JP5359665B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者の運転操作に関するクセを改善するためのアドバイスを与える機能を備えた運転支援装置に関する。
従来、運転者の運転操作の傾向を表す運転特性(クセ)を診断し、そのクセを改善するためのアドバイスを与える運転支援装置が提案されている。このような運転支援装置では、アドバイスの内容が的確且つ明瞭であることはもちろんのこと、アドバイスを行うタイミングも重要である。特に、安全運転及び省燃費運転を目的とした運転支援装置の場合には、運転者に煩わしさを与えないこと、及び、運転者が自身のクセを認識することができ、且つそのクセを改善することができるようなタイミングでアドバイスを与えることが必要とされている。
そのため、例えば特許文献1には、例えば一定時間毎や一定距離毎の走行データを記憶し、その期間における自車両の走行データ(車両情報)を、推奨される運転の仕方に基づいて予め定められている基準値と比較することにより、運転者のクセを総合的に評価してアドバイスを与える運転支援装置が開示されている。また、特許文献2には、所定期間毎または所定条件が成立する毎に自車両から走行データをセンター側に送信し、センター側に設けられている診断プログラムで運転者のクセの診断を実施及びアドバイスの生成を行い、その結果を受信して運転者にアドバイスを与える運転支援装置が開示されている。
特開2000−247162号公報 特開2002−319087号公報
しかしながら、特許文献1のように、予め設定された基準値に基づいて運転者のクセを評価し、基準値から外れた場合にその都度アドバイスを与える構成では、適切なアドバイスを与えることができないおそれがある。これは、実際の運転では運転者自身に起因しない外部要因に依存する割合も大きく、常に理想的な運転を継続することは困難な場合があるからである。例えば、歩行者や他車の動向など、運転者自身に起因しない外的要因により基準値を外れた運転動作(例えば、急ブレーキなど)が行われた場合に、その原因を把握しないまま基準値を外れた運転動作が行われたという結果だけを運転者に通知すると、運転者はアドバイスに対して煩わしさを感じてしまい、アドバイスに対する信頼性が低下してクセの改善には結びつかないおそれがある。
また、特許文献1又は2のように、一定期間の走行データに基づいて運転特性を判断する構成では、基準値に満たない運転操作を行ったタイミングと、実際にアドバイスが与えられるタイミングとが必ずしも一致せず、運転者は何が悪かったのかを具体的に認識することができないという問題がある。
本発明は上記事項を考慮してなされたもので、その目的は、運転者が自身のクセを認識させることが可能なタイミングでアドバイスを実施でき、さらには運転者のクセの改善を図り推奨される運転の仕方を習得することができる運転支援装置を提供することにある。
請求項1の運転支援装置では、自車両の状態を表す車両情報を取得し、この車両情報を評価することにより運転操作の適否を示す評価値を求め、実運転時における運転者の運転操作の傾向を表す運転特性(クセ)を診断し、評価値を向上させるためのアドバイス、即ち、クセを改善するためのアドバイスを生成して運転者に対して報知する。このとき、運転支援装置は、評価値を記憶手段に累積的に記憶するとともに評価値の頻度分布を算出し、そのピーク値を含む所定の領域である要アドバイス領域を設定し、今回の診断結果がこの要アドバイス領域内にある場合には、運転者に対してアドバイスを報知する。
この構成によれば、運転者が行った運転操作に対して、その運転操作が要アドバイス領域にある場合、即ち、運転者が同様の運転操作を複数回行った場合にアドバイスが報知されるので、運転者は、アドバイスが報知されることにより、自身の運転操作の傾向、即ち自身の運転操作に関するクセを認識することができる。また、報知されるアドバイスに従うことにより、運転者は、クセの改善が図られ、より推奨される(評価値の高い)運転操作を行うことができる。
請求項2の運転支援装置では、診断項目に対して同一のアドバイスが所定の回数生成されたことを条件としてアドバイスを都度アドバイスとして報知するので、毎回アドバイスが報知される場合に比べて、運転者がアドバイスを煩わしく思うおそれを低減することができる。
請求項3の運転支援装置によれば、都度アドバイスを報知する都度アドバイスモードを実行する条件が成立していない状態、即ち、同一のアドバイスが所定回数生成される前の状態では、定期アドバイスモードを実行して生成されたアドバイスを定期的に報知するので、運転者は自身の改善すべき運転操作を認識することができる。尚、定期的に報知するという表現は、例えば一定時間毎、一定距離の走行毎など、所定のタイミング毎に報知することを意味している。
請求項4の運転支援装置によれば、複数の診断項目について診断を行い、そのうち最も
改善すべき診断項目についてのみアドバイスを報知するので、最も安全運転・省燃費運転に効果のあるクセの改善を図ることができる。また、特定のクセが改善された場合には、別のクセを改善するためのアドバイスが報知されるようになるので、運転者のクセを全般的に改善させていくことができる。
請求項5の運転支援装置では、車両位置特定手段で特定された自車両の位置に基づいて走行状況を示す運転シーンを判定し、この運転シーン毎に運転特性を診断するので、例えば、交差点を左折するときに悪いクセがあるなど、運転シーンに応じたアドバイスを実施することができ、より適切にクセを改善することができる。
請求項6記載の運転支援装置では、運転シーン判定手段で判定された運転シーン毎に、クセを診断するための診断項目を変更するので、より精度の高いクセの診断を行うことができる。
本発明の一実施形態による運転特性の分布を示す図 運転支援装置の電気的構成を示すブロック図 運転支援装置の処理の流れを示すフローチャート 左折シーンを模式的に示す図 複数の診断項目の運転特性の分布を示す図
以下、本発明の一実施形態による運転支援装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態における運転支援装置は、自動車などの車両に搭載され、安全運転あるいは省燃費運転さらにはマナー運転などの観点から、推奨される運転操作の態様に基づいて運転者の運転操作を向上させるためのアドバイスを提供するものである。また、運転支援装置は、カーナビゲーション装置の機能を利用することから、カーナビゲーション装置の一部として構成されることがある。尚、安全運転ための運転操作(例えば急加速や急減速などを伴わない運転操作)は燃料消費を抑えることができ、省燃費運転と密接に関連しているため、運転支援装置は安全運転省燃費運転支援装置とも呼ばれる。
図2は、運転支援装置1の電気的な構成を示すブロック図である。運転支援装置1は、制御部2を主体として構成されている。制御部2は、CPU、ROM及びRAMや各種インターフェース回路を備えた構成である。制御部2には、記憶部3及び車両情報取得部4が接続されている。制御部2は、予め記憶されたプログラムにより後述する制御機能を実現するように構成されており、ソフトウェアにより実現される機能ブロックとして、位置特定部5、運転シーン判定部8、運転特性診断部6、アドバイス生成部7、及びアドバイス報知部9を備えている。尚、制御部2は、専用で設ける構成としてもよいし、車両に搭載されているカーナビゲーション装置(図示せず)などと兼用する構成としてもよい。
記憶部3は、例えばCDやDVDの読み取り装置、HDD(Hard Disk Drive)やメモリカードなどの大容量記憶媒体により構成されている。記憶部3は、例えばCDやDVD等の読み出し専用の記憶メディアに、地図データ、交差点情報、高速道路と一般道路との区別などを示す道路種別情報、道路の勾配情報、道路をはじめとする種々の地上構造物などの自車の走行している位置を示す位置情報、道路の幅員を示す幅員情報、道路区間を示すリンク情報などの、周知のカーナビゲーション装置に用いられている各種の情報を記憶している。また、記憶部3は、後述する車両情報取得部4で取得された車両情報や位置特定部5で特定された位置情報などの各種の情報を、例えばHDDやメモリカードなどの読み書き可能な記憶媒体に累積的に記憶することが可能に構成されている。
車両情報取得部4は、自車両の状態を表す各種の情報を取得するための各種センサ及び車載機器を有している。これらのセンサには、例えば、車速を検出する車速センサ、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ、車両の加速度を示す加速度センサ(Gセンサ)、旋回速度を検出するジャイロセンサ、エンジン回転数を検出する回転数センサ、アクセルの踏み込み量を検出するアクセル開度センサ、ステアリング操舵角を検出するステアリングセンサなどが含まれている。車載機器には、ブレーキの操作(on/off)を示すブレーキ信号を提供するブレーキ制御装置、ウインカーの操作を示すウインカー信号を提供するウインカースイッチ、シフトポジションを示すシフトポジション信号発生装置、ターンシグナル状態を示すターンシグナル信号発生装置などが含まれている。これらのセンサ及び車載装置がCAN(Controller Area Network)に繋がっている場合には、センサの出力や各種信号は、CANを通じて同様に取得することができる。
また、車両情報取得部4は、各種センサ及び車両機器で取得された車両の状態に関する車両情報を制御部2に出力する。また、車両情報取得部4には、VICS((登録商標)Vehicle Information and Communication System)受信機11が接続されており、道路近傍に配置されたVICSサービス用の固定局(図示せず)から、道路交通情報(例えば事故情報や渋滞情報等)を取得する。
制御部2には、周知のGPS(Global Positioning System)受信機10が接続されており、位置特定部5によりGPS衛星(図示せず)から受信した自車両の現在位置を示す測位データ、及び記憶部3に記憶されている地図データなどに基づいて、自車両の地図上の位置を特定する。
また、制御部2は、運転シーン判定部8により、位置特定部5で特定された自車両の位置、記憶部3に記憶されている地図データや車両情報などに基づいて、自車両の走行状況を表す運転シーンを特定する。運転シーン判定部8では、例えば、交差点を左折した場合には「左折シーン」のように、走行状況毎の運転シーンを特定する。運転特性診断部6では、車両情報取得部4で取得される車両情報に基づいて車両の状態を所定の評価項目について評価し、運転者の運転操作の傾向を表す運転特性(クセ)を診断する。アドバイス生成部7では、運転特性診断部6で診断されたクセに応じたアドバイスを生成する。尚、アドバイスの生成方法については、後述する。
アドバイス報知部9では、表示部12及び音声発生部13が接続されており、アドバイス生成部7で生成されたアドバイスを視覚的或いは聴覚的に運転者に報知する。表示部12及び音声発生部13は、カーナビゲーション装置やカーオーディオ装置などに設けられている液晶ディスプレイやスピーカ(何れも図示せず)などと共用する構成としてもよい。
次に上記した構成の運転支援装置1の作用について説明する。
図3は、制御部2による運転支援装置1の処理の流れを示すフローチャートである。制御部2は、車両が走行を開始すると、車両情報の取得を開始する(S1)。制御部2は、車両情報取得部4を介して、上記した各種のセンサや車載機器から車速などの車両情報を取得するとともに、記憶部3に記憶されている地図データに基づいて自車両の地図上の位置を取得し、位置特定部5により取得した自車両14の車両情報と地図上の位置とを関連付けて記憶部3に記憶する。これにより、記憶部3には、自車両14が走行した経路、及びその経路を走行している時の車両情報が累積的に記憶される。
続いて、制御部2は、運転シーン判定部8により運転シーンを判定する(S2)。制御部2は、例えば、図4に示すように自車両14の位置がT2である場合、記憶部3に記憶されている車両情報、及びこの車両情報に関連付けられて記憶されている地図上の位置に基づいて、運転シーンを判定する。より具体的には、制御部2は、地図データに基づいて、現在の位置T2における道路と過去の位置T1にける道路とが異なっているかを判断し、さらに、位置T1からT2まで自車両14が移動する間にブレーキ操作、ウィンカ指示、ハンドル操作、アクセル操作などの一連の運転操作が車両情報として記憶されている場合に、運転シーンが交差点を左折した「左折シーン」であると判定する。
運転シーンの判定が終わると、制御部2は、運転特性診断部6により、取得した車両情報を評価項目毎に予め定められている評価基準に基づいて評価し、運転操作の適否を示す評価値を求める。この評価値は、運転者の運転操作が推奨される運転に対してどの程度適合しているかを示す値であり、本実施形態では後述するように10点満点に対する評価の値である。制御部2は、この評価値に基づいて運転者の運転操作の傾向を表すクセ(運転特性)を診断する(S3)。このとき、制御部2は、ステップS2で判定した運転シーン毎にクセの診断を実行し、例えば運転シーンが左折シーンの場合には、以下のような診断項目を診断する。
(A)ウィンカ診断
(B)交差点進入速度+減速度診断
(C)旋回中角速度診断
(D)交差点脱出速度+加速度診断
制御部2は、(A)ウィンカ診断においては、ウィンカ操作指示がなされたか、ウィンカ指示操作は交差点の何m手前でなされたか、などの評価項目について10点満点で評価して、今回の運転操作の評価値を決定する。また、他の(B)〜(D)についても同様に、所定の評価項目に対して評価値を決定する。このとき、診断項目毎の評価項目及びその評価基準は、運転シーン毎にそれぞれ異なった項目が設定されている。例えば、同じ「左方向への移動」という走行状態であったとしても、交差点を左折したのか、或いは高速道路の導入路(ランプ)を左方向へ進入したのかでは、走行状態は大きく異なる。そのため、制御部2は、運転シーン毎に、異なる診断項目、評価項目及び評価基準を採用する。
クセの診断が終わると、制御部2は、今回の診断結果を運転シーンに対応付けて記憶部3に記憶する(S4)。このとき、制御部2は、記憶部3の記憶容量が許す限り累積的に記憶してもよいし、診断結果を記憶するための記憶容量の最大値を設定し、例えば過去数ヶ月分を記憶するようにしてもよい。
続いて、制御部2は、アドバイス生成部7により、今回診断したクセに対し、そのクセを改善するためのアドバイスを生成する(S5)。例えば、左折シーンにおける(A)ウィンカ診断では、以下のような明瞭且つ簡潔なアドバイス文が記憶されている。
評価値が1〜 2点:「ウィンカ指示は交差点30m手前が基本です」
評価値が3〜 5点:「あと10m手前で指示を出しましょう」
評価値が6〜 8点:「あと5m手前で指示を出しましょう」
評価値が9〜10点:「十分手前でウィンカがでています」
このように、制御部2は、診断項目毎に、予め記憶部3などに記憶されているアドバイス文から評価値に応じたものを選択することにより、アドバイスを生成する。
続いて、制御部2は、アドバイスが生成された後、同一アドバイスの生成回数が規定回数以上になったか否かを判定する(S6)。尚、本実施形態では、規定回数は例えば4〜5回程度に設定されている。
制御部2は、同一アドバイスが規定回数以上ではない場合(S6:NO)には、前回のアドバイスを報知した時点から所定期間が経過したか否かを判定する(S7)。これは、クセが診断される度にアドバイスが報知されると、運転者は煩わしさを感じるとともに、第にアドバイスを聞き流すようになってしまい、アドバイスの効果が薄れてしまうおそれがあるためである。そのため、本実施形態では、前回のアドバイスを報知した時点から、一定時間が経過、或いは一定距離の走行など、所定期間が経過した後に(S7:YES)、アドバイス報知部9により表示部12や音声発生部13を通じて、視覚的或いは聴覚的に運転者にアドバイスを報知する(S8)。
このように、運転支援装置1では、通常は、運転者に負担を感じさせることなくアドバイスを報知する、定期アドバイスモードでアドバイスが与えられる。尚、所定期間が経過していない場合には(S7:NO)、運転者に負担をかけないようにそのままステップS1にリターンする。
ところで、運転者のクセを改善するためには、適切な内容であることは勿論大切であるが、運転者に自身のクセを認識させるタイミングでアドバイスを与えることも重要である。そこで、本実施形態の運転支援装置1は、同一アドバイスが規定回数以上となった場合、即ち、都度アドバイスモードに移行する条件が成立した場合には(S6:YES)、運転操作が行われたときにアドバイスを行う都度アドバイスモードに移行する。この都度アドバイスモードでは、まず今回のクセの診断結果がアドバイスを必要とする要アドバイス領域内であるか否かが判定される(S9)。
図1は、上記した(A)ウィンカ診断のクセの頻度分布を示す図である。グラフG1は、実際のクセの頻度分布を示しており、そのピーク値は4点の位置にある。つまり、この運転者は、(A)ウィンカ診断がなされる運転シーン(例えば左折シーン)において、評価値が4点となるようなクセがあることが示されている。この場合、運転特性診断部6は、ピーク値(4点の位置)を含む所定幅の領域II、領域IIよりも評価値が低い領域I、領域IIよりも評価値が高い領域IIIの3つの領域を頻度分布に基づいて算出する。そして運転特性診断部6は、これら複数の領域のうち、領域IIおよび領域IIIを要アドバイス領域に設定する。
ここで、要アドバイス領域について詳細に説明する。
制御部2は、領域I、即ち運転操作の評価値がピーク値よりも低い領域を、アドバイスを報知しない領域に設定する。これは、仮に今回診断された運転操作の評価値が低い場合でも、その運転操作は運転者の通常の運転操作(領域II)からかけ離れた例外的なものであると考えられるためである。実際の運転時には、運転者の運転操作は、自身のクセに起因するだけでなく、他の車両の状態などの外的要因に左右されることがある。例えば他の車両の急な割り込みや歩行者の飛び出しなどがあった場合、運転者は急ブレーキをかけることがある。このような状況において急ブレーキ(評価値が低くなる運転操作)がなされた事実だけに基づいて「急ブレーキは止めましょう」のようなアドバイスを報知してしまうと、運転者は事故を避けるために急ブレーキをかけたにも関わらず、的外れなアドバイスが報知されることになるである。
つまり、評価値がピーク値から大きく外れて低くなる運転操作がなされた場合に、その運転操作がなされた原因を把握しないまま評価値だけに基づいてアドバイスを行うような構成では、運転者がアドバイスに対して煩わしさを感じるとともに、アドバイス機能に対する信頼も低下してしまうおそれがある。そのため、通常の運転特性、即ち記憶部3に記憶されているクセの履歴から大きく外れ、要アドバイス領域に入っていない運転操作に対しては(S9:NO)、少なくとも運転操作に関するアドバイスは報知せずに、ステップS1にリターンする。
これに対して、運転特性診断部6は、領域IIを運転者に対するアドバイスが必要となる要アドバイス領域に設定する。例えば今回の診断結果が領域IIにあるとすると、それは運転者が通常通りの運転操作を行っていることを意味する。このとき、図1のグラフG1に示すようにそのピーク値が4点である場合には、アドバイスを与えることにより、運転者のクセは破線で示すグラフG2のように改善される余地があると考えられる。そのため、運転特性診断部6は、領域IIを要アドバイス領域に設定する。
また、今回の診断結果が領域IIIにある場合には、例えば「上手に運転しています」のような運転者の運転操作を褒めるアドバイスを実施することで、運転者に安全運転・省燃費運転を意識させることが可能となる。そのため、運転特性診断部6は、領域IIIも要アドバイス領域に設定する。
ところで、左折時の運転特性を診断する場合、上述したように(A)〜(D)のような複数の診断項目が存在する。このとき、各診断項目では評価項目が異なるため、運転特性の分布は図5に示すように複数存在することになる。この場合、制御部2は、運転特性診断部6により、複数の分布のうち最もピーク値の低い診断項目(図5では(A))を、アドバイスを実施するための要改善項目として特定する。つまり、運転支援装置1は、複数の診断項目について全てアドバイスを実施するのではなく、最もピーク値の低い診断項目、換言すると安全運転・省燃費運転に対する効果が最も大きいと判断される診断項目を要改善項目として特定する。
制御部2は、要改善項目が特定され、今回の運転特性が要アドバイス領域内にあると判定すると(S9:YES)、アドバイスを報知して(S8)、リターンする。これにより、運転者が特定の運転操作を繰り返した場合には、その運転操作が行われた直後にアドバイスが報知されることにより、運転者は自身のクセを認識することができる。この場合、制御部2は、アドバイスの内容を表示部12に表示させる、或いは、音声発生部13から出力させることにより報知する。尚、表示部12及び音声発生部13の双方を用いて報知してもよい。
制御部2は、都度アドバイスモードでアドバイスを報知すると、同一アドバイスの生成回数をリセットする。これにより、再び同一アドバイスの生成が規定回数に達するまでは、定期アドバイスモードでアドバイスが報知されるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、定期的にアドバイスを実施する定期アドバイスモードを実行することにより、運転者に煩わしさなどの精神的な負担を極力低減させながら、安全運転・省燃費運転のための適切なアドバイスを与えることができる。また、報知されるアドバイスは評価値を向上させるもの、即ちクセを改善するためのものであるので、運転者は、そのアドバイスに従うことでクセを改善することができる。
制御部2に、同一の診断項目に対する同一のアドバイスが複数回生成された場合にアドバイスを報知する都度アドバイスモードを設け、アドバイスが生成された直後、つまり、運転操作の直後にそのアドバイスを報知するので、運転者に自身のクセを自覚させることが可能なタイミングでアドバイスを報知することができる。
都度アドバイスモードでは、制御部2に診断結果が領域Iにある場合には敢えてアドバイスを報知しないようにした。これにより、外的要因により運転者の通常の状態とはかけ離れた運転操作が単発的になされた場合であっても、運転者に不快感を与えることがない。また、要アドバイス領域を設定し、今回の運転操作が要アドバイス領域にない場合にはアドバイスを報知しないので、運転者は、アドバイスが報知されたこと自体により、自身が繰り返し行っている運転操作を認識することができる。
位置特定部5で特定した自車両14の位置に基づいて走行状況を示す運転シーンを判定し、この運転シーン毎に運転特性を診断するので、例えば、交差点を左折するときに悪いクセがあるなど、運転シーンに応じたアドバイスを実施することができ、より適切にクセを改善することができる。
制御部2により、複数の診断項目について診断を行い、そのうち最も改善すべき診断項目についてのみアドバイスを報知するので、最も安全運転・省燃費運転に効果のあるクセの改善を図ることができる。また、特定のクセが改善された場合には、別のクセを改善するためのアドバイスが報知されるようになるので、運転者のクセを全般的に改善させていくことができる。
クセを診断するための診断項目を運転シーン判定部8で判定された運転シーン毎に変更するので、クセの診断をより精度よく行うことができる。
アドバイスの内容を簡潔且つ明瞭にしたので、どの運転操作が悪かったのかを運転者に的確に認識させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記に説明した一実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
一実施形態で説明した診断項目及び評価項目、評価基準などは一例であり、各項目はこれに限定されない。また、アドバイスの内容は、診断項目に合わせて適宜設定することができる。例えば、運転シーンには、交差点の直進、車線変更、追い越し・追い抜き、坂道、高速走行時などの走行状態における運転シーンや、駐車(車庫入れ、縦列駐車)、駐停車位置のような停止時の運転シーンが考えられる。或いは、評価基準としては、模範的な運転操作に関する基準、法令、マナー、省エネ(省燃費)などが考えられる。
法令に違反するような運転操作に関しては、上述した定期アドバイスモードや都度アドバイスモードなどのモードに関わらず、すぐに警告を報知する構成としてもよい。例えば、交差点を右折或いは左折するときにウィンカ指示を出さなかった場合や、速度違反などの場合である。
運転支援装置に運転者を識別できる運転者識別手段を設け、運転手毎の運転特性を診断するようにしてもよい。
運転者の操作を受け付ける操作受付手段を設け、報知しなかったアドバイス(要改善項目以外のアドバイス)を運転者が自身でチェックできるようにしてもよい。
領域IIにおいてアドバイスを報知するときに、良い運転操作に対する褒めるアドバイスを実施した後に、改善すべき運転操作に対するアドバイスを報知するようしてもよい。これにより、運転者は気分を害することなくアドバイスを受け入れることができ、運転操作をより向上させることができる。
また、領域IIIにおいても、他の項目に関するクセを改善するためのアドバイスを合わせて報知するようにしてもよい。例えば、「○○○は上手です。次は△△△を改善しましょう」のように、褒めるアドバイスのタイミングで、改善するためのアドバイスを付加することで、運転者のクセの改善に対する意識を高めるようにしてもよい。このように、褒めるアドバイスとともに改善すべきアドバイスを報知すれば、アドバイスに対して前向きな姿勢をもたらすことができる。
アドバイスを報知した診断項目について、運転操作が改善された場合(図1において分布のピークがP1からP2に向上した場合)には、その旨を報知するようにしてもよい。これにより、運転支援装置がきちんと運転操作を評価していることが認識され、アドバイスに対する運転者の信頼感を向上させることができる。
アドバイスを生成するときに、予め用意されているアドバイス分の中から評価値に応じたアドバイスを選択するようにしたが、主要な単語を登録しておき、運転情報と対応付けて単語を組み合わせるようにしてもよい。
評価点を複数の範囲に区分し、その範囲内では同一のアドバイスを生成するようにしたが、走行シーンに応じて評価点毎に異なるアドバイスを生成してもよい。これにより、より詳細なアドバイスを報知することができる。
都度アドバイスモードに移行する条件となる規定回数値は、予め定められた固定値でもよく、運転者自身が設定できるようにしてもよい。また、例えばクセが改善されない場合には報知回数を増やすために規定回数値を減らすなど、運転者のクセの改善状況に応じて増減させる構成としてもよい。
都度アドバイスモードでは運転者がアドバイスの対象となる運転操作を行った直後にアドバイスを報知するようにしたが、例えば運転操作から所定の時間内に報知するなど、アドバイスを報知するタイミングを運転状況などに応じて変化させてもよい。
都度アドバイスモードに移行する条件として、同一又は類似する運転シーンが所定回数判定された場合を加えてもよい。
都度アドバイスモードでアドバイスが報知されると同一アドバイスの生成回数をリセットするようにしたが、リセットしなくてもよい。これにより、都度アドバイスモードでアドバイスが報知されたにも関わらず繰り返し行われた(改善の傾向が見られない)クセに対してアドバイスが報知される回数が増加し、クセの改善を図ることができる。
定期アドバイスモード以外に、運転シーン毎にアドバイスを報知するモードを追加してもよい。また、定期アドバイスモードを実行しないモードを設けるようにしてもよい。
図面中、1は運転支援装置、3は記憶部(記憶手段)、4は車両情報取得部(車両情報取得手段)、5は位置特定部(車両位置特定手段)、6は運転シーン判定部(運転シーン判定手段)、7は運転特性診断部(運転特性診断手段)、8はアドバイス生成部(アドバイス生成手段)、9はアドバイス報知部(アドバイス報知手段)、12は表示部(アドバイス報知手段)、13は音声表示部(アドバイス報知手段)。

Claims (6)

  1. 自車両の状態を表す車両情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記車両情報取得手段により取得された車両情報を評価することにより運転操作の適否を示す評価値を求め、この評価値に基づいて所定の診断項目に対する運転者の運転操作の傾向を表す運転特性を診断する運転特性診断手段と、
    前記運転特性診断手段で診断された前記運転特性の前記評価値を向上させるためのアドバイスを生成するアドバイス生成手段と、
    前記アドバイス生成手段で生成されたアドバイスを報知するアドバイス報知手段とを備えた運転支援装置において、
    前記運転特性診断手段により診断された前記運転特性に関する前記評価値を記憶する記憶手段を備え、
    前記運転特性診断手段は、前記記憶手段に記憶されている前記評価値の頻度分布を算出し、その頻度分布のピーク値を含む所定の領域である要アドバイス領域を設定し、
    前記アドバイス報知手段は、前記要アドバイス領域が設定された後には、前記運転特性診断手段で診断された今回の運転特性における前記評価値が前記要アドバイス領域内にある場合にアドバイスを報知することを特徴とする運転支援装置。

  2. 前記アドバイス報知手段は、前記診断項目に対して同一のアドバイスが所定の回数生成されたことを条件として、前記アドバイス生成手段で生成されたアドバイスを都度アドバイスとして報知することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記アドバイス報知手段は、前記都度アドバイスを報知する都度アドバイスモードを実行する条件が成立していない状態では、定期アドバイスモードを実行して定期的にアドバイスを報知することを特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記運転特性診断手段は、複数の診断項目について診断を行うとともに、前記診断項目のうち最も運転特性を改善すべき診断項目である要改善項目を特定し、
    前記アドバイス報知手段は、前記運転特性診断手段で特定された前記要改善項目に対するアドバイスを報知することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の運転支援装置。
  5. 自車両の位置を特定する車両位置特定手段と、
    前記車両位置特定手段により特定された自車両の位置、及び前記車両情報取得手段により取得された車両情報に基づいて自車両の走行状況を示す運転シーンを判定する運転シーン判定手段を備え、
    前記運転特性診断手段は、前記運転シーン判定手段で判定された運転シーン毎に前記運転特性を診断することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の運転支援装置。
  6. 前記運転特性診断手段は、前記運転シーン判定手段で判定された運転シーン毎に、前記運転特性を診断するための診断項目を変更することを特徴とする請求項5に記載の運転支援装置。
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