JP4016960B2 - 鍛造用金型装置と、それを用いた鍛造設備 - Google Patents

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この発明は、鍛造製品を成形する際に使用される鍛造用金型装置と、それを用いた鍛造設備に関する。
鍛造によって金属製品等を成形する場合、金型装置の形態に応じて、フリー鍛造と、型鍛造と、中間鍛造との3種類が知られている。(例えば下記特許文献1の図1,図7,図9等参照)
フリー鍛造では、図10に示す鍛造用金型装置1のように、材料Wの外周を拘束することなく、下据込み型2と上据込み型3との間で成形が行われる。
型鍛造では、図11に示す鍛造用金型装置4のように、下据込み型5と上据込み型6との間で材料Wが密閉された状態で成形が行われる。
中間鍛造では、図12に示す鍛造用金型装置7のように、材料Wの中央部が下据込み型8と上据込み型9とによって拘束され、材料Wの外周は拘束されることなく成形が行われる。
特開平11−254079号公報
図10に示すフリー鍛造では、材料Wの外周が拘束されていない状態で成形が行われるため、厚みが均一の製品を得ることができるが、製品の外径が不均一になりやすいという問題がある。特に、成形前の材料Wに加熱むらが生じていたり、型2,3の成形面の摩耗による成形抵抗のばらつきが生じたり、成形前の材料W自体が歪んでいる等の要因が加わると、成形された製品の外径がさらに不均一になってしまう。
図11に示す型鍛造の場合には、材料Wの外周が据込み型5,6によって拘束された状態で成形が行われるため、製品の外周を均一(真円形)にすることができる。しかしその反面、型鍛造は、成形中に材料Wや型5,6に生じるストレスが大きく、型5,6が摩耗しやすい。また、成形された製品の厚みが不均一になりやすいという欠点がある。
図12に示す中間鍛造の場合には、材料Wの中央部が上下の据込み型8,9によって拘束されるため、材料Wの中央部は正確な形状に成形できる。しかし材料Wの外周が拘束されていないために、成形された製品の外周が不均一になりやすいという問題がある。
以上述べたように、成形された製品の外径や厚さが不均一であると、その後に仕上げ成形や機械加工が行われても、外径や厚さの不均一の影響が残り、最終製品が形状不良となることがある。また、製品の外面を機械加工する際に、所定の仕上げ代を確保できない箇所が生じ、いわゆる黒皮残り等の不良品が発生する原因となる。
上記の問題を解決するために、本発明者は、可動式のリング型を備えた金型装置の開発を行った。この金型装置は、図13に一部を示すように、下据込み型100の上にリング型101を設けている。リング型101の上方には、上据込み型102との干渉を避けるためのクリアランス103が確保されている。このためこの金型装置によって成形された製品(中間製品104)の外周部には、上側に突出する凸部105や、はみ出し部106が形成される。
凸部105やはみ出し部106を有する中間製品104を、次工程(荒成形)等において、図14に示すような下側の凹部110を有する下据込み型111と、上側の凹部112を有する上据込み型113との間で成形した場合に、図15に示す製品114のように、ファイバーフロー(メタルフロー)115が大きく乱れ、欠陥の発生要因となることが判った。ファイバーフロー115が乱れる原因は、プレス時に、前方押し出し側(下側の凹部110)に比べて、後方押し出し側(上側の凹部112)の方が、塑性流動を生じやすいという性質があるためである。
つまり、もともと塑性流動を生じやすい上側の凹部112に、予め形成されていた凸部105が流れ込むのに対し、塑性流動を生じにくい下側の凹部110には凸部が形成されていないため、プレス時にファイバーフロー115が上下方向に均等に分かれることができず、ファイバーフロー115の一部が倒れたり、引き込みを生じるなどの乱れが発生する。
従ってこの発明の目的は、製品を所定形状に正確に成形することができ、かつ、望ましいファイバーフローが得られる鍛造用金型装置と、それを用いた鍛造設備を提供することにある。
第1の観点に基く本発明の鍛造用金型装置は、下据込み型と、上据込み型と、可動式リング型と、クッション機構等を備えている。下据込み型は、材料を載置する平坦な形状の成形面を有している。上据込み型は下据込み型に対して昇降可能に設けられ、下据込み型の成形面と平行をなして対向する平坦な形状の成形面を有し、下据込み型に向かって降下したときに下据込み型の成形面との間で材料を成形するものである。
前記可動式リング型は、下据込み型に対し水平な姿勢で配置されかつ水平方向に移動自在である。この可動式リング型は、上方から見て円形の内周面を有し、その内側に前記材料が配置される。そして材料が成形される途中で、該材料の一部が前記可動式リング型の内周面に当接することによって、この可動式リング型が水平方向に移動する。前記上据込み型が下降端に至ると、該材料の外周全体が前記内周面によって拘束された状態で成形が完了する。
前記クッション機構は、前記可動式リング型を上方に付勢し、前記上据込み型の下面が前記可動式リング型の上面に当接した状態において該可動式リング型が下方に移動することを許容する。前記可動式リング型の内周面と前記下据込み型の外周面との間には、材料の成形時に該材料の外周部の余肉が下方にはみ出ることを許容するギャップ部が形成されている。
本発明の好ましい形態では、前記可動式リング型の内周面は、上部側の内径が下部側の内径よりも大となるように傾斜している。この構成により、成形後の製品を可動式リング型から取出すことが容易となる。
前記クッション機構は、例えば複数のばね部材を前記可動式リング型の周方向に沿って複数個所に配置したものである。
第2の観点に基く本発明の鍛造設備は、前記鍛造用金型装置と、該鍛造用金型装置によって成形された中間製品をさらに成形するための次工程用金型装置とを具備し、この次工程用金型装置の下型に、前記中間製品の下面側に形成されている前記余肉による凸部を前方押し出し側に塑性流動させる第1の成形用凹部が形成され、この次工程用金型装置の上型には、前記第1の成形用凹部と対応する位置に、前記中間製品の肉の一部を後方押し出し側に塑性流動させる第2の成形用凹部が形成されている。
本発明の鍛造用金型装置によれば、外径や厚さが均一の中間製品を得ることができる。本発明の鍛造設備によれば、前記中間製品をさらに成形する場合に、望ましいファイバーフローを形成させることができる。
以下に本発明の一実施形態について、図1から図9を参照して説明する。
図1は本実施形態の鍛造用金型装置10を示す縦断面図である。この金型装置10は、下型ユニット11と上型ユニット12とを備えている。
下型ユニット11は、下型クランパー15と、下取付台16と、ノックアウトピン17と、スペーサ18と、下据込み型19と、押え金具20と、取付リング21と、可動式リング型(フローティングリング型)22と、クッション機構23などを備えている。
下据込み型19は、下取付台16の上にスペーサ18を介して配置されている。下据込み型19の上面側に、材料Wを載置する平坦な成形面25が形成されている。成形面25は上方から見て円形である。下据込み型19は、取付リング21を介して、押え金具20によって所定位置に保持されている。
押え金具20は、ボルト26によって下型クランパー15に固定されている。材料Wは円柱形をなし、予め切断装置によって所定の長さに切断されている。この材料Wは、下据込み型19の成形面25の上に、材料Wの軸線を垂直に立てた姿勢で載置される。
上型ユニット12は、上型クランパー30と、上取付台31と、ねじ式高さ調整台32と、ノックアウトピン33と、上据込み型34と、取付リング35などを備えている。上据込み型34は、下据込み型19の成形面25の上方に離間した状態で昇降可能に設けられ、図示しないプレス機によって、図1に示す上昇端S1と、図2に示す下降端S2とにわたって上下方向に駆動されるようになっている。
上据込み型34は、下据込み型19の成形面25と対向する位置に平坦な成形面36を有している。この成形面36は、下方から見て円形をなしている。上据込み型34が下据込み型19に向かって降下したとき、下据込み型19の成形面25と上据込み型34の成形面36との間で材料Wが円板状に成形される。
上据込み型34は、取付リング35とボルト37によって、ねじ式高さ調整台32に固定されている。ノックアウトピン33は、ばね38によって下方に向かって付勢されている。
上取付台31に雌ねじ部31aが形成されている。ねじ式高さ調整台32の外周に雄ねじ部32aが形成されている。これら雌ねじ部31aと雄ねじ部32aが互いに螺合することにより、高さ調整手段を構成している。
ねじ式高さ調整台32を垂直軸回りに回転させることにより、その回転量(螺進量)に応じて、ねじ式高さ調整台32の高さ、すなわち上据込み型34の高さを微調整することができる。ねじ式高さ調整台32は、ボルト等の固定用部材39によって、所望の高さの位置で固定される。ねじ式高さ調整台32の高さを微調整することによって、上据込み型34の下降端S2(図2に示す)の位置を微調整することができる。
可動式リング型22は、下据込み型19に対して水平な姿勢で配置されている。この可動式リング型22は、下据込み型19の成形面25に対して水平方向に相対移動することができる。すなわちこの可動式リング型22は、水平な平面内にて全方向(図1では矢印Yで示す方向)に移動することが可能である。
可動式リング型22は、上方から見て円形の内周面40を有し、内周面40の内側に前記材料Wが配置されるようになっている。図1と図2に示すように、可動式リング型22の内周面40は、上部側の内径が下部側の内径よりも僅かに大となるようにテーパ状に傾斜している。
この可動式リング型22は、下据込み型19と上据込み型34との間で材料Wが成形される途中において、材料Wの一部が内周面40に当接したときに、水平方向すなわち径方向に移動することができる。そして、上据込み型34が前記下降端S2に至った状態において、材料Wの外周全体が可動式リング型22の内周面40によって拘束された状態で、成形(密閉鍛造)が完了するようになっている。
クッション機構23は、複数のばね部材24(例えばコイルばねあるいはガスばね等の弾性部材)を、可動式リング型22の周方向に沿って複数個所に配置したものである。このクッション機構23は、可動式リング型22を常時上方に付勢している。
図1に示すように上型ユニット12が上昇した状態において、可動式リング型22は、上昇側のストッパとして機能する取付リング21によって、所定高さの位置で保持されるようになっている。
図2に示すように上型ユニット12が降下した状態において、上据込み型34の下面が可動式リング型22の上面に当接し、ばね部材24が下方に押されることにより、可動式リング型22が下方に変位する。これらばね部材24を有するクッション機構23によって、プレス時に可動式リング型22が下方に移動することが許容される。
可動式リング型22の内周面40と下据込み型19の外周面との間には、上型ユニット12が降下した状態(図2に示す状態)すなわち材料Wの成形時に、材料Wの外周部の余肉が下方にはみ出ることを許容するギャップ部Gが形成されている。このギャップ部Gは、下据込み型19の全周にわたって形成されている。
次に、本実施形態の鍛造用金型装置10の動作について説明する。
図3(A)(B)に示すように、下据込み型19の成形面25のほぼ中央に材料Wを置く。材料Wを置く位置は、型19,34の型中心C1から多少ずれていてもよい。成形面25上に材料Wを乗せたのち、図示しないプレス機によって上据込み型34を下据込み型19に向かって降下させる。
図4(A)(B)に示すように、上据込み型34が降下することにより、材料Wが軸線方向に押し潰されつつ、外径が広がる方向に変形してゆく。このとき材料Wの外周は未だ可動式リング型22の内周面40に接していない。
上据込み型34がさらに降下し、成形が進むと、図5(A)(B)に示すように、材料Wがさらに偏平に押し潰され、外径が広がることにより、材料Wの外周の一部W1が可動式リング型22の内周面40に当接する。このため可動式リング型22が矢印F方向に押されて移動しつつ、成形が進む。すなわち、可動式リング型22が材料Wの成形中心C2に向かって水平方向に移動する。
上据込み型34がさらに降下すると、図6(A)(B)に示すように、それまで可動式リング型22に接していた材料Wの一部W1とは反対側の部分W2が、可動式リング型22の内周面40に当接することによって、可動式リング型22の前記矢印F方向の移動が止まる。この状態で成形が進むため、可動式リング型22の内側に材料Wが満たされてゆく。
上据込み型34が下降端S2に至る途中で、上据込み型34の下面が可動式リング型22の上面に当接するため、材料Wの余肉が上方にはみ出ることが阻止される。このため材料Wの上面形状は平坦となる。上据込み型34の下面が可動式リング型22に当接したとき、クッション機構23によって、可動式リング型22の下方への変位が吸収される。
図7(A)(B)に示すように上据込み型34が下降端S2に至ると、材料Wの外周全体が可動式リング型22の内周面40によって拘束された状態で成形が完了する。材料Wの下面側では、材料Wの余肉がギャップ部Gにおいて下方にはみ出すため、材料Wの外周部に、下方に突出する凸部W3が形成される。
以上説明した一連では、型中心C1と成形中心C2とが、ΔCだけずれた位置にて成形が完了する。しかし場合によっては、型中心C1と成形中心C2とがほぼ一致した状態で成形が完了することも有り得る。
成形後にノックアウトピン17を上昇させることによって、成形後の中間製品W´を取出す。本実施形態の可動式リング型22は、その内周面40の上部側の内径が下部側の内径よりも大きいため、中間製品W´を可動式リング型22から容易に取出すことができる。
本実施形態の鍛造用金型装置10は、材料Wが成形される途中で、材料Wの塑性流動に応じて可動式リング型22が自動的に成形中心C2に向かって移動するため、材料Wと型19,34に与えるストレスが少ない。つまり、予め所定寸法に切断されている材料Wの形状不良(例えば斜め切れ)や加熱むら、型19,34の摩耗による成形抵抗の変動等の要因による材料Wの不均一な変形が、可動式リング型22の移動によって吸収され、偏荷重による過剰なストレスの発生を回避できる。
このため型トラブルの発生が減少し、型寿命が向上するという副次的効果もある。この鍛造用金型装置10は、材料Wが成形される途中で可動式リング型22が成形中心C2に向かって自動的に移動するため、成形前の材料Wが下据込み型19の型中心C1上に正確に置かれていなくても、問題無く成形を行うことができる。このため、下据込み型19上に材料Wを置く作業が容易である。
このように本実施形態の鍛造用金型装置10によれば、可動式リング型22を用いることにより、実質的に厚みと外径が均一な円板形の中間製品W´を得ることができる。このため、次工程(仕上げ成形等)において欠肉等の形状不良が生じたり、製品外面の機械加工を行う際に問題となる黒皮残り等の加工不良の発生を防止することができる。
本実施形態の鍛造設備は、以上説明した金型装置10と、この金型装置10によって成形された中間製品W´をさらに成形するための次工程用金型装置50(図8に一部を示す)を備えている。
図8に示す次工程用金型装置50は、第1の成形用凹部51を有する下型52と、第2の成形用凹部53を有する上型54と、中間製品W´の外周を規制するリング型55などを有している。これらの凹部51,53は、下型52と上型54の全周にわたって形成されている。第2の成形用凹部53は第1の成形用凹部51と対応した位置に形成されている。
第1の成形用凹部51に中間製品W´の凸部W3が収容され、図示しないプレス機によって上型54を降下させたときに、下型52と上型54とリング型55とによって中間製品W´が成形されるようになっている。
すなわち、プレス時に上型54が降下すると、第1の成形用凹部51において、中間製品W´の肉の一部が前方押し出し側に流れることにより、凹部51に応じた形状に成形される。第2の成形用凹部53では、中間製品W´の肉の一部が後方押し出し側に流れることにより、凹部53に応じた形状に成形される。こうして図9に示すような形状の製品60が得られる。
前記中間製品W´は、プレス時に塑性流動を生じにくい前方押し出し側に、予め凸部W3が形成されている。塑性流動を生じやすい後方押し出し側は、おおむね平坦な形状となっている。このため、図8に示す金型装置50によってプレスされる際に、凹部51,53内において、中間製品W´の肉の一部が前方押し出し側と後方押し出し側におおむね均等に流れることができ、図9に示すような良好なファイバーフロー61を形成することができる。
なお本発明を実施するに当たって、前記実施形態以外にも、下据込み型や上据込み型、可動式リング型、クッション機構、ギャップ部等の具体的な構成や形状をはじめとして、本発明の構成要素を、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施できることは言うまでもない。
本発明の一実施形態の鍛造用金型装置の縦断面図。 図1に示された鍛造用金型装置の上型ユニットが降下した状態の縦断面図。 (A)は上据込み型が下降する前の状態を模式的に示す断面図、(B)は(A)中のX1−X1線に沿う断面図。 (A)は上据込み型が下降する途中の状態を模式的に示す断面図、(B)は(A)中のX2−X2線に沿う断面図。 (A)は上据込み型がさらに下降した状態を模式的に示す断面図、(B)は(A)中のX3−X3線に沿う断面図。 (A)は上据込み型が下降端に達する直前の状態を模式的に示す断面図、(B)は(A)中のX4−X4線に沿う断面図。 (A)は上据込み型が下降端に達した状態を模式的に示す断面図、(B)は(A)中のX5−X5線に沿う断面図。 中間製品をさらに成形するための金型装置の一部を示す断面図。 図8に示す金型装置によって成形された製品のファイバーフローを示す断面図。 従来のフリー鍛造用金型装置の断面図。 従来の型鍛造用金型装置の断面図。 従来の中間鍛造用金型装置の断面図。 リング型を用いる金型装置の一部の断面図。 図13に示された金型装置によって成形された製品と荒成形で使用する金型装置の一部を示す断面図。 図14に示された金型装置によって成形された製品のファイバーフローを示す断面図。
符号の説明
10…鍛造用金型装置
19…下据込み型
22…可動式リング型
23…クッション機構
25…成形面
34…上据込み型
36…成形面
40…内周面
W…材料
G…ギャップ部

Claims (4)

  1. 材料を載置する平坦な形状の成形面を有する下据込み型と、
    前記下据込み型に対して昇降可能に設けられ、前記下据込み型の成形面と平行をなして対向する平坦な形状の成形面を有し、前記下据込み型に向かって降下したときに前記下据込み型の成形面との間で前記材料を成形する上据込み型と、
    前記下据込み型に対し水平な姿勢で配置されかつ水平方向に移動自在な可動式リング型であって、上方から見て円形の内周面を有し、その内側に前記材料が配置され、前記下据込み型と前記上据込み型との間で前記材料が成形される途中において該材料の一部が前記内周面に当接することによって水平方向に移動し、前記上据込み型が下降端に至った状態において該材料の外周全体が前記内周面によって拘束された状態で成形が完了するようにした可動式リング型と、
    前記可動式リング型を上方に付勢し、前記上据込み型の下面が前記可動式リング型の上面に当接した状態において該可動式リング型が下方に移動することを許容するクッション機構と、
    前記可動式リング型の内周面と前記下据込み型の外周面との間に形成されたギャップ部であって、前記材料が成形される際に該材料の外周部の余肉が下方にはみ出ることを許容するギャップ部と、
    を具備したことを特徴とする鍛造用金型装置。
  2. 前記可動式リング型の内周面は、上部側の内径が下部側の内径よりも大となるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の鍛造用金型装置。
  3. 前記クッション機構は、複数のばね部材を前記可動式リング型の周方向に沿って複数個所に配置したものであることを特徴とする請求項1または2に記載の鍛造用金型装置。
  4. 請求項1に記載された鍛造用金型装置と、該鍛造用金型装置によって成形された中間製品をさらに成形するための次工程用金型装置とを具備し、この次工程用金型装置の下型に、前記中間製品の下面側に形成されている前記余肉による凸部を前方押し出し側に塑性流動させる第1の成形用凹部が形成され、この次工程用金型装置の上型には、前記第1の成形用凹部と対応する位置に、前記中間製品の肉の一部を後方押し出し側に塑性流動させる第2の成形用凹部が形成されていることを特徴とする鍛造設備。
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