JP5353958B2 - 電解コンデンサ用陽極箔及びこれを用いたアルミ電解コンデンサまたは機能性高分子アルミ電解コンデンサならびに電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 - Google Patents
電解コンデンサ用陽極箔及びこれを用いたアルミ電解コンデンサまたは機能性高分子アルミ電解コンデンサならびに電解コンデンサ用陽極箔の製造方法 Download PDFInfo
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Description
図1はアルミニウム箔10の表面に誘電体酸化皮膜層11が形成された電解コンデンサ用陽極箔の断面図である。なお、アルミニウム箔10の片面しか図示してないが、誘電体酸化皮膜層11はアルミニウム箔10の両面に形成されている。
まず、アルミニウム箔として、純度99.99%で厚さ100μmのアルミニウム箔を用いた。
前記実施例1において、シュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬した後の熱処理温度を500℃にした以外は前記実施例1と同様にして電解コンデンサ用陽極箔を作製した。
前記実施例1において、シュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬した後の熱処理温度を600℃にした以外は前記実施例1と同様にして電解コンデンサ用陽極箔を作製した。
前記実施例1において、シュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬した後の熱処理温度を350℃にした以外は前記実施例1と同様にして電解コンデンサ用陽極箔を作製した。
前記実施例1において、シュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬した後の熱処理温度を650℃にした以外は前記実施例1と同様にして電解コンデンサ用陽極箔を作製した。
前記実施例1において、エッチング処理したアルミニウム箔をシュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬せずに化成処理(A)を行って電解コンデンサ用陽極箔を作製した。
図2は本実施の形態2におけるアルミ電解コンデンサの切欠斜視図である。同図において、コンデンサ素子15は、前記実施例1の陽極箔16と陰極箔17の間にセパレータ18を介在させて巻回して構成されており、陽極箔16及び陰極箔17には棒状の接合部と半田付け可能な外部引出部とからなるリード線が接合されている。コンデンサ素子15は、駆動用電解液(図示せず)が含浸されており、有底筒状のアルミニウムからなるケース19に収納されており、ケース19の開口部は封口体20で封止されている。ケース19の外周は外装部材(図示せず)で被覆されている。
まず、アルミニウム箔として、純度99.99%で厚さ100μmのアルミニウム箔を用いた。
フタル酸1,2,3,4テトラメチルイミダゾリウム 25重量部
ニトロ安息香酸 0.5重量部
(比較例2)
前記実施例6において、エッチング処理したアルミニウム箔をシュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬せずに化成処理(A)を行った電解コンデンサ用陽極箔を用いてコンデンサ素子を形成し、それ以外は前記実施例6と同様にしてアルミ電解コンデンサを作製した。
前記実施例6において、エッチング処理したアルミニウム箔をシュウ酸チタニルアンモニウム水溶液に浸漬せずに化成処理(A)及び化成処理(B)を行った電解コンデンサ用陽極箔を用いてコンデンサ素子を形成し、それ以外は前記実施例6と同様にしてアルミ電解コンデンサを作製した。
前記実施の形態2のアルミ電解コンデンサにおいて、駆動用電解液の代わりにポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン等の導電性高分子層をコンデンサ素子に形成することにより、低ESRで、半田リフロー温度に対しても安定した機能性高分子アルミ電解コンデンサを得ることができる。
前記実施例6のコンデンサ素子を用い、このコンデンサ素子を複素環式モノマーである3,4−エチレンジオキシチオフェン1部と酸化剤であるp−トルエンスルホン酸第二鉄2部と重合溶剤であるn−ブタノール4部を含む溶液に浸漬して引き上げた後、85℃で60分間放置することにより化学重合性導電性高分子であるポリエチレンジオキシチオフェンの導電性高分子を陽極箔と陰極箔の間に形成した導電性高分子アルミ電解コンデンサを作製した(φ4×5.4 定格電圧4V 33μF)。
前記実施例7において、コンデンサ素子として前記比較例2のコンデンサ素子を用いた以外は前記実施例7と同様にして機能性高分子アルミ電解コンデンサを作製した。
11 誘電体酸化皮膜層
12 酸化アルミニウム皮膜
13 高誘電率酸化皮膜
14 リン酸根を含む酸化アルミニウム皮膜
15 コンデンサ素子
16 陽極箔
17 陰極箔
18 セパレータ
19 ケース
20 封口体
Claims (5)
- アルミニウム箔の表面に誘電体酸化皮膜層が形成された電解コンデンサ用陽極箔であって、前記誘電体酸化皮膜層が、アルミニウム箔の表面から順に酸化アルミニウム皮膜、酸化アルミニウムよりも誘電率の高い高誘電率酸化皮膜、リン酸根を含む酸化アルミニウム皮膜を形成したものであり、前記高誘電率酸化皮膜はシュウ酸チタニル塩の熱分解より形成された酸化チタン皮膜である電解コンデンサ用陽極箔。
- 請求項1に記載の電解コンデンサ用陽極箔を用いたアルミ電解コンデンサ。
- 請求項1に記載の電解コンデンサ用陽極箔を用いた機能性高分子アルミ電解コンデンサ。
- アルミニウム箔をシュウ酸チタニル塩水溶液に浸漬し、シュウ酸チタニル塩が付着したアルミニウム箔を熱処理して、アルミニウム箔の表面に酸化チタン皮膜を形成する工程と、酸化チタン皮膜が形成されたアルミニウム箔を化成処理(A)してアルミニウム箔の表面と酸化チタン皮膜の間に酸化アルミニウム皮膜を形成する工程と、酸化チタン皮膜の表面にリン酸塩水溶液を用いて化成処理(B)してリン酸根を含む酸化アルミニウム皮膜を形成する工程を備えたことを特徴とする電解コンデンサ用陽極箔の製造方法。
- 前記熱処理の温度が400〜600℃の範囲からなる請求項4に記載の電解コンデンサ用陽極箔の製造方法。
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