JP5350053B2 - 円錐ころの加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に搭載される円錐ころ軸受に使用される円錐ころの加工方法に関するものである。
円錐ころは、例えば、円錐ころ軸受の外輪と内輪との間に配置される。この円錐ころを図7に例示する。
円錐ころ153は、図7に示すように、小径端面153aと大径端面153bと、小径端面153aと大径端面153bとをつなぐテーパ面153cとで構成された形状を成す。
この円錐ころ153の加工方法としては、ころ素形材をダイスとパンチから成る圧造装置を用いて成形した後、このころ素形材3を研削(最終加工)して完成させる方法が知られている。この加工方法について、図5および図6を参照して説明する。なお、この図5および図6の説明においては、便宜上、図面上側を上側、図面下側を下側として説明する。
まず、円錐ころ153を成形するための圧造装置について説明する。この圧造装置は、図5に示すように、パンチ101と、ダイス102と、KOピン104とで主要部が構成されている。パンチ101とダイス102は互いに対向するように配置されており、図5では、上側がパンチ101、下側がダイス102である。このダイス102には、加工部120が形成されている。この加工部120は、一端に大径開口部120b(上側)を有すると共に、他端に小径開口部120a(下側)を有し、大径開口部120bと小径開口部120aとの間に周方向に延びる加工面102aを有する。この加工面102aは、径方向寸法(圧造中心X−Xからの径方向寸法)が、上側から下側に向けて狭まるテーパ形状を成す。なお、加工部120の小径開口部120aはKOピン104で閉塞されている。
次に、円錐ころ153の加工方法について説明する。まず、パンチ101の下側端面101aに接触させた状態で、ころ素形材103を圧造装置にセッティングする。ここで、ころ素形材103は、コイル材を剪断して形成したものである。次に、図5の左側に矢印Pで示すように、パンチ101を下側へスライドさせる。これにより、ころ素形材103を、加工部120の加工面102aに接触させながら矢印Qで示すようにスライドさせてダイス102の加工部120へ圧入する。
さらに、パンチ101のスライドを続けることで、ころ素形材103を塑性変形させる。このとき、隙間S(ダイス102ところ素形材103との間にできる隙間)を充足させるために、図6の右側に示すように、パンチ101とダイス102の間にバリ(ころ素形材103の余剰分)を発生させる。なお、図6の左側に、図5と同様、ころ素形材103の圧造前の状態を示した。
上記成形後、KOピン104を上側へ押し上げて、成形した円錐ころ153(換言すれば、圧造後のころ素形材103)をダイス102の加工部120の大径開口部120bから排出する。以上の工程により、成形した円錐ころ153は、ダイス102の加工面102aと、加工部120の小径開口部120aが形成された端面と、パンチ101の下側端面101aの形状に沿って成形される。このようにして成形した円錐ころ153は、バリと、パンチ101側へ逃げたころ素形材103の余剰分Mを除去した後、小径端面153aの中央を基準にして、外径および大径端面153bを研削(最終加工)する。これにより、図7に示すように、大径端面153bと小径端面153aと、大径端面153bと小径端面153aとをつなぐテーパ面153cとで構成された円錐ころ153を完成させることができる。
なお、円錐ころの加工方法としては、上記した加工方法以外に、特許文献1に記載の加工方法が知られている。
特開平9−76029号公報
前記した円錐ころ153の加工方法や特許文献1に記載の加工方法の場合、ころ素形材103をダイス102の加工部120の加工面120aで加工する際、加工面120aが下側へ向かうにつれて絞り込まれた形状(テーパ形状)となっている。そのため、圧造中の段階で、図5の右側に示すように、ころ素形材103の予定小径端面103aの中央、さらに言えば、完成した円錐ころ153の小径端面153aの中央で窪みが生じる。この窪みの凹み具合は、製品間でばらつきがあるため、成形した円錐ころ153の中央を基準にして大径端面153bを研削する際、前記基準は、製品間で異なることになる。そのため、研削後に完成した円錐ころ153は、その軸方向寸法において、製品間でばらつきが生じる場合がある。
また、図5の右側に示すように、ダイス102の加工面102aの大径側部位(上側部位)ところ素形材103との間に形成される隙間Sを充足させる際、パンチ101の下側端面101aとダイス102の上側端面102bとの間にバリ(ころ素形材103の余剰分)が発生する(図6参照)。このバリにより、パンチ101の下側端面101aとダイス102の上側端面102bに高い圧力が加わる。そのため、パンチ101とダイス102の寿命が短くなって、パンチ101とダイス102の修理・交換等に必要な費用が嵩む問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、製品間での寸法ばらつきが小さい円錐ころの加工方法を提供するものである。
上記の課題(段落番号[0011])を解決するための本発明に係る円錐ころの加工方法は、図1に示すように、ダイス2に形成された加工部20のテーパ形状の加工面2aに、ころ素形材3を接触させた状態で、パンチ1により前記ころ素形材3をスライドさせて、大径端面53bおよび小径端面53aと、前記大径端面53bと前記小径端面53aとをつなぐテーパ面53cとで構成された円錐ころ53を成形する円錐ころの加工方法であって、成形した円錐ころ53(換言すれば、ダイス2による成形後のころ素形材3)の小径端面53aに窪みが形成されないように、前記ころ素形材3の素材線径を前記加工面2aのテーパ角度xに基づいて規定することを特徴とする。
この場合、円錐ころ53を成形する際、ころ素形材3は、ダイス2のテーパ形状をなす加工面2aに沿って絞り込まれることがないため、成形した円錐ころ53の小径端面53aに従来技術で説明したような窪みが形成されにくくなる。そのため、成形した円錐ころ53の小径端面53aを基準として大径端面53bを研削することにより円錐ころ53を完成させた際、その円錐ころ53の軸方向寸法は、製品間でばらつきが生じることがない。
ころ素形材3の素材線径を、ダイス2の加工面2aのテーパ角度xに応じて規定する前記発明において、前記ころ素形材3の素材線径をφDy、その線径比をy、成形した円錐ころ53(換言すれば、ダイスによる成形後のころ素形材3)の小径端面53aの直径をφD、成形した円錐ころ53の大径端面53bの直径をφD、加工面のテーパ角度をxとした時、yは、
Figure 0005350053
を満足させ、このyによりφDyを、yの定義式である
Figure 0005350053
から決定するのが望ましい。
ころ素形材3は、その素材線径φDyが小さいほど、成形時において、ダイス2の加工部20の加工面2aの絞り込み具合(テーパ角度)による影響を受けにくくなり、ころ素形材3の予定小径端面3aに窪みが生じにくくなる。本発明の場合、ころ素形材3の素材線径φDyは、テーパ角度xに応じて、式(1)および式(2)により、ダイス2の加工部20の加工面2aにおける絞り込み形状の影響を受けにくい値に確実に規定することができる。そのため、成形した円錐ころ53の小径端面53b、ひいては、完成した円錐ころ53の小径端面53aに窪みが生じるのを確実に抑えることができる。この結果、成形後に小径端面53bを基準にして大径端面53bを研削することにより完成させた円錐ころ53は、その軸方向寸法において、製品間でばらつきが生じるのを確実に低減できる。
また、上記課題(段落番号[0012])を解決するための本発明に係る円錐ころ53の加工方法は、ダイス2に形成された加工部20のテーパ形状の加工面2aに、ころ素形材3を接触させた状態で、パンチ1により前記ころ素形材3をスライドさせて、大径端面53bおよび小径端面53aと、前記大径端面53bと前記小径端面53aとをつなぐテーパ面53cとで構成された円錐ころ53を成形する円錐ころ53の加工方法であって、図2に示すように、中間圧造工程でころ素形材3の予定大径端面3bの中央部凹所53b 1 を形成すると共に、予定大径端面3bから突出する凸状部10を凹所53b 1 の周囲に設けて、最終圧造工程にて隙間S(ダイス2の加工面2aところ素形材3との間に形成される隙間)を充足させるよう、その凸状部10の体積を、最終圧造工程の隙間Sの体積に基づいて規定することを特徴とする。
この場合、パンチ1とダイス2との間にバリを発生させることなく前記隙間を充足して、ダイス2により成形した円錐53の大径側外径53dの芯振れを抑えることができる。このため、成形した円錐ころ53の外径を研削した際、円錐ころ53の大径側外径53dには黒皮(成形により表面が参加した部分)が残存せず、外径研削不良が発生しない。また、パンチ1とダイス2との間にバリが発生するのを抑えるため、バリによりパンチ1やダイス2に過剰な圧力が加わることがなくなり、パンチ1やダイス2の長寿命化が可能になる。この結果、パンチ1やダイス2の修理や交換等にかかる費用を削減することができる。なお、「芯振れ」とは、ダイス2により成形した円錐ころ53において、その軸心と大径側外径53dとの間にずれが生じることである。この評価方法としては、成形した円錐ころ53を、その成形後に、芯振れ測定装置の基準面に押し当てて回転させることにより、大径側外径53dの振れを測定する。この際、芯振れ装置にダイヤルゲージ等が装着されている場合、ゲージの針が基準値から振れなければ芯振れはなく、針が基準値から振れれば、芯振れが生じていることがわかる。
なお、芯振れが生じると、成形した円錐ころ53の外径を研削する際、研削砥石が当たらずに研削されない部位が生じ、円錐ころ53に黒皮(成形により表面が酸化した部分)が残存し、外径研削不良が生じる要因となる。
前記凸状部10の体積を前記隙間Sの容積により規定する発明において、前記隙間Sの容積をV、前記凸状部10の体積をVとしたとき、V=Vを満足させる。
この場合、隙間Sの容積Vと凸状部10の体積Vとを等しくするため、凸状部10を塑性流動させて前記隙間を充足させた際、前記隙間Sに収まりきらない余剰のころ素形材(バリ)3がパンチ1とダイス2との間に生じることがない。そのため、パンチ1とダイス2が余剰のころ素形材(バリ)により過剰な圧力を受けるのを防止して、パンチ1とダイス2を長寿命化できる。
また、前記隙間Sを、バリを発生させることなく充足することができるため、ダイス2により成形した円錐ころ53の大径側外径53dの芯振れを確実に抑えることができる。そのため、成形した円錐ころ53に生じるバリを除去する従来技術で述べた加工工程が軽減され、成形した円錐ころ53を研削して完成させた円錐ころ53は、大径側外径53dに黒皮が残存せず、研削不良が生じにくくなる。
この発明において、前記ころ素形材3の予定大径端面3bの中央部を塑性流動させて断面円形状の凹所53bを形成し、その凹所53bの開口直径をφA、前記ころ素形材の予定大径端面3bの直径をφB、前記凸状部10の高さをHとしたとき、このHは、
Figure 0005350053
を満足させるのが望ましい。ここで、「予定大径端面」とは、ころ素形材3のパンチ1側の端面、つまり、円錐ころ53の大径端面53bとなる面を意味する。
この場合、凸状部10は、予定大径端面3bにおいて、前記凹所53bを除く部位の全領域に亘って凸状部10を設けることができる。換言すれば、凸状部10の高さHを式(3)のように規制することにより、ころ素形材3の予定大径端面3bにおいて、前記隙間Sに隣接した位置に凸状部10を設けることができる。そのため、前記凸状部10が前記隙間Sへ塑性流動しやすくなり、前記隙間Sを充足させやすくなる。また、完成した円錐ころ53は、大径端面53bに前記凹所53bが形成された状態になるため、この凹所53bにより、大径端面53bと小径端面53aの区別が容易になる。
凸状部10を設ける前記発明において、凸状部10は、前記ダイス2による成形時に、前記凹所53bの形成によるころ素形材3の塑性流動分でもって設けるのが望ましい。この理由としては、ころ素形材3はコイル材を剪断したものを使用するため、この剪断時に本発明に係る凸状部10を設けるのは困難であるためである。
また、凹所53bの形成時に塑性流動させたころ素形材3を前記凸状部10、さらに言えば、前記隙間Sの充足に充てることになるため、ころ素形材3の重量を増加させることなく前記隙間Sを充足させることができる。
なお、前記凹所53bの深さLは、規格内(0.5mm〜0.6mm)に収める。また、凸状部10は、凹所53bの深さLをネライとして最終圧造工程で押し潰し、前記隙間Sに充足させることができる。この場合、前記凸状部10の高さHが式(3)の規制値よりも低い場合、前記隙間Sを充足するのに十分なころ素形材3を前記隙間Sへ塑性流動させることができない。一方、凸状部10の高さHが式(3)の規制値よりも高い場合、凸状部10を押し潰す体積が大きいので、最終圧造工程においてパンチ1とダイス2に加わる荷重が高くなり、パンチ1とダイス2の寿命低下の原因となる。
本発明によれば、ころ素形材の素材線径をダイスの加工面のテーパ角度で規定することにより、成形後にころ素形材の予定小径端面に形成される窪みが低減され、円錐ころの加工精度を向上させることができる。そのため、軸方向寸法において、製品間でばらつきのない円錐ころを成形することができる。
また、中間圧造工程にて凸状部10の体積を前記隙間の容積により規定するため、バリを発生させることなく前記隙間を充足することができる。そのため、バリを除去する加工工程が軽減され、成形後に研削して完成させた円錐ころは、大径側外径に黒皮が残存せず、研削不良が生じにくくなる。また、パンチとダイスとの間にバリによる過剰な圧力が加わることがないため、パンチとダイスを長寿命化できる。
本発明にかかる円錐ころの加工方法を説明する断面図である。 本発明にかかる円錐ころの加工方法を説明するもので、ダイスの加工面ところ素形材とで形成される隙間を充足する工程を説明する断面図である。 本発明にかかる円錐ころの断面図である。 本発明にかかる円錐ころ軸受の断面図である。 図7に示す従来の円錐ころの加工方法を説明する断面図である。 図7に示す従来の円錐ころの加工方法を説明するもので、パンチとダイスとの間にバリが生じる工程を説明する断面図である。 従来の円錐ころを示す断面図である。
以下に、図1に示すように、ダイス2の加工面2aのテーパ角度xに応じてころ素形材3の素材線径を規定する本発明の実施の形態について説明する。
図3に本実施形態における円錐ころを示す。この円錐ころ53は、小径端面53aと大径端面53bと、小径端面53aと大径端面53bとをつなぐテーパ面53cとで構成されている。大径端面53bの中央部には径方向断面が円形状の凹所53bを形成する。
図4に、本実施形態に係る円錐ころ軸受71を示す。この円錐ころ軸受71は、互いに相対回転する外輪72および内輪73と、外輪72と内輪73との間に転動自在に介在された本実施形態に係る円錐ころ53と、これをポケット75aで保持する保持器75とで主要部が構成されている。
円錐ころ53の加工は、図1に示すように、互いに対向するように配置されたパンチ1(図面上側)およびダイス2(図面下側)と、KOピン4とで主要部が構成された圧造装置を用いて行う。なお、以下の説明において、便宜上、図面上側を上側、図面下側を下側とする。
パンチ1は、外パンチ1bと内パンチ1cとで構成され、このパンチ1の下側端面1aにおいて、中央部に凹所形成部1aが設けられ、これに隣接して凹状の素形材逃げ部1aが設けられている。つまり、内パンチ1cに凹所形成部1aが設けられ、外パンチ1bに素形材逃げ部1aが設けられている。
ダイス2には、加工部20が形成されている。この加工部20は、一端に大径開口部20b(上側)を有すると共に、他端に小径開口部20a(下側)を有し、大径開口部20bと小径開口部20aとの間に加工面2aを有する。この加工面2aは、径方向寸法(圧造中心X−Xからの径方向寸法)が、上側から下側に向けて狭まるテーパ形状を成す。なお、加工部20の小径開口部20aはKOピン4で閉塞されている。以下に、上記構成の圧造装置を用いて円錐ころ53を成形する方法について説明する。
まず、コイル材を剪断して作製した円柱状のころ素形材3を、パンチ1の下側端面1aに接触させた状態で圧造装置にセッティングする。次に、図1の左側に矢印Pで示すように、パンチ1を下側へスライドさせる。これにより、ころ素形材3を、加工部20の加工面2aに接触させながら矢印Qで示すようにスライドさせてダイス2の加工部20へ圧入する。
上記成形後、KOピン4を上側へスライドさせて成形した円錐ころ(換言すれば、圧造後のころ素形材3)を圧造装置から排出する。このようにして成形した円錐ころ53は、ダイス2の加工面2aと、加工部20の小径開口部20aが形成された端面と、パンチ1の下側端面1aの形状に沿って成形される。この後、成形した円錐ころ53は、小径端面53aを基準にして大径端面53bおよび外径を研削(最終加工)する。これにより、図3に示すように、大径端面53bと小径端面53aと、大径端面53bと小径端面53aとをつなぐテーパ面53cとで構成された円錐ころ53を完成させることができる。なお、成形した円錐ころ53を、予定小径端面3aを基準にして研削する理由としては、円錐ころ軸受71において、円錐ころ53の大径端面53bと内輪73の鍔部との間で滑り接触が生じることから、予定小径端面3aを基準にする必要があるためである。
上記の圧造工程において、ころ素形材3の素材線径をφDy、以下の式(5)で定義される線径比をy、成形した円錐ころ53の小径端面53aの直径をφD、成形した円錐ころ53の大径端面53bの直径をφD、加工面2aのテーパ角度xとしたとき、yは、
Figure 0005350053
を満足させ、このyによりφDyを、yの定義式である
Figure 0005350053
から決定する。つまり、φDyは、式(4)で求めたyを、式(5)に代入して算出した値に規定する。
ここで、本実施形態においては、成形した円錐ころ53の小径端面53aの径方向寸法φDは、成形した円錐ころ53(換言すれば、圧造後で最終加工の研削を行なう前のころ素形材3)の小径端面53aとテーパ面53cとの境界部における径方向寸法とし、成形した円錐ころ53の大径端面53bの直径φDは、成形した円錐ころ53の大径端面53bとテーパ面53cとの境界部における径方向寸法とする(図1を参照)。
前記圧造時において、パンチ1によりころ素形材3をダイス2の加工部20へ圧入する際、ころ素形材3は、ダイス2の加工面2aのテーパ形状に沿って絞り込まれた形状になる。そのため、ころ素形材3の予定小径端面3a(円錐ころ53の小径端面53aとなる面)の中央に窪みが生じる。この窪みの窪み具合により、成形した円錐ころ53の小径端面53aを基準として大径端面53bを研削(最終加工)することにより完成させた円錐ころ53は、その軸方向寸法において、製品間でばらつきが生じる場合がある。
前記窪みは、ころ素形材3の素材線径φDyが小さいほど生じにくくなる。しかし、本実施形態では、前記したように、前記の式(5)で定義されるころ素形材3の線径比yを、前記の式(4)で示すように加工面2aのテーパ角度xで決定した値に規定し、さらにこの線径比yの値でもって、線径比yの定義式である式(5)よりころ素形材3の素材線径φDyを、前記窪みが生じにくい値に確実に規定することができる。そのため、成形した円錐ころ53の小径端面53aを基準にして大径端面53bを研削することにより完成させた円錐ころ53は、軸方向寸法において、製品間でばらつきが生じるのを確実に抑えることができる。
これまでに述べた本実施形態において、図2の左側に示すように、中間圧造工程で、ころ素形材3の予定大径端面3bに、深さLの凹所53b(つまり、ころ素形材53の凹所53b)を形成する。また、ころ素形材3の予定大径端面3bに高さHの凸状部10を設け、その体積を隙間S(ダイス2の大径側部位ところ素形材3との間の隙間)の容積により規定する。この実施の形態について以下に説明する。
図2の左側に示すように、中間圧造工程で、内パンチ1cの凹所形成部1aを、凸状部10の高さHと凹所53bの深さLの分だけ外パンチ1bの素形材逃げ部1aよりも下側へ突出させることにより、内パンチ1cの凹所形成部1aをころ素形材3の予定大径端面3b(円錐ころ53の大径端面53bとなる面)に食い込ませる。
この際、内パンチ1を食い込ませた分のころ素形材3が、外パンチ1bの素形材逃げ部1aへ塑性流動する。この塑性流動分でもって、ころ素形材3の予定大径端面3bに高さHの凸状部10を設けることができる。なお、ころ素形材3が外パンチ1bの素形材逃げ部1aに逃げる方向を矢印αで示した。
ここで、凹所53bの開口直径をφA、ころ素形材3の予定大径端面3bの直径をφB、ダイス2の加工面2aの大径側部位ところ素形材3との間に形成される隙間Sの容積をV、凸状部10の体積をVとしたとき、V=Vを満足させる。また、凸状部10の高さHは、
Figure 0005350053
を満足させる。
このように、中間圧造工程(図2の左側)で高さHの凸状部10を設けた後、図2の右側に示すように最終圧造工程で、内パンチ1cの凹所形成部1aを外パンチ1bの素形材逃げ部1aよりも凹所53bの深さL(ネライのヌスミ深さ)分だけ下側へ突出させた状態でパンチ1をスライドさせる。これにより、凸状部10を、ダイス2の素形材逃げ部1aの底面11がころ素形材3の予定大径端面3bに達するまで押し潰す。この最終圧造工程で、ころ素形材3の予定大径端面3bに深さLの凹所53bを形成することができると共に、押し潰した凸状部10の塑性流動分でもって、図2の右側に示すように、隙間Sを確実に充足させることができる。これにより、図1の右側に示すように、円錐ころ53を成形することができる。なお、図2の右側において、押し潰して塑性流動させた凸状部10は点線で示し、この凸状部10を押し潰すことにより充足された隙間Sの充足分(ころ素形材)を符号12で示した。また、凸状部10が隙間Sへ塑性流動する方向を矢印βで示した。
なお、本実施形態のように、凸状部10をころ素形材3の上記圧造時(成形時)に設ける場合、ころ素形材3の圧造前に凸状部10を設ける場合よりも作業が容易である。この理由としては、ころ素形材の圧造前に設ける場合、つまり、コイル材を剪断してころ素形材3を作製する段階で凸状部10を設けるのは困難であるためである。
以上のように、本実施形態では、隙間Sを充足するための凸状部10の体積V隙間Sの容積Vと等しくするため、図1の右側に示すように、パンチ1の下側端面1aとダイス2の上側端面2bとの間にバリ(ころ素形材の余剰分)が発生させることなく隙間Sをころ素形材3で充足して、成形した円錐ころ53の大径端面53bの芯振れを抑えることができる。このように、パンチ1の下側端面1aとダイス2の上側端面2bとの間でのバリの発生を抑えることで、パンチ1の下側端面1aとダイス2の上側端面2bにバリによる過剰な圧力がかかることがなくなり、パンチ1とダイス2を長寿命化できる。この結果、パンチ1とダイス2の修理や交換等に必要な費用を削減することができる。
また、本実施形態において、凸状部10の高さHを、凹所53bの開口直径φA、ころ素形材3の予定大径端面3aの直径をφBとして、隙間Sの容積(V)=凸状部10の体積(V)の条件から式(6)のように規定するため、予定大径端面3bの凹所53bを除く全領域、さらに言えば、隙間Sに隣接した位置に凸状部10を設けることができる。そのため、凸状部10が隙間Sへ塑性流動しやすくなり、隙間Sを確実に充足させることができる。なお、式(6)は、以下の式(7)を変形することにより得られるものである。
Figure 0005350053
なお、前記の説明において、「芯振れ」とは、前記圧造により成形した円錐ころ53において、その軸心と大径側外径53dとの間にずれが生じることである。この評価方法としては、圧造により成形した円錐ころ53を、外径の成形後で研削を行う前に、芯振れ装置の基準面に押し当てて回転させて、大径側外径53dの振れを測定することにより行う。この際、芯振れ装置にダイヤルゲージ等が装着されている場合、ゲージの針が基準値から振れなければ芯振れはなく、針が基準値から振れれば、芯振れが生じていることがわかる。
圧造により成形した円錐ころ53の大径側外径53dに芯振れが生じると、この圧造により成形した円錐ころ53の外径を研削する際、研削砥石が当たらずに研削されない部位が生じ、研削により完成した円錐ころ53の大径側外径53dに黒皮(圧造により表面が酸化した部分)が残存し、研削不良が生じる要因となる。
そして、凹所53bの形成時に塑性流動させたころ素形材3を凸状部10、さらに言えば、隙間Sの充足に充てるため、ころ素形材の重量を増加させることなく隙間Sを充足させることができる。
本実施形態において、凹所53bの深さLは、規格内(0.5mm〜0.6mm)に収める。また、凹所53bの深さLをネライとして最終圧造工程で押し潰す凸状部10の高さHを式(6)のように規制するが、凸状部10の高さHが式(6)の規制値よりも低い場合、前記隙間を充足するのに十分なころ素形材を塑性流動させることができない。一方、凸状部10の高さHが式(6)の規制値よりも高い場合、凸状部10を押し潰す体積が大きいので、最終圧造工程でパンチ1やダイス2に加わる荷重が高くなり、パンチ1やダイス2の寿命が低下する原因となる。
また、上記のようにして作製した本実施形態に係る円錐ころ53(図1の右側および図3を参照)は、パンチ1の凹所形成部1aにより大径端面53bに凹所53bを形成するため、円錐ころ53の大径端面53bと小径端面53aとの判別が容易になる。そのため、この円錐ころ53を備えた本発明にかかる円錐ころ軸受71(図4を参照)において、円錐ころ53を組立てる際、その組付け向きを即座に判断できる。この結果、円錐ころ軸受71の組立てが容易になる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これに限られることはなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想を逸脱しない範囲内で任意に変更が可能である。
例えば、パンチ1に設ける凹所形成部1aと凹状の素形材逃げ部1aは、隣接しないようにできる。しかし、本実施形態のように、凹所形成部1aと素形材逃げ部1aを隣接して設けるようにする方が、凹所形成時に塑性流動させたころ素形材が素形材逃げ部1aへ逃げやすくなって、凸状部10を設けやすくなる点で好ましい。また、初期圧造工程と最終圧造工程の間に、ころ素形材3に形成されるエッジを除去するための複数の予備成形を導入することが望ましい。これは、パンチ1とダイス2の寿命向上に貢献する。
1 パンチ
1a 凹所形成部
1a 素形材逃げ部
1b 外パンチ
1c 内パンチ
2 ダイス
2a 加工面
3 ころ素形材
3a 予定小径端面
3b 予定大径端面
4 KOピン
20 加工部
20a 小径開口部
20b 大径開口部
53 円錐ころ
53a 小径端面
53b 大径端面
53b1 凹所
53c テーパ面
53d 大径側外径
71 円錐ころ軸受
72 外輪
73 内輪
75 保持器

Claims (7)

  1. ダイスに形成された加工部のテーパ形状の加工面に、ころ素形材を接触させた状態で、パンチにより前記ころ素形材をスライドさせて、大径端面および小径端面と、前記大径端面と前記小径端面とをつなぐテーパ面とで構成された円錐ころを成形する円錐ころの加工方法であって、
    前記ころ素形材の予定大径端面の中央部凹所を形成すると共に、前記ダイスによる成形時に塑性流動させることでダイスの加工面ところ素形材との間に形成される隙間を充足する凸状部を、前記凹所の周囲に前記予定大径端面から突出するように設けて、その凸状部の体積を、前記隙間の容積に基づいて規定することを特徴とする円錐ころの加工方法。
  2. 記ころ素形材の素材線径を前記加工面のテーパ角度に基づいて規定する請求項1に記載の円錐ころの加工方法。
  3. 前記ころ素形材の素材線径をφDy、その線径比をy、成形した円錐ころの小径端面の直径をφDA、成形した円錐ころの大径端面の直径をφDB、加工面のテーパ角度をxとした時、yは、
    Figure 0005350053
    を満足させ、このyによりφDyを、yの定義式である
    Figure 0005350053
    から決定する請求項に記載の円錐ころの加工方法。
  4. 前記隙間の容積をV1、前記凸状部の体積をV2としたとき、V1=V2を満足させる請求項1又は2に記載の円錐ころの加工方法。
  5. 前記ころ素形材の予定大径端面の中央部を塑性流動させて断面円形状の凹所を形成し、その凹所の開口直径をφA、前記ころ素形材の予定大径端面の直径をφB、前記凸状部の高さをHとした時、このHは、
    Figure 0005350053
    を満足させる請求項に記載の円錐ころの加工方法。
  6. 前記凸状部は、前記ダイスによる成形時に、前記凹所の形成によるころ素形材の塑性流動分でもって設ける請求項に記載の円錐ころの加工方法。
  7. 前記パンチのダイス側端面に、前記凹所を形成するための凸状の凹所形成部と、凹所形成時に塑性流動するころ素形材を収容させて前記凸状部を設ける凹状の素形材逃げ部とを設け、前記凹所の形成は、凹所形成部を前記素形材逃げ部よりもダイス側へ突出させることにより行なう請求項に記載の円錐ころの加工方法。
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