JP2010134715A - 自動改集札装置及び自動改集札システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の自動改集札装置においては、自動改集札装置に配設される複数のセンサのうち少なくとも一個が検出状態である場合に自動改集札装置の作る通路内に人間が居ると判定し設定の通路切り換えが行えないようになっている。そのため、単なるノイズ等によって複数のセンサのうち一個が検出状態であると自動改集札装置の通路切り換えを行えず、操作員である駅員にとっても利便性のよいものといえない。
【解決手段】 自動改集札装置100の筐体1に配設された位置検出センサ21〜46の内隣接する2個以上の位置検出センサが検出状態となり、さらにその隣接する2個以上の位置検出センサの検出状態が所定時間以内に遷移するか否かで通路内に人間が存在するか否かを判定する。
以上のように判定を行うことで単なるノイズの場合等に自動改集札装置の設定の変更(通路切り換え)が行えないという不便性を解消することが出来る。
【選択図】 図9

Description

本発明は、自動改集札装置及び自動改集札システムに関する。
従来の駅に設置されている自動改集札装置は、入場用、つまり改札装置として使用する場合或いは出場用、つまり集札装置として使用する場合がある。また、入場用の設定或いは、出場用の設定への変更機能を自動改集札装置は備えており、その設定の変更は操作員である駅員の操作によって行われることが知られている。
また、自動改集札装置に複数のセンサを利用者の通行方向に沿って配設し、その配設された複数のセンサによって利用者を特定し、また、その利用者の位置をリアルタイムに把握する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−4285号公報
従来の自動改集札装置においては、入場用の設定或いは出場用の設定に機能を切り換える通路切り換えを行う際に人間、物及びノイズ等に関わらず、自動改集札装置に配設される複数のセンサのうち少なくとも一個が検出状態である場合には自動改集札装置の作る通路内に人間が存在すると判断し、安全性の確保の面から通路切り換えが行えないようになっている。そのため、実際には人間が通路内に存在せず単なるノイズあるいはセンサの故障により複数のセンサのうち少なくとも1個が誤検出等により検出状態となると自動改集札装置の通路切り換えを行えず、操作員である駅員にとっても利便性のよいものといえない。また、利用者は駅員が切り換え操作をスムーズに行えないことにより混雑する等の間接的な不便を被る。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、一対の筐体を所定間隔を保って配置することによって通路を形成し、外部からの指示に基づき入場用の設定又は出場用の設定に設定変更する自動改集札装置において、前記筺体の利用者の通行方向に隣接する少なくとも2個のセンサが1人の人間を同時に検知するように列状に配設された複数個の位置検出センサと、前記複数個の位置検出センサのうち、隣接する2個以上の位置検出センサが検出状態にあり、かつその検出状態が所定時間以内に遷移するか否かに基づき前記通路内に人間が存在するか否かを判定する判定手段と、外部から入場用又は出場用の設定変更の指示があった際、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在しないと判定されたとき、前記自動改集札装置の設定の変更を許容し、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在すると判定されたとき、前記自動改集札装置の設定の変更を禁止状態とする設定変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作員及び利用者にとって利便性の良い自動改集札装置及び自動改集札システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である改札システムの構成を示すものである。
改札システムは、中央監視装置として機能するホストコンピュータ10を備えている。このホストコンピュータ10は、駅に設置された複数の自動改集札装置100−1、100−2…(以下、総称して自動改集札装置100とする。)と通信回線20aを介して接続されており、これら自動改集札装置100を監視する。ホストコンピュータ10は、装置全体を制御するとともに下位に接続された各種機器を制御するもので、複数の自動改集札装置100を統括して制御するCPU11を有している。このCPU11には、メモリ部12、表示部13、指示手段14(指示装置)、通信制御部15などが接続されている。
メモリ部12は、ホストコンピュータ10自体、及び自動改集札装置100などの下位の機器を制御するための制御データなどの各種データを記憶している。表示部13は、ホストコンピュータ10自体の動作状態、下位の機器の動作状態などを表示する。指示手段14は、各自動改集札装置100の動作モードなど種々の情報を入力し指示するためのキーボードや、接触を検知したのに基づいて対応する情報を入出力するタッチパネルなどを有している。通信制御部15は、下位の機器との間で通信回線20aを介して種々の情報の送受信を行うものである。
図2は自動改集札装置100を示す外観斜視図である。
自動改集札装置100は一対の筺体から構成され、この一対の筺体を所定間隔を保って配置されることにより利用者が通行可能な改札通路61が形成される。入場処理や出場処理などの改札処理を行う自動改集札装置100で利用可能な媒体Pとしては、普通乗車券、定期券、特急券、回数券、入場券、プリペイドカードなどの磁気式及び無線式の媒体などが対象とされている(以下では磁気式、無線式を含めた形で媒体Pと表現する。特別に区別して説明をしたい場合は磁気式の媒体P、無線式の媒体Pと表現する。)。
これら媒体Pは、媒体固有の識別情報、例えば複数の数字の組み合わせからなる複数桁の識別番号、及び、改札処理に必要な改札情報、例えば、利用可能な区間情報、有効期限情報、入場記録情報、出場記録情報、利用者情報などを有している。このような識別情報及び改札情報は、磁気式の媒体Pでは、その券面の磁気記録層に所定形式で磁気記録されており、また、無線式の媒体Pでは、そのメモリ部に所定形式で記憶されている。
自動改集札装置100は、筐体1を備えている。筐体1は、投入口2、排出口3、報知手段として機能する表示部4、ゲート扉5、フレーム6、位置検出センサ21〜46、検出センサ51〜53、表示器8などを備えている。
投入口2は、筐体1における改札通路の上流側に設けられ、駅構内への入場時または駅構内からの出場時に投入された媒体Pを装置内部に受け取ることが可能となっている。投入口2の近傍には、媒体Pの投入を阻止するためのシャッタが設けられている。また、排出口3は、筐体1における改札通路の下流側に設けられ、投入口2から装置内部に受け取った媒体Pを必要に応じて排出する。
表示部4は、利用者の通行方向に対して排出口3の前方に位置して設けられ、利用者や操作員などに対して種々の案内情報、例えば改札処理の結果に対応した案内画面を所定の表示パターンで表示する。ゲート扉5は、筐体1の改札通路側の側面両端部に配置され、利用者の通行を制御するために開閉可能に構成されている。このゲート扉5は、利用者の通行を可能とする場合には改札通路を開放し、利用者の通行を阻止する場合には改札通路を閉鎖する。
フレーム6は、筐体1の上面部に設けられ、改札通路を規定するための仕切りとなる。複数の位置検出センサ21〜46,高さ検出センサ51〜53は、筐体1及びフレーム6の改札通路側における側面部に配置され、利用者の通行を検出するための出力信号を出力する。表示器8は、フレーム6に配置され、小児券、無効券、または異常券の投入や、機器の異常など装置の動作状態を報知する。
図3は、自動改集札装置100−1を示す側面図である。
この自動改集札装置100−1の側面部に設けられた位置検出センサ21〜46は利用者の位置追従用の透過型の光センサで、この光センサは図4に示すように利用者の通行方向に沿って所定間隔を存して直線状に配設される投光素子21a〜46aと、他方の自動改集札装置100−2の側面部に投光素子21a〜46aと対向する状態で配設される受光素子21b〜46bとによって構成されている。図4のL1は、投光素子21a〜46aから受光素子21b〜46bへ投射される光の光軸を示している。
図3において、位置検出センサ21〜46の各センサ間の間隔は、胴体の前後幅よりも小さな間隔、例えば8cmに設定されている。この結果、1人の利用者により隣接する少なくとも2個のセンサが同時に遮光されて検出信号を出力するようになっている。
図3の高さ検出センサ51〜53は、大人と小児とを判別するための大人/小児センサであって、両方の自動改集札装置100−1,100−2のそれぞれに位置検出センサ21〜46の列よりやや上方の位置(床面から略125cm上方の位置)に設けられている。高さ検出センサ51は、自動改集札装置100の入口付近に設けられ、高さ検出センサ52は、自動改集札装置100の筐体1の中央付近に設けられ、高さ検出センサ53は、自動改集札装置100の出口付近に設けられている。
これらの高さ検出センサ51〜53は、反射型の光センサから構成されており、斜め上方へ光を投射してその反射光を受光する。図4のL2は、高さ検出センサ51〜53の光軸を示している。
図5は、自動改集札装置100の駆動制御系を示すブロック図である。
71は自動改集札装置100の動作を制御するCPUである。72はメモリから構成される記憶部であって、媒体Pから読み取ったデータ等が一時的に格納される領域や正券カウンタの領域を備えたRAMと、CPU71の動作プログラム等が格納されたフラッシュメモリと、自動改集札装置100の稼働データ等を蓄積するEEPROMとを含んでいる。73は通行する利用者の位置を管理するための管理テーブルであって、記憶部72の例えばEEPROMに設けられている。
74はゲート扉5を駆動する扉駆動部であって、扉開閉用のモータや、モータの駆動回路などから構成される。
75は表示部であって、図2示した表示部4、表示器8及びそれらの駆動回路などから構成される。76は上位装置であるホストコンピュータ10との間で通信を行うホスト通信部、77は自動改集札装置100の各部に電源を供給する電源部である。また、51〜53は高さ検出センサであって、の高さ検出センサ51〜53の検出状態に基づき利用者の高さを検出するものである。
79はアンテナ54の動作を制御するアンテナ制御部であって、アンテナ54は媒体P(無線式の媒体P)との間で無線通信を行い、媒体Pに記録されている乗車情報等のデータを非接触で読取る。
判定手段85は位置検出センサ21〜46の検出状態に基づき通路内に人間が存在するか否かを判定するものである(判定の方法については後述する)。また、設定変更手段86は、自動改集札装置100の設定を改札設定又は集札設定に変更する手段である(以下ではこの改札設定または集札設定の変更、つまり改札設定から集札設定への変更、集札設定から改札設定への変更のことを通路切り換えと呼ぶ。)。
ここで改札設定とは、自動改集札装置100を入場用の改札装置として使用する場合の設定、集札設定とは、自動改集札装置100を出場用の集札装置として使用する場合の設定である。
設定変更手段86は、判定手段85によって、通路内に人間が存在すると判定されたとき自動改集札装置100の上述の設定変更(通路切り換え)を行えない禁止状態に設定し、通路内に人間が存在しないと判定された時も自動改集札装置の通路切り換えお許容するものである。
90は媒体Pを受け入れる投入口2のシャッタ91を開閉するシャッタ駆動部である。
図6は、管理テーブル73の記憶内容の一例を示すものである。
管理テーブル73には、人ハンドル番号73a、位置情報73b,73c、方向情報73d、投入券情報73e、大/小判別情報73f、通行情報73gなどが記録される。
人ハンドル番号73aは、自動改集札装置100へ進入した利用者1人毎に割当てられる識別番号である。位置情報73b,73cは、後述するステータスにより利用者の位置を表した情報であって、位置情報73bは今回のステータスに基づく位置情報、位置情報73cは前回のステータスに基づく位置情報である。
ここで、ステータスとは、複数個のセンサをグループ化し、各グループ毎にセンサ位置に対応して割り当てた位置情報のことである。
方向情報73dは、利用者が自動改集札装置100のいずれの方向から進入したかを表す情報であり、改札側から進入したか集札側から進入したかを表す情報である。投入券情報73eは、投入された媒体Pに関する情報であり、券種、大人券・小児券の区別、媒体Pの搬送方向などが含まれる。
大/小判別情報73fは、図3の高さ検出センサ51〜53の検出結果から得られる情報であって、利用者が大人であるか小児であるかを表す情報である。
通行情報73gは、利用者が正常客であるかそれ以外の異常客であるかに関する情報であって、利用者が媒体Pを提示しなかった場合は無札客、媒体Pが提示されたがそれが有効な媒体でなかった場合は無効客、進入が許されている側と反対の方向から進入した利用者の場合は逆進入客としてそれぞれのフラグがセットされ、いずれも異常客として取り扱われる。これらの場合以外は、すべて正常客として取り扱われる。また、通行情報73gに正券カウンタ状態、出口通過通知状態、認識開始ステータス番号、傘フラグ、分離フラグ、分離対テーブル番号、くっつきフラグ、くっつき対テーブルなどが含まれている。
以上のような管理テーブル73により、自動改集札装置100を通行する利用者の位置などが1人毎にリアルタイムに管理される。
次に、上述した自動改集札装置100における利用者検出の原理を説明する。
図7は、ステータスとその遷移を説明する図である。
ステータスとは、複数個のセンサをグループ化し、各グループ毎にセンサ位置に対応して割り当てた位置情報のことである。
例えば、図7(a)のようにセンサ21とセンサ22とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST1が割り当てられる。また、図7(b)のように隣接するセンサ22とセンサ23とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST2が割り当てられる。また、図7(c)のように隣接するセンサ23とセンサ24とが1グループを構成し、当該グループに対してステータスST3が割り当てられる。以後、順次同様にしてステータスST4〜ステータスST25(図7(f))が割り当てられる。
CPU71は、位置検出センサ21〜46からの検出信号を監視して、1つのグループにおける複数個のセンサ全部が検出信号を出力している状態のとき、すなわち1グループ内のセンサの遮光状態のAND条件が成立しているときに、そのグループのステータスに利用者が位置していると判定する。
なお、1人の利用者により遮光されるセンサの数は、胴体の幅により変化するが、以下では説明を簡単にするために、特別に個数について説明がない限りは1人の利用者により遮光されるセンサは隣接する2個のセンサのみと仮定する。
今、自動改集札装置100の入口側から利用者が進入してくる場合を考えると、最初に入口のセンサ21,22が同時に遮光状態となるから、この時点でCPU71は、利用者の現在位置が図7(a)のステータスST1であると判定する。利用者が通路61を進むと、次にセンサ23が遮光状態となるが、前述したようにセンサ23とセンサ22との間隔は利用者胴体の前後幅より小さいため、センサ22,23は遮光状態を維持しており、センサ22,23が同時に遮光状態となり、各センサから検出信号が出力される。したがって、CPU71は、利用者の現在位置が図7(b)のステータスST2であると判定する。
さらに、利用者が通路61を進むと、次にセンサ24が遮光状態となるが、センサ23とセンサ24との間隔は胴体の前後幅より小さいため、センサ23は遮光状態を維持しており、センサ23,24が同時に遮光状態となり、各センサから検出信号が出力される。したがって、CPU71は、利用者の現在位置が図7(c)のステータスST3であると判定する。以後、順次同様にして利用者が通路61を進むに従ってその現在位置がステータスST4〜ステータスST24(図7(e))であると判定される。
最後に、利用者が出口に至ると図7(f)のようにセンサ45,46が同時に遮光状態となり、ステータスはST25と判定される。その後、利用者が出口を抜けると、センサ46は透光状態となり、CPU71は自動改集札装置100から利用者が退出したと判定する。
以上の過程において、CPU71はステータスST1を判定した時点で、自動改集札装置100へ進入した利用者に対して人ハンドル番号を割当て、管理テーブル73(図6)に、割当てた人ハンドル番号73aを記録する。また、CPU71は、その人ハンドル番号の利用者の位置を前端ステータスと後端ステータスとで管理する。すなわち、入口から出口へ向う進行方向に利用者が通過する場合、センサが透光状態から遮光状態へ最初に変化する位置を前端ステータス、センサが遮光状態から透光状態へ最初に変化する位置を後端ステータスとする。例えば、図8において黒丸で示すセンサ26,27,28が利用者で遮光されている場合、前端ステータスはST7、後端ステータスはST6となる。
なお、図8では2つのステータスにより利用者の前端と後端を管理する例を示したが、胴体幅が小さい場合は、前述の例のように1つのステータスで前端と後端とを管理できる場合もある。また、胴体幅が大きい場合は、3つ以上のステータスのうち、先頭と最後のステータスにより前端と後端を管理することになる。
以上のような前端ステータスと後端ステータスは、管理テーブル73に位置情報73b,73cとして記録される。この場合、位置情報73bには最新のステータスが記録され、位置情報73cには1つ前のステータスが記録される。
媒体Pを投入しないと判別された利用者(或いは無線式の媒体Pをアンテナ54に翳していないと判別された利用者)が無札予備判定ポイントP1に到達すると、CPU71によって、投入口2のシャッタ91が閉じられるとともに、アンテナ54の受信が停止される。これにより、後続の利用者の媒体P、及び無線式の媒体Pの受付が禁止されるようになっている。
媒体Pを投入しないと判別された利用者(或いは無線式の媒体Pをアンテナ54に翳していないと判別された利用者)が無札判定ポイントP2に到達すると、無札者であると判定される。この場合には、表示部75で音声により、また、文字表示により無札であることが報知される。
無札と判定された利用者が通路61内を所定距離引き返して無札クリアポイントP3に到達すると、無札判定がクリアされ、無札者であることの報知が停止されるようになっている。
図9は、本発明の一実施の形態である自動改集札装置の通路切り換え時のフローチャートである。
以下、このフローチャートに沿って、自動改集札装置100の通路切り換えについて説明する。
まず、通路切り換えを行う際、操作員はホストコンピュータ10に接続された指示手段14であるキーボードに入力し指示することにより通路切り換えを行う指示を自動改集札装置100に行う。
すると、表示部75で音声等により、自動改集札装置100付近において通路内に立ち入らないよう通知がされる(S1)。次に、位置検出センサ21〜46が遮光状態となるか否かに基づき通路内が検出される(S2)。
この検出の結果、位置検出センサ21〜46の何れかが遮光状態となったとき(S2のYes)、判定手段85によって人間か否かが判定される(S3、S4)。
この際、判定は以下のように行う。位置検出センサ21〜46の各センサ間の間隔は、上述のように胴体の前後幅よりも小さな間隔である8cmに設定されているため、検出されるのが人間である場合は位置検出センサ21〜46のうち少なくとも、隣接する2個は遮光状態となる。
さらに、人間である場合は通常歩行動作等の移動動作を伴うものであるため先に述べた2個以上が遮光状態となっている塊(ステータス)が所定時間以内に遷移(変化)する。このことから、まず、隣接する2個以上のセンサが遮光状態になっているかが判断される(S3)。この判断の結果、隣接する2個以上が遮光状態になっていない(S3のNo)ときは通路に人間が存在しないと判断して通路切り換えを許容する(S5)。
一方、S3の判断の結果、隣接する2個以上が遮光状態となっているとき(S3のYes)は、その検出状態のセンサが所定時間以内(例えば5秒)に遷移するか否かが判断される(S4)。この判断の結果、所定時間以内に検出状態のセンサが遷移しないとき(S4のNo)は、遮光状態のセンサが人間以外のものを検出しているか、又はセンサが故障状態であると判断して通路切り換えを許容する(S5)。
また、S4において所定時間以内に検出状態のセンサが遷移しているとき(S4のYes)は通路内に人間が存在しているとして通路切り換えを禁止状態とする(S7)。そしてS7において通路切り換えを禁止状態とした後、S2に戻って何れかのセンサが検出状態かが判断される。
S7において通路切り換えを禁止状態とした後は、通路内に人間が存在しないと判定されるまでS2、S3、S4,S7が繰り返される。通路内に人間が存在する状態から人間が存在しない状態になるとS2、S3又はS4の何れかのステップでNoとなるためS5に進み通路切り換えが許容され、設定変更手段86によって自動改集札装置100の設定を集札設定又は改札設定に変更(通路切り換え)をする(S5)。
更に、S5において自動改集札装置100の設定変更(通路切り換え)をするとともにホストコンピュータ10の有するCPU11に接続された表示部13によって操作員に対して、また自動改集札装置100の表示部75によって利用者に対して設定変更(通路切り換え)をした旨の通知をする(S6)。
ここで、通知内容は自動改集札装置100の設定を改札設定から集札設定に変更した場合、自動改集札装置100は集札設定となっており集札装置として機能している旨の通知をし、集札設定から改札設定に変更した場合は、自動改集札装置100は改札設定となっており改札装置として機能している旨の通知をする。
なお、上記実施例ではホストコンピュータの指示手段14によって操作員が通路切り換えの指示をする例を示したが、ホストコンピュータ10に設けられたタイマーによって通路切り換えの指示を行うようにしても良い。例えば、入場者が多い時間帯は改札設定にし、出場者が多い時間帯は集札設定にそれぞれ指示入力されるようにすれば良い。
以上のように、自動改集札装置100の筐体1に設置されている位置検出センサ21〜46のうち隣接する2個以上の位置検出センサが検出状態となり、さらにその隣接する2個以上の位置検出センサの検出状態が所定時間以内に遷移するか否かに基づいて通路内に人間が存在するか否かを判定することで単なるノイズやセンサの故障の場合等に自動改集札装置の設定の変更(通路切り換え)が行えないという不便性を解消することが出来る。
なお、この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上述の実施の形態は駅に設置されている自動改集札装置として表現されているが、本発明はゲート扉により通行の許可と禁止を行え、かつ入場用、出場用の両方の用途に使用できる自動改集札装置一般に適用できるものである。
本発明の一実施の形態に係る自動改集札システムの構成を概略的に示す図。 図1の改集札システムの自動改集札装置を示す外観斜視図。 図2の自動改集札装置の側面図。 図1の改集札システムの自動改集札装置を示す正面図。 図2の自動改集札装置の駆動制御系を示すブロック図。 管理テーブルと記憶内容の一例を示す図。 ステータスとその遷移を示す図。 前端ステータスと後端ステータスを説明する図。 本発明の一実施の形態である自動改集札装置の通路切り換えのフローチャート。
符号の説明
1 筺体
2 投入口
3 排出口
4 表示部
5 ゲート扉
6 フレーム
10 ホストコンピュータ
11 CPU
12 メモリ部
13 表示部
14 指示手段
15 通信制御部
20a 通信回線
21〜46 位置検出センサ
51〜53 高さ検出センサ
54 アンテナ
61 通路
71 CPU
72 記憶部
73 管理テーブル
73a 人ハンドル番号
73b 位置情報
73c 位置情報
73d 方向情報
73e 投入券情報
73f 大/小判別情報
73g 通行情報
74 扉駆動部
75 表示部
76 ホスト通信部
77 電源部
79 アンテナ制御部
85 判定手段
86 設定変更手段
100 自動改集札装置

Claims (3)

  1. 一対の筐体を所定間隔を保って配置することによって通路を形成し、外部からの指示に基づき入場用の設定又は出場用の設定に設定変更する自動改集札装置において、
    前記筺体の利用者の通行方向に隣接する少なくとも2個のセンサが1人の人間を同時に検知するように列状に配設された複数個の位置検出センサと、
    前記複数個の位置検出センサのうち、隣接する2個以上の位置検出センサが検出状態にあり、かつその検出状態が所定時間以内に遷移するか否かに基づき前記通路内に人間が存在するか否かを判定する判定手段と、
    外部から入場用又は出場用の設定変更の指示があった際、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在しないと判定されたとき、前記自動改集札装置の設定の変更を許容し、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在すると判定されたとき、前記自動改集札装置の設定の変更を禁止状態とする設定変更手段と、
    を有することを特徴とする自動改集札装置。
  2. 前記設定変更手段は、前記自動改集札装置の設定変更が禁止状態とされている際、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在しないと判定されたとき、前記自動改集札装置の設定変更の禁止状態を解除し設定の変更を許容することを特徴とする請求項1記載の自動改集札装置。
  3. 自動改集札装置から遠隔した場所に設置され、前記自動改集札装置の設定を入場用の設定又は出場用の設定へ設定変更を指示する指示装置と、
    前記指示装置と通信回線を介して接続され、一対の筐体を所定間隔を保って配置することによって通路を形成するとともに、前記指示装置からの設定変更の指示に基づいて、入場用の設定又は出場用の設定に設定変更する自動改集札装置とを有し、
    前記自動改集札装置は、
    前記筺体の利用者の通行方向に隣接する少なくとも2個のセンサが1人の人間を同時に検知するように列状に配設された複数個の位置検出センサと、
    前記複数個の位置検出センサのうち、隣接する2個以上の位置検出センサが検出状態にあり、かつその検出状態が所定時間以内に遷移するか否かに基づき前記通路内に人間が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記指示装置から入場用又は出場用の設定変更の指示があった際、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在しないと判定されたとき、前記自動改集札装置の設定変更を許容し、前記判定手段によって前記通路内に人間が存在すると判定されたとき、前記自動改集札装置の設定変更を禁止状態とする設定変更手段と、
    を有することを特徴とする自動改集札システム。
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