JP5355976B2 - 輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法 - Google Patents

輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、連続紙を搬送しながら印刷を行う輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法に関するものである。
従来、停電発生時にモータの回転駆動を停止させるモータの減速停止制御方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このモータの減速停止制御方法では、停電を検出すると、モータを減速停止させるための速度指令を、速度フィードバックを移動平均して演算した速度の数%低いところから減速開始するように与え、さらにその際、トルク指令が力行動作側になったとき、強制的にトルク指令を零にしている。なお、モータは、回転駆動を停止する際、回生動作を行う。
特開2004−80933号公報
ここで、従来のモータの減速停止制御を、複数のモータを独立回転させて連続紙を搬送可能な輪転印刷機に適用する。すると、従来のモータの減速停止制御方法では、速度指令を演算速度の数%低いところから減速を開始するため、停電前においてモータの回転速度を演算速度と略同速で回転させた場合、停電後、モータの回転速度を演算速度から数%低い演算速度へ急変させなければならない(特許文献1の図2のt参照)。このとき、輪転印刷機では、複数のモータを同期回転させて連続紙を搬送しており、停電前後において各モータの回転速度を急変させてしまうと、各モータの同期回転が乱れてしまう。このため、搬送される連続紙は、その一部が搬送方向において撓んでしまったり、あるいは、その一部が搬送方向において引っ張られてしまうことで、連続紙にシワ等が生じたり、断紙してしまう虞がある。
また、モータを減速停止させる場合、モータは回生動作を行うことで発電を行う。このとき、モータが発電した必要以上の回生電力は、電源側へ戻すことができないため、抵抗回路を配設し、抵抗回路により回生電力を消費する必要がある。この場合、回生電力が大きければ大きいほど、必要な抵抗回路の容量(W)が増加するため、装置構成が大型化してしまうと共に、装置コストが増大する虞がある。
そこで、本発明は、装置構成をコンパクトにすると共に装置コストを抑制し、連続紙を好適に搬送停止させることが可能な輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法を提供することを課題とする。
本発明の輪転印刷機は、力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、印刷装置による連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機において、制御装置は、連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートに基づいて各モータを制御可能な複数のモータ制御手段と、各モータ制御手段へ向けて速度レートを出力可能な速度レート出力手段と、を有し、速度レート出力手段は、停電発生直後に連続紙の搬送を減速停止させるための速度レートとなる停電用減速レートを出力し、停電中において少なくとも1のモータの回生動作の開始と相前後して、停電用減速レートから停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートへ切り換えて出力することを特徴とする。
この場合、速度レート出力手段は、停電中における各モータの回生動作に応じて、停電用補正減速レートから新たな停電用補正減速レートへ切換可能に構成されていることが、好ましい。
これらの場合、輪転印刷機に入力される入力側電圧を検出可能な電圧計をさらに備え、速度レート出力手段は、停電中において、電圧計により検出した電圧が下降から上昇に転じる転換点に達すると、停電用補正減速レートを出力し、複数のモータ制御手段は、停電用補正減速レートに基づいて複数のモータを制御することが、好ましい。
これらの場合、各モータの力行動作における駆動トルクをプラスとし、各モータの回生動作における駆動トルクをマイナスとすると共に、複数のモータの駆動トルクを合算してトルク合算値を算出するトルク合算手段をさらに備え、速度レート出力手段は、停電中において、トルク合算手段により算出したトルク合算値がマイナスとなると、停電用補正減速レートを出力し、複数のモータ制御手段は、停電用補正減速レートに基づいて複数のモータを制御することが、好ましい。
これらの場合、所定時間をカウント可能なタイマをさらに備え、速度レート手段は、停電発生時からタイマによる所定時間のカウント後、停電用補正減速レートを出力し、複数のモータ制御手段は、停電用補正減速レートに基づいて複数のモータを制御することが、好ましい。
また、これらの場合、搬送される連続紙のテンションを調整可能なテンション調整装置をさらに備えると共に、制御装置は、テンション調整装置を制御可能なテンション制御手段をさらに有し、テンション制御手段は、停電発生から連続紙の搬送を停止するまでの間、テンション調整装置を制御して、連続紙のテンションを調整することが、好ましい。
また、これらの場合、制御装置は、停電発生直後において各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限手段をさらに有していることが、好ましい。
この場合、モータ駆動制限手段は、各モータの力行動作を同期させて禁止することが、好ましい。
この場合、複数の印刷胴は、連続紙の搬送方向の上流側から下流側へ向けて順に配設されており、モータ駆動制限手段は、各モータの力行動作を、上流側の印刷胴を回転させるモータから下流側の印刷胴を回転させるモータへ向けて順に禁止することが、好ましい。
これらの場合、力行動作可能な折機モータを回転させて、印刷後の連続紙にテンションを付与しながら折り畳む折機をさらに備え、折機モータは、停電発生直後において、モータ駆動制限手段により力行動作を禁止されることなく、力行動作可能に構成されていることが、好ましい。
本発明の他の輪転印刷機は、力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、印刷装置による連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機において、制御装置は、停電発生直後において各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限手段を有していることを特徴とする。
本発明の輪転印刷機の停電制御方法は、力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、印刷装置による連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機の停電制御方法において、停電発生直後において、連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートを、連続紙の搬送を減速停止させる停電用減速レートとして出力する第1速度レート出力行程と、入力された停電用減速レートに基づいて、各モータを制御する第1モータ制御工程と、停電中において少なくとも1のモータの回生動作の開始と相前後して、停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートを出力する第2速度レート出力工程と、入力された停電用補正減速レートに基づいて、各モータを制御する第2モータ制御工程と、を備えたことを特徴とする。
この場合、停電発生直後において各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限工程をさらに備えたことが、好ましい。
本発明の他の輪転印刷機の停電制御方法は、力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、印刷装置による連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機の停電制御方法において、停電発生直後において各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限工程を備えたことを特徴とする。
請求項1の輪転印刷機および請求項12の輪転印刷機の停電制御方法によれば、少なくとも1のモータの回生動作の開始に相前後して、停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートに基づいて、各モータを制御することができる。つまり、停電用減速レートで各モータを動作させると、各モータは回生動作を開始するが、回生動作により発電される電力が過剰となる。このとき、停電用減速レートを停電用補正減速レートへ切り換え、停電用補正減速レートに基づいて各モータを制御することにより、各モータは、停電用減速レートによって発電される回生電力よりも少ない回生電力を発電する。これにより、発電される過剰な回生電力を減少させることができ、過剰な回生電力を消費するための抵抗回路の容量を抑制することができるため、抵抗回路を小型化することができ、抵抗回路を設置するための設置スペースを省スペースとすることが可能となる。これにより、輪転印刷機の装置構成をコンパクトにすることができると共に、装置コストを削減することができる。
請求項2の輪転印刷機によれば、停電用補正減速レートに基づいて各モータを制御しても、各モータは過剰な回生電力を発電する場合があるため、新たな停電用補正減速レートへ切り換え、新たな停電用補正減速レートで各モータを制御することにより、さらに、過剰な回生電力を減少させることができる。このため、抵抗回路の容量をさらに抑制することができ、抵抗回路を設置するための設置スペースを省スペースとすることが可能となる。
請求項3の輪転印刷機によれば、輪転印刷機の電圧が下降から上昇に転じる転換点において、停電用補正減速レートに基づいて各モータを制御することで、過剰な回生電力を好適に抑制することができる。
請求項4の輪転印刷機によれば、複数のモータの駆動トルクを合算したトルク合算値がマイナスになった時点において、停電用補正減速レートに基づいて各モータを制御することで、過剰な回生電力を好適に抑制することができる。
請求項5の輪転印刷機によれば、所定時間が経過した時点において、停電用補正減速レートに基づいて各モータを制御することで、過剰な回生電力を好適に抑制することができる。
請求項6の輪転印刷機によれば、停電時において減速停止する連続紙のテンションを調整することができるため、連続紙にシワや断紙等が生ずることなく、連続紙を好適に減速停止することができる。
請求項7の輪転印刷機および請求項13の輪転印刷機の停電制御方法によれば、停電発生直後に、各モータの力行動作を禁止することができる。つまり、停電が発生すると、速度レート出力手段は、停電用減速レートを出力し、各モータ制御手段は、入力された停電用減速レートに基づいて各モータを制御する。このとき、各モータは、回生動作へ移行する前に、電力を消費して力行動作を行おうとするが、力行動作を禁止した分、電力の消費を抑制することができる。これにより、停電中に各モータへ電力を供給するコンデンサの容量を低減することができるため、コンデンサを小型化することができ、コンデンサを設置するための設置スペースを省スペースとすることが可能となる。このため、輪転印刷機の装置構成をコンパクトにすることができると共に、装置コストを削減することができる。
請求項8の輪転印刷機によれば、各モータの力行動作を同期させて禁止することで、各モータの回転動作を一致させることができる。このため、連続紙にシワや断紙が生ずることなく、連続紙を好適に減速停止することができる。
請求項9の輪転印刷機によれば、上流側の印刷胴を回転させるモータから下流側の印刷胴を回転させるモータへ向けて順に禁止することで、連続紙の上流側の印刷胴から順に減速するため、連続紙は、その上流側の搬送速度が、その下流側の搬送速度に比して遅くなる。これにより、連続紙に対しテンションを加えながら連続紙を減速することができるため、連続紙が撓むことなく、好適に搬送することができる。
請求項10の輪転印刷機によれば、停電発生直後において折機モータを力行動作可能とすることで、停電中においても、連続紙に適切にテンションを付与することができる。このため、連続紙にシワや断紙等が生ずることなく、連続紙を好適に搬送することができる。
請求項11の輪転印刷機および請求項14の輪転印刷機の停電制御方法によれば、停電発生直後に、各モータの力行動作を禁止することができる。これにより、各モータの消費電力を抑制することができるため、コンデンサを小型化することができ、コンデンサを設置するための設置スペースを省スペースとすることが可能となる。このため、輪転印刷機の装置構成をコンパクトにすることができると共に、装置コストを削減することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明にかかる輪転印刷機およびその停電制御方法について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
ここで、図1は、本実施例に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図であり、図2は、インフィード装置周りを表す概略図である。また、図3は、新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する制御系統図であり、図4は、新聞用オフセット輪転印刷機の電源系に関する電気系統図である。さらに、図5は、従来に係る輪転印刷機の停電前後におけるDC電圧および速度レートの時間変化を表したグラフであり、図6は、本実施例に係る輪転印刷機の停電前後におけるDC電圧および速度レートの時間変化を表したグラフである。また、図7は、輪転印刷機の停電制御の一連の制御動作に関するフローチャートである。
本実施例において、図1に示すように、輪転印刷機として適用された新聞用オフセット輪転印刷機10は、複数(本実施例では、例えば4台)の給紙ユニットK1〜K4を有する給紙装置Kと、複数(本実施例では、例えば4台)の印刷ユニットU1〜U4を有する印刷装置Uと、ウェブパス装置Dと、複数(本実施例では、例えば2個)の折ユニットF1,F2を有する折機Fとから構成されている。
上述した各給紙ユニットK1〜K4には、それぞれウェブWがロール状に巻かれた3つの巻取紙Rを保持する保持アーム15が設けられ、この保持アーム15を回動させることで、巻取紙Rを給紙位置に臨ませることができる。また、この各給紙ユニットK1〜K4には、図示しない紙継装置が設けられており、給紙位置で繰り出されている巻取紙Rが残り少なくなると、この紙継装置により給紙位置にある巻取紙Rに対して、待機位置にある巻取紙Rを紙継することができる。
各印刷ユニットU1〜U4において、印刷ユニットU1,U4は、両面4色印刷を行う多色刷印刷ユニットであり、印刷ユニットU2,U3は、両面2色印刷を行う2色刷印刷ユニットとなっている。そして、複数の印刷ユニットU1〜U4には、各印刷ユニットU1〜U4の複数の印刷胴をそれぞれ駆動する複数の駆動モータ20がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ20に対応して設けられた複数のモータドライバ25(モータ制御手段)により駆動制御可能となっている(図3参照)。
このとき、各駆動モータ20は、力行動作および回生動作可能に構成されている。具体的に、駆動モータ20の力行動作とは、駆動モータ20に電力が供給されることで、駆動モータ20が回転し、駆動モータ20の回転に連動して印刷胴を回転させることである。一方、駆動モータ20の回生動作とは、惰性回転する印刷胴に駆動モータ20の回生抵抗が加わることで駆動モータ20が回転させられ、回生電力を発電することである。
また、各給紙ユニットK1〜K4と各印刷ユニットU1〜U4との間には、複数のインフィード装置I1〜I4が設けられており、複数のインフィード装置I1〜I4には、インフィードローラ36を駆動する複数の駆動モータ30がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ30に対応して設けられた複数のモータドライバ35により駆動制御可能となっている(図3参照)。
ここで、図2を参照して、各給紙ユニットK1〜K4およびインフィード装置I1〜I4周りについて簡単に説明する。なお、重複した説明を避けるべく、給紙ユニットK1およびインフィード装置I1を例に説明する。給紙ユニットK1には、巻取紙Rから繰り出されるウェブWにテンションを与えるべく、巻取紙Rの回転を制動する制動装置26が配設されている。この制動装置26は、ウェブWに加わるテンションを調整するテンション調整装置として機能しており、後述するテンション検出ローラ33の検出結果に基づいて、適宜制動力が可変される。そして、制動装置26には、後述する輪転機コントローラ51が接続され、制動装置26を制御するテンション制御手段として機能している。
なお、輪転機コントローラ51は、制動装置26の制動力を制御するにあたり、予測制動制御を行っている。すなわち、巻取紙Rは質量が大きく、巻取紙Rの回転力は大きくなるため、制動装置26により巻取紙Rの回転を制動しても、巻取紙Rの回転速度を迅速に減速することが困難である。このため、巻取紙Rの回転速度を所望の回転速度となるように制動する場合、輪転機コントローラ51は、巻取紙Rを制動するとした時点において、制動装置26により予め巻取紙Rの回転を減速させ、この後、所望の回転速度となるように、制動装置26の制動力を適宜調整している。
インフィード装置I1は、上記したインフィードローラ36と、ウェブWのテンションを検出するテンション検出ローラ33と、ウェブWのテンションを調整可能なダンサローラ34と、を有している。インフィードローラ36は、駆動モータ30により回転駆動することで、ウェブWを印刷ユニットU1へ向けて搬送している。テンション検出ローラ33は、ウェブWの搬送経路においてインフィードローラ36と印刷ユニットU1との間に配設され、ウェブWのテンションを検出している。ダンサローラ34は、テンション検出ローラ33とインフィードローラ36との間に配設され、転接するウェブWに対し離接方向へ移動可能に構成されている。
従って、テンション検出ローラ33によりウェブWのテンションが検出されると、輪転機コントローラ51は、ウェブWのテンションが好適となるように制動装置26により制動力を調整すると共に、ダンサローラ34を離接方向へ適宜移動させる。
以上から、各印刷ユニットU1〜U4および各インフィード装置I1〜I4は、それぞれ独立して駆動することが可能となっており、各給紙ユニットK1〜K4から各インフィード装置I1〜I4を介して各印刷ユニットU1〜U4にウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U4では、好適なテンションとなった各ウェブWを搬送しながら、各ウェブWに対して所定の印刷を行うことができる。
さらに、各印刷ユニットU1〜U4のそれぞれの出口側には、アウトフィードローラ27が設けられており、各アウトフィードローラ27は、各駆動モータ28により駆動している。そして、複数のアウトフィードローラ27は、複数の駆動モータ28に対応して設けられた複数のモータドライバ29により駆動制御可能となっている(図3参照)。
なお、本実施例では、各印刷ユニットU1〜U4を、多色刷印刷ユニットU1,U4と2色刷印刷ユニットU2,U3により構成したが、この構成に限定されるものではない。例えば、両面単色印刷を行う両面単色刷ユニット、一面4色または2色印刷を行う多色刷印刷ユニットなど印刷物に応じて適宜各種ユニットを組み合わせて使用すればよい。
図示は省略するが、ウェブパス装置Dは、ウェブWを搬送方向(縦方向)下流側の折機Fへ向けて送る複数のウェブパスローラ37と、ウェブWの搬送方向に沿ってその幅方向(横方向)の中央部で裁断する複数のカッタと、裁断したウェブWの搬送経路を設定する多数のターンバーと、を備えている。そして、ウェブパス装置Dには、複数のウェブパスローラ37を駆動する複数の駆動モータ38がそれぞれ設けられ、複数の駆動モータ38に対応して設けられた複数のモータドライバ39により駆動制御可能となっている(図3参照)。従って、各印刷ユニットU1〜U4で印刷が施された各ウェブWは、ウェブパス装置Dにて、カッタにより縦裁断されると共に、ターンバーにより搬送経路が変更され、所定の順番に重ね合わせられる。
折機Fは、2個の折ユニットF1,F2を有している。そして、この各折ユニットF1,F2は、各種搬送ローラを駆動する複数の駆動モータ40(折機モータ)が設けられ、複数のモータドライバ43により駆動制御可能となっている(図3参照)。また、各折ユニットF1,F2は、各種の断裁胴を駆動する複数の駆動モータ45(折機モータ)が設けられ、複数のモータドライバ47により駆動制御可能となっている(図3参照)。
従って、各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっており、ウェブパス装置Dから複数のウェブWが重ねられて導入されると、各折ユニットF1,F2は、ウェブWにテンションを付与しながら、ウェブWを縦折りし、所定の長さで横裁断し、横折りして所望の折帳(新聞:印刷物)を形成することができ、この折帳を排紙することができる。なお、2個の折ユニットF1,F2のうち、一方が操作側の折ユニットF1となっており、他方が駆動側の折ユニットF2となっている。
ここで、輪転印刷機10による一連の印刷動作について説明する。なお、この輪転印刷機10では、各印刷ユニットU1〜U4、各インフィード装置I1〜I4および各折ユニットF1,F2は独立して駆動することが可能となっているため、1種類の印刷物を作成することはもちろん、2種類の異なる印刷物を同時に作成することが可能となっている。以下、2種類の異なる印刷物を同時に作成する場合について説明する。
先ず、各給紙ユニットK1〜K4から各印刷ユニットU1〜U4に各ウェブWが供給されると、各印刷ユニットU1〜U4では、各ウェブWに対して4色刷や2色刷が両面に行われる。次に、各印刷ユニットU1〜U4で印刷が施された複数のウェブWは、ウェブパス装置Dにおいて、カッタにより縦裁断されると共に、走行ルートが変更され、この後、作成される2種類の印刷物に応じて、操作側の折ユニットF1に導入されるウェブ群と、駆動側の折ユニットF2に導入されるウェブ群とに分けられ、それぞれ所定の順番に重ね合わせられる。そして、ウェブパス装置Dにより重ね合わされた2つのウェブ群が、折機Fに導入されると、各折ユニットF1,F2のそれぞれにおいて、重ね合わされた各ウェブ群は、縦折りされた後、所定の長さで横裁断され、横折りされて所望の折帳が作成され、この後、この折帳は排紙される。これにより、2種類の異なる印刷物を同時に作成することができる。
ところで、図3に示すように、輪転印刷機10では、上述したように、印刷ユニットU1〜U4にて、各駆動モータ20がモータドライバ25により駆動制御可能であり、インフィード装置I1〜I4にて、各駆動モータ30がモータドライバ35により駆動制御可能であり、複数のアウトフィードローラ27にて、各駆動モータ28がモータドライバ29により駆動制御可能である。また、ウェブパス装置Dにて、各駆動モータ38がモータドライバ39により駆動制御可能であり、折機Fの折ユニットF1,F2にて、各駆動モータ40がモータドライバ43により駆動制御可能であると共に、各駆動モータ45がモータドライバ47により駆動制御可能となっている。
そして、輪転印刷機10は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47に接続された主幹盤50と、主幹盤50に接続された輪転機コントローラ51とを備えており、主幹盤50は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ制御信号を出力することで各駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動を制御することが可能となっている。つまり、各モータドライバ25,29,35,39,43,47、主幹盤50および転機コントローラ51は、輪転印刷機10の制御装置として機能している。ここで、制御信号とは、ウェブWの搬送速度を制御するための速度レートであり、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、速度レートに基づいて各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御している。
輪転機コントローラ51は、輪転印刷機10の起動、加速、減速、停止等の運転を指令するための指令信号を主幹盤50へ向けて送信することが可能となっている。また、輪転機コントローラ51は、上記したように、各給紙ユニットK1〜K4に設けられた各制動装置26を制御することで、巻取紙Rの回転を調整している。
主幹盤50は、上記した速度レートを生成可能なCPU55と、CPU55で生成した速度レートを各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ向けて送信可能な通信部P(速度レート出力手段)とを備えている。また、主幹盤50には、輪転機コントローラ51から送信された各種情報・信号を受信する受信部56が設けられる。この受信部56には、詳細は後述するが、停電を検出する停電検出部52が接続されており、停電検出部52により停電が検出され、受信部56に停電検出信号が受信されると、主幹盤50は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47と協働して、停電制御を実行する。
CPU55は、受信部56に受信された各種情報・信号に基づいて、速度レートを生成する。このとき、生成する速度レートとしては、通常運転時に生成される通常用速度レートの他、停電発生時に生成される停電用減速レートがある。
通信部Pは、複数の通信ユニットP1〜P5(本実施例では、例えば5台)から構成されており、5台の通信ユニットP1〜P5のそれぞれは、複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47を5つにグルーピングした5つのモータドライバ群にそれぞれ接続されている。具体的に、5つのモータドライバ群のうち、1のモータドライバ群は折機に設けられた複数のモータドライバ43,47で構成され、他の1つのモータドライバ群は印刷ユニットU4に設けられた複数のモータドライバ25、インフィード装置I4に設けられたモータドライバ35、印刷ユニットU4の搬送方向下流側に設けられたテンションローラ27およびウェブパスローラ27のモータドライバ29,39で構成されている。同様に、他の3つのモータドライバ群は、印刷ユニットU1,U2,U3に設けられた複数のモータドライバ25、インフィード装置I1,I2,I3に設けられたモータドライバ35、印刷ユニットU1,U2,U3の搬送方向下流側に設けられたテンションローラ27およびウェブパスローラ37のモータドライバ29,39で構成されている。
そして、各通信ユニットP1〜P5は、モータドライバ群における各モータドライバ25,29,35,39,43,47に直列に接続されている。また、通信部Pは、複数のモータドライバ25,29,35,39,43,47との間で同期通信可能となっている。
従って、輪転機コントローラ51から主幹盤50へ各種情報・信号が送信されると、主幹盤50は、各種情報・信号に基づいて、CPU55により速度レートを生成する。この後、主幹盤50は、生成した速度レートを各通信ユニットP1〜P5を介して各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ出力し、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、速度レートに基づいて各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回転を同期させた状態で制御する。
次に、図4を参照して、輪転印刷機10の電気系統について説明する。輪転印刷機10は、主電源60に接続されたコンバータ61を備えており、コンバータ61には、上記した各モータドライバ25,29,35,39,43,47に内蔵された各インバータ62がそれぞれ接続されている。また、コンバータ61と複数のインバータ62とを接続する接続回路63には、停電時において輪転印刷機10に電力を供給するコンデンサ64が接続されると共に、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回生動作時において電力を消費する抵抗回路65がスイッチ66を介して接続されている。
コンバータ61は、電源からの交流電力(AC)を直流電力(DC)に変換するものであり、接続回路63には、コンバータ61の入力側DC電圧を検出する電圧計70が接続されている。この電圧計70は、主幹盤50の受信部56に接続されており、検出された入力側DC電圧は受信部56に出力される。このとき、入力側DC電圧は、上限DC電圧VHと下限DC電圧VLとが設定されており、輪転機コントローラ51は、入力側DC電圧が、上限DC電圧VHと下限DC電圧VLとの間となるように、検出されたDC電圧に基づいて、速度レートを調整する。
また、コンバータ61は、電力供給時において、輪転印刷機10から発生した回生電力を主電源60へ回帰させることができるが、停電時において、輪転印刷機10から発生した回生電力を主電源60へ回帰させることができないように構成されている。
各インバータ62は、コンバータ61で変換した直流電力を交流電力へ再変換する一方、各駆動モータ20,28,30,38,40,45により発電した回生電力(交流電力)を直流電力へ変換する。
コンデンサ64は、輪転印刷機10の通常運転時において、電力を蓄電すると共に、停電時において、輪転印刷機10に電力を供給するものである。
抵抗回路65は、輪転印刷機10の通常印刷時において、スイッチ66がオフ状態となることで、接続回路63への接続が解除される一方、停電時において、スイッチ66がオン状態となることで、接続回路63へ接続される。
従って、停電が発生すると、主電源60から輪転印刷機10への電力の供給が停止するため、輪転印刷機10は、コンデンサ64に蓄電した電力を使用して、輪転印刷機10の印刷動作を停止する停電制御を実行する。停電制御は、印刷胴の回転を減速停止させることでウェブWの搬送速度を減速停止させており、具体的に、輪転印刷機10は、停電時において、各モータドライバ25,29,35,39,43,47により各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御して、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回転を減速停止させている。このとき、各駆動モータ20,28,30,38,40,45を減速停止させると、各駆動モータ20,28,30,38,40,45から回生電力が生じるが、回生電力は、輪転印刷機10を運転するのに必要十分な電力を上回ってしまう。つまり、回生電力が供給されることにより、入力側DC電圧が上限DC電圧VHを超えてしまうため、これを抑制すべく、抵抗回路65により過剰な電力を消費する。
ここで、図5を参照して、従来の輪転印刷機10における停電制御について簡単に説明する。図5において、上のグラフは、停電前後における速度レートの時間変化を表したグラフであり、下のグラフは、停電前後におけるコンバータ61の入力側DC電圧の時間変化のグラフである。上のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸は速度レートとなっており、下のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸はコンバータ61の入力側DC電圧となっている。また、T1は、停電発生時期であり、T2は、停電制御の開始時である。
停電発生前において、輪転印刷機10は、通常用速度レートA1に基づいて通常運転を行っており、通常用速度レートA1は、ウェブWの搬送速度が一定速度となるように生成されている。このとき、コンバータ61の入力側DC電圧も一定電圧に維持されている。この状態において、停電が発生する(T1となる)と、停電検出部52は停電を検出すると共に、停電信号を主幹盤50の受信部56へ向けて出力する。受信部56に停電信号が入力されると、主幹盤50は、CPU55により停電用減速レートA2を生成する。このとき、停電用減速レートA2は、ウェブWの搬送速度をゼロにすべく、時間の経過に伴って減速するように生成されており、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の自由回転による減速率よりも大きな減速率となっている。このとき、停電発生直後から停電用減速レートA2を生成するまでの間、すなわち、T1からT2までの間、輪転印刷機10は、コンデンサ64に蓄電された電力を消費しながら、通常用速度レートA1で運転している。このため、コンデンサ64に蓄電された電力が消費されることにより、コンバータ61の入力側DC電圧は低下する。
停電用減速レートA2の生成後、生成した停電用減速レートA2に基づいて輪転印刷機10を運転させる(T2となる)と、各駆動モータ20,28,30,38,40,45は回生動作を行って回生電力を生じさせる。このため、低下していたコンバータ61の入力側DC電圧は上昇に転じる。発生した回生電力は、各モータドライバ25,29,35,39,43,47を介して主電源60へ向けて流れるが、停電時において発生した回生電力は主電源60へ回帰させることができない。すると、輪転印刷機10に流れる回生電力が過剰となり、コンバータ61の入力側DC電圧が上限DC電圧VHを上回ろうとする。この場合、抵抗回路65により電力を消費することで、コンバータ61の入力側DC電圧は、上限DC電圧VH以下となる。具体的に、コンバータ61の入力側DC電圧が上限DC電圧VHを上回ろうとすると、輪転機コントローラ51は、抵抗回路65近傍のスイッチ66を、オンオフ制御することにより、コンバータ61の入力側DC電圧を上限DC電圧VH以下に維持している。
ここで、従来のような停電制御を行う場合、必要となるコンデンサ64の容量は大きく、また、必要となる抵抗回路65の容量は大きくなる。このため、コンデンサ64および抵抗回路65を製造するに必要な製造コストを抑制することができず、輪転印刷機10の装置コストの低減が困難であった。また、コンデンサ64および抵抗回路65を設置するためのスペースが大きくなってしまうため、輪転印刷機10の省スペース化を図ることが困難であった。このため、本実施例では、コンデンサ64の容量を低減すると共に、抵抗回路65の容量を低減することで、装置コストを削減すると共に、輪転印刷機10をコンパクトにしている。以下、図6および図7を参照して、本実施例に係る輪転印刷機10の発明部分について詳細に説明する。
先ず、コンデンサ64の容量を低減する場合について説明する。輪転機コントローラ51は、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を禁止するモータ駆動制限部75を有している。モータ駆動制限部75は、停電発生直後において、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を同期させて禁止する。つまり、停電検出部52により停電したことが検出されると、輪転機コントローラ51のモータ駆動制限部75は、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を制限するための駆動制限信号を、主幹盤50を介して各モータドライバ25,29,35,39へ送信する。すると、各モータドライバ25,29,35,39は、速度レートに基づいて、各駆動モータ20,28,30,38を制御するが、このとき、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を禁止する一方で、各駆動モータ20,28,30,38の回生動作を許容する。これにより、輪転印刷機10において消費される電力は、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を禁止した分、各駆動モータ20,28,30,38が消費する電力を抑制することができるため、コンデンサ64の容量を小さくすることが可能となる。一方、各駆動モータ20,28,30,38の回生動作は許容されているため、各駆動モータ20,28,30,38は発電を行うことが可能となっている。
なお、上記したように、輪転印刷機10の通常運転時において、折機Fは、その駆動モータ40,45が力行動作することで、ウェブWに対しテンションを積極的に付与している。しかしながら、停電時において、折機Fの駆動モータ40,45の力行動作を禁止してしまうと、折機Fは、ウェブWに対しテンションを積極的に付与することができなくなる。このため、停電時において、折機Fの駆動モータ40,45の力行動作を禁止してしまうと、ウェブWが撓んでしまう虞があるため、モータ駆動制限部75は、折機Fの駆動モータ40,45の力行動作を許容している。
次に、抵抗回路65の容量を低減する場合について説明する。上記したように、主幹盤50には、CPU55が配設されており、CPU55は、輪転印刷機10の通常運転時において、通常用速度レートA1を生成すると共に、停電時において、停電用減速レートA2を生成する。また、CPU55は、停電中において、各駆動モータ20,28,30,38,40,45が回生動作を開始すると、停電用補正減速レートA3を生成する。つまり、停電検出部52により停電したことが検出されると、CPU55は、停電用減速レートA2を生成する。そして、生成した停電用減速レートA2に基づいて、各モータドライバ25,29,35,39,43,47により各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御すると、各駆動モータ20,28,30,38,40,45は、回生動作を行って回生電力を発生させる。すると、CPU55は、所定のタイミングにおいて、停電用減速レートA2よりも小さな減速比となる停電用補正減速レートA3を生成し、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、停電用補正減速レートA3に基づいて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の動作を制御する。つまり、停電用補正減速レートA3は、停電用減速レートA2に比べて、時間をかけてゆっくり減速するレートとなっている。これにより、各駆動モータ20,28,30,38,40,45に発電される回生電力は、停電用補正減速レートA3に基づいて各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御した分、各駆動モータ20,28,30,38,40,45が発電する回生電力を抑制することができるため、抵抗回路65の容量を小さくすることが可能となる。なお、所定のタイミングとしては、例えば、コンバータ61の入力側DC電圧が下降から上昇へ転じる転換点Xである。
ここで、図6を参照して、本実施例の輪転印刷機10における停電制御について説明すると共に、図7を参照して、本実施例の輪転印刷機10の停電制御に関する一連の制御フローについて説明する。図6において、上のグラフは、停電前後における速度レートの時間変化を表したグラフであり、下のグラフは、停電前後におけるコンバータ61の入力側DC電圧の時間変化のグラフである。上のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸は速度レートとなっており、下のグラフにおいて、横軸は時間、縦軸はコンバータ61の入力側DC電圧となっている。また、T1は、停電発生時期であり、T2は、停電制御の開始時であり、T3は、各駆動モータの回生動作開始時であり、T4は、DC電圧の転換点Xである。
停電発生前において、輪転印刷機10は、通常用速度レートA1に基づいて通常運転を行っており、通常用速度レートA1は、ウェブWの搬送速度が一定速度となるように生成されている。このとき、コンバータ61の入力側DC電圧も一定電圧に維持されている。この状態において、停電が発生する(図6のT1:図7のS1)と、停電検出部52は停電を検出すると共に、停電信号を主幹盤50の受信部56へ向けて出力する。受信部56に停電信号が入力されると、主幹盤50は、CPU55により停電用減速レートA2を生成するし、生成した停電用減速レートA2を各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ向けて出力すると共に、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を禁止する駆動制御信号を各モータドライバ25,29,35,39へ向けて出力する(図7のS2:第1速度レート出力行程)。
続いて、停電用減速レートA2および駆動制限信号が各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ入力されると、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、停電用減速レートA2に基づいて各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御する(第1モータ制御工程)と共に、折機Fの駆動モータ40,45を除く各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を同期させて禁止する(図6のT2:図7のS3:モータ駆動制限工程)。これにより、各駆動モータ20,28,30,38は、自由回転を行う。このとき、停電発生直後から停電用減速レートA2および駆動制限信号が各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ入力されるまでの間、すなわち、T1からT2までの間、輪転印刷機10は、コンデンサ64に蓄電された電力を消費しながら、通常用速度レートA1で運転している。このため、コンデンサ64に蓄電された電力が消費されることにより、コンバータ61の入力側DC電圧は低下する。
停電用減速レートA2に基づいて各モータドライバ25,29,35,39,43,47が各駆動モータ20,28,30,38,40,45の制御を開始すると(図6のT2)、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回転により搬送されるウェブWの搬送速度は、停電用減速レートA2よりも大きな減速率で減速する。つまり、ウェブWの搬送速度(実速度)は、停電用減速レートA2の制御速度よりも小さくなる。このとき、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、ウェブWの搬送速度を停電用減速レートA2へ戻そうとするが、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の力行動作は禁止されているため、各駆動モータ20,28,30,38,40,45は自由回転となる。これにより、コンバータ61の入力側DC電圧は下降するが、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の力行動作を禁止した分、入力側DC電圧の下降幅は従来に比して小さくなる。このため、コンデンサ64から供給される電力を、従来に比して少なくすることができるため、コンデンサ64の容量を低減することができる。
この後、ウェブWの搬送速度が、停電用減速レートA2と同速となると(図6のT3:図7のS4)、各駆動モータ20,28,30,38,40,45は回生動作を開始する。つまり、ウェブWの搬送速度が、停電用減速レートA2を超えてしまうと、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、ウェブWの搬送速度を停電用減速レートA2へ戻すべく、各駆動モータ20,28,30,38,40,45に回生抵抗を付与して、各駆動モータ20,28,30,38,40,45により回生電力を発電させると共に、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回転を減速させ、これにより、ウェブWの搬送速度を減速させる。このとき、各駆動モータ20,28,30,38,40,45が回生動作を行うと、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回生動作によって得られる回生電力は、輪転印刷機10で消費される消費電力を上回る。このため、コンバータ61の入力側DC電圧は、下降から上昇へ転じる(図6のT4:図7のS5)。
コンバータ61の入力側DC電圧が下降から上昇へ転じる転換点Xの通過時において、主幹盤50のCPU55は、停電用減速レートA2よりも小さな減速率となる停電用補正減速レートA3を生成し、これを各モータドライバ25,29,35,39,43,47へ向けて出力する(第2速度レート出力工程)。各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、入力された停電用補正減速レートA3に基づいて、輪転印刷機10の各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御する(図7のS6:第2モータ制御工程)。このとき、コンバータ61の入力側DC電圧は、回生電力により上昇するが、停電用補正減速レートA3に基づいて制御した分、従来に比して得られる回生電力は減少するため、入力側DC電圧の上昇速度は緩やかとなる。
この後、コンバータ61の入力側DC電圧が上限DC電圧VHに達しようとすると、スイッチのオンオフ制御を行って、抵抗回路65により過剰な回生電力を消費する。このとき、抵抗回路65により消費する回生電力を従来に比して少なくすることができるため、抵抗回路65の容量を低減することができる。
そして、各モータドライバ25,29,35,39,43,47は、停電用補正減速レートA3に基づいて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45を制御し、輪転印刷機10によるウェブWの搬送および印刷を停止する(図7のS7)。なお、一連の停電制御において、輪転機コントローラ51は、各制動装置26を制御して、減速停止するウェブWのテンションを適宜調整している。
以上の構成によれば、コンデンサ64の容量を低減することができると共に、抵抗回路65の容量を低減することができる。このため、コンデンサ64および抵抗回路65を製造するに必要な製造コストを抑制することができるため、輪転印刷機10の装置コストの低減を図ることができ、また、コンデンサ64および抵抗回路65を設置するためのスペースを省スペース化することができるため、輪転印刷機10をコンパクトにすることができる。
また、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を同期させて禁止することで、各駆動モータ20,28,30,38の回転動作を一致させることができる。このため、ウェブWにシワや断紙が生ずることなく、ウェブWを好適に減速停止することができる。
なお、本実施例において、CPU55は停電用補正減速レートA3の生成を1回のみとしたが、1回に限らず、停電用補正減速レートA3の生成を複数回行っても良い。つまり、停電用補正減速レートA3を複数回生成することで、コンバータ61の入力側DC電圧を、上限DC電圧VHに達しないように、フィードバック制御することが可能となる。これによれば、輪転印刷機10のDC電圧が上限DC電圧に達しないため、抵抗回路65を設ける必要がなく、輪転印刷機10の装置コストを低減することができると共に、輪転印刷機10の省スペース化を図ることができる。また、本実施例において、停電用減速レートA2および停電用補正減速レートA3はCPU55により生成したが、複数の停電用減速レートA2および複数の停電用補正減速レートA3を予め制御マップとして記憶しておき、各駆動モータの動作に応じて、好適な停電用減速レートA2および停電用補正減速レートA3を選択して使用しても良い。
また、本実施例では、各駆動モータ20,28,30,38の力行動作を同期させて禁止したが、上流側の印刷胴を回転させる駆動モータ20,28,30,38から下流側の印刷胴を回転させる駆動モータ20,28,30,38へ向けて順に禁止してもよい。これによれば、ウェブWの上流側の印刷胴から順に減速するため、ウェブWは、その上流側の搬送速度が、その下流側の搬送速度に比して遅くなる。これにより、ウェブWに対しテンションを付与しながらウェブWを減速することができるため、ウェブWが撓むことなく、好適に搬送することができる。
さらに、本実施例では、コンバータ61の入力側DC電圧の転換点Xの通過時に、停電用補正減速レートA3を生成したが、これに限らず、例えば、タイマ等を用いて、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の回生動作後、所定の時間が経過したら、停電用補正減速レートA3を生成してもよい。また、各駆動モータ20,28,30,38,40,45の力行動作における駆動トルクをプラスとし、回生動作における駆動トルクをマイナスとして、駆動モータ20,28,30,38,40,45の駆動トルクを合算してトルク合算値を算出し、トルク合算値がマイナスとなったら、停電用補正減速レートA3を生成してもよい。この場合、駆動トルクを合算するトルク合算手段として、主幹盤50のCPU55等を用いることが好ましい。
以上のように、本発明にかかる輪転印刷機および輪転印刷機の停電制御方法は、コンデンサの容量および抵抗回路の容量を低減する場合に適している。
本実施例に係る新聞用オフセット輪転印刷機を表す概略図である。 インフィード装置周りを表す概略図である。 新聞用オフセット輪転印刷機の制御系に関する制御系統図である。 新聞用オフセット輪転印刷機の電源系に関する電気系統図である。 従来に係る輪転印刷機の停電前後におけるDC電圧および速度レートの時間変化を表したグラフである。 本実施例に係る輪転印刷機の停電前後におけるDC電圧および速度レートの時間変化を表したグラフである。 輪転印刷機の停電制御の一連の制御動作に関するフローチャートである。
符号の説明
10 輪転印刷機
20 駆動モータ(印刷ユニット)
25 モータドライバ(印刷ユニット)
28 駆動モータ(アウトフィードローラ)
29 モータドライバ(アウトフィードローラ)
30 駆動モータ(インフィード装置)
35 モータドライバ(インフィード装置)
36 インフィードローラ
37 ウェブパスローラ
38 駆動モータ(ウェブパス装置)
39 モータドライバ(ウェブパス装置)
40 駆動モータ(折ユニット)
43 モータドライバ(折ユニット)
45 駆動モータ(折ユニット)
47 モータドライバ(折ユニット)
50 主幹盤
51 輪転機コントローラ
52 停電検出部
55 CPU
60 主電源
61 コンバータ
62 インバータ
63 接続回路
64 コンデンサ
65 抵抗回路
66 スイッチ
70 電圧計
75 モータ駆動制限部
U 印刷装置
U1〜U4 印刷ユニット
F 折機
F1,F2 折ユニット
D ウェブパス装置
I1〜I4 インフィード装置
P 通信部
P1〜P5 通信ユニット
VH 上限DC電圧
VL 下限DC電圧
A1 通常用速度レート
A2 停電用減速レート
A3 停電用補正減速レート
X 転換点

Claims (9)

  1. 力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、前記複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置による前記連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、入力される入力側電圧を検出可能な電圧計と、力行動作可能な折機モータを回転させて、印刷後の前記連続紙にテンションを付与しながら折り畳む折機と、を備えた輪転印刷機において、
    前記制御装置は、前記連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートに基づいて前記各モータを制御可能な複数のモータ制御手段と、前記各モータ制御手段へ向けて前記速度レートを出力可能な速度レート出力手段と、停電発生直後において前記各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限手段と、を有し、
    前記速度レート出力手段は、停電発生直後に前記連続紙の搬送を減速停止させるための前記速度レートとなる停電用減速レートを出力し、停電中において少なくとも1の前記モータの回生動作の開始後、前記電圧計により検出した入力側電圧が下降から上昇に転じる転換点に達すると、前記停電用減速レートから前記停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートへ切り換えて出力し、
    前記折機モータは、停電発生直後において、前記モータ駆動制限手段により力行動作を禁止されることなく、力行動作可能に構成されていることを特徴とする輪転印刷機。
  2. 力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、前記複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置による前記連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機において、
    前記制御装置は、前記連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートに基づいて前記各モータを制御可能な複数のモータ制御手段と、前記各モータ制御手段へ向けて前記速度レートを出力可能な速度レート出力手段と、を有し、
    前記速度レート出力手段は、停電発生直後に前記連続紙の搬送を減速停止させるための前記速度レートとなる停電用減速レートを出力し、停電中において少なくとも1の前記モータの回生動作の開始と相前後して、前記停電用減速レートから前記停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートへ切り換えて出力するとともに、
    前記各モータの力行動作における駆動トルクをプラスとし、前記各モータの回生動作における駆動トルクをマイナスとすると共に、前記複数のモータの駆動トルクを合算してトルク合算値を算出するトルク合算手段をさらに備え、
    前記速度レート出力手段は、停電中において、前記トルク合算手段により算出したトルク合算値がマイナスとなると、前記停電用補正減速レートを出力し、
    前記複数のモータ制御手段は、前記停電用補正減速レートに基づいて前記複数のモータを制御することを特徴とする輪転印刷機。
  3. 前記速度レート出力手段は、停電中における前記各モータの回生動作に応じて、前記停電用補正減速レートから新たな停電用補正減速レートへ切換可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の輪転印刷機。
  4. 搬送される前記連続紙のテンションを調整可能なテンション調整装置をさらに備えると共に、前記制御装置は、前記テンション調整装置を制御可能なテンション制御手段をさらに有し、
    前記テンション制御手段は、停電発生から前記連続紙の搬送を停止するまでの間、前記テンション調整装置を制御して、前記連続紙のテンションを調整することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の輪転印刷機。
  5. 前記制御装置は、停電発生直後において前記各モータの力行動作を禁止するモータ駆動
    制限手段をさらに有していることを特徴とする請求項ないし4のいずれか1項に記載の
    輪転印刷機。
  6. 前記モータ駆動制限手段は、前記各モータの力行動作を同期させて禁止することを特徴とする請求項1または5に記載の輪転印刷機。
  7. 前記複数の印刷胴は、前記連続紙の搬送方向の上流側から下流側へ向けて順に配設されており、
    前記モータ駆動制限手段は、前記各モータの力行動作を、上流側の印刷胴を回転させるモータから下流側の印刷胴を回転させるモータへ向けて順に禁止することを特徴とする請求項に記載の輪転印刷機。
  8. 力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、前記複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置による前記連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、入力される入力側電圧を検出可能な電圧計と、力行動作可能な折機モータを回転させて、印刷後の前記連続紙にテンションを付与しながら折り畳む折機と、を備えた輪転印刷機の停電制御方法において、
    停電発生直後において、前記連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートを、前記連続紙の搬送を減速停止させる停電用減速レートとして出力する第1速度レート出力行程と、
    入力された前記停電用減速レートに基づいて、前記各モータを制御する第1モータ制御工程と、
    停電中において少なくとも1の前記モータの回生動作の開始後、前記電圧計により検出した入力側電圧が下降から上昇に転じる転換点に達すると、前記停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートを出力する第2速度レート出力工程と、
    入力された前記停電用補正減速レートに基づいて、前記各モータを制御する第2モータ制御工程と、
    停電発生直後において前記各モータの力行動作を禁止するモータ駆動制限工程と、を備え、
    前記モータ駆動制限工程では、前記折機モータが、停電発生直後において、力行動作を禁止されることなく、力行動作可能となっていることを特徴とする輪転印刷機の停電制御方法。
  9. 力行動作および回生動作可能な複数のモータをそれぞれ独立回転させて、前記複数のモータの回転に連動する複数の印刷胴をそれぞれ回転させることにより、連続紙を搬送しながら印刷を行う印刷装置と、前記印刷装置による前記連続紙の搬送速度を制御可能な制御装置と、を備えた輪転印刷機の停電制御方法において、
    停電発生直後において、前記連続紙の搬送速度を制御するための制御信号となる速度レートを、前記連続紙の搬送を減速停止させる停電用減速レートとして出力する第1速度レート出力行程と、
    入力された前記停電用減速レートに基づいて、前記各モータを制御する第1モータ制御工程と、
    停電中において少なくとも1の前記モータの回生動作の開始と相前後して、前記停電用減速レートに比して小さい減速率となる停電用補正減速レートを出力する第2速度レート出力工程と、
    入力された前記停電用補正減速レートに基づいて、前記各モータを制御する第2モータ制御工程と、を備え、
    前記第2速度レート出力工程では、停電中において、前記各モータの力行動作における駆動トルクをプラスとし、前記各モータの回生動作における駆動トルクをマイナスとすると共に、前記複数のモータの駆動トルクを合算して算出したトルク合算値がマイナスとなると、前記停電用補正減速レートを出力することを特徴とする輪転印刷機の停電制御方法。
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