JP2000317565A - プレス成形品の据え込みプレス増肉方法 - Google Patents

プレス成形品の据え込みプレス増肉方法

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JP2000317565A
JP2000317565A JP11130321A JP13032199A JP2000317565A JP 2000317565 A JP2000317565 A JP 2000317565A JP 11130321 A JP11130321 A JP 11130321A JP 13032199 A JP13032199 A JP 13032199A JP 2000317565 A JP2000317565 A JP 2000317565A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】欠陥の低減に有利なプレス成形品の据え込みプ
レス増肉方法を提供すること。 【解決手段】筒状ボス部13aとフランジ部13dとを
もつプレス成形品13を用いる。上パンチ6の先端加圧
面65の外縁部には、プレス成形品13に向けて下方に
膨出すると共に筒状ボス部13aの周壁13fの投影軸
端面13xに対面可能な第1リング状膨出部66が形成
されている。増肉操作の際に、上パンチ6の先端加圧面
65の第1リング状膨出部66をプレス成形品13の筒
状ボス部13aに加圧して筒状ボス部13aの周壁13
fの増肉を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス成形品の据え
込みプレス増肉方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7(A)に示すように筒状
ボス部130aと筒状ボス部130aから径外方向に延
設されたフランジ部130cとをもつ金属製の成形品1
30が提供されている。この成形品130は、製造工程
の関係で筒状ボス部130aの周壁の厚みが薄くなるこ
とがある。そこで従来より、プレス成形品130の筒状
ボス部130aの厚みを増肉するプレス増肉方法が開発
されている。
【0003】この方法においては図7(A)に示すよう
に、互いに対面して配置され成形品130のフランジ部
130cを挟持する下ダイ300および上ダイ400
と、下ダイ300の下パンチ挿入孔320に相対的に昇
降可能に挿入され成形品130の筒状ボス部130a内
に進入可能な下パンチ500と、上ダイ400の上パン
チ挿入孔420に相対的に昇降可能に挿入される先端加
圧面650をもつ据え込み用の上パンチ600とを用い
る。
【0004】図7(A)は据え込み増肉前の状態を示
し、図7(B)は増肉操作する直前の状態を示し、図7
(C)は増肉操作した後の状態を示す。そして図7
(A)に示すように、上ダイ400と下ダイ300とで
成形品130のフランジ部130cを挟むと共に、上ダ
イ400および下ダイ300を下パンチ500に対して
相対的に矢印Y1方向に下降させることにより、図7
(B)に示すように成形品130の筒状ボス部130a
内に下パンチ500を進入させる進入操作を行う。
【0005】進入操作後に、図7(C)に示すように、
上パンチ600を下降させて成形品130の筒状ボス部
130aを据え込んで筒状ボス部130aの周壁の軸長
寸法を短縮すると共に、成形品130の筒状ボス部13
0aの周壁をこれの厚み方向に増肉する増肉操作を実施
する。図8(A)〜(C)に示す形態は、基本的には、
図7(A)〜(C)に示す形態と同様である。図8
(A)は据え込み増肉前の状態を示し、図8(B)は据
え込み増肉操作する直前の状態を示し、図8(C)は増
肉増肉操作した後の状態を示す。
【0006】この方法によれば、成形品130の筒状ボ
ス部130aをこれの厚み方向に増肉することが可能と
なる。しかしながら図7(C)に示すように、成形品1
30の筒状ボス部130aに肉引け状の欠陥が発生し易
い。また図8(C)に示すように、成形品130の筒状
ボス部130aとフランジ部130cとの境界領域に折
れ込み状の欠陥が発生し易い。
【0007】上記したように肉引けや折れ込み等の欠陥
のため、成形品130の品質は必ずしも十分ではない。
そこで従来においては上記した製品は、薄い板体を曲成
するプレス成形を採用することなく、塑性変形能が高い
熱間鍛造を厚肉素材に対して行ない、冷却後に、その鍛
造品に対して切削加工を施すことにより形成されていた
のが実情であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みなされたものであり、欠陥の低減に有利なプレス
成形品の据え込みプレス増肉方法を提供することを課題
とするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るプレス
成形品の据え込みプレス増肉方法は、筒状ボス部と前記
筒状ボス部から径外方向に延設されたフランジ部とをも
つ金属製のプレス成形品と、互いに対面して配置されプ
レス成形品の前記フランジ部を挟持する下ダイおよび上
ダイと、下ダイの下パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に
挿入されプレス成形品の筒状ボス部内に進入可能な下パ
ンチと、上ダイの上パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に
挿入されプレス成形品の筒状ボス部に対面可能な先端加
圧面をもつ据え込み用の上パンチと、上ダイと下ダイと
でプレス成形品のフランジ部を挟むと共に、上ダイおよ
び下ダイを下パンチに対して相対的に下降させることに
より、プレス成形品の筒状ボス部内に下パンチを進入さ
せる進入操作と、進入操作後に、プレス成形品の筒状ボ
ス部の周壁を据え込んで筒状ボス部の周壁の軸長寸法を
短縮すると共に、筒状ボス部の周壁をこれの厚み方向に
増肉する増肉操作とを順に実施するプレス成形品の据え
込みプレス増肉方法であり、上パンチの先端加圧面の外
縁部には、プレス成形品に向けて下方に膨出すると共に
筒状ボス部の周壁の投影軸端面に対面可能な第1リング
状膨出部が形成されており、増肉操作の際に、上パンチ
の先端加圧面の第1リング状膨出部を、プレス成形品の
筒状ボス部の周壁に加圧して筒状ボス部の周壁の増肉を
行うことを特徴とするものである。
【0010】第2発明に係るプレス成形品の据え込み
プレス増肉方法は、筒状ボス部と筒状ボス部から径外方
向に延設されたフランジ部とをもつ金属製のプレス成形
品と、互いに対面して配置されプレス成形品のフランジ
部を挟持する下ダイおよび上ダイと、下ダイの下パンチ
挿入孔に相対的に昇降可能に挿入されプレス成形品の筒
状ボス部内に進入可能な下パンチと、上ダイの上パンチ
挿入孔に相対的に昇降可能に挿入されプレス成形品の筒
状ボス部に対面可能な先端加圧面をもつ据え込み用の上
パンチと、上ダイと下ダイとでプレス成形品のフランジ
部を挟むと共に、上ダイおよび下ダイを下パンチに対し
て相対的に下降させることにより、プレス成形品の筒状
ボス部内に下パンチを進入させる進入操作と、進入操作
後に、プレス成形品の筒状ボス部の周壁を据え込んで筒
状ボス部の周壁の軸長寸法を短縮すると共に筒状ボス部
の周壁をこれの厚み方向に増肉する増肉操作とを順に実
施するプレス成形品の据え込みプレス増肉方法であり、
下ダイの下パンチ挿入孔の上面開口の内縁部には、プレ
ス成形品の筒状ボス部に向けて上向きに膨出する第2リ
ング状膨出部が形成されており、増肉操作の際に、下ダ
イの第2リング状膨出部がプレス成形品の筒状ボス部の
周壁とフランジ部との境界領域に位置した状態で、プレ
ス成形品の筒状ボス部の周壁の増肉を行うことを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】プレス成形品は金属製であり、筒
状ボス部と、筒状ボス部から径外方向に延設されたフラ
ンジ部とをもつものである。第1発明に係る据え込みプ
レス増肉方法においては、増肉操作の際に、上パンチの
先端加圧面の第1リング状膨出部をプレス成形品の筒状
ボス部の周壁に加圧して筒状ボス部の増肉を行う。
【0012】第2発明に係る据え込みプレス増肉方法に
おいては、増肉操作の際に、下ダイの第2リング状膨出
部がプレス成形品の筒状ボス部の周壁とフランジ部との
境界領域に位置した状態で、プレス成形品の筒状ボス部
の周壁の増肉を行う。
【0013】
【実施例】(第1実施例)以下、第1実施例を図1〜図
5を参照して説明する。本実施例においては、図1
(A)に示す一枚の薄い金属製の板体10(炭素鋼系)
を用い、この板体10を適宜絞り成形することにより、
図1(B)に示すように中央領域に膨出部12aを備え
た予備プレス成形品12を成形する。さらに、予備プレ
ス成形品12に対してプレス加工により絞り成形するこ
とにより、図1(C)に示す金属製のカップ状をなすプ
レス成形品13を成形する。従ってプレス成形品13
は、本実施例に係るプレス増肉操作の前後に関わらず、
コスト高を誘発する鍛造工程は経ていない。
【0014】図1(C)に示すようにプレス成形品13
は、孔10pをもつほぼ直円筒形状をなす筒状ボス部1
3aと、筒状ボス部13aの周壁13fの端から径外方
向に延設された幅広なフランジ部13dとをもつ。プレ
ス成形品13においては絞り成形の関係上、筒状ボス部
13aの肉厚はフランジ部13dに比較して薄くなる。
場合によっては、板体10の肉厚がT1であるとき、プ
レス成形品13の筒状ボス部13aの周壁13fの肉厚
T2がT1の50%以下となることもある。本実施例
は、薄くなった筒状ボス部13aの周壁13fを増肉し
てこれの厚みを厚くすることを主目的とする。
【0015】図2は、実施する操作と共に使用するプレ
ス増肉装置2を示す。このプレス増肉装置2は、互いに
対面して配置された金属製の下ダイ3および金属製の上
ダイ4と、金属製の下パンチ5と、据え込み用の金属製
の上パンチ6とを備えている。上ダイ4は、プレス成形
装置に昇降可能に設けられた図略の昇降体に上パンチ6
と共に保持されており、昇降可能とされている。
【0016】上ダイ4は下方に対面する水平平坦状をな
す加圧面40をもつ。下ダイ3は上ダイ4の加圧面40
に対面する水平平坦面状をなす被加圧面30をもつ。下
ダイ3は下パンチ5と共に図略の基台に搭載されてい
る。下ダイ3はアウターダイとして機能できる。下ダイ
3には、縦向きの断面円形状をなす下パンチ挿入孔32
が形成されている。下ダイ3の下パンチ挿入孔32に
は、インナーパンチとして機能できる下パンチ5が相対
的に昇降可能に挿入されている。下パンチ5の先端部5
aの外径はプレス成形品13の筒状ボス部13aの内径
に対応している。
【0017】従ってプレス成形品13の筒状ボス部13
a内に下パンチ5の先端部5aが進入できるようにされ
ている。Pmは下ダイ3の下パンチ挿入孔32の中心軸
線を示す。Pmは下パンチ5、上パンチ6の中心軸線で
もある。上ダイ4には縦向きの断面円形状をなす上パン
チ挿入孔42が形成されている。上パンチ挿入孔42の
孔径はプレス成形品13の筒状ボス部13aの外径に対
応している。従って、上パンチ挿入孔42はプレス成形
品13の筒状ボス部13aを嵌め得るようにされてい
る。なお上パンチ挿入孔42の孔径D1は下パンチ挿入
孔32の孔径D2よりも大きい。
【0018】上ダイ4の上パンチ挿入孔42には、イン
ナーパンチとして機能できる横断面円形状の上パンチ6
が相対的に昇降可能に挿入されている。上パンチ6の下
端面には、プレス成形品13の筒状ボス部13aの蓋部
13cに対面可能な先端加圧面65が形成されている。
上パンチ6の先端加圧面65の外縁部には、第1リング
状膨出部66が上パンチ6を1周するように形成されて
いる。第1リング状膨出部66は、プレス成形品13に
向けて下方に膨出していると共に、図2(A)から理解
できるように筒状ボス部13aの周壁13fのリング状
の投影軸端面13xに対面可能とされている。
【0019】図3は上パンチ6の断面を示す。図3に示
すように第1リング状膨出部66は、水平に指向してい
るリング状をなす第1リング面66sと、第1リング面
66sで包囲されたリング状をなす第1傾斜面66tと
をもつ。第1傾斜面66tは第1リング面66sから径
内方向(矢印M1方向)に向かうにつれて上昇傾斜して
いる。
【0020】図5は下ダイ3の要部付近を示す。図5に
示すように本実施例においては、下ダイ3の下パンチ挿
入孔32の上面開口32kの内縁部には、上向きに膨出
する第2リング状膨出部36が形成されている。第2リ
ング状膨出部36は下パンチ挿入孔32を1周してい
る。第2リング状膨出部36は、第2リング面36s
と、第2リング面36sから径外方向に延設された第2
傾斜面36tとをもつ。第2傾斜面36tは第2リング
面36sから径外方向(矢印M2方向)に向かうにつれ
て下降傾斜している。
【0021】図2(A)〜(C)に示すように、第1リ
ング状膨出部66および第2リング状膨出部36は、プ
レス成形品13を介して、互いに実質的に対面する位置
関係で設けられている。ここで第1リング状膨出部66
は第2リング状膨出部36の上方に位置している。さて
本実施例においては増肉操作の際には、図2(A)から
理解できるように、下ダイ3の被加圧面30にプレス成
形品13のフランジ部13dを載せてセットする。この
とき下ダイ3の第2リング状膨出部36がプレス成形品
13の筒状ボス部13aとフランジ部13dとの境界領
域に位置している。
【0022】そして図2(A)に示すように、上ダイ4
を矢印Y1方向に下降させて上ダイ4の加圧面40と下
ダイ3の被加圧面30とでプレス成形品13のフランジ
部13dを挟んでフランジ部13dを拘束した状態で、
上ダイ4および下ダイ3を下パンチ5に対して矢印Y1
方向に相対的にさらに下降させる。なお図2(A)に示
す状態から、上ダイ4の下降量と下ダイ3の下降量とは
実質的に同一である。
【0023】上ダイ4および下ダイ3が共に下降した状
態は、図2(B)に示されている。図2(B)に示よう
に、プレス成形品13の筒状ボス部13aの孔13p内
に下パンチ5の先端部5aが進入している。このように
下パンチ5の先端部5aが進入した状態においては、図
2(B)に示ように、下パンチ5の先端面51はプレス
成形品13の筒状ボス部13aの蓋部13cに接近して
対面していると共に、下パンチ5の外壁面50はプレス
成形品13の筒状ボス部13aの内壁面13kに対面し
ている。またプレス成形品13の筒状ボス部13aの外
壁面13hは上ダイ4の上パンチ挿入孔42の内壁面4
2mにより対面している。
【0024】上記したように進入操作を実行した後に、
図略の昇降体の下降により、図2(C)に示すように、
上パンチ6が矢印Y1方向に下降する。このとき下降し
た上パンチ6に下パンチ5は加圧され、下パンチ5も矢
印Y1方向に連動して下降する。筒状ボス部13aの軸
長方向における据え込み量を確保するため、上パンチ6
の下降量よりも下パンチ5の下降量は小さく設定されて
いる。
【0025】従って図2(C)に示ように、プレス成形
品13の筒状ボス部13aの周壁13fは据え込まれ
る。従って、プレス成形品13の筒状ボス部13aの周
壁13fは軸長寸法が短縮すると共に、短縮に伴い筒状
ボス部13aの周壁13fの材料肉が半径方向に膨出す
る。これによりプレス成形品13の筒状ボス部13aの
周壁13fがこれの厚み方向に増肉される。即ち増肉操
作が実行される。
【0026】本実施例においては図2(C)に示すよう
に、上パンチ6の第1リング状膨出部66の第1傾斜面
66tは、プレス成形品13を介して下パンチ5の先端
部5aの外縁部付近に対面している。増肉操作の場合に
は、図2(A)〜(C)から理解できるように、上パン
チ6の先端加圧面65のうち、最初に、第1リング状膨
出部66がプレス成形品13を加圧する。従って筒状ボ
ス部13aの周壁13fの上端部の材料肉には、径内方
向の下方向に向く力FAが作用する。これによりにプレ
ス成形品13の材料肉が径内方向の下方向に張り出し易
くなる。
【0027】この結果、図7(A)〜(C)に示す従来
技術において成形品130の筒状ボス部130aの内壁
面側に生じていた肉引けが低減される。本実施例におい
ては、第1リング状膨出部66は、プレス成形品13に
向けて下方に膨出していると共に、図3から理解できる
ように第1リング状膨出部66は、第1リング面66s
から径内方向に向かうにつれて上昇傾斜している第1傾
斜面66tをもつ。故に、筒状ボス部13aの周壁13
fの上端部の材料肉に、径内方向の下方向に向く力FA
が作用し易くなり、これによりプレス成形品13の材料
肉が径内方向の下方向に張り出し易くなる利点が得られ
る。
【0028】ところで、上パンチ6の増肉操作を実行し
た状態においては、図2(D)に示ようにプレス成形品
13の筒状ボス部13aの周壁13fの組織フローは、
筒状ボス部13aの軸長方向に沿っているものの波形を
呈している。据え込まれたからである。このように波形
を呈すれば、組織フローが非波形で筒状ボス部13aの
軸長方向に沿っている場合に比較して、筒状ボス部13
aの周壁13fの異方性が低減され、周壁13fの強度
確保に貢献できる。
【0029】さらに本実施例においては、増肉操作の際
には、下ダイ3の第2リング状膨出部36がプレス成形
品13の筒状ボス部13aの周壁13fとフランジ部1
3dとの境界領域に位置しているため、プレス成形品1
3の筒状ボス部13aの周壁13fの下端部の材料肉が
下方向に過剰に流動することが抑制される。この結果、
図8(A)〜(C)に示す従来技術においてプレス成形
品13の筒状ボス部13aとフランジ部13dとの境界
領域に生じていた折れ込みが低減される。
【0030】従って本実施例においては、プレス成形品
13の据え込み増肉の際に欠陥の発生を抑制することが
できる。故にプレス成形品13の価格を低廉化しつつ、
プレス成形品13の品質を確保するのに有利となる。本
実施例においては、コスト高を誘発する鍛造工程を経な
いため、価格の低廉化に有利となる。さらに本実施例に
おいては、図3に示すように第1リング状膨出部66
は、水平に指向しているリング状をなす第1リング面6
6sと、第1リング面66sで包囲された第1傾斜面6
6tとをもつ。従って第1リング状膨出部66は鋭利な
形状ではないため、鋭利な場合に比較して、上パンチ6
の先端部分の耐久性、長寿命化を確保することができ
る。
【0031】加えて本実施例においては、下パンチ5に
形成されている第2リング状膨出部36は、第2リング
面36sと、第2リング面36sから径外方向に延設さ
れた第2傾斜面36tとをもつ。従って第1リング状膨
出部66は鋭利な形状ではないため、鋭利な場合に比較
して、下パンチ5の耐久性、長寿命化を確保することが
できる。
【0032】本実施例においては前述したように、第1
リング状膨出部66および第2リング状膨出部36は互
いに対面するような位置関係に設けられているため、プ
レス成形品13の筒状ボス部13aの周壁13fの据え
込み増肉を効果的になし得る。本実施例においては図3
に付記したように、上パンチ6の第1リング状膨出部6
6において、第1リング面66sと第1傾斜面66tと
の交点をWcとし、第1傾斜面66tと先端加圧面65
との交点をWaとしたとき、交点Wcは径方向において
下パンチ5の先端部5aの外壁面50よりも外周側に位
置している。交点Waは径方向において下パンチ5の先
端部5aの外壁面50近傍に位置している。故に第1傾
斜面66tは下パンチ5の先端部5aの外縁5sに対面
している。
【0033】このような本実施例においては上記した交
点Wcの外径D6は、下パンチ5の先端部5aの外壁面
50の外径D8よりも大きく設定されている。交点Wa
の外径D7は、下パンチ5の先端部5aの外壁面50の
外径D8に対してプラスマイナス20%程度に設定され
ている。このように寸法関係が設定されているため、プ
レス成形品13の筒状ボス部13aの周壁13fの据え
込み増肉を効果的に行い得る。
【0034】なお本実施例においては図2(C)(D)
から理解できるように、第1リング状膨出部66により
プレス成形品13は強圧されるため、プレス成形品13
の蓋部13cにリング状凹み部13rが形成される。し
かし図4に示すようにプレス成形品13の最終使用段階
においては、リング状凹み部13rを備えた蓋部13c
は、打ち抜きプレス処理および切削処理の少なくとも一
方により除去されるため、据え込み増肉の際にリング状
凹み部13rが形成されても実用上支障がない。
【0035】(第2実施例)第2実施例を図6(A)〜
(C)に示す。第2実施例は第1実施例と基本的には同
様の構成であり、従って同一機能を果たす部位には同一
の符号が付される。第2実施例は第1実施例と基本的に
は同様の作用効果を奏する。以下第1実施例と相違する
部分を中心として、第2実施例について説明を加える。
【0036】前記した第1実施例においては下ダイ3の
下パンチ挿入孔32の上面開口32kの内縁部に上向き
に膨出する第2リング状膨出部36が形成されていた
が、第2実施例では第2リング状膨出部36が形成され
ていない。この点が第1実施例と異なる部位である。さ
て本実施例においては増肉操作の際には、第1実施例と
同様に、図6(A)から理解できるように、下ダイ3の
被加圧面30にプレス成形品13のフランジ面を載せて
セットする。このとき下ダイ3の第2リング状膨出部3
6がプレス成形品13の筒状ボス部13aとフランジ部
13dとの境界領域に位置している。そして図6(A)
に示すように、上ダイ4を矢印Y1方向に下降させて上
ダイ4の加圧面40と下ダイ3の被加圧面30とでプレ
ス成形品13のフランジ部13dを挟んだ状態で、上ダ
イ4および下ダイ3を下パンチ5に対して矢印Y1方向
に相対的に共に下降させる。
【0037】上ダイ4および下ダイ3が共に下降した状
態は、図6(B)に示されている。図6(B)に示よう
に、プレス成形品13の筒状ボス部13aの孔13p内
に下パンチ5の先端部5aが進入している。このように
下パンチ5の先端部5aが進入した状態においては、下
パンチ5の先端面51はプレス成形品13の筒状ボス部
13aの蓋部13cに接近して対面していると共に、下
パンチ5の外壁面50はプレス成形品13の筒状ボス部
13aの内壁面13kに対面している。
【0038】このように進入操作を実行した後に、図6
(C)に示すように、上パンチ6が矢印Y1方向に下降
する。下降した上パンチ6に下パンチ5は加圧され、下
パンチ5も矢印Y1方向に下降する。このとき上パンチ
6の下降量よりも下パンチ5の下降量は小さい。従って
図6(C)に示ように、プレス成形品13の筒状ボス部
13aを構成する周壁13fは据え込まれる。従って、
プレス成形品13の筒状ボス部13aの周壁13fの軸
長寸法が短縮すると共に、プレス成形品13の筒状ボス
部13aの周壁13fがこれの厚み方向に増肉される。
即ち増肉操作が実行される。
【0039】この場合には、図6(A)〜(C)から理
解できるように、上パンチ6の先端加圧面65のうち、
最初に、第1リング状膨出部66がプレス成形品13を
加圧する。従って筒状ボス部13aの上端部の材料肉に
は、径内方向の下方向に向く力FAが作用する。これに
よりにプレス成形品13の周壁13fの材料肉が径内方
向の下方向に張り出し易くなる。この結果、図7(A)
〜(C)に示す従来技術において成形品130の筒状ボ
ス部130aの内壁面側に生じていた肉引けが低減また
は回避される。故にプレス成形品13の価格を低廉化し
つつ、プレス成形品13の品質を確保するのに有利とな
る。
【0040】上パンチ6の増肉操作を実行した状態にお
いては、図6(D)に示ようにプレス成形品13の筒状
ボス部13aを構成する周壁13fの組織フローは、筒
状ボス部13aの軸長方向に沿っているものの波形を呈
している。据え込まれたからである。このように波形を
呈すれば、組織フローが非波形で筒状ボス部13aの軸
長方向に沿っている場合に比較して、筒状ボス部13a
の異方性が低減される。
【0041】(比較例)図9は比較例1を示す。図9
(A)は据え込み増肉前の状態を示す。図9(B)は据
え込み増肉後の状態を示す。比較例1においては、互い
に別体をなす下ダイ3と下パンチ5とは設けられてい
る。しかし第1実施例および第2実施例とは異なり、上
ダイ4と上パンチ6とを一体化した上型装置4Hが採用
されている。比較例1においては一体化構造をもつ上型
装置4Hが採用されているため、据え込み後の状態で
は、図9(B)に示すように上型装置4Hの加圧面40
とプレス成形品13のフランジ部13dとの間には隙間
が形成されないものの、据え込み増肉前の状態では図9
(A)に示すように上型装置4Hの加圧面40とプレス
成形品13のフランジ面13cとの間には隙間S100
が形成される。このような比較例1においては、図9
(B)に示すように据え込み増肉後のプレス成形品13
には捲くれ込みが発生し易い。
【0042】図10は比較例2を示す。図10(A)は
据え込み増肉前の状態を示す。図10(B)は据え込み
増肉後の状態を示す。比較例2においては、互いに別体
をなす上ダイ4と上パンチ6とは設けられている。しか
し前記した第1実施例および第2実施例とは異なり、下
ダイ3と下パンチ5とを一体化した下型装置3Hが採用
されている。
【0043】比較例2においては一体化構造をもつ下型
装置3Hが採用されているため、据え込み後の状態で
は、図10(B)に示すように下型装置3Hの先端面5
Hとプレス成形品13の蓋部13cとの間には隙間が実
質的には形成されないものの、据え込み増肉前の状態で
は図10(A)に示すように下型装置3Hの先端面5H
とプレス成形品13の蓋部13Cとの間には隙間S20
0が形成される。このような比較例2においては、図1
0(B)に示すように据え込み後のプレス成形品13の
蓋部13cには捲くれ込みが発生し易い。
【0044】これに対して第1実施例および第2実施例
においては、上型装置は上ダイ4と上パンチ6とに分割
されていると共に、下型装置は下ダイ3と下パンチ5と
に分割されているため、上記した比較例1,比較例2で
発生していた捲くれ込みを抑制するのに有利となる。 (他の実施例)そのほか本発明は上記し且つ図面に示し
た実施例のみに限定されるものではなく、必要に応じて
適宜変更して実施できるものである。
【0045】(付記)上記した記載から次の技術的思想
も把握できる。 :請求項1または2において、増肉操作は、プレス成
形品の筒状ボス部の内壁面に下パンチの外壁面が対面す
ると共に、プレス成形品の筒状ボス部の外壁面に上パン
チの上パンチ挿入孔の内壁面が対面している状態で行わ
れることを特徴とするプレス成形品の据え込みプレス増
肉方法。 :第1請求項において、下ダイの下パンチ挿入孔の上
面開口の内縁部には、プレス成形品に向けて上向きに膨
出する第2リング状膨出部が形成されており、増肉操作
の際に、下ダイの第2リング状膨出部がプレス成形品の
筒状ボス部とフランジ部との境界領域に位置した状態
で、プレス成形品の筒状ボス部の増肉を行うことを特徴
とするプレス成形品の据え込みプレス増肉方法。 :において図2(A)〜(C)に示すように、第1
リング状膨出部および第2リング状膨出部は、プレス成
形品の筒状ボス部を介して、互いに対面する位置関係に
設けられていることを特徴とするプレス成形品の据え込
みプレス増肉方法。第1リング状膨出部および第2リン
グ状膨出部を利用して据え込み増肉を行ない得るため、
筒状ボス部の据え込み増肉を効果的になし得る。 各請求項において、据え込み増肉が終えた状態におい
ては、図2(C)に示すように、第1リング状膨出部6
6がプレス成形品の筒状ボス部の上端の外縁部を加圧し
ており、第2リング状膨出部36がプレス成形品の筒状
ボス部の周壁の下端の内縁部を加圧していることを特徴
とするプレス成形品の据え込みプレス増肉方法。プレス
成形品における欠陥抑制に一層有利となる。 板状をなす板体を絞り成形することによりカップ状の
プレス成形品13を成形する操作を行ない、その後に、
請求項1または請求項2に係る据え込みプレス増肉方法
を実施することを特徴とするプレス成形品の製造方法。
絞り成形で必然的に生じやすい筒状ボス部の周壁の薄肉
化を抑えるのに貢献できる。 プレス成形品の筒状ボス部は蓋部を備えており、請求
項1に係る据え込みプレス増肉方法を実施した後に、第
1リング状膨出部で刻印される凹み部13rをもつ蓋部
を除去することを特徴とするプレス成形品のプレス成形
品の製造方法。
【0046】凹み部13rが生成されても、プレス成形
品は実用上支障がない。 プレス成形品の筒状ボス部の周壁はこれの軸線方向に
沿った組織フローをもち、この組織フローは据え込みに
より波形状とされていることを特徴とするプレス成形
品。筒状ボス部の周壁の異方性の低減に貢献できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように第1発明の方法によ
れば、据え込み用の上パンチの先端加圧面の外縁部に
は、プレス成形品に向けて下方に膨出すると共に筒状ボ
ス部の投影軸端面に対面可能な第1リング状膨出部が形
成されている。そして増肉操作の際に、上パンチの先端
加圧面の第1リング状膨出部をプレス成形品の筒状ボス
部に加圧して筒状ボス部の増肉を行う。そのため筒状ボ
ス部の周壁の据え込みが効果的に行われ、筒状ボス部に
おける欠陥の低減に貢献できる。さらにコスト高を誘発
する鍛造工程を経ないため、価格の低廉化に有利とな
る。
【0048】第2発明の方法によれば、下ダイの下パン
チ挿入孔の内縁部には、プレス成形品に向けて上向きに
膨出する第2リング状膨出部が形成されている。そして
増肉操作の際に、下ダイの第2リング状膨出部がプレス
成形品の筒状ボス部とフランジ部との境界領域に位置し
た状態で、プレス成形品の筒状ボス部の増肉を行う。そ
のため筒状ボス部の周壁の据え込みが効果的に行われ、
筒状ボス部における欠陥の低減に貢献できる。さらにコ
スト高を誘発する鍛造工程を経ないため、価格の低廉化
に有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス成形品を成形するまでの過程を示す断面
図である。
【図2】プレス成形品を増肉する過程を示す断面図であ
る。
【図3】上パンチの断面図である。
【図4】蓋部を打ち抜いた状態のプレス成形品の断面図
である。
【図5】下ダイの第2リング状膨出部付近の断面図であ
る。
【図6】第2実施例に係り、プレス成形品を増肉する過
程を示す断面図である。
【図7】従来技術に係り、プレス成形品を増肉する過程
を示す断面図である。
【図8】別の従来技術に係り、プレス成形品を増肉する
過程を示す断面図である。
【図9】比較例1に係り、プレス成形品を増肉する過程
を示す断面図である。
【図10】比較例2に係り、プレス成形品を増肉する過
程を示す断面図である。
【符号の説明】
図中、13はプレス成形品、13aは筒状ボス部、13
dはフランジ部、2はプレス増肉装置、3は下ダイ、3
2は下パンチ挿入孔、36は第2リング状膨出部、4は
上ダイ、40は1加圧面、42は上パンチ挿入孔、5は
下パンチ、6は上パンチ、65は先端加圧面、66は第
1リング状膨出部をそれぞれ示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状ボス部と前記筒状ボス部から径外方向
    に延設されたフランジ部とをもつ金属製のプレス成形品
    と、 互いに対面して配置され前記プレス成形品の前記フラン
    ジ部を挟持する下ダイおよび上ダイと、 前記下ダイの下パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に挿入
    され前記プレス成形品の筒状ボス部内に進入可能な下パ
    ンチと、 前記上ダイの上パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に挿入
    され前記プレス成形品の筒状ボス部に対面可能な先端加
    圧面をもつ据え込み用の上パンチと、 前記上ダイと前記下ダイとで前記プレス成形品のフラン
    ジ部を挟むと共に、前記上ダイおよび前記下ダイを前記
    下パンチに対して相対的に下降させることにより、前記
    プレス成形品の筒状ボス部内に前記下パンチを進入させ
    る進入操作と、 進入操作後に、前記プレス成形品の前記筒状ボス部の周
    壁を据え込んで前記筒状ボス部の周壁の軸長寸法を短縮
    すると共に、前記筒状ボス部の周壁をこれの厚み方向に
    増肉する増肉操作とを順に実施するプレス成形品の据え
    込みプレス増肉方法であり、 前記上パンチの先端加圧面の外縁部には、前記プレス成
    形品に向けて下方に膨出すると共に前記筒状ボス部の周
    壁の投影軸端面に対面可能な第1リング状膨出部が形成
    されており、 前記増肉操作の際に、前記上パンチの前記先端加圧面の
    前記第1リング状膨出部を、前記プレス成形品の筒状ボ
    ス部の周壁に加圧して前記筒状ボス部の周壁の増肉を行
    うことを特徴とするプレス成形品の据え込みプレス増肉
    方法。
  2. 【請求項2】筒状ボス部と前記筒状ボス部から径外方向
    に延設されたフランジ部とをもつ金属製のプレス成形品
    と、 互いに対面して配置され前記プレス成形品の前記フラン
    ジ部を挟持する下ダイおよび上ダイと、 前記下ダイの下パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に挿入
    され前記プレス成形品の筒状ボス部内に進入可能な下パ
    ンチと、 前記上ダイの上パンチ挿入孔に相対的に昇降可能に挿入
    され前記プレス成形品の前記筒状ボス部に対面可能な先
    端加圧面をもつ据え込み用の上パンチと、 前記上ダイと前記下ダイとで前記プレス成形品の前記フ
    ランジ部を挟むと共に、前記上ダイおよび前記下ダイを
    前記下パンチに対して相対的に下降させることにより、
    前記プレス成形品の筒状ボス部内に前記下パンチを進入
    させる進入操作と、 進入操作後に、前記プレス成形品の筒状ボス部の周壁を
    据え込んで前記筒状ボス部の周壁の軸長寸法を短縮する
    と共に前記筒状ボス部の周壁をこれの厚み方向に増肉す
    る増肉操作とを順に実施するプレス成形品の据え込みプ
    レス増肉方法であり、 前記下ダイの前記下パンチ挿入孔の上面開口の内縁部に
    は、前記プレス成形品の筒状ボス部に向けて上向きに膨
    出する前記第2リング状膨出部が形成されており、 増肉操作の際に、前記下ダイの第2リング状膨出部が前
    記プレス成形品の前記筒状ボス部の周壁と前記フランジ
    部との境界領域に位置した状態で、前記プレス成形品の
    前記筒状ボス部の周壁の増肉を行うことを特徴とするプ
    レス成形品の据え込みプレス増肉方法。
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