JP2005092676A - プログラマブルコントローラおよびユニットならびにパラメータの編集方法 - Google Patents

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弘章 山田
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Abstract

【課題】 PLCを構成する各ユニットの設定を専用ツールを用いることなく行えるようにすること
【解決手段】 PLC10を構成するCPUユニット11とユニット12はバス接続され、互いにデータ転送が可能となる。ユニットには、MPU12aが実行可能なバイナリ形式のパラメータデータを記憶する実設定メモリエリア15と、そのバイナリ形式のパラメータデータをテキストデータの設定用ファイル16に変換するための変換テーブル17を備えている。実設定メモリエリアの内容をテキスト形式の設定用ファイルに変更後、CPUユニットに転送し、CPUユニットは、その設定用ファイルを着脱可能なメモリカード20に格納する。メモリカードをパソコン25にセットし、テキストエディタなどで設定用ファイルの内容を編集後、メモリカードに保存する。そして、メモリカードをCPUユニットに再度セットし、編集後のテキスト形式の設定用ファイルを、ユニットに転送し、そこにおいて変換テーブルを用いてバイナリ形式に変換し実設定メモリエリアにする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、プログラマブルコントローラおよびユニットならびにパラメータの編集方法に関するものである。
生産工場(製造現場)に設置されるファクトリーオートメーション(FA)の制御装置として、プログラマブルコントローラ(PLC)が用いられている。このPLCは、複数のユニットから構成される。すなわち、電源供給源の電源ユニット,PLC全体の制御を統率するCPUユニット,FAの生産装置や設備装置の適所に取り付けたスイッチやセンサの信号を入力する入力ユニット,アクチュエータなどに制御出力を出す出力ユニット,通信ネットワークに接続するための通信ユニットなどの各種のユニットを適宜組み合わせて構成される。
PLCのCPUユニットにおける制御は、入力ユニットで入力した信号をCPUユニットのI/Oメモリに取り込み(INリフレッシュ)、予め登録されたユーザプログラム記述言語(例えばラダー言語)で組まれたユーザプログラムに基づき論理演算をし(演算実行)、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力ユニットに送り出し(OUTリフレッシュ)、その後、通信ユニットを介して通信ネットワーク上の他のPLCとデータ送受信を行ったり、CPUユニットに備えられた通信ポートを介して外部の機器とデータ送受信などを行ったりする(周辺処理)ことをサイクリックに繰り返し処理するようになる。なお、INリフレッシュとOUTリフレッシュと一括して行なう(I/Oリフレッシュ)場合もある。
ところで、PLCを実際に稼動させるに先立ち、CPUユニット,通信ユニット,I/Oユニットなどのユニットに対して、パラメータその他の個々の設定を行うことがある。係る設定は、一般にパソコン上で起動する専用ツールを用いて行われる。また、特許文献1に開示された発明のように、係るパラメータを設定する方法として、そのパラメータをテキストファイルで扱うものがある。
特開2001−255911号公報
上記した特許文献1に開示され発明は、サーボ内にテキストファイルとして格納されたパラメータをモーションモジュールおよびCPUモジュールを介してCPUモジュールに接続されたプログラミング装置へ吸い上げて編集し、その編集結果をプログラミング装置からサーボへ書き込むようにしている。従って、やはりプログラミング装置というCPUモジュールおよびモーションモジュールのプログラムを変更するための専用の装置が必要となる。
また、このプログラミング装置は、通常、新規のCPUモジュールが開発されるのに伴ってバージョンアップされる。従って、現場にあるプログラミング装置のバージョンが古い場合には、新規のCPUモジュールに接続できないためCPUモジュールを介してサーボのパラメータを変更できないという問題もある。さらに、そもそも現場に専用のプログラミング装置がなかったり、プログラミング装置の開発・対応が遅れているような場合にもCPUモジュールを介してサーボのパラメータを変更できない。
この発明は、プログラマブルコントローラを構成する各ユニットの設定を専用ツール・専用のプログラミング装置を用いることなく行えるプログラマブルコントローラおよびユニットならびにパラメータの編集方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプログラマブルコントローラは、そのプログラマブルコントローラを構成するユニットに格納された専用形式のパラメータデータを読み出す手段と、その読み出したパラメータデータをテキストファイルに変換する手段と、着脱可能に装着された記憶媒体に、その変換した前記テキストファイルを格納する手段を備えるようにした。変換する手段は、例えば実施の形態で示すように、変換テーブルを用いて異なるファイル形式間のデータ変換をすることができる。
ここで、読み出す手段,変換する手段並びに格納する手段は、同一ユニット内に組み込まれていても良いし、異なる複数のユニットに適宜分けて格納するようにしても良い。そして、後者の場合、例えば、前記専用形式のパラメータデータが記憶されたユニットに、前記読み出す手段と前記変換する手段が実装されるとともに、記憶媒体を着脱可能な他のユニットに向けて前記テキストファイルを転送する機能を備えて構成することができる。また、これに以外にも、専用形式のパラメータデータを記憶保持するユニットと、記録媒体を着脱可能な他のユニットが異なるものにおいて、変換する手段を他のユニット側に設けても良い。この場合には、専用形式のパラメータデータを、当該ユニットから他のユニットに対して転送することになる。
上記した各発明によれば、ユニットに格納された専用形式のパラメータデータが、記録媒体に格納される際にはテキストファイル形式のデータとなっているため、その記録媒体を取り出してコンピュータに実装することにより、当該コンピュータにインストールされたテキストエディタ等の汎用のアプリケーションソフトを用いてデータの内容を見ることができる。つまり、専用のツールを用いることなく、設定内容を確認できる。
また、本発明に係るプログラマブルコントローラは、パラメータの設定を行なうユニットを備えたプログラマブルコントローラであって、着脱可能に装着された記録媒体に格納されたパラメータが記述されたテキストファイルを読み出す手段と、前記読み出したテキストファイルを前記ユニットが実行可能な専用形式のパラメータデータに変換するとともに、前記ユニットが有する記憶手段に格納する手段とを備えるようにした。ここで、記憶手段は、実施の形態では実設定メモリエリアに対応する。
係る構成をとると、設定すべきパラメータデータをテキストファイル形式で記録媒体に格納することにより、その記録媒体をプログラマブルコントローラに装着すると、ユニットが実行可能な専用形式のパラメータデータに変換される。よって、テキストファイルを処理可能な汎用のアプリケーションソフトと、記録媒体にアクセスする装置を備えた汎用のコンピュータを用いてプログラマブルコントローラに対する設定が可能となり、専用のツールが不要となる。
一方、上記したプログラマブルコントローラを構成するために適した本発明に係るユニットでは、自己に設定するための専用形式のパラメータデータを記憶する記憶手段と、その記憶手段に格納された前記専用パラメータデータを読み出す手段と、その読み出したパラメータをテキストファイルに変換する手段と、その変換したテキストファイルを出力する出力手段を備えて構成することである。出力手段は、記録媒体に格納するものでも良いし、テキストファイルを他のユニットに転送するものでも良い。
また、プログラマブルコントローラを構成するユニットであって、パラメータが記述されたテキストファイルを取得するとともに、その取得したテキストファイルを前記ユニットが実行可能な専用形式のパラメータデータに変換する手段と、その変換した専用形式のパラメータデータを、前記ユニットが有する記憶手段に格納する手段とを備えて構成することができる。
さらにまた、本発明に係るパラメータの編集方法は、パラメータの設定を行なうユニットを備えたプログラマブルコントローラにおける前記パラメータの編集方法であって、前記ユニットは、専用形式のパラメータデータを記憶する記憶手段を備え、前記ユニットが、前記記憶手段に格納された前記専用パラメータデータを読み出し、前記ユニット或いは前記プログラマブルコントローラを構成する他のユニットがその読み出したパラメータをテキストファイルに変換し、前記テキストファイルを前記プログラマブルコントローラに着脱可能に装着された記録媒体に格納し、前記記録媒体を前記プログラマブルコントローラから取り出すとともに、前記取り出した記録媒体をコンピュータに装着し、前記コンピュータに実装されたテキストエディタのアプリケーションを実装して前記記録媒体に格納された前記テキストファイルを編集するとともに、編集後のテキストファイルを所定の記録媒体に格納するようにした。ここで、アプリケーションとは、一般に「エディタ」,「テキストエディタ」と称されているアプリケーションソフトはもちろんのこと、例えばワープロソフト,表計算ソフトなど、テキストファイルにアクセスし、所定の編集処理ができるものであれば全て含む概念である。
さらに、上記した発明を前提とし、さらに、前記編集後のテキストファイルを格納した記録媒体を前記プログラマブルコントローラに実装し、前記所定のプログラマブルコントローラが、前記記録媒体に格納された編集後のテキストファイルを、前記ユニットが処理可能な専用形式のパラメータデータに変換し、前記記憶手段に格納するようにするとよい。
本発明では、各ユニットの設定項目或いは設定内容が、専用ツールなしでファイルとして取り出せ、それを汎用のアプリケーションで編集し、ユニットへ再度同様な手順で転送することで、ユニットの設定が可能になる。また、新規の設定や、他のユニット、プログラマブルコントローラへの設定も専用ツールなして行える。
本発明では、プログラマブルコントローラを構成する各ユニットの設定を専用ツール・専用のプログラミング装置を用いることなく行える。
図1は、本発明の好適な実施の形態の一例を示している。図1に示すように、PLC10は、CPUユニット11やその他の各種のユニット12を電気・機械的に連結することにより構成される。そして、ユニット11は、PLCを構成する各ユニットに対して電源供給をする電源ユニットや、ユーザプログラムを演算実行したり、I/Oリフレッシュや周辺処理をサイクリックに実行するCPUユニットや、他のノードと通信を行う通信ユニットや、入出力機器を接続するI/Oユニット等がある。これらのユニットは、システムバス(CPU−ユニット間バス)を介して接続される。もちろん、これらの他にもユニットは存在し、必要に応じて連結するユニットを増減する。また、図1には、図示の便宜上ユニット12は1つのみ記載しているが、1つのPLC10に、本発明のユニット12が複数存在する場合もあるし、存在しない場合もある。さらに、1つのPLCを構成する全てのユニットが、本発明のユニット12であるとは限らず、対応しているユニット12と対応していないユニットが混在することはもちろんある。
図1に示すように、CPUユニット11と各種のユニット12はPLC10の内部バス13に接続され、その内部バス13を介してデータの送受が行なわれる。さらにCPUユニット11は、コンパクトフラッシュ(登録商標)など汎用のメモリカード20を実装するためのスロット等を有し、CPUユニット11のMPU11aは、バス14を介して実装されたメモリカード20とデータの送受を行なうようになっている。
一方、ユニット12には、MPU12aと、記憶手段たるフラッシュROM12bを有している。そして、MPU12aが適宜フラッシュROM12bにアクセスし、所定の処理を実行するようになっている。さらに、フラッシュROM12bのメモリエリアには、実際にユニット12が設定を行う実設定メモリエリア15と、メモリカード20との間で転送を行なう設定用ファイル16と、それら設定用ファイルと実設定メモリエリアを互いに変換にするために使用する変換テーブル17を備えている。
ここで、実設定メモリエリア15は、ユニット12が動作を行う上で実際に使用されるもので、マイコン(MPU12a)が判読しやすいバイナリなどのデータで記述されている。一例を示すと、図2に示すようなデータ構造をとなる。これは、従来からあるユニットにおけるパラメータ等の設定情報を格納するものと同様であり、従来では専用ツールを操作して格納していたものである。本実施の形態においても、MPU12aがアクセスするデータは、従来のデータ構造と同じである。これにより、PLC稼動時のMPU12aの機能は、従来のものをそのまま用いることができる。
背景技術並びに発明が解決しようとする課題の欄でも説明したとおり、実設定メモリエリア15に格納されたデータは、MPU12aは判読しやすいが、設定ツールがなく、そのまま読み出してモニタに表示等しても作業員には理解が困難である。そこで、本発明では、上記したように設定用ファイル16を設けた。この設定用ファイル16は、テキストファイルやCSVファイルなどで記述され、汎用パソコンで使用するアプリケーションで編集可能なファイル形式である。そして、具体的なデータ構造としては、例えば図3に示すように、各種設定項目があらかじめ記述されており、設定する内容もデフォルトあるいは既に設定されている内容が記述される。また、この設定用ファイル中、「設定項目名」の欄と「設定内容説明」の欄は常時固定であり、「設定値」の欄がユニット12の設定内容により変化する。
そして、この「設定値」の欄に記述された内容と、実設定メモリエリア15に記述された内容は一対一に対応した同一内容となっている。すなわち、MPU12aは、設定用ファイル16に格納されたデータを実設定メモリエリア15に転送したり、実設定メモリエリア15に格納されたデータを設定用ファイル16に転送する機能を有するが、係る転送する際に、変換テーブル17を参照し、所定のデータ変換をする。このとき行うデータ変換は、ファイル形式や表記内容の変換であり、実質的なデータが意味する内容は、パラメータ等であり変更しない。よって、実設定メモリエリア15と設定用ファイル16の記憶内容の同一性が保証される。
また、上記変換処理をする際にアクセスされる変換テーブル17は、図4に示すように、設定用ファイルにおける項目名と、その項目名に対応するデータを格納すべき実設定メモリエリアにおけるアドレス/ビットと、両者間でのデータの変換方法を関連付けたテーブルとなる。従って、例えば、設定用ファイル16の項目名「IpAddress」(設定値:192.168.3.10)を実設定メモリエリア15に転送する場合、実設定メモリエリア15上の記憶すべきアドレスは「$1000000〜$1000003」であり、変換方法は「ASCIIコード−バイナリデータ」であることから、ASCIIコードで表された設定値をバイナリデータに変換するとともに、その変換したデータを上記アドレスに格納する。逆に、実設定メモリエリア15のアドレス「$1000000〜$1000003」に格納されたデータを設定用ファイル16に転送する際には、係るアドレスに格納されたバイナリデータをASCIIコードに変換し、設定用ファイル16中の項目名「IpAddress」に対応する設定値の欄に変換後のデータを格納する。より具体的には、「192」のASCIIコードをバイナリデータ0xC0、「168」のASCIIコードをバイナリデータ0xA8、「3」のASCIIコードをバイナリデータ0x03、「10」のASCIIコードをバイナリデータ0x0Aに変換し、格納先アドレス「$1000000〜$1000003」で表わされるエリアサイズ4バイトに合わせて4バイトのバイナリデータ0xC0A8030Aとして格納される。なお、設定項目名が「IpAddress」の場合は、設定値中の「.」(ピリオド)のように数字でないASCIIコードは設定用ファイルから実設定メモリエリアに変換する場合は削除し、実設定メモリエリアから設定用ファイルへ変換する場合は追加するという規則にすれば良い。もちろん、他の項目名・アドレスについても同様に変換処理をし、所定領域に格納することになる。
また、MPU12aは、CPUユニット11のMPU11aとの間で、内部バス13を介してデータ通信が可能となっている。従って、MPU12aは、設定用ファイル16に格納されたデータを読み出すとともに、CPUユニット11のMPU12aに転送することにより、CPUユニット11のMPU11aを介してCPUユニット11に実装したメモリカード20に設定用ファイル16′(内容は、設定用ファイル16と同じ)を格納することができる。これにより、設定用ファイル16′が格納されたメモリカード20をCPUユニット11から取り出し、パソコン25にセットすることにより、パソコン25にインストールされているテキストファイルに対して処理可能な各種の汎用のアプリケーションソフトを用いて設定用ファイル16′の内容を読み出し、その内容を確認することができる。このときのパソコン25の表示画面上での表示形態(画面イメージ)としては、図3に示すようなテキストファイル形式となる。
そして、テキストファイル形式であるので、表示された設定値を適宜書き換えることが可能であるとともに、書き換えた内容でメモリカード20に再度書き込むことができる。よって、係る設定値を書き換えたメモリカード20をパソコン25から取り外すとともに、CPUユニット11に実装すると、CPUユニット11のMPU11aは、実装されたメモリカード20に格納された設定用ファイル(書き換え後)16′を読み出すとともに、ユニット12のMPU12aに転送する。これにより、ユニット12の設定用ファイル16は、上記した書き換え後の内容に更新される。さらに、MPU12aは、設定用ファイル16を読み出してデータ変換をして実設定メモリエリア15に格納することができるので、上記書き換え後の設定用ファイルの内容を実設定メモリエリアに格納することにより、パラメータ等の変更を行なうことができる。
次に、実際にパラメータ等の修正を行なう際の処理手順を説明する。まず、(1)各ユニット12の設定用ファイル16をメモリカード20に転送するために、CPUユニット11にメモリカード20を装着する。
(2)この状態で対象となるユニット12の設定用ファイル16を、メモリカード20へ転送する。このとき、メモリカード20への転送の起動は、CPUユニット11あるいはユニット12にあるスイッチをセットするか、CPUユニット11内部のフラグをセットするなどの方法で行うことができる。この転送の起動がかかると、ユニット12(MPU12a)は変換テーブル17に基づいて、実設定メモリエリア15の内容を読み出すとともに、適宜変換した後、設定用ファイル16に変換後のデータを書き込む。そして、係る書き込みが完了するとCPU−ユニット間の内部バス13を介してCPUユニット11に、ユニット12の設定用ファイル16を転送する。
一方、係る設定用ファイルを受け取ったCPUユニット11は、(1)の処理により装着されているメモリカード20に対し、受け取った設定用ファイルを転送する。これにより、メモリカード20には設定用ファイルと同一内容の設定用ファイル16′が格納される。なお、上記処理が実行中あるいは完了したことは、例えばCPUユニット11あるいはユニット12にあるLEDの点灯状態を変更することにより報知したり、CPUユニット11内部のフラグに基づいて表示することで、設定用ファイルがメモリカード20に転送されたことを確認できる。
(3)設定用ファイルの転送が完了したら、メモリカード20をCPUユニット11から取り外すとともに、パソコン25に移動し、設定用ファイル16′をパソコン25にインストールされている汎用のアプリケーションで、読出すとともに、必要な設定項目を編集する。そして、編集が完了したら、メモリカード20へその設定用ファイル(編集後)を保存する。
(4)(3)におけるメモリカード25への編集後の設定用ファイルの保存が完了したら、再度メモリカード20をパソコン25から取り出すとともに、CPUユニット11に移動し、(2)と同様な方法で、設定用ファイルの転送の起動を行う。なお、このときのファイル転送は、上記(2)と逆方向であるため、どの方向(CPUユニット11→ユニット12,ユニット12→CPUユニット11)の転送であるかを区別可能にする必要はある。
上記した転送の起動を受けたCPUユニット12は、メモリカード20内にある設定用ファイル(編集後)16′を取り出して、対象となるユニット12のMPU12aへCPU−ユニット間の内部バス13を介して設定用ファイルを転送する。そして、この設定用ファイルを受け取ったユニット12は、再び変換テーブル17に基づいて、設定用ファイル16に記述されている内容を実設定メモリエリア15に書き込み、自ユニット12の設定内容を変更する。これにより、専用ツールを使用しなくても、各種ユニット12の設定が容易にできる。
また、上記した処理手順では、ユニット12にすでに設定されている実設定メモリエリアの内容を編集・更新することについて説明したが、本発明はこれに限ることはなく、新規に設定する場合にも利用できる。すなわち、例えば、テンプレートとして予め設定用ファイルを用意して、それをメモリカードに保存し、その保存したメモリカードをCPUユニット11にセットし、転送を起動することにより所定のユニット12に対する設定が完了する。
また、上記した実施の形態では、ユニット12に対する設定について説明したが、CPUユニット11に対する設定も、同様の手法により行なうことができる。この場合、CPUユニット11にも、変換テーブルなどを用意しておくことになる。
また、上記した実施の形態では、設定用ファイルの設定値を実設定メモリエリアへ格納する際に変換テーブルにしたがってデータ変換する形態を示した。他の実施の形態として、上記した実施の形態で説明した変換テーブルを使用せずに、設定用ファイルの設定値を直接変換して実設定メモリエリアへ格納することでも良い。具体的には、設定用ファイルの設定項目名の順番を予め固定とし、さらに、設定用ファイルの設定値を実設定メモリエリアへ格納する際の専用形式への変換方法および格納先アドレスやビット位置を設定項目名ごとに予め固定とする。MPU12aで実行される変換プログラムは、前述の固定された順番,変換方法,格納先アドレスやビット位置を前提として作成される。例えば、図3のような設定ファイルの場合、設定用ファイルの先頭から内容を読み出すことで1番目の「=」の次には、「IpAddress」に対応する設定値のテキストデータが格納されていることがわかるため上記した実施の形態と同じ手順でテキストデータを専用形式のデータに変換して実設定メモリエリアへ格納するように変換プログラムを作成すれば良い。その他の設定項目名についても、同様に「=」の次に読み出されるテキストデータが設定値であることを前提として変換プログラムを作成すれば良い。
なお、直接変換する実施の形態の場合は、あらたに設定項目を追加する際は、変換プログラムの修正が必要となるが、変換テーブルを使用する実施の形態の場合は、あらたに設定項目を追加する際は、変換テーブルを修正することで対応可能となり、変換のためのプログラムの修正は不要である。
本発明の好適な一実施の形態を示す図である。 実設定メモリエリアのデータ構造の一例を示す図である。 設定用ファイルのデータ構造の一例を示す図である。 変換テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
符号の説明
10 PLC
11 CPUユニット
11a MPU
12 ユニット
12a MPU
12b フラッシュROM
13 内部バス
14 バス
15 実設定メモリエリア
16,16′ 設定用ファイル
17 変換テーブル
20 メモリカード
25 パソコン

Claims (8)

  1. プログラマブルコントローラを構成するユニットに格納された専用形式のパラメータデータを読み出す手段と、
    その読み出したパラメータデータをテキストファイルに変換する手段と、
    着脱可能に装着された記憶媒体に、その変換した前記テキストファイルを格納する手段を備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  2. 前記読み出す手段と、前記変換する手段と、前記格納する手段は、同一のユニットに実装されていることを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 前記専用形式のパラメータデータが記憶されたユニットに、前記読み出す手段と前記変換する手段が実装されるとともに、記憶媒体を着脱可能な他のユニットに向けて前記テキストファイルを転送する機能を備え、
    前記記憶媒体を着脱可能な他のユニットは、その転送されてきたテキストファイルを前記記憶媒体に格納する機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
  4. パラメータの設定を行なうユニットを備えたプログラマブルコントローラであって、
    着脱可能に装着された記録媒体に格納されたパラメータが記述されたテキストファイルを読み出す手段と、
    前記読み出したテキストファイルを前記ユニットが実行可能な専用形式のパラメータデータに変換するとともに、前記ユニットが有する記憶手段に格納する手段とを備えたことを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  5. プログラマブルコントローラを構成するユニットであって、
    自己に設定するための専用形式のパラメータデータを記憶する記憶手段と、
    その記憶手段に格納された前記専用パラメータデータを読み出す手段と、
    その読み出したパラメータをテキストファイルに変換する手段と、
    その変換したテキストファイルを出力する出力手段を備えたことを特徴とするユニット。
  6. プログラマブルコントローラを構成するユニットであって、
    パラメータが記述されたテキストファイルを取得するとともに、その取得したテキストファイルを前記ユニットが実行可能な専用形式のパラメータデータに変換する手段と、
    その変換した専用形式のパラメータデータを、前記ユニットが有する記憶手段に格納する手段を備えたことを特徴とするユニット。
  7. パラメータの設定を行なうユニットを備えたプログラマブルコントローラにおける前記パラメータの編集方法であって、
    前記ユニットは、専用形式のパラメータデータを記憶する記憶手段を備え、
    前記ユニットが、前記記憶手段に格納された前記専用パラメータデータを読み出し、
    前記ユニット或いは前記プログラマブルコントローラを構成する他のユニットがその読み出したパラメータをテキストファイルに変換し、
    前記テキストファイルを前記プログラマブルコントローラに着脱可能に装着された記録媒体に格納し、
    前記記録媒体を前記プログラマブルコントローラから取り出すとともに、前記取り出した記録媒体をコンピュータに装着し、
    前記コンピュータに実装されたテキストエディタ等のテキストファイルを編集可能なアプリケーションを実行して前記記録媒体に格納された前記テキストファイルを編集するとともに、編集後のテキストファイルを所定の記録媒体に格納することを特徴とするパラメータの編集方法。
  8. 前記編集後のテキストファイルを格納した記録媒体を前記プログラマブルコントローラに実装し、
    前記所定のプログラマブルコントローラが、前記記録媒体に格納された編集後のテキストファイルを、前記ユニットが処理可能な専用形式のパラメータデータに変換し、前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項7に記載のパラメータの編集方法。
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