JP4953792B2 - Gps測量計画支援装置及びgps測量支援装置 - Google Patents

Gps測量計画支援装置及びgps測量支援装置 Download PDF

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Description

この発明は、GPS(Global Positioning System)測量を実施する前に測量計画の立案を行い、効率的なGPS測量を支援するGPS測量計画支援装置、及び、GPS測量実施を支援するGPS測量支援装置に関するものである。
従来のGPSシミュレーションシナリオを生成する装置においては、例えば特許文献1のように、時間と場所(ルート)を指定することにより、GPS測位による位置情報の品質を求めている。
特開2004−163424号公報(第6図)
従来のGPSシミュレーションシナリオを生成する装置においては、指定した時間に指定したルートに沿った車両走行実験をシミュレーションする装置であり、周囲の建物やGPS衛星配置によって指定した時間にGPS測位できない場所が存在する場合は、測位できないことを示すのみで、その場所がどのような条件(時間、アンテナ高)であれば測位できるようになるかは分からないという問題点がある。GPS測量の計画においては、測量したい箇所を必ず測位しなければならないため、その箇所がどのような条件(時間、アンテナ高)であれば測位できるようになるかが分からなければ、効率的な測量計画を立てることができない。
この発明は、前記のような問題点を解消するためになされたもので、測量したい箇所に対して、確実に測量できる条件で測量計画を提示することを目的とする。
この発明に係わるGPS測量計画支援装置は、測量条件に関するパラメータを入力するパラメータ入力手段と、前記パラメータ入力手段で入力されたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段と、地物の位置と形状の情報を有する三次元地図記憶手段と、
GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段と、測量条件で指定された時刻に測量箇所において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できるか否かを前記三次元地図記憶手段と前記衛星軌道記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報から判定する測位可否判定手段と、前記測位可否判定手段で測位可否を判定した結果を記憶する測位可否記憶手段と、前記測位可否記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報を用いて複数の測量箇所をGPS測量する測量計画を算出する測量計画算出手段と、前記測量計画算出手段で算出された測量計画を記憶する測量計画記憶手段と、前記測量計画記憶手段で記憶された測量計画を出力する測量計画出力手段とを備え、複数の測量箇所に対するGPS測量計画を立案して出力するものであって、前記パラメータ入力手段において複数のアンテナ高を指定できるように構成し、前記測位可否判定手段と前記測量計画算出手段においてアンテナ高を可変パラメータとして、GPS測量可能な範囲で最低のアンテナ高を用いる前記測量計画を算出するように構成し、複数の測量箇所に対するGPS測量計画を立案して出力するようにしたものである。
また、この発明に係わるGPS測量支援装置は、測量条件に関するパラメータを入力するパラメータ入力手段と、前記パラメータ入力手段で入力されたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段と、地物の位置と形状の情報を有する三次元地図記憶手段と、
GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段と、現在時刻又は測量条件で指定された時刻に測量箇所の近傍において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できる領域を前記三次元地図記憶手段と前記衛星軌道記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報から判定するGPS測位可能領域算出手段と、前記GPS測位可能領域算出手段で判定されたGPS測位可能領域を地図上に表示するGPS測位可能領域表示手段とを備え、近傍のGPS測位可能領域を表示するようにしたものである。
この発明のGPS測量計画支援装置によれば、測位可否記憶手段とパラメータ記憶手段とアンテナ高の情報を用いて複数の測量箇所をGPS測量する測量計画を算出する測量計画算出手段を備えたので、測量計画を出力することにより、ユーザーは測量を行う計画を得ることができ、効率的な測量の実施が可能となり、作業時間を短縮することができる。
また、この発明のGPS測量支援装置によれば、測量箇所近傍のGPS測位可能領域を表示することにより、近傍のGPS測位可能領域に位置参照点を作ってGPS測量を行い、位置参照点と測量箇所の位置関係を別の手段で測定することにより、間接的に測量箇所の位置を求めることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるGPS測量計画支援装置を示す構成図である。GPS測量計画支援装置11は、ユーザーが複数の測量箇所,測量期間(時間,時刻),移動手段,アンテナ高,必要可視衛星数等の測量条件となるパラメータを入力するパラメータ入力手段12と、ユーザーが入力したパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段13と、地物の位置や形状の情報を有する三次元地図記憶手段14と、GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段15と、測量箇所において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できるか否かを三次元地図記憶手段14と衛星軌道記憶手段15とパラメータ記憶手段13の情報から判定する測位可否判定手段16と、測位可否を判定した結果を記憶する測位可否記憶手段17と、複数の測量箇所を最短の時間でGPS測量するための測量開始時刻,測量順序等の測量計画を算出する測量計画算出手段18と、測量計画を記憶する測量計画記憶手段19と、測量計画を出力する測量計画出力手段20により構成される。
パラメータ入力手段12は、例えばキーボードやマウス,タッチパネルなどの入力デバイスと液晶ディスプレイなどの表示デバイスにより実現される。パラメータ入力手段12は、表示された2次元地図上の点を指定することによりパラメータ「測量箇所」を入力したり、表示されたカレンダー上で日にちを指定することによりパラメータ「測量期間」又は、その日の特定時間,時刻を入力する等のユーザーインタフェースを有する。パラメータ記憶手段13、三次元地図記憶手段14、衛星軌道記憶手段15、測位可否記憶手段17、測量計画記憶手段19は、例えばメモリやハードディスクなどの記憶デバイスにより実現される。測位可否判定手段16、測量計画算出手段18は、例えばアプリケーションプログラムを実行するコンピュータなどにより実現される。測量計画出力手段20は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスや、プリンタなどの印字デバイスにより実現される。
次に実施の形態1における動作について説明する。パラメータ入力手段12は、ユーザーのパラメータ入力を受け付け、入力内容をパラメータ記憶手段13に記憶する。パラメータ記憶手段13に記憶されるパラメータは、複数の測量箇所の座標値(精密ではない、測量前の大まかな座標値)である「測量箇所」、測量の開始日と終了日又は指定日の開始時間と終了時間を示す「測量期間」、車や徒歩などを指定する「移動手段」、測量箇所にてGPSアンテナを固定するポールや三脚の高さを示す「アンテナ高」、実施するGPS測量方式において測位に必要な可視衛星数を指定する「必要可視衛星数」などがある。「必要可視衛星数」は、単独測位では4つだが、FKP方式(面補正パターン方式)では5つになるなど、測位方式によって異なる。
次に測位可否判定手段16は、パラメータ記憶手段13、三次元地図記憶手段14、衛星軌道記憶手段15の情報から、測量期間中の各時間帯に対する各測量箇所の測位可否を算出して測位可否記憶手段17に記憶する。ここで、測位可否判定手段16の計算内容について説明する。三次元空間モデルにおいて、図2に示すように、パラメータ記憶手段13の測量箇所、アンテナ高の情報からGPSアンテナ21の座標を定め、三次元地図記憶手段14の情報から測量箇所周辺の構造物や地形の情報22、23を読み出し、衛星軌道記憶手段15の情報から任意の時刻におけるGPS衛星24、25の位置を読み出し、GPS衛星からGPSアンテナを直線で結んだときに直線上に遮蔽物があるか計算することにより、GPSアンテナ21からそのGPS衛星の電波が受信できるか否かを判定する。
図2では、GPSアンテナ21からGPS衛星25の電波は受信できるが、GPS衛星24の電波は構造物22に邪魔をされて受信することができない。全てのGPS衛星について電波の受信可否を判定し、受信可能なGPS衛星数がパラメータ記憶手段13の「必要可視衛星数」以上である場合は、その時刻、その測量箇所においてGPS測位可能と判定する。測量期間中の日時で15分または30分程度の時間間隔ごとに判定を行い、結果を測位可否記憶手段17に記憶する。
図3に測位可否情報の出力例を示す。5つの測量箇所A〜Eにおいて、2006年9月25日の9時〜17時の測位可否を判定した結果である。次に測量計画算出手段18は、パラメータ記憶手段13、測位可否記憶手段17の情報から、最適な測量計画を算出して、結果を測量計画記憶手段19に記憶する。ここで、測量計画算出手段18の計算内容について説明する。パラメータ記憶手段13の「測量箇所」の座標、「移動手段」の情報から測量箇所の間を移動するときのおおよその移動に要する時間が求められる。測量箇所を回る順番を決定すると、測量計画記憶手段19から最初の測量箇所の測量を開始できる時刻が分かり、一定の測量時間経過後に次の測量箇所へ移動して、最短で測量を開始できる時刻が分かるので、これを繰り返すと全ての測量箇所を回るのに要する時間を求めることができる。
全ての順番のパターンについて総所要時間を求めることにより、最も総所要時間が短い測量順序が求められる。この総所要時間が最も短いときの測量計画を、最適な測量計画として測量計画記憶手段19に記憶する。図4に測量計画の例を示す。各点での測量と、点間の移動の日時を表している。次に測量計画出力手段20は、測量計画記憶手段19に格納されている情報をディスプレイやプリンタなどに出力する。このように、最適な測量計画を出力することにより、ユーザーは最短時間で測量を行う計画を得ることができ、効率的な測量の実施が可能となり、作業時間を短縮することができる。
ところで、全ての順番のパターンについて総所要時間を求めることにより、最も総所要時間が短い測量開始時刻と測量順序とを求めるようにすると、コンピュータの演算に負担がかかる場合がある。そのため、入力する測量条件として、測量期間を1日の8時間よりさらに限定して、6時間、4時間に限定したり、第1測量箇所を事前に設定したりして、コンピュータの演算の負担を減少させるようにしてもよい。また、最も総所要時間が短い場合でなくとも、設定時間内に所定の測量箇所のすべてを測量完了できるものを算出するようにしてもよい。このように、測量条件が入力され記憶されたパラメータ記憶手段と測位可否記憶手段との情報から複数の測量箇所を測量条件に適合してGPS測量するための測量開始時刻と測量順序の測量計画を算出するようにしてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2によるGPS測量計画支援装置は、GPSアンテナを固定するポールや三脚において、延長器具などを使用してアンテナ高を高くできる場合に、アンテナ高を高くすることにより測量に要する時間を短縮できる計画を提示するように、システムを構成したものである。以下、実施の形態2を図5に基づいて説明する。なお、実施の形態1と同じ構成物に関しては詳細な説明を省略する。各図において、同一符号は同一または相当部分を示す。以下同様である。図5は実施の形態2によるGPS測量計画支援装置を示す構成図である。この構成においては、パラメータ記憶手段13に記憶されるパラメータのうち、「アンテナ高」は複数のパターンを入力して記憶できるものとする。例えば、2メートルのポールと、1メートルの延長器具2つとを所有している場合は、アンテナ高として2メートル,3メートル,4メートルの3パターンを記憶する。
次に測位可否判定手段16においては、アンテナ高の全パターンについて測位可否判定を行なう。一般的にアンテナ高を高くすれば構造物等により電波が遮断されにくくなり、GPS測位できる可能性が高くなる。図6の例では、アンテナ高2メートルの場合のGPSアンテナ21ではGPS衛星24の電波が受信できないが、アンテナ高4メートルの場合のGPSアンテナ61ではGPS衛星24の電波が受信できる。しかし、一方でアンテナ高を高くするとGPSアンテナやポール等の機材の取り扱いが大変になるという問題点もあり、可能な限りは短いアンテナ高で測量できることが望ましい。
次に測量計画算出手段18は、全てのアンテナ高パターン、全ての測量順序のパターンについて所要時間を求めることにより、所要時間が最も短い測量順序が求められる。所要時間が最も短い測量順序の計画が複数あり、かつそれらの計画のアンテナ高が異なる場合、アンテナ高が最も低い測量計画を、最適な測量計画として測量計画記憶手段19に記憶する。このように、アンテナの延長を考慮して最適な測量計画を出力することにより、実施の形態1の場合と比較してさらに短い時間で、かつ可能な限り短いアンテナ高で測量を行う計画を得られる可能性がある。
実施の形態3.
実施の形態3によるGPS測量支援装置は、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量できない場合、代替手段としてその近傍でGPS測位できる領域を表示するように、システムを構成したものである。実施の形態3を図7に基づいて説明する。なお、実施の形態1のGPS測量計画支援装置11と同じ構成物に関しては詳細な説明を省略する。図7は実施の形態3によるGPS測量支援装置を示す構成図である。
GPS測量支援装置71は、ユーザーが測量箇所,特定日の測定時刻、アンテナ高,必要可視衛星数等の測量条件となるパラメータを入力するパラメータ入力手段12と、ユーザーが入力したパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段13と、地物の位置や形状の情報を有する三次元地図記憶手段14と、GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段15と、測量箇所の近傍において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できる領域を三次元地図記憶手段14と衛星軌道記憶手段15とパラメータ記憶手段13の情報から判定するGPS測位可能領域算出手段72と、GPS測位可能領域を地図上に表示するGPS測位可能領域表示手段73により構成される。GPS測位可能領域算出手段72は、例えばアプリケーションプログラムを実行するコンピュータなどにより実現される。GPS測位可能領域表示手段73は、例えば液晶ディスプレイなどの表示デバイスにより実現される。
次に動作について説明する。パラメータ入力手段12については、パラメータ数が減ったのみで動作は実施の形態1と同様である。GPS測位可能領域算出手段72は、パラメータ記憶手段13、三次元地図記憶手段14、衛星軌道記憶手段15の情報から、測量箇所近傍のGPS測位可能領域を算出して、結果をGPS測位可能領域表示手段73によりディスプレイ等に表示する。ここで、GPS測位可能領域算出手段72の計算内容について説明する。三次元空間モデルにおいて、図8に示すように、三次元地図記憶手段14の情報から測量箇所周辺の構造物や地形の情報22、23を読み出し、三次元地図記憶手段14の「地面の高さ」にパラメータ記憶手段13の「アンテナ高」を加えてアンテナ高面81を算出し、衛星軌道記憶手段15の情報から現在時刻又は指定時刻におけるGPS衛星24の位置を読み出し、GPS衛星から構造物上辺の外周を直線で結んだ延長線とアンテナ高面81の交線から、GPS衛星の電波が受信できる領域82を算出できる。
全てのGPS衛星について電波が受信できる領域を算出し、パラメータ記憶手段13の「必要可視衛星数」以上のGPS衛星の電波受信可能領域が重複している領域を求めると、現在時刻又は指定時刻に、その測量箇所においてGPS測位可能な領域であるGPS測位可能領域が求められる。図9にGPS測位可能領域表示例を示す。図9では、地図91上に測量箇所92と近傍のGPS測位可能領域93を表示している。このように、測量箇所近傍のGPS測位可能領域を表示することにより、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対して直接GPS測量できない場合、近傍のGPS測位可能領域に位置参照点を作ってGPS測量を行い、位置参照点と測量箇所の位置関係を別の手段で測定することにより、間接的に測量箇所の位置を求めることができるようになる。
実施の形態4.
実施の形態4によるGPS測量支援装置は、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量ができない場合、代替手段としてGPSとTS(Total Station)のハイブリッド測量可能領域を表示するように、システムを構成したものである。実施の形態4を図10に基づいて説明する。なお、実施の形態3と同じ構成物に関しては詳細な説明を省略する。図10は実施の形態4によるGPS測量支援装置を示す構成図である。この構成においては、GPS測位可能領域算出手段72の他にTS測量可能領域算出手段102とハイブリッド測量可能領域算出手段103を有し、ハイブリッド測量可能領域を算出してハイブリッド測量可能領域表示手段104にて表示する。
TS測量可能領域算出手段(見通し測量可能領域算出手段)102は、パラメータ記憶手段13と三次元地図記憶手段14の情報より、測量箇所から直接見通すことができる領域を算出する。ここで、TS測量可能領域算出手段102の計算内容について説明する。三次元空間モデルにおいて、図11に示すように、三次元地図記憶手段14の情報から測量箇所周辺の構造物や地形の情報113〜116を読み出し、パラメータ記憶手段13の測量箇所112と周辺の構造物の角を結ぶ直線を引くことにより、測量箇所から直接見通せる領域117(図中で影の無い領域)、すなわち測量箇所に対してTS測量可能な領域であるTS測量可能領域117を算出することができる。
次にハイブリッド測量可能領域算出手段103において、TS測量可能領域とGPS測位可能領域が重なるハイブリッド測量可能領域を算出し、図9のGPS測位可能領域表示例と同様に、ハイブリッド測量可能領域表示手段104にて表示する。このように、測量箇所近傍のハイブリッド測量可能領域を表示することにより、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対して直接GPS測量できない場合、近傍のハイブリッド測量可能領域に位置参照点を作ってGPS測量を行い、位置参照点から測量箇所の距離と角度をTSにて測定することにより、測量箇所の位置を間接的に求めることができるようになる。
実施の形態5.
実施の形態5によるGPS測量支援装置は、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量できない場合、GPS測量可能となるアンテナ高を表示するように、システムを構成したものである。実施の形態5を図12に基づいて説明する。なお、実施の形態3と同じ構成物に関しては詳細な説明を省略する。図12は実施の形態5によるGPS測量支援装置を示す構成図である。この構成においては、GPS測位可能領域算出手段72の代わりに測位可能アンテナ高算出手段121を有し、測位可能アンテナ高を算出し、測位可能アンテナ高表示手段122にて表示する。
測位可能アンテナ高算出手段121は、パラメータ記憶手段13の測量箇所の地点において、パラメータ記憶手段13の「アンテナ高」をパラメータとしてアンテナ測位可否判定手段16と同様に測位可否を判定して、測位不可である場合は、測位可能の結果が出るまでアンテナ高を例えば0.5メートル間隔で上げていって繰り返し計算を行い、測位可能となるアンテナ高を、測位可能アンテナ高表示手段122にて、ディスプレイ等に表示する。このように、測位可能となるアンテナ高を表示することにより、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量できない場合、アンテナ高を何メートルまで高くすればGPS測量ができるのか分かるので、そのアンテナ高を実現する延長器具を持っていれば、GPS測量を行うことができ、延長器具の使用により測量を行えるのかを容易に判断することができるようになる。
実施の形態6.
実施の形態6によるGPS測量支援装置は、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量できない場合、GPS測量可能となる直近の時刻を表示するように、システムを構成したものである。実施の形態6を図13に基づいて説明する。なお、実施の形態5と同じ構成物に関しては詳細な説明を省略する。図13は実施の形態6によるGPS測量支援装置を示す構成図である。この構成においては、測位可能アンテナ高算出手段121の代わりに測位可能時刻算出手段131を有し、直近の測位可能時刻を算出し、測位可能時刻表示手段132にて表示する。
測位可能時刻算出手段131は、パラメータ記憶手段13の測量箇所の地点において、パラメータ記憶手段13の「アンテナ高」をパラメータとしてアンテナ測位可否判定手段16と同様に測位可否を判定して、測位不可である場合は、測位可能の結果が出るまで時刻を例えば15分間隔で進めていって繰り返し計算を行い、測位可能となる時刻を、測位可能時刻表示手段132にて、ディスプレイ等に表示する。このように、測位可能となる直近の時刻を表示することにより、事前に計画を立てずに測量を行ったときなどに、ある測量箇所に対してGPS測量できない場合、いつまで待てばGPS測量ができるのか分かるので、その時刻まで作業を中断することが可能であればGPS測量を行うことができ、作業の見通しが立てられるようになる。
この発明の実施の形態1によるGPS測量計画支援装置を示す構成図である。 実施の形態1による測位可否判定を説明する模式図である。 実施の形態1による測位可否の出力例を示す図である。 実施の形態1によるGPS測量計画の出力例を示す図である。 実施の形態2によるGPS測量計画支援装置を示す構成図である。 実施の形態2によるアンテナ高を高くすることによりGPS測位できる可能性が高くなることを示す図である。 実施の形態3によるGPS測量支援装置を示す構成図である。 実施の形態3によるGPS測位可能領域算出を説明する模式図である。 実施の形態3によるGPS測位可能領域の出力例を示す図である。 実施の形態4によるGPS測量支援装置を示す構成図である。 実施の形態4によるTS測量可能領域算出を説明する模式図である。 実施の形態5によるGPS測量支援装置を示す構成図である。 実施の形態6によるGPS測量支援装置を示す構成図である。
符号の説明
11 GPS測量計画支援装置 12 パラメータ入力手段
13 パラメータ記憶手段 14 三次元地図記憶手段
15 衛星軌道記憶手段 16 測位可否判定手段
17 測位可否記憶手段 18 測量計画算出手段
19 測量計画記憶手段 20 測量計画出力手段
21 GPSアンテナ 24 GPS衛星
25 GPS衛星 61 GPSアンテナ
71 GPS測量支援装置 72 GPS測位可能領域算出手段
73 GPS測位可能領域表示手段 81 アンテナ高面
82 領域 91 地図
92 測量箇所 93 GPS測位可能領域
102 TS測量可能領域算出手段 103 ハイブリッド測量可能領域算出手段
104 ハイブリッド測量可能領域表示手段
112 測量箇所 117 領域
121 測位可能アンテナ高算出手段 122 測位可能アンテナ高表示手段
131 測位可能時刻算出手段 132 測位可能時刻表示手段

Claims (4)

  1. 測量条件に関するパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段で入力されたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段と、地物の位置と形状の情報を有する三次元地図記憶手段と、
    GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段と、
    測量条件で指定された時刻に測量箇所において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できるか否かを前記三次元地図記憶手段と前記衛星軌道記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報から判定する測位可否判定手段と、
    前記測位可否判定手段で測位可否を判定した結果を記憶する測位可否記憶手段と、
    前記測位可否記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報を用いて複数の測量箇所をGPS測量する測量計画を算出する測量計画算出手段と、
    前記測量計画算出手段で算出された測量計画を記憶する測量計画記憶手段と、
    前記測量計画記憶手段で記憶された測量計画を出力する測量計画出力手段とを備え、
    複数の測量箇所に対するGPS測量計画を立案して出力するものであって、
    前記パラメータ入力手段において複数のアンテナ高を指定できるように構成し、前記測位可否判定手段と前記測量計画算出手段においてアンテナ高を可変パラメータとして、GPS測量可能な範囲で最低のアンテナ高を用いる前記測量計画を算出するように構成し、複数の測量箇所に対するGPS測量計画を立案して出力するようにしたGPS測量計画支援装置。
  2. 測量条件に関するパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段で入力されたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段と、地物の位置と形状の情報を有する三次元地図記憶手段と、
    GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段と、
    現在時刻又は測量条件で指定された時刻に測量箇所の近傍において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できる領域を前記三次元地図記憶手段と前記衛星軌道記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報から判定するGPS測位可能領域算出手段と、前記GPS測位可能領域算出手段で判定されたGPS測位可能領域を地図上に表示するGPS測位可能領域表示手段とを備え、
    近傍のGPS測位可能領域を表示するようにしたGPS測量支援装置。
  3. 前記三次元地図記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報より、測量箇所から直接見通すことができる領域を算出するTS測量可能領域算出手段と、
    前記GPS測位可能領域算出手段で判定されたGPS測位可能領域と前記TS測量可能領域算出手段で算出されたTS測量可能領域の重なる領域を算出するハイブリッド測量可能領域算出手段と、
    前記ハイブリッド測量可能領域算出手段で算出されたハイブリッド測量可能領域を表示するハイブリッド測量可能領域表示手段とを備え、
    近傍のハイブリッド測量可能領域を表示するようにした請求項2記載のGPS測量支援装置。
  4. 測量条件に関するパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段で入力されたパラメータ情報を記憶するパラメータ記憶手段と、地物の位置と形状の情報を有する三次元地図記憶手段と、
    GPS衛星の軌道の情報を有する衛星軌道記憶手段と、
    現在時刻又は測量条件で指定された時刻に測量箇所において所定の測位精度を得るために必要となる可視衛星数が確保できるアンテナ高を前記三次元地図記憶手段と前記衛星軌道記憶手段と前記パラメータ記憶手段の情報から判定する測位可能アンテナ高算出手段と、前記測位可能アンテナ高算出手段で判定された測位可能アンテナ高を表示する測位可能アンテナ高表示手段とを備え、
    測位可能なアンテナ高を表示するようにしたGPS測量支援装置。
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