JP5361696B2 - エレベータの非常止め装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの非常止め装置を示す構成図である。図において、昇降路壁には一対のガイドレール1が設置されている。かご2は、主索3により吊り下げられており、ガイドレール1に沿って昇降路内を昇降される。かご2の上下には、かご2を安定して昇降させるための複数のローラガイド(又はスライドガイド)4が設けられている。
次に、図10はこの発明の実施の形態2による非常止め装置の制動子の断面図であり、図2のIII−III線に沿う断面に相当する図である。図において、支持部材11と第2の摩擦片13との間には、圧縮方向のばね定数が第2の摩擦片13よりも低い弾性体14が介在されている。弾性体14としては、例えばコイルばね、皿ばね、板ばね又はゴム片等を用いられる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
次に、図11はこの発明の実施の形態3による非常止め装置の制動子の断面図であり、図2のIII−III線に沿う断面に相当する図である。支持部材11には、第2の摩擦片13の支持部材11からの突出量を調整するための突出量調整手段15が設けられている。突出量調整手段15としては、例えば支持部材11に螺着されたねじ等を用いることができる。
次に、図12はこの発明の実施の形態4によるエレベータの非常止め装置を示す構成図である。図において、非常止め装置は、第1の非常止めユニット5aと、第1の非常止めユニット5aの下に並べて配置された第2の非常止めユニット5bとを有している。第1及び第2の非常止めユニット5a,5bの構造は、それぞれ実施の形態1の非常止め装置5と同様である。即ち、実施の形態4は、実施の形態1の非常止め装置5を上下に2段積んだものと同様である。
次に、図13はこの発明の実施の形態5による非常止め装置の制動子を示す正面図であり、非常止め装置全体の構成は実施の形態4(図12)と同様である。図において、第1及び第2の非常止めユニット5a,5bの制動子10は、上下に並べて配置されている。また、第1の非常止めユニット5aの制動子10における第1の摩擦片12と、第2の非常止めユニット5bの制動子10における第1の摩擦片12とは、制動動作時にガイドレール1の異なる位置に接触しながら摺動されるように、支持部材11の幅方向にずらして配置されている。具体的には、制動子10内には、第1の摩擦片12の列と第2の摩擦片13の列とが交互に配置されており、しかも列の順番が上下の制動子10で逆になっている。
また、実施の形態4、5では、第1及び第2の非常止めユニット5a,5bを用いたが、非常止めユニットを3組以上用いてもよい。
さらに、実施の形態1〜5では、かご2の下部に非常止め装置5を配置したが、上部に配置してもよい。また、2組以上の非常止めユニットをかごの上下に振り分けて配置してもよい。
さらにまた、実施の形態1〜5では、非常止め装置5をかご2に搭載したが、釣合おもりの上部、下部、又は上下に振り分けて搭載してもよい。
また、実施の形態2の弾性体14と実施の形態3の突出量調整手段15とを組み合わせて適用してもよい。
さらに、実施の形態1〜5では、円柱状の摩擦片12,13を示したが、摩擦片の正面形状は特に限定されるものでなく、例えば、矩形、多角形、又は楕円形等であってもよい。
さらにまた、第1の摩擦片12と第2の摩擦片13とで形状やサイズを異なるものとしてもよい。
また、異なる形状やサイズの第1の摩擦片12を組み合わせて用いてもよく、異なる材料からなる第1の摩擦片12を組み合わせて用いてもよい。同様に、異なる形状やサイズの第2の摩擦片13を組み合わせて用いてもよく、異なる材料からなる第2の摩擦片13を組み合わせて用いてもよい。
さらに、摩擦片12,13の個数や配置についても、上述の実施の形態に限定されない。
さらにまた、上述の実施の形態ではトラクション方式のエレベータの非常止め装置を示したが、これに限定されるものではなく、例えば油圧エレベータ、リニアモータエレベータ又は自走式エレベータ等の非常止め装置にもこの発明は適用できる。
Claims (4)
- 支持部材と、前記支持部材に設けられ、制動動作時にガイドレールに当接される第1及び第2の摩擦片とを有する制動子を備え、
前記第1の摩擦片は、前記ガイドレールとの摩擦熱による高温下での硬度が前記第2の摩擦片よりも高く、
前記第2の摩擦片は、前記ガイドレールに対する摩擦係数が前記第1の摩擦片よりも高く、
それぞれ前記制動子を有する複数の非常止めユニットが上下に並べて配置されており、
前記非常止めユニットは、第1の非常止めユニットと、前記第1の非常止めユニットの下方に配置された第2の非常止めユニットとを含み、
前記第1の非常止めユニットの前記制動子における前記第1の摩擦片と、前記第2の非常止めユニットの前記制動子における前記第1の摩擦片とは、制動動作時に前記ガイドレールの異なる位置に接触しながら摺動されるように、前記支持部材の幅方向にずらして配置されていることを特徴とするエレベータの非常止め装置。 - 前記第2の摩擦片は、前記第1の摩擦片よりも前記ガイドレール側に突出していることを特徴とする請求項1記載のエレベータの非常止め装置。
- 前記支持部材と前記第2の摩擦片との間に弾性体が介在されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの非常止め装置。
- 前記支持部材には、前記第2の摩擦片の前記支持部材からの突出量を調整するための突出量調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータの非常止め装置。
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