151によりCDMA通信方式による通信を行う場合に、第1の切替スイッチ103cと第2の切替スイッチ103dとを切り替え制御し、第1の整合回路103aから第2の整合回路103bに切り替える。
このように受信抑制部205が動作することにより、ローパスフィルタを用いることなく、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯の信号の干渉の低減を図りつつ、好適に第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送の受信を行い、かつ同時に第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式による通信を行うことができる。
また、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数が、予め定められた所定の周波数よりも第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に近い周波数である場合に、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に重畳しないように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅を一定の幅まで狭め、かつQ値を一定の値まで高くなるように調整することにより、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制する。
具体的には、受信抑制部205は、予め定められた所定の周波数よりも、第1のアンテナ部20により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数が、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に近い周波数である場合には、第1の切替スイッチ103cと第2の切替スイッチ103dとを切り替え制御し、第1の整合回路103aから第2の整合回路103bに切り替える。また、受信抑制部205は、予め定められた所定の周波数よりも、第1のアンテナ部20により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数が、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数よりも遠い周波数である場合には、第1の切替スイッチ103cと第2の切替スイッチ103dとを切り替え制御し、第1の整合回路103aに切り替える。
このように受信抑制部205が動作することにより、ローパスフィルタを用いることなく、好適に地上波デジタル放送の所定のチャンネル(例えば、高周波数帯域に割り当てられているチャンネル)の受信を行いつつ、CDMA通信方式による通信を行うことができる。また、第1のアンテナ部20の送信信号又は受信信号の周波数が、予め定められた所定の周波数を基準として、第2のアンテナ部151に送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数よりも遠い場合、すなわち、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯に係る信号の干渉が無視できるような場合には、受信抑制部205による第1のアンテナ部20の共振周波数の調整を行わないため、当該調整に伴う第1のアンテナ部20の送信感度又は受信感度の低下(低下量は若干である)も併せて抑制できる。
また、受信抑制部205は、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の強度が、予め定められた所定の強度よりも高い場合に、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に重畳しないように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅を一定の幅まで狭め、かつQ値を一定の値まで高くなるように調整することにより、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制する。
具体的には、受信抑制部205は、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の強度が、予め定められた所定の強度よりも高い場合には、第1の切替スイッチ103cと第2の切替スイッチ103dとを切り替え制御する。又、受信抑制部205は、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の強度が、予め定められた所定の強度よりも低い場合には、第1の切替スイッチ103cと第2の切替スイッチ103dとを切り替え制御し、第1の整合回路103aに切り替える。
このように受信抑制部205が動作することにより、ローパスフィルタを用いることなく、好適に地上波デジタル放送の所定のチャンネル(例えば、高周波数帯域に割り当てられているチャンネル)の受信を行いつつ、CDMA通信方式による通信を行うことができる。また、第1のアンテナ部20の送信信号又は受信信号の周波数が、予め定められた所定の強度を基準として、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号の強度が低い場合、すなわち、第2のアンテナ部151によるCDMA通信方式の低周波数帯に係る信号の干渉が無視できるような場合には、受信抑制部205による第1のアンテナ部20の共振周波数の調整を行わないため、当該調整に伴う第1のアンテナ部20の送信感度又は受信感度の低下(低下量は若干である)も併せて抑制できる。
また、受信抑制部205は、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われているときに、第2のアンテナ部151により送信される送信信号の周波数又は受信される受信信号の周波数に重畳しないように、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅を一定の幅まで狭め、かつQ値を一定の値まで高くなるように調整し、その後、通信部150による信号処理が終了した場合、第1のアンテナ部20の共振周波数の帯域幅とQ値を調整前の状態に戻す。
このように受信抑制部205が動作することにより、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが一緒に行われて、受信抑制部205により所定の調整が行われ、その後、通信部150による所定の信号処理が終了した場合に、受信抑制部205により行われた所定の調整を元に戻すので、当該調整に伴う第1のアンテナ部20の送信感度又は受信感度の低下量を最小限に止めることができ、好適に地上波デジタル放送の受信を行うことができる。
ここで、受信抑制部205により共振周波数を調整する方法について図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS11において、携帯電話機1は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送を受信し、放送波処理部101により所定の処理を行う。
ステップS12において、受信抑制部205は、地上波デジタル放送の770MHzに割り当てられているチャンネルを受信しながら、CDMA通信方式による通信が行われているか否かを判断する。地上波デジタル放送を受信しながら、CDMA通信方式による通信が行われていると判断した場合には、ステップS13に進み、地上波デジタル放送を受信しながら、同時にCDMA通信方式による通信が行われていないと判断した場合には、ステップS17に進む。
ステップS13において、受信抑制部205は、第1の整合回路103aから第2の整合回路103bへ切り替え制御を行う。具体的には、第1の整合回路103aから第2の整合回路103bへ切り替えることにより、図12(a)から図12(b)に示すように、帯域幅がW1からW2に変化する(なお、図示しないが、第1の整合回路103aから第2の整合回路103bへの切り替えによりQ値が高くなる)。こうすることにより、第2のアンテナ部151に係る共振曲線A3の影響を受けなくなる。
ステップS14において、受信抑制部205は、CDMA通信方式による通信を行い、所定の処理を行うように、通信処理部152を制御する。通信処理部152は、824MHzの周波数帯を利用して、送信信号を生成し、第2のアンテナ部151を介して外部に送信信号を出力する。
ステップS15において、受信抑制部205は、CDMA通信方式による通信を終了するか否かを判断する。CDMA通信方式による通信を終了すると判断した場合には、ステップS16に進み、CDMA通信方式による通信を終了しないと判断した場合には、ステップS14に戻る。
ステップS16において、受信抑制部205は、第2の整合回路103bから第1の整合回路103aへ切り替え制御を行う。具体的には、第2の整合回路103bから第1の整合回路103aへ切り替えることにより、図12(b)から図12(a)に示すように、帯域幅がW2からW1に変化する(なお、図示しないが、第2の整合回路103bから第1の整合回路103aへの切り替えによりQ値が元の値に戻る)。
ステップS17において、受信抑制部205は、第1のアンテナ部20により地上波デジタル放送を受信し続けるか否かを判断する。地上波デジタル放送を受信し続けると判断した場合には、ステップS11に戻り、地上波デジタル放送の受信を終了すると判断した場合には、処理を終了する。
このように受信抑制部205が動作することにより、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われていても、必要に応じて、第1の整合回路103aと第2の整合回路103bとの切り替え制御を行うので、好適に地上波デジタル放送の受信を行いつつ、同時にCDMA通信方式による通信を行うことができる。
<他の実施例2>
また、上述した携帯電話機1では、ユーザの接触に起因する通信感度の劣化(誘電損失)を低減するために、一定条件下において、第1のアンテナ部20の共振周波数fcを高周波側にシフトする機能を有している。ここで、当該機能は、操作キー群11と、受信抑制部205と、アンテナ制御回路102とが協調して動作することによって実現される。
受信抑制部205は、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理とが行われているときに、操作キー群11による操作が行われていることを検出した場合には、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信される受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制するために、第1のアンテナ部20の共振周波数fcの帯域幅を一定の幅まで狭めるとともに、アンテナ制御回路102を制御して第1のアンテナ部20の共振周波数を高周波数側に移動させる。
これは、ユーザが携帯電話機1を手にとって操作を行うと、誘電損失が発生し、低周波数側へ共振周波数が移動して、第1のアンテナ部20のアンテナ特性が低下してしまう場合がある。特に、第1のアンテナ部20の共振周波数fcの帯域幅を狭めた場合には、低周波側へ共振周波数fcが移動してしまうと、所望の周波数の送信信号の送信又は受信信号の受信が適切に行われなくなるおそれがある。携帯電話機1は、このような状況において、例えば、高周波数側へ共振周波数を移動させることにより、誘電損失による影響を相殺することができる。
なお、本実施の形態においては、好適に地上波デジタル放送の受信を行いつつ、CDMA通信方式による通信を行う場合について説明したが、本発明はこれに限られず、異なる周波数帯を利用して異なる通信処理を行う場合であって、一方のアンテナにより信号を受信する際に、他方のアンテナにより送信される信号を受信してしまうような場合にも本発明は応用可能である。
また、本実施形態においては、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理が行われているときに、受信抑制部205が、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制する構成となっていたが、本発明においては、受信抑制部205が、第1のアンテナ部20により送信される送信信号又は受信信号が第2のアンテナ部151により受信されるのを抑制する構成となっていても良い。
さらに、本実施形態においては、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理が行われているときに、受信抑制部205が、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制する構成となっていたが、本発明においては、放送波受信部100による所定の信号処理と、通信部150による所定の信号処理の少なくとも一方が行われているときに、受信抑制部205が、第2のアンテナ部151により送信される送信信号又は受信信号が第1のアンテナ部20により受信されるのを抑制する、あるいは第1のアンテナ部20により送信される送信信号又は受信信号が第2のアンテナ部151により受信されるのを抑制するよう構成されていても良い。
こうすることにより、第1のアンテナ部20と第2のアンテナ部151の一方のアンテナにより所望の周波数の送信信号の送信又は受信信号の受信を行っているときに、他方のアンテナにより送信信号の送信又は受信信号の受信が行われて、一方のアンテナの通信感度が劣化するおそれを事前に低減することができる。この構成は、他方のアンテナによる所望の周波数の送信信号の送信又は受信信号の受信の通信感度を多少犠牲にしてでも、一方のアンテナによる所望の周波数の送信信号の送信又は受信信号の受信の通信感度の向上を優先させたい場合(例えば、通話中、メールの送受信中、地上波デジタル放送の再生・録画中等)に特に有効である。

Claims (2)

  1. 第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、
    第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、
    前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数の帯域幅を狭め、当該帯域幅を狭めることにより、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する受信抑制手段と、を有することを特徴とする携帯通信機器。
  2. 第1のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第1の信号処理手段と、第2のアンテナにより送信される送信信号又は受信される受信信号に対して所定の信号処理を行う第2の信号処理手段と、を備える携帯通信機器における受信抑制方法であって、
    前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号の強度に基づいて、前記第1のアンテナの共振周波数の帯域幅を狭め、当該帯域幅を狭めることにより、前記第2のアンテナにより送信される前記送信信号又は受信される前記受信信号が前記第1のアンテナにより受信されるのを抑制する抑制工程を有することを特徴とする受信抑制方法。
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