JP5356977B2 - 直流モータ - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の直流モータにおいて、陽極側の前記押圧手段及び陰極側の前記押圧手段は、大径の前記スリップリングを全周に渡って付勢すべく大径に形成された圧縮コイルばねと、その内側に配置され小径の前記スリップリングを全周に渡って付勢すべく小径に形成された圧縮コイルばねであることを要旨とする。
図1は、第1の実施形態の直流モータの概略構成図である。図1に示すように、直流モータの外郭であるハウジングケース10は、軸方向に2つに分割された第1及び第2のケース11,12から構成されている。
(1)給電ブラシ(第1及び第2の給電側摺接部50d,50e)と整流ブラシ(整流側摺接部50c)とが一体化されて複合ブラシ50(51,52)とされたため、電機子21に給電を行うために備えられる部材(ブラシ)の数が減少される。更に、給電ブラシと整流ブラシとが一体化されて複合ブラシ50とされたことにより、従来のように給電ブラシをスリップリングに押圧接触させるための圧縮コイルばねと整流ブラシを整流子に押圧接触させるための圧縮コイルばねとをそれぞれ配置しなくてもよい。従って、ブラシを付勢する圧縮コイルばねの数を(給電ブラシをスリップリングに押圧接触させるためのものと整流ブラシを整流子に押圧接触させるためのものとを備えたものに比べて)減少させることできる。このように、直流モータの内部に配置される部品点数を減少させることができるため、直流モータを大型化することなく同直流モータの内部において整流子31を配置するためのスペースを拡大することができる。そして、スペースが拡大された分だけ整流子31を大型化することができるため接続線33を太くして接続線33の断面積(即ち、電流が流れる方向と直交する方向の断面積)を大きくすることが可能となる。従って、整流子31を、大電流の供給に対応可能なものとすることができる。また、部品点数の多さのために従来は複雑であった直流モータの構造が、部品点数が減少したことにより簡略化されたため、直流モータの組付け性が向上される。その結果、直流モータの組み付けを容易に行うことができ、同直流モータの生産性を向上させることができる。しかも、陽極側の複合ブラシ51と陰極側の複合ブラシ52とをそれぞれ独立してスリップリング64,65及び整流子31に押圧接触させる陽極側の圧縮コイルばね72(押圧手段)及び陰極側の圧縮コイルばね71(押圧手段)を備えるため、陽極側の複合ブラシ51と陰極側の複合ブラシ52とで長さが異なっている場合等でも、確実に陽極側及び陰極側の複合ブラシ51,52をスリップリング64,65及び整流子31に押圧接触させることができる。よって、常に良好に電機子21に電流を供給することができる。詳しくは、陽極側の複合ブラシ51と陰極側の複合ブラシ52とは、例えば、径の大きいスリップリング64に摺接される複合ブラシ52の方が早く摩耗してしまうことや、製造時に寸法誤差が生じてしまうことにより、長さが異なってしまうことが考えられる。尚、図5には、径の大きい陰極側のスリップリング64に摺接される陰極側の複合ブラシ52が陽極側の複合ブラシ51より多く摩耗してしまった(短くなった)状態を図示している。そこで、陽極側の複合ブラシ51と陰極側の複合ブラシ52とを同じ1つの圧縮コイルばねにて押圧接触させようとすると、例えば、陰極側の複合ブラシ52がスリップリング64及び整流子31に良好に押圧接触せず、電機子21に電流が良好に供給されないといった虞があるが、上記構成では、図5に示すように、この虞を回避することができる。
・上記実施の形態では、陽極側の押圧手段及び陰極側の押圧手段を2つの圧縮コイルばね71,72としたが、これに限定されず、陽極側の複合ブラシ51と陰極側の複合ブラシ52とをそれぞれ独立してスリップリング64,65及び整流子31に押圧接触させることができれば、他の構成に変更してもよい。
又、陽極側の押圧手段及び陰極側の押圧手段は、大径及び小径のスリップリング64,65をそれぞれ周方向の複数箇所で付勢すべく周方向にそれぞれ複数設けられる圧縮コイルばね81,82であるため、製造容易で汎用性の高い(安価な)極小径の圧縮コイルばね81,82を用いながら、スリップリング64,65を良好に(周方向にバランス良く)付勢することができる。
Claims (5)
- 複数の電機子コイルを有する円環状の電機子と、
前記電機子の内側に配置され、回転軸、該回転軸に固定されたロータコア及び該ロータコアにて保持された界磁を有する回転子と、
異なる径の円環状に形成されて電源装置に接続される陽極側及び陰極側のスリップリングと、
周方向に並設されるとともに前記電機子コイルが電機的に接続される複数のセグメント及び周方向に離れた位置にある前記セグメント同士を電気的に接続する接続線を有する整流子と、
前記回転子に一体回転可能に設けられ、軸方向から陽極側及び陰極側の前記スリップリングにそれぞれ摺接する複数の給電ブラシと、
前記回転子に一体回転可能に設けられ、前記給電ブラシと電気的に接続されるとともに軸方向から前記整流子に摺接する複数の整流ブラシと、
を備え、前記スリップリング、前記給電ブラシ、前記整流ブラシ及び前記整流子を介して前記電機子に電流が供給される直流モータであって、
前記給電ブラシと前記整流ブラシとは互いに一体化されて複合ブラシとされ、
前記ロータコアの内側に配置され前記複合ブラシを保持するブラシホルダと、
陽極側の前記複合ブラシと陰極側の前記複合ブラシとをそれぞれ独立して前記スリップリング及び前記整流子に押圧接触させる陽極側の押圧手段及び陰極側の押圧手段と、
を備えたことを特徴とする直流モータ。 - 請求項1に記載の直流モータにおいて、
前記押圧手段は、前記スリップリングを付勢することにより、前記複合ブラシを前記スリップリングに押圧接触状態とするとともに、前記スリップリングにて前記複合ブラシを前記整流子側に押圧することで前記複合ブラシを前記整流子に押圧接触させることを特徴とする直流モータ。 - 請求項2に記載の直流モータにおいて、
陽極側の前記押圧手段及び陰極側の前記押圧手段は、大径の前記スリップリングを全周に渡って付勢すべく大径に形成された圧縮コイルばねと、その内側に配置され小径の前記スリップリングを全周に渡って付勢すべく小径に形成された圧縮コイルばねであることを特徴とする直流モータ。 - 請求項2に記載の直流モータにおいて、
陽極側の前記押圧手段及び陰極側の前記押圧手段は、大径の前記スリップリングを周方向の複数箇所で付勢すべく周方向に複数設けられる圧縮コイルばねと、小径の前記スリップリングを周方向の複数箇所で付勢すべく周方向に複数設けられる圧縮コイルばねであることを特徴とする直流モータ。 - 請求項4に記載の直流モータにおいて、
大径及び小径の前記スリップリングを付勢するための全ての前記圧縮コイルばねを、前記回転軸を中心とした同一半径上に配置したことを特徴とする直流モータ。
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2009
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