JP5354717B2 - 変位計測システム、衛星信号受信装置および衛星測位方法 - Google Patents

変位計測システム、衛星信号受信装置および衛星測位方法 Download PDF

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Description

本発明は、変位計測システム、衛星信号受信装置および衛星測位方法に関する。
複数の測位衛星(例えば、GPS衛星、準天頂衛星など)から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相もしくは当該搬送波に含まれる衛星信号(航法メッセージ)を解析することで、自らの位置を測位する測位センサ(例えば、GPSセンサ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この測位センサは、ナビゲーションシステムや測量などに利用されている。
また、近年では、センサ、無線通信手段、電源などを搭載した「無線センサ」が開発・実用化されつつある。無線センサを使用すると、センサで検出した物理量や環境情報等を無線で基地局に伝送することができるので、無線センサが遠隔地や僻地に設置されている場合であっても、センサで検出された情報を簡易迅速に収集・分析することが可能になる。
国際公開第WO2003/104839号パンフレット
前記した測位センサを無線センサとして利用すると、測位衛星を利用した変位計測システムを構築することが可能となるが、この種の変位計測システムを地盤や構造物の変位計測に利用する場合には、ミリ単位の精度で変位を計測する必要がある。
ミリ単位の精度で変位を計測するためには、測位センサを長時間(通常は24時間連続稼働)に亘って起動させておく必要があるが、このようにすると、消費電力量が増大するという問題がある。かかる問題は、電源となるバッテリーの交換頻度を増やすか、あるいは、大型のバッテリーや太陽光発電機を組み込むことで一応解決することはできるが、いずれの対応策も低コスト化や小型化を阻害する虞がある。なお、測位センサの起動時間(測位信号の受信回数)を削減すれば、消費電力量の問題は解決されるが、起動時間を闇雲に削減すると、測位精度を低下させる虞がある。
特許文献1には、航法メッセージ(GPS信号)を1回受信するのに必要な電力量を抑制する技術が開示されているが、高い測位精度を確保すべく航法メッセージを複数回受信する場合には、消費電力量が増大してしまう。
このような観点から、本発明は、高い測位精度を確保しつつも消費電力量を抑えることが可能な変位計測システム、衛星信号受信装置および衛星測位方法を提供することを課題とする。
本発明に係る変位計測システムは、衛星測位の対象となる観測点に設置された衛星信号受信装置と、通信回線を介して前記衛星信号受信装置と接続された基地局コンピュータとを具備する変位計測システムである。
前記基地局コンピュータは、前記観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算手段と、前記測位精度演算手段で演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出手段と、前記時間帯抽出手段で抽出された受信時間帯に関する情報を前記衛星信号受信装置に送信する基地局側通信手段とを具備しており、前記衛星信号受信装置は、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相または当該搬送波に含まれる衛星信号を取得する測位センサと、前記基地局コンピュータから送信された受信時間帯に関する情報を受信する観測点側通信手段と、前記受信時間帯になったときに前記測位センサを起動する制御を実行し、前記受信時間帯以外の時間帯になったときに前記測位センサを休止する制御を実行する受信管理手段とを具備している。
本発明においては、前記基地局コンピュータに「前記受信時間帯の開始時刻よりも待機時間だけ前になったときに、前記待機時間に関する情報を前記衛星信号受信装置に送信する機能」を具備させるとともに、前記受信管理手段に「前記待機時間に関する情報を受信した時点から前記待機時間に相当する時間が経過したときに、前記測位センサを起動する制御を実行する機能」および「当該制御を実行した時点から前記受信時間帯の長さに相当する時間が経過したときに、前記測位センサを休止させる制御を実行する機能」を具備させてもよい。
また、前記基地局コンピュータに「前記受信時間帯の開始時刻になったときに前記起動信号を前記衛星信号受信装置に送信し、前記受信時間帯の終了時刻になったときに前記休止信号を前記衛星信号受信装置に送信する機能」を具備させるとともに、前記衛星信号受信装置に「前記起動信号を受信したときに前記測位センサを起動させ、前記休止信号を受信したときに前記測位センサを休止させる機能」を具備させてもよい。
なお、「受信時間帯に関する情報」には、例えば、受信時間帯の開始時刻や終了時刻のほか、受信時間帯の長さや前記した待機時間などが含まれる。
本発明に係る衛星信号受信装置は、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相または当該搬送波に含まれる衛星信号を取得する測位センサと、衛星測位の対象となる観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算手段と、前記測位精度演算手段で演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出手段と、前記受信時間帯になったときに前記測位センサを起動する制御を実行し、前記受信時間帯以外の時間帯になったときに前記測位センサを休止する制御を実行する受信管理手段とを具備する、ことを特徴とする。
要するに本発明は、測位精度が最も高まる時間帯(受信時間帯)の「組み合わせ(組)」を予測し、当該組に含まれる時間帯のみ測位センサを起動させるところに特徴がある。測位精度が高まる受信時間帯に衛星信号の搬送波を受信することで、高い測位精度を確保することが可能になり、高い測位精度を期待することができない時間帯に測位センサを休止させることで、消費電力量を抑えることが可能になる。
測位精度演算手段で使用する「観測点の初期座標」は、概略の座標(例えば、地図等から特定した座標、簡易な測量方法で得た座標)であっても差し支えない。なお、衛星測位で得た位置座標やトータルステーション等による測量で得た位置座標を「初期座標」としても勿論差し支えない。
測位精度演算手段で使用する「測位衛星群の軌道情報」は、衛星信号に含まれる概略暦(アルマナック)や放送暦(エフェメリス)でもよいし、IGS(The International GNSS Service)等が公開する精密暦(超速報暦、速報暦、最終暦)でもよい。
「測位精度」とは、測位センサの設置位置において衛星測位を行った場合の測位精度であり、「測位精度に相関する指標」には、例えば、DOP(dilution of precision:精度低下率)、測位解析で用いる連立方程式における条件数(condition number)、測位結果の分散値、これらを組み合わせて得た指標、前記した各指標を衛星信号の受信時間の長さで除した指標などが含まれる。
なお、DOPは、観測点から見た測位衛星の幾何学的配置によって精度が劣化する程度を示す係数であり、測位精度が低くなるに従って大きな値となる。DOPには、GDOP(geometrical dilution of precision:幾何学的精度低下率)、HDOP(horizontal dilution of precision:水平精度低下率)、PDOP(position dilution of precision:位置精度低下率)、RDOP(relative dilution of precision:相対精度低下率)、TDOP(time dilution of precision:時刻精度低下率)、VDOP(vertical dilution of precision:垂直精度低下率)などがある。
測位センサの位置座標を演算する測位解析は、前記基地局コンピュータにおいて実行してもよいし、前記衛星信号受信装置において実行してもよい。前者の場合には、前記基地局コンピュータが測位解析手段を具備することになり、後者の場合には、衛星信号受信装置が測位解析手段を具備することになる。なお、基地局コンピュータの測位解析手段は、前記衛星信号受信装置から送信された搬送波の位相または衛星信号に基づいて前記測位センサの位置座標を演算し、衛星信号受信装置の測位解析手段は、前記測位センサで取得した搬送波の位相または衛星信号に基づいて前記測位センサの位置座標を演算する。
本発明に係る衛星測位方法は、衛星測位の対象となる観測点に設置した測位センサを利用する衛星測位方法であって、測位精度が高まる受信時間帯を抽出する初期設定過程と、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで受信する観測過程とを含み、前記初期設定過程では、前記観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算ステップと、前記測位精度演算ステップで演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出ステップとを実行し、前記観測過程では、前記受信時間帯に前記測位センサを起動し、前記受信時間帯以外の時間帯に前記測位センサを休止する、ことを特徴とする。
この衛星測位方法によれば、測位精度が最も高まる時間帯(受信時間帯)の「組み合わせ(組)」を予測し、当該組に含まれる時間帯に衛星信号の搬送波を受信するので、高い測位精度を確保することが可能になり、また、高い測位精度を期待することができない時間帯に測位センサを休止させるので、観測過程中における消費電力量を抑えることが可能になる。なお、測位センサを含む衛星信号受信装置に前記した全ステップを実行可能な手段を具備させておき、観測点に設置した衛星信号受信装置において前記した全ステップを行ってもよいし、初期設定過程を基地局コンピュータなどで実行し、観測過程のみを衛星信号受信装置で行ってもよい。
また、本発明に係る他の衛星測位方法は、衛星測位の対象となる観測点に設置した測位センサを利用する衛星測位方法であって、測位精度が高まる受信時間帯を抽出する初期設定過程と、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで受信する観測過程とを含み、前記初期設定過程では、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで連続して受信することで、測位精度に相関する指標の時刻暦を取得する測位精度取得ステップと、前記測位精度取得ステップで取得した時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算ステップと、前記測位精度演算ステップで演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出ステップとを実行し、前記観測過程では、前記受信時間帯に前記測位センサを起動し、前記受信時間帯以外の時間帯に前記測位センサを休止する、ことを特徴とする。
この衛星測位方法によれば、高い測位精度を確保しつつ、観測過程中における消費電力量を抑えることが可能になる。また、測位センサで実際に受信した衛星信号の搬送波を用いて、測位精度に相関する指標の時刻暦を取得することとしたので、測位センサの設置位置付近の地形や障害物等による影響を加味した時刻暦を容易に得ることが可能になる。なお、測位精度取得ステップにおいて多数の測位結果を得ることができるので、前記したDOP等に加えて、測位結果の分散値を「測位精度に相関する指標」とすることも可能である。
前記時間帯抽出ステップでは、所定の時間間隔を隔てた複数の受信時間帯を抽出してもよい。このようにすると、各受信時間帯で測位衛星群の配置が変化し、測位解析の解析条件が増えるので、測位精度を高めることが可能となる。
本発明によれば、高い測位精度を確保しつつも消費電力量を抑えることが可能となる。
添付した図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の一例を詳細に説明する。
(第一の実施形態)
本発明の第一の実施形態に係る変位計測システムは、観測対象領域(例えば、各種構造物、盛土、法面、崖など)における各位置の水平方向および鉛直方向の変位を計測するものであり、図1に示すように、衛星測位の対象となる複数の観測点のそれぞれに設置された衛星信号受信装置G,G,…と、無線通信回線Nを介して各衛星信号受信装置Gと接続された基地局コンピュータCとを具備している。各衛星信号受信装置Gは、GPS衛星などの測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、搬送波の位相または衛星信号を基地局コンピュータCに送信(転送)する。また、基地局コンピュータCは、衛星信号受信装置G,G,…で取得した搬送波の位相または衛星信号を利用して各観測点の位置座標を演算する。
基地局コンピュータCは、測位解析手段1と、受信時間帯決定手段2と、基地局側通信手段3と、記憶手段4と、入力手段5と、時計6とを備えている。
測位解析手段1は、衛星信号受信装置G,G,…で取得された搬送波の位相および観測対象領域外の電子基準点(例えば、基地局内に設置した基準点や国土地理院が設置したGPS連続観測点など)に設置した図示せぬ測位センサ(以下、「基準点アンテナ」という。)で取得された搬送波の位相に基づいて、干渉測位法(位相観測法)により各観測点の位置座標(経度、緯度、高度、時刻など)を演算する。測位解析手段1は、例えば、測位解析を行うデジタル回路(ASIC)にて構成されており、測位解析を行って得られた各観測点の位置座標を記憶手段4や図示せぬ表示手段などに出力する。なお、記憶手段4に測位解析用のプログラムを記憶しておき、当該プログラムをCPU(中央演算処理装置)において実行することで、測位解析手段1を実現しても勿論差し支えない。
受信時間帯決定手段2は、衛星信号の搬送波を受信する時間帯を決定するものであり、測位精度演算手段2Aと、時間帯抽出手段2Bとを含んでいる。受信時間帯決定手段2は、例えば、後記する演算処理を行うデジタル回路にて実現してもよいし、記憶手段4にプログラムを記憶しておき、当該プログラムをCPUにおいて実行することで実現しても差し支えない。
測位精度演算手段2Aは、観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標(以下、「測位精度指標」という。)の時刻暦を演算するものである。なお、以下では、測位精度演算手段2Aにおいて使用する測位衛星群の軌道情報を便宜的に「初期軌道情報」と称する。
本実施形態の測位精度演算手段2Aは、記憶手段4の中から観測点の初期座標と測位衛星群の初期軌道情報とを読み出し、公知の演算式により観測点を基準とした各測位衛星の衛星仰角の時刻暦を演算する機能と、衛星仰角の時刻暦に基づいて、各時刻において捕捉可能な測位衛星の個数や配置(捕捉可能な測位衛星相互の位置関係)を演算する機能と、各時刻において捕捉可能な測位衛星の個数や配置から、図3に示すような測位精度指標の時刻暦を演算する機能とを具備している。測位精度指標の時刻暦の長さ(期間)は、少なくとも測位衛星の1周期(GPS衛星の場合は23時間56分04秒)に相当する時間分とする。測位精度指標の種類等に制限はなく、例えば、捕捉可能な測位衛星の個数および配置に基づいて公知の演算式により演算されるDOP(dilution of precision:精度低下率)やDOPに相関する値を「測位精度指標」としてもよいし、測位解析で用いる連立方程式の条件数(condition number)や当該条件数に相関する値を「測位精度指標」としてもよい。
なお、本実施形態では、測位衛星の1周期(GPS衛星の場合は23時間56分04秒)を複数の時間帯Sn(n=1,2,…)に区切り、各時間帯Snの中心時刻tn(n=1,2,…)において測位精度指標を演算しているが、測位精度指標を演算すべき時刻を増やしてもよいし、測位精度指標を演算する時間帯を間引き、測位精度指標を演算すべき時刻を減らしてもよい。各時間帯Snの長さ(期間)は、一回の測位解析に必要な情報を得るのに要する時間以上に設定するが、測位センサ7の一日当りの起動時間に制限時間が設けられている場合(例えば、電源バッテリーの一日の使用量が制限されている場合など)には、当該制限時間以下に設定する。
時間帯抽出手段2Bは、測位精度演算手段2Aで演算された測位精度指標の時刻暦(図3参照)の中から、高い測位精度が見込まれる時間帯(以下、「受信時間帯T」という。)を少なくとも一つ抽出するものである。本実施形態では、図3に示すように、測位精度指標の時刻暦の中から、測位精度指標が最高となる時刻tmax(DOPを測位精度指標とした場合には、DOPが最小となる時刻)を含む時間帯Smを受信時間帯Tとして抽出する。受信時間帯Tの開始時刻tsおよび終了時刻teは、記憶手段4に記憶する。
基地局側通信手段3は、通信回線Nに接続されており、各衛星信号受信装置Gや図示せぬ基準点アンテナから送信された情報(搬送波の位相や衛星信号など)を受信するとともに、時間帯抽出手段2Bで抽出された受信時間帯Tに関する情報(例えば、受信時間帯Tの長さ、開始時刻ts、終了時刻teなど)を各衛星信号受信装置Gに送信する。なお、基地局側通信手段3は、必要に応じて、図示せぬ他のコンピュータ等から測位衛星群の初期軌道情報その他の情報を受信する。なお、通信回線Nは、有線(光回線や電話回線など)でも無線でもよい。
記憶手段4は、半導体メモリや磁気ディスク等により構成されている。記憶手段4には、各観測点の初期座標、測位衛星群の初期軌道情報、各観測点における受信時間帯Tに関する情報、測位解析手段1で演算されて得た各観測点の位置情報などが記憶される。
入力手段5は、観測点の初期座標を手入力する際に使用する座標入力用のテンキーのほか、測位衛星群の初期軌道情報を外部入力する際に使用する外部入力端子などを備えている。
なお、観測対象領域に複数の観測点が存在している場合には、測位精度演算手段2Aは、観測点ごとに測位精度指標の時刻暦を演算し、時間帯抽出手段2Bは、観測点ごとに受信時間帯Tを抽出する。
衛星信号受信装置Gは、衛星測位の対象となる観測点に設置されるものであり、測位センサ7と、受信管理手段8と、観測点側通信手段9と、記憶手段10と、電源バッテリー(図示略)と、電圧変換手段(図示略)とを備えている。
測位センサ7は、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相を取得する。
本実施形態の測位センサ7は、アンテナ素子7A、信号処理部7B、位相観測用のリアルタイムクロック(図示略)、電源回路(図示略)などを備えている。
アンテナ素子7Aは、衛星信号の搬送波を受信する素子であり、受信した搬送波を信号処理部7Bに出力する。
信号処理部7Bは、搬送波の周波数を低下させるダウンコンバータ、搬送波を増幅するプリアンプ回路、搬送波をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、デジタル化した搬送波から位相(波数)を抽出する手段などを備えている。
受信管理手段8は、測位センサ7を制御するものである。本実施形態の受信管理手段8は、受信時間帯T(図3参照、以下同じ)になったときに測位センサ7を起動する制御を実行し、受信時間帯T以外の時間帯になったときに測位センサ7を休止する制御を実行する。すなわち、受信管理手段8は、図示せぬ時計から出力された時刻が記憶手段10に記憶された受信時間帯Tの開始時刻tsに達したときに測位センサ7を起動させる起動制御信号を発し、受信時間帯Tの終了時刻teに達したときに測位センサ7を休止させる休止制御信号を発する。測位センサ7を起動する制御が実行されると、測位センサ7に起動電力が供給され、その結果、衛星信号の搬送波の受信が開始される。また、測位センサ7を休止する制御が実行されると、測位センサ7への電力供給が休止され、搬送波の受信が終了する。受信管理手段8は、例えば、前記した演算処理を行うデジタル回路にて実現してもよいし、記憶手段10にプログラムを記憶しておき、当該プログラムをCPUにおいて実行することで実現してもよい。
観測点側通信手段9は、通信回線Nに接続されており、測位センサ7で取得された搬送波の位相や衛星信号を基地局コンピュータCに送信するとともに、基地局コンピュータCから送信された受信時間帯Tに関する情報(受信時間帯Tの開始時刻ts、終了時刻teなど)を受信する。
記憶手段10は、半導体メモリや磁気ディスク等により構成されている。記憶手段10には、基地局コンピュータCから送信された受信時間帯Tの開始時刻tsおよび終了時刻teなどが記憶される。
図示せぬ電源バッテリーは、測位センサ7、受信管理手段8(または受信管理手段8を機能させるために必要な構成要素)、観測点側通信手段9などに電力を供給する。電源バッテリーと測位センサ7との間には、図示せぬ電圧変換手段(例えば、DC−DCコンバータなど)が介設されている。なお、受信管理手段8(または受信管理手段8を機能させるために必要な構成要素)には、電源バッテリーから常に電力が供給される。
以上のように構成された変位計測システムの使用方法(衛星測位方法)を説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る衛星測位方法は、測位精度が高まる受信時間帯Tを抽出する初期設定過程(ステップ101〜105)と、測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を測位センサで受信する観測過程(ステップ201〜204)と、図示せぬ測位解析過程とを含んでいる。初期設定過程および測位解析過程は基地局コンピュータCで実行され、観測過程は各衛星信号受信装置Gで実行される。
初期設定過程では、まず、衛星測位の対象となる観測点の初期座標(経度、緯度、高度)および測位衛星群の初期軌道情報を、基地局側通信手段3または入力手段5を介して基地局コンピュータCに入力する(ステップ101)。入力した初期座標および初期軌道情報は、記憶手段4に書き込まれる。なお、観測点の初期座標は、例えば、地図等から取得するか、あるいは、適当な測量方法を行って取得すればよい。また、測位衛星群の初期軌道情報は、例えば、IGS(The International GNSS Service)等が公開する精密暦から取得すればよい。
次に、観測点を基準とした各測位衛星の衛星仰角の時刻暦を演算し(ステップ102)、続いて、観測点において捕捉可能な測位衛星の個数および配置の時間変化を演算する(ステップ103)。本実施形態では、観測点の初期座標と測位衛星群の初期軌道情報とを使用して、総ての測位衛星について各時間帯Snの中心時刻tnにおける衛星仰角を演算し(ステップ102)、各時間帯Snの中心時刻tnにおいて捕捉可能な測位衛星の個数および配置を演算する(ステップ103)。
続いてステップ104に進み、各時間帯Snの中心時刻tnにおける測位精度指標(測位精度指標の時刻暦)を演算する。本実施形態では、ステップ103で演算した測位衛星の個数および配置の時間変化を使用して、測位精度指標の時刻暦を演算する。なお、ステップ102〜104は、測位精度演算手段2Aにおいて実行される。
続いてステップ105に進み、測位精度指標の時刻暦の中から、受信時間帯Tを抽出する(図3参照)。本実施形態では、ステップ104で得られた複数の測位精度指標の中から最高値を抽出し、最高値に対応する時刻tmaxを含む一の時間帯Smを受信時間帯Tとして抽出する(図3参照)。なお、ステップ105は、時間帯抽出手段2Bにおいて実行される。
受信時間帯Tに関する情報(開始時刻tsおよび終了時刻teなど)は、通信回線Nを介して各衛星信号受信装置Gに送信される。
初期設定過程が終了したら、観測過程に移行する。
観測過程では、ステップ105で抽出した受信時間帯Tにおいてのみ測位センサ7を起動させる。すなわち、衛星信号の搬送波を間欠的に受信する。なお、観測過程は、測位センサ7に対する電力供給が行われない状態(休止モード)で開始する。
観測過程では、まず、受信管理手段8によって図示せぬ時計から出力された時刻が受信時間帯Tの開始時刻ts(図3参照)に達したか否かが判定される(ステップ201)。
ステップ201において「受信時間帯Tの開始時刻tsに達した」と判定されると、測位モードに移行すべくステップ202に進み、測位センサ7を起動する制御(すなわち、測位センサ7の電源をオンにする制御)が実行される。測位センサ7を起動すると、アンテナ素子7Aにより衛星信号の搬送波が受信され、信号処理部7Bにより搬送波の位相が抽出される。測位センサ7で取得された搬送波の位相は、観測点側通信手段9および通信回線Nを介して基地局コンピュータCに送信される。
その後、ステップ203に進み、図示せぬ時計から出力された時刻が受信時間帯Tの終了時刻te(図3参照)に達したか否かが判定される。
ステップ203において「受信時間帯Tの終了時刻teに達した」と判定されると、休止モードに移行すべくステップ204に進み、測位センサ7を休止する制御(すなわち、測位センサ7の電源をオフにする制御)が実行される。
その後、ステップ201に戻り、電源バッテリーが寿命を迎えるまで、ステップ201〜204が日々繰り返される。
図示せぬ測位解析過程は、衛星信号受信装置Gで取得された搬送波の位相および基準点アンテナで取得された搬送波の位相に基づいて、干渉測位法(位相観測法)により各観測点の位置座標を演算する過程であり、観測過程(ステップ201〜204)を少なくとも一回経た後に実行される。測位解析過程は、測位解析手段1において実行される。なお、基準点アンテナでは、通常、衛星信号の搬送波を24時間連続して受信しているので、測位解析を行う場合は、基準点アンテナで取得された衛星信号の搬送波の中から、受信時間帯Tと同時刻に取得された搬送波の位相を抽出する。
以上説明した本実施形態に係る変位計測システム、衛星信号受信装置Gおよび衛星測位方法によれば、測位精度が高まる受信時間帯Tを予測し、受信時間帯Tにおいて衛星信号の搬送波を受信することとしたので、測位センサ7の一日当りの起動時間に制限が課されているような場合であっても、高い測位精度を確保することが可能になる。また、高い測位精度を期待することができない時間帯に測位センサ7を休止させることとしたので、消費電力量を抑えることが可能になり、ひいては、電源バッテリーの長寿命化や小型化を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、測位センサ7で取得した搬送波の位相に関する情報を、通信回線Nを介して基地局コンピュータCに送信することとしたので、衛星信号受信装置Gが遠隔地や僻地に設置されている場合であっても、測位センサ7で得た情報を簡易迅速に収集・分析することが可能になる。
前記した基地局コンピュータCの構成および衛星測位方法の手順は、適宜変更しても差し支えない
前記した実施形態では、測位精度演算手段2Aで使用する「初期座標」を地図等から特定した概略の座標とし、測位精度演算手段2Aで使用する「初期軌道情報」をIGS(The International GNSS Service)等が公開する精密暦とした場合を例示したが、初期座標や初期軌道情報の由来を限定する趣旨ではない。例えば、観測点に設置した衛星信号受信装置Gで単独測位を行い、単独測位で得た測位センサ7の座標を「初期座標」としてもよいし、単独測位の際に使用した軌道情報(アルマナックやエフェメリス)を「初期軌道情報」としてもよい。
前記した実施形態では、測位精度演算手段2Aで測位精度指標を演算する場合を例示したが、測位精度演算手段2Aを省略し、初期設定過程において、測位精度指標を実測してもよい。この場合には、観測点に衛星信号受信装置G(測位センサ7)を設置したうえで、測位衛星の1周期以上の期間に亘って衛星信号の搬送波を連続して受信し、捕捉可能な測位衛星の個数や配置等の時間変化の実測値を「測位精度指標の時刻暦」とするか、あるいは、測位結果の分散値を「測位精度に相関する指標」とすればよい。このようにすると、測位センサ7の設置位置付近の地形や障害物等による影響を加味した測位精度指標の時刻暦を容易に得ることが可能になる。なお、測位精度指標を実測する場合も、観測過程に移行する時点で測位センサ7を休止させておき、観測過程に移行した後は、受信時間帯T中に測位センサ7を起動させ、受信時間帯Tが終了した時点で測位センサ7を休止させる。
前記した実施形態では、測位精度指標が最高となる時刻tmaxを含む一の時間帯Smを受信時間帯Tとして抽出した場合を例示したが、受信時間帯Tの抽出方法を限定する趣旨ではない。電源バッテリーの容量等に余裕がある場合には、時刻tmaxを含む時間帯Smに加えて、当該時間帯Smに隣接する他の時間帯Sm-1,Sm+1を受信時間帯Tに含めてもよいし、図4に示すように、第一の受信時間帯T1と、この第一の受信時間帯T1と重複しない第二の受信時間帯T2とを抽出してもよい。なお、図4においては、最も高い測位精度が見込まれる時間帯Sm’を第一の受信時間帯T1とし、第一の受信時間帯T1から予め規定しておいた時間間隔L(すなわち、(i−1)個の時間帯)を隔てた時間帯Sm+i’を第二の受信時間帯T2としている。このようにすると、第一の受信時間帯T1と第二の受信時間帯T2とで測位衛星群の配置が変化し、測位解析の解析条件が増えるので、受信時間帯T1,T2の合計時間を前記した受信時間帯Tと同じにした場合であっても、測位精度を向上させることが可能となる。
測位衛星の1周期を複数の時間帯Sn’(n=1,2,…)に区切り、一の時間帯Sm’で受信した搬送波(衛星信号)と、この時間帯Sm’から時間間隔Lを隔てた他の時間帯Sm+i’で受信した搬送波(衛星信号)とを使用して測位解析を行った場合の測位精度指標を演算し、最も高い測位精度が見込まれる時間帯の組み合わせに基づいて複数の受信時間帯T1,T2を抽出してもよい。すなわち、所定の時間間隔Lを隔てた二つの時間帯を一組とした時間帯の組(S1’,S1+i’)、(S2’,S2+i’)、…を複数組設定するとともに、各組ごとに測位精度指標を演算し、最も高い測位精度が見込まれる「組」を構成する時間帯Sm’,Sm+i’を受信時間帯T1,T2として抽出してもよい。各時間帯Sn’の長さは、一回の測位解析に必要な情報を得るのに要する時間以上に設定するが、測位センサ7の一日当りの起動時間に制限時間が設けられている場合には、「組」を構成する複数の時間帯の合計時間が制限時間以下となるように設定する。
なお、所定の時間間隔を隔てた三つ以上の時間帯を一組としても勿論差し支えないし、時間間隔Lを隔てた複数の時間帯を一組とした「時間帯の組」を複数組設定するとともに、時間間隔Lとは異なる時間間隔L’を隔てた複数の時間帯を一組とした「時間帯の組」を複数組設定したうえで、各組ごとに測位精度指標を演算し、これらの中から最も高い測位精度が見込まれる「時間帯の組」を抽出してもよい。
前記した実施形態では、観測過程(ステップ201〜204)のみを繰り返す場合を例示したが、初期設定過程と観測過程とを繰り返すように構成しても差し支えない。すなわち、ステップ204が終了した後に、ステップ101に戻るように構成してもよい。この場合、二順目以降の初期設定過程では、観測過程で受信した衛星信号から得た軌道情報を「初期軌道情報」とし、観測過程で得た測位センサ7の座標を「初期座標」とすることが好ましい。次回の初期設定過程で使用する「初期座標」および「初期軌道情報」を観測過程で得た情報に更新すれば、測位衛星の現状に合わせて受信時間帯Tを設定することができるので、長期間に亘って、高い測位精度を維持することが可能となる。
前記した実施形態では、受信時間帯Tの開始時刻tsまたは終了時刻teに達したか否かを判断する機能を受信管理手段8に具備させた場合を例示したが、当該機能を省略し、基地局コンピュータCに「受信時間帯Tの開始時刻tsまたは終了時刻teに達したか否かを判断する機能」および「受信時間帯Tの開始時刻tsになったときに、起動信号を衛星信号受信装置Gに送信し、受信時間帯Tの終了時刻teになったときに、休止信号を衛星信号受信装置Gに送信する機能」を具備させてもよい。この場合、受信管理手段8は、基地局コンピュータCから送信された起動信号を受信したときに測位センサ7を起動する制御を実行し、基地局コンピュータCから送信された休止信号を受信したときに測位センサ7を休止する制御を実行することになる。このようにすると、衛星信号受信装置Gの構成がシンプルになるので、消費電力量をより一層抑えることが可能になる。
また、受信時間帯Tの開始時刻tsまたは終了時刻teに達したか否かを判断する機能を受信管理手段8に具備させるとともに、基地局コンピュータCに「受信時間帯Tの開始時刻tsまたは終了時刻teに達したか否かを判断する機能」および「受信時間帯Tの開始時刻tsになったときに、起動信号を衛星信号受信装置Gに送信し、受信時間帯Tの終了時刻になったときに、休止信号を衛星信号受信装置Gに送信する機能」を具備させてもよい。この場合、受信管理手段8は、記憶手段10に記憶された受信時間帯Tの開始時刻tsに達したとき、または、基地局コンピュータCから起動信号を受信したときに測位センサ7を起動する制御を実行し、記憶手段10に記憶された受信時間帯Tの終了時刻teに達したとき、または、基地局コンピュータCから休止信号を受信したときに測位センサ7を休止させる制御を実行する。このようにすると、基地局コンピュータCおよび衛星信号受信装置Gの一方において受信時間帯Tの決定に不具合があった場合や、基地局コンピュータCで決定した受信時間帯Tと衛星信号受信装置Gで決定した受信時間帯Tとが相違するような場合であっても、測位精度が高まる時間帯に測位を行うことが可能となる。
また、基地局コンピュータCに「受信時間帯Tの開始時刻tsよりも待機時間Δtだけ前の時刻(以下、「準備開始時刻t」という。)に達したか否かを判断する機能」および「準備開始時刻tに達したときに、待機時間Δt(=開始時刻t−準備開始時刻t)に関する情報を衛星信号受信装置Gに送信する機能」を具備させるとともに、衛星信号受信装置Gに「待機時間Δtに関する情報を受信する機能」および「時間経過を計測するタイマ機能」を具備させておき、待機時間Δtに関する情報を受信した時点から待機時間Δtに相当する時間(=Δt)が経過したときに、測位センサ7を起動する制御を実行し、当該制御を実行した時点から受信時間帯Tの長さに相当する時間(=終了時刻t−開始時刻t;以下、「起動時間T´」という。)が経過したときに、測位センサ7を休止させる制御を実行してもよい。この場合、受信管理手段8は、「待機時間Δtに関する情報を受信した時点から待機時間Δtが経過したか否か」を判定するとともに、待機時間Δtが経過したと判定した時点で測位センサ7を起動する制御を実行し、さらに、「測位センサ7を起動させた時点から起動時間T´が経過したか否か」を判定するとともに、起動時間T´が経過したと判定した時点で測位センサ7を休止させる制御を実行する。このようにすると、衛星信号受信装置Gに精密な時計を具備させなくとも、受信時間帯Tの開始時刻tsに測位センサ7を起動させることができ、受信時間帯Tの終了時刻teに測位センサ7を休止させることができる。
なお、「待機時間Δt」は、測位センサ7に対する起動制御を行った時点から測位センサ7が安定して動作するまでに要する時間などを考慮して適宜設定すればよい。また、「起動時間T´」は、予め規定した定数として記憶手段10に記憶させておいてもよいし、「受信時間帯Tに関する情報」として基地局コンピュータCから送信してもよい。
前記した実施形態では、干渉測位を利用する変位計測システムを例示したが、単独測位(コード観測)を利用する変位計測システムとしても差し支えない。
(第二の実施形態)
図5に示す第二の実施形態に係る変位計測システムは、単独測位を行う複数の衛星信号受信装置G,G,…を備えて構成されている。
第二の実施形態に係る衛星信号受信装置Gは、測位センサ7と、受信管理手段8と、観測点側通信手段9と、記憶手段10と、測位解析手段11と、受信時間帯決定手段12と、入力手段15と、時計16と、電源バッテリー(図示略)とを備えている。この衛星信号受信装置Gは、他の衛星信号受信装置Gや基地局コンピュータCとともに、DGPSによる変位計測システムを構成している。なお、基地局コンピュータCは、複数の衛星信号受信装置G,G,…から送信されてきた位置座標を補正するとともに、観測対象領域における地殻変動や変形状態を解析する。
測位センサ7は、GPS衛星などの測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波に含まれる衛星信号(航法メッセージ、Pコード、C/Aコードなど)を取得するものであり、衛星測位の対象となる観測点に設置される。
なお、航法メッセージには、測位衛星群を構成する総ての測位衛星の概略の軌道情報(アルマナック)、衛星信号を発した測位衛星の詳細な軌道情報(エフェメリス)、衛星信号を発した測位衛星が健全であるか否かに関する情報(ヘルスデータ)、時刻の補正値、電離層補正データ等が含まれている。
本実施形態の測位センサ7は、アンテナ素子7A、信号処理部7B、測位解析用のリアルタイムクロック(図示略)、電源回路(図示略)などを備えている。
アンテナ素子7Aは、衛星信号の搬送波を受信する素子であり、受信した搬送波を信号処理部7Bに出力する。
信号処理部7Bは、搬送波の周波数を低下させるダウンコンバータ、搬送波を増幅するプリアンプ回路、搬送波をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ、デジタル化した搬送波から衛星信号を抽出する手段などを備えていて、取得した衛星信号を測位解析手段11に出力する。
受信管理手段8は、第一の実施形態で説明したものと同様の構成を具備しているので、詳細な説明は省略する。
観測点側通信手段9は、第一の実施形態で説明したものと同様の構成を具備しているが、本実施形態のものは、測位解析手段11で演算した位置座標を基地局コンピュータCに送信するとともに、必要に応じて、基地局コンピュータCや図示せぬ他のコンピュータ等から測位衛星群の初期軌道情報その他の情報を受信する。
記憶手段10は、第一の実施形態で説明したものと同様の構成を具備しているが、本実施形態のものは、観測点の初期座標、測位衛星群の初期軌道情報、受信時間帯Tの開始時刻tsおよび終了時刻te、受信時間帯Tに測位して得た測位センサ7の位置座標などを記憶する。
測位解析手段11は、測位センサ7で取得された衛星信号に基づいて単独測位法により測位センサ7(より詳細には、アンテナ素子7A)の位置座標を演算するものであり、測位解析を行うデジタル回路を備えていて、測位解析を行って得られた測位センサ7の位置座標を観測点側通信手段9や記憶手段10に出力する。
受信時間帯決定手段12は、測位精度演算手段12Aと、時間帯抽出手段12Bとを備えている。
測位精度演算手段12Aは、観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度指標の時刻暦を演算する。本実施形態の測位精度演算手段12Aは、第一の実施形態で説明したものと同様の構成を具備している。すなわち、測位精度演算手段12Aは、記憶手段10の中から観測点の初期座標と測位衛星群の初期軌道情報とを読み出す機能、観測点を基準とした各測位衛星の衛星仰角の時刻暦を演算する機能、各時刻において捕捉可能な測位衛星の個数や配置を演算する機能、図3に示すような測位精度指標の時刻暦を演算する機能などを具備している。
時間帯抽出手段12Bは、測位精度演算手段12Aで演算された測位精度指標の時刻暦(図3参照)の中から、高い測位精度が見込まれる受信時間帯Tを少なくとも一つ抽出するものである。なお、受信時間帯Tの開始時刻tsおよび終了時刻teは、記憶手段10に記憶する。
第二の実施形態に係る衛星信号受信装置Gの使用方法(衛星測位方法)は、第一の実施形態のものと同様であるが、本実施形態においては、初期設定過程(ステップ101〜105)および図示せぬ測位解析過程も、衛星信号受信装置Gにおいて実行されることになる。
以上説明した本実施形態に係る衛星信号受信装置Gにおいても、測位精度が高まる受信時間帯Tを予測し、受信時間帯Tにおいて衛星信号の搬送波を受信することとしたので、測位センサ7の一日当りの起動時間に制限が課されているような場合であっても、高い測位精度を確保することが可能になる。また、高い測位精度を期待することができない時間帯に測位センサ7を停止させることとしたので、消費電力量を抑えることが可能になり、ひいては、電源バッテリーの長寿命化や小型化を図ることが可能となる。
また、本実施形態によれば、測位センサ7で測位解析を行って得た位置情報を、通信回線Nを介して基地局コンピュータCに送信することとしたので、衛星信号受信装置Gが遠隔地や僻地に設置されている場合であっても、測位センサ7で得た自らの位置情報を簡易迅速に収集・分析することが可能になる。
なお、第二の実施形態の衛星信号受信装置Gは、測位解析手段11および受信時間帯決定手段12を具備しているので、基地局コンピュータCと接続せずとも、適切な受信時間帯Tに自らの位置を測位することができる。
前記した各実施形態では、受信管理手段8が測位センサ7に対する起動・休止制御のみを行う場合を例示したが、起動・休止制御を行う部品・機能を限定する趣旨ではない。図示は省略するが、衛星信号受信装置Gに含まれる他の構成要素(観測点側通信手段9、測位解析手段11、測位精度演算手段12A、時間帯抽出手段12B、電圧変換手段など)に対して起動・休止制御を行う機能を受信管理手段8に具備させても差し支えない。受信管理手段8自身にスリープ機能(消費電力を抑える機能)を具備させても勿論差し支えない。
本発明の第一の実施形態に係る変位計測システムのブロック構成図である。 本発明の第一の実施形態に係る衛星測位方法を説明するためのフローチャートである。 測位精度指標の時刻暦および受信時間帯の抽出方法を説明するための模式図である。 受信時間帯の他の抽出方法を説明するための模式図である。 本発明の第二の実施形態に係る変位計測システムおよび衛星信号受信装置のブロック構成図である。
符号の説明
C 基地局コンピュータ
1 測位解析手段
2A 測位精度演算手段
2B 時間帯抽出手段
3 基地局側通信手段
G 衛星信号受信装置
7 測位センサ
8 受信管理手段
9 観測点側通信手段
11 測位解析手段
12A 測位精度演算手段
12B 時間帯抽出手段
N 通信回線

Claims (9)

  1. 衛星測位の対象となる観測点に設置された衛星信号受信装置と、
    通信回線を介して前記衛星信号受信装置と接続された基地局コンピュータとを具備する変位計測システムであって、
    前記基地局コンピュータは、
    前記観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算手段と、
    前記測位精度演算手段で演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出手段と、
    前記時間帯抽出手段で抽出された受信時間帯に関する情報を前記衛星信号受信装置に送信する基地局側通信手段とを具備し、
    前記衛星信号受信装置は、
    測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相または当該搬送波に含まれる衛星信号を取得する測位センサと、
    前記基地局コンピュータから送信された受信時間帯に関する情報を受信する観測点側通信手段と、
    前記受信時間帯になったときに前記測位センサを起動する制御を実行し、前記受信時間帯以外の時間帯になったときに前記測位センサを休止する制御を実行する受信管理手段とを具備する、ことを特徴とする変位計測システム。
  2. 前記基地局コンピュータは、前記受信時間帯の開始時刻よりも待機時間だけ前になったときに、前記待機時間に関する情報を前記衛星信号受信装置に送信し、
    前記受信管理手段は、前記待機時間に関する情報を受信した時点から前記待機時間に相当する時間が経過したときに、前記測位センサを起動する制御を実行し、当該制御を実行した時点から前記受信時間帯の長さに相当する時間が経過したときに、前記測位センサを休止させる制御を実行する、ことを特徴とする請求項1に記載の変位計測システム。
  3. 衛星測位の対象となる観測点に設置された衛星信号受信装置と、
    通信回線を介して前記衛星信号受信装置と接続された基地局コンピュータとを具備する変位計測システムであって、
    前記基地局コンピュータは、
    前記観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算手段と、
    前記測位精度演算手段で演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出手段と、
    前記衛星信号受信装置に起動信号または休止信号を送信する基地局側通信手段とを具備し、
    前記衛星信号受信装置は、
    測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相または当該搬送波に含まれる衛星信号を取得する測位センサと、
    前記基地局コンピュータから送信された起動信号または休止信号を受信する観測点側通信手段とを具備し、
    前記基地局コンピュータは、前記受信時間帯の開始時刻になったときに前記起動信号を前記衛星信号受信装置に送信し、前記受信時間帯の終了時刻になったときに前記休止信号を前記衛星信号受信装置に送信し、
    前記衛星信号受信装置は、前記起動信号を受信したときに前記測位センサを起動し、前記休止信号を受信したときに前記測位センサを休止する、ことを特徴とする変位計測システム。
  4. 前記衛星信号受信装置は、前記測位センサで取得した搬送波の位相または衛星信号を前記基地局コンピュータに送信し、
    前記基地局コンピュータは、前記衛星信号受信装置から送信された搬送波の位相または衛星信号に基づいて前記測位センサの位置座標を演算する測位解析手段を具備する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の変位計測システム。
  5. 前記衛星信号受信装置は、前記測位センサで取得した搬送波の位相または衛星信号に基づいて前記測位センサの位置座標を演算する測位解析手段を具備しており、取得した位置座標を前記基地局コンピュータに送信する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の変位計測システム。
  6. 測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を受信し、受信した搬送波の位相または当該搬送波に含まれる衛星信号を取得する測位センサと、
    衛星測位の対象となる観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算手段と、
    前記測位精度演算手段で演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出手段と、
    前記受信時間帯になったときに前記測位センサを起動する制御を実行し、前記受信時間帯以外の時間帯になったときに前記測位センサを休止する制御を実行する受信管理手段とを具備する、ことを特徴とする衛星信号受信装置。
  7. 前記測位センサで取得した搬送波の位相または衛星信号に基づいて前記測位センサの位置座標を演算する測位解析手段をさらに具備する、ことを特徴とする請求項6に記載の衛星信号受信装置。
  8. 衛星測位の対象となる観測点に設置した測位センサを利用する衛星測位方法であって、
    測位精度が高まる受信時間帯を抽出する初期設定過程と、
    測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで受信する観測過程とを含み、
    前記初期設定過程では、
    前記観測点の初期座標と測位衛星群の軌道情報とに基づいて、測位精度に相関する指標の時刻暦を演算するとともに、前記時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算ステップと、
    前記測位精度演算ステップで演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出ステップとを実行し、
    前記観測過程では、
    前記受信時間帯に前記測位センサを起動し、前記受信時間帯以外の時間帯に前記測位センサを休止する、ことを特徴とする衛星測位方法。
  9. 衛星測位の対象となる観測点に設置した測位センサを利用する衛星測位方法であって、
    測位精度が高まる受信時間帯を抽出する初期設定過程と、
    測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで受信する観測過程とを含み、
    前記初期設定過程では、
    測位衛星から送信された衛星信号の搬送波を前記測位センサで連続して受信することで、測位精度に相関する指標の時刻暦を取得する測位精度取得ステップと、
    前記測位精度取得ステップで取得した時刻歴を複数の時間帯に区切り、間隔を隔てた少なくとも二つの時間帯からなる組を複数設定し、各組について当該組に含まれる複数の前記時間帯で衛星測位を行った場合の測位精度に相関する指標を演算する測位精度演算ステップと、
    前記測位精度演算ステップで演算された前記組における前記指標に基づいて複数の前記組の中から最も高い測位精度が見込まれる前記組を抽出するとともに、抽出された組に含まれる複数の前記時間帯のそれぞれを受信時間帯として抽出する時間帯抽出ステップとを実行し、
    前記観測過程では、
    前記受信時間帯に前記測位センサを起動し、前記受信時間帯以外の時間帯に前記測位センサを休止する、ことを特徴とする衛星測位方法。
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