JPH10197246A - Gps測量装置及びgps用上空障害物検出装置、並びにスケジューラ - Google Patents

Gps測量装置及びgps用上空障害物検出装置、並びにスケジューラ

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JPH10197246A
JPH10197246A JP9001767A JP176797A JPH10197246A JP H10197246 A JPH10197246 A JP H10197246A JP 9001767 A JP9001767 A JP 9001767A JP 176797 A JP176797 A JP 176797A JP H10197246 A JPH10197246 A JP H10197246A
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JP
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gps
transmitting
surveying
gps surveying
setting
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JP9001767A
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English (en)
Inventor
Hisaharu Nishii
久晴 西井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎地球測位システム(以下「GPS」とい
う。)を用いた測量装置等に関し、特に複数台のGPS
測量機を遠隔操作できる。 【解決手段】 GPSを用いるとともに、少なくとも受
信手段(例えば送受信手段170)をそれぞれ有する複
数台のGPS測量機(例えば被設定側GPS測量機3
0,31,32)と、複数台のGPS測量機30に信号
を送信するための少なくとも送信手段(例えば送受信手
段80)を有する携帯情報機器20とを備える。携帯情
報機器20には、GPSを用いて測量を行うための設定
データを、送信手段80を介して各GPS測量機30の
受信手段170に送信するための設定データ制御手段9
1を備える。各GPS測量機30には、受信手段170
を介して携帯情報機器20から送信された設定データに
基づいて、自らの設定を行うための設定データ設定手段
180をそれぞれ備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、汎地球測位シス
テムを用いた測量装置等に関し、特に複数台のGPS測
量機を遠隔操作することができるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の汎地球測位システム(以
下「GPS」という。)を用いたGPS測量機は、複数
台をシステム単位として利用されていた。すなわち、最
初に1台もしくは数台のGPS測量機を、座標が確定し
た点(与点)に設置し、残る台数のGPS測量機を未知
の点(新点)に設置する。
【0003】設置した全てのGPS測量機を、同時刻
に、かつ同一番号のGPS衛星から送信される信号を、
同一周期で一定時間取得することにより、計測のための
データを取得する。取得されたデータは、GPS測量機
内の演算装置もしくは外部に接続された演算装置によっ
て解析処理され、前記未知の点(新点)の座標が算出さ
れる。
【0004】上記測量のためには、各GPS測量機に
は、データの取得開始時刻、取得期間、取得周期、利用
衛星の選択等の多岐に渡る設定項目がそれぞれ存在し、
これらの設定項目を、システムを構成する各GPS測量
機に同一に設定する必要がある。従来、システムを構成
する複数台の各GPS測量機毎に、設定項目を手動でそ
れぞれ設定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の手動設定では、第1に、設定台数や設定項目が多いの
で、設定ミスを誘発し易く、測量不良の発生要因になる
という問題点があった。すなわち、システムを構成する
複数台の各GPS測量機のうち、1台でもデータの取得
開始時刻、取得期間等の設定データの入力ミスがある
と、測量全体が不良に陥る可能性が非常に高い。
【0006】特に、一般的なシステムでも、3〜10台
程度の設定が必要であるし、大規模な定点観測システム
では、100台を越える設定が必要となる。また、作業
現場において、測量結果を評価しないことが多く、測量
不良が事後、判明すると、測量のやり直しとなる。ま
た、第2に、各GPS測量機が互いに離れているので、
設定に時間が掛かるという問題点があった。
【0007】そこで、請求項1〜8記載の発明は、上記
した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、送受信
システムを使用することで、複数台のGPS測量機の設
定データを、携帯情報機器を使用して設定することがで
きるようにしたものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】すなわち、請求項2記載の発明は、携帯情
報機器としてGPS測量機を使用することができるよう
にしたものである。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】すなわち、請求項3記載の発明は、携帯情
報機器として携帯型のコンピュータを使用することがで
きるようにしたものである。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0010】すなわち、請求項4記載の発明は、複数台
のGPS測量機を携帯情報機器を使用して遠隔操作する
ことができるようにしたものである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、次の点を目的とす
る。すなわち、請求項5記載の発明は、複数台のGPS
測量機の機器環境を、携帯情報機器から監視することが
できるようにしたものである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、次の点を目的とす
る。
【0011】すなわち、請求項6記載の発明は、上空障
害物の画像情報にもとづいて、その方位角や高度角を求
めることができるようにした上空障害物検出装置を提供
しようとするものである。 (請求項7)請求項7記載の発明は、次の点を目的とす
る。
【0012】すなわち、請求項7記載の発明は、上空障
害物の画像情報にもとづいて、観測スケジュールを計算
できるようにしたGPS用スケジューラを提供しようと
するものである。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。
【0013】すなわち、請求項8記載の発明は、上記し
た請求項6記載の上空障害物検出装置や、請求項7記載
のGPS用スケジューラを用いた測量装置を提供しよう
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(特徴点)各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上
記した各目的を達成するためになされたものであり、各
発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用い
て、以下に説明する。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の3つの点を特
徴とする。
【0015】第1に、例えば図1に示すように、複数台
のGPS測量機(被設定側GPS測量機30,31,32)と、
携帯情報機器(20)とを備える。上記各GPS測量機(30
・・・)は、汎地球測位システム(以下「GPS」とい
う。)を用いるとともに、例えば図3に示すように、少
なくとも受信手段(例えば送受信手段170)をそれぞれ
有する。
【0016】なお、受信手段として、例えば送受信手段
(170)を例示したが、送信のための手段については無く
とも良い。前記携帯情報機器(20)は、例えば図2に示す
ように、複数台のGPS測量機(30・・・)に信号を送信
するための少なくとも送信手段(例えば送受信手段80)
を有する。
【0017】なお、送信手段として、例えば送受信手段
(80)を例示したが、受信のための手段については無くと
も良い。第2に、携帯情報機器(20)には、例えば図2に
示すように、設定データ制御手段(91)を備える。上記設
定データ制御手段(91)は、GPSを用いて測量を行うた
めの設定データを、送信手段(例えば送受信手段80)を
介して各GPS測量機(30・・・)の受信手段(例えば送
受信手段170)に送信するためのものである。
【0018】第3に、各GPS測量機には、例えば図3
に示すように、設定データ設定手段(180)をそれぞれ備
える。上記設定データ設定手段(180)は、各GPS測量
機(30・・・)の受信手段(例えば送受信手段170)を介
して携帯情報機器(20)から送信された設定データに基づ
いて、自らの設定を行うためのものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0019】すなわち、携帯情報機器(20)は、例えば図
1に示すように、GPSを用いたGPS測量機(例えば
設定側GPS測量機21)である。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0020】すなわち、携帯情報機器(20)は、例えば図
4に示すように、携帯型のコンピュータ(22)である。 (請求項4)請求項4記載の発明は、上記した請求項1
〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
2つの点を特徴とする。
【0021】第1に、携帯情報機器(20)には、例えば図
2に示すように、遠隔操作制御手段(92)を備える。上記
遠隔操作制御手段(92)は、各GPS測量機(30・・・)を
遠隔操作するための遠隔操作命令を、送信手段(例えば
送受信手段80)を介して各GPS測量機(30・・・)の受
信手段(例えば送受信手段170)に送信するためのもの
である。
【0022】なお、複数台の全てのGPS測量機(30・
・・)を、一斉に遠隔操作しても良いし、或いは任意の
数台のGPS測量機(30・・・)のみを遠隔操作できるよ
うにしても良い。第2に、各GPS測量機(30・・・)に
は、例えば図3に示すように、遠隔操作実行手段(190)
をそれぞれ備える。
【0023】上記遠隔操作実行手段(190)は、各GPS
測量機(30・・・)の受信手段(例えば送受信手段170)
を介して携帯情報機器(20)から送信された遠隔操作命令
を実行するためのものである。 (請求項5)請求項5記載の発明は、次の4つの点を特
徴とする。
【0024】第1に、例えば図1に示すように、複数台
のGPS測量機(被設定側GPS測量機30,31,32)と、
携帯情報機器(20)とを備える。第2に、各GPS測量機
(30・・・)には、例えば図3に示すように、少なくとも
送信手段(例えば送受信手段170)、機器環境管理手段
(200)をそれぞれ備える。
【0025】上記機器環境管理手段(200)は、送信手段
(例えば送受信手段170)を介して自らの機器の機器環
境データを送信するためのものである。なお、送信手段
として、例えば送受信手段(170)を例示したが、受信の
ための手段については無くとも良い。第3に、携帯情報
機器(20)には、例えば図2に示すように、受信手段(例
えば送受信手段80)、周辺機器監視手段(110)を備え
る。
【0026】上記受信手段(例えば送受信手段80)は、
各GPS測量機(30・・・)の送信手段(例えば送受信手
段170)から送信された機器環境データを受信するため
のものである。なお、受信手段として、例えば送受信手
段(80)を例示したが、送信のための手段については無く
とも良い。
【0027】前記周辺機器監視手段(110)は、受信手段
(例えば送受信手段80)により受信した機器環境データ
を監視するためのものである。 (請求項6)請求項6記載の発明は、次の2つの点を特
徴とする。第1に、上空障害物検出装置(23)は、例えば
図2に示すように、携帯情報機器(20)と、画像情報取得
手段(61)、送信手段(例えば送受信手段80)を備える。
【0028】上記画像情報取得手段(61)は、例えば各G
PS測量機(30・・・)のGPSアンテナ(図示せず)の
設定位置の周辺上空の画像情報を取得するためのもので
ある。前記送信手段(例えば送受信手段80)は、画像情
報取得手段(61)により取得された画像情報を携帯情報機
器(20)に送信するためのものである。
【0029】なお、送信手段として、例えば送受信手段
(80)を例示したが、受信のための手段については無くと
も良い。第2に、携帯情報機器(20)には、受信手段(例
えば送受信手段80)、演算手段(121)を備える。上記受
信手段(例えば送受信手段80)は、送信手段(例えば送
受信手段170)によって送信された画像情報を受信する
ためのものである。
【0030】なお、受信手段として、例えば送受信手段
(80)を例示したが、送信のための手段については無くと
も良い。前記演算手段(121)は、受信手段(例えば送受
信手段80)により受信した画像情報にもとづいて、上空
障害物の方位角、高度角を求めるためのものである。な
お、上空障害物検出装置(23)は、GPS測量機(20,30・
・・)に使用でき、使用するGPS測量機(20,30・・・)
は、1台でも、複数台でも良い。また、複数台のGPS
測量機(20,30・・・)を使用する場合には、例えば図3
に示すように、被設定側GPS測量機(30・・・)の送信
手段(例えば送受信手段170)を使用可能である。 (請求項7)請求項7記載の発明は、次の2つの点を特
徴とする。
【0031】第1に、GPS用スケジューラ(22)は、例
えば図2に示すように、携帯情報機器(20)と、画像情報
取得手段(61)、送信手段(例えば送受信手段80)を備え
る。上記画像情報取得手段は、例えば各GPS測量機(3
0・・・)のGPSアンテナ(図示せず)の設定位置の周
辺上空を撮影するための撮影手段(60)で撮影された画像
情報を取得するためのものである。
【0032】前記送信手段(例えば送受信手段80)は、
画像情報取得手段(61)により取得された画像情報を携帯
情報機器(20)に送信するためのものである。なお、送信
手段として、例えば送受信手段(80)を例示したが、受信
のための手段については無くとも良い。第2に、携帯情
報機器(20)には、受信手段(例えば送受信手段80)、観
測スケジュール計算手段(120)を備える。
【0033】上記受信手段(例えば送受信手段80)は、
送信手段(例えば送受信手段170)によって送信された
画像情報を受信するためのものである。なお、受信手段
として、例えば送受信手段(80)を例示したが、送信のた
めの手段については無くとも良い。前記観測スケジュー
ル計算手段(120)は、受信手段(例えば送受信手段80)
により受信した画像情報にもとづいて、撮影手段(60)の
位置に設置された、GPSを用いたGPS測量機(20,30
・・・)を使用して観測可能な観測スケジュールを計算
するためのものである。
【0034】なお、上記GPS測量機(20,30・・・)
は、1台でも、複数台でも良い。また、複数台のGPS
測量機(20,30・・・)を使用する場合には、例えば図3
に示すように、各被設定側GPS測量機(30・・・)の送
信手段(例えば送受信手段170)を使用可能である。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項1
〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0035】すなわち、GPS測量機(10)は、例えば図
2に示すように、請求項6記載の上空障害物検出装置(2
3)と、請求項7記載の汎地球測位システム用スケジュー
ラ(22)とのいずれか少なくと一方を備えている。勿論、
GPS測量機(10)が、請求項6記載の上空障害物検出装
置(23)と、請求項7記載の汎地球測位システム用スケジ
ューラ(22)との両方を備えている場合も含んでいる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(第1実施例)図1〜3は、本発明の実施の形態の第1
実施例を示すものである。図1は、測量装置の概略ブロ
ック図、図2は設定側GPS測量機の概略ブロック図、
図3は被設定側GPS測量機の概略ブロック図をそれぞ
れ示す。 (測量装置)図1中、10は、測量装置を示すものであ
り、この測量装置10は、汎地球測位システム(Global P
ositioning System、以下「GPS」という。)を用い
たものである。
【0037】上記測量装置10は、図1に示すように、大
別すると、1台の携帯情報機器20と、複数台の被設定側
GPS測量機30,31,32とから構成されている。なお、被
設定側GPS測量機30・・・の台数は、3台に限らず、
2台や、4台以上であっても良い。また、携帯情報機器
20の台数も、1台に限らず、2台以上の複数台用いても
良い。 (携帯情報機器)上記携帯用情報機器20としては、図1
に示すように、例えば設定側GPS測量機21を使用して
いる。
【0038】上記設定側GPS測量機21は、図2に示す
ように、コンピュータ等を使用した制御手段40を中心に
構成されている。上記制御手段40は、図示しないが、C
PU、ROM、RAM等を備え、ROMに記憶されたプ
ログラムを実行することで、後述する各種手段として機
能する。前記制御手段40の入力側には、図2に示すよう
に、入力手段としてのキーボード50、撮像手段としての
CCDを用いたCCDカメラ60、画像情報取得手段61、
方位センサ62を備える。
【0039】なお、上記入力手段として、キーボード50
を例示したが、これに限らずに他の入力手段を用いても
良い。また、前記撮像手段として、CCDカメラ60を例
示したが、これに限らずに他の撮像手段を用いても良
い。なお、上記プログラムは、ROMに限らず、RAM
やCD−ROM、メモリカード等の記憶媒体に記憶され
ていても良い。
【0040】前記CCDカメラ60は、設定側GPS測量
機21の本体に内蔵もしくは接続され、設定側GPS測量
機21のGPSアンテナ(図示せず)の設置位置の周辺上
空360度を撮像するものである。前記画像情報取得手
段61は、上記撮影手段60で撮影された画像情報を取得す
るためのものである。
【0041】前記方位センサ62は、撮影手段60の画面に
おける基準方向、例えば北方向を示すためのものであ
る。これに対し、前記制御手段40の出力側には、図2に
示すように、表示手段としての液晶等を用いたディスプ
レイ70、赤外線通信を用いた送受信手段80を備える。
【0042】なお、送受信手段80は、赤外線通信を用い
ているが、これに限らず、同時多方向通信もしくは逐次
送受信が可能な手段あれば良く、無線でも有線でも良
い。そして、無線通信を用いた場合には、赤外線通信と
比較して、データ到達距離を長くすることができる利点
がある。また、表示手段として、ディスプレイ70を例示
したが、これに限らずに他の表示手段を用いても良い。 (制御手段)前記制御手段40は、図2に示すように、大
別すると、被設定側機器制御手段90、情報収集手段10
0、周辺機器監視手段110、観測スケジュール計算手段12
0を備える。 (被設定側機器制御手段)上記被設定側機器制御手段90
は、図2に示すように、大別すると、設定データ制御手
段91、遠隔操作制御手段92を備える。 (設定データ制御手段)上記設定データ制御手段91は、
GPSを用いて測量を行うための「設定データ」を、出
力側の送受信手段80を介して各被設定側GPS測量機30
・・・に送信するためのものである。
【0043】上記「設定データ」は、大別すると、「観
測時間設定データ」、「観測環境設定データ」等があ
る。上記「観測時間設定データ」として、次の3つを例
示する。これらのデータはタイマ予約される。第1は、
取得開始時刻である。
【0044】上記取得開始時刻は、GPS信号の取得の
開始時刻を意味し、例えば「何年何月何日、何時」とい
うように設定を行う。上記取得開始時刻の設定は、1回
測定の設定でも良いし、或いは複数回測定の設定でも良
い。上記複数回測定の設定としては、毎日定時刻、例え
ば「毎日何時から」というような設定も可能である。
【0045】また、数日毎、例えば「何日おき、何時か
ら」というような設定も可能である。第2は、取得期間
である。上記取得期間は、GPS信号の取得時間の長さ
を意味し、例えば「何時間」というように設定を行う。
例えば、開始時刻が「13時」であり、取得期間が「1
時間」であれば、13時にGPS信号の取得が開始さ
れ、14時に終了する。
【0046】第3は、取得周期であり、この取得周期
は、GPS信号の取得期間内におけるGPS信号の取得
周期を意味し、例えば「何秒毎」というように設定す
る。例えば、開始時刻が「13:00」であり、 取得
周期が「15秒毎」であれば、「13:00:00」、
「13:00:15」、「13:00:30」・・・に
それぞれGPS信号の取得が行われる。なお、開始時刻
を、「13:00:05」や「13:00:10」のよ
うに若干ずらしても良い。
【0047】前記「観測環境設定データ」として、次の
4つを例示する。第1は、衛星の信号の種類の設定であ
る。GPSの搬送波周波数としては、154×10.23MHz(L
1)、120×10.23MHz(L2)の2種類があり、例えば「L
1」帯のみを使用、「L2」帯のみの使用、「L1,L2」
の両帯の使用の3つの選択が可能である。
【0048】第2は、衛星のマスク角度の設定であり、
例えば衛星のマスク角度として「15度」以上の高度角
が設定される。すなわち、予め取得した衛星飛来情報か
ら求めた衛星の飛来高度角が低い場合には、大気の屈折
等の影響がでるため、これによって設定の高度角以上の
衛星のみを選別する。第3は、PDOP(position dil
ution of precision、位置精度低下率、以下「PDO
P」という。)の制限値の設定である。
【0049】上記PDOPの数値が小さい程、衛星配置
の具合が良く、測量精度が高く、PDOPの数値が大き
くなると、測量精度が低くなるため、例えばPDOPの
制限を「7」と設定し、PDOPの数値が「7」を越え
たら警告を出し、測定を中止しするようにしている。第
4は、利用衛星の選択である。
【0050】例えばGPS衛星番号を設定する。なお、
上記「観測環境設定データ」としては、上記4つに限ら
ず、観測場所、観測担当者氏名、気象データ等を入力で
きる。前記設定データ制御手段91は、具体的には、図2
に示すように、大別すると、観測時間設定データ制御手
段93、観測環境設定データ制御手段94を備える。
【0051】上記観測時間設定データ制御手段93は、入
力側の入力手段を50を通じて、予め設定された上記した
例えば3つの「取得開始時刻」、「取得期間」及び「取
得周期」等を、出力側の送受信手段80を介して各被設定
側GPS測量機30・・・に送信するためのものである。
前記観測環境設定データ制御手段94は、入力側の入力手
段を50を通じて、予め設定された上記した例えば4つの
「衛星の信号の種類」、「衛星のマスク角度」、「PD
OPの制限値」及び「利用衛星の選択」等を、出力側の
送受信手段80を介して各被設定側GPS測量機30・・・
に送信するためのものである。 (遠隔操作制御手段)前記遠隔操作制御手段92は、各被
設定側GPS測量機30・・・を遠隔操作するための遠隔
操作命令を、出力側の送受信手段80を介して各被設定側
GPS測量機30・・・に送信するためのものである。
【0052】上記「遠隔操作命令」として、次の4つの
命令を例示する。第1は、取得開始の命令であり、この
命令が各被設定側GPS測量機30・・・に送信される
と、全てのGPS測量機21,30・・・が一斉又は逐次に
GPS信号の取得を開始する。なお、被設定側GPS測
量機30・・・に逐次、送信すると、逐次、スタートし、
又、時刻指定すれば、一斉にスタートする。
【0053】第2は、取得終了の命令であり、この命令
が各被設定側GPS測量機30・・・に送信されると、全
てのGPS測量機21,30・・・が一斉又は逐次にGPS
信号の取得を終了する。第3は、電源オンの命令であ
り、この命令が各被設定側GPS測量機30・・・に送信
されると、全ての被設定側GPS測量機30・・・のメイ
ン電源がオンとなる。
【0054】第4は、電源オフの命令であり、この命令
が各被設定側GPS測量機30・・・に送信されると、全
ての被設定側GPS測量機30・・・のメイン電源がオフ
となる。前記遠隔操作制御手段92は、具体的には、図2
に示すように、大別すると、取得開始・終了制御手段9
5、電源オン・オフ制御手段96を備える。
【0055】上記取得開始・終了制御手段95は、入力側
の入力手段を50を通じて、予め入力された取得開始の命
令や、取得終了の命令を、出力側の送受信手段80を介し
て各被設定側GPS測量機30・・・に一斉又は逐次に送
信するためのものである。前記電源オン・オフ制御手段
96は、入力側の入力手段を50を通じて、予め入力された
電源オンの命令や、電源オフの命令を、出力側の送受信
手段80を介して各被設定側GPS測量機30・・・に一斉
又は逐次に送信するためのものである。 (情報収集手段)前記情報収集手段100は、各被設定側
GPS測量機30・・・からそれぞれ送信される「情報」
を、送受信手段80を介して受信するためのものである。
【0056】上記「情報」として、次の3つの情報を例
示する。第1は、GPSデータである。各被設定側GP
S測量機30・・・は、受信したGPS信号からデータを
復調し、復調されたデータそのもの、或いは変換したデ
ータをGPSデータとして設定側GPS測量機21に送信
する。
【0057】設定側GPS測量機21は、被設定側GPS
測量機30・・・から収集したGPSデータに、自らのG
PSデータを加え、そのまま蓄積したり、外部に送信し
たり、或いは解析処理後、蓄積したり、外部に送信でき
るようになっている。第2は、機器環境データである。
各被設定側GPS測量機30・・・は、自機のバッテリ残
量や、メモリ残量のデータ等を機器環境データとして設
定側GPS測量機21に送信する。
【0058】第3は、上空障害物情報である。各被設定
側GPS測量機30・・・は、自機の撮像手段150で撮像
した画像信号そのもの、或いは数値情報に変換したデー
タと、前記撮像手段150で撮像された画面における基準
方向、例えば北方向をあらわす方位信号とを上空障害物
情報として設定側GPS測量機21に送信する。
【0059】この場合、例えば北方向に相当する画像信
号そのもの、或いは数値情報に変換したデータを送信す
る時、これに同期させて、方位センサー150からの方位
信号を送信する。前記情報収集手段100は、具体的に
は、図2に示すように、大別すると、GPSデータ収集
手段101、機器環境データ収集手段102、上空障害物情報
収集手段103を備える。
【0060】上記GPSデータ収集手段101は、各被設
定側GPS測量機30・・・からそれぞれ送信されたGP
Sデータを送受信手段80を介して受信し、それらのGP
Sデータをそのまま蓄積したり、自らのGPSデータを
加えて蓄積したり、外部に送信したり、或いは解析処理
後、蓄積したり、外部に送信できるようになっている。
【0061】前記機器環境データ収集手段102は、各被
設定側GPS測量機30・・・からそれぞれ送信された機
器環境データを送受信手段80を介して受信し、それらの
機器環境データをそのまま蓄積したり、自らの機器環境
データを加えて蓄積したり、外部に送信できる。前記上
空障害物情報収集手段103は、各被設定側GPS測量機3
0・・・からそれぞれ送信された上空障害物情報を送受
信手段80を介して受信し、それらの上空障害物情報をそ
のまま蓄積したり、自らの機器環境データを加えて蓄積
したり、外部に送信できる。 (周辺機器監視手段)前記周辺機器監視手段110は、前
記機器環境データ収集手段102により収集された、各被
設定側GPS測量機30・・・の機器環境データを監視す
るものである。
【0062】具体的には、バッテリ残量や、メモリ残量
が不足している場合には、当該被設定側GPS測量機30
・・・の番号や名称を、ディスプレイ70に表示したり、
或いはアラーム等により報知できるようにしている。 (観測スケジュール計算手段)前記観測スケジュール計
算手段120は、前記上空障害物情報収集手段103により収
集された、各被設定側GPS測量機30・・・の上空障害
物情報に、自機のCCDカメラ60により収集した上空障
害物情報を加え、これらの上空障害物情報にもとづい
て、自機である設定側GPS測量機21及び被設定側GP
S測量機30・・・で同時観測可能な観測スケジュールを
計算するためのものである。
【0063】具体的には、キーボード50を介して、利用
者が希望観測日、希望観測時間量等を入力すると、観測
スケジュール計算手段120により、各GPS測量機21,30
・・・が捉えた上空障害物情報にもとづいて、全てのG
PS測量機21,30・・・が同時に観測可能な当該希望観
測日の観測時間が自動的に計算され、自機のタイマ予約
が行われるとともに、前記観測時間設定データ制御手段
93により「取得開始時刻」、「取得期間」及び「取得周
期」等が、出力側の送受信手段80を介して各被設定側G
PS測量機30・・・に送信される。
【0064】すなわち、観測スケジュール計算手段120
は演算手段121を備え、該演算手段121によって、各GP
S測量機21,30・・・のCCDカメラ60,150で撮影して
上空障害物情報収集手段103に集められた上空障害物情
報から、観測環境設定データ制御手段94で設定したマス
ク角以下の高度角部分の情報を除いた上空障害物情報
を、夫々画像処理を主体とする処理をして各GPS測量
機21,30・・・についてGPS信号の受信に障害となる
上空障害物の方位角及び高度角の範囲を受信障害範囲領
域として求める。受信の障害となるか否かは、前記受信
障害領域の大きさによって決定する。マスク角以下の高
度角部分の情報を除く処理はなくとも良い。
【0065】そして、観測スケジュール計算手段120
は、前記求めた各GPS測量機21,30・・・に対する受
信障害領域の何れにも含まれない方位角及び高度角の範
囲を有効受信領域として求める。観測スケジュール計算
手段120は、更に、予め、例えば衛星からの信号によっ
て取得した衛星飛来情報(衛星の軌道情報、すなわちこ
れから求めた観測位置における方位角及び高度角の時間
変化、稼働状況情報など)、特に利用衛星に関する飛来
情報と、前記有効受信領域とから前記観測時間を計算す
る。
【0066】さらに、図2に示すように、観測スケジュ
ール計算手段120、上空障害物検出装置23からGPS用
スケジューラ22を構成でき、GPS用スケジューラ22は
単独でも使用可能である。なお、衛星飛来情報は、上空
障害物検出装置23の送受信手段80を介して各GPS測量
機21,30・・・から入力する。
【0067】また、図2に示すように、上記演算手段12
1、上記障害物情報を入力するCCDカメラ60及び方位
センサ62、送受信手段80から上空障害物検出装置23を構
成でき、上空障害物検出装置23は単独でも使用可能であ
る。なお、障害物情報は送受信手段80を介して入力する
ようにしても良い。また、フロッピーディスク等の記憶
媒体や記憶装置を介して入力しても良い。この場合、送
受信手段80はなくとも良い。 (被設定側GPS測量機)前記被設定側GPS測量機30
・・・は、図3に示すように、図2に示す設定側GPS
測量機21とほぼ同様の構成を備え、制御手段130、その
入力側に接続された入力手段としてのキーボード140、
撮像手段としてのCCDを用いたCCDカメラ150、画
像情報取得手段151、方位センサ152、出力側に接続され
た表示手段としての液晶等を用いたディスプレイ160、
赤外線通信を用いた送受信手段170を備える。
【0068】なお、送受信手段170は、設定側GPS測
量機21の送受信手段80と同様に、赤外線通信を用いてい
るが、これに限らず、同時多方向通信もしくは逐次送受
信が可能な手段あれば良く、無線でも有線でも良い。ま
た、前記入力手段として、キーボード140を例示した
が、これに限らずに他の入力手段を用いても良い。
【0069】さらに、撮像手段として、CCDカメラ15
0を例示したが、これに限らずに他の入力手段を用いて
も良い。また、表示手段として、ディスプレイ160を例
示したが、これに限らずに他の入力手段を用いても良
い。 (制御手段)上記制御手段130は、大別すると、図3に
示すように、設定データ設定手段180、遠隔操作実行手
段190、機器環境管理手段200、上空障害物情報作成手段
210を備える。 (設定データ設定手段)上記設定データ設定手段180
は、設定側GPS測量機20の設定データ制御手段91から
送受信手段80を介して発信され、送受信手段170を介し
て受信した設定データにもとづいて、当該設定データを
設定するためのものである。
【0070】なお、被設定側GPS測量機30・・・のメ
イン電源がオフ状態の場合には、設定データを受信後、
まず、自機のメイン電源を自動的にオンとする。その
後、設定データの設定後、自機のディスプレイ160に設
定完了等の旨を表示する。このとき、設定が完了したこ
とを、送受信手段170を介して設定側GPS測量機20に
送信しても良い。
【0071】また、被設定側GPS測量機30・・・は、
設定完了後、自動的にメイン電源をオフとしても良い
し、選定側GPS測量機20の電源オン・オフ制御手段96
を介して遠隔操作により、被設定側GPS測量機30・・
・のメイン電源をオフとしても良い。前記設定データ設
定手段180は、具体的には、図3に示すように、大別す
ると、観測時間設定手段181、観測環境設定手段182を備
える。
【0072】上記観測時間設定手段181は、図2の観測
時間設定データ制御手段93から送信された「取得開始時
刻」、「取得期間」及び「取得周期」等をタイマ予約す
るためのものである。前記観測環境設定手段182は、図
2の観測環境設定データ制御手段94から送信された「衛
星の信号の種類」、「衛星のマスク角度」、「PDOP
の制限値」及び「利用衛星の選択」等を設定するための
ものである。 (遠隔操作実行手段)前記遠隔操作実行手段190は、図
2の設定側GPS測量機20の遠隔操作制御手段92から送
受信手段80を介して発信され、送受信手段170を介して
受信した遠隔操作命令を実行するためのものである。
【0073】上記遠隔操作実行手段190は、具体的に
は、図3に示すように、大別すると、取得開始・終了実
行手段191、電源オン・オフ実行手段192を備える。上記
取得開始・終了実行手段191は、図2の設定側GPS測
量機20の取得開始・終了制御手段95から送信された取得
開始の命令や、取得終了の命令を、複数台の被設定側G
PS測量機30・・・で一斉に実行するためのものであ
る。
【0074】前記電源オン・オフ実行手段192は、図2
の設定側GPS測量機20の電源オン・オフ制御手段96か
ら送信された電源オンの命令や、電源オフの命令を実行
するためのものである。 (機器環境管理手段)前記機器環境管理手段200は、図
示しないが、自機のバッテリやメモリ等の機器環境を管
理し、機器環境データを送受信手段170を介して発信す
るためのものである。
【0075】上記機器環境管理手段200は、具体的に
は、図3に示すように、大別すると、バッテリ管理手段
201、メモリ管理手段202を備える。上記バッテリ管理手
段201は、バッテリ(図示せず)を管理し、バッテリ残
量のデータを設定側GPS測量機20に送信するためのも
のである。上記メモリ管理手段202は、メモリ(図示せ
ず)を管理し、メモリ残量のデータを設定側GPS測量
機20に送信するためのものである。 (上空障害物情報作成手段)前記上空障害物情報作成制
御手段210は、CCDカメラ150で撮像した画像信号その
もの、或いは数値情報に変換したデータを上空障害物情
報として設定側GPS測量機21に送信するためのもので
ある。 (第2実施例)図4は、本発明の実施の形態の第2実施
例を示すものである。
【0076】図4は、測量装置の概略ブロック図を示
す。本第2実施例の特徴は、図1の設定側GPS測量機
21に代えて、携帯用情報機器20として1台の携帯用コン
ピュータ22を使用した点である。上記携帯用コンピュー
タ24としては、例えばいわゆるノート型コンピュータを
用いることができる。
【0077】なお、携帯用コンピュータ24の数は、1台
に限らず、2台以上の複数台用いても良い。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0079】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
送受信システムを使用することで、複数台のGPS測量
機の設定データを、携帯情報機器を使用して設定するこ
とができる。これにより、1台の携帯情報機器を使用し
て設定データを設定することができるので、作業ミスを
低減でき、測量の信頼性を向上することができる。
【0080】また、1台の設定で足りるので、設定作業
の時間を低減でき、作業効率を向上することができる。
さらに、設定作業者は一人で済むので、人員確保が容易
となる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0081】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
携帯情報機器としてGPS測量機を使用することができ
る。これにより、携行機材量を低減することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0082】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
携帯情報機器として携帯型のコンピュータを使用するこ
とができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0083】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
複数台のGPS測量機を携帯情報機器を使用して遠隔操
作することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれ
ば、複数台のGPS測量機の機器環境を、携帯情報機器
から監視することができる。 (請求項6)請求項6記載の発明は、次のような効果を
奏する。
【0084】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
上空障害物の画像情報にもとづいて、その方位角や高度
角を求めることができるようにした上空障害物検出装置
を提供することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0085】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
上空障害物の画像情報にもとづいて、観測スケジュール
を計算できるようにしたGPS用スケジューラを提供す
ることができる。 (請求項8)請求項8記載の発明によれば、上記した請
求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。
【0086】すなわち、請求項8記載の発明によれば、
上記した請求項6記載の上空障害物検出装置や、請求項
7記載のGPS用スケジューラを用いた測量装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】測量装置の概略ブロック図である。
【図2】設定側GPS測量機の概略ブロック図である。
【図3】被設定側GPS測量機の概略ブロック図であ
る。
【図4】第2実施例を示し、測量装置の概略ブロック図
である。
【符号の説明】
10 測量装置 20 携帯情報機器 21 設定側GPS測量機 22 スケジューラ 23 上空障害物検出装置 24 携帯用コンピ
ュータ 30,31,32 被設定側GPS測量機 40 制御手段 50 キーボード(入力手段) 60 CCDカメラ
(撮像手段) 61 画像情報取得手段 62 方位センサ 70 ディスプレイ(表示手段) 80 送受信手段 90 被設定側機器制御手段 91 設定データ制
御手段 92 遠隔操作制御手段 93 観測時間設定
データ制御手段 94 観測環境設定データ制御手段 95 取得開始・終
了制御手段 96 電源オン・オフ制御手段 100 情報収集手段 101 GPSデータ収集手段 102 機器環境デ
ータ収集手段 103 上空障害物情報収集手段 110 周辺機器監
視手段 120 観測スケジュール計算手段 121 演算手段 130 制御手段 140 ディスプレ
イ(入力手段) 150 CCDカメラ(撮像手段) 151 画像情報取
得手段 152 方位センサ 160 ディスプレ
イ(表示手段) 170 送受信手段 180 設定データ
設定手段 181 観測時間設定手段 182 観測環境設
定手段 190 遠隔操作実行手段 191 取得開始・
終了実行手段 192 電源オン・オフ実行手段 200 機器環境管
理手段 201 バッテリ管理手段 202 メモリ管理
手段 210 上空障害物情報作成手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汎地球測位システムを用いるとともに、
    少なくとも受信手段をそれぞれ有する複数台のGPS測
    量機と、複数台の前記GPS測量機に信号を送信するた
    めの少なくとも送信手段を有する携帯情報機器とを備
    え、 前記携帯情報機器には、前記汎地球測位システムを用い
    て測量を行うための設定データを、前記送信手段を介し
    て前記各GPS測量機の前記受信手段に送信するための
    設定データ制御手段を備え、 前記各GPS測量機には、前記受信手段を介して前記携
    帯情報機器から送信された前記設定データに基づいて、
    自らの設定を行うための設定データ設定手段をそれぞれ
    備えていることを特徴とする汎地球測位システムを用い
    た測量装置。
  2. 【請求項2】 前記携帯情報機器は、前記汎地球測位シ
    ステムを用いたGPS測量機であることを特徴とする請
    求項1記載の汎地球測位システムを用いた測量装置。
  3. 【請求項3】 前記携帯情報機器は、携帯型のコンピュ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の汎地球測位
    システムを用いた測量装置。
  4. 【請求項4】 前記携帯情報機器には、前記各GPS測
    量機を遠隔操作するための遠隔操作命令を、前記送信手
    段を介して前記各GPS測量機の前記受信手段に送信す
    るための遠隔操作制御手段を備え、 前記各GPS測量機には、前記受信手段を介して前記携
    帯情報機器から送信された前記遠隔操作命令を実行する
    ための遠隔操作実行手段をそれぞれ備えていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の汎地球測
    位システムを用いた測量装置。
  5. 【請求項5】 汎地球測位システムを用いる複数台のG
    PS測量機と、携帯情報機器とを備え、 前記各GPS測量機には、少なくとも送信手段と、前記
    送信手段を介して自らの機器の機器環境データを送信す
    るための機器環境管理手段とをそれぞれ備え、 前記携帯情報機器には、前記各GPS測量機の前記送信
    手段から送信された前記機器環境データを受信するため
    の受信手段と、前記受信手段により受信した前記機器環
    境データを監視するための周辺機器監視手段とを備えて
    いることを特徴とする汎地球測位システムを用いた測量
    装置。
  6. 【請求項6】 携帯情報機器と、 周辺上空の画像情報を取得する画像情報取得手段と、 前記画像情報取得手段により取得された画像情報を前記
    携帯情報機器に送信するための送信手段とを備え、 前記携帯情報機器には、前記送信手段によって送信され
    た前記画像情報を受信するための受信手段と、前記受信
    手段により受信した前記画像情報にもとづいて、上空障
    害物の方位角、高度角を求めるための演算手段とを備え
    ていることを特徴とする上空障害物検出装置。
  7. 【請求項7】 携帯情報機器と、 周辺上空を撮影するための撮影手段で撮影された画像情
    報を取得する画像情報取得手段と、 前記画像情報取得手段により取得された画像情報を前記
    携帯情報機器に送信するための送信手段とを備え、 前記携帯情報機器には、前記送信手段によって送信され
    た前記画像情報を受信するための受信手段と、前記受信
    手段により受信した前記画像情報にもとづいて、前記撮
    像手段の位置に設置された、汎地球測位システムを用い
    たGPS測量機を使用して観測可能な観測スケジュール
    を計算するための観測スケジュール計算手段とを備えて
    いることを特徴とする汎地球測位システム用スケジュー
    ラ。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の上空障害物検出装置と、
    請求項7記載の汎地球測位システム用スケジューラとの
    いずれか少なくとも一方を備えている請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の汎地球測位システムを用いた測量装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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