JP5358340B2 - プログラマブルコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、ファイル転送プロトコル(以下、FTPという)に従って所望のファイル転送を実行する、FTPクライアントとして機能するプログラマブルコントローラに関する。
従来、製造現場において、製造の段取りを変更する場合等にプログラマブルコントローラの動作を制御する制御プログラムを更新する、設定ファイルを更新する等の作業が発生することが多い。このような場合、例えばプログラマブルコントローラに接続されるプログラマブル表示機、データ収集装置等のいわゆるレシピ機能等を用いてパラメータをダウンロードすることにより、動的に段取りを変更する。
また、特許文献1に開示してあるように、プログラマブルコントローラのFTPサーバ機能を用いて、FTPクライアント機能を備えた外部のコンピュータ等から、必要なファイル、パラメータ等を取得することもできる。特許文献1では、FTPクライアント機能を備えた外部のコンピュータから、FTPサーバとして機能するプログラマブルコントローラへファイルの読み出し命令又は書き込み命令を送信し、プログラマブルコントローラが書き込み命令を受信した場合、所望のファイルがFTPサーバとして機能するプログラマブルコントローラへ書き込まれる。
特開2006−106999号公報
しかし、上述した特許文献1のように、プログラマブルコントローラがFTPサーバとして機能する場合、ファイルの読み出し又は書き込みのトリガは、あくまでもFTPクライアント側であり、プログラマブルコントローラ内での制御プログラムの実行状況等を考慮して、別途独立した処理を実行する必要が生じる。また、書き換え機能を有する外部コンピュータを準備する等、外部のコンピュータにおいて必要な設定を行なう必要が生じ、あるいは外部のコンピュータにて必要なプログラムを作成する必要も生じ、プログラマブルコントローラの動作を制御する制御プログラムを更新するには、処理が煩雑であるという問題点があった。
一方、プログラマブルコントローラをFTPクライアントとすることで、上記問題点を解決することも考えうる。しかし、プログラマブルコントローラをFTPクライアントとするためには、通常、プログラマブルコントローラ内の設定を必要に応じて更新し、ファイル転送に係る専用命令、特殊命令等を新たに定義したラダープログラム等の制御プログラムを作成する必要がある。すなわち、制御プログラム上において、従来の動作制御に加えてファイル転送に係る制御をプログラムコーディングする必要があり、処理の煩雑さを軽減することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、制御プログラムを大きく変更することなく、必要なファイルを外部から取得及び外部へ送付することが可能なプログラマブルコントローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係るプログラマブルコントローラは、CPUユニットと、該CPUユニットと接続された一又は複数の拡張ユニットとで構成され、前記CPUユニット内のメモリに記憶された制御プログラムにより動作が制御され、ファイル転送時にFTPクライアントとして機能するプログラマブルコントローラにおいて、前記FTPクライアントとして機能させる設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、入力を受け付けた設定データを記憶する設定データ記憶部と、ファイル転送時に前記FTPクライアントとして機能させるFTPクライアント機能提供部と、前記FTPクライアントに所定の機能を割り当てるか否かに関するフラグ情報を含む機能割当て情報を記憶する機能割当て情報記憶部と、前記フラグ情報を更新するフラグ情報更新部とを備え、前記フラグ情報は、前記機能割当て情報記憶部において、前記制御プログラムで認識することが可能なデバイスとして割り当てられる領域に記憶され、前記フラグ情報更新部は、前記制御プログラムに基づいて、所定の機能ごとに前記デバイスのフラグ情報をオン状態に更新し、前記FTPクライアント機能提供部は、前記デバイスのフラグ情報がオン状態に更新されたことを検知した場合、前記設定データ記憶部に記憶してある設定データに基づいてファイル転送を実行するようにしてあることを特徴とする。
ここで、機能割当て情報記憶部は、CPUユニット内の所定のメモリ領域であり、ラダープログラム等の制御プログラム上で認識することが可能な仮想的なデバイスとして割り当てられる領域で構成されていても良い。
また、第2発明に係るプログラマブルコントローラは、第1発明において、前記設定データは、ファイル転送の対象となるデータの取得先に関する情報を含むことを特徴とする。
また、第3発明に係るプログラマブルコントローラは、第1又は第2発明において、前記設定データは、ファイル転送の動作を特定する情報を含むことを特徴とする。
また、第4発明に係るプログラマブルコントローラは、第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記FTPクライアント機能提供部は、ファイル転送の状況を示す情報を出力する転送状況出力部を備えることを特徴とする。
また、第5発明に係るプログラマブルコントローラは、第4発明において、前記FTPクライアント機能提供部は、転送されるファイルのアップロード元又はダウンロード先として、前記CPUユニットの前記機能割当て情報記憶部又は着脱式のメモリカードの選択を受け付ける記憶先選択受付部を備えることを特徴とする。
また、第6発明に係るプログラマブルコントローラは、第1乃至第5発明のいずれか1つにおいて、前記FTPクライアント機能提供部は、ファイルのアップロード又はダウンロードの選択を受け付ける転送方向選択受付部を備えることを特徴とする。
また、第7発明に係るプログラマブルコントローラは、第6発明において、前記機能割当て情報記憶部に記憶してある情報がアップロード対象である場合、アップロード時にCSV形式に変換する変換部を備えることを特徴とする。
また、第8発明に係るプログラマブルコントローラは、第1乃至第7発明のいずれか1つにおいて、前記機能割当て情報記憶部は、前記フラグ情報更新部により更新するフラグ情報を前記CPUユニットに、その他の情報を前記拡張ユニットに、それぞれ記憶するようにしてあることを特徴とする。
第1発明では、FTPクライアントとして機能させる設定データの入力を受け付け、入力を受け付けた設定データを記憶しておく。ファイル転送時にFTPクライアントとして機能させるFTPクライアント機能提供部は、FTPクライアントに所定の機能を割り当てるか否かに関するフラグ情報を含む機能割当て情報を記憶する機能割当て情報記憶部を常時監視する。フラグ情報は、機能割当て情報記憶部において、制御プログラムで認識することが可能なデバイスとして割り当てられる領域に記憶され、制御プログラムに基づいて、所定の機能ごとにデバイスのフラグ情報をオン状態に更新し、デバイスのフラグ情報がオン状態に更新されたことを検知した場合、記憶してある設定データに基づいてファイル転送を実行する。これにより、ファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、フラグ情報の書き込み処理を実行する、例えば、CPUユニット内のメモリ領域に割り当てられる仮想的なデバイスを、それぞれFTPクライアントのファイル転送要求、ファイル転送中断要求、ファイル転送完了応答、ファイル転送エラー応答等を示すリレーデバイス(ビットデバイス)として、転送結果、転送ステータス、転送進捗等を示すデータデバイス(ワードデバイス)として、それぞれ定義し、ラダープログラム等の制御プログラム上では、所定のリレーデバイスのフラグ情報をオン状態に更新するだけで、制御プログラムと独立に設定された設定データに基づきプログラマブルコントローラをFTPクライアントとして機能させることができるので、プログラマブルコントローラ内の動作制御の汎用性を担保することができる。また、プログラマブルコントローラ側がトリガとなってファイル転送を実行することができ、現場に設置されたプログラマブルコントローラにてファイル更新、パラメータ更新等が必要になった時点で所望のファイル転送を実行することが可能となる。
第2発明では、設定データが、ファイル転送の対象となるデータの取得先に関する情報を含んでいるので、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムとしてファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、ファイル転送に必要な設定データを随時変更することが可能となる。また、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムとは独立しているので、プログラマブルコントローラを停止することなく動的にファイル転送を実行することも可能となる。さらに、機能割当て情報記憶部にダウンロードするべき情報(例えば、デバイス値)をダウンロードすることができ、CPUユニットに所望の機能を割り当てることが可能となる。例えば、CPUユニットのメモリに定義されたデバイスに新たなデバイス値を書き込むことによって、ラダープログラム等の制御プログラムで実行される処理内容を変更することができる。
第3発明では、設定データが、ファイル転送の動作を特定する情報を含むことにより、プログラマブルコントローラの動作を制御するプログラムとしてファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、フラグ情報のオン/オフ状態の設定のみでファイル転送を実行することが可能となる。
第4発明では、FTPクライアント機能提供部が、ファイル転送の状況を示す情報を取得することができるので、FTPクライアント機能の動作状況を容易に確認することが可能となる。
第5発明では、FTPクライアント機能提供部が、転送されるファイルのアップロード元又はダウンロード先として、CPUユニットの前記機能割当て情報記憶部又は着脱式のメモリカードの選択を受け付けることができるので、CPUユニットの機能割当て情報を可搬型のメモリカードからもアップロード又は可搬型のメモリカードへもダウンロードすることができる。
第6発明では、FTPクライアント機能提供部が、ファイルのアップロード又はダウンロードの選択を受け付けることにより、ファイル転送方向を切り替えることができ、機能割当て情報記憶部にダウンロードするべき機能割当て情報をダウンロードすることにより、CPUユニットに所望の機能を割り当てることが可能となる。
第7発明では、機能割当て情報記憶部に記憶されている情報(例えば、デバイス値)がアップロード対象である場合、アップロード時にデータ形式をCSV形式に変換することにより、どのような情報が記憶されているのか表形式データとして確認することが可能となる。
第8発明では、フラグ情報更新部により更新するフラグ情報(リレーデバイスの値)をCPUユニットに、その他の情報(データデバイスの値)を拡張ユニットに、それぞれ記憶可能にしてあるので、用途に応じてファイル転送、中断等の要求に関するフラグ情報はCPUユニットに、ファイル転送処理により取得した機能割当て情報は、必要とする拡張ユニットに、それぞれ記憶することも可能になる。
上記構成によれば、ファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、フラグ情報の書き込み処理だけを実行することでプログラマブルコントローラをFTPクライアントとして機能させることができるので、プログラマブルコントローラ内の動作制御の汎用性を担保することができる。また、プログラマブルコントローラ側がトリガとなってファイル転送を実行することができ、現場に設置されたプログラマブルコントローラにてファイル更新、パラメータ更新等が必要になった時点で所望のファイル転送を実行することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラと接続してある演算表示装置を、CPU等の制御部を用いて構成した場合の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラプログラムの機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの演算表示装置の接続先FTPサーバ設定画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの演算表示装置のFTPファイル転送設定画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのFTPクライアント機能提供部の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのCPUユニットの表示機でのファイル転送進捗表示画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのCPUユニットのメモリ内に記憶されるユニット割当てテーブルのデータ構成の例示図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの機能割当て情報記憶部に記憶されるデータ構成の例示図である。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのCPUユニットのCPUのファイル転送処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラのCPUユニットのCPUの図10のステップS1009での処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラについて、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラの構成を示す模式図である。図1に示すように、プログラマブルコントローラ1は、CPUユニット2と、機能ごとに独立した複数の拡張ユニット3、3、・・・とで構成されている。拡張ユニット3、3、・・・には、機能ごとに動作を制御する対象となる被制御機器5、5、・・・が接続してあり、ラダープログラム等のシーケンシャルプログラム(以下、制御プログラム)に従って、CPUユニット2からの指令により各被制御機器5の動作を制御する。
CPUユニット2は、内蔵するメモリ21に記憶してある制御プログラムに従って、接続してある拡張ユニット3、3、・・・に対して指令を送出するCPUを備えている。また、拡張ユニット3、3、・・・は、CPUユニット2からの指令に従って、接続してある被制御機器5、5、・・・の動作を制御する。なお、被制御機器5、5、・・・の動作を制御するためのパラメータ情報等は、拡張ユニット3、3、・・・が内蔵するメモリ31、31、・・・に記憶してある。
演算表示装置4は、CPUユニット2とデータ通信することが可能に接続してあり、作成した制御プログラムをCPUユニット2へ送信する。図2は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1と接続してある演算表示装置4を、CPU等の制御部を用いて構成した場合の構成を示すブロック図である。
図2に示すように本実施の形態に係る演算表示装置4は、少なくとも制御部(CPU)41、メモリ42、ハードディスク等の記憶装置43、I/Oインタフェース44、ビデオインタフェース45、通信インタフェース46、可搬型ディスクドライブ47及び上述したハードウェアを接続する内部バス48で構成されている。
制御部41は、内部バス48を介して演算表示装置4の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置43に記憶しているコンピュータプログラム100に従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。メモリ42は、SRAM、SDRAM等の揮発性メモリで構成され、コンピュータプログラム100の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム100の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置43は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)、ROM等で構成されている。記憶装置43に記憶しているコンピュータプログラム100は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体90から、可搬型ディスクドライブ47によりダウンロードされ、実行時には記憶装置43からメモリ42へ展開して実行される。もちろん、通信インタフェース46を介してネットワークに接続されている外部のコンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
I/Oインタフェース44は、キーボード441、マウス442等の入力装置と接続され、データの入力を受け付ける。また、ビデオインタフェース45は、CRTモニタ、LCD等の表示装置451と接続され、所定の画像を表示する。
通信インタフェース46は内部バス48に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワークに接続されることにより、外部のコンピュータ等とデータ送受信することが可能となっている。また、通信線を介してCPUユニット2へデータ送受信することが可能となっている。
図3は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1の機能を示す機能ブロック図である。図3において、CPUユニット2のCPU20は、設定データ入力受付部301、FTPクライアント機能提供部302、及びフラグ情報更新部303として機能する。なお、ファイル転送を実行する拡張ユニット3の各制御部(マイクロプロセッサ)がFTPクライアント機能提供部302として機能しても良い。FTPクライアント機能提供部302は、CPUユニット2等に予め記憶されているFTPクライアントプログラム、CD−ROM等からインストールされるFTPクライアントプログラム等をCPU20で実行させることにより実現させても、拡張ユニット3のマイクロプロセッサ等で実行させることにより実現させても良い。
CPUユニット2のメモリ21は、機能割当て情報記憶部211、設定データ記憶部212を備えており、それぞれ物理的又は論理的に区分けされた領域に設定されている。機能割当て情報記憶部211、311は、CPUユニット2のメモリ21に備えても良く、拡張ユニット3内のメモリ31に備えても良い。例えば、機能割当て情報記憶部211は、ラダープログラム8等の制御プログラム上で認識することが可能なデバイスとして、CPUユニット2のメモリ21に割り当てられる領域である。
設定データ入力受付部301は、演算表示装置4のキーボード441、マウス442等の入力装置を用いて設定データの入力を受け付け、ファイル転送を識別する転送IDに対応付けて、CPUユニット2のメモリ21内の設定データ記憶部212に記憶する。記憶する設定データに含まれる情報は、例えば、FTPサーバ6を識別するためのFTPサーバアドレス、FTPサーバルートフォルダ、ユーザ名、パスワード等の接続先のFTPサーバ6を特定する情報を少なくとも含む。もちろん、接続先のFTPサーバ6に関する情報として、タイムアウト時間、リトライ回数、リトライ間隔等に関する情報を含めても良い。
また、設定データにはファイル転送の動作に関する情報も含まれる。例えば転送対象となるファイル名、転送動作(アップロード又はダウンロード)、転送先フォルダ、転送元ファイル等を設定する。さらに、機能割当て情報記憶部211に記憶してある情報(ビットデータ、ワードデータ等のデバイス値)もファイル転送の対象とすることができ、CPUユニット2に所望の機能を割り当てることもできるし、他の装置で用いるために機能割当て情報をアップロードすることもできる。
設定データの入力は、演算表示装置4の表示装置451に表示される設定画面から受け付ける。図4は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1の演算表示装置4の接続先FTPサーバ設定画面の例示図である。
図4に示すように、接続先FTPサーバ設定画面は、FTPサーバ6を識別するためのFTPサーバ6のIPアドレスを設定するアドレス設定領域401、FTPサーバ6のルートフォルダを設定するルートフォルダ設定領域402、ユーザを識別するユーザIDを設定するユーザID設定領域403、及びパスワードを設定するパスワード設定領域404を有している。タイムアウト時間、リトライ回数、リトライ間隔等に関する情報は、詳細設定領域405にて設定する。
ファイル転送の動作についても、演算表示装置4の表示装置451に表示される設定画面から受け付ける。図5は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1の演算表示装置4のFTPファイル転送設定画面の例示図である。図5(a)は、ファイル転送処理を識別する転送IDごとに接続先FTPサーバを設定するFTPサーバ設定画面の例示図を、図5(b)は、転送IDごとのFTPファイル転送設定画面の例示図である。
図5(a)に示すように、FTPサーバ設定画面では、接続先FTPサーバごとにファイル転送処理を識別する転送IDを割り当てている。マウス442の操作により設定ボタン51の選択を受け付けた場合、図5(b)のFTPファイル転送設定画面を表示する。
図5(b)に示すように、FTPファイル転送設定画面では、転送IDごとに転送対象がファイルであるか、CPUユニット2内のメモリ領域に割り当てられたデバイスであるか、転送動作がアップロード(PUT)であるかダウンロード(GET)であるか、及び転送先フォルダ、転送元ファイルを設定する。
設定を受け付けたファイル転送の動作設定データは、演算表示装置4の通信インタフェース46を介して、CPUユニット2内の設定データ入力受付部301へ送信される。入力受付部301で受信したファイル転送の動作設定データを設定データ記憶部212に記憶しておくことにより、ファイル転送時に詳細な設定をする必要もなく、ファイル転送プログラムを別個に作成する必要もない。
CPUユニット2のCPU20は、CPUユニット2に拡張ユニット3等を介して接続される入力装置(図示せず)から入力される入力信号に基づいて、メモリ21に記憶されている制御プログラムを実行し、拡張ユニット3等を介して接続されている被制御機器5(出力装置)の動作を制御する。すなわち、入力装置からの入力信号に基づいて、機能割当て情報記憶部211に記憶されている、入力装置に割り当てられた機能割当て情報(デバイス値)がオン/オフされる(例えば、ビットデバイス値が‘1’又は‘0’)。制御プログラム及び機能割当て情報のオン/オフに基づいて、CPU20は、出力装置に割り当てられたデバイス値をオン/オフして、動作を制御する。
本実施の形態では、割り当てられた機能の一つとして、FTPクライアントの動作を制御する。すなわち、FTPクライアント機能提供部302を用いて、プログラマブルコントローラ1をFTPクライアントとして機能させる。図6は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1のFTPクライアント機能提供部302の機能ブロック図である。
FTPクライアント機能提供部302のフラグ情報監視部321は、CPUユニット2のメモリ21内の機能割当て情報記憶部211を適時監視し、フラグ情報(例えばビットデバイス値)が更新されたか否か、すなわちフラグ情報がオン状態に更新されたか否かを検知する。フラグ情報がオン状態に更新されたことを検知した場合、ファイル転送実行部322を起動する。
機能割当て情報記憶部211には、転送IDごとに、転送要求であるか否かを示すフラグ情報、中断要求であるか否かを示すフラグ情報、完了応答であるか否かを示すフラグ情報、エラー応答であるか否かを示すフラグ情報等が記憶してある(例えば、転送IDごとに各種フラグ情報を示すデバイスが割り当てられる)。例えば転送要求であるか否かを示すフラグ情報がオン状態に更新されたことをフラグ情報監視部321が検知した場合、ファイル転送実行部322は、対応する転送IDの設定データを設定データ記憶部212から読み出し、ファイル転送を実行する。設定データ記憶部212には、転送IDごとに転送動作がアップロード(PUT)であるかダウンロード(GET)であるかに関する設定データを記憶してあるので、読み出した設定データに応じて、機能割当て情報記憶部211に記憶してある情報(例えば、ワードデバイス値)、メモリカード7に記憶してあるファイル等をアップロード又はダウンロードする。
転送状況出力部323は、FTPサーバ6との間でのファイル転送処理の進捗に関する情報を機能割当て情報記憶部211に割り当てられる転送結果、転送ステータス、転送進捗等を示すデータデバイス(ワードデバイス)を介して、CPUユニット2の表示機9又は演算表示装置4へ出力する。例えば転送IDごとの転送結果を示す数字コード、転送IDごとに転送中である、リトライ待ちである等の転送状況を示す数字コード、転送IDごとにファイル転送処理の進捗度合を百分率で示す数字コード等を取得する。
図7は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1のCPUユニット2の表示機9でのファイル転送進捗表示画面の例示図である。図7に示すように、ファイル転送処理ごとの転送IDを表示する転送ID表示領域701と、ファイル転送処理のステータスを簡易表示するステータス表示領域702と、ファイル転送処理のステータスをテキスト表示するテキスト表示領域703と、ファイル転送処理の進捗を百分率に対応するバーで表示する進捗表示領域704とを備えている。
図7の例では、転送IDごとに、ステータス表示領域702にどのフラグ情報がオン状態であるのかをインジケータ表示している。ハッチング表示されているボタンが、オン状態であるフラグ情報を示しており、例えば転送ID‘ID0’はファイル転送処理が完了した直後の状態を、転送ID‘ID3’はファイル転送処理が完了し、全てのフラグ情報がオフ状態にクリアされた状態を、それぞれ示している。
一方、転送ID‘ID1’はファイル転送処理の実行指令は出されているがFTPサーバ6との間でリトライ待ちの状態であることを示している。また、転送ID‘ID2’はファイル転送処理の実行途中であることを示している。
なお、ステータス表示領域702は、インジケータ表示だけではなく、フラグ情報を直接設定することができる入力機能を有していても良い。例えば表示機9をタッチディスプレイで構成しておき、表示されているボタンに指で触れることにより、対応するフラグ情報をオン/オフすることができるようにしても良い。この場合、ラダープログラム等の制御プログラムを介することなく、プログラマブルコントローラ1をFTPクライアントとして機能させることが可能となる。
図6に戻って、転送方向選択受付部324は、設定データ記憶部212に記憶してある設定データを読み出すことで、転送IDごとに転送動作がアップロード(PUT)であるかダウンロード(GET)であるかの選択を受け付ける。
記憶先選択受付部325は、転送されるファイルのアップロード元又はダウンロード先として、CPUユニット2の機能割当て情報記憶部211又は着脱式のメモリカード7の選択を受け付ける。着脱式のメモリカード7が転送されるファイルのアップロード元又はダウンロード先として選択を受け付けた場合、事前にプログラマブルコントローラ1内に記憶してあるファイルだけでなく、外部からのファイルをアップロードの対象としたり、ダウンロードしたものを外部へ取り出したりすることが容易となる。
図8は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1のCPUユニット2のメモリ21内に記憶するユニット割当てテーブルのデータ構成の例示図である。図8に示すように、ユニット割当てテーブルでは、CPUユニット2及びCPUユニット2に接続してある拡張ユニット3、3、・・・それぞれに割り当てるメモリ領域の先頭アドレス情報を対応付けて記憶する。図8の例では、CPUユニット2の先頭アドレスが‘R30000’であるのに対し、拡張ユニットAでは先頭アドレスが‘R30200’となっており、後述する機能割当て情報のオフセットアドレスの起点となる。各拡張ユニット3に割り当てられたメモリ領域は、リレーデバイス(ビットデバイス)及びデータデバイス(ワードデバイス)で適宜構成されている。
図9は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1の機能割当て情報記憶部211に記憶してあるデータ構成の例示図である。機能割当て情報記憶部211は、CPUユニット2のメモリ21内に備えるが、拡張ユニット3のメモリ31内に備えても良い。図9(a)は、ビット情報でオン状態であるかオフ状態であるかを識別するビット情報割当てテーブルの例示図を、図9(b)は、数字コード等で状態を識別するワード情報割当てテーブルの例示図を、それぞれ示している。
図9(a)に示すように、ビット情報割当てテーブルでは、機能ごとに先頭アドレスからのオフセットアドレスが対応付けて記憶してある。ここで、オフセットアドレスが‘+0’である場合、各拡張ユニット3での先頭アドレスであることを意味している。
例えば転送要求については、転送IDごとに転送要求IDn(nは0〜9の自然数)にオフセットアドレスが割り当てられている。フラグ情報監視部321は、CPUユニット2のメモリ21内の機能割当て情報記憶部211を常時監視し、例えば転送要求IDnに‘1’が書き込まれたことを検知した場合、オフセットアドレスに基づいてビット情報割当てテーブルを照会することにより、どの転送IDにおける転送要求であるかを特定することができる。
図9(b)に示すように、ワード情報割当てテーブルでも同様に、機能ごとに先頭アドレスからのオフセットアドレスが対応付けて記憶してある。ここで、オフセットアドレスが‘+0’である場合、各拡張ユニット3での先頭アドレスであることを意味している。
例えば転送完了については、転送IDごとに転送完了IDn(nは0〜9の自然数)にオフセットアドレスが割り当てられている。フラグ情報監視部321は、CPUユニット2のメモリ21内の機能割当て情報記憶部211を常時監視し、例えば転送完了IDnに‘1’が書き込まれたことを検知した場合、オフセットアドレスに基づいてワード情報割当てテーブルを照会することにより、どの転送IDにおける転送完了であるかを特定することができる。
図3に戻って、フラグ情報更新部303は、機能割当て情報記憶部211に記憶してあるフラグ情報であって、FTPクライアント機能提供部302の監視対象となっているフラグ情報のうち、所望の機能に対応するフラグ情報をオン状態に更新する。例えば、転送IDごとの転送要求フラグ等に‘1’を書き込むことにより、FTPクライアント機能提供部302はファイル転送を開始する。
このように、CPUユニット2において、ファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、機能割当て情報記憶部211に記憶してあるフラグ情報を更新する、すなわちフラグ情報をオン状態に更新するだけで、所望の転送IDに対応付けて記憶してあるファイル転送を容易に実行することが可能となる。また、ファイル転送実行のトリガはFTPサーバ6ではないので、所望の時点で必要なファイルについてのファイル転送を実行することが可能となる。
図10は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1のCPUユニット2のCPU20のファイル転送処理の手順を示すフローチャートである。図10では、各機能を示すフラグ情報を単にフラグと表現し、機能ごとに「機能」フラグとして表現している。また、フラグ情報は、‘1’である場合はオン状態、‘0’である場合はオフ状態を意味している。
CPUユニット2のCPU20は、ラダープログラム等の制御プログラムに基づき所望のファイル転送に対応する転送IDについて、ファイル転送要求を示すデバイスのフラグを‘1’に更新する(ステップS1001)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送要求を示すデバイスのフラグが‘1’(フラグ情報がオン状態)に更新された場合、対応する転送IDの設定データを設定データ記憶部212から読み出し(ステップS1002)、転送IDに対応付けて設定されたファイル転送処理がアップロード処理であるか否かを判断する(ステップS1003)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、アップロード処理であると判断した場合(ステップS1003:YES)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、転送元がCPUユニット2のメモリ21(機能割当て情報記憶部211)であるか否かを判断する(ステップS1004)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、転送元がCPUユニット2のメモリ21ではないと判断した場合(ステップS1004:NO)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、メモリカード7を転送元に設定し(ステップS1005)、処理をステップS1009へ進める。
CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、アップロード処理ではないと判断した場合(ステップS1003:NO)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ダウンロード処理であると判断し、転送先がCPUユニット2のメモリ21(機能割当て情報記憶部211)であるか否かを判断する(ステップS1006)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、転送先がCPUユニット2のメモリ21ではないと判断した場合(ステップS1006:NO)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、メモリカード7を転送先に設定し(ステップS1007)、処理をステップS1009へ進める。
CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、転送元がCPUユニット2のメモリ21であると判断した場合(ステップS1004:YES)、又は転送先がCPUユニット2のメモリ21であると判断した場合(ステップS1006:YES)、CPU20は、メモリ21を転送元又は転送先に設定し(ステップS1008)、ファイル転送処理を実行する(ステップS1009)。
図11は、本発明の実施の形態に係るプログラマブルコントローラ1のCPUユニット2のCPU20の図10のステップS1009での処理手順を示すフローチャートである。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送処理を開始し(ステップS1101)、ファイル転送の中断要求を示すデバイスのフラグに更新されたか否かを判断する(ステップS1102)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、ファイル転送の中断要求を示すデバイスのフラグが更新されたと判断した場合(ステップS1102:YES)、すなわちCPU20によりファイル転送中断要求を示すデバイスのフラグが‘1’に更新された場合、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送処理を中断して、処理をステップS1013へ進める。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、ファイル転送の中断要求を示すデバイスのフラグが更新されていないと判断した場合(ステップS1102:NO)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送処理を続行して、転送結果に関する情報を取得する(ステップ1010)。
なお、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送処理を開始した後、転送ファイルの全データサイズを転送元から取得し、転送ファイルのうち転送済みのデータサイズを逐次管理する。そして、所定のタイミングにおけるデータ転送の進捗状況(例えば、50%完了)を、転送進捗を示すデバイスへ書き込む。表示機9は、転送進捗を示すデバイスへ書き込まれた情報に基づいて、ファイル転送処理の進捗を百分率に対応するバー等で進捗表示領域704に表示する。
また、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送処理のステータス(例えば、転送中、リトライ間隔待ち中、停止中等)を転送ステータスを示すデータデバイス(ワードデバイス)に随時出力しても良い。表示機9は、転送ステータスを示すデバイスへ書き込まれた情報に基づいて、ファイル転送処理のステータスをステータス表示領域702及びテキスト表示領域703に表示する。
CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送が正常に終了したか否かを判断する(ステップS1011)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、ファイル転送が正常に終了したと判断した場合(ステップS1011:YES)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送完了応答を示すデバイスのフラグを‘1’に更新する(ステップS1012)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)が、ファイル転送が異常終了したと判断した場合(ステップS1011:NO)、CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、ファイル転送完了応答を示すデバイスの完了応答フラグを‘1’に更新するとともにファイル転送エラー応答を示すデバイスのエラー応答フラグを‘1’に更新する(ステップS1013)。なお、ファイル転送処理の終了時に、転送結果を示すデータデバイス(ワードデバイス)に、転送結果が正常であったか、異常であったか(タイムアウト、書込み失敗等の情報を含めても良い)を示す情報を記憶しても良い。
CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、完了応答フラグ又はエラー応答フラグが‘1’に更新された場合、ファイル転送処理が終了したと判断し、ファイル転送要求を示すデバイスのフラグを‘0’に更新する(ステップS1014)。CPU20(FTPクライアント機能提供部302)は、転送要求フラグが‘0’に更新された時点で、更新された完了応答フラグ及びエラー応答フラグを‘0’に更新し(ステップS1015)、処理を終了する。もちろん、転送が完了したか否かを示すフラグ情報である転送完了フラグに‘1’が記憶されているか否かによって、ファイル転送処理が終了したか否かを判断しても良い。
なお、上述したようにCPUユニット2のCPU20ではなく、拡張ユニット3のマイクロプロセッサが、FTPクライアント機能提供部302として機能しても良い。この場合、上述した図10のFTPクライアント機能提供部302が実行主体となっているステップの処理は、CPUユニット2のCPU20ではなく、拡張ユニット3のマイクロプロセッサが実行することになる。
以上のように本実施の形態によれば、ファイル転送プログラムを別個に作成する必要がなく、フラグ情報のオン状態又はオフ状態の書き込み処理を実行するだけでプログラマブルコントローラ1をFTPクライアントとして機能させることができる。したがって、プログラマブルコントローラ1内の動作制御の汎用性を担保することができる。また、プログラマブルコントローラ1側がトリガとなってファイル転送を実行することができ、現場に設置されたプログラマブルコントローラ1にてファイル更新、パラメータ更新等が必要になった時点で所望のファイル転送を実行することが可能となる。
なお、機能割当て情報記憶部211に記憶してある機能割当て情報(デバイス値)は、アップロード時にFTPクライアント機能提供部302において設定データに基づきデバイスであるかファイルであるかを判断し、データ形式をCSV形式に変換することが好ましい。アップロードされたデバイスの内容を表形式データとして容易に確認することができるからである。この場合、メモリカード7からのファイルデータはそのまま送付される。
一方、転送対象としてデバイスを指定して、CSV形式のファイルをダウンロードした場合、FTPクライアント機能提供部302は、CSV形式のファイルを解釈し、当該ファイルに付加されるデバイス番号、データサイズやデータ種別(1ビットのビットデータであるか、16ビット、32ビット等の固定長のデータであるか、文字列であるか)等を取得して、データサイズ、データ種別等に基づいて、該当するデバイス番号に対してデータを書き込むことで、該当するデバイスの値を更新することができる。ファイルの解釈に失敗した場合は、ファイル転送に失敗したものとして、転送結果を示すデバイス等にファイル解釈に失敗した要因(フォーマットの不正、デバイス番号が割当て範囲外である等)を出力することにより、ユーザは編集することが可能なデータ形式でファイル内容の不整合の要因を特定することも可能となる。また、簡易なデータ形式であるCSV形式を採用することにより、ユーザが編集することが可能なデータ形式でのデータ転送を実現しながら、FTPクライアント機能提供部302における処理負荷を軽減している。
また、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能であることは言うまでもない。例えば、機能割当て情報記憶部211はCPUユニット2のメモリ21内に備えることに限定されるものではなく、FTPクライアント機能提供部302とともにFTPサーバ6とデータ送受信を行う通信ユニット等の拡張ユニット3に備えても良い。
この場合、機能割当て情報記憶部211のすべてを拡張ユニット3に備えても良いし、一部の情報をCPUユニット2のメモリ21内の機能割当て情報記憶部211に残し、それ以外の情報を拡張ユニット3のメモリ31に機能割当て情報記憶部311に分割して記憶しても良い。例えばCPUユニット2内の制御プログラム等によって、フラグ情報がオン状態又はオフ状態に更新される項目についてはCPUユニット2のメモリ21内の機能割当て情報記憶部211に、それ以外の数字データが書き込まれるフラグ情報は拡張ユニット3のメモリ31内の機能割当て情報記憶部311に、それぞれ分割して記憶しても良い。
1 プログラマブルコントローラ
2 CPUユニット
3 拡張ユニット
4 演算表示装置
5 被制御機器
6 FTPサーバ
7 メモリカード
20 CPU
21、31 メモリ
211、311 機能割当て情報記憶部
212 設定データ記憶部
213 ファイル情報記憶部

Claims (8)

  1. CPUユニットと、該CPUユニットと接続された一又は複数の拡張ユニットとで構成され、前記CPUユニット内のメモリに記憶された制御プログラムにより動作が制御され、ファイル転送時にFTPクライアントとして機能するプログラマブルコントローラにおいて、
    前記FTPクライアントとして機能させる設定データの入力を受け付ける設定データ受付部と、
    入力を受け付けた設定データを記憶する設定データ記憶部と、
    ファイル転送時に前記FTPクライアントとして機能させるFTPクライアント機能提供部と、
    前記FTPクライアントに所定の機能を割り当てるか否かに関するフラグ情報を含む機能割当て情報を記憶する機能割当て情報記憶部と、
    前記フラグ情報を更新するフラグ情報更新部と
    を備え、
    前記フラグ情報は、前記機能割当て情報記憶部において、前記制御プログラムで認識することが可能なデバイスとして割り当てられる領域に記憶され、
    前記フラグ情報更新部は、前記制御プログラムに基づいて、所定の機能ごとに前記デバイスのフラグ情報をオン状態に更新し
    前記FTPクライアント機能提供部は、前記デバイスのフラグ情報がオン状態に更新されたことを検知した場合、前記設定データ記憶部に記憶してある設定データに基づいてファイル転送を実行するようにしてあることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記設定データは、ファイル転送の対象となるデータの取得先に関する情報を含むことを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記設定データは、ファイル転送の動作を特定する情報を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のプログラマブルコントローラ。
  4. 前記FTPクライアント機能提供部は、ファイル転送の状況を示す情報を出力する転送状況出力部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラ。
  5. 前記FTPクライアント機能提供部は、転送されるファイルのアップロード元又はダウンロード先として、前記CPUユニットの前記機能割当て情報記憶部又は着脱式のメモリカードの選択を受け付ける記憶先選択受付部を備えることを特徴とする請求項4記載のプログラマブルコントローラ。
  6. 前記FTPクライアント機能提供部は、ファイルのアップロード又はダウンロードの選択を受け付ける転送方向選択受付部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラ。
  7. 前記機能割当て情報記憶部に記憶してある情報がアップロード対象である場合、アップロード時にCSV形式に変換する変換部を備えることを特徴とする請求項6記載のプログラマブルコントローラ。
  8. 前記機能割当て情報記憶部は、前記フラグ情報更新部により更新するフラグ情報を前記CPUユニットに、その他の情報を前記拡張ユニットに、それぞれ記憶するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプログラマブルコントローラ。
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