JP2001293524A - 外周ビードのプレス成形金型及び成形方法 - Google Patents
外周ビードのプレス成形金型及び成形方法Info
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Abstract
成形方法に関し、外周にビードを有する製品をプレス成
形する場合に、工程数が少なく、且つ割れの発生を防止
可能とした外周ビードのプレス成形金型及び成形方法を
実現することを目的とする。 【解決手段】 深絞部11をプレス成形する第1工程
と、前記深絞部11の下部外周を2段形状となるように
絞り込む第2工程と、前記2段形状に形成した部分に深
絞り部11を押し込み、その際発生する肉余りを利用し
て深絞り部11の下部外周にビード12を形成する第3
工程の、諸工程より成るように構成する。
Description
成形金型及び成形方法に関する。詳しくは、深絞り部分
の外周にビードが形成されるプレス成形品をプレス成形
する場合に、そのプレス加工中に割れが発生しないよう
にした外周ビードのプレス成形金型及び成形方法に関す
る。
図5に示すようなプレス加工製品が用いられることがあ
る。この製品は、図5(a)の斜視図および(b)の断
面図に示すように、深絞り部1の外周にビード2が形成
され、その外周に取付け用のフランジ部3が形成された
形状をなしている。なお符号4はブランク、5は捨て抜
き線である。このような製品をプレス成形する場合、1
回の工程でプレス成形すると、ビード2が深絞り部1へ
の材料の流入を阻害するため、流入量不足となり割れが
発生する。
工方法が考えられている。その方法を図6により説明す
る。
すように、プランク4をプレスして深絞り部1を形成す
る。この場合の下隅のR部の曲率半径は材料の流入を円
滑にするため8mm程度とする。 次に、第2工程として、(b)図の如く下隅のR部
の曲率半径を所定寸法(2mm程度)に小さくプレス成
形する。また、絞り後のコーナー部は材料余りが多いと
次工程の割れにつながるため、第3工程として、図5に
示した捨て抜き線5でコーナー部の捨て抜きを行う。 次に、第4工程として、(c)図の如く、ビード2
の片側をプレス成形する。 次に、第5工程として、(d)図の如く、ビード2
の残りの片側をプレス成形する。最後に第6工程とし
て、外形線6で外形抜きを行い完成する。
レス加工方法では、工程数が6工程と多く、コストアッ
プの原因となる。本発明は上記従来の問題点に鑑み、外
周にビードを有するプレス加工製品をプレス成形する場
合に、工程数が少なく、且つ割れの発生を防止可能とし
た外周ビードのプレス成形金型及び成形方法を実現する
ことを目的とする。
ビードのプレス成形方法は、深絞部11をプレス成形す
る第1工程と、前記深絞部11の下部外周を2段形状と
なるように絞り込む第2工程と、前記2段形状に形成し
た部分に深絞り部11を押し込み、その際発生する肉余
りを利用して深絞り部11の下部外周にビード12を形
成する第3工程の、諸工程よりなることを特徴とする。
また、請求項2の外周ビードのプレス成形金型は、深絞
り部11が形成されたブランクの該深絞り部11の下部
外周を2段形状となるように絞り込む第1のプレス金型
と、前記2段形状に形成した部分に前記深絞り部11を
押し込んで該深絞り部11の外周にビード12を形成す
る第2の金型と、よりなることを特徴とする。
く、且つ割れの発生を防止可能とした外周ビードのプレ
ス成形金型及び成形方法が得られる。
ス成形方法により成形される製品の1例を示す図で、
(a)は斜視図、(b)は(a)図のb−b線における
断面図である。同図において、符号11は深絞り部であ
り、該深絞り部11の外周にはビード12が設けられ、
該ビード12の外側にはボルト孔を有するフランジ部1
2が形成されている。
法の実施の形態により図1に示した製品を成形する場合
を説明するための工程図である。本実施の形態は、 先ず、第1工程として、(a)図に示すように、プ
ランク10より深絞り部11をプレス成形する。この場
合、深絞り部11の下部のR部の曲率半径は大きくとっ
ている。 次に、第2工程として、(b)図の如く、ビード外
周の大きさに2段形状に絞り込む。同時に深絞り部11
の下部のR部の曲率半径を小さくする。 次に、第3工程として、(b)図の如く2段形状に
加工した部分を(c)図の如く、深絞り部11で下方に
押し込み、その時に発生する肉余りを利用することで最
終ビード形状12を成形する。
距離と、P1 からP2 までの距離が等しくなるように
(b)図の2段目の深さを設定する必要がある。この絞
形状の設定の詳細を次に説明する。
し、伸び率が5%以下に劣化する。従ってビードより内
側(P1 から内側)の周長を製品形状と等しくし、成形
し易い(b)図のような予備成形する工程が必要とな
る。なお、(b)図の形状設定時の注意点は、 下段外周のプロファイル(K1 )は成形曲外周と同
一にする。 下段高さ(h2 )=ビード高さ(h1 )×1.5と
する。ただしコーナー部(図1(a)のc部)は肉余り
によりビードの変形、下型ビードへの製品の食いつき等
が発生するためダイのR部の曲率半径及びポンチのR′
部の曲率半径を1.5〜2倍の大きさにすることが好ま
しい。
ス成形金型の実施の形態を示す図である。本実施の形態
は、図3に示す第1金型と図4に示す第2金型とよりな
る。第1金型は、前記外周ビードのプレス形成方法の第
2工程に使用される金型であり、図3に示すように、下
型20と上型21とよりなり、下型20は、下型ポンチ
22と下型クッション23とよりなり、下型ポンチ22
は下型台24に固定され、下型クッション23は機械ク
ッションピン25により上下可動となっている。
ド27とよりなり、上型ダイ26は上型台28に固定さ
れ、上型パッド27は上型台28に吊りボルト29によ
り上下可動に吊り下げられ、スプリング30により下向
きに押圧付勢されている。そして下型のポンチ22と上
型の上型ダイ26とは図2(b)で説明した2段形状に
絞ることができるような形状を有している。
成形方法の第3工程に使用される金型であり、図4に示
すように、下型31と上型32とよりなり、下型31は
下型台33に固定された固定下型ポンチ34と、下型台
33に製品取り出し用に上下移動可能とした可動下型ポ
ンチ35とよりなり、該下型ポンチ35の上面にはビー
ド成形用の凸部35aが形成されている。
パッド37とよりなり、上型ダイ36は上型台38に固
定され、上型パッド37は上型台38に上下可動に設け
られ、スプリング39により下方に付勢されている。ま
た該上型パッド37の下面にはビード成形用の凹部37
aが形成されている。なお符号40は該上型パッド37
用のストッパである。
ビードのプレス成形金型は図2で説明した外周ビードの
プレス成形方法に用いられて外周にビードが設けられる
プレス加工製品を、割れを発生させず、且つ少ない工程
で成形することができる。
び成形方法に依れば、アルミなどの伸率の悪いプレス材
であっても外周にビードが設けられるプレス加工製品
を、ビード完成形状の予備絞りとして段付き形状に絞る
ことにより、割れを発生させず、且つ少ない工程で成形
することができる。
成される製品の1例を示す図で、(a)は斜視図、
(b)は(a)図のb−b線における断面図である。
形態を説明するための図である。
の実施の形態を示す図で(a)は上型、(b)は下型を
それぞれ示す断面図である。
の実施の形態を示す図で(a)は上型、(b)は下型を
それぞれ示す断面図である。
で、(a)は斜視図、(b)は(a)図のb−b)線に
おける断面図である。
程を説明するための図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 深絞部(11)をプレス成形する第1工
程と、 前記深絞部(11)の下部外周を2段形状となるように
絞り込む第2工程と、 前記2段形状に形成した部分に深絞り部(11)を押し
込み、その際発生する肉余りを利用して深絞り部(1
1)の下部外周にビード(12)を形成する第3工程
の、諸工程よりなることを特徴とする外周ビードのプレ
ス成形方法。 - 【請求項2】 深絞り部(11)が形成されたブランク
の該深絞り部(11)の下部外周を2段形状となるよう
に絞り込む第1のプレス金型と、 前記2段形状に形成した部分に前記深絞り部(11)を
押し込んで該深絞り部(11)の外周にビード(12)
を形成する第2の金型と、よりなることを特徴とする外
周ビードのプレス成形金型。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008044420A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Takata Corp | エアバッグ装置及びそのリテーナ |
KR100836074B1 (ko) | 2007-04-05 | 2008-06-09 | 주식회사 유성에프티 | 서브프레임 컵의 제조방법 |
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CN104985058A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-10-21 | 中航飞机股份有限公司西安飞机分公司 | 一种板制对称的半弯管零件拉深成形方法及成形模具 |
CN107159770A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-09-15 | 泊头市兴达汽车模具制造有限公司 | 一种用于铝板制件的拉延方法 |
CN113953381A (zh) * | 2020-07-21 | 2022-01-21 | 上海交通大学 | 电辅助微落料拉深复合装置及工艺 |
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