JP6043861B1 - 扁平リングの成形工法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平リングの歩留まりを向上できると共にその寸法精度を向上できる扁平リングの成形工法及びその装置並びに扁平リングを用いた扁平アクスルケースの製造方法を提供する。【解決手段】接合丸リング66から一対の円弧部12aと一対の直線部12sとを境界小R部12rで連結したレーストラック状の扁平リング12を成形するに際し、接合丸リング66の外周を半径方向内方に圧縮しつつ接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状にした傾斜シュリンク丸リング10を成形し、傾斜シュリンク丸リング10に一対の直線部12sを形成すべく、直線部12sに対応した成形側円弧部10bを直線状に成形すると共にその直線部12sと円弧部12a間の境界小R部12rの板厚変化を許容しながら扁平リング12を成形し、成形された扁平リング12の境界小R部12rを切削して境界小R部12rの板厚を調整するものである。【選択図】図4

Description

本発明は、アクスルケースのフランジ等に用いられる扁平リングの成形工法及びその装置並びに扁平リングを用いた扁平アクスルケースの製造方法に関するものである。
図7により扁平リングの取付対象となる扁平形状アクスルケースの構造を説明する。
扁平アクスルケース40は、ディファレンシャルギアユニット挿入部分41の周辺が扁平形状となっており、ディファレンシャルギアユニット挿入部分41の開口部外周部には、扁平リング42が設けられ、扁平リング42には、多数のボルト穴43が形成される。
ディファレンシャルギアユニット(図示せず)は、ディファレンシャルギアユニット挿入部分41を通して扁平アクスルケース40内に挿入され、そのディファレンシャルギアユニットを保持するデフキャリア(図示せず)が、扁平リング42にボルト止めにて固定される。
扁平リング42は、リング外周側を扁平アクスルケース40に周溶接することで、扁平アクスルケース40に接合される。その後、扁平リング42のデフキャリアとの接合面および接合面のボルト穴43が機械加工される。
この扁平リング42の形状は、同心円周上で180度対向した一対の円弧部42aを、一対の直線部42sで連結したレーストラック形にされる。
従来、扁平リング42を製作する際には、図8に示すようにファインブランキング工法が用いられている。
ファインブランキング工法は、図8(a)に示すように扁平リングの厚さを有する板材50を準備し、その板材50を、図8(b)に示すようにファインブランキング加工により切断して扁平リング52を製作するものである。
しかし、扁平リング52の製作は、扁平リング52を精密加工できるものの、図8(c)に示すように、リング部以外に残った板材50a、50bを全て廃棄していたため、歩留まりが悪い問題がある。
そこで、特許文献1、2に示すように、断面矩形状の線材から円形リングを製作し、その円形リングから扁平リングを製作することで、歩留まりを向上することが考えられる。
図9は、特許文献1、2で提案された接合丸リング成形工程を示したものである。
先ず、図9(a)に示すように、断面矩形の線材61をコイル状に巻いてコイル60とし、これを図9(b)に示すように、1リング分ずつカットしたリング単体62とした後、図9(c)に示すように、リング単体62のカット部分の段差63を修正して平面状にする。この後、図9(d)に示すように、そのカット部分の端部同士を溶接64にて接合した後、図9(e)に示すように溶接部の接合バリ65を除去して、図9(f)に示すように接合丸リング66とする。
この接合丸リング66を用いて、扁平リングを製作するには、図10(a)に示すように、一対の円弧部66aをつなぐ直線部66sに相当する円弧部67aを直線になるように成形装置等で成形して、扁平リング70とする。
特開2004−174545号公報 特開2008−798号公報 特開昭61−52935号公報
しかしながら、接合丸リング66は、図9(a)に示したコイル60の巻き外径のバラツキ、段差63の修正、接合ひずみなどに起因する接合丸リング66のねじれや接合丸リング66の形状のバラツキが発生することが原因で、成形後には、扁平リング70の各種寸法精度が安定しない問題がある。
特に図10(c)に示すように、直線部66sを成形する際には、直線部66sと円弧部66aとをつなぐ境界R部66rが形成されるが、境界R部66rの幅は、円弧部66aや直線部66sのリング幅に対して狭くなってしまう問題がある。
すなわち、接合丸リング66の円弧部67aを押しつぶして、線材61を単純に曲げて境界R部66rを形成した場合、外径側は肉ヒケにより、実線で示した目標の小R形状68rに対して、点線で示したように、目標の小R形状68rよりも大きなR形状69rとなってしまう。
この境界R部66rには、ボルト穴72が形成されるが、その幅が狭いため、リング幅に対しボルト穴72が外周側に寄るため、ボルト穴72の外周側の肉厚が薄くなる。
また、図9で説明した断面矩形の線材から接合丸リングを成形した際には、接合丸リング66の線材61の断面は、矩形ではなく台形となる。
これを、図11により説明すると、接合丸リング66は、全周に渡り線材61を、ほぼ一定の曲率で曲げるため、リングの外周側の線材61には引張力が作用し、リング内周側の線材には、圧縮力が作用する。このため、成形後のリング内径側は、圧縮により線材61の板厚が増加し、外径側は、引張により線材61の板厚が減少する。よって、リングにしたときの線材61の断面は、円周方向に一定の断面台形状となる。
図12に接合丸リング66から扁平リング70を成形した場合の線材61の板厚変化の概略図を示す。
扁平リング70は、一対の円弧部66aと、一対の円弧部66aに、境界R部66rを介して連結した一対の直線部66sから構成される。
ここで境界R部66rは、円弧部66aと比較して形状変化が急激であり、境界R部66rの線材61rの内径側は圧縮応力による板厚増加、外径側は引張応力による板厚減少が円弧部66aと比較して大きくなる。また直線部66sは、円弧形状から直線形状に曲げ戻されるため、線材61sの内径側は引張応力による板厚が減少し、外径側は圧縮応力による板厚が増加し、これにより直線部66sの線材61sの断面形状は、円弧部66aの線材61a、境界R部66rの線材61rに対して、内外径の板厚分布が反転する。
図13に、扁平リング70の成形による板厚変化と隙の悪化の関係を示す。
図13において、図13(a)は、成形した扁平リング70の平面図、図13(b)は扁平リング70の正面図を示し、図12(c)は、図12(a)のC−C線断面図、図13(d)は図13(a)のD−D線断面図を示し、図13(e)は、アクスルケールなどの取付面45に取り付けた状態を示す。
第12図で説明したように、境界R部66rの線材61rの内外の板厚分布(図13(c)参照)は、円弧部66aの線材61aの内外の板厚分布(図13(d)参照)より大きく、また直線部66sの線材61sは、円弧部66aの線材61aの板厚分布と逆となる。
このように、各部の線材61a、61s、61rの板厚分布の違いにより、扁平リング70は、ねじれた状態となる。また、図13(e)に示すように、境界R部66rの内径側の板厚増加部69が取付面45に先当たりし、リング断面の凹凸差が大きいため、外径側の隙dが大きくなる。
図14は、接合丸リング66から扁平リング70を成形したとき、その扁平リング70の取付面においたときの扁平リング70の周方向の内外径の高さ分布と、板厚分布を測定した結果を示したものである。
先ず図14(a)に示すように、測定点は、扁平リング70の直線部66sの中央部から時計回りに間隔をおいて12箇所の内外径とした。図14(b)は、取付面からの12箇所の内径側、外径側の高さ分布を示したもので、図14(c)は、12箇所の内径側と外径側の板厚分布を示したものである。
この結果、図14(b)に示すように、取付面からの内径側と外径側の高さの差が最大となる値が、外径側の最大隙としたとき、その隙は製品要求許容値以上となっている。また、図14(c)に示すようにリングに沿った厚さ方向のバラツキも大きく内径側と外径側で厚さが反転している。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、扁平リングの歩留まりを向上できると共にその寸法精度を向上できる扁平リングの成形工法及びその装置並びに扁平リングを用いた扁平アクスルケースの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、接合丸リングから一対の円弧部と一対の直線部とを境界小R部で連結したレーストラック状の扁平リングを成形するに際し、前記接合丸リングの外周を半径方向内方に圧縮しつつ前記接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状にした傾斜シュリンク丸リングを成形する傾斜シュリンク成形工程と、前記傾斜シュリンク丸リングに前記一対の直線部を形成すべく、前記直線部に対応した成形側円弧部を直線状に成形すると共にその直線部と前記円弧部間の前記境界小R部の板厚変化を許容しながら扁平リングを成形する扁平リング成形工程と、前記成形された扁平リングの境界小R部を切削して境界小R部の板厚を調整する切削工程とを備えたことを特徴とする扁平リングの成形工法である。
前記接合丸リングは、断面矩形の線材を円形に巻かれたコイルを1リング分カットした後、そのカット部を接合して形成され、その接合丸リングの線材の断面形状は、内周側の板厚が外周側の板厚より厚く形成された台形状である。
前記傾斜シュリンク成形工程で、皿状に傾斜シュリンク成形した後、成形した後の傾斜シュリンク丸リングのスプリングバックで、傾斜シュリンク丸リングの一面が平面となるように、前記接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状に成形するのが好ましい。
前記扁平リング成形工程は、前記一対の直線部の間隔に一致した中子を前記傾斜シュリンク丸リング内周に配置すると共に前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部の上下を、ダイとリング押さえで拘束し、そのダイとリング押さえ間の両側から直線部成形用パンチを、前記中子側に押し付けて、直線部成形用パンチと前記中子間の円弧部を直線状に成形する直線部成形工程と、前記直線部成形工程で、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部が直線状に圧縮されて成形される際に、前記境界小R部の内径側の板厚増加を許容するようにリングの材料を厚さ方向に逃がしつつ境界小R部を成形する小R成形工程とを含むのが好ましい。
また、本発明は、接合丸リングから一対の円弧部と一対の直線部とを境界小R部で連結したレーストラック状の扁平リングを成形する成形装置において、前記接合丸リングを載せるイジェクト用パッドと、前記イジェクト用パッドに載せられた前記接合丸リングの外周に嵌合し、前記接合丸リングを半径方向内方に圧縮するためのシュリンクダイと、前記接合丸リングを前記イジェクト用パッドと共に挟み、前記接合丸リングを前記シュリンクダイの傾斜面に沿って押し込むと共に前記接合丸リングと接する面の外周部に傾斜部が形成されたシュリンクパンチとを備えた傾斜シュリンク成形金型と、前記傾斜シュリンク成形金型で成形された傾斜シュリンク丸リングを載せるダイと、そのダイ上に設けられ、成形する扁平リングの一対の直線部の間隔に一致する幅に形成された中子と、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部を、前記ダイと共に抑えるリング押さえと、前記ダイと前記リング押さえ間の両側に配置されると共に、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部を前記中子に向けて押し付ける直線部成形用パンチと、前記境界小R部に位置したダイ又はリング押さえに形成され、成形時の前記境界小R部の内径側の板厚増加を許容する逃げ溝部とを備えた扁平リング成形金型とを備えたことを特徴とする扁平リングの成形装置である。
さらに、本発明は、上記の扁平リングの成形工法で成形された扁平リングを用い、扁平リングの平坦側の面を、扁平アクスルケースのディファレンシャルギアユニット挿入部分の開口部外周部に接触させると共に前記扁平リングの外周側を、前記開口部外周部に周溶接し、その後、前記扁平リングの表面を切削加工にて平面状に形成し、ボルト穴を穿設することを特徴とする扁平アクスルケースの製造方法である。
本発明は、扁平リングの歩留まりを向上できると共にその寸法精度を向上できるという優れた効果を発揮する。
本発明の扁平リングの成形工法において、傾斜シュリンク丸リングから扁平リングを成形する際の傾斜シュリンク丸リングと扁平リングの形状を示し、(a)は傾斜シュリンク丸リングの平面図、(b)は扁平リングの平面図、(c)は(b)のD部の拡大図である。 本発明の扁平リングの成形工法において、傾斜シュリンク丸リングを成形する傾斜シュリンク成形工程の一実施の形態を示し、(a)は丸リングを傾斜シュリンク成形する前の状態を示す図、(b)は丸リングを傾斜シュリンク成形した状態を示す図、(c)は(b)の拡大図、(d)はスプリングバック後の傾斜シュリンク丸リングを示す図である。 本発明の扁平リングの成形工法において、傾斜シュリンク丸リングから扁平リングを成形する扁平リング成形工程の一実施の形態を示し、(a)は扁平リングに成形する前の状態を示す平面図、(b)は(a)の正断面図、(c)は扁平リングに成形した状態を示す平面図、(d)は(c)の正断面図である。 本発明の扁平リングの成形工法において、扁平リングを成形する成形金型の詳細を示し、(a)は成形する扁平リングの平面図、(b)は(a)のB−B線における金型断面図、(c)は(a)のC−C線における金型断面図、(d)は、(c)に丸Dで示した部分の拡大図、(e)は(d)の変形例を示す図である。 本発明の扁平リングの成形工法で成形された扁平リングの定盤面からの高さ分布を示し、(a)は高さ分布を測定したときの扁平リングの測定箇所を示す図、(b)は扁平リングの切削前の各測定箇所における取付面からの高さ分布の結果を示したグラフ、(c)は扁平リングの境界小R部の内径側板厚増加部を切削した後の各測定箇所における取付面からの高さ分布の結果を示したグラフである。 接合丸リング(図9参照)の外径側の引張応力を緩和するためのシュリンク成形を説明する図で、(a)は、シュリンク成形前の状態を示す図、(b)はシュリンク成形している状態を示す図、(c)はシュリンク成形後の状態を示す図、(d)は、シュリンク成成形の丸リングの断面形状を示す図である。 本発明の扁平リングを適用する扁平アクスルケースの正面図である。 従来のファインブランキング工法で扁平リングを製作する説明図である。 線材から接合丸リングを成形する成形工程を説明する図である。 図9で成形した接合丸リングを用いて、扁平リングをプレス等で成形したときの説明図で、(a)は成形前の接合丸リングの平面図、(b)は成形後の扁平リングの平面図、(c)は、(b)の境界R部の拡大した図である。 図9で接合丸リングを成形したときの接合丸リングにかかる内径側と外径側に係る応力状態と線材の断面形状を示す図である。 図10(b)に示した扁平リングを成形したときの扁平リングにかかる内径側と外径側に係る応力状態と線材の断面形状を示す図である。 図10(b)に示した扁平リングを成形したときの扁平リングの各部位の板厚変化と、定盤面からの高さ変化を説明する図である。 従来の扁平リングの成形工法で成形された扁平リングの定盤面からの高さ分布を示し、(a)は高さ分布を測定したときの扁平リングの測定箇所を示す図、(b)は扁平リングの各測定箇所における取付面からの高さ分布の結果を示したグラフ、(c)は扁平リングの各測定箇所における板厚分布の結果を示したグラフである。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
本発明は、先ず図1(a)に示すように、接合丸リング(図9参照)のねじれと真円度を改善すべく傾斜シュリンク成形にて外周を半径方向内方に圧縮しつつ接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状にした傾斜シュリンク丸リング10を成形し、その傾斜シュリンク丸リング10から図1(b)に示した扁平リング12を成形するものである。
この扁平リング12の形状は、同心円周上で180度対向した一対の円弧部12aを、一対の直線部12sで連結したレーストラック形にされ、円弧部12aと直線部12s間には、図1(c)に示すように境界小R部12rが形成される。
傾斜シュリンク丸リング10から扁平リング12を成形する際には、円弧部12aに対応する傾斜シュリンク丸リング10の円弧部10aの線材11aは、ほぼそのままの形状で、直線部12sに対応する成形側円弧部10bの線材11bが直線状に成形される。この円弧部10aの中心角θと、直線部12sに対応する成形側円弧部10bの中心角αは、θ>αで、プレス時の成形側円弧部10bの据え込み量から中心角θは、100°以上であれば、扁平リング12の寸法精度を保って成形できる。
この扁平リング12の要求仕様は、下記のとおりである。
最終製品形状の要件で、境界小R部12rの小R形状は、
境界小R部12rの外径側の半径Rの寸法<リングの線材幅w×2〜2.5
となるように成形する。
扁平リング12の片側の面は部品取付面であり、平面度0.5(mm)以下であることが望ましい。
扁平リング12の部品取付面の反対側の面は、リング取り付け後に加工するため、平面度は要求されない。
そこで先ず本発明は、図9に示した接合丸リング66を傾斜シュリンク成形にて一方の面の平面度が0.5(mm)以下の傾斜シュリンク丸リング10を成形する。
しかし、図9に示した接合丸リング66を、特許文献3で提案されたようにシュリンク成形しても、一方の面の平面度を0.5以下にすることはできない。
この理由を、図6(a)〜図6(d)により説明する。
シュリンク成形金型30は、接合丸リング66を載せるイジェクト用パッド31と、接合丸リング66を半径方向内方に圧縮するための円錐形のシュリンクダイ32と、接合丸リング66をシュリンクダイ32の傾斜面に沿って押し込むシュリンクパンチ33とで構成される。
図6(a)に示すように、接合丸リング66をイジェクト用パッド31上に載せ、その上部にシュリンクパンチ33を当て、図6(b)に示すようにシュリンクパンチ33を押し込む。これにより、接合丸リング66の外周がシュリンクパンチ33に嵌合し、押し込みに伴って、接合丸リング66が半径方向内方に圧縮されてシュリンク成形される。このシュリンク成形により、接合丸リング66は、その外径側の引張力による応力が緩和され、リングのねじれや真円度の改善ができる(特許文献3)。
シュリンク成形は、下方が上方と比較して小径となる傾斜を有する円錐形のシュリンクダイ32に、接合丸リング66をシュリンクパンチ33で押し込み成形するものである。シュリンク直後のシュリンクリング34は、シュリンクパンチ33側に馴染むため、図6(c)に示すようにシュリンクパンチ33に接したシュリンクリング34の面は、水平面となる。
しかし、シュリンク成形金型30からシュリンクリング34を取り出すと、スプリングバックによる形状変化により、図6(d)に示すように内径側と外径側との高さに差δが発生し、上下両面とも平面度が悪くなる。
このシュリンクリング34を用いて扁平リングを成形した場合、内径側と外径側とに高さに差δがあるため、扁平リングの平面度が悪いままであり、図7に示した扁平アクスルケースに溶接する際には外径側とケースの面に隙が生じて溶接しても取付精度が悪くなる。
そこで本発明は、接合丸リング66をシュリンク成形して、ねじれや真円度を改善する際に、そのシュリンクリングの平面度も改善した傾斜シュリンク丸リング10を成形する。
図2は、傾斜シュリンク丸リング工程を示したものである。
傾斜シュリンク成形金型15は、接合丸リング66を載せるイジェクト用パッド16とイジェクト用パッド16に載せられた接合丸リング66の外周を嵌合し、接合丸リング66を半径方向内方に圧縮するためのシュリンクダイ17と、接合丸リング66をイジェクト用パッド16と共に挟み、接合丸リング66をシュリンクダイ17の傾斜面に沿って押し込むと共に接合丸リング66と接する面の外周部に傾斜部18sが形成されたシュリンクパンチ18とを備えて構成される。
傾斜シュリンク丸リング10の成形は、図2(a)に示すように、接合丸リング66をイジェクト用パッド31上に載せ、その上部にシュリンクパンチ33を当て、図2(b)に示すようにシュリンクパンチ18を押し込む。これにより、図2(c)に示すように、接合丸リング66の外周がシュリンクダイ17の傾斜部17sに嵌合し、押し込みに伴って、接合丸リング66が半径方向内方に圧縮されてシュリンク成形される。
この際、シュリンクパンチ18の下面外周部には、傾斜部18sが形成され、その中央平坦部18cが、接合丸リング66内に嵌り、傾斜部18sにより接合丸リング66の上面が傾斜し、接合丸リング66が皿状にされつつ縮径されて傾斜シュリンク丸リング10が成形される。
この傾斜シュリンク丸リング10の成形後に、傾斜シュリンク丸リング10を傾斜シュリンク成形金型15から取り出した際に、傾斜シュリンク丸リング10がスプリングバックするが、スプリングバック量を見込んで傾斜部18sの傾斜角度を設定しておくことで、傾斜シュリンク丸リング10の一方の面10pは、平面度を0.5(mm)以下の高低差δとすることができる。
次に傾斜シュリンク丸リング10から扁平リング12を成形する扁平リング成形工程を図3、図4により説明する。
扁平リング成形金型20は、傾斜シュリンク成形金型15で成形された傾斜シュリンク丸リング10を載せるダイ21と、そのダイ21上に設けられ、成形する扁平リング12の一対の直線部12sの間隔に一致する幅に形成された中子22と、傾斜シュリンク丸リング10の円弧部10aの線材11aを、ダイ21と共に抑えるリング押さえ23と、ダイ21とリング押さえ23間の両側に配置されると共に、直線部12sに対応する成形側円弧部10bの線材11bを中子22に向けて押し付ける直線部成形用パンチ24と、境界小R部12rに位置したダイ21又はリング押さえ23に形成され、成形時の境界小R部12rの内径側の板厚増加を許容する逃げ溝部25とを備えて構成される。
扁平リング成形金型20を用いた扁平リング成形工程を説明する。
図3(a)、図3(b)に示すように、ダイ21上に傾斜シュリンク丸リング10を載せると共に、中子22を傾斜シュリンク丸リング10の内周に配置する。この後、傾斜シュリンク丸リング10の円弧部10aの線材11aの上下を、ダイ21とリング押さえ23で挟んで拘束する。その状態で、図3(c)、図3(d)に示すように、ダイ21とリング押さえ23間の両側から直線部成形用パンチ24を、中子22側に押し付けて、直線部成形用パンチ24と中子22間の成形側円弧部10bの線材11bを直線状に押しつぶして直線部12sを成形する。
この直線部成形工程で、傾斜シュリンク丸リング10の直線状に成形する線材11bが圧縮されて成形側円弧部10bが直線状に成形される際には、境界小R部12rも同時に成形される。成形側円弧部10bは、扁平リング12の直線部12sの長さより長く、また円弧部12aは、図3(d)に示すように、上下をダイ21とリング押さえ23で拘束されているため、成形時に成形側円弧部10bの線材11bが直線状にされる際には、円弧と直線の長さの差分が伸び力となるため、円弧部12aと直線部12s間の境界小R部12rが圧縮されて成形される。これにより長さの差分が、成形時の境界小R部12rの曲率変化や板幅変化や板厚変化で吸収して成形されるため、外径側半径Rの寸法がリングの線材wの2倍程度になった境界小R部12rが形成されると共に、境界小R部12rの内径側の板厚も増加する。
そこで、図4(c)、図4(d)に示すように、境界小R部12rに位置したリング押さえ23に、板厚増加を許容する逃げ溝部25を形成しておくことで、線材11bの伸びを厚さ方向に逃がしつつ境界小R部12rを成形する。
この逃げ溝部25は、リング押さえ23に形成してもダイ21に形成しても、或いは、図4(e)に示すように、リング押さえ23とダイ21の両方に形成しても良い。
このように境界小R部12rを成形することで、逃げ溝部25に板厚増加分の余剰肉11sが形成されるが、後加工で余剰肉11sを除去することで、扁平リング12の片面の凹凸を減らすことができる。
この境界小R部12rを成形するための逃げ溝部25は、ダイ21又はリング押さえ23のいずれか一方又は両方に形成しておくことで、直線部12sが成型される際に、境界小R部12rに位置した逃げ溝部25で変形が集中するため、境界小R部12rの板厚変化を後加工で一定の板厚にすることができる。 特に、傾斜シュリンク丸リング10の一方の面10p側に逃げ溝部25を形成することで、他方の面の変形を抑制することができる。すなわち、どちらの面の板厚増加が大きいか制御することが可能となるため、後工程において安定した条件で板厚増加部の余剰肉11sを除去することが可能となる。
ここで、扁平リング12の内径側の板厚増加部を、除去せずに圧縮成形により平坦とする工法も考えられるが、圧縮応力が均等に付与されないことに起因するねじれ発生が懸念されるほか、均等に圧縮荷重を付与しようとすると金型の拘束部が増加し、加工荷重の増大が懸念される。
一方で、本発明のように、切削(研削)加工による板厚増加部の除去は、前述した問題が発生せず、また、対策金型により安定した条件で板厚増加部を除去、凹凸差原因の外径側の隙を小さくできる。
上記の成形工法で成形した扁平リング12の余剰肉11sを除去前と、切削除去後の定盤面からの高さ変化を測定した結果を図5に示す。
図5において、扁平リング12を取付面である定盤面においたときの扁平リング12の境界小R部の切削前と切削後での、周方向の内外径の高さ分布を測定した結果を示したものである。
測定点は、図5(a)に示すように、扁平リング12の直線部12sの中央部から時計回りに間隔をおいて12箇所の内外径とした。
図5(b)は、成形直後の扁平リングの平坦面側を取付面に接触させたときの取付面からの高さ分布を示したものであり、扁平リング12の境界小R部内径側の板厚増加はシュリンクで成形した面側に大きく、境界小R部の外径側の板厚減少による面高さの低下が発生しない。すなわち、内径側の板厚増加部分を切削加工で除去することで、外径側の隙を小さくすることができる。
図5(c)は、切削加工後の取付面からの高さ分布を示したものであり、境界小R部を切削することで、外径側の隙は最大で0.5mm以下とすることができ、平面度が向上し、寸法精度を確保できる工法であることを確認した。
ここで、図7で説明した扁平アクスルケースの平坦面を、ディファレンシャルギアユニット挿入部分の開口部外周部に接触させた状態で、扁平リング12の外周側を周溶接し、さらに、扁平リング12のデフキャリアとの接合面および接合面のボルト穴を機械加工して、扁平アクスルケースを製造する。
このように、本発明は、境界小R部を有する扁平形状リングの成形品の寸法精度確保が容易になると共に、従来工法と比較して製品の歩留まりを改善することができる。
10 傾斜シュリンク丸リング
10b 成形側円弧部
12 扁平リング
12a 円弧部
12s 直線部
12r 境界小R部

Claims (6)

  1. 接合丸リングから一対の円弧部と一対の直線部とを境界小R部で連結したレーストラック状の扁平リングを成形するに際し、
    前記接合丸リングの外周を半径方向内方に圧縮しつつ前記接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状にした傾斜シュリンク丸リングを成形する傾斜シュリンク成形工程と、
    前記傾斜シュリンク丸リングに前記一対の直線部を形成すべく、前記直線部に対応した成形側円弧部を直線状に成形すると共にその直線部と前記円弧部間の前記境界小R部の板厚変化を許容しながら扁平リングを成形する扁平リング成形工程と、
    前記成形された扁平リングの境界小R部を切削して境界小R部の板厚を調整する切削工程とを
    備えたことを特徴とする扁平リングの成形工法。
  2. 前記接合丸リングは、断面矩形の線材を円形に巻かれたコイルを1リング分カットした後、そのカット部を接合して形成され、その接合丸リングの線材の断面形状は、内周側の板厚が外周側の板厚より厚く形成された台形状である請求項1記載の扁平リングの成形工法。
  3. 前記傾斜シュリンク成形工程で、皿状に傾斜シュリンク成形した後、成形した後の傾斜シュリンク丸リングのスプリングバックで、傾斜シュリンク丸リングの一面が平面となるように、前記接合丸リングの内周側を外周側に対して傾斜させて皿状に成形する請求項2記載の扁平リングの成形工法。
  4. 前記扁平リング成形工程は、
    前記一対の直線部の間隔に一致した中子を前記傾斜シュリンク丸リング内周に配置すると共に前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部の上下を、ダイとリング押さえで拘束し、そのダイとリング押さえ間の両側から直線部成形用パンチを、前記中子側に押し付けて、直線部成形用パンチと前記中子間の円弧部を直線状に成形する直線部成形工程と、
    前記直線部成形工程で、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部が直線状に圧縮されて成形される際に、前記境界小R部の内径側の板厚増加を許容するようにリングの材料を厚さ方向に逃がしつつ境界小R部を成形する小R成形工程と
    を含む請求項3記載の扁平リングの成形工法。
  5. 接合丸リングから一対の円弧部と一対の直線部とを境界小R部で連結したレーストラック状の扁平リングを成形する成形装置において、
    前記接合丸リングを載せるイジェクト用パッドと、前記イジェクト用パッドに載せられた前記接合丸リングの外周に嵌合し、前記接合丸リングを半径方向内方に圧縮するためのシュリンクダイと、前記接合丸リングを前記イジェクト用パッドと共に挟み、前記接合丸リングを前記シュリンクダイの傾斜面に沿って押し込むと共に前記接合丸リングと接する面の外周部に傾斜部が形成されたシュリンクパンチとを備えた傾斜シュリンク成形金型と、
    前記傾斜シュリンク成形金型で成形された傾斜シュリンク丸リングを載せるダイと、そのダイ上に設けられ、成形する扁平リングの一対の直線部の間隔に一致する幅に形成された中子と、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部を、前記ダイと共に抑えるリング押さえと、前記ダイと前記リング押さえ間の両側に配置されると共に、前記傾斜シュリンク丸リングの円弧部を前記中子に向けて押し付ける直線部成形用パンチと、前記境界小R部に位置したダイ又はリング押さえに形成され、成形時の前記境界小R部の内径側の板厚増加を許容する逃げ溝部とを備えた扁平リング成形金型とを
    備えたことを特徴とする扁平リングの成形装置。
  6. 請求項1〜4いずれかに記載の扁平リングの成形工法で成形された扁平リングを用い、扁平リングの平坦側の面を、扁平アクスルケースのディファレンシャルギアユニット挿入部分の開口部外周部に接触させると共に前記扁平リングの外周側を、前記開口部外周部に周溶接し、その後、前記扁平リングの表面を切削加工にて平面状に形成し、ボルト穴を穿設することを特徴とする扁平アクスルケースの製造方法。
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