JP5361317B2 - 自動改札装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、自動改札装置に関する。
従来の自動改札装置は、利用者の移動速度に応じて無札判定ポイント(利用者が媒体を提示していない及び正当な媒体を提示していないとして自動改札装置が処理をするポイント)を利用者の通行方向上流側に変更することにより自動改札装置の判定処理を早めることを可能としている。そして、それにより無札者の自動改札装置通過を厳格に禁止することができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−140171号公報
しかしながら、自動改札装置の無札判定ポイントを利用者の移動速度に応じて通行方向上流側に変更するためには利用者の位置を把握する必要が生じるため装置構成が複雑になる。また、自動改札装置の行う処理が増えることにより自動改札装置の判定が遅れる可能性が考えられ利用者の移動速度によってはゲート扉が閉鎖制御される前に利用者が自動改札装置を通過してしまう場合もある。これは自動改札装置の判定処理を早めることにより解決することが出来る。しかし、自動改札装置の判定処理を早めることは容易ではない、そこで、無札判定ポイントを従来の自動改札装置よりも利用者の通行方向上流に変えることにより実質的に自動改札装置の判定処理を早めることが出来る。
そこで、本発明が解決しようとする課題簡単な装置構成で判定処理が実質的に早い自動改札装置を提供することである。
上記課題を達成する為に、実施形態の自動改札装置は、ゲート扉の高さより高く、媒体を提示する位置の高さより低い位置で、利用者の通行方向に沿って配設される複数個の位置検出センサと、前記位置検出センサの隣接する2個以上が遮光状態となることにより、前記利用者の位置と移動方向とを検出する位置検出手段と、利用者が媒体を提示したか否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段によって前記媒体を提示していないと判別された利用者が、前記複数個の位置検出センサのうち前記利用者の通行方向上流に配設される2個以上の前記位置検出センサに到達したことが検出されたとき、通行方向下流に配設されるゲート扉を閉鎖制御する第1のゲート扉制御手段と、前記第1のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御するとき前記利用者に対して第1の警告を発する第1の警告手段と、前記第1の警告手段によって第1の警告を発せられた利用者が媒体を提示したか否かを判別する第2の判別手段と、前記第2の判別手段によって媒体を提示したと判別されたとき前記媒体の適否を判定する適否判定手段と、前記第2の判別手段によって媒体を提示していないと判定され、かつ無札判定クリアポイントに利用者が最初の進行方向と逆行して到達したことを検出する無札者クリア判定手段と、前記無札者クリア判定手段によって利用者が最初の進行方向と逆行して前記無札判定クリアポイントに到達したことが検出されず、かつ自動改札装置の形成する通路内に所定時間以上滞在したか否かを検出する利用者滞在判定手段と、前記利用者滞在判定手段によって前記利用者が前記自動改札装置の形成する通路内に所定時間以上滞在したと検出されたとき、及び、前記第2の判別手段によって前記媒体を提示したと判別され、かつ前記適否判定手段によって前記媒体が不正であると判定されたとき、前記ゲート扉を継続して閉鎖制御する第2のゲート扉制御手段と、前記第2のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御したとき前記第1の警告手段による第1の警告とは異なる内容の第2の警告を発する第2の警告手段と、を有する。
本発明によれば、実質的に判定処理が早い自動改札装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である改札システムの構成を示すものである。
改札システムは、中央監視装置として機能するホストコンピュータ10を備えている。このホストコンピュータ10は、駅に設置された複数の自動改札装置100−1、100−2…(以下、総称して自動改札装置100とする。)と通信回線20aを介して接続されており、これら自動改札装置100を監視する。ホストコンピュータ10は、装置全体を制御するとともに下位に接続された各種機器を制御するもので、複数の自動改札装置100を統括して制御するCPU11を有している。このCPU11には、メモリ部12、表示部13、入力部14、通信制御部15などが接続されている。
メモリ部12は、ホストコンピュータ10自体、及び自動改札装置100などの下位の機器を制御するための制御データなどの各種データを記憶している。表示部13は、ホストコンピュータ10自体の動作状態、下位の機器の動作状態などを表示する。入力部14は、各自動改札装置100の動作モードなど種々の情報を入力するためのキーボードや、接触を検知したのに基づいて対応する情報を入出力するタッチパネルなどを有している。通信制御部15は、下位の機器との間で通信回線20aを介して種々の情報の送受信を行うものである。
図2は、自動改札装置100を示す外観斜視図である。
自動改札装置100は、通常、2台1組として設置され、両者の間に利用者が通行可能な改札通路61が形成される。入場処理や出場処理などの改札処理を行う自動改札装置100で利用可能な媒体としては、普通乗車券、定期券、特急券、回数券、入場券、プリペイドカードなどの磁気式及び無線式の媒体(以下、総称して媒体Pとするが、特別に区別して説明したい場合は磁気式の媒体P及び無線式の媒体Pとして説明する)などが対象とされている。
これら媒体Pは、媒体固有の識別情報、例えば複数の数字の組み合わせからなる複数桁の識別番号、及び、改札処理に必要な改札情報、例えば、利用可能な区間情報、有効期限情報、入場記録情報、出場記録情報、利用者情報などを有している。このような識別情報及び改札情報は、磁気式の媒体Pでは、その券面の磁気記録層に所定形式で磁気記録されており、また、無線式の媒体Pでは、そのメモリ部に所定形式で記憶されている。
自動改札装置100は、筐体1を備えている。筐体1は、投入口2、排出口3、報知手段として機能する表示部4、ゲート扉5、フレーム6、位置検出手段を構成する位置検出センサ21〜46、高さ検出手段50を構成する高さ検出センサ51〜53、表示器8などを備えている。
投入口2は、筐体1における改札通路の上流側に設けられ、駅構内への入場時または駅構内からの出場時に投入された媒体Pを装置内部に受け取ることが可能となっている。投入口2の近傍には、媒体Pの投入を阻止するためのシャッタが設けられている。また、排出口3は、筐体1における改札通路の下流側に設けられ、投入口2から装置内部に受け取った媒体Pを必要に応じて排出する。
表示部4は、利用者の通行方向に対して排出口3の前方に位置して設けられ、利用者や係員などに対して種々の案内情報、例えば改札処理の結果に対応した案内画面を所定の表示パターンで表示する。ゲート扉5は、筐体1の改札通路側の側面両端部に配置され、利用者の通行を制御するために開閉可能に構成されている。このゲート扉5は、利用者の通行を可能とする場合には改札通路を開放し、利用者の通行を阻止する場合には改札通路を閉鎖する。
フレーム6は、筐体1の上面部に設けられ、改札通路を規定するための仕切りとなる。複数の位置検出センサ21〜46,高さ検出センサ51〜53は、筐体1及びフレーム6の改札通路側における側面部に配置され、利用者の通行を検知するための出力信号を出力する。表示器8は、フレーム6に配置され、小児券、無効券、または異常券の投入や、機器の異常など装置の動作状態を報知する。
図3は、自動改札装置100−1を示す側面図である。
この自動改札装置100−1の側面部に設けられた位置検出センサ21〜46は利用者位置追従用の透過型の光センサで、この光センサは図4に示すように利用者の通行方向に沿って所定間隔を存して直線状に配設される投光素子21a〜46aと、他方の自動改札装置100−2の側面部に投光素子21a〜46aと対向する状態で配設される受光素子21b〜46bとによって構成されている。図4のL1は、投光素子21a〜46aから受光素子21b〜46bへ投射される光の光軸を示している。
図3において、位置検出センサ21〜46の各センサ間の間隔は、利用者の胴体の前後幅よりも小さな間隔、例えば8cmに設定されている。この結果、隣接するセンサは、1人の利用者により同時に遮光されて検知信号を出力するようになっている。
図3の高さ検出センサ51〜53は、大人と小児とを判別するための大人/小児センサであって、両方の自動改札装置100−1,100−2のそれぞれに位置検出センサ21〜46の列よりやや上方の位置(床面から略125cm上方の位置)に設けられている。高さ検出センサ51は、自動改札装置100の入口付近に設けられ、高さ検出センサ52は、自動改札装置100の中央付近に設けられ、高さ検出センサ53は、自動改札装置100の出口付近に設けられている。
これらの高さ検出センサ51〜53は、反射型の光センサから構成されており、斜め上方へ光を投射してその反射光を受光する。図4のL2は、高さ検出センサ51〜53の光軸を示している。
上記したように構成される自動改札装置100においては、通路61内に入った利用者が無札予備者(後述の無札者になる前段階の者、つまり正規の媒体Pを投入しない状態で後述の無札予備判定ポイントP1を通過した者)であるか否かを判定する無札予備判定ポイントP1、通路61内に入った利用者が無札者(正規の媒体Pを投入しないで後述の無札判定ポイントP2を通過する者)であるか否かを判定する無札判定ポイントP2、無札判定をクリアする無札クリアポイントP3、出口通過を通知するポイントP4、正券者の通過を通知するポイントP5が設定されている。
ここで無札予備判定ポイントP1、無札判定ポイントP2、無札クリアポイントP3、出口通過を通知するポイントP4及び正券者の通過を通知するポイントP5が2組記載されているが、矢印の方向に利用者が通行した場合にそれらは対応している。
図5は、自動改札装置100の駆動制御系を示すブロック図である。
図5中に示されているように駆動制御系には利用者が投入口2に媒体Pを投入したか否か(或いは無線式の媒体Pをアンテナ54に翳したか否か)を判別する判別手段86(請求項中の第1の判別手段及び第2の判別手段)、利用者が無札判定ポイントP2に到達したことが検出されるのに基づいて無札者であると判定する判定手段及び利用者が提示した媒体Pの適否の判定をする判定手段85(請求項中の無札者判定手段、適否判定手段、無札者クリア判定手段及び利用者滞在判定手段)、利用者の移動速度を測定する測定手段87及び利用者に対して警告を発する警告手段88(請求項中の第1の警告手段及び第2の警告手段)などが設けられている。
無札者判定手段による判定は判別手段86(ここでは請求項中の第1の判別手段を指す)により媒体Pを提示していないと判別され、かつ無札判定ポイントP2を通過することにより無札者か否かを判定するものである。無札者クリア判定手段による判定は利用者が自動改札装置100の形成する通路61に進入し、無札者判定手段により無札者と判定されることによって自動改札装置100のゲート扉5が閉鎖制御された際、利用者が無札クリアポイントまで引き返したか否かを判定するものである。利用者滞在判定手段による判定は利用者が自動改札装置100の形成する通路61内に所定時間以上留まっているか否かを判定するものである。適否判定手段による判定は、媒体Pから読み取った情報が判定手段85によって正常であると判定されたとき適正、媒体Pが異常であると判定されたときは不正であるとする。利用者の移動速度の測定は位置検出センサ21〜46の内一定個数分(例えば2個)変化があった場合、この変化に費やされる時間を測定手段87によって測定することによってなされる。
71は自動改札装置100の動作を制御するCPUである。72はメモリから構成される記憶部であって、媒体から読み取ったデータ等が一時的に格納される領域や正券カウンタの領域を備えたRAMと、CPU71の動作プログラム等が格納されたフラッシュメモリと、自動改札装置100の稼働データ等を蓄積するEEPROMとを含んでいる。73は通行する利用者の位置を管理するための管理テーブルであって、記憶部72の例えばEEPROMに設けられている。
74はゲート扉5を駆動する扉駆動部であって、請求項中の第1のゲート扉制御手段及び第2のゲート扉制御手段を指し、扉開閉用のモータや、モータの駆動回路などから構成される。請求項中の制御手段は、前記扉駆動部74を駆動制御する。
75は表示部であって、図1に示した表示部4、表示器8及びそれらの駆動回路などから構成される。76は上位装置であるホストコンピュータ10との間で通信を行うホスト通信部、77は自動改札装置100の各部に電源を供給する電源部である。78は利用者検知部であって、図3に示した位置検出手段である位置検出センサ21〜46、高さ検出センサ51〜53から構成される。
79はアンテナ54の動作を制御するアンテナ制御部であって、アンテナ54は無線式の媒体Pとの間で無線通信を行い、無線式の媒体Pに記録されている乗車情報等のデータを非接触で読取る。
90は媒体Pを受け入れる投入口2のシャッタ91を開閉するシャッタ駆動部である。
図6は、管理テーブル73の記憶内容の一例を示すものである。
管理テーブル73には、人ハンドル番号73a、位置情報73b,73c、方向情報73d、投入券情報73e、大/小判別情報73f、通行情報73gなどが記録される。
人ハンドル番号73aは、自動改札装置100へ進入した利用者1人毎に割当てられる識別番号である。位置情報73b,73cは、後述するステータスにより利用者の位置を表した情報であって、位置情報73bは今回のステータスに基づく位置情報、位置情報73cは前回のステータスに基づく位置情報である。
ここで、ステータスとは、複数個のセンサをグループ化し、各グループ毎にセンサ位置に対応して割り当てた位置情報のことである。
方向情報73dは、利用者が自動改札装置100のいずれの方向から進入したかを表す情報であり、改集札両用機の場合は、改札側から進入したか集札側から進入したかを表す情報である。投入券情報73eは、投入された媒体Pに関する情報であり、券種、大人券・小児券の区別、媒体Pの搬送方向などが含まれる。
大/小判別情報73fは、図3の高さ検出センサ51〜53の検出結果から得られる情報であって、利用者が大人であるか小児であるかを表す情報である。
通行情報73gは、利用者が正常客であるかそれ以外の異常客であるかに関する情報であって、利用者が媒体Pを提示しなかった場合は無札客、媒体が提示されたがそれが有効な媒体でなかった場合は無効客、進入が許されている側と反対の方向から進入した利用者の場合は逆進入客としてそれぞれのフラグがセットされ、いずれも異常客として取り扱われる。これらの場合以外は、すべて正常客として取り扱われる。また、通行情報73gに正券カウンタ状態、出口通過通知状態、認識開始ステータス番号、傘フラグ、分離フラグ、分離対テーブル番号、くっつきフラグ、くっつき対テーブルなどが含まれている。
以上のような管理テーブル73により、自動改札装置100を通行する利用者の位置などが1人毎にリアルタイムに管理される。
次に、上述した自動改札装置100における利用者検知の動作を説明する。
図7は、ステータスとその遷移を説明する図である。
ステータスとは、複数個のセンサをグループ化し、各グループ毎にセンサ位置に対応して割り当てた位置情報のことである。
例えば、図7(a)のようにセンサ21とセンサ22とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST1が割り当てられる。また、図7(b)のように隣接するセンサ22とセンサ23とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST2が割り当てられる。また、図7(c)のように隣接するセンサ23とセンサ24とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST3が割り当てられる。以後、順次同様にしてステータスST4〜ステータスST25(図7(f))が割り当てられる。
CPU71は、利用者検知部78におけるセンサ21〜46からの検知信号を監視して、1つのグループにおける複数個のセンサ全部が検知信号を出力している状態のとき、すなわち1グループ内のセンサの遮光状態のAND条件が成立しているときに、そのグループのステータスに利用者が位置していると判定する。
なお、1人の利用者により遮光されるセンサの数は、その利用者の胴体の幅により変化するが、以下では説明を簡単にするために、1人の利用者により遮光されるセンサは隣接する2個のセンサのみと仮定する。
今、自動改札装置100の入口側から利用者が進入してくる場合を考えると、最初に入口のセンサ21,22が同時に遮光状態となるから、この時点でCPU71は、利用者の現在位置が図7(a)のステータスST1であると判定する。利用者が通路61を進むと、次にセンサ23が遮光状態となるが、前述したようにセンサ23とセンサ22との間隔は利用者胴体の前後幅より小さいため、センサ22,23は遮光状態を維持しており、センサ22,23が同時に遮光状態となり、各センサから検知信号が出力される。したがって、CPU71は、利用者の現在位置が図7(b)のステータスST2であると判定する。
さらに、利用者が通路61を進むと、次にセンサ24が遮光状態となるが、センサ23とセンサ24との間隔は利用者の胴体の前後幅より小さいため、センサ23は遮光状態を維持しており、センサ23,24が同時に遮光状態となり、各センサから検知信号が出力される。したがって、CPU71は、利用者の現在位置が図7(c)のステータスST3であると判定する。以後、順次同様にして利用者が通路61を進むに従ってその現在位置がステータスST4〜ステータスST24(図7(e))であると判定される。
最後に、利用者が出口に至ると図7(f)のようにセンサ45,46が同時に遮光状態となり、ステータスはST25と判定される。その後、利用者が出口を抜けると、センサ46は透光状態となり、CPU71は自動改札装置100から利用者が退出したと判定する。
以上の過程において、CPU71はステータスST1を判定した時点で、自動改札装置100へ進入した利用者に対して人ハンドル番号を割当て、管理テーブル73(図6)に、割当てた人ハンドル番号73aを記録する。また、CPU71は、その人ハンドル番号の利用者の位置を前端ステータスと後端ステータスとで管理する。すなわち、入口から出口へ向う進行方向に利用者が通過する場合、センサが透光状態から遮光状態へ最初に変化する位置を前端ステータス、センサが遮光状態から透光状態へ最初に変化する位置を後端ステータスとする。例えば、図8において黒丸で示すセンサ26,27,28が利用者で遮光されている場合、前端ステータスはST7、後端ステータスはST6となる。
なお、図8では2つのステータスにより利用者の前端と後端を管理する例を示したが、利用者の胴体幅が小さい場合は、前述の例のように1つのステータスで前端と後端とを管理できる場合もある。また、利用者の胴体幅が大きい場合は、3つ以上のステータスのうち、先頭と最後のステータスにより前端と後端を管理することになる。
以上のような前端ステータスと後端ステータスは、管理テーブル73に位置情報73b,73cとして記録される。この場合、位置情報73bには最新のステータスが記録され、位置情報73cには1つ前のステータスが記録される。
判別手段86で媒体Pを投入しないと判別された利用者(或いはIC媒体をアンテナ54に翳していないと判別された利用者)が無札予備判定ポイントP1に到達すると、CPU71によって、投入口2のシャッタ91が閉じられるとともに、アンテナ54の受信が停止される。これにより、後続の利用者の媒体P、及び無線式の媒体Pの受付が禁止されるようになっている。
判別手段86で媒体Pを投入しないと判別された利用者(或いは無線式の媒体Pをアンテナ54に翳していないと判別された利用者)が無札判定ポイントP2に到達すると、判定手段85によって無札者であると判定される。この場合には、表示部75で音声により、また、文字表示により無札であることが報知される。
無札と判定された利用者が通路61内を所定距離引き返して無札クリアポイントP3に到達すると、無札判定がクリアされ、無札者であることの報知が停止されるようになっている。
図9は、本実施の形態に係る自動改札装置100のゲート扉制御を示すフローチャートである。
以下、このフローチャートに沿って、自動改札装置100のゲート扉5の制御について説明する。
まず、判別手段86(第1の判別手段)によって利用者から媒体Pが提示されたか否かを判別する(S1)(第1の判別ステップ)。利用者から媒体Pが提示されていないと判別されたときは(S1のNo)、利用者が無札者判定手段によって無札判定ポイントP2を通過したか否かが判定される(S2)。利用者が媒体を提示しないで無札判定ポイントを通過すると無札者であると判定される(S2のYes)(無札判定ステップ)。利用者が無札者であると判定されると扉駆動部74(第1のゲート扉制御手段)によってゲート扉5を閉鎖制御する(S3)(第1のゲート扉制御ステップ)。また、ゲート扉5の閉鎖制御に続いて警告手段88(第1の警告手段)によって音声で利用者に対して「媒体Pを提示してください」という内容の第1の警告が発せられる(S4)(第1の警告ステップ)。
その後、再び判別手段86(第2の判別手段)によって利用者から媒体Pが提示されたか否かを判別する(S5)(第2の判別ステップ)。
また、第1の警告が発せられてから所定の時間内に利用者から媒体Pが提示されないと判別された場合は(S5のNo)、続いて無札者クリア判定手段によって利用者が無札クリアポイントP3に到達したか否かが判定される(S6)。利用者が無札クリアポイントP3に到達することなく(S6のNo)利用者滞在判定手段によって所定時間経過したと判定された場合(S7のYes)(利用者滞在判定ステップ)、第2のゲート扉制御手段によってゲート扉5を継続して閉鎖制御する(S8)。また、ゲート扉5の継続閉鎖制御に続き第2の警告手段によって「適正な媒体を提示するか入口に戻ってください」という第2の警告が利用者に対して発せられる(S9)(第2の警告ステップ)。
第1の警告が発せられてから所定の時間以内に利用者から媒体Pが提示されたと判別された場合は(S5のYes)、続いて利用者から提示された媒体Pの適否判定が行われる(S10)(適否判定ステップ)。この適否判定により媒体Pが不正と判定された場合(S10のNG)、ゲート扉5を継続して閉鎖制御する(S8)。また、ゲート扉5の継続閉鎖制御に続き第2の警告手段によって「適正な媒体を提示するか入口に戻ってください」という第2の警告が利用者に対して発せられる(S9)(第2の警告ステップ)。
一方、利用者から提示された媒体Pの適否判定により媒体Pが適正と判定された場合(S10のOK)ゲート扉5を開放制御する(S11)。
なお、第2の判別手段によって利用者から媒体Pが提示されないと判別され(S5のNo)、無札者クリア判定手段によって無札クリアポイントP3に利用者が当初の進行方向とは逆方向から到達したと判定されたとき(S6のYes)、再び媒体Pの提示があるか否かの判別をする(S1)。
また、第1の判別手段によって利用者から媒体Pの提示があると判定されたとき(S1のYes)(第1の判別ステップ)、続いて利用者が提示した媒体Pが適正か不正かを判定する適否判定をする(S12)。この適否判定により利用者が提示した媒体Pが適正と判定された場合は(S12のOK)、ゲート扉5を開放制御する(S13)。
一方、この適否判定により利用者が提示した媒体Pが不正と判定された場合(S12のNG)、ゲート扉5を閉鎖制御する(S14)。また、ゲート扉5の閉鎖制御に続き警告手段88によって利用者に対して警告が発せられる(S15)。
以上のように自動改札装置の無札判定ポイントを従来のものよりも利用者の通行方向上流に変えることにより実質的に自動改札装置の判定処理を早める効果を得ることが出来る。
また、利用者が無札者であると判定され、第1の警告後に所定時間経過しても利用者から媒体Pが提示されず、しかも入り口側の無札クリアポイントP3にも戻らないときは利用者が媒体Pの提示の仕方が分からない、もしくは提示した媒体を誤ってしまった場合など利用者が戸惑っている可能性が高いので「適正な媒体を提示するか、入口に戻ってください」という第1の警告内容とは異なる第2の内容の警告を行うようにし利用者に対する利便性の向上を図ることができる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上述の実施形態は駅に設置されている自動改札装置として表現されているが、本発明はゲート扉により通行の許可と禁止を行えるもの一般に適用できるものである。
本発明の実施の形態である改札システムの構成を概略的に示す図。 改札システムの自動改札装置を示す外観斜視図。 自動改札装置を示す側面図。 改札システムの自動改札装置を示す正面図。 自動改札装置の駆動制御系を示すブロック図。 管理テーブルの記憶内容の一例を示す図。 ステータスとその遷移を示す図。 前端ステータスと後端ステータスを説明する図。 本実施の形態に係る自動改札装置のゲート扉制御を示すフローチャート。
符号の説明
1 筺体
2 投入口
3 排出口
4 表示部
5 ゲート扉
6 フレーム
10 ホストコンピュータ
11 CPU
12 メモリ部
13 表示部
14 入力部
15 通信制御部
20a 通信回線
21〜46 位置検出センサ
50 高さ検出手段
51〜53 高さ検出センサ
54 アンテナ
61 通路
71 CPU
72 記憶部
73 管理テーブル
73a 人ハンドル番号
73b 位置情報
73c 位置情報
73d 方向情報
73e 投入券情報
73f 大/小判別情報
73g 通行情報
74 扉駆動部
75 表示部
76 ホスト通信部
77 電源部
78 利用者検知部
79 アンテナ制御部
85 判定手段
86 判別手段
87 測定手段
88 警告手段
P 媒体
100 自動改札装置

Claims (4)

  1. ゲート扉の高さより高く、媒体を提示する位置の高さより低い位置で、利用者の通行方向に沿って配設される複数個の位置検出センサと、
    前記位置検出センサの隣接する2個以上が遮光状態となることにより、前記利用者の位置と移動方向とを検出する位置検出手段と、
    利用者が媒体を提示したか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって前記媒体を提示していないと判別された利用者が、前記複数個の位置検出センサのうち前記利用者の通行方向上流に配設される2個以上の前記位置検出センサに到達したことが検出されたとき、通行方向下流に配設されるゲート扉を閉鎖制御する第1のゲート扉制御手段と、
    前記第1のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御するとき前記利用者に対して第1の警告を発する第1の警告手段と、
    前記第1の警告手段によって第1の警告を発せられた利用者が媒体を提示したか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段によって媒体を提示したと判別されたとき前記媒体の適否を判定する適否判定手段と、
    前記第2の判別手段によって媒体を提示していないと判定され、かつ無札クリアポイントに利用者が最初の進行方向と逆行して到達したことを検出する無札者クリア判定手段と、
    前記無札者クリア判定手段によって利用者が最初の進行方向と逆行して前記無札クリアポイントに到達したことが検出されず、かつ自動改札装置の形成する通路内に所定時間以上滞在したか否かを検出する利用者滞在判定手段と、
    前記利用者滞在判定手段によって前記利用者が前記自動改札装置の形成する通路内に所定時間以上滞在したと検出されたとき、及び、前記第2の判別手段によって前記媒体を提示したと判別され、かつ前記適否判定手段によって前記媒体が不正であると判定されたとき、前記ゲート扉を継続して閉鎖制御する第2のゲート扉制御手段と、
    前記第2のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御したとき前記第1の警告手段による第1の警告とは異なる内容の第2の警告を発する第2の警告手段と、
    を有する自動改札装置。
  2. 利用者の通行方向に沿って1人の利用者の幅よりも小さな間隔で配設される複数個の位置検出センサと、
    隣接する2個以上の位置検知センサをグループ化し、グループ毎のステータスの遷移に基づいて前記利用者の位置および移動方向を検出する位置検出手段と、
    利用者が媒体を提示したか否かを判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって前記媒体を提示していないと判別された利用者が通行方向上流に設定した無札判定ポイントに到達したことを前記位置検出手段によって検出した場合、通行方向下流に配設されるゲート扉を閉鎖制御する第1のゲート扉制御手段と、
    前記第1のゲート扉制御手段によってゲート扉を閉鎖制御したのち、利用者が前記媒体を提示したか否かを判別する第2の判別手段と、
    前記第2の判別手段によって前記媒体を提示したことが判別されることなく、前記通行方向に対して前記無札判定ポイントよりも上流に設定した無札クリアポイントに前記通行方向とは逆方向から利用者が到達したことを前記位置検出手段によって検出した場合、前記ゲート扉の閉鎖を解除する無札者クリア判定手段と、
    を有する自動改札装置。
  3. さらに、前記第1の判別手段により媒体を提示していないと判別された利用者が、前記無札判定ポイントに到達したことを検出した場合、異なる利用者が提示する媒体の受付を禁止する制御手段を有する、
    請求項2記載の自動改札装置
  4. 前記第1のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御するとき前記利用者に対して第1の警告を発する第1の警告手段と、
    前記無札者クリア判定手段によって前記通行方向とは逆方向から利用者が前記無札クリアポイントに到達したことが検出されない状態での経過時間を検出する計時手段と、
    前記計時手段が計時する経過時間が許容時間を経過した場合、前記ゲート扉を継続して閉鎖制御する第2のゲート扉制御手段と、
    前記第2のゲート扉制御手段によって前記ゲート扉を閉鎖制御したとき前記第1の警告手段による第1の警告とは異なる内容の第2の警告を発する第2の警告手段と、を有する、
    前記請求項2又は3の何れか1項に記載の自動改札装置。
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