JP5352160B2 - 束金物 - Google Patents

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本発明は、住宅などの建物において土間コンクリートと木製大引との間に設置され、木製大引を高さ調整可能に支える束金物に関する。
この種の束金物は、土間コンクリート上に立設して設けられ、その上端部を木製大引に対して芯合わせした状態で組み合わせ、これらをねじ等で一体に連結固定するようになっている。
従来、木製大引を高さ調整可能に支持する束金物は、木製大引に対して位置決め固定するために、たとえばL字状の支持台を用い、該支持台に木製大引を載せ、これを位置決め保持させた状態で、複数本のねじ等で固定することが一般に行われてきた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−155261号公報
しかし、上述した従来の束金物では、大引と束金物とを芯を合わせて組み合わせるために、束金物の上端に設けたL字状の支持台の立ち上がり部分を基準として大引を支持台上に載せ、位置決めして保持させた状態で、大引を支持台の立ち上がり部分に複数本のねじでねじ止め固定することにより、これらを一体に固定しているために、以下のような不具合があった。
すなわち、大引を支持台上に載せ、大引の側面を支持台の立ち上がり部分に当接させて位置決めしながらねじ止めする構造であり、その作業が面倒かつ煩雑であった。
また、このような組立てでは、大引と束金物との芯出しを精度よく行えるとは言いにくいものであった。特に、このような従来の束金物では、使用する大引の太さによって支持台の立ち上がり部分の位置を変更する必要があり、汎用性に乏しいという問題もあった。
さらに、上述した従来の束金物では、大引に対して複数本のねじを用いて固定する構造であり、作業工数が多くなり、作業が面倒かつ煩雑で、作業性やコスト面からの問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、木製大引を高さ調整可能に支持するための束金物を、簡単な操作で精度良く位置決めして保持させることができ、しかも必要最小限の構成部品点数で簡単かつ確実に取付け固定することができる束金物を得ることを目的とする。
このような目的に応えるために本発明(請求項1記載の発明)に係る束金物は、木製大引を高さ調整可能に支持する束金物であって、木製大引を下方から支持する矩形板状を呈する支持部材と、前記支持部材を上端部に支える支持軸部と、前記支持部材上に突設され木製大引側に形成された被係合孔に係合保持されるとともにその長手方向の一部に長手方向と直交する方向を向いた嵌合孔を有する固定部材と、該木製大引の外方から打ち込まれることにより前記固定部材の嵌合孔に嵌合してこれらの部材を一体に固定する1本の固定ピンとを備え、前記固定部材を、前記支持軸部と同軸上に配置させ、かつ前記嵌合孔を、前記支持部材の対向する2辺と直交させた状態で、前記支持部材上に一体的に固定するとともに、前記支持部材の一辺を、前記固定ピンの打ち込み方向に直交する基準面として、前記固定ピンを打込んで固定することにより、前記木製大引を前記固定部材に固定したことを特徴とする。
本発明(請求項2記載の発明)に係る束金物は、請求項1において、前記固定部材と支持軸部とを、前記支持部材に対してかしめ付け固定したことを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る束金物によれば、支持部材上に突設した固定部材を木製大引側に設けた被係合孔に係合保持させることで、大引と束金物との芯を合わせて位置決めして組み合わせることが精度よく、しかも簡単かつ確実に行え、またこの状態で1本の固定ピンを打ち込んで両者を固定することにより両部材を一体に結合することが簡単に行えるものであり、その利点は大きい。
特に、本発明によれば、固定部材を被係合孔に係合させることで束金物の芯と大引の芯とを一致させた状態で位置決め保持する構造であり、異なる太さの大引に対しても精度よく結合することができるものであり、汎用性の面で優れている。
さらに、本発明によれば、矩形板状の支持部材の一辺を基準面として、木製大引と固定部材とを固定するための固定ピンの打ち込み方向を特定しているから、固定ピンの打ち込み作業がきわめて簡単に行えるとともに、木製大引と束金物とを精度よく位置決めした状態で組み合わせ、芯合わせした状態で一体に結合することが確実に行える。
また、本発明によれば、簡単な構造であるにもかかわらず、必要最小限の部品点数で大引と束金物の結合を、簡単に行えるものであり、その利点は大きい。
図1ないし図4は本発明に係る束金物の一実施形態を示す。
これらの図において、符号1で示す束金物は、住宅などの建物において土間コンクリートとなるベースコンクリート2と長尺な角柱形状を呈する木製大引3との間に設置され、木製大引3を高さ調整可能に支えるように構成されている。
ここで、束金物1は、図4に示すように、木製大引3の長手方向に所定間隔をおいて3箇所に配設されている。また、図4中、符号4は土間コンクリート2の所定箇所に立設され、束金物1の下端に設けられたベース部材(後述する)を固定するための束アンカーである。
さて、本発明によれば、束金物1を、木製大引3を高さ調節可能に支持する矩形状を呈する支持部材11と、この支持部材11を上端部に支える支持軸部12と、前記支持部材11上に突設され木製大引3側に形成された被係合孔5に係合保持されるとともにその長手方向の一部に、長手方向と直交する方向を向いた嵌合孔14を有する円筒状の固定部材13と、該木製大引3の外方から前記被係合孔5を貫通するように予め穿設した貫通孔6に対し打ち込まれることにより前記固定部材13の嵌合孔14に嵌合してこれらの部材1,3を一体的に固定する1本の固定ピンであるドリフトピン16とを備えている。
ここで、束金物1において、固定部材13と支持軸部12とは、同軸上に配置されるように位置付けられ、かつ固定部材13の嵌合孔14を、支持部材11の対向する2辺と直交させた状態で、支持部材11上に一体的に固定されている。
そして、このような固定部材13を用いることにより、束金物1を、その芯と木製大引3の芯とを精度よく位置決めした状態で組付け保持することが、きわめて簡単に行えるものであり、また大引3の太さに制限されずに、どのような太さの大引3であっても、精度よく位置決めした状態で組付け保持することができるのである。
また、上述した組付け状態において、大引3の側方から貫通孔6、さらに被係合孔5に係合している円筒状の固定部材13の嵌合孔14に対して固定ピンであるドリフトピン16を打ち込むことにより、簡単な作業で、しかも確実な結合状態を得ることができるのである。
ここで、束金物1の支持部材11は、図3に示すように、矩形板状を呈する形状で形成され、その一辺を、前記固定ピンであるドリフトピン16の打ち込み方向に直交する基準面として利用するように構成している。これは、円筒状の固定部材13を、大引3の被係合孔5に係合させた状態では、束金物1と大引3との回転方向の位置が決まらないため、側方からのドリフトピン16の打ち込み方向を特定するためである。
また、前記支持軸部12の下端には、土間コンクリート2側に固定されるベース部材17が設けられている。
なお、これらの支持軸部12やベース部材17の構造は、従来から周知の構造をもつものであり、ここでの詳細な説明は省略する。要は、大引3を高さ調整可能に支持し得る構造であればよい。
ここで、上述した固定部材13、支持部材11、支持軸部12等の構造としては、種々の構造が考えられるが、要は、固定部材13と支持部材11とを、支持軸部12上に一体的に固定すればよい。
たとえば、図5に示すように、円筒状の固定部材13と支持軸部12の上部筒部12aを一体に形成し、その中央部分を支持部材11を構成する板状フレームの孔部11aを貫通させた状態で、かしめ、または溶接、その他の固定手段で一体に固定すればよいものである。
また、上述した円筒状の固定部材13の支持部材11への固定手段としても、たとえば図6に示すように、円筒状固定部材13の下端部13aをかしめ等で支持部材11を構成する板状フレームの孔部11aに固定することで、支持部材11上に固定部材13を立設するように構成する等、種々の変形例が考えられる。
図7ないし図9は本発明の別の実施形態を示すものであり、この実施形態では、前述した円筒状の固定部材13の代わりに、支持部材11上に、図9等から明らかなように、上向きコ字状を呈する板材20を設けることで、2片の固定片21,22を支持部材11上に立設し、これらを木製大引3の対応箇所に予め形成したスリット状の被係合溝8,9に係合させることにより、束金物1を前記大引3に対し所定の状態で位置決めして保持することができるように構成している。
この場合、固定片21,22によって構成される中心軸位置が、前記支持軸部12と同軸上に位置するように構成すればよい。
また、これらの固定片21,22には、大引3の側方から打ち込まれるドリフトピン16が嵌合する嵌合孔21a,22aを設けておくことも言うまでもない。
そして、以上の構成によっても、大引3の被係合溝8,9に固定片21,22を係合させることで、束金物1を大引3に対して精度よく位置決めし、その状態で保持させることができるもので、上述した実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
さらに、この実施形態では、2片の固定片21,22をそれぞれスリット状の被係合溝8,9に係合させる構造であるから、束金物1と大引3とを回転方向においても組付け固定できるから、ドリフトピン16の打ち込み方向が簡単に決まるといった利点もある。
上述した実施形態での束金物1のフレーム構造としては、たとえば図10に示すようなものが考えられる。この例では、支持部材11を構成する板状フレームの中央部分にくぼみを凹設し、その部分に固定片21,22を構成するコ字状板材20の基部を載せて支持軸部12の上端部にかしめ、溶接などで一体に固定することにより、これらの部材を一体に固定すればよいものである。
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、束金物1を構成する各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
たとえば束金物1において、本発明を特徴づける支持部材11、固定部材13以外の部分は、従来から周知の構造をもつものであればよく、要はねじ軸と調整筒部の内ねじとの螺合部等によって、木製大引3を高さ調整可能に支持し得る構造であればよい。
本発明に係る束金物の一実施形態を示し、要部となる大引との接合部を拡大して示す概略側面図である。 図1を側方から見た概略側面図である。 本発明に係る束金物を示す全体の概略斜視図である。 本発明に係る束金物の使用状態を説明するための概略図である。 本発明に係る束金物において、フレーム構造を一例を示す図である。 本発明に係る束金物において、円筒状固定部材の支持部材への固定状態の一例を示す図である。 本発明に係る束金物の別の実施形態を示す概略側面図である。 図7を側方から見た概略側面図である。 図7、図8の実施形態での束金物の要部を示す概略斜視図である。 図9の束金物の全体を示す概略構成図である。
1…束金物、2…土間コンクリート(ベースコンクリート)、3…木製大引、4…束アンカー、5…被係合孔、6…貫通孔、8,9…スリット状被係合溝、11…支持部材、12…支持軸部、13…固定部材、14…嵌合孔、16…固定ピン(ドリフトピン)、20…コ字状板材、21,22…固定片、21a,22a…嵌合孔。

Claims (2)

  1. 木製大引を高さ調整可能に支持する束金物であって、
    木製大引を下方から支持する矩形板状を呈する支持部材と、
    前記支持部材を上端部に支える支持軸部と、
    前記支持部材上に突設され木製大引側に形成された被係合孔に係合保持されるとともにその長手方向の一部に長手方向と直交する方向を向いた嵌合孔を有する固定部材と、
    該木製大引の外方から打ち込まれることにより前記固定部材の嵌合孔に嵌合してこれらの部材を一体に固定する1本の固定ピンとを備え、
    前記固定部材を、前記支持軸部と同軸上に配置させ、かつ前記嵌合孔を、前記支持部材の対向する2辺と直交させた状態で、前記支持部材上に一体的に固定するとともに、
    前記支持部材の一辺を、前記固定ピンの打ち込み方向に直交する基準面として、前記固定ピンを打込んで固定することにより、前記木製大引を前記固定部材に固定したことを特徴とする束金物。
  2. 請求項1記載の束金物において、
    前記固定部材と支持軸部とを、前記支持部材に対してかしめ付け固定したことを特徴とする束金物。
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