JP5360423B2 - Plcのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法、並列入力支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

Plcのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法、並列入力支援装置及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、PLCのプログラム開発支援装置等への適用に好適なラダー回路図式プログラミング装置における回路要素(例えば、a接点、b接点、コイル等々)の並列入力支援方法に関する。
プログラマブル・コントローラ(以下、PLCと言う)のプログラム開発支援装置において、作成済みのラダー回路図中に新たに回路要素を並列接続態様で挿入するに際しては、先ず、ラダー回路図中のその回路要素が挿入されるべき位置を含む回路行に空白行を挿入し、次に、その空白行内において、並列接続関係となるべき相手方回路要素の真下へとカーソルを移動させ、しかるのち、目的とする回路要素に対応する入力操作を行うと言った一連の操作手順が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
このような従来装置(例えば、PLCのプログラム開発支援装置)における回路要素の並列入力の際の操作手順の一例を示す画面説明図が図7に示されている。なお、図1を参照して後述するが、この種の装置は、画像表示装置、キーボード、マウス、ハードディスクドライブ等の外部記憶装置、及びCPUを有するパソコンに、専用のソフトウェアをインストールすることで構成されるのが一般的である。
今仮に、同図(a)に示されるように、所定のディスプレイの画面上にラダー回路図が3行表示され、矩形状のカーソルCが一番上の回路行のa接点0.00の位置にある状態において、上記のa接点0.00と並列となるように、その次の(真下の)回路行に、同様なa接点0.01を挿入する場合を想定する。
なお、図において、0.00、0.01は、オペランドとなるアドレスであって、0チャネルの第00ビット、0チャネルの第01ビットを示すものである。
この場合、先ず、同図(b)に示されるように、図示しないキーボード上における所定のキー操作(例えば、「Endキー」を押したのち、「右矢印キー」を押下)により、カーソルCをその回路行の末尾(又はコイルよりも右側位置)に移動させる。
次に、同図(c)に示されるように、所定のキー操作(「Enterキー」押し)により、次の回路行に空白行LBを挿入する。このとき、カーソルCは、その空白行LBの左端位置へと自動的に移動する。
次に、同図(d)に示されるように、OR命令を入力することにより、カーソルCの位置(目的とするa接点0.00の真下)にa接点0.01を並列接続態様で入力することができる。
なお、図8に示されるように、1の回路が複数の回路行で構成されているマルチ並列回路に対してさらに1の回路要素(a接点0.0n+1)を並列接続するような場合には、例えば、第1回路行に位置するカーソルCを第n回路行に位置するカーソルC´まで移動させると言ったカーソルキーの繰り返し操作ののち、同様にその回路の最下行(図では、a接点0.0nを含む第n回路行)の右端にカーソルを移動したのち、所定のキー操作(「Enterキー」押し)により、同図(b)に示されるように、次の回路行(第n+1回路行)に空白行LBを挿入する。しかるのち、先の場合と同様に、OR命令を入力することにより、カーソル位置(目的とするa接点0.0nの真下)にa接点0.0n+1を並列接続態様で入力することができる。
特開2006−092062号公報
しかしながら、このような従来の回路要素の並列入力の際の操作手順にあっては、図7(a)又は図8(a)に示されるように、一連の回路行が密に詰まった表示状態から、図7(c)又は図8(b)に示されるように、1の回路の最も下の回路行の下に空白行LBが挿入された表示状態への移行に必要な操作手順が直感的に理解し難いことから、不慣れなオペレータにあっては、図7(a)又は図8()の表示状態からカーソルCだけを下の行へと下方移動させてa接点を無理矢理挿入しようとしたり(この場合、入力されたa接点は並列接続とはならない)、図7(a)又は図8()の表示状態から所定のキー操作(「Enterキー」押し)により空白行だけを無理矢理挿入しようしたり(この場合も、入力されたa接点は並列接続とはならない)と言った誤操作により、回路要素を適切に1の回路の最も下の回路行の次の回路行に挿入することができないことがあると言った問題点が指摘されている。
加えて、従来の回路要素の並列入力の際の操作手順にあっては、回路要素(例えば、a接点又はb接点等)の入力操作のたびに、カーソルはその行の右方向へとシフトされるだけであるから、次々と連続して回路要素の入力を繰り返すためには、その都度、空白行LBの入力操作を繰り返さねばならず、能率良く回路要素の入力を行うことができないと言う問題点もあった。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、一連の回路行が密に詰まった表示状態であっても、それら既存の回路と回路との隙間に、所望の回路要素を、操作に不慣れなオペレータであっても、容易に並列接続態様で挿入することができるようにしたPLCのラダー図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的な課題は、以下の構成よりなるPLCのラダー図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法により解決することできる。
この方法は、画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための方法である。
そして、この方法は、ラダー回路図を構成する1の回路への他の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行(すなわち、1の回路の最も下の回路行の次の回路行)が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入するステップを有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちで、並列関係となるべき回路要素が含まれた回路(特定回路)へとカーソルを移動させれば、その回路の下側隣接回路行には自動的に空白行が挿入されるから、任意の回路要素(例えば、a接点、b接点、コイル等々)を上記特定回路に含まれる特定回路要素と関連づけて入力しようとするオペレータであれば、所望の回路要素を、操作に不慣れなオペレータであっても、容易に並列接続態様で挿入することができ、カーソル操作時間が増大すると言った不都合が生ずることがないと言う利点もある。
上記の方法の好ましい実施形態としては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、その下側隣接回路行に空白行を自動挿入するステップをさらに有するものであってもよい。
このような構成によれば、回路要素が並列接続態様で入力される毎に、その下側隣接回路行には空白行が自動挿入されるから、任意並列数の並列回路を同様な操作手順を繰り返すことにより、簡単に入力することができる。
上記の方法の好ましい実施形態としては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除するステップをさらに有するものであってもよい。
このような構成によれば、上から下へとカーソルを移動させつつ、各回路を通過する毎に、その通過回路の下側隣接回路行に空白行が自動挿入されままに残されて、プログラム全体を無駄に長大化させる不都合が生じない利点がある。
上述の技術的な課題は、別の一面から見た場合には、以下の構成よりなるPLCのラダー図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援装置により解決することもできる。
この装置は、画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための装置である。
そして、この装置は、ラダー回路図を構成する1の回路への他の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入する手段を有することを特徴とする。
上述の装置の好ましい実施形態にとしては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、空白行を自動挿入する手段をさらに有するものであってもよい。
上述の装置の好ましい実施形態としては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除する手段をさらに有するものであってもよい。
上述の各装置の構成によれば、上述の方法の場合と同様な作用効果が期待されるものである。
上述の技術的な課題は、別の一面から見た場合には、以下の構成よりなるPLCのラダー図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援装置を実現するためのコンピュータプログラムにより解決することもできる。
このプログラムは、命令語やオペランドの入力が可能な入力手段と、文字や画像を表示可能なディスプレイと、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部と、各種のプログラムを実行するための演算部とを少なくとも有するコンピュータを、画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための装置として機能させるためのコンピュータプログラムである。
そして、このコンピュータプログラムは、ラダー回路図を構成する1の回路へ他の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入するステップを有することを特徴とする。
上述のコンピュータプログラムの好ましい実施形態としては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、その下側隣接回路行に空白行を自動挿入するステップをさらに有するものであってもよい。
上述のコンピュータプログラムの好ましい実施形態にあっては、前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除するステップをさらに有するものであってもよい。
上述の各コンピュータプログラムの構成によれば、上述の方法の場合と同様な作用効果が期待されるものである。
本発明によれば、画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちで、並列関係となるべき回路要素が含まれた回路(特定回路)へと別の回路からカーソルを移動させれば、その特定回路の下側隣接回路行には自動的に空白行が挿入されるから、任意の回路要素(例えば、a接点、b接点、コイル等々)を上記特定回路に含まれる特定回路要素と関連づけて入力しようとするオペレータであれば、一連の回路行が密に詰まった表示状態であっても、それら既存の回路と回路の隙間に、所望の回路要素を、操作に不慣れなオペレータであっても、容易に並列接続態様で挿入することができる。
本発明に係る装置のハードウェア構成図である。 本発明に係る装置のソフトウェア構成図(その1)である。 本発明に係る装置のソフトウェア構成図(その2)である。 本発明装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その1)である。 本発明装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その2)である。 本発明装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その3)である。 従来装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その1)である。 従来装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その2)である。
以下に、本発明に係るPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法、装置、及びコンピュータプログラムの好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る方法、装置、及びプログラムは、例えばパソコンに専用ソフトをインストールしてなるプログラム開発支援装置に組み込むことができる。このようなプログラム開発支援装置として機能するパソコンの一般的なハードウェア構成図が図1に示されている。
同図に示されるように、このパソコン(PC)10は、命令語やオペランドやエンター指令の入力が可能な入力手段として機能するキーボード11と、マウス等のポインティングデバイス12と、文字や画像を表示可能なディスプレイ13と、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部(メモリ)14と、各種のプログラムを実行するための演算部(CPU)15と、図示しないが、ハードディスクドライブやCDドライブ等の外部記憶装置を有する。
なお、16は、図示しないPLC等との通信(ラダープログラムのダウンロード、アップロード、モニタ等)を行うための通信インタフェースである。
本発明に係る装置のソフトウェア構成図(その1)が図2に示されている。同図に示されるフローチャートは、本発明に係る装置をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムを概略的に示すものである。同時に、このコンピュータプログラムは、図1に示されるパソコン(PC)10を、プログラム開発支援装置として機能させるためのコンピュータプログラム全体の一部を構成するものでもある。
プログラム開発支援装置を用いて、ラダー回路図式プログラミングを行う場合、オペレータは、ディスプレイの画面上にラダー回路図が表示された状態において、キーボードやマウスを使用して、所定操作により、命令語やオペランドを入力する操作を繰り返す。
このようなプログラミング操作中に、ラダー回路図が表示された画面上において(図4(a)参照)、上から下へのカーソル移動操作(例えば、下向き矢印キーの押し)が行われると(ステップ101)、これに対応して、1の回路へと、上からの接近によるカーソル移動が行われる(ステップ102)。ここで、「回路」とは、1の回路行又は並列接続される複数の回路行で構成される。
すると、そのカーソルが位置する回路に関して、その回路の下側隣接回路行(つまり、最下行の次の行)に空白行が存在するか否かの判定が行われる(ステップ103)。ここで、下側隣接回路行に空白行が存在すると判定された場合には(ステップ103YES)、何の処理も行われないのに対して、下側隣接回路行に空白行が存在しないと判定された場合には(ステップ103NO)、その下側隣接回路行には空白行が自動的に挿入される(ステップ104)(図4(b)参照)。
こうして下側隣接回路行に空白行が挿入されたならば、従来と同様にして、オペレータは、並列接続回路要素に対応する公知の命令入力操作を行うことによって(ステップ105)、所望の回路行に存在する回路要素に対して任意の回路要素を並列関係をもって入力することができる(図4(c)参照)。
また、このようにして空白行に並列接続回路要素を入力すると、再び、その並列接続回路要素が入力された(挿入された)回路行のさらに下側隣接回路行に、空白行が存在するか否かの判定が行われる(ステップ103)。そして、下側隣接回路行に空白行が存在しない場合には(ステップ103NO)、その下側隣接回路行にはさらに空白行が挿入される(ステップ104)(図5(d)参照)。
そのため、多数の回路要素を互いに並列に接続する場合であっても、単に、上から下へ回路へのカーソル移動操作と、その下側隣接回路行に設けられた空白行への回路要素入力処理を繰り返すだけで、任意数の並列回路を容易にプログラミングすることができる。
一方、そのようにして空白行が挿入された後(ステップ104)、その空白行に並列接続回路素子を挿入することなく、別の回路へのカーソル移動操作が行われたときには(ステップ106)、挿入されたものの並列接続回路要素は入力されなかった空白行については自動的に削除される(ステップ107)(図5(e),(f)参照)。
そのため、ラダー回上において上から下へとカーソルを移動させつつ各回路の上を単に通過させるような場合、次々と挿入される空白行は、順次消滅するから、通常の上から下へのカーソル移動に際しては、空白行の挿入によってプログラム容量が無用に増大することはない。同様に、ラダー回上において、下から上へとカーソルを移動させた場合にも、この場合には空白行は一切挿入されないから、同様なプログラム容量の増大を回避することができる。
なお、ステップ105における並列接続回路要素の命令入力操作については、従来と同様であるから、詳細には説明しない。
次に、本発明装置におけるオペレータによる回路要素の挿入手順を示す画面説明図が図4及び図5に示されている。
いま仮に、図4(a)に示されるように、第1行L1、第2行L2、第3行L3からなる3行の回路行を有するラダー回路(換言すれば、それぞれ1つの回路行を有する3個の回路を有するラダー回路)が存在し、それら3行の回路行は、当初、従来例(図7(a)参照)に示されるように、互いに密に隣接しているものと想定する。
このようなラダー回路において、いま仮に、第1行L1に存在するa接点0.00の真下に、これと並列にa接点0.01を挿入したい場合を想定する。
このような場合、本発明の装置にあっては、カーソルCをa接点0.00を含む第1行L1に対して上から下へと移動させつつ、カーソルCをa接点0.00上へ置く。図4(b)では、a接点0.00の上にカーソルCが置かれている。
すると、カーソルの移動操作に伴って、第1行L1と第2行L2との間には空白行LBが挿入され、第2行L2及び第3行L3はそれぞれ下方へと1行分シフトされる。
この状態において、オペレータは、図4(c)に示されるように、カーソルCを第1行L1のa接点0.00の真下の空白へと移動させ、しかる後、従前と同様にして、a接点0.01の並列入力に相当する命令入力操作を行う。
すると、図5(d)に示されるように、第1行L1のa接点0.00の真下には、別のa接点0.01が互いに並列関係をもって挿入される。また、この状態において、新規挿入行Lxの下側隣接回路行には、新たに空白行LBが挿入される。そのため、2並列、3並列、4並列・・・のごとく、並列回路数を増加する場合にも、図4(c)及び図5(d)の操作を繰り返すだけで、必要な回路数だけ並列回路を増大させることができる。
一方、図4(c)の状態において、カーソルCを回路要素の入力を行うことなく下方へ移動させれば、図5(e)に示されるようにa接点0.00の下側隣接回路行に挿入されていた空白行LBは自動的に削除される。図5(e)の状態において、さらにカーソルCを下方へ移動させると、図5(f)に示される状態となり、3つの回路行が密に隣接した当初の状態へと復帰する。そのため、上述のカーソル接近動作に応じて生じた空白行LBが次々と残されて、回路容量を増大させるような不都合が生ずることはない。
なお、カーソルの上から下への移動に必要な操作としては、キーボードに通常設けられた「下向き矢印キー」の繰り返し押し操作を採用すればよいであろう。
次に、本発明装置における回路要素の挿入手順を示す画面説明図(その3)が図6に示されている。この例にあっては、第1の回路はn行の回路行を有する。例えば、第1回路行にはa接点0.00が、第2回路行にはa接点0.01が、・・・・第n回路行にはa接点0.0nがそれぞれ含まれている。
そして、この場合にあっては、同図(a)に示されるように、第1の回路に対して上からカーソルCが到来すると、同図(b)に示されるように、その回路の下側隣接回路行である第n+1回路行には、空白行LBが自動的に挿入されるから、この空白行にカーソルCを併せて、同様な回路要素入力操作を行えば、特に、空白挿入のための操作を行わずとも、簡単に回路要素を入力するこができる。
次に、本発明に係る装置のソフトウェア構成図(その2)が図3に示されている。この例にあっては、画面上に於ける下から上へのカーソル操作によっても、空白行の自動挿入が行われる。
すなわち、からへのカーソル移動操作が行われると(ステップ201)、カーソルは上側隣接回路行へと移動され(ステップ202)、しかるのち、そのカーソルが存在する回路の下側隣接回路行には空白行LBが挿入される(ステップ203)。以下、図2で説明したのと同様な処理が行われる。
この例では、空白行の挿入は同様に行われるものの、カーソル位置は空白行の上側の行に移動する。つまり、下から上にカーソルを移動させた場合、カーソル位置を上側回路の一番下側の行に移動させたのち、空白行の挿入を行う。その結果、下側から上側にカーソルを移動させる場合、挿入された空白行にはカーソルは移動しないため、スクロール効率が従来より低下することがない。これは、下側から上側のスクロールは対象回路を見つけることが主目的であるのに対して、上側から下側へのスクロールは回路を見つけることに加えて、回路を編集する目的でもあり、この場合はOR命令を挿入する必要があるため、空白行にカーソルを移動させる必要があるからである。
本発明は、PLCのプログラム開発支援装置において、ラダー図式プログラミングを行う場合に、回路要素をラダー図中に並列態様で挿入するための入力操作の簡便化に利用することができる。
10 パーソナル・コンピュータ(PC)
11 キーボード
12 ポインティングデバイス
13 ディスプレイ
14 メモリ
15 CPU
16 COMポートシリアル通信部
L1 第1行(第1の回路行)
L2 第2行(第2の回路行)
L3 第3行(第3の回路行)
LB 空白行
C カーソル

Claims (9)

  1. 画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための方法であって、
    前記ラダー回路図を構成する1の回路への他の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入するステップを有する、ことを特徴とするPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法。
  2. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、その下側隣接回路行に空白行を自動挿入するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法。
  3. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援方法。
  4. 画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための装置であって、
    前記ラダー回路図を構成する1の回路へ別の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入する手段を有する、ことを特徴とするPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援装置。
  5. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、空白行を自動挿入する手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項4に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援装置。
  6. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除する手段をさらに有する、ことを特徴とする請求項4または5に記載のPLCのラダー回路図式プログラミング装置における回路要素の並列入力支援装置。
  7. 命令語やオペランドの入力が可能な入力手段と、文字や画像を表示可能なディスプレイと、演算の際に使用されるワーク領域が定義された記憶部と、各種のプログラムを実行するための演算部とを少なくとも有するコンピュータを、
    画面上に表示されたラダー回路図を構成する1若しくは2以上の回路のうちの1の回路の下側隣接回路行が空白行のときに、前記1の回路に含まれる回路要素の中で並列接続の相手方となるべき基準回路要素の真下の空白行にカーソルを位置させた状態で、所望の回路要素に対応する入力操作を行うことで、前記所望の回路要素を前記基準回路要素と並列接続態様で入力できるようにしたPLCのラダー回路図式プログラミング装置において、前記回路要素の並列入力を支援するための装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記ラダー回路図を構成する1の回路へ別の回路からのカーソル移動があったと判定されたときに、その1の回路の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、前記下側隣接回路行に空白行を自動的に挿入するステップを有する、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されたときには、さらにその回路要素が入力された回路行の下側隣接回路行が空白行でないことを条件として、その下側隣接回路行に空白行を自動挿入するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記空白行の自動挿入が行われたのち、当該空白行に回路要素が入力されることなく、カーソルをさらに別の回路行へと移動させる操作が行われたときには、前記自動挿入された空白行を自動的に削除するステップをさらに有する、ことを特徴とする請求項7または8に記載のコンピュータプログラム。
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